説明

撮像装置、撮像方法およびプログラム

【課題】タッチパネルを用いて新規な操作入力を行うことができる撮像装置、撮像方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】タッチパネル209が出力した信号に基づいて、タッチパネル209上の初期タッチ位置の周辺に対応する表示部208の表示領域に、撮像装置1の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御部211dと、表示制御部211eが表示部208に表示させた操作情報の表示領域上でタッチパネル209が外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた操作情報に従って撮像装置1の撮影動作を制御する撮影制御部211eと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体を撮像して光電変換を行うことによって画像データを生成する撮像装置、撮像方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラ等の撮像装置においては、画像を表示する表示部の表示画面上にタッチパネルを設け、ユーザが撮影に関する操作をタッチパネルで行うことができる。
【0003】
また、ユーザがタッチパネルの表示画面にタッチする指の数や動作を検出し、この検出結果に応じた操作内容を実行する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2008−508601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年の撮像装置は、表示画面の拡大に伴って、外装体の表面に操作入力用の機械式スイッチ等を配置するスペースが無くなりつつある。このため、タッチパネルを用いた様々な操作入力の方法を提案することが求められている。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タッチパネルを用いて新規な操作入力を行うことができる撮像装置、撮像方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる撮像装置は、被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、を備えた撮像装置であって、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御部と、前記表示制御部が前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示領域は、前記初期タッチ位置を中心とする円環状の領域の一部であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記操作情報は、当該撮像装置の動作を調整する動作情報および前記画像のパラメータを調整する画像調整情報を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネルにおけるタッチ状態を判定するタッチ状態判定部をさらに備え、前記表示制御部は、前記タッチ状態判定部が前記タッチパネル上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出した場合、前記操作情報を表示させることを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記初期タッチ位置を含む領域を前記画像から切出してトリミング画像を生成するトリミング画像生成部をさらに備え、前記表示制御部は、前記タッチ状態判定部が前記タッチパネル上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出した場合、前記トリミング画像を前記表示部に表示させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記トリミング画像生成部が生成した前記トリミング画像に対し、前記操作情報に対応する画像処理を行って操作情報画像を生成する画像処理部をさらに備え、前記表示制御部は、前記画像処理部が生成した前記操作情報画像を前記操作情報として前記表示領域に表示させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明にかかる撮像方法は、被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、を備えた撮像装置が実行する撮像方法であって、前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップが前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明にかかるプログラムは、被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、を備えた撮像装置に実行させるプログラムであって、前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップが前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、タッチパネルから入力される信号に基づいて、表示制御部が初期タッチ位置の周辺に対応する表示部208の表示領域に、撮像装置1の撮影操作に関する操作情報を表示させ、撮影制御部が表示部によって表示された操作情報の表示領域上でタッチパネルがタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた操作情報に従って撮像装置の撮影動作を制御する。この結果、撮影者は、直感的な操作により、所望の撮影操作の入力を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の被写体に面する側の構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の撮影者に面する側の構成を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置が行う動作の概要を示すフローチャートである。
【図5】図5は、図4に示すタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】図6は、撮影者が撮像装置を用いて撮影する際にタッチパネルにタッチする状況を示す図である。
【図7】図7は、図6に示す状況下で撮像装置の背面側を示す斜視図である。
【図8】図8は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報の表示位置を模式的に説明する図である。
【図9】図9は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報の表示位置を算出する際の概要を説明する図である。
【図10】図10は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報の表示位置を算出する際の概要を説明する図である。
【図11】図11は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報の表示位置を算出する際の概要を説明する図である。
【図12】図12は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報の表示位置を算出する際の概要を説明する図である。
【図13】図13は、図9〜図11に示す状況を模式的に補足する図である。
【図14】図14は、図9〜図11に示す状況を模式的に補足する図である。
【図15】図15は、図9〜図11に示す状況を模式的に補足する図である。
【図16】図16は、表示制御部が操作情報を表示部に表示させる際の表示位置を算出する算出方法の概要を説明する図である。
【図17】図17は、表示制御部によって算出された操作情報の表示位置の端部が表示部の表示領域からはみ出す一例を示す図である。
【図18】図18は、表示制御部が表示部に表示させる操作情報としての帯部の一例を示す図である。
【図19】図19は、表示制御部が操作情報を表示部に表示させる際の表示位置を算出する別の算出方法の概要を説明する図である。
【図20】図20は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図21】図21は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図22】図22は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【図23】図23は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図24】図24は、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【図25】図25は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図26】図26は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図27】図27は、本発明の実施の形態4にかかる撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【図28】図28は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図29】図29は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【図30】図30は、表示部が表示する画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下の説明において、本発明にかかる撮像装置の一例として、デジタル一眼レフカメラを例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置1の被写体に面する側(前面側)の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置1の撮影者に面する側(背面側)の構成を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。図1〜図3に示す撮像装置1は、本体部2と、本体部
2に着脱自在なレンズ部3と、を備える。
【0019】
図1〜図3に示すように、本体部2は、撮像部201と、撮像駆動部202と、信号処理部203と、発光部204と、タイマー205と、第1通信部206と、操作入力部207と、表示部208と、タッチパネル209と、記憶部210と、制御部211と、を備える。
【0020】
撮像部201は、レンズ部3が集光した光を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子と、シャッタとを用いて構成される。
【0021】
撮像駆動部202は、レリーズ信号に応じて撮像部201を駆動させる。たとえば、撮像駆動部202は、所定のタイミングで撮像部201の撮像素子から画像データ(アナログ信号)を信号処理部203に出力させる。
【0022】
信号処理部203は、撮像部201から出力されるアナログ信号に増幅等の信号処理を施した後、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データ(RAWデータ)を生成して制御部211へ出力する。
【0023】
発光部204は、キセノンランプやLED(Light Emitting Diode)等を用いて構成される。発光部204は、撮像装置1が撮像する視野領域へ向けて補助光である光を照射する。
【0024】
タイマー205は、計時機能や撮影日時の判定機能を有する。タイマー205は、撮像された画像データに日時データを付加するため、制御部211へ日時データを出力する。
【0025】
第1通信部206は、本体部2に装着されるレンズ部3との通信を行うための通信インターフェースである。
【0026】
操作入力部207は、図1および図2に示すように、撮像装置1の電源状態をオン状態またはオフ状態に切換える電源スイッチ207aと、静止画撮影の指示を与えるレリーズ信号を入力するレリーズスイッチ207bと、撮像装置1に設定された各種撮影モードを切換える撮影モード切換スイッチ207cと、を有する。
【0027】
表示部208は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて実現される。表示部208は、画像データに対応する画像を表示する。表示部208は、撮像装置1の撮影動作に関する操作情報や撮影に関する撮影情報を表示する。
【0028】
タッチパネル209は、表示部208の表示画面上に設けられる。タッチパネル209は、撮影者が表示部208で表示される情報に基づいてタッチ(接触)した位置を検出し、この検出したタッチ位置に応じた信号を制御部211へ出力する。一般に、タッチパネルとしては、抵抗膜方式、静電容量方式および光学方式等がある。本実施の形態1では、いずれの方式のタッチパネルであっても適用可能である。
【0029】
記憶部210は、撮像装置1の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて実現される。記憶部210は、撮像装置1を動作させるための各種プログラムおよびプログラムの実行中に使用される各種データやパラメータ等を記憶する。記憶部210は、画像データを記憶するとともに、本体部2に装着可能なレンズ部3の情報およびレンズ部3の種類に応じた画像データの補正情報等を記憶する。なお、記憶部210は、外部から装着されるメモリカード等のコンピュータで読取可能な記憶媒体を含むものであってもよい。
【0030】
制御部211は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。制御部211は、操作入力部207からの指示信号およびタッチパネル209からの位置信号等に応じて撮像装置1を構成する各部に対する指示やデータの転送等を行って撮像装置1の動作を統括的に制御する。
【0031】
制御部211の詳細な構成について説明する。制御部211は、画像処理部211aと、顔検出部211bと、タッチ状態判定部211cと、表示制御部211dと、撮影制御部211eと、を有する。
【0032】
画像処理部211aは、信号処理部203から入力される画像データに対して各種の画像処理を施して記憶部210へ出力する。具体的には、画像処理部211aは、画像データに対して、少なくともエッジ強調、ホワイトバランス、色補正およびγ補正を含む画像処理を行う。画像処理部211aは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に従って画像データを圧縮し、圧縮した画像データを記憶部210に記憶させてもよい。
【0033】
顔検出部211bは、画像データに対応する画像に含まれる人物の顔をパターンマッチングによって検出する。なお、顔検出部211bは、人物の顔だけでなく、犬や猫等の顔を検出してもよい。さらに、顔検出部211bは、パターンマッチン以外の周知技術を用いて人物の顔を検出してもよい。
【0034】
タッチ状態判定部211cは、タッチパネル209が出力した位置信号に基づいて、タッチパネル209におけるタッチ状態を判定する。具体的には、タッチ状態判定部211cは、タッチパネル209上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出する。たとえば、タッチ状態判定部211cは、タッチパネル209から入力される位置信号が所定時間(たとえば1秒)連続してタッチパネル209の初期タッチ位置から所定範囲内を示し続けているか否かを判定することにより、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチし続けているか否かを判定する。
【0035】
表示制御部211dは、撮像装置1が撮影を行う際に、撮像装置1の撮影動作に関する操作情報を表示部208に表示させる。ここで、操作情報とは、撮像装置1の露出値を調整する露出値調整情報、画像のコントラストを調整するコントラスト調整情報、画像の階調を調整する階調調整情報、画像の明るさを調整する明るさ調整情報、絞り値を調整する絞り値調整情報、および撮影感度(ISO感度)を調整する撮影感度調整情報である。また、表示制御部211dは、タッチパネル209が出力する信号に基づいて、タッチパネル209上の初期タッチ位置の周辺に対応する表示部208の表示領域に、撮像装置1の撮影操作に関する操作情報を表示させる。具体的には、表示制御部211dは、タッチ状態判定部211cがタッチパネル209上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出した場合、初期タッチ位置の周辺に対応する表示部208の表示領域に、撮像装置1の撮影操作に関して選択可能な複数の操作情報を表示させる。たとえば、表示制御部211dは、撮影者がタッチパネル209に対し、タッチしたタッチ位置の周辺の表示領域に操作情報を表示部208に表示させる。
【0036】
撮影制御部211eは、レリーズ信号が入力された場合、撮像装置1における静止画撮影動作を開始する制御を行う。ここで、撮像装置1における静止画撮影動作とは、撮像駆動部202の駆動によって撮像部201が出力した画像データに対し、信号処理部203および画像処理部211aが所定の処理を施す動作をいう。このようにして処理が施された画像データは、撮影制御部211eによって記憶部210に記憶される。また、撮影制御部211eは、表示制御部211dが表示部208に操作情報を表示させている場合において、タッチパネル209が外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた操作情報に従って撮像装置1の撮影動作を制御する。具体的には、撮影制御部211eは、撮影者が表示部208によって表示されている操作情報の表示領域上をタッチした場合において、タッチパネル209から入力される位置信号に応じた操作情報に従って、撮像装置1の撮影動作、たとえば露出値や絞りを調整する。
【0037】
以上の構成を有する本体部2に対して、電子ビューファインダ(EVF)、音声入出力機能およびインターネットを介して外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)と双方向に通信を行う通信機能等を具備させてもよい。
【0038】
レンズ部3は、光学系301と、レンズ駆動部302と、絞り303と、絞り駆動部304と、レンズ操作部305と、レンズ記憶部306と、レンズ通信部307と、レンズ制御部308と、を備える。
【0039】
光学系301は、画角を変更するズームレンズおよびピント位置を調整するフォーカスレンズ等の複数のレンズを用いて構成される。光学系301は、所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を撮像部201に結像する。レンズ駆動部302は、ステッピングモータやDCモータ等を用いて構成される。レンズ駆動部302は、光学系301のレンズを光軸O上で移動させることにより、光学系301のピント位置や画角等の変更を行う。
【0040】
絞り303は、光学系301が集光した光の入射量を制限することにより露出の調整を行う。絞り駆動部304は、ステッピングモータ等を用いて構成される。絞り駆動部304は、絞り303を駆動することにより、撮像部201に入射する光の光量を調整する。
【0041】
レンズ操作部305は、レンズ部3のレンズ鏡筒の周囲に設けられるズームリングやピントリングであり、光学系301内のレンズを操作する信号が入力される。なお、レンズ操作部305は、プッシュ式のスイッチ等であってもよい。
【0042】
レンズ記憶部306は、光学系301の位置や動きを決定するための制御用プログラムを記憶する。レンズ記憶部306は、光学系301の倍率、焦点距離、収差およびF値(明るさNo)等を記憶する。
【0043】
レンズ通信部307は、レンズ部3が本体部2に装着されたときに、本体部2の第1通信部206と通信を行うための通信インターフェースである。
【0044】
レンズ制御部308は、CPU等を用いて構成される。レンズ制御部308は、本体部2からの指示信号に応じてレンズ部3の動作を制御する。
【0045】
以上の構成を有する撮像装置1が行う動作について説明する。図4は、本実施の形態1にかかる撮像装置1が行う動作の概要を示すフローチャートである。
【0046】
図4に示すように、まず、撮像装置1が撮影モードに設定されている場合(ステップS101:Yes)について説明する。この場合、表示制御部211dは、撮像部201が一定の微小な時間間隔で連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像を表示部208に表示させる(ステップS102)。
【0047】
続いて、タッチパネル209から入力される位置信号に従ってタッチパネル209に対する撮影者の操作内容を判定および操作内容に応じて撮影動作のパラメータを変更するタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理を実行する(ステップS103)。なお、タッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の内容については後述する。
【0048】
その後、レリーズスイッチ207bが操作されることにより、レリーズ信号が入力された場合(ステップS104:Yes)、撮影制御部211eは、静止画撮影の撮影を実行し(ステップS105)、撮影した画像データを記憶部210に記憶する(ステップS106)。
【0049】
ステップS106の後、制御部211は、電源スイッチ207aが操作されることにより撮像装置1の電源がオフ状態であるか否かを判断する(ステップS107)。撮像装置1の電源がオフ状態であると制御部211が判断した場合(ステップS107:Yes)、撮像装置1は、本処理を終了する。一方、撮像装置1の電源がオフ状態でないと制御部211が判断した場合(ステップS107:No)、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。
【0050】
ステップS104において、レリーズスイッチ207bを介して、レリーズ信号が入力されていない場合(ステップS104:No)、撮像装置1は、ステップS107へ移行する。
【0051】
つぎに、撮像装置1が撮影モードに設定されておらず(ステップS101:No)、撮像装置1が再生モードに設定されている場合(ステップS108:Yes)について説明する。この場合、表示制御部211dは、記憶部210が記憶する画像データに対応する画像を表示部208に再生させる(ステップS109)。
【0052】
続いて、所定時間(たとえば3秒)内に表示部208が表示する画像の切換操作が行われた場合(ステップS110:Yes)、表示制御部211dは、表示部208が表示する画像を次の画像に切換える(ステップS111)。その後、撮像装置1は、ステップS109へ戻る。
【0053】
ステップS110において、所定時間内に表示部208が表示する画像の切換操作がない場合(ステップS110:No)、撮像装置1は、ステップS107へ移行する。
【0054】
ステップS108において、撮像装置1が再生モードに設定されていない場合(ステップS108:No)、撮像装置1は、ステップS107へ移行する。
【0055】
つぎに、図4に示したステップS103のタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理について説明する。図5は、図4に示すタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【0056】
図5に示すように、まず、制御部211は、タッチパネル209がタッチを検出したか否かを判断する(ステップS201)。
【0057】
図6は、撮影者が撮像装置1を用いて撮影する際にタッチパネル209にタッチする状況を示す図である。図7は、図6に示す状況下で撮像装置1の背面側を示す斜視図である。図6および図7に示すように、たとえば、制御部211は、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn(n=自然数)の略中央に位置する主要被写体A1に対し、人差し指F1でタッチしたか否かを判断する。具体的には、制御部211は、タッチパネル209から位置信号が入力されたか否かを判断する。タッチパネル209がタッチを検出したと制御部211が判断した場合(ステップS201:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS202へ移行する。一方、タッチパネル209がタッチを検出していないと制御部211が判断した場合(ステップS201:No)、撮像装置1は、図4に示すメインルーチンへ戻る。
【0058】
ステップS202において、制御部211は、表示部208が撮像装置1の撮影操作に関して選択可能な操作情報を表示しているか否かを判断する。表示部208が撮像装置1の撮影操作に関して選択可能な操作情報を表示していると制御部211が判断した場合(ステップS202:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS208へ移行する。一方、表示部208が撮像装置1の撮影操作に関して選択可能な操作情報を表示していないと制御部211が判断した場合(ステップS202:No)、撮像装置1は、後述するステップS203へ移行する。
【0059】
ステップS203において、タッチ状態判定部211cは、撮影者がタッチパネル209に対し、ほぼ同じ位置でタッチを継続しているか否かを判定する。具体的には、タッチパネル209から入力される位置信号がタッチパネル209のほぼ同じ位置を示し続けているか否かを判定する。撮影者がタッチパネル209に対し、ほぼ同じ位置でタッチを継続しているとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS203:Yes)、撮像装置1は、ステップS204へ移行する。一方、撮影者がタッチパネル209に対し、ほぼ同じ位置でタッチを継続していないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS203:No)、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0060】
ステップS204において、表示制御部211dは、タッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、表示部208に表示させる操作情報の表示位置を算出する。
【0061】
ここで、表示制御部211dが表示部208に表示させる操作情報の表示位置の算出方法について説明する。図8は、表示制御部211dが表示部208に表示させる操作情報の表示位置を模式的に説明する図である。図9〜図12は、表示制御部211dが表示部208に表示させる操作情報の表示位置を算出する際の概要を説明する図である。図13〜図15は、図9〜図11に示す状況を模式的に補足する図である。また、図13〜図15において、手首より先の関節部分を「○」で表現し、骨を直線で表示する。なお、図8〜図15においては、人差し指と親指との関係に基づいて説明するが、たとえば中指と親指または薬指と人差し指であってもほぼ同様である。
【0062】
図8に示すように、表示制御部211dは、撮影者の人差し指F1がタッチパネル209にタッチしている状態で、人差し指F1を中心にして親指F2を動かせる軌跡上であって、人差し指F1と親指F2とが所定の距離を保てる表示領域上に操作情報として帯部K1を表示部208に表示させる。具体的には、図8および図9に示すように、表示制御部211dは、撮影者が人差し指F1を中心にして親指F2を動かせる軌跡によって定まる半径Rfの円弧上の表示領域に操作情報として帯部K1を表示部208に表示させる。
【0063】
また、図9および図10に示すように、人差し指F1と親指F2との距離Rfが狭まることで距離Rf0になった場合、タッチパネル209は、人差し指F1のタッチ位置および親指F2のタッチ位置が近接するため、人差し指F1および親指F2それぞれのタッチ位置を正確に検出することが難しくなる。さらに、図10に示すように、人差し指F1と親指F2との距離が狭い場合、撮影者は、人差し指F1を中心にして親指F2を円弧状に動かしたときの操作域も狭まる。これに対して、図9に示す状態から人差し指F1と親指F2との距離を徐々に大きくしていき、表示部208の表示領域から外れた場合、タッチパネル209は、人差し指F1と親指F2とのタッチ位置を検出することができない。
【0064】
また、図11に示すように、撮影者は、手首をひねることができるため、様々なタッチ操作を行うことが可能である。しかしながら、撮影者は、撮影を行う場合、被写体のブレを防止するため、片方の手(左手)で撮像装置1を固定しつつ、タッチ操作を行わなければならない。このため、図13に示すように、撮影者は、人差し指F1を中心にして親指F2の付け根付近の間接部分までで操作する方が無理なく、さりげなく簡単である。
【0065】
また、図9および図11に示すような状態では、撮影者は、人差し指F1と親指F2との距離を確保するため、手首から親指F2の先端に向う全ての関節を伸ばしきってしまう(図13を参照)。このため、撮影者は、人差し指F1を中心して親指F2を回転させる場合、手首を動かすような操作になってしまう。
【0066】
これに対して、図12に示すような状態では、撮影者は、人差し指F1および親指F2の関節が緩やかに曲げられている(図14を参照)。このため、図14および図15に示すように、撮影者は、人差し指F1および親指F2それぞれの関節に余裕があるため、手首を回さずに、人差し指F1を中心にして親指F2でタッチしながらスライド操作を行うことができる。具体的には、人差し指F1と親指F2との距離Rfは、たとえば3cm程度となり、図12の角度θ1は、45度程度となる。
【0067】
このように、表示制御部211dは、図11に示すような撮影者が手首を使って大きく動かすのではなく、手首より先または指の関節を動かすだけで撮影者が操作可能な表示部208の表示領域に操作情報を表示部208に表示させる。具体的には、表示制御部211dは、人差し指F1でタッチパネル209をタッチした初期タッチ位置を中心とする円環状の領域の一部に表示領域に操作情報を表示させる。
【0068】
図16は、表示制御部211dが操作情報を表示部208に表示させる際の表示位置を算出する算出方法の概要を説明する図である。図16においては、表示部208の表示画面における左下を原点とし、表示部208の横方向をx軸とし、縦方向をy軸とする座標系として考える。
【0069】
図16に示すように、表示制御部211dは、撮影者の人差し指F1がタッチパネル209にタッチされた位置の座標Aを(xf,yf)とした場合、操作情報を表示する表示領域の端部を点B(xb,yb)および点C(xc,yc)としたとき、以下の式によって点Bおよび点Cを算出する。
b=yf−ΔRf ・・・(1)
になる。同様に、
c=xf−1/21/2 ・・・(2)
になる。また、
c=yf−1/21/2 ・・・(3)
になる。
【0070】
このように、表示制御部211dは、式(1)〜(3)を用いて、撮影者の人差し指F1がタッチパネル209にタッチされた位置(点A)を基準に、操作情報を表示する表示位置(点B,点C)を算出する。
【0071】
図5に戻り、ステップS205以降の説明を続ける。ステップS205において、制御部211は、表示制御部211dによって算出された操作情報の表示位置が表示部208の表示領域内で表示可能であるか否かを判断する。たとえば、図17に示すように、表示制御部211dによって算出された操作情報の表示位置の端部(点B,点C)の少なくとも一方が表示部208の表示領域からはみ出す場合、制御部211は、表示制御部211dによって算出された表示位置に操作情報を表示できないと判断する。なお、図17に示す状況では、制御部211は、点Bおよび点Cのどちらも表示部208の表示領域からはみ出すため、表示制御部211dによって算出された表示位置に操作情報を表示できないと判断する。表示制御部211dによって算出された表示位置に操作情報を表示可能であると制御部211が判断した場合(ステップS205:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS206へ移行する。一方、表示制御部211dによって算出された表示位置に操作情報を表示可能でないと制御部211が判断した場合(ステップS205:No)、撮像装置1は、後述するステップS207へ移行する。
【0072】
ステップS206において、表示制御部211dは、算出した点Bと点Cとを結ぶ直線上に帯部K1を表示部208に表示させる。具体的には、図18に示すように、表示制御部211dは、点Bと点Cとを結ぶ直線上に帯部K1を表示部208に表示させる。その後、撮像装置1は、図4に示すメインルーチンへ戻る。
【0073】
ステップS205において、表示制御部211dによって算出された表示位置に操作情報を表示可能でないと制御部211が判断した場合(ステップS205:No)について説明する。この場合、表示制御部211dは、表示部208の表示領域の所定の位置に操作情報を表示部208に表示させる(ステップS207)。
【0074】
図19は、表示制御部211dが操作情報を表示部208に表示させる際の表示位置を算出する別の算出方法の概要を説明する図である。図19においては、表示部208の表示画面における左下を原点とし、表示部208の横方向をx軸とし、縦方向をy軸とする座標系として考える。
【0075】
図19に示すように、表示制御部211dは、表示部208の画面右上の位置の座標Dを(x1,y1)、表示部208の画面右下の位置の座標を(x1,0)とした場合、操作情報を表示する表示領域の端部を点D(xd,yd)および点E(xe,ye)としたとき、以下の式によって点Dおよび点Eを算出する。
d=0.9×x1 ・・・(4)
になる。同様に、
d=0.9×y1 ・・・(5)
になる。また
e=0.9×x1 ・・・(6)
になる。同様に、
e=0.1×y1 ・・・(7)
になる。
【0076】
このように、表示制御部211dは、式(4)〜(7)を用いて、操作情報を表示する表示位置(点D,点C)を算出し、この算出した点Dと点Eとを結ぶ直線上に帯部K2を表示部208に表示させる。その後、撮像装置1は、図4に示すメインルーチンへ戻る。
【0077】
ステップS202において、表示部208が操作情報を表示していると制御部211が判断した場合(ステップS202)について説明する。この場合、タッチ状態判定部211cは、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続しているか否かを判断する(ステップS208)。撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続しているとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS208:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS209へ移行する。一方、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続していないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS208:No)、撮像装置1は、後述するステップS211へ移行する。
【0078】
ステップS209において、タッチ状態判定部211cは、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の帯部K1にタッチしたか否かを判定する。撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の帯部K1にタッチしたとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS209:Yes)、撮影制御部211eは、撮影者が帯部K1にタッチしたタッチ位置に従って、撮像装置1が撮影する画像の露出を補正する(ステップS210)。具体的には、撮影制御部211eは、図20に示すように、撮影者が帯部K1にタッチしたタッチ位置に従って、絞り駆動部304を駆動することにより、ライブビュー画像の露出値を調整する。図20(a)に示す状況では、撮影者は、表示部208が表示するライブビュー画像Wnが暗いため、帯部K1をタッチすることにより、露出値をプラス側にする調整を行う(図20(b))。その後、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0079】
ステップS209において、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の帯部K1にタッチしていないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS209:No)、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0080】
ステップS208において、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続していないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS208:No)について説明する。この場合、制御部211は、表示部208が操作情報としての帯部K1を表示してから所定時間(5秒)経過したか否かを判断する(ステップS211)。表示部208が操作情報としての帯部K1を表示してから所定時間経過していると制御部211が判断した場合(ステップS211:Yes)、表示制御部211dは、表示部208が表示しているライブビュー画像Wn上の操作情報としての帯部K1を削除する(ステップS212)。その後、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。一方、表示部208が操作情報としての帯部K1を表示してから所定時間経過していないと制御部211が判断した場合(ステップS211:No)、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0081】
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、タッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、撮影者の一つの指がほぼ同じ位置でタッチ状態を維持しているとタッチ状態判定部211cが判定した場合、表示制御部211dがタッチ位置の周辺における表示領域に撮像装置1の撮影操作に関して選択可能な操作情報を表示部208に表示させ、撮影制御部211eが表示部208によって表示された操作情報の表示領域上でタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた操作情報に従って撮像装置1の撮影動作を制御する。この結果、撮影者は、直感的な操作により、所望の撮影操作の入力を行うことができる。
【0082】
さらに、本発明の実施の形態1によれば、撮影者が表示部208に表示される操作情報としての帯部K1に対し、アナログ的なスライド操作を行うことで、リアルタイムで画像の変化を確認することができる。
【0083】
なお、本発明の実施の形態1では、表示制御部211dは、表示部208に操作情報と帯状で表示部208に表示させていたが、たとえば所定の幅を有する円弧状で表示部208に表示させてもよい。
【0084】
また、本発明の実施の形態1では、操作情報として露出値を調整する場合に説明したが、たとえばコントラスト、階調、彩度、シャッタスピードおよび撮影感度等の各種撮影操作に用いることができる。この場合、たとえば、撮影者が親指F2でタッチパネル209をタッチするタッチ回数に基づいて、表示制御部211dが撮影操作の内容を順次変更するようにしてもよい。具体的には、表示制御部211dは、コントラスト、階調、彩度、シャッタスピード、撮影感度および露出値の順で表示部208に表示させてもよい。
【0085】
また、本発明の実施の形態1では、撮像装置1の撮影モードにおいてタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理を行っていたが、撮影した画像データを表示部208で再生する再生モードにおいても適用することができる。
【0086】
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。本発明の実施の形態2にかかる撮像装置は、制御部の構成が上述した撮像装置と異なる。さらに、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の内容が異なる。このため、以下においては、上述した実施の形態1と異なる構成を説明後、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置によるタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の内容について説明する。なお、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0087】
図21は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置100の構成を示すブロック図である。図21に示すように、撮像装置100は、本体部400と、レンズ部3と、を備える。
【0088】
本体部400は、撮像部201と、撮像駆動部202と、信号処理部203と、発光部204と、タイマー205と、第1通信部206と、操作入力部207と、表示部208と、タッチパネル209と、記憶部210と、制御部401と、を備える。
【0089】
制御部401は、画像処理部211aと、顔検出部211bと、タッチ状態判定部211cと、表示制御部211dと、撮影制御部211eと、トリミング画像生成部401fと、を有する。
【0090】
トリミング画像生成部401fは、タッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置を含む領域を切出してトリミング画像を生成する。具体的には、トリミング画像生成部401fは、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像上をタッチしたタッチ位置を含み、所定の大きさ、たとえば表示部208の表示領域の16分の1の領域を有する大きさで切出したトリミング画像を生成する。なお、トリミング画像の大きさは適宜設定することができる。
【0091】
つぎに、本実施の形態2にかかる撮像装置100が行う図4のステップS103におけるタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理について説明する。図22は、タッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【0092】
図22において、ステップS301〜ステップS303は、上述したステップS201〜ステップS203それぞれに対応する。
【0093】
ステップS304において、トリミング画像生成部401fは、タッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置を含む領域をライブビュー画像から切出してトリミング画像を生成する。
【0094】
続いて、表示制御部211dは、表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の所定の位置に、トリミング画像生成部401fが生成したトリミング画像を表示部208に表示させる(ステップS305)。具体的には、図23に示すように、表示制御部211dは、表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上における所定の位置、たとえば画面の左上にトリミング画像T1を表示部208に表示させる。これにより、撮影者は、タッチパネル209を介して所望の被写体にタッチをすることで、被写体が指で隠れるようなことがあっても、トリミング画像T1で確認することができる。ステップS305の後、撮像装置1は、ステップS306へ移行する。
【0095】
ステップS306〜ステップS314は、ステップS205〜ステップS212それぞれに対応する。
【0096】
以上説明した本発明の実施の形態2では、トリミング画像生成部401fがタッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置を含む領域をライブビュー画像Wnから切出してトリミング画像を生成し、表示制御部211dが表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上における所定の位置にトリミング画像T1を表示部208に表示させる。これにより、撮影者は、所望の被写体が指で隠れるようなことがあっても、トリミング画像T1で確認しながら、直感的な操作により、所望の撮影操作の入力を行うことができる。
【0097】
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。本発明の実施の形態3は、上述した実施の形態2と同様の構成を有し、撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理のみ異なる。このため、以下において、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置によるタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理を説明する。なお、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0098】
図24は、本実施の形態3にかかる撮像装置100が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【0099】
図24において、ステップS401〜ステップS404は、上述したステップS301〜ステップS304それぞれに対応する。
【0100】
ステップS405において、画像処理部211aは、操作情報画像としてトリミング画像生成部401fが生成したトリミング画像の露出値をプラス側とマイナス側にそれぞれ画像処理を施した補正画像を生成する。
【0101】
ステップS406〜ステップS407は、上述したステップS204〜ステップS205それぞれに対応する。
【0102】
ステップS408において、表示制御部211dは、点Cに画像処理部211aがプラス側に露出補正を施したプラス側露出補正画像を表示し、点Bに画像処理部211aがマイナス側に露出補正を施したマイナス側露出補正画像を表示し(ステップS409)、点Bと点Cとを結ぶ直線上の中間地点にトリミング画像生成部401fが生成したトリミング画像を表示する(ステップS410)。具体的には、図25に示すように、表示制御部211dは、点Cにプラス側露出補正画像T2、点Bにマイナス側露出補正画像T3および点Cと点Bとを結ぶ直線上の中間地点にトリミング画像T1をそれぞれライブビュー画像Wn上に表示させる。これにより、撮影者は、露出値が異なる画像を直感的に把握することができ、露出値が調整された所望の画像をタッチすることで容易に露出値を調整することができる。ステップS410の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0103】
ステップS411において、表示制御部211dは、表示部208の表示領域の所定の位置に操作情報として露出値が異なる各画像を表示部208に表示させる。具体的には、図26に示すように、表示制御部211dは、表示部208の表示領域の所定の位置に操作情報として露出値が異なる各画像を表示部208に表示させる。ステップS411の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0104】
ステップS412〜ステップS416は、ステップS310〜ステップS314それぞれに対応する。
【0105】
以上説明した本発明の実施の形態3では、表示制御部211dが画像処理部211aによって生成されたプラス側露出補正画像、マイナス側補正露出画像およびトリミング画像を操作情報として表示部208に表示させる。この結果、撮影者は、露出値が異なる画像を直感的に把握しながら、露出値が調整された所望の画像をタッチすることで容易に露出値を調整することができる。
【0106】
なお、本発明の実施の形態3では、表示制御部211dが操作情報として露出値を調整した露出値補正画像を表示する場合を説明したが、たとえばコントラスト、階調、彩度および撮影感度等を調整した各種画像を表示することも可能である。さらに、表示制御部211dは、画像処理部211aが複数の画像処理を組み合わせた特殊効果処理(アートフィルタ)、たとえば少なくともソフトフォーカス処理またはシェーディング処理を施した特殊効果画像を操作情報として表示部208に表示させてもよい。
【0107】
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4について説明する。本発明の実施の形態4は、上述した実施の形態2と同様の構成を有し、撮像装置が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理のみ異なる。このため、以下において、本発明の実施の形態4にかかる撮像装置によるタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理を説明する。なお、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0108】
図27は、本実施の形態4にかかる撮像装置100が行うタッチパネル操作判定・パラメータ変更処理の概要を示すフローチャートである。
【0109】
図27において、ステップS501〜ステップS505は、上述したS201〜ステップS205それぞれに対応する。
【0110】
ステップS506において、制御部401は、表示部208によって表示されているライブビュー画像に対し、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔があるか否かを判断する。具体的には、制御部401は、顔検出部211bがライブビュー画像から検出した顔の表示位置と、タッチパネル209から入力される位置信号とがほぼ一致するか否かを判断する。撮影者がタッチしたタッチ位置に顔があると制御部401が判断した場合(ステップS506:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS507へ移行する。一方、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔がないと制御部401が判断した場合(ステップS506:No)、撮像装置1は、後述するステップS508へ移行する。
【0111】
ステップS507において、表示制御部211dは、点Bと点Cとを結ぶ直線上に人に対応した操作情報の項目を表示部208に表示させる。具体的には、図28に示すように、表示制御部211dは、露出補正アイコンH1と、色補正アイコンH2と、背景ぼかしアイコンH3と、美顔アイコンH4と、デカ目アイコンH5と、くっきりアイコンH6とを操作情報として表示部208に表示させる。露出補正アイコンH1は、画像の露出値の調整を受け付けるアイコンである。
【0112】
色補正アイコンH2は、画像の色補正の調整を受け付けるアイコンである。背景ぼかしアイコンH3は、撮影者がタッチした被写体を中心にピントを合わせることで背景のぼけの調整を受け付けるアイコンである。美顔アイコンH4は、被写体の肌色部分の細かいコントラストを滑らかにして肌のきめ細かさの調整を受け付けるアイコンである。デカ目アイコンH5は、撮影者がタッチした被写体の目の大きさの調整を受け付けるアイコンである。くっきりアイコンH6は、撮影者がタッチした被写体の各パーツの輪郭の強調の調整を受け付けるアイコンである。ステップS507の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0113】
ステップS508において、表示制御部211dは、点Bと点Cとを結ぶ直線上に風景に対応した操作情報の項目を表示部208に表示させる。具体的には、図29に示すように、表示制御部211dは、彩度調整アイコンH11と、ぼけ調整アイコンH12とを操作情報として表示部208に表示させる。
【0114】
彩度調整アイコンH11は、画像の彩度の調整を受け付けるアイコンである。ぼけ調整アイコンH12は、画像のぼけの調整を受け付けるアイコンである。ステップS508の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0115】
ステップS509において、制御部401は、表示部208によって表示されているライブビュー画像に対し、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔があるか否かを判断する。撮影者がタッチしたタッチ位置に顔があると制御部401が判断した場合(ステップS509:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS510へ移行する。一方、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔がないと制御部401が判断した場合(ステップS509:No)、撮像装置100は、後述するステップS511へ移行する。
【0116】
ステップS510において、表示制御部211dは、表示部208の所定の位置に人に対応した操作情報の項目(図28を参照)を表示部208に表示させる。その後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0117】
ステップS511において、表示制御部211dは、表示部208の所定の位置に風景に対応した操作情報の項目(図29を参照)を表示部208に表示させる。その後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0118】
ステップS512において、タッチ状態判定部211cは、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続しているか否かを判定する。撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続しているとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS512:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS513へ移行する。一方、撮影者がタッチパネル209のほぼ同じ位置でタッチを継続していないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS512:No)、撮像装置1は、後述するステップS518へ移行する。
【0119】
ステップS513において、タッチ状態判定部211cは、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像上における操作情報の項目をタッチしたか否かを判断する。たとえば、タッチ状態判定部211cは、表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上における操作情報のアイコンH1〜H6(図28を参照)のいずれかをタッチしたか否かを判断する。撮影者が操作情報の項目をタッチしたとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS513:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS514へ移行する。一方、撮影者が所定時間(たとえば3秒)以内に操作情報の項目をタッチしていないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS513:No)、撮像装置1は、後述するステップS518へ移行する。
【0120】
ステップS514において、表示制御部211dは、撮影者がタッチした項目を拡大して表示部208に表示させ、点Bと点Cとを結ぶ直線上にタッチした項目に対応した帯部を表示部208に表示させる(ステップS515)。具体的には、図30に示すように、表示制御部211dは、撮影者が露出補正アイコンH1をタッチした場合、露出補正アイコンH1をライブビュー画像Wn上の左上に拡大して表示するとともに、露出補正アイコンH1に対応した帯部K1を表示部208に表示させる。
【0121】
続いて、タッチ状態判定部211cは、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の帯部K1にタッチしたか否かを判定する(ステップS516)。撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wnの帯部K1にタッチしたとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS516:Yes)、撮影制御部211eは、撮影者が帯部K1にタッチしたタッチ位置に従って、撮像装置100が撮影する画像のパラメータを変更する(ステップS517)。その後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0122】
ステップS516において、撮影者が表示部208によって表示されているライブビュー画像Wn上の帯部K1にタッチしていないとタッチ状態判定部211cが判定した場合(ステップS516:No)、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻る。
【0123】
ステップS518〜ステップS519は、上述したステップS211〜ステップS212にそれぞれ対応する。
【0124】
以上説明した本発明の実施の形態4では、表示制御部211dがタッチパネル209から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔検出部211bによって検出された顔が含まれる場合、人に対応した操作情報の項目を表示部208に表示させる一方、撮影者がタッチしたタッチ位置に顔検出部211bによって検出された顔が含まれない場合、風景に対応した操作情報の項目を表示部208に表示させる。これにより、撮影者は、所望の被写体に適した撮影操作を行うことができる。
【0125】
(その他の実施の形態)
また、上述した実施の形態では、特許請求の範囲、明細書および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」や「つぎに、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【0126】
また、上述した実施の形態では、撮像装置としてデジタルカメラとして説明していたが、たとえばデジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラおよび2つの撮影機能を有する携帯電話やタブレット型携帯機器等の電子機器にも適用することができる。
【符号の説明】
【0127】
1,100 撮像装置
2,400 本体部
3 レンズ部
201 撮像部
202 撮像駆動部
203 信号処理部
204 発光部
205 タイマー
206 第1通信部
207 操作入力部
208 表示部
209 タッチパネル
210 記憶部
211,401 制御部
211a 画像処理部
211b 顔検出部
211c タッチ状態判定部
211d 表示制御部
211e 撮影制御部
401f トリミング画像生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、を備えた撮像装置であって、
前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、
前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御部と、
前記表示制御部が前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記表示領域は、前記初期タッチ位置を中心とする円環状の領域の一部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記操作情報は、当該撮像装置の動作を調整する動作情報および前記画像のパラメータを調整する画像調整情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネルにおけるタッチ状態を判定するタッチ状態判定部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記タッチ状態判定部が前記タッチパネル上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出した場合、前記操作情報を表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の撮像装置。
【請求項5】
前記初期タッチ位置を含む領域を前記画像から切出してトリミング画像を生成するトリミング画像生成部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記タッチ状態判定部が前記タッチパネル上の初期タッチ位置から所定範囲内で一定時間継続してタッチされているタッチ状態を検出した場合、前記トリミング画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記トリミング画像生成部が生成した前記トリミング画像に対し、前記操作情報に対応する画像処理を行って操作情報画像を生成する画像処理部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記画像処理部が生成した前記操作情報画像を前記操作情報として前記表示領域に表示させることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、を備えた撮像装置が実行する撮像方法であって、
前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップが前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御ステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法。
【請求項8】
被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、を備えた撮像装置に実行させるプログラムであって、
前記タッチパネルが出力した前記信号に基づいて、前記タッチパネル上の初期タッチ位置の周辺に対応する前記表示部の表示領域に、当該撮像装置の撮影操作に関する操作情報を表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップが前記表示部に表示させた前記操作情報の表示領域上で前記タッチパネルが外部からの物体のタッチを検出した場合、検出したタッチ位置に応じた前記操作情報に従って当該撮像装置の撮影動作を制御する撮影制御ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2013−21409(P2013−21409A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151195(P2011−151195)
【出願日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】