説明

新規ピペリジン誘導体

LDL受容体発現増強作用を有し、高脂血症や動脈硬化等の治療剤として有用な、下記式(1)で表される化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学上許容される塩を提供する。[式中、m、n、及びpは独立して0〜4の整数を表すが、3≦m+n≦8である。Xは窒素原子または式:C−R15で表される基を、Yは置換もしくは無置換の芳香族基等を、R15、R、R、R、R、R、R、およびRは、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基等を、Zは、水素原子、シアノ基等を表す。]


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1):

〔式中、m、n、及びpは独立して0〜4の整数を表す。ただし、3≦m+n≦8である。
Xは窒素原子または式:C−R15で表される基を表す。
15は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−NR1920(R19およびR20は互いに独立して、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、−NR21−(R21は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含む、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基)を表すか、またはR19およびR20が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR22−(R22は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該飽和環状アミノ基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表す。)で表される基を表す。
Yは置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−C(=O)R(Rは、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、または置換もしくは無置換の芳香族基を表す。)で表される基を表す。
は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、−NR23−(R23は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含む、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−C(=O)R14(R14は、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、または置換もしくは無置換の芳香族基を表す。)で表される基を表す。
、R、R、R、R、およびRは、
同一または異なって、また複数ある場合にはそれぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基、置換もしくは無置換のアラルキルオキシ基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキルオキシ基を表すが;
とR、RとR、およびRとRの組み合わせから選ばれる1つまたは複数の組み合わせがそれぞれ独立してオキソ基を表すこともでき;
とRが一緒になってアルキレンを表すこともでき;
、R、RおよびRのうちのいずれか2つが隣接する炭素原子上にある場合、それらは2重結合を形成することができる。
Zは、水素原子、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、フタルイミド基、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のベンジルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキルオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキルオキシ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基、置換もしくは無置換の低級アルコキシ基、置換もしくは無置換の低級アルカノイルオキシ基、置換もしくは無置換の低級アルキルチオ基、置換もしくは無置換の低級アルキルスルフィニル基、置換もしくは無置換の低級アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のベンゼンスルホニルオキシ基、または置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニルアミノ基を表すか、または式:−NR10(RおよびR10は互いに独立して、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表すか、またはRおよびR10が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR11−(R11は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該飽和環状アミノ基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表す。)で表される基を表す。〕
で表される化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する低密度リポタンパク受容体発現増強剤。
【請求項2】
高脂血症または動脈硬化治療剤である、請求項1記載の低密度リポタンパク受容体発現増強剤。
【請求項3】
式(1’):

〔式中、m、n、及びpは独立して0〜4の整数を表す。ただし、3≦m+n≦8である。
Xは窒素原子または式:C−R15で表される基を表す。
15は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−NR1920(R19およびR20は互いに独立して、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、−NR21−(R21は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含む、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基)を表すか、またはR19およびR20が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR22−(R22は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該飽和環状アミノ基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表す。)で表される基を表す。
Y’は置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−C(=O)R8a(R8aは、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、または置換もしくは無置換の芳香族基を表す。)で表される基を表す。
は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、−NR23−(R23は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含む、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)、置換もしくは無置換の芳香族基、または式:−C(=O)R14(R14は、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、または置換もしくは無置換の芳香族基を表す。)で表される基を表す。
、R、R、R、R、およびRは、
同一または異なって、また複数ある場合にはそれぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基、置換もしくは無置換のアラルキルオキシ基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキルオキシ基を表すが;
とR、RとR、およびRとRの組み合わせから選ばれる1つまたは複数の組み合わせがそれぞれ独立してオキソ基を表すこともでき;
とRが一緒になってアルキレンを表すこともでき;
、R、RおよびRのうちのいずれか2つが隣接する炭素原子上にある場合、それらは2重結合を形成することができる。
Zは、水素原子、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、フタルイミド基、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のベンジルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキルオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキルオキシ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基、置換もしくは無置換の低級アルコキシ基、置換もしくは無置換の低級アルカノイルオキシ基、置換もしくは無置換の低級アルキルチオ基、置換もしくは無置換の低級アルキルスルフィニル基、置換もしくは無置換の低級アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のベンゼンスルホニルオキシ基、または置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニルアミノ基を表すか、または式:−NR10(RおよびR10は互いに独立して、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表すか、またはRおよびR10が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR11−(R11は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該飽和環状アミノ基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表す。)で表される基を表す。
但し、Y’およびRが共に無置換フェニル基である場合、Zはシアノ基ではない。〕
で表される化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Xが窒素原子であり、かつRとRが一緒になってアルキレンを表すか、またはXが式:C−R15で表される基である、請求項3記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Y’が置換もしくは無置換の芳香族基である、請求項3から4のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項6】
が置換もしくは無置換の芳香族基である、請求項5記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項7】
Y’が置換もしくは無置換のフェニル基、または置換もしくは無置換のピリジル基である、請求項6記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項8】
がフェニル基、ピリジル基、ピリミジル基、ベンズオキサゾリル基、またはベンズチアゾリル基であり、これらの基は置換されていてもよい、請求項7記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項9】
が置換されたフェニル基または置換されたピリジル基であって、該フェニル基またはピリジル基の置換基が、水酸基および低級アルコキシ基から選ばれ、該置換基は1または複数、同一または異なって存在する、請求項8記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項10】
Xが式:C−R15で表される基であり、R15が式:−NR1920で表される基である、請求項3から5のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項11】
式:−NR1920で表される基において、R19が水素原子であり、R20が置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表すか、または式:−NR1920で表される基が、R19およびR20が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR22(R22は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表す、請求項10記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項12】
15が式:−NR1920で表される基であり、R19が水素原子を表し、R20が置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表し、かつR15とY’がトランスの幾何異性体で表される基である、請求項10記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項13】
20が置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基である、請求項12記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項14】
20が置換ベンジル基であり、該置換基がスルファモイル基である、請求項12記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項15】
15が式:−NR1920で表される基であり、R19が水素原子を表し、R20が、−NR21−(R21は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個、または酸素原子1個を含む、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表し、かつR15とY’がトランスの幾何異性体で表される基である、請求項10記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項16】
15が式:−NR1920で表される基であり、式:−NR1920で表される基が、R19およびR20が互いに結合して、それらが結合する窒素原子とともに、環中にさらに−NR22−(R22は水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置換の低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアラルキル基、または置換もしくは無置換のヘテロアリールアルキル基を表す。)を1個含んでもよい、環を構成する炭素原子数が3から8個の飽和環状アミノ基(当該飽和環状アミノ基の炭素原子上に置換基が存在していてもよい)を表し、かつR15とY’がシスの幾何異性体で表される基である、請求項10記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項17】
、R、R、R、R、およびRのすべてが水素原子であるか、またはRとR、RとR、およびRとRの組み合わせから選ばれる1つまたは複数の組み合わせがそれぞれ独立してオキソ基を表し他は全て水素原子を表す、請求項9から16のいずれか一項に載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項18】
、R、R、およびRのすべてが水素原子を表し、RとRが一緒になってオキソ基を表すかまたは両方が水素原子を表す、請求項17記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項19】
Zが水酸基、シアノ基、低級アルコキシ基または式:−NR10で表される基である、請求項18記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項20】
Y’が置換されたフェニル基であって、該フェニル基の置換基が水酸基および低級アルコキシ基から選ばれ、1または複数、同一または異なって存在する、請求項19記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項21】
Zがシアノ基である、請求項3から20のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項22】
mが2または3であり、nが2であり、R、R、R、R、R、およびRのすべてが水素原子である、請求項3から21のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項23】
pが0である、請求項3から22のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項24】
請求項3から23のいずれか一項に記載の化合物もしくのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項25】
請求項3から23のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、低密度リポタンパク受容体発現増強剤。
【請求項26】
請求項3から23のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、高脂血症または動脈硬化治療剤。
【請求項27】
治療を必要とする患者に、請求項3から23のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学上許容される塩の有効量を投与することからなる、高脂血症または動脈硬化の治療方法。
【請求項28】
高脂血症または動脈硬化治療剤の製造のための、請求項3から23のいずれか一項に記載の化合物もしくはそのプロドラッグ、またはそれらの薬学上許容される塩の使用。

【国際公開番号】WO2005/037269
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【発行日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−514885(P2005−514885)
【国際出願番号】PCT/JP2004/015773
【国際出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【出願人】(000183370)住友製薬株式会社 (29)
【Fターム(参考)】