説明

方位検出器

【課題】弱い磁力を検出でき、電気回路の増幅率を上げることなく、羅針盤内磁石は集磁器や周囲の磁性金属の影響を受けることなく方位の狂わない高信頼性の、しかも簡単安価に実現し得る方位検出器を提供する。
【解決手段】両側に集磁器21ax,21bxを配置した第1のホール素子S1xと、両側に集磁器21ay,21byを配置した第2のホール素子S1yとを、互いに直交し、かつ四辺形の相隣る2辺となる位置に配置し、かつ前記四辺形の他の相隣る2辺に、前記第1と第2のホール素子の両側に設けた集磁器21ax,21bx、及び21ay,21byに磁気バランスさせた集磁器22ax、22bxおよび22ay,22byを設け、前記第1のホール素子と第2のホール素子からの電気信号により方位を求める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、羅針盤表面上に載置して羅針盤内磁石の磁力を電気的に計測し方位を検出するのに好適な方位検出器、特に船などの移動体に搭載して自動操舵に用いられる方位検出器に関する。
【背景技術】
【0002】
羅針盤を用いた方位検出器は、船体の動揺や振動の影響を少なくするため、羅針盤内液体の浮力により浮かせた磁石が、船が航行する場合、常に地磁気の南北を磁針が指すように地磁気の磁力線によって自在に回転することにより生じる磁力変化を、フラックスゲート型磁気センサを用いて電気的に導出し、船の進行方位を検出するようにしている。
この種方位検出器に使用されるフラックスゲート型磁気センサとして、例えば図10に示すように励磁コイル2bを巻回したZ方向の軸心を有するトロイダルコア2cと、このトロイダルコア2cに対してX軸方向の軸心を有するX方向の検出コイル2xと、Y方向の軸心を有するY方向の検出コイル2yとを有するフラックスゲート型磁気センサ2と、励磁コイル2bにパルス励磁信号を与える励磁回路3と、検出コイル2xからの検出信号を処理するX方向信号処理系4xと、検出コイル2yからの検出信号を処理するY方向信号処理系4yと、X方向信号処理系4xからの信号とY方向信号処理系4yからの信号とを受けて進行方向の方位を演算する方位演算部5と、からなる方位検出器が開示されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平6−14912号公報
【特許文献2】実開平6−50757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように従来の方位検出器では、高感度磁気センサとしてフラックスゲート型磁気センサが広く用いられて来たが、近年、以下の問題点が生じている。
1).励磁回路より励磁コイルに一定の正弦波または,矩形波を印加し、検出コイルで磁力の強弱によって変化するインダクタンスの変化を検出するため、高周波ノイズが発生し、海上等で交信する無線通信の送受信に大きな影響を与えるおそれがある。
2).磁気センサの構造としてトロイダルコアなどのコアに励磁コイル、検出コイルを巻回する巻線を使用するため、磁気の検出、ひいては方位検出器の小型、薄型化が困難である。
3).同じく励磁コイル、検出コイルなどの巻線を使用するため断線などの可能性があり、使用上、信頼性に劣る。
4).トロイダルコアに励磁コイル、検出コイルを巻いて磁力を検出するためコイルの巻回作業が生産性を低くし、低価格化が困難である。
そこで、フラックスゲート型磁気センサを用いることによる問題点を解消するために、本願発明者等は、フラックスゲートに変えてホール素子や磁気抵抗素子などの磁気センサ素子を使用することを試みた。
これにより、小型・薄型化、及び高周波ノイズの軽減が可能になったものの、次の問題点がある。
1).方位を検出する基となる羅針盤内磁石の磁力が弱いため、検出自体が困難である。
2).羅針盤内磁石の磁力が弱く、ホール素子などの素子の出力電圧が小さいため、信号処理部(電気回路)の増幅率を上げねばならず、電子部品の周囲温度による特性への影響やドリフトなどにより、検出精度の安定性、信頼性に劣る。
そこで本願発明者等は、羅針盤内磁石の磁力の弱さにも対応し得るように、ホール素子の両側に2方向に集磁器を配置することを試みた。これにより、ホール素子近傍の羅針盤内磁石の磁力は集磁器に集束されてホール素子に導かれるため検出の困難性は解消されたが、なお次の問題点が残された。
1).X方向とY方向の十字方向に磁気センサ素子を配置する場合、プリント基板の同一面内にX方向とY方向の磁気センサを配置できず、プリント基板の上下に配置する形状となり、羅針盤内の磁石からそれぞれの磁気センサ素子までの距離が変わるため信号処理部(電気回路)の増幅率が異なり、温度特性などの安定性が欠ける。
またプリント基板の上下面に配置される信号処理部(電気回路)の増幅率が異なるため、上下逆(片方向のみ)に取り付けて使用することが出来ない。
2).プリント基板の同一面に集磁器をX方向,Y方向の2方向配置する場合、集磁器の磁性体により羅針盤内液体の浮力により浮いて自在に回転(地磁気方向に)する磁石の磁力線が崩れ、磁石と集磁器の間で吸引力が働き、地磁気の方向とは異なる力が働き、磁石が正しい位置から回転し、大きな検出誤差を発生する。
また、羅針盤の周辺に鉄など磁性金属があると、その磁性体により磁力線が歪められ、大きな検出誤差が発生する。これらにより羅針盤の方位が狂い信頼性に欠ける。
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、弱い磁力に対して検出することができ、信号処理部(電気回路)の増幅率を上げることなく、集磁器の影響や周囲の磁性金属などの影響を受けずに、羅針盤の方位が狂わない高信頼性の、しかも簡単、安価に実現し得る方位検出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の方位検出器は、上記課題を解決するために、各々の両側にそれぞれ集磁器を
配置した第1と第2の磁気センサ素子を、互いに直交し、かつ四辺形の相隣る二辺となる位置に配置し、前記四辺形の他の相隣る二辺に、前記第1と第2の磁気センサ素子の両側に設けた集磁器にバランスさせた集磁器を設け、前記第1と第2の磁気センサ素子からの電気信号により方位を求めることを特徴とする。
【0006】
この発明の方位検出器では、磁気センサとして、フラックスゲートなどを使用することなく磁気センサ素子を使用するので、構成が簡単で安価な方位検出器を実現できる。また、それぞれの磁気検出面の両側に集磁器を配置した第1と第2の磁気センサ素子を、四辺形の相隣る2辺に互いに直行するように設置するとともに他の四辺の相隣る2辺にバランス用の集磁器を設置するので、それぞれ近傍を通過する羅針盤内磁石の磁力線は常にバランスをもって集磁器に集束されるので、集磁器の影響や周囲の磁性金属の存在などに乱されることなく、方位を正しく検出できる。
この発明の方位検出器において、集磁器は、棒状の磁性体からなるものを使用することが望ましい。
また、この発明の方位検出器において、集磁器は、保持力が小さく、かつ透磁率が高い磁性材を使用することが望ましく、純鉄、珪素鉄、フェライト、パーマロイ、アモルファス等を使用すると良い。
また、この発明の方位検出器において、磁気センサ素子は、ホール素子、磁気抵抗素子等が使用される。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、磁気センサ素子としてホール素子を用い、かつホール素子への羅針盤内磁石の磁力を集磁器により集束するので、簡単かつ安価な構成で、極めて低い磁界を検出できる。
また、集磁器を、磁気センサ素子を配置する四辺形の相隣る2辺以外の他の相隣る2辺にも設けるので、羅針盤内磁石は集磁器の影響を受けることなく、方位を正しく検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施形態に係る方位検出器の設置状態を示す概略図である。
【図2】同実施形態方位検出器に使用される磁気検出用のホール素子を示す外観斜視図である。
【図3】同実施形態方位検出器のホール素子を含む磁気検出素子の回路構成を示す回路図である。
【図4】同実施形態方位検出器のホール素子と集磁器の配置状態を示す平面図である。
【図5】同実施形態方位検出器において、羅針盤を回転させた場合の2つの磁気センサ素子の出力変化を示す図である。
【図6】同実施形態方位検出器の集磁器装着前のプリント基板の表面図である。
【図7】同実施形態方位検出器の集磁器装着前のプリント基板の裏面図である。
【図8】同実施形態方位検出器の集磁器装着後のプリント基板の表面図である。
【図9】同実施形態方位検出器の概略回路構成を示すブロック図である。
【図10】従来の方位検出器に使用されているフラックスゲートの概略構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る方位検出器の設置状態を示す概略図である。ここで示す方位検出器11は、羅針盤12の外容器13の上端部より中心を通り橋設される支持板14上に設置されている。船の自動操舵のための方位検出に使用される場合には、支持板14が船の一定方向に固定されるように羅針盤12が設置される。
羅針盤12内の液体の浮力により浮かせて設けられる磁石15が地磁気の磁力線に吸引され、磁石15のN極が地磁気のS極に、磁石15のS極が地磁気のN極を指すように船の船首方向の変化に応じて磁石15が自在に回転する。
このように、羅針盤12に方位検出器11を設けること自体は、従来の方位検出器と特に変わるところはない。また、この実施形態方位検出器11においても、図10に示す方位検出器と同様のX方向磁気センサ素子とY方向磁気センサ素子とを備え、磁石15による磁気をX方向磁器センサ素子とY方向磁気センサ素子とで検出し,X方向磁気センサ素子とY方向磁気センサ素子の出力から磁石15のN極/S極方向、つまり地磁気方向に対する船の進行方向である方位を検出する。
この実施形態方位検出器の特徴は、磁気センサとしてフラックスゲートなどのように励磁コイル、検出コイルなどを有するものではなく、入力磁気に応じた電気信号を検出する磁気センサ素子、例えばホール素子S1を用い、かつ、このホール素子S1の両側に羅針盤内磁石の地磁気の磁力線をホール素子に誘導する集磁器21a、21bを備えたことである。ここで使用する磁気センサ素子は、ホール素子に代え、磁気抵抗素子など、他の磁気センサ素子であっても良い。
この実施形態方位検出器11に使用するX方向用の磁気センサ、Y方向用の磁気センサは、いずれも図2に示すように磁気センサチップ素子としてホール素子S1を使用し、このホール素子S1の両側に棒状の集磁器21a,21bが配置されている。
この磁気センサ素子としてホール素子S1を用いた磁気センサの回路20を図3に示す。この回路において、電源Vccは抵抗R1を介してホール素子S1のプラス電源側に接続され、電源Veeは、抵抗R2を介してホール素子S1のマイナス電源側に接続されている。またホール素子S1のプラス電圧出力端子は抵抗R4を介して増幅器IC1の+入力端子に接続され、ホール素子S1のマイナス電圧出力端子は抵抗R3を介して増幅器IC1の入力端子に接続されている。
また、電源Vcc−Vee間に可変抵抗VR1が接続され、この可変抵抗VR1の可変端子が抵抗R6を介して増幅器IC1の+入力端子に接続されている。増幅器IC1の−入力端子と出力端子OUT間に抵抗R5と可変抵抗VR2の直列回路が接続されている。
ホール素子S1に、例えばN極の磁気が印加されるとホール効果により、抵抗R4に接続された端子側にプラスの電圧が、抵抗R3に接続された端子側にマイナスの電圧が発生する。また逆にホール素子S1にS極が印加されると、N極の場合と逆極性の電圧が発生する。そして、このホール素子S1の出力電圧は抵抗R4,R3を介して増幅器IC1で増幅されて出力端子OUTより入力磁気に応じた電圧が出力される。
この回路において、可変抵抗VR1は、増幅器IC1のオフセットやホール素子S1の不平衡電圧を調整するためのもので、磁気センサの検出方向が地磁気に対して直交、即ち検出面が東西に向いているとき、ホール素子S1に対し無磁気の状態となり、ホール素子S1の出力電圧が発生しないため、出力端子OUTの電圧値を任意のオフセット値に調整するためのものである。
又、可変抵抗VR2は、ホール素子S1の出力電圧のバラツキを増幅器IC1で増幅率を調整するためのもので、磁気センサの検出面が地磁気に対して平行、即ち検出面が南北に向いているとき、ホール素子S1の出力電圧が最大値又は最小値となるため、出力端子OUTの電圧値を任意でゲイン値に調整するためのものである。そのゲインの計算としては
Vout=−Vin×(R5+VR2)÷R3
となる。
この実施形態方位検出器では、図3の磁気センサ20の回路を2個、X方向検出用,Y方向検出用として羅針盤12の中心Oに対し、磁気センサの検出方向が同一面内にて直交するように配置する。この場合のX方向検出用としてのホール素子S1x、及び集磁器21ax,21bxと,Y方向検出用としてのホール素子S1y、及び集磁器21ay,21byとを、図4に示すようにプリント基板23上で、90度、つまり各々が四辺形の相隣る2辺に位置する直交方向に配置する。
また、ホール素子S1x,S1yの近傍の集磁器21ax、21bx、21ay、21yの磁性体により磁力バランスが崩れないように、集磁器21ax、21bx、と集磁器21ay,21byを四辺形の相隣る2辺に設けるに対し、四辺形の他の相隣る2辺に集磁器22ax,22bx、22ay,22byを配置する。集磁器21ax,21bx,21ay,21by、22ax,22bx、22ay,22byは、いずれも円柱状の棒で同じ径、長さのものを使用している。また、これら集磁器は、保持力が小さく、かつ透磁率の高い磁性材使用するのが望ましく、純鉄、珪素鉄、フェライト、パーマロイ、アモルファス等を使用すると良い。
図4には図示していないが、集磁器を装着前のホール素子、回路素子を実装したプリント基板の表面図を図6に、又その裏面図を図7に、さらに集磁器を装着したプリント基板の表面図を図8に、それぞれ示すように増幅器IC1、可変抵抗器VR1,VR2、及び抵抗R1〜R6は、プリント基板23の表裏に実装されている。また、集磁器21ax,21bx、・・・、22byは、プリント基板23上に装着した四辺形状の枠板23aに固定されている。
この実施形態方位検出器は、回路ブロック図を図9に示すように、上記した特徴あるX方向磁気センサ20x及びY方向磁気センサ20yと、このX方向磁気センサ20x及びY方向磁気センサ20yの出力を増幅する増幅器24x、24yと、増幅器24x、24yの出力をデジタルデータに変換して出力するA/Dコンバータ25x,25yと、これらA/Dコンバータ25x,25yからのデータを取込み、方位を求める演算を行う演算器(マイクロコンピュータ)26と、検出データ・演算データを記憶する記憶部(Read Only Memory)27を備える。
以上の実施形態方位検出器において、羅針盤11を回転させた場合、方位検出器の直交に配置した一方の磁気センサ20xより、増幅器24xを経て、その出力端子には正弦(以下sinθ)波形の電圧が出力され、他方の磁気センサ20yより、増幅器24yを経て。その出力端子には、電気角90度の位相差で余弦(以下cosθ)波形の電圧が出力される。これら出力波形を図5に示す。
両磁気センサ20x,20yおよび両増幅器24x、24yを経ての両出力sinθ,cosθをA/Dコンバータ25x,25yに入力することにより、デジタル化したsinθ(以下Dsinθ)とcosθ(以下Dcosθ)の電圧がA/Dコンバータ25x、25yから出力され、出力されたDsinθとDcosθを演算器26に入力することにより、種々の計算を行うことが出来る。
演算器26において、DsinθをDcosθで割ることによりデジタル化された正接(以下Dtanθ)のデータを演算することが出来る。また、DcosθをDsinθで割ることによりデジタル化された逆正接(以下Dtan―1θ)のデータを演算することができる。
演算器25にてDtanθのデータが±1以上であればDtan―1θのデータに切り替え、同様にDtan―1θのデータの±1以上であれば、Dtanθのデータに切り替えることにより、360度連続したデータを得ることができる。
羅針盤12を360度回転した場合、磁気センサ20x,20yにより出力されたDsinθ,Dcosθ、及びDtanθ,Dtan―1θのデータにより絶対角度が検出でき、方位を検出することが可能である。
また記憶部27に検出データを記憶させ、この記憶データを活用して演算することにより、絶対角度の0度をどの位置にすることもできる。
なお、上記実施形態においては、羅針盤に設置し、羅針盤内磁石により磁気を検出して方位を検出する方位検出器について説明したが、この発明は地磁気を直接検出して方位を検出する方位検出器にも適用できる。
【符号の説明】
【0010】
11 方位検出器
12 羅針盤
15 羅針盤の磁石
S1x X方向用ホール素子
S1y Y方向用ホール素子
21ax,21bx 、21ay、21by
素子用集磁器
22ax,22bx、22ay、22by
バランス用集磁器
23 プリント基板
23a 集磁器装着用枠板
24x,24y 増幅器
25x,25y A/Dコンバータ
26 演算器
27 記憶部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々の両側にそれぞれ集磁器を配置した第1と第2の磁気センサ素子を、互いに直交し、かつ四辺形の相隣る2辺となる位置に配置し、
前記四辺形の他の相隣る2辺に、前記第1と第2の磁気センサ素子の両側に設けた集磁器にバランスさせた集磁器を設け、
前記第1と第2の磁気センサ素子からの電気信号により方位を求めることを特徴とする方位検出器。
【請求項2】
前記集磁器は棒状の磁性材からなることを特徴とする請求項1記載の方位検出器。
【請求項3】
前記集磁器は、保持力が小さく,透磁率が高い磁性材を使用することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の方位検出器。
【請求項4】
前記磁気センサ素子は、ホール素子であることを特徴とする請求項1記載の方位検出器。
【請求項5】
前記磁気センサ素子は、磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1記載の方位検出器。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−230603(P2010−230603A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80762(P2009−80762)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(591075951)センサテック株式会社 (20)
【Fターム(参考)】