説明

有機EL表示装置および携帯電話機

【課題】薄型化およびコストダウンが可能な有機EL表示装置および携帯電話機を提供する。
【解決手段】スクリーン11は、有機ELモジュール1を保護するとともに、その表示内容を確認するための窓であって、UVカット機能及び偏光機能を有する。すなわち、UVカット機能は、スクリーン11に入射した外来光のうち、紫外線波長領域の光が、有機ELモジュール1に照射されるのを防ぐ機能である。また、偏光機能は、スクリーン11から入射した自然光が陰極22で反射した場合に、その反射光を遮断する機能である。光を透過することが必要であることから、スクリーン11として、一般にアクリルやポリカーボネートなどの樹脂が用いられるが、ガラスであってもよい。スクリーン11の表面に、ハードコート処理などの表面強化処理や、ARコート処理やアンチグレア処理などの反射防止処理を施してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL(Electroluminescence )表示装置および携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機等の携帯通信端末装置が著しく普及している。携帯電話機の機能には、音声の送受信機能だけでなく、インターネットへのアクセス、電子メールやカメラで撮像された静止画像・動画像の送受信等の数多くの機能がある。これらの機能を利用するための表示デバイスとして、有機EL素子を用いた表示デバイスの開発が進んでいる。
【0003】
有機EL表示装置においては、有機薄膜が紫外線により劣化することが知られている。有機EL表示装置の表示能力や耐久性を確保するためには、有機薄膜の劣化を回避することが重要である。
【0004】
なお、保護膜を形成することにより、有機薄膜の劣化を回避できる有機EL表示装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2004−192969号公報(段落0026−0031)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図5は、一般的な携帯通信端末装置における有機EL表示装置の断面を示す断面図である。図5に示す携帯通信端末装置は、有機ELモジュール1と、基板7と、フレーム8と、両面テープ9と、筐体10と、スクリーン11と、クッション12と、偏光板13とを備える。有機ELモジュール1は、ガラス2と、封止缶3と、ドライバIC4と、遮光テープ5と、フレキシブル基板6とを含む。
【0007】
偏光板13は、ガラス2に貼り付けられる。ガラス2は、ガラス基板であって、電極および有機薄膜が積層され、有機EL素子として動作する。偏光板13は、有機薄膜が紫外線により劣化することを防止するとともに、電極の配線が有機モジュール1の表面から見えないようにするための偏光機能を有する。
【0008】
特許文献1に記載された方式を図5に例示された有機EL表示装置に適用した場合には、基板の電極等の積層面と反対側の面に、保護膜と偏光板とが積層される。そのため、保護膜の厚みが携帯通信端末装置の厚みに直接影響し、携帯通信端末装置の大型化につながる可能性がある。また、保護膜形成のためのコストや、保護膜とガラスとの間の洗浄処理にかかるコストが必要となるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、薄型化およびコストダウンが可能な有機EL表示装置および携帯電話機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による有機EL表示装置は、有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な有機EL表示装置であって、スクリーンは、有機EL素子における反射光を遮断する偏光機能と、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明による有機EL表示装置は、有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な有機EL表示装置であって、スクリーンは、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能を備えるとともに、有機EL素子を視認できない範囲の透過率を有することを特徴とする。
【0012】
スクリーンに、表面強化処理または反射防止処理が施されてもよい。そのような構成によれば、スクリーンを保護し、光源の映り込みを低減することができる。
【0013】
本発明による携帯電話機は、有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な携帯電話機であって、スクリーンは、有機EL素子における反射光を遮断する偏光機能と、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明による携帯電話機は、有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な携帯電話機であって、スクリーンは、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能を備えるとともに、有機EL素子を視認できない範囲の透過率を有することを特徴とする。
【0015】
スクリーンに、表面強化処理または反射防止処理が施されてもよい。そのような構成によれば、スクリーンを保護し、光源の映り込みを低減することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、有機EL表示装置および携帯電話機に偏光板を備える必要がないため、有機EL表示装置および携帯電話機の薄型化およびコストダウンを図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
実施の形態1.
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による携帯通信端末装置における有機EL表示装置の断面を、携帯通信端末装置における基板7とともに示す断面図である。図1に示す有機EL表示装置は、有機ELモジュール1と、フレーム8と、両面テープ9と、筐体10と、スクリーン11と、クッション12とを備える。なお、図1において、有機ELモジュール1は、太線で囲まれた部分を示す。また、基板7には、携帯通信端末装置を制御するための回路素子が搭載されている。
【0018】
有機ELモジュール1は、ガラス2と、封止缶3と、ドライバIC4と、遮光テープ5と、フレキシブル基板6とを含む。
【0019】
ガラス2は、ガラス基板であって、陽極(ITO)21(図2参照。)と陰極(金属)22(図2参照。)および有機薄膜23(図2参照。)が接合され、有機EL素子として動作する。
【0020】
図2は、有機EL素子の構造の例を説明するための説明図である。図2に例示する有機EL素子は、基板となるガラス2に、陽極21と、有機薄膜23と、陰極22とが順に積層される。有機薄膜23は、陽極21と陰極22との間に積層される。例えば、陽極21が陰極22よりも高電位となるように両極間に所定電圧(発光開始電圧)以上の電圧を印加すると、有機薄膜23に電流が流れ、発光する。なお、図1において、ガラス2は、陽極21が接合された面がスクリーン11の反対側の面となるように設置される。
【0021】
封止缶3は、電極の酸化を防ぐための蓋である。封止缶3は、ガラス材料であってもよい。その場合には、ガラス2との接着部分から湿気が入ってくるため、内部に乾燥剤を有することにより、電極の酸化を防止することができる。
【0022】
ドライバIC4は、電極を駆動するための駆動装置である。ドライバIC4は、発光させるべき有機EL素子が存在する電極に定電流を流すことにより、表示を制御する。遮光テープ5は、ドライバIC4の誤動作を防止するためのテープである。
【0023】
フレキシブル基板(FPC)6は、ガラス2と基板7とを電気的および機械的に接続する。特に、基板7とドライバIC4とを電気的に接続する。ただし、図1において、FPC6とドライバIC4とを接続する配線は記載省略されている。FPC6は、例えば、コネクタを用いたり熱加圧圧着などの方法によってガラス2と基板7とを接続する。
【0024】
有機ELモジュール1は、金属または樹脂製のフレーム8によって、物理的に保護されるとともに位置決めされ、両面テープ9によって基板7に固定される。また、有機ELモジュール1は、筐体10とスクリーン11によって物理的に保護される。クッション12は、防塵対策としてスクリーン11と有機ELモジュール1との間に設置され、ゴミや異物の進入を防ぐ。
【0025】
スクリーン11は、有機ELモジュール1の表示内容を確認するための窓であって、UV(Ultraviolet )カット機能および偏光機能を有する。そのため、本発明による携帯通信端末装置における有機EL表示装置では、偏光板を備える必要がない。
【0026】
UVカット機能は、例えば、約400nm以下の波長の電磁波(紫外線)を吸収する機能である。すなわち、UVカット機能は、スクリーン11に入射した外来光のうち、紫外線波長領域の光が、有機薄膜23に照射されるのを防ぐ機能である。
【0027】
偏光機能は、例えば、スクリーン11から入射した外来光が陰極22で反射した場合に、その反射光を遮断する機能である。陰極22における反射光を遮断することにより、スクリーン11から、電極や配線等が見えないようにすることができる。
【0028】
スクリーン11は、例えば、偏光機能を有するアクリル板に、紫外線を遮断するための金属を蒸着させることにより実現される。すなわち、スクリーン11として、偏光機能およびUVカット機能を有する樹脂製品などを利用することができる。また、偏光機能を有していないアクリル板等を用いる場合には、例えば、アクリル板等に偏光フィルムを貼り付けることによって、偏光機能を有するものを得ることができる。
【0029】
スクリーン11は、一般に、携帯電話機等に要求される強度を確保するために、0.5mm〜1.0mm程度の厚みを有する。また、UVカット機能および偏光機能を有する偏光板は、一般に0.1mm〜0.2mm前後の厚みを有する。したがって、UVカット機能および偏光機能を備えたことによるスクリーン11の厚みへの影響はない。
【0030】
光を透過することが必要であることから、スクリーン11として、一般にアクリルやポリカーボネートなどの樹脂が用いられるが、ガラスであってもよい。なお、ガラスを用いる場合は、強度を確保するために、強化ガラスを用いるか、飛散防止フィルムを付加することが望ましい。また、いずれの材料を用いる場合であっても、スクリーン11の表面に、ハードコート処理などの表面強化処理や、AR(Anti-Reflective )コート処理やアンチグレア処理などの反射防止処理を施してもよい。
【0031】
以上に説明したように、第1の実施の形態によれば、有機EL表示装置に偏光板を備える必要がない。したがって、有機EL表示装の薄型化およびコストダウンを図ることができるという効果がある。
【0032】
実施の形態2.
次に、本発明の第2の実施の形態を図1を参照して説明する。一般に、有機ELモジュールに必要とされる偏光板の機能は、先に述べたように、紫外線による有機EL素子の有機薄膜の劣化を防止するとともに、有機EL素子に形成される電極の配線が有機モジュールの表面から見えないようにすることである。そのため、本来、偏光機能はなくてもよい。
【0033】
また、スクリーン11が偏光機能を有する場合、偏光サングラスの使用者が、有機ELモジュール1の表示を見ることができないという問題がある。
【0034】
第2の実施の形態では、スクリーン11は、第1の実施の形態と同様にUVカット機能を有するが、偏光機能は有さないものとする。
【0035】
スクリーン11は、例えば、偏光機能を有さないアクリル板に、紫外線を遮断するための金属を蒸着させることにより実現される。すなわち、スクリーン11として、UVカット機能を有する樹脂製品などを利用することができる。
【0036】
なお、第2の実施の形態において、スクリーン11は、ガラス2に形成される電極の配線が有機モジュール1の表面から見えない範囲の透過率を有することが望ましい。スクリーン11の透過率を下げる場合、有機ELモジュール1は、一般に表示コントラストを高めるために黒く着色されるが、黒色以外でもよい。また、スクリーン11に、ハーフミラー等の加工を施してもよい。
【0037】
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果に加えて、偏光サングラスの使用者も、有機EL表示装置の表示を見ることができるという効果がある。また、偏光機能を有するフィルタは、国内数社の企業によるシェアが高く、コストが高いため、偏光機能を除くことにより、更なるコストダウンを図ることができる。
【0038】
実施の形態3.
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。図3は、本発明による有機EL表示装置を搭載可能な携帯電話機100の一例を示す正面図である。図3に示す携帯電話機100は、上部外側筐体110と、補助スクリーン111と、カメラ112と、アンテナ113とを備える。
【0039】
携帯電話機100は、例えば、折り畳み可能な携帯電話機であって、通信機能を有し、アンテナ113を介して移動通信網の基地局と無線通信を行う。上部外側筐体110は、折り畳み時に上部外側となる筐体である。カメラ112は、CCD等の撮像素子を含み、被写体を撮像してディジタルデータに変換する処理などの各種の処理を実行する。
【0040】
以下の説明では、上部外側筐体110が、第1の実施の形態における筐体10に対応し、補助スクリーン111が、第1の実施の形態におけるスクリーン11に対応する場合、すなわち、補助スクリーン111の下部に設けられる補助表示部が第1の実施の形態における有機EL表示装置で実現されている場合を例にして説明する。
【0041】
補助スクリーン111は、補助的な表示を行う補助表示部(図示せず。)の表示内容を確認するためのスクリーンであって、折り畳み時に上部外側となる側に設置される。補助表示部は、有機ELモジュール1(図1参照。)を含む表示部である。補助スクリーン111は、UVカット機能および偏光機能を有する。
【0042】
すなわち、補助スクリーン111は、UVカット機能として、補助スクリーン111に入射した外来光のうち、紫外線波長領域の光が、有機ELモジュール1に含まれる有機薄膜23(図1参照。)に照射されるのを防ぐ機能を有する。
【0043】
また、補助スクリーン111は、偏光機能として、補助スクリーン111から入射した外来光が、有機ELモジュール1に含まれる陰極22(図1参照。)で反射した場合に、その反射光を遮断する機能を有する。陰極22における反射光を遮断することにより、補助スクリーン111から、電極や配線等が見えないようにすることができる。
【0044】
上記の説明では、補助スクリーン111がUVカット機能および偏光機能を有する場合を例示したが、主要な表示を行う主表示部に設置される主スクリーンであってもよい。
【0045】
図4は、本発明による有機EL表示装置を搭載可能な携帯電話機100の開いた状態の一例を示す斜視図である。なお、図4に示された状態は、図3に示された携帯電話機100を開いた状態に相当する。図4に示す携帯電話機100は、図3に示された上部外側筐体110とはまり合う上部内側筐体120と、主スクリーン121と、スピーカ122と、下部内側筐体130と、操作部131と、マイクロフォン132とを備える。
【0046】
上部内側筐体120は、折り畳み時に上部内側となる筐体であり、下部内側筐体130は、折り畳み時に下部内側となる筐体である。スピーカ122は、通話を行うための受話音声出力装置であり、マイクロフォン132は、通話を行うための音声入力装置である。操作部131は、数字や文字の入力操作等を行うための複数の操作キーを有する。
【0047】
以下の説明では、上部内側筐体120が、第1の実施の形態における筐体10に対応し、主スクリーン121が、第1の実施の形態におけるスクリーン11に対応する場合、すなわち、主スクリーン121の下部に設けられる主表示部が第1の実施の形態における有機EL表示装置で実現されている場合を例にして説明する。
【0048】
主スクリーン121は、主表示部(図示せず。)の表示内容を確認するためのスクリーンであって、折り畳み時に上部内側となる側に設置される。主表示部は、有機ELモジュール1(図1参照。)を含む表示部である。主スクリーン121は、UVカット機能および偏光機能を有する。
【0049】
すなわち、主スクリーン121は、UVカット機能として、主スクリーン121に入射した外来光のうち、紫外線波長領域の光が、有機ELモジュール1に含まれる有機薄膜23(図1参照。)に照射されるのを防ぐ機能を有する。
【0050】
また、主スクリーン121は、偏光機能として、主スクリーン121から入射した外来光が、有機ELモジュール1に含まれる陰極22(図1参照。)で反射した場合に、その反射光を遮断する機能を有する。陰極22における反射光を遮断することにより、主スクリーン121から、電極や配線等が見えないようにすることができる。
【0051】
第3の実施の形態によれば、携帯電話機に偏光板を備える必要がないため、携帯電話機の薄型化およびコストダウンを図ることができるという効果がある。
【0052】
なお、第3の実施の形態では、補助スクリーン111および主スクリーン121が第1の実施の形態における有機EL表示装置に含まれるスクリーン11に対応する場合を例にして説明した。すなわち、補助表示部および主表示部がともに第1の実施の形態における有機EL表示装置で実現されていた。しかし、いずれか一方のみが、有機EL表示装置で実現されていてもよい。また、補助スクリーン111および主スクリーン121、または補助スクリーン111もしくは主スクリーン121を、第2の実施の形態におけるスクリーン11に対応するものとしてもよい。その場合には、補助スクリーン111および主スクリーン121は、UVカット機能のみを有するものとする。また、上部外側筐体110および上部内側筐体120が、下部内側筐体130を含む下部筐体に対して回転可能であって、内側と外側とが逆になってもよく、携帯電話機100は、折り畳み可能でなくてもよい。
【0053】
なお、図1に示す例では、有機ELモジュール1が基板7に固定される場合を例示したが、筐体10に固定されてもよい。また、ドライバIC4は、FPC6または基板7に搭載されていてもよい。さらに、本発明は、有機ELモジュール1の形状、発光色、表示能力、駆動方式等にはよらないものであるとともに、携帯通信端末装置に限らず、有機EL表示装置を備える機器に対して適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、有機EL表示装置および携帯電話機に効果的に適用でき、特に、薄型化とコストダウンを図る場合に効果的に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明による携帯通信端末装置における有機EL表示装置の断面を示す断面図である。
【図2】有機EL素子の構造の例を説明するための説明図である。
【図3】本発明による携帯電話機の構成例を示す正面図である。
【図4】本発明による携帯電話機の構成例を示す斜視図である。
【図5】一般的な携帯通信端末装置における有機EL表示装置の断面を示す断面図である。
【符号の説明】
【0056】
1 有機ELモジュール
2 ガラス
3 封止缶
4 ドライバIC
5 遮光テープ
6 フレキシブル基板
7 基板
8 フレーム
9 両面テープ
10 筐体
11 スクリーン
12 クッション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な有機EL表示装置であって、
前記スクリーンは、前記有機EL素子における反射光を遮断する偏光機能と、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能と
を備えることを特徴とする有機EL表示装置。
【請求項2】
有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な有機EL表示装置であって、
前記スクリーンは、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能を備えるとともに、有機EL素子を視認できない範囲の透過率を有する
ことを特徴とする有機EL表示装置。
【請求項3】
スクリーンに、表面強化処理または反射防止処理が施された
請求項1または請求項2記載の有機EL表示装置。
【請求項4】
有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な携帯電話機であって、
前記スクリーンは、前記有機EL素子における反射光を遮断する偏光機能と、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能と
を備えることを特徴とする携帯電話機。
【請求項5】
有機EL素子を保護するスクリーンを介して表示内容を確認可能な携帯電話機であって、
前記スクリーンは、当該スクリーンに入射した光のうち、紫外線波長領域の光を吸収する紫外線防御機能を備えるとともに、有機EL素子を視認できない範囲の透過率を有する
ことを特徴とする携帯電話機。
【請求項6】
スクリーンに、表面強化処理または反射防止処理が施された
請求項4または請求項5記載の携帯電話機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2007−172891(P2007−172891A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−365349(P2005−365349)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】