説明

案内表示装置

【課題】既存の非接触情報媒体を利用して、簡単な構成により低コストで、且つより簡便な操作で、利用者が所望の施設に関する施設利用情報を取得することができるようにした案内表示装置を提供する。
【解決手段】表面に施設表示部11bを有する地図等の案内図11aを備えた板状のパネル部11と、パネル部11の案内図における各施設表示部11bに隣接して配置され、ユーザがかざした非接触情報媒体14を検出したとき、非接触情報媒体に当該施設表示部に関する施設利用情報を書き込むリーダ・ライタ部12と、を備えるように、案内表示装置10を構成する。リーダ・ライタ部12が、非接触情報媒体に施設利用情報を書き込むとき、同時に、現在位置情報、案内表示装置識別情報、施設表示部に関連する目標位置情報の何れかを、非接触情報媒体に書き込んでもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば現在広く普及している鉄道運賃決済用、料金決済用の非接触ICカードや非接触式ICチップを搭載した携帯電話機その他の携帯端末を含む非接触情報媒体を、パネル部の表面に設けられた施設表示部にかざすだけで、当該施設表示部が表わす施設のポイント,クーポン等の施設利用情報を取得することができるようにした案内表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、前払い式の決済手段として、特許文献1等に開示されているように非接触ICカードを利用した所謂プリペイドカードが利用されている。さらに、近年では非接触ICチップを組み込んだ携帯電話機等も普及してきている。例えば鉄道運賃の決済を行う非接触ICカードを用いた乗車券としては、国内では、東日本旅客鉄道株式会社の「Suica(登録商標)」、首都圏私鉄用の株式会社パスモの「PASMO(登録商標)」が、また電子マネーとしては、ビットワレットの電子マネーサービス「Edy(登録商標)」、ソニーファイナンスインターナショナルの「eLIO(登録商標)」等が知られている。このような非接触ICカードや携帯電話機等に組み込まれた非接触ICチップ等の非接触情報媒体は、それぞれ固有の識別情報(ID番号)が設定されている。そして、この識別情報をパーソナルコンピュータの起動時のログオン用キーとして、あるいはネットワーク接続時のセキュリティキーとして利用することも実用化されつつある。
【0003】
このような非接触情報媒体を利用したマーケティング支援システムも既に開発されている。このマーケティング支援システムの一例においては、街角、例えば映画や飲食店等の施設の広告に非接触情報媒体の識別情報を読み取るためのリーダ部を組み込んでおき、ユーザが非接触情報媒体を広告にかざすことにより、リーダ部が当該非接触情報媒体の識別情報を読み込んで、リーダ部固有の識別情報と共に管理センターに送信する。これにより、管理センターは、当該非接触情報媒体の識別情報に関連付けてリーダ部固有の識別情報や時間を登録する。
【0004】
ユーザが広告に表示された映画館や飲食店等の施設に出向いて、これらの施設の窓口や入口に設けられたリーダ部に再び非接触情報媒体をかざすことにより、このリーダ部が当該非接触情報媒体の識別情報を読み取り、リーダ部固有の識別情報と共に管理センターに送信する。これらを受けた管理センターは、当該非接触情報媒体の識別情報に基づいて、登録されている当該非接触情報媒体の識別情報に関連付けられたリーダ部固有の識別情報及び時間を読み出し、当該施設に送信する。すると、当該施設は、当該非接触情報媒体を持参したユーザに対して、割引,ポイント付与等の各種サービスを提供する。
【0005】
このようにして、上述したマーケティング支援システムにおいては、既存の非接触情報媒体を利用していることから、ユーザは新たに専用の非接触情報媒体を作成して所持する必要がないので、煩わしくない。
また、顧客管理、即ちユーザの管理は、ユーザが持参する非接触情報媒体の識別情報のみによって行われることになる。従って、ユーザ側から見ると、ユーザ自身に関する氏名等の顧客情報が管理センター側に提供されないので、顧客情報の漏洩が発生することがなく、安心して割引やポイント付与等の各種サービスを受けることができる。
逆に、施設側から見ると、既存の非接触情報媒体を利用していることから、新たに非接触情報媒体を発行する必要がないので、非接触情報媒体に関するコストがかからず、全体としてコストが低減されることになる。
【0006】
また、例えばカメラ付き携帯電話機を利用して、施設に関連する広告ポスター等において、各施設に対応した二次元バーコードを設けておき、利用者がカメラ付き携帯電話機でこれらの二次元バーコードを撮影して二次元バーコードの画像を取り込み、この二次元バーコードが示す施設に関連するサイトにネットワーク接続することにより、サイトが提供するポイント,クーポン等の施設利用情報を当該利用者に付与するようにしたマーケティング手法も既に実用化されている。
【0007】
【特許文献1】特開2005−242945号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した管理センターを含むマーケティング支援システムでは、利用者による施設の利用促進のために管理センターを設置していることから、膨大な設備投資が必要であり、またシステムの管理や運用に必要なコストも増大してしまう。
【0009】
これに対して、カメラ付き携帯電話機を利用したマーケティング手法では、設備投資は少なくて済むものの、利用者は自分のカメラ付き携帯電話機で案内表示に設けられた所望の施設の二次元バーコードを撮像する必要があり、操作が煩雑であった。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑み、既存の非接触情報媒体を利用して、簡単な構成により低コストで、且つより簡便な操作で、利用者が所望の施設に関する施設利用情報を取得することができるようにした案内表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の案内表示装置は、表面に施設表示部を有する地図等の案内図を備えた板状のパネル部と、パネル部の案内図における各施設表示部に隣接して配置され、ユーザがかざした非接触情報媒体を検出したとき、非接触情報媒体に当該施設表示部に関する施設利用情報を書き込むリーダ・ライタ部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明による案内表示装置によれば、ユーザは、自分が既に利用している非接触情報媒体、例えば非接触ICカードや非接触ICチップを内蔵した携帯端末を、案内表示装置のパネル部上に備えられている案内図に示された所望の施設を表わす施設表示部にかざす。
【0013】
これにより、案内表示装置の当該施設表示部に隣接して配置されたリーダ・ライタ部は、当該非接触情報媒体のカード識別情報を読み取ることにより当該非接触情報媒体を検出し、当該施設表示部に関する施設利用情報、例えば当該施設表示部が表わす施設のクーポン,ポイント等の施設利用情報を当該非接触情報媒体に書き込む。
従って、ユーザは、自分の所有する非接触情報媒体を、案内表示装置のパネル部上の案内図に示された所望の施設を表わす施設表示部にかざすだけの単純な作業によって、当該施設の施設利用情報を入手することができる。
【0014】
その後、ユーザが、当該施設に配置されたリーダ部に自分の所持する非接触情報媒体をかざすと、リーダ部がこの非接触情報媒体のカード識別情報及び施設利用情報を読み取って、例えば表示部に表示しあるいは印刷部により印刷出力する。
これにより、当該施設側は、当該ユーザの施設利用情報のクーポン,ポイント等に対応した優待,割引等のサービスを提供することができる。
【0015】
このようにして、ユーザは、既に利用している非接触情報媒体を、案内表示装置のパネル部上の案内図に示された所望の施設を表わす施設表示部にかざすだけで、例えば施設表示部等を撮像するような他の作業を行うことなく、手軽に当該施設の施設利用情報を入手することができ、さらにこの施設利用情報が書き込まれた非接触情報媒体を当該施設に設置されたリーダ部にかざして、当該施設利用情報を読み取らせることによって、当該施設の利用に当たって割引等のサービスを受けることができる。
【0016】
本発明による案内表示装置は、好ましくは、リーダ・ライタ部が、当該非接触情報媒体に施設利用情報を書き込むとき、同時に、現在位置情報又は当該案内表示装置識別情報を当該非接触情報媒体に書き込む。
【0017】
上記構成によれば、当該施設利用情報及び現在位置情報又は当該案内表示装置識別情報が書き込まれた非接触情報媒体をユーザが当該施設のリーダ部にかざすことにより、当該施設のリーダ部は、当該施設利用情報及び現在位置情報又は当該案内表示装置識別情報を読み取って、表示部に表示しあるいは印刷部により印刷出力する。
【0018】
これにより、当該施設側では、当該ユーザの施設利用情報のクーポン,ポイント等に対応した優待,割引等のサービスを提供することができると共に、現在位置情報又は当該案内表示装置識別情報に基づいて、当該ユーザが何処に配置された案内表示装置で施設利用情報を取得したかを知ることができる。従って、案内表示装置の広告効果を把握して、より広告効果の高い案内表示装置への施設表示部の掲載を検討することができる。
【0019】
本発明による案内表示装置は、好ましくは、リーダ・ライタ部が、当該非接触情報媒体に施設利用情報を書き込むとき、同時に、現在位置情報及び当該施設表示部に関連する目標位置情報を当該非接触情報媒体に書き込む。
【0020】
上記構成によれば、当該非接触情報媒体は、それ自体が備えるナビゲーション機能を利用して、あるいはナビゲーション機能を提供するサイトに接続して、上述した現在位置情報及び目標位置情報に基づいて、このナビゲーション機能による案内情報を当該非接触情報媒体の表示部に表示し、この案内情報を参照しながら、当該施設表示部が表わす施設まで容易に迷わずに到達することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、既存の非接触情報媒体を利用して、しかも大がかりなシステムを構築することなく簡単な構成により、ユーザが非接触情報媒体をパネル部上に備えられた案内図に示された施設表示部にかざすことにより、この施設表示部が表わす施設のクーポン,ポイント等の施設利用情報を取得し得る案内表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明による案内表示装置10の第1の実施形態の構成を示している。
図1に示すように、案内表示装置10は、表面に案内図としての地図11aを備えた板状のパネル部11と、このパネル部11に配置された複数個のリーダ・ライタ部12と、から構成されている。
【0023】
パネル部11は、その表面に備えられた地図11a上に、少なくとも一つ、図示の場合、二つの施設表示部11bを有している。これらの施設表示部11bは、それぞれ各種施設、例えば映画館や飲食店,物販店等を表わしている。そして、各施設表示部11bに隣接して、それぞれリーダ・ライタ部12が配置されている。
【0024】
図2は、図1の案内表示装置における各施設表示部の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、各リーダ・ライタ部12は、ユーザが所持する非接触情報媒体としての非接触ICカード14の、例えば製造番号等の固有のカード識別情報14aを読み取って、当該非接触ICカード14を検出すると共に、当該非接触ICカード14に対して、関連する施設表示部11bが表わす施設の施設利用情報12aを書き込む。このため、各リーダ・ライタ部12は、施設利用情報12aを記憶するための記憶部12bを備えている。
【0025】
ここで、非接触ICカード14は、読み書き可能な非接触ICチップ14bを備えており、ユーザが既に所持している鉄道運賃決済用の「Suica(登録商標)」,「PASMO(登録商標)」や電子マネーの「Edy(登録商標)」等を含む非接触ICカード、あるいはこのような非接触ICカード14と同様に利用可能である非接触ICチップを組み込んだ携帯電話等を使用することができる。
【0026】
このような構成の案内表示装置10によれば、まずユーザは、案内表示装置10の前でパネル部11上の地図11aを見て、自分が利用したい施設を探す。そして、ユーザは、自分の所持する非接触ICカード14を、案内表示装置10の地図11a上に示された自分が利用したい所望の施設を表わす施設表示部11bにかざす。
【0027】
これにより、この施設表示部11bに隣接して配置されたリーダ・ライタ部12は、当該非接触ICカード14のカード識別情報14aを読み込んで当該非接触ICカード14を検出する。そして、リーダ・ライタ部12は、非接触ICカード14を検出すると、記憶部12bから施設利用情報12aを読み出して、当該非接触ICカード14の非接触ICチップ14bに書き込む。このようにして、ユーザは、案内表示装置10の地図11a上に表示された所望の施設を表わす施設表示部11bに自分の所持する非接触ICカード14をかざすだけの簡単な操作によって、この非接触ICカード14に施設利用情報12aを取得することができる。
なお、リーダ・ライタ部12は、非接触ICカード14のカード識別情報14aを読み取らずに、非接触ICカード14を検出するようにしてもよい。
【0028】
図3は、図1の案内表示装置10で施設利用情報12aを取得した非接触情報媒体14を利用する施設20の一例の構成を示すブロック図であり、上述したように施設利用情報12aが書き込まれた非接触ICカード14を利用する施設20の構成を示している。施設20は、例えば映画館,飲食店,物販店等を含む各種施設であって、リーダ部21と表示部22と、を備えている。
【0029】
リーダ部21は、ユーザが自分の所持する非接触ICカード14をかざしたとき、この非接触ICカード14のカード識別情報14a及び施設利用情報12aを読み取って、施設利用情報12aを表示部22に送出する。表示部22は、リーダ部21から送られてきた施設利用情報12aの内容、例えばポイント,クーポン等を画面表示する。
これにより、施設20側の係員は、表示部22の画面表示を確認して当該ユーザに対して施設利用情報12aの内容に対応したサービスを提供する。
【0030】
なお、リーダ部21は、非接触ICカード14のカード識別情報14aを読み取らずに、施設利用情報12aのみを読み取るようにしてもよい。
【0031】
上述した実施形態において、施設表示部11bに隣接して配置されたリーダ・ライタ部12は、非接触ICカード14に施設利用情報12aを書き込むとき、同時に当該案内表示装置10を特定するための情報、例えば当該案内表示装置10が設置されている場所の位置情報、即ち現在位置情報12c、案内表示装置識別情報の何れかを非接触ICカード14に書き込むようにしてもよい。
【0032】
この場合、施設20のリーダ部21は、ユーザが自分の所持する非接触ICカード14をかざしたとき、この非接触ICカード14のカード識別情報14a及び施設利用情報12aに加えて、さらに上述した現在位置情報12cを読み取って、施設利用情報12a及び現在位置情報12cを表示部22に送出する。
これにより、表示部22は、リーダ部21から送られてきた施設利用情報12aの内容に加えて、現在位置情報12cの内容、即ちユーザが非接触ICカード14に施設利用情報12aを書き込んだ案内表示装置10の場所を画面表示する。
従って、施設20側の係員は表示部22の画面表示を確認して、ユーザがどこの案内表示装置10を見て当該施設20に出向いたかを把握することができる。従って、個々の案内表示装置10の広告効果あるいは集客効果を判断することが可能である。
【0033】
(第2の実施形態)
図4は、本発明による案内表示装置30の第2の実施形態の構成を示している。
図4において、案内表示装置30は、図1に示した案内表示装置10と同様の構成であるので、同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0034】
案内表示装置30は、図1に示した案内表示装置10とは、以下の点で異なる構成になっている。即ち、案内表示装置30においては、非接触情報媒体として非接触ICチップ31aを備えると共に、所謂ナビゲーション機能を備えた携帯電話機31が使用される。このようなナビゲーション機能は、携帯電話機31に内蔵されたナビゲーション部31bを利用し、あるいは携帯電話機31によりナビゲーション機能を提供するナビゲーション・サイトに接続することにより、実現可能である。
【0035】
また、各施設表示部11bに関連するリーダ・ライタ部12は、携帯電話機31の非接触ICチップ31aを検出して、施設利用情報12aを書き込むとき、同時に当該非接触ICチップ31aに対して当該案内表示装置30が設置されている場所の位置情報、即ち現在位置情報12cと、当該施設表示部11bが表わす施設の場所の位置情報、即ち目標位置情報12dを書き込む。
【0036】
このような構成の案内表示装置30によれば、まずユーザは、案内表示装置30の前で、パネル部11上の地図11aを見て自分が利用したい施設を探す。そして、ユーザは、自分の所持する携帯電話機31を、案内表示装置30の地図11a上に示された自分が利用したい所望の施設を表わす施設表示部11bにかざす。
【0037】
これにより、この施設表示部11bに隣接して配置されたリーダ・ライタ部12は、当該携帯電話機31の非接触ICチップ31aのカード識別情報14aを読み込んで、当該携帯電話機31を検出する。
リーダ・ライタ部12は、この非接触ICチップ31aを検出すると、記憶部12bから施設利用情報12a,現在位置情報12c及び目標位置情報12dを読み出して、当該携帯電話機31の非接触ICチップ31aに書き込む。
このようにして、ユーザは、案内表示装置30の地図11a上に表示された所望の施設を表わす施設表示部11bに自分の所持する携帯電話機31をかざすだけの簡単な操作によって、この携帯電話機31に施設利用情報12a,現在位置情報12c及び目標位置情報12dを取得することができる。
【0038】
その後、ユーザは、これらの現在位置情報12c及び目標位置情報12dに基づいて携帯電話機31を操作し、ナビゲーション部31b又はナビゲーションサイトのナビゲーション機能を利用して、目標位置情報12dの示す場所、即ち所望の施設20まで容易に迷わずに到達することができる。
【0039】
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。例えば、上述した案内表示装置10においては、非接触情報媒体14として、例えば鉄道運賃決済のためのIC乗車券「Suica(登録商標)」,「PASMO(登録商標)」や電子マネー「Edy(登録商標)」を利用する場合について説明したが、これに限らず、既に利用されている任意の種類の非接触ICカード14、例えばJICSAPのICカード仕様V2.0の「第四部 高速処理用ICカード」で規定するICカードや、日本鉄道サイバネティクス協議会によるICカード規定により規格化されたICカード、さらにはISO 18092で規定するICカードを含む非接触情報媒体14を利用することができる。
【0040】
上述した実施形態においては、案内表示装置10,30のパネル部11上には、案内図として地図11aが備えられているが、これに限らず、例えば大規模な建物等の館内案内図、あるいは大きな遊技施設等の構内案内図等であってもよい。
【0041】
以上のように、本発明によれば、既存の非接触情報媒体14を利用して、簡単な構成により低コストで、且つより簡便な操作で、利用者が所望の施設に関する施設利用情報12aを取得することができるようにした、極めて優れた案内表示装置10,30が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の案内表示装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の案内表示装置における各施設表示部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の案内表示装置で施設利用情報を取得した非接触情報媒体を利用する施設の一例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の案内表示装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0043】
10,30:案内表示装置
11:パネル部
11a:図(案内図)
11b:施設表示部
12:リーダ・ライタ部
12a:施設利用情報
12b:記憶部
12c:現在位置情報
12d:目標位置情報
14:非接触ICカード(非接触情報媒体)
14a:カード識別情報
14b:非接触ICチップ
20:施設
21:リーダ部
22:表示部
31:携帯電話機(非接触情報媒体)
31a:非接触ICチップ
31b:ナビゲーション部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に施設表示部を有する地図等の案内図を備えた板状のパネル部と、
上記パネル部の案内図における各施設表示部に隣接して配置され、ユーザがかざした非接触情報媒体を検出したとき、該非接触情報媒体に当該施設表示部に関する施設利用情報を書き込むリーダ・ライタ部と、
を備えたことを特徴とする、案内表示装置。
【請求項2】
前記リーダ・ライタ部が、前記非接触情報媒体に前記施設利用情報を書き込むとき、同時に、現在位置情報又は当該案内表示装置識別情報を、当該非接触情報媒体に書き込むことを特徴とする、請求項1に記載の案内表示装置。
【請求項3】
前記リーダ・ライタ部が、前記非接触情報媒体に前記施設利用情報を書き込むとき、同時に、現在位置情報及び当該施設表示部に関連する目標位置情報を、当該非接触情報媒体に書き込むことを特徴とする、請求項1に記載の案内表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−2855(P2010−2855A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−163613(P2008−163613)
【出願日】平成20年6月23日(2008.6.23)
【出願人】(591071230)株式会社ソリトンシステムズ (12)
【Fターム(参考)】