説明

機器アクセス管理システム

【課題】 機器が不正にアクセスされることを防止することができるようにした機器アクセス管理システムを提供する。
【解決手段】 情報記憶媒体は、認証用情報が記憶された記憶手段を有し、建物入退出管理装置は、認証用情報を読み取る手段と、読み取った認証用情報の認証処理手段と、認証が受けられた場合に、利用者の入場を可能な状態に制御する手段及び情報記憶媒体の記憶手段に入場情報を書き込む手段とを有し、部屋入退出管理装置は、情報記憶媒体から入場情報を読み取る手段と、入場情報の入場情報認証処理手段と、入場情報認証処理手段で認証が受けられた場合に、利用者の入場を可能な状態にする手段及び前記情報記憶媒体の記憶手段に入室情報を書き込む手段とを有し、機器は、情報記憶媒体から入室情報を読み取る手段と、読み取った入室情報の入室情報認証処理手段と、認証が受けられた場合に、機器を使用可能な状態に制御する手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物にある部屋内に設けられたパソコンなどの機器が、使用権限を有していない第三者によって、不正にアクセスされることを防止するための機器アクセス管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パソコンなどの機器が、使用権限を有していない第三者によって不正にアクセスされた場合には、個人情報や秘密情報が漏洩されたり、データの改ざんや破壊、消去などが行われる危険性があり、これらの不正アクセスを防止するための技術も種々開発され、公知となっている。(例えば、特許文献1〜5、参照)
【0003】
【特許文献1】特開平5−176374号公報
【特許文献2】特開平10−301655号公報
【特許文献3】特開2001−27911号公報
【特許文献4】特開2006−293508号公報
【特許文献5】特開2006−309281号公報
【0004】
例えば、高層ビルなどのような建物内に数多くの部屋が備えられた社屋を利用している会社では、建物内に入る際に入退場口で社員証カードを用いた入場管理を行うと共に、個々の部屋内に入室する際にも、ドアの施錠を解錠させるために、社員証カードを用いた入室管理を行うようにしている。
このようにして、社員であってもその社員の仕事と関係のない部屋には、勝手に入室できないようにして社内犯罪の防止やセキュリティー対策の強化を図っている。
【0005】
しかしながら、従来の不正アクセスを防止する技術においては、上記のような建物内に入る際の入場管理と、個々の部屋内に入室する際の入室管理とを併用した管理システムを有効利用するシステムは提案されていないのが現状である。
したがって、不正アクセスを防止するために機器に対して、新たに複雑な技術やシステムを付加しなければならないなどの技術的な負担やコストがかかり、不正アクセスを防止するシステムを安易に導入できないという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、建物の出入り口に備えられた建物入退出管理装置と、前記建物内に設けられた部屋の出入り口に備えられた部屋入退出管理装置とを利用して、技術的な負担やコストをできるだけかけないで、使用権限を有していない第三者によって、機器が不正にアクセスされることを防止することができるようにした機器アクセス管理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を達成するために、本発明の機器アクセス管理システムは、建物の出入り口に備えられた建物入退出管理装置と、前記建物内に設けられた部屋の出入り口に備えられた部屋入退出管理装置と、前記部屋内に置かれた機器と、前記機器の利用者が所持する情報記憶媒体とからなる機器アクセス管理システムであって、前記情報記憶媒体は、認証用情報が記憶された記憶手段を有し、前記建物入退出管理装置は、前記情報記憶媒体から認証用情報を読み取る手段と、前記読み取った認証用情報に基づく認証処理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記利用者の入場を可能な状態に制御する手段及び前記情報記憶媒体の記憶手段に入場情報を書き込む手段とを有し、前記部屋入退出管理装置は、前記情報記憶媒体から入場情報を読み取る手段と、前記読み取った入場情報に基づく認証処理を行う入場情報認証処理手段と、前記入場情報認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記利用者の入場を可能な状態にする手段及び前記情報記憶媒体の記憶手段に入室情報を書き込む手段とを有し、前記機器は、前記情報記憶媒体から入室情報を読み取る手段と、前記読み取った入室情報に基づく認証処理を行う入室情報認証処理手段と、前記入室情報認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記機器を使用可能な状態に制御する手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、発明の機器アクセス管理システムは、前記建物入退出管理装置は、建物の出入り口から退出する前記利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入場情報を消去させる手段を有していることを特徴とする。
【0009】
また、発明の機器アクセス管理システムは、前記部屋入退出管理装置は、部屋の出入り口から退出する前記利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入室情報を消去させる手段を有していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
したがって、本発明の機器アクセス管理システムは、建物の出入り口に備えられた建物入退出管理装置で認証が受けられたことと、前記建物内に設けられた部屋の出入り口に備えられた部屋入退出管理装置で認証が受けられたことの2つの認証が受けられた場合にだけ、部屋内にある機器が使用できるようにシステム化されているので、新たに複雑な技術やシステムを付加するなどの技術的な負担やコストをかけることなく、使用権限を有していない第三者によって、機器が不正にアクセスされることを防止することができるという効果がある。
【0011】
また、本発明の機器アクセス管理システムは、建物入退出管理装置は、建物の出入り口から退出する利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入場許可情報を消去させるので、入場許可情報がどのような情報を用いているのかを、外部に持ち出した情報記憶媒体から読み取ることができないので、情報記憶媒体の偽造品を作るなどして機器が不正にアクセスされることを防止することができるという効果がある。
【0012】
また、本発明の機器アクセス管理システムは、部屋入退出管理装置は、部屋の出入り口から退出する利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入室許可情報を消去させるので、入室許可情報がどのような情報を用いているのかを、外部に持ち出した情報記憶媒体から読み取ることができないので、情報記憶媒体の偽造品を作るなどして機器が不正にアクセスされることを防止することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムについて、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムの概要を説明する図、図2は、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムのシステム構成を説明するブロック図、図3は、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムの処理手順を示すフローチャート図である。
【0014】
本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムは、建物1の出入り口に備えられた建物入退出管理装置2と、その建物1内の部屋3の出入り口に備えられた部屋入退出管理装置4と、その部屋3内に置かれた機器であるパソコン5と、そのパソコン5の利用者6が所持する情報記憶媒体であるICカード7とを有する。
そして、建物入退出管理装置2と、部屋入退出管理装置4と、その部屋3内に置かれた機器であるパソコン5とは、通信線11により通信可能に接続されている。
パソコン5の利用者6は、建物1内に入る場合に必ず建物入退出管理装置2の開閉ゲート8を開かせないと通過できない状態となっており、また、建物1内に設けられた部屋2に入る場合には、部屋入退出管理装置3による施錠を解錠させないとドア9を開けることができない構造になっている。
【0015】
つまり、建物入退出管理装置2の開閉ゲート8を開ける場合には、ICカード7に記憶された所定の情報を建物入退出管理装置2で読み取らせて、所定の情報に基づく認証処理で認証が受けられない場合には、開閉ゲート8を開けて建物への入場が行えないようになっている。
また、部屋入退出管理装置4によるドア9の施錠の解錠は、ICカード7に記憶された所定の情報を部屋入退出管理装置4で読み取らせて、所定の情報に基づく認証処理で認証が受けられない場合には、ドア9の施錠を解錠させて部屋へ入室できないようになっている。
【0016】
更に、部屋3の内部に置かれたパソコン5を使用する場合には、ICカード7に記憶された所定の情報をパソコン5に備えられたICカードリーダライタ10で読み取らせて、読み取らせた所定の情報で認証処理を行い、認証が受けられない場合には、パソコン5の使用が行えないようになっており、通常の状態では、パソコン5の使用が行えないように使用制限がかけられている。
このパソコン5の使用制限は、公知技術である種々の物理的な機構又はプログラムソフトなどのシステムにより、使用可能な状態と、使用できない状態とに切り替えられるように構成されている。
【0017】
また、図1には、パソコン5の利用者6が、建物1の出入り口から入場した後に、その建物1内に設けられた部屋3の出入り口のドア9を開けて入室し、更に、部屋3内に置かれているパソコン5を使用し、その後に、部屋3の出入り口のドア9を開けて退室し、更に、建物1の出入り口から退場する場合を示す行動の流れが示されている。
【0018】
次に、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムのシステム構成を、図2に基づいて説明する。
まず、情報記憶媒体である非接触方式のICカード7は、送受信手段12、記憶手段13、制御手段14が備えられている。
そして、記憶手段13には、建物入退出管理装置2の開閉ゲート8を通過する際に、建物入退出管理装置2で読み取らせるための認証用情報が予め記憶されている。
【0019】
次に、建物入退出管理装置2は、入場用ICカードリーダライタ15と、退場用ICカードリーダライタ16とが内蔵され、更に、認証処理手段17、ゲート開閉制御手段18、記憶手段19、入場情報書込手段20、入場情報消去手段21、通信手段22、インターフェース(I/F),23,24などが備えられている。
また、入場用ICカードリーダライタ15及び退場用ICカードリーダライタ16には、送受信手段25,26、記憶手段27,28、制御手段29,30、インターフェース(I/F)31,32が備えられている。
【0020】
入場用ICカードリーダライタ15は、外部から建物1内に入る際に、ICカード7に記憶されている認証用情報を読み取らせるために設けられ、また、退場用ICカードリーダライタ16は、建物1内から外部に出る際に、ICカード7に記憶されている認証用情報を読み取らせるために設けられている。
認証処理手段17は、入場用ICカードリーダライタ15によりICカード7から読み取った認証用情報について、予め記憶手段19に記憶されている照合用情報と照合することで、照合一致した場合に認証が受けられたと判定する機能を有する。
また、ゲート開閉制御手段18は、認証処理手段17で認証が受けられたと判定された場合に、開閉ゲート8を開けさせるように制御する機能を有する。
【0021】
入場情報書込手段20は、ICカード7から読み取った認証用情報に基づき認証が受けられた場合に、正式な認証手続きが完了したことを示す固有の入場情報を、入場用ICカードリーダライタ15によりICカード7の記憶手段13に書き込ませる機能を有する。
また、入場情報消去手段21は、パソコン5の利用者6が開閉ゲートから退場する際に、退場用ICカードリーダライタ16でICカード7の記憶手段13に記憶されている入場情報を消去させる機能を有する。
退場する際に、ICカード7の記憶手段13から入場情報を消去させることで、再度、建物1に入場する際には、改めて入場用ICカードリーダライタ15によりICカード7の記憶手段13に入場情報を書き込せないと、その後に部屋3に入室できないようになっている。
【0022】
次に、部屋入退出管理装置4には、通信手段33、入室情報書込手段34、入室情報消去手段35、入場情報認証処理手段36、入口側送受信手段37、出口側送受信手段38、施錠制御手段39、記憶手段40、制御手段41などが備えられている。
入口側送受信手段37は、建物1内の部屋3のドア9から入る際の入口側に設けられ、入室する場合に、ICカード7の記憶手段13から入場する際に書き込まれた入場情報の読み取りを行い、更に、入場情報に基づく認証が受けられた場合に、正式に入室が許可されたことを示す固有の入室情報を、ICカード7の記憶手段13に書き込ませる機能を有している。
また、入場情報認証処理手段36は、ICカード7から読み取った入場情報に基づく認証処理を行い、その認証が受けられた場合に、施錠制御手段39によりドアの施錠を解錠させる信号を送信する。
これにより、ドアを開けて入室可能となり、更に、ICカード7の記憶手段13に入室情報を記憶させることができるようになっている。
【0023】
また、入室情報消去手段35は、パソコン5の利用者6が退室する際に、ICカード7の記憶手段13に記憶されている入室情報を消去させる機能を有する。
退室する際に、ICカード7の記憶手段13から入室情報を消去させることで、再度、部屋3に入室する際には、改めてICカード7の記憶手段13に入室情報を書き込ませないと、その後にパソコン5の使用ができないようになっている。
【0024】
次に、パソコン5には、通信手段42、入力手段43、記憶手段44、使用制限処理手段45、インターフェース(I/F)46、入室情報認証処理手段47、表示手段48、制御手段49が備えられている。
また、パソコン5に備えられたICカードリーダライタ10には、送受信手段50、記憶手段51、制御手段52、インターフェース(I/F)53などが備えられている。
入室情報認証処理手段47は、パソコン5の利用者6がパソコン5を使用する際に、ICカードリーダライタ10によりICカード7から読み取らせた入室情報に基づく認証処理を行い、その認証が受けられた場合に、使用制限処理手段45によりパソコン5を使用できる状態に切り替える処理が行われる。
つまり、パソコン5を使用可能な状態にするには、パソコン5の利用者6が所持するICカード7の記憶手段13に入室情報が記憶されていることが必要となる。
【0025】
次に、本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムの処理手順を、図3に示すフローチャート図に基づいて説明する。
尚、図3に示すフローチャート図は、図1に示されているように、パソコン5の利用者6が建物1に入場し、更に部屋3に入室して、パソコン5の使用が行える状態になるまでの行動の流れに対応した処理に関して示されている。
まず、パソコン5の利用者6が建物1に入る際に、建物入退出管理装置2でICカード7に記憶されている認証用情報を読み取らせる。(ステップS1)
建物入退出管理装置2により、認証用情報に基づく認証処理が行われる。(ステップS2)
この認証処理で、認証が受けられた場合に、建物入退出管理装置2でICカード7に対して入場情報の書込みが行われる。(ステップS3)
そして、開閉ゲートを開かせる。(ステップS4)
これにより、パソコン5の利用者6は、建物1内に入ることができる。
【0026】
次に、建物1内に入ったパソコン5の利用者6は、パソコン5がある部屋3のドア9の入口側に備えられている部屋入退出管理装置3の入口側送受信手段37により、ICカード7に記憶されている入場情報を読み取る。(ステップS5)
部屋入退出管理装置3は、読み取った入場情報に基づく認証処理を行う。(ステップS6)
この認証処理で、認証が受けられた場合に、部屋入退出管理装置3でICカード7に対して入室情報の書込みが行われる。(ステップS7)
そして、ドア9の施錠が解錠されて、ドア9を開けられる状態にする。(ステップS8)
これにより、パソコン5の利用者6は、部屋3内に入ることができる。
【0027】
その後、部屋3内に入ったパソコン5の利用者6は、パソコン5に備えられているICカードリーダライタ10で、ICカード7に記憶されている入室情報を読み取らせる。(ステップS9)
パソコン5は、読み取った入室情報に基づく認証処理を行う。(ステップS10)
この認証処理で、認証が受けられた場合に、パソコン5の使用制限が解除されてパソコン5の使用が可能な状態となる。(ステップS11)
以上の処理により、パソコン5の利用者6は、パソコン5を使用することができるようになっている。
【0028】
そして、パソコン5の利用者6が、パソコン5の使用を終了してパソコン5の電源を切ることで、再度、パソコン5の使用が行えない状態に制限される。
また、パソコン5の利用者6が帰る際には、部屋入退出管理装置3の出口側送受信手段38により、ICカード7に記憶されている入室情報の消去処理が行われる。
更に、パソコン5の利用者6が建物1から退場する際には、建物入退出管理装置2の退場用ICカードリーダライタ16により、ICカード7に記憶されている入場情報の消去処理が行われる。
【0029】
これらの処理により、パソコン5の利用者6が、一旦、建物1から退場した場合には、再度パソコン5を使用する場合に、ICカード7に入場情報や入室情報の書込み処理を行わないとパソコン5の使用が行えないようになっている。
また、ICカード7に書き込まれ、記憶された入場情報や入室情報は、建物1から退場した場合に全て消去されるので、外部において、入場情報や入室情報がどのような内容であるのかを漏洩されないようにして、セキュリティ上の保護がなされている。
【0030】
尚、本発明の機器アクセス管理システムは、パソコンに限らず、部屋内に置かれている、プリンタ、複写機、電話器、など種々の機器に適応することができるものである。
また、情報記憶媒体も、ICカードに限らず、同様の機能を有する種々の情報記憶媒体を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムの概要を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムのシステム構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る機器アクセス管理システムの処理手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0032】
1 建物
2 建物入退出管理装置
3 部屋
4 部屋入退出管理装置
5 パソコン
6 パソコンの利用者
7 ICカード
8 開閉ゲート
9 ドア
10 ICカードリーダライタ
12,25,26,50 送受信手段
13,19,27,28,40,44,51 記憶手段
14,29,41,49,52 制御手段
15 入場用ICカードリーダライタ
16 退場用ICカードリーダライタ
17 認証処理手段
18 ゲート開閉制御手段
20 入場情報書込手段
21 入場情報消去手段
22,33,42 通信手段
23,24,31,32,46,53 インターフェース(I/F)
34 入室情報書込手段
35 入室情報消去手段
36 入場情報認証処理手段
37 入口側送受信手段
38 出口側送受信手段
39 施錠制御手段
45 使用制限処理手段
47 入室情報認証処理手段
48 表示手段


【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の出入り口に備えられた建物入退出管理装置と、前記建物内に設けられた部屋の出入り口に備えられた部屋入退出管理装置と、前記部屋内に置かれた機器と、前記機器の利用者が所持する情報記憶媒体とからなる機器アクセス管理システムであって、
前記情報記憶媒体は、認証用情報が記憶された記憶手段を有し、
前記建物入退出管理装置は、前記情報記憶媒体から認証用情報を読み取る手段と、前記読み取った認証用情報に基づく認証処理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記利用者の入場を可能な状態に制御する手段及び前記情報記憶媒体の記憶手段に入場情報を書き込む手段とを有し、
前記部屋入退出管理装置は、前記情報記憶媒体から入場情報を読み取る手段と、前記読み取った入場情報に基づく認証処理を行う入場情報認証処理手段と、前記入場情報認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記利用者の入場を可能な状態にする手段及び前記情報記憶媒体の記憶手段に入室情報を書き込む手段とを有し、
前記機器は、前記情報記憶媒体から入室情報を読み取る手段と、前記読み取った入室情報に基づく認証処理を行う入室情報認証処理手段と、前記入室情報認証処理手段で認証が受けられた場合に、前記機器を使用可能な状態に制御する手段とを有することを特徴とする機器アクセス管理システム。
【請求項2】
前記建物入退出管理装置は、建物の出入り口から退出する前記利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入場情報を消去させる手段を有していることを特徴とする請求項1記載の機器アクセス管理システム。
【請求項3】
前記部屋入退出管理装置は、部屋の出入り口から退出する前記利用者が所持する情報記憶媒体の記憶手段に記憶されている入室情報を消去させる手段を有していることを特徴とする請求項1記載の機器アクセス管理システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−176493(P2008−176493A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−8336(P2007−8336)
【出願日】平成19年1月17日(2007.1.17)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】