説明

活線作業用工具の固定装置

【課題】一人の作業者で活線作業が行えるようにするため、架線の補修箇所を保持するのに使用されるスティック等の活線作業用工具を、高所作業車のバケット等の所定の作業箇所に、工具先端の向き及びその移動が自在に調整できるように固定する活線作業用工具の固定装置を提供する。
【解決手段】所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体1に、スタッド4付きのボール5であって該ボールの外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されているボール5と、このボール5を受ける凹曲面状のボール受け部6と、前記ボール5をボール受け部6に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段7とを設け、前記スタッド4に、活線作業用工具Sを取外し可能に固定するクランプ8を設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
活線作業には危険を伴うため、通電を一時的に止めて作業を行うことが好ましいが、通電を一時的に止めることによる弊害が多大であることから、少なくとも作業者の手で持つ部分が絶縁材料で作られた棒状のスティックやヤットコ等の活線作業用工具が使用されている。
【背景技術】
【0002】
従来、上記のような活線作業用工具を使用して、例えば架線の被覆部分の剥離作業を行う場合には、高所作業車のバケットに二人の作業者に乗り、そのうちの一人が、先端に保持具を取り付けたスティックを持って、架線が動かないようにその剥離箇所を保持固定し、もう一人の作業者が、先端に剥離用具を取り付けたスティックを持って、このスティックで遠隔操作しながら被覆部分を剥離すると云うような作業方法がとられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のような作業方法では一箇所での活線作業に二人の作業者が必要であることから、本発明は、一人の作業者で活線作業が行えるようにするため、架線の補修箇所を保持するのに使用されるスティック等の活線作業用工具を、高所作業車のバケット等の所定の作業箇所に、工具先端の向き及びその移動が自在に調整できるように固定する活線作業用工具の固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に係る発明は、所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボールの外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段7は、前記装置本体1の支持部材11上に同心状に設置された流体圧シリンダ12と、ボール5に当接する押し付け部材15と、からなり、該流体圧シリンダ12の作動により押し付け部材15をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにしたシリンダ式圧着固定手段であることを特徴とする。
【0005】
請求項2に係る発明は、所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボール5の外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段47とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段47は、前記装置本体1のホルダー部3に軸架された回転軸45と、該回転軸45に設けた偏心カム44と回転軸45の一端部に連設した回転操作用レバー46と、ボール5に当接する押し付け部材15とからなり、回転装置用レバー46により回転軸45を回転させて、偏心カム44の偏心回転により押し付け部材15をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにした偏心カム式圧着固定手段であることを特徴とする。
【0006】
請求項3に係る発明は、所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボール5の外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段57とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段57は、前記装置本体1の支持部材11上に固定された固定コーン48と、該固定コーン48に対向して設けられボール5に当接する押し付け部材50と、固定コーン48と押し付け部材50との間に楔嵌合する可動コーン49と、可動コーン49に当接して該可動コーン49を楔嵌合方向に押し出すためにホルダー部3にねじ込まれるねじ軸52と、ねじ軸52を回転させる操作レバー51と、からなり、操作レバー51によりねじ軸52を回転させて、可動コーン49を楔嵌合方向に押し出すことによって可動コーン49の楔作用により押し付け部材50をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにした楔式圧着固定手段であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明によれば、装置本体に、スタッド付きのボールと、ボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段とを設けると共に、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けたものであって、この固定装置を使用することにより、例えば架線の補修箇所を保持する活線作業用工具を、所定の作業箇所に、必要とする所望の姿勢で固定させておくことができるから、作業者は一人で別の活線作業用工具を持って、遠隔操作しながら所要の活線作業を行えばよく、従って従来二人で行っていた活線作業を一人で行うことができ、人件費の節約に貢献することができる。
【0008】
また、本発明によれば、ボール5の外周面には複数の溝17が互いに平行で周方向に条設されているから、押し付け部材15によってボール5をボール受け部6に押し付けて圧着する際に、溝17がボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を発揮し、その食い付き作用によってボール5がボール受け部6に確実強固に固定される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は本発明に係る活線作業用工具の固定装置Aの使用状態を示す斜視図、図2は同固定装置Aの拡大斜視図、図3は同固定装置Aの要部拡大側面断面図、図4は図3の矢印Xの方向から見た同固定装置Aの一部正面図である。これらの図において、1は固定装置Aの装置本体で、高所作業車KのバケットBに取り付け固定される取付部2と、この取付部2の上部に連設されたホルダー部3とからなり、このホルダー部3内に、スタッド4を一体又は一体的に突設したボール5と、このボール5を受ける凹曲面状のボール受け部6と、前記ボール5をボール受け部6に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段7とが設けられ、そしてボール5のスタッド4に、活線作業用工具としてスティックSを取外し可能に固定するクランプ8が一体的に連設されている。
【0010】
装置本体1のホルダー部3は、図3に示すように、円筒状の外筒9と、この外筒9内の上部側に、鍔部9a,10aによって抜け出しを阻止された状態で嵌合された円筒状のボール保持筒10と、外筒9内の下部側に螺嵌されて固定された円板状の支持部材11とからなるもので、ボール保持筒10の内径はボール5の直径より僅かに大きいが、先端部が漸次径小となってその径小部分に前記凹曲面状のボール受け部6を形成し、このボール受け部6にボール5が回動可能に係合し、スタッド4は、ボール保持筒10から外方へ突出している。ボール受け部6は、ボール5の外周面とほぼ同じ曲率の凹曲面に形成されている。
【0011】
圧着固定手段7は、外筒9内の下部側に螺嵌されて固定された円板状の支持部材11上に同心状に設置された流体圧(油圧又は空圧)シリンダ12と、ボール5に当接する押し付け部材15と、からなり、シリンダ12の作動により押し付け部材15をボール5に押し付けて、ボール5をボール受け部6に圧着するようにしたシリンダ式の圧着固定手段で、シリンダ12のピストンロッド13を連結具14を介して押し付け部材15に連結している。16a,16bは流体圧の給排管、16cはポンプを示す。
【0012】
しかして、ポンプ16cからの流体圧(油圧又は空圧)によって流体圧シリンダ12が作動し、該シリンダ12のピストンロッド13が連結具14を介して押し付け部材15をボール5側に押し付け、それによりボール5がホルダー部3のボール受け部6に圧着されて、ボール5はホルダー部3側に回動不能に固定される。また、ポンプ16cから給排官16a,16bを通ってシリンダ12に流れる流体圧の切替によって、当然のことながら押し付け部材15に対する押圧力が開放されるため、ボール受け部6に対するボール5の圧着作用が解除され、ボール5はホルダー部3に対し自由に回動可能となる。
【0013】
また、図3及び図5に示すように、本発明にあっては、ボール5の外周面には複数の溝17が互いに平行で周方向に条設されているから、押し付け部材15によってボール5をボール受け部6に押し付けて圧着する際に、溝17がボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を発揮し、その食い付き作用によってボール5がボール受け部6に確実強固に固定される。
【0014】
ボール5のスタッド4に連設されたクランプ8は、図3及び図4に示すように、スタッド4の先端部に嵌合されてピン18により固定された固定部材19と、左右2本のガイドロッド20,20を介して、固定部材19に対し平行移動可能な可動部材21とを有する。ガイドロッド20は、可動部材21の長手方向両端部から垂直下方へ突出して、固定部材19のガイド孔(図示省略)に挿通支持されており、またガイドロッド20には、可動部材21を固定部材19に対し適当間隔に保持して活線作業用工具の挿入を容易にするためのコイルバネ22が嵌装されている。そして、これら固定部材19と可動部材21との対向面には、活線作業用工具としてのスティックSを挟持する断面略V字状の挟持部19a,21aが形成されている。また、固定部材19の長手方向中央部にはねじ軸23が立設され、このねじ軸23は可動部材21の孔21bに挿通され、その先端部には締付部材24が螺嵌されている。この締付部材24には回転操作用のノブ25が取り付けてある。
【0015】
このクランプ8の使用にあたっては、固定部材19と可動部材21との両挟持部19a,21a間にスティックSを挿入し、ねじ軸23に螺嵌されている締付部材24をコイルバネ22の付勢力に抗して締付方向に回転させることにより、可動部材21が固定部材19側に接近して、両挟持部19a,21a間で種々の径のスティックSを挟持固定することができる。
【0016】
装置本体1の取付部2は、図2に概略示すように、前後一対の脚部26a,26bと両脚部26a,26aをつなぐ連結部26cからなるコ字枠本体26と、このコ字枠本体26の一方の脚部26a側に螺合されて他方の脚部26b側へ延びる螺軸27と、この螺軸27の先端に取り付けられた円板状の押し付け部材28とによって構成され、コ字枠本体26の上端部に基台29が固着され、この基台29上に円筒状の連結部材30が立設され、この円筒状連結部材30の上端部に前記ホルダー部3の円板状支持部材11の取付部11aが嵌合されて、ビスdにより固定されている(図3参照)。螺軸27の基端部にはレバー27aが設けてある。
【0017】
従って、この取付部2を高所作業車のバケットBに取り付けるには、図2のようにコ字枠本体26をバケットBの側壁上端部に跨嵌し、レバー27aの回転操作により螺軸27を螺進させて、この螺軸27の先端の押し付け部材28とコ字枠本体26の脚部26bとでバケットBの側壁部を圧着すればよい。
【0018】
以上説明したような構成よりなる固定装置Aを使用して、図1に示すような架線Cの活線作業、例えば被覆部分の剥離作業を行う場合には、先ず、装置本体1の取付部2を高所作業車KのバケットBの所要部に取り付け固定する。この際、圧着固定手段7は、流体圧シリンダ12の非作動によりボール受け部6に対するボール5の圧着作用が解除されるロック解除位置にセットして、スタッド4に取り付けられたクランプ8がボール5を中心として任意の方向へ自由に揺動できるようにしておく。
【0019】
それから、作業者Mが先端に保持具Eを取り付けたスティックSを持って、その保持具Eで剥離箇所の所要部を保持しながら、固定装置1のクランプ8側をボール5を中心に適宜に揺動させて、このスティックSの基端部をクランプ8に挟持固定する。この際、スティックS先端の向きに応じてクランプ8側を揺動させると共に、保持具Eの保持位置に応じてスティックSをその長さ方向に適宜移動させて、スティックSが所望の姿勢になった状態でその基端部をクランプ8で挟着固定すればよい。この後、圧着固定手段7の流体圧シリンダ12を作動させて、ボール5をホルダー部3側に回動不能に固定することによって、スティックSは、図1に示すようにバケットBに取り付け固定した装置本体1に対し所望の姿勢に固定される。
【0020】
こうして、剥離箇所の所要部を保持するスティックSを、固定装置AによってバケットBに固定した後、作業者Mが、先端に剥離用具Fを取り付けた別のスティックS′を持って、このスティックS′で遠隔操作しながら架線Cの被覆部分の剥離作業を行う。
【0021】
上記のように、本発明の固定装置Aによれば、架線Cが動かないように剥離箇所の所要部を保持するスティックSを、バケットBの所定箇所において、三次元方向に適宜に位置調整した上で作業に必要な所望の姿勢に固定させることができるから、作業者Mは一人で別のスティックS′を持って、遠隔操作しながら被覆部分の剥離作業を行うことができる。この場合、必要に応じて、複数個のスティックSを使用して、それらをバケットBの所要位置に固定することができる。特に、この固定装置Aによれば、流体圧シリンダ12を作動させるだけで、ボール受け6に対するボール5のロック操作及びその解除操作を行えるから、活線作業用工具の固定又は取外し作業が簡単容易となる。
【0022】
この実施形態では、固定装置Aに固定する活線作業用工具として、スティックSのみを例示したが、ヤットコその他のスティックS以外の工具も固定することができる。また、装置本体1は、高所作業車KのバケットBに限らず、所定の作業箇所に取り付け固定させることができるものである。
【0023】
図6は、本発明の他の実施形態の圧着固定手段47を示すもので、該圧着固定手段47は、偏心カム44により押し付け部材15をボール5に押し付けて、ボール5をボール受け部6に圧着するようにした偏心カム式の圧着固定手段で、ホルダー部3の外筒9に回転軸45を軸受部材e,eにより軸架し、この回転軸45の中央部に偏心カム44を設けると共に、回転軸45の一端部に回転操作用レバー46を連設し、このレバー46により回転軸45を回転させて、カム44の偏心回転により押し付け部材15にボール5に対する押し付け作用を働かせるようにしている。
【0024】
また、図7に示す圧着固定手段57は、楔の利用による圧着固定手段を示す。この図において48は、円板体の上面側に傾斜の緩い円錐状の凸部48aを形成してなる固定コーンであり、49は、円板体の下面側に固定コーン48の円錐状凸部48aに嵌合する円錐状凹部49aを形成し且つ上面側にそれと同様な円錐状凹部49bを形成してなる可動コーンである。50は、下面側に可動コーン49の円錐状凹部49bに嵌合する円錐状凸部50aを形成し、ボール5に押し付けられる前記押し付け部材15と同様な押し付け部材である。また51は、ホルダー部3の外筒9に螺合されたねじ軸52を回転させる操作レバーで、ねじ軸52の先端が可動コーン49の外周面部に当接される。
【0025】
従って、図7のように固定コーン48をホルダー部3の支持部材11上に固定し、固定コーン48の円錐状凸部48aに可動コーン49の下面側円錐状凹部49aを嵌合し、この可動コーン49の上面側円錐状凹部49bに押し付け部材50の下面側円錐状凸部50aを嵌合した状態で、操作レバー51によりねじ軸52を進み方向に回転させると、このねじ軸52の螺進によって可動コーン49が押し出され、この押し出し時の可動コーン49の楔作用により押し付け部材50が押し上げられて、ボール5がボール受け6に圧着固定されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る活線作業用工具の固定装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】同固定装置の拡大斜視図である。
【図3】同固定装置の要部拡大側面断面図である。
【図4】図3の矢印Xの方向から見た同固定装置の一部正面図である。
【図5】ボールの一部拡大正面図である。
【図6】偏心カム式の圧着固定手段を示す断面図である。
【図7】楔式の圧着固定手段を示す断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボールの外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段7は、前記装置本体1の支持部材11上に同心状に設置された流体圧シリンダ12と、ボール5に当接する押し付け部材15と、からなり、該流体圧シリンダ12の作動により押し付け部材15をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにしたシリンダ式圧着固定手段である活線作業用工具の固定装置。
【請求項2】
所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボール5の外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段47とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段47は、前記装置本体1のホルダー部3に軸架された回転軸45と、該回転軸45に設けた偏心カム44と回転軸45の一端部に連設した回転操作用レバー46と、ボール5に当接する押し付け部材15とからなり、回転装置用レバー46により回転軸45を回転させて、偏心カム44の偏心回転により押し付け部材15をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにした偏心カム式圧着固定手段である活線作業用工具の固定装置。
【請求項3】
所定の作業箇所に取り付け固定される装置本体に、スタッド付きのボール5であって該ボール5の外周面に複数の溝17が互いに平行に周方向に条設されてなるボール5と、このボールを受けるボール受け部と、前記ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段57とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けてなり、圧着固定手段57は、前記装置本体1の支持部材11上に固定された固定コーン48と、該固定コーン48に対向して設けられボール5に当接する押し付け部材50と、固定コーン48と押し付け部材50との間に楔嵌合する可動コーン49と、可動コーン49に当接して該可動コーン49を楔嵌合方向に押し出すためにホルダー部3にねじ込まれるねじ軸52と、ねじ軸52を回転させる操作レバー51と、からなり、操作レバー51によりねじ軸52を回転させて、可動コーン49を楔嵌合方向に押し出すことによって可動コーン49の楔作用により押し付け部材50をボール5に押し付けてボール5をボール受け部6に圧着するようにした楔式圧着固定手段である活線作業用工具の固定装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−103314(P2009−103314A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−25830(P2009−25830)
【出願日】平成21年2月6日(2009.2.6)
【分割の表示】特願平11−134589の分割
【原出願日】平成11年5月14日(1999.5.14)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【出願人】(591083772)株式会社永木精機 (65)
【Fターム(参考)】