説明

液滴吐出装置

【課題】生産効率を向上させる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】ワーク5に液滴を吐出する前にワーク5に前処理を施す前処理部20と、液滴を吐出可能に取り付けられた液滴吐出ヘッドを備え、液滴吐出ヘッドから液滴を吐出して液滴をワーク5に塗布する液滴吐出部30と、液滴が吐出されたワーク5に後処理を施す後処理部50と、ワーク5の平面を水平に保持可能なワーク保持部77を有する搬送部70と、を有し、前処理部20と、液滴吐出部30と、後処理部50とが搬送部70のワーク保持部77の移動範囲内において順に配置され、搬送部70のワーク保持部77がワーク5を保持した状態で前処理部20と、液滴吐出部30と、後処理部50とを順次移動可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状体を液滴として吐出し、描画を行う液滴吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液状体を液滴にして基板に吐出し、様々な描画を行う液滴吐出装置が知られている。
例えば、インクジェット法を用いて基板に液滴を塗布する液滴吐出装置が特許文献1に開示されている。
近年、液滴吐出装置を用いて各種のデバイス製造やマーキング、印刷などが行われ、液滴吐出装置の利用分野が拡大している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−225247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
生産設備としての液滴吐出装置においては、処理部に連続的に基板などのワークを供給する。例えば、液滴吐出工程ではワークをステージに給材し、ステージが液滴吐出部に移動して液滴の塗布が行われ、それが終了するとステージが給材位置に戻り、ワークをステージから除材する。そして、新たなワークをステージに供給する。
このように、各工程でワークの受け渡しが行われるため、ワークの給材および除材に時間がかかり、生産設備としての液滴吐出装置の生産効率を低下させている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]本適用例にかかる液滴吐出装置は、ワークに液滴を吐出する前に該ワークに前処理を施す前処理部と、前記液滴を吐出可能に取り付けられた液滴吐出ヘッドを備え、該液滴吐出ヘッドから前記液滴を吐出して前記液滴を前記ワークに塗布する液滴吐出部と、前記液滴が吐出された前記ワークに後処理を施す後処理部と、前記ワークの平面を水平に保持可能なワーク保持部を有する搬送部と、を有し、前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部とが前記搬送部の前記ワーク保持部の移動範囲内において順に配置され、前記搬送部の前記ワーク保持部が前記ワークを保持した状態で前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部とを順次移動可能であることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、ワークの平面が搬送部のワーク保持部に水平に保持されて、この状態で前処理部、液滴吐出部、後処理部を移動して各処理が行われる。
このようにすれば、各処理部でのワークの受け渡しをすることなくワークに処理を施すことができ、生産設備としての液滴吐出装置の生産効率を従来に比べて向上させることができる。
【0008】
[適用例2]上記適用例にかかる液滴吐出装置において、前記ワークを給材する給材部と、前記ワークを除材する除材部と、をさらに備え、前記搬送部の前記ワーク保持部が前記給材部および前記除材部に移動可能であることが望ましい。
【0009】
この構成によれば、ワークを給材する給材部と、ワークを除材する除材部と、をさらに備え、ワーク保持部が給材部、除材部に移動可能である。
このように、液滴吐出装置に給材部と除材部とを備えており、液滴吐出装置内で一連の処理を完結することができる。
【0010】
[適用例3]上記適用例にかかる液滴吐出装置において、前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部と、前記給材部と、前記除材部と、が前記搬送部を囲んで配置されていることが望ましい。
【0011】
この構成によれば、搬送部の周りに、前処理部と、液滴吐出部と、後処理部と、給材部と、除材部とが配置されていることから、装置全体の設置面積を小さく構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態における液滴吐出装置の各部の配置を示す模式平面図。
【図2】本実施形態における搬送部の構成を示す概略斜視図。
【図3】本実施形態における給材部の構成を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図。
【図4】本実施形態における前処理部の構成を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図。
【図5】本実施形態における液滴吐出部の構成を示し、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図。
【図6】本実施形態における液滴吐出ヘッドの構成を示す概略断面斜視図。
【図7】本実施形態における後処理部の構成を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図。
【図8】本実施形態における除材部の構成を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の寸法の割合を適宜変更している。
(実施形態)
【0014】
図1は液滴吐出装置の一例であり、各部の配置を示す模式平面図である。
液滴吐出装置1は、給材部10、前処理部20、液滴吐出部30、後処理部50、除材部60、搬送部70及び制御部90を備えている。
液滴吐出装置1は、搬送部70を周りから囲むように、時計回りに給材部10、前処理部20、液滴吐出部30、後処理部50、除材部60、制御部90が順に配置されている。
図1では、説明のために直交座標系を表示し、X軸およびY軸で構成される面を水平面とし、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸(鉛直方向の軸)とする。
【0015】
液滴吐出装置1の中央部に配置された搬送部70は、第1腕部73と第2腕部75を備えたスカラー型ロボットが用いられている。第2腕部75の先端にはワーク5の平面を水平に保持するワーク保持部77を有している。
ワーク保持部77は搬送部70の動作により移動できるように構成されている。搬送部70のワーク保持部77は平面視で円状の移動範囲6を有し、ワーク保持部77の移動範囲6内において、給材部10、前処理部20、液滴吐出部30、後処理部50、除材部60、が搬送部70を囲むように配置されている。
このように、液滴吐出装置1に給材部10と除材部60とを備えており、液滴吐出装置1内で一連の処理を完結することができる。
また、制御部90は液滴吐出装置1の各部の動作および全体の動作を制御している。
【0016】
以下、液滴吐出装置1の各部について詳細に説明する。
(搬送部)
図2は搬送部の構成を示す概略斜視図である。
搬送部70は平板状の基台71を備え、基台71上には支持台72が設置されている。支持台72の内部にはモーター、角度検出器、減速機等から構成される回転機構72aが備えられている。そして、モーターの出力軸は減速機と接続され、減速機の出力軸は支持台72の上方に配置された第1腕部73と接続されている。また、角度検出器がモーターの出力軸と連結され、モーターの出力軸の回転角度を検出する。これにより、回転機構72aは第1腕部73の回転角度を検出して、所望の角度に回転させることができる。
【0017】
第1腕部73上において支持台72と反対側の端には回転機構74が設置されている。回転機構74はモーター、角度検出器、減速機等により構成され、支持台72の内部に設置された回転機構72aと同様の機能を備えている。そして、回転機構74の出力軸は第2腕部75と接続されている。これにより、回転機構74は第2腕部75の回転角度を検出して、所望の角度に回転させることができる。
【0018】
第2腕部75上において回転機構74と反対側の端には昇降機構および回転機構76が配置されている。そして、昇降機構および回転機構76の下側にはワークを保持するワーク保持部77が設けられている。ワーク保持部77はXY平面と平行に配置され、昇降機構および回転機構76によりワーク保持部77の上下方向(Z方向)の移動と、XY平面での回転とが可能となっている。
【0019】
ワーク保持部77には3本の指部78が設けられ、それぞれ平行に並んでいる。そして指部78には吸着穴79が設けられ、ワークを吸着して保持することが可能である。
このように、搬送部70ではワークの平面を水平に保って搬送することが可能である。
なお、水平とは厳密な意味ではなく、ある程度の誤差を含む状態であっても良い。
【0020】
(給材部)
図3は給材部の詳細の構成を示し、図3(a)は概略平面図、図3(b)は概略側面図である。
給材部10は平板状の基台11を備え、基台11上には押し出し機構13、昇降機構15、ワーク受渡台16が設置されている。そして、昇降機構15の上方にはガラス基板、半導体基板などのワーク5が1枚ごとに収納されるストッカー12が設置され、ストッカー12が上下に移動可能である。
ストッカー12の背面にはストッカー12に収容されたワーク5を1枚ごと移動させる押し出し機構13が設けられている。
【0021】
押し出し機構13は空圧シリンダー14を有し、空圧シリンダー14のロッドが伸張してワーク5を押すことで、ワーク5をストッカー12から移動させることができる。
ストッカー12を挟んで押し出し機構13の反対側にはワーク受渡台16が配置されている。ワーク受渡台16には基台11から立ち上がり、水平方向に伸び平行に並んだ2本の腕部16aが形成されている。腕部16aは押し出し機構13の空圧シリンダー14と同じ高さに設けられ、空圧シリンダー14によりストッカー12から押し出されたワーク5は、ワーク受渡台16の腕部16aに載置される。
【0022】
このような給材部10の構造から、ワーク受渡台16の腕部16aに載置されたワーク5は、搬送部のワーク保持部をワーク5の下から入れて上方に移動させることで、ワーク5の平面が水平となる姿勢で搬送部に受け渡しすることができる。
【0023】
(前処理部)
図4は前処理部の詳細の構成を示し、図4(a)は概略平面図、図4(b)は概略側面図である。
前処理部20は基台21を備え、基台21上には支持部22が立設されている。支持部22は基台21から立ち上がり、途中で水平方向に折れ曲がった形に形成されている。この水平方向に折れ曲がった部分の基台21と向き合う側には処理部23が設けられている。
この前処理部20では、ワーク5表面の改質などが行われ、次工程における液滴塗布でのワークとの密着性を向上させるなどの目的で行われる。
【0024】
例えば、処理部23に水銀ランプを配置し、ガラス基板などのワーク5に紫外光(UV光)を照射してワーク5表面の清浄度を向上させることができる。また、水素バーナーを用いて半導体基板などのワーク5の酸化した表面を一部還元することで表面を粗面化することができる。
なお、他にエキシマレーザーの照射や、プラズマ放電、コロナ放電などの放電雰囲気にワークを晒すなど、ワーク表面に目的に応じた処理を施しても良い。
また、搬送部のワーク保持部77に保持されたワーク5は、この処理部23の下方に水平に保持された姿勢のまま一定時間を経過させることで所定の前処理が行われる。
【0025】
(液滴吐出部)
液滴を吐出する装置に関しては様々な種類の装置があるが、インクジェット法を用いた装置が好ましい。インクジェット法は微小な液滴の吐出が可能であるため、微細加工に適している。本実施形態では吐出する液状体として、紫外線硬化型インクを用いる液滴吐出部の一例について説明する。
図5は液滴吐出部の構成を示し、図5(a)は概略正面図、図5(b)は概略側面図である。
【0026】
液滴吐出部30には、平板状に形成された基台31を備えている。基台31には、上方(Z方向)に延びる一対の門型の支持部32が設けられ、この一対の支持部32の上方を繋ぐように、一対の案内レール33が互いに平行に設けられている。
そして、一対の案内レール33を挟持して移動可能な走査部材33aが設けられている。走査部材33aは案内レール33に沿って水平方向に移動可能である。
【0027】
走査部材33aには略直方体形状のキャリッジ34が取り付けられている。そして、キャリッジ34には液滴を吐出する液滴吐出ヘッド(図示せず)が配置されている。この液滴吐出ヘッドは液滴を鉛直方向(図中の−Z方向)に吐出可能に取り付けられている。
【0028】
次に液滴吐出ヘッドの構成について説明する。
図6は液滴吐出ヘッドの構成を示す概略断面斜視図である。
液滴吐出ヘッド35は、ノズルプレート38bに複数のノズル38aを備え、それぞれのノズル38aの開口に連通する圧力室37a、圧力室37aの一壁面を構成する振動板36b、振動板36bを変形させるPZTなどの圧電素子36a、各圧力室37aにインクなどの液状体を送り込む共通インク室37bを有している。
【0029】
振動板36bは、弾性変形可能な薄板から構成され、圧電素子36aの先端に当接している。このような構成により、圧電素子36aが収縮して、振動板36bが上方に撓んで圧力室37aが膨張すると、共通インク室37bの液状体が圧力室37aに流れ込む。所定時間の経過後に、圧電素子36aが伸長して、振動板36bが元に戻って圧力室37aが収縮すると、圧力室37aの液状体が圧縮されて、ノズル38aの開口から液滴が吐出する。このとき、液滴吐出ヘッド35に形成されている多数のノズル38aのうち、いずれから液滴を吐出するかによってワークに所定の文字、マークや画像などの描画が可能である。
【0030】
このように、搬送部のワーク保持部77により水平に保持されて液滴吐出部30に搬送されたワーク5は、液滴吐出ヘッドに対向してその姿勢を保持してワーク5に液滴吐出ヘッド35から液滴を吐出してワーク5の平面に描画を行う。
【0031】
(後処理部)
図7は後処理部の詳細の構成を示し、図7(a)は概略平面図、図7(b)は概略側面図である。
後処理部50は基台51を備え、基台51上には支持部52が立設されている。支持部52は基台51から立ち上がり、途中で水平方向に折れ曲がった形に形成されている。この水平方向に折れ曲がった部分の基台51と向き合う側には処理部53が設けられている。
後処理部50では、ワーク5に塗布された紫外線硬化型インクを充分に硬化させる工程が行われる。
【0032】
処理部53には図示しないが、紫外光をワークに照射する紫外光照射ユニットと温風を送風する温風ユニットが備えられている。
紫外光照射ユニットは、例えばメタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等のランプを用いることができる。
温風ユニットは送風機、ヒーター及び温風温度を調節する制御装置等により構成されている。
また、搬送部のワーク保持部77に保持されたワーク5は、この処理部53の下方に水平に保持された姿勢のまま一定時間を経過させることで所定の後処理が行われる。
【0033】
(除材部)
図8は除材部の詳細の構成を示し、図8(a)は概略平面図、図8(b)は概略側面図である。
除材部60は平板状の基台61を備え、基台61上には押し出し機構63、昇降機構65、ワーク受渡台66が設置されている。そして、昇降機構65の上方にはガラス基板、半導体基板などのワーク5が1枚ごとに収納されるストッカー62が設置され、昇降機構65の動作によりストッカー62が上下に移動可能である。
【0034】
ストッカー62の横にはワーク受渡台66が配置されている。ワーク受渡台66には基台61から立ち上がり、水平方向に伸び平行に並んだ2本の腕部66aが形成されている。腕部66aは押し出し機構63の空圧シリンダー64と同じ高さに設けられている。
【0035】
ワーク受渡台66を挟んでストッカー62とは反対側には、ワーク受渡台66に載置されたワーク5を押してストッカー62に収容させる押し出し機構63が設けられている。
押し出し機構63は空圧シリンダー64、シリンダー台64a、レール67、を有している。空圧シリンダー64はシリンダー台64aに固定され、シリンダー台64aはレール67上に載置され、レール67に沿って移動が可能である。
【0036】
このような除材部60の構造から、搬送部70のワーク保持部77で保持されたワーク5は、ワーク保持部77の指部78とワーク受渡台66の腕部66aとがぶつからないように上方から下方に移動させることで、ワーク受渡台66に受け渡しすることができる。
そして、押し出し機構63では、ワーク受渡台66の腕部66aにワーク5が搬送部から載置されると、シリンダー台64aがワーク受渡台66の前に移動し、空圧シリンダー64のロッドが伸張してワーク5を押して、ワーク5をストッカー62に移動させる。
【0037】
以上のように、液滴吐出装置1では、ワーク5が給材部10から前処理部20、液滴吐出部30、後処理部50、を経て除材部60に至るまで搬送部70のワーク保持部77に水平に保持されて移送される。そして、その間に前処理部20、液滴吐出部30、後処理部50にて各処理が施される。
このようにすれば、各処理部でのワーク5の受け渡しをすることなく、ワーク5を処理でき、生産設備としての液滴吐出装置1の生産効率を従来に比べて向上させることができる。
さらに、本実施形態の液滴吐出装置1は、搬送部70の周りに、前処理部20と、液滴吐出部30と、後処理部50と、給材部10と、除材部60とが円周上に配置されていることから、装置全体の設置面積を小さくすることができるとともに、ワーク5の移動距離が短くなることから装置のタクトタイムを減少させることができる。
【0038】
なお、液滴吐出装置の各部の構成は上記実施形態に限らず、所定の機能を果たす構成であればよい。
【符号の説明】
【0039】
1…液滴吐出装置、5…ワーク、6…移動範囲、10…給材部、11…基台、12…ストッカー、13…押し出し機構、14…空圧シリンダー、15…昇降機構、16…ワーク受渡台、16a…腕部、20…前処理部、21…基台、22…支持部、23…処理部、30…液滴吐出部、31…基台、32…支持部、33…案内レール、33a…走査部材、34…キャリッジ、35…液滴吐出ヘッド、36a…圧電素子、36b…振動板、37a…圧力室、37b…共通インク室、38a…ノズル、38b…ノズルプレート、50…後処理部、51…基台、52…支持部、53…処理部、60…除材部、61…基台、62…ストッカー、63…押し出し機構、64…空圧シリンダー、64a…シリンダー台、65…昇降機構、66…ワーク受渡台、66a…腕部、67…レール、70…搬送部、71…基台、72…支持台、72a…回転機構、73…第1腕部、74…回転機構、75…第2腕部、76…昇降機構および回転機構、77…ワーク保持部、78…指部、79…吸着穴、90…制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークに液滴を吐出する前に該ワークに前処理を施す前処理部と、
前記液滴を吐出可能に取り付けられた液滴吐出ヘッドを備え、該液滴吐出ヘッドから前記液滴を吐出して前記液滴を前記ワークに塗布する液滴吐出部と、
前記液滴が吐出された前記ワークに後処理を施す後処理部と、
前記ワークの平面を水平に保持可能なワーク保持部を有する搬送部と、を有し、
前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部とが前記搬送部の前記ワーク保持部の移動範囲内において順に配置され、
前記搬送部の前記ワーク保持部が前記ワークを保持した状態で前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部とを順次移動可能であることを特徴とする液滴吐出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の液滴吐出装置において、
前記ワークを給材する給材部と、前記ワークを除材する除材部と、をさらに備え、
前記搬送部の前記ワーク保持部が前記給材部および前記除材部に移動可能であることを特徴とする液滴吐出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液滴吐出装置において、
前記前処理部と、前記液滴吐出部と、前記後処理部と、前記給材部と、前記除材部と、が前記搬送部を囲んで配置されていることを特徴とする液滴吐出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−156509(P2011−156509A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−21887(P2010−21887)
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】