説明

温度センサ付き軸受装置

【課題】従来の光ファイバ式温度計のように薄板状部材の蛍光体を潤滑材に接触する箇所に装着する必要がなく、また、赤外線センサで必要な放射量の補正が必要なく、簡易かつ高精度で温度測定ができる温度センサ付き軸受装置を提供することを目的とする。
【解決手段】内輪と、前記内輪の半径方向外方に配置され、前記内輪に対して相対回転可能な外輪と、前記内輪と前記外輪により画成される環状空間内に配置される転動体と、前記転動体の周囲に封入され、蛍光体を含有する潤滑材と、前記潤滑材の温度を計測する蛍光体式温度センサと、を備える温度センサ付き軸受装置を備える軸受装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサ付き軸受装置に関し、特に軸受装置の潤滑材の温度を測定して潤滑材の劣化を判断できる温度センサ付き軸受装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、蛍光体物質のフォトルミネッセンス特性を利用した蛍光体式温度センサが知られている。
蛍光体式温度センサとは、蛍光体を温度測定対象物の所定位置に装着し、パルス状の励起光を照射することによりその蛍光体を発光させ、蛍光体の発光強度の時間に関する減衰曲線が温度に応じて変化するという物理的原理を応用した測温部材である。
【0003】
図7は、従来の蛍光体式温度センサを示す図である。石英製光ファイバ401の先端に光ファイバ401を通ってきた光の経路を垂直に変えるための石英製プリズム403が透明エポキシ系接着剤404で接着されている。プリズム403の光の出口には透明エポキシ系接着剤405でダブルヘテロ構造のGaAsの蛍光体物質406が接着されている。
【0004】
また、光ファイバ温度センサの接触部408を被測定物409に平行に接触するように、被測定物415の表面に接着剤またはテ−プで容易に取り付けられる。
上記構成において、励起光が光ファイバ401を通り、蛍光体部室406のフォトルミネッセンス特性により励起光と異なった波長の光が蛍光体物質406から放出される。この放出された光の波長を計測することにより被測定物409の温度を測定する(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、潤滑材の温度測定の別の手段として、被測定物が放射する赤外線を検出する放射温度計(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
【特許文献1】特開平5−164629
【特許文献2】特開2003−049832
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、転がり軸受装置が所定の場所に組みつけられた後、軸受装置の内部に封入された潤滑材の検査といった、軸受装置の内部を検査するためには、軸受装置を取り外すことが必要になり手間がかかる。転がり軸受装置の不具合を未然に防ぐためには、潤滑材の状態を認識することが必要である。
【0006】
潤滑材の劣化を判別するための一つの方法として、潤滑材の温度測定がある。潤滑材が劣化すると、潤滑材として機能を十分に果たさなくなり、部材間の摩擦により潤滑材の温度上昇が起きる。そこで、潤滑材の温度を測定することにより潤滑材の劣化の発生の有無を識別できる。
【0007】
潤滑材の温度測定の手段として、特許文献1に開示される光ファイバ式温度センサを用いることが考えられる。従来の蛍光体式温度センサを使用するためには、潤滑材が接するように蛍光体を配置することが必要である。しかし、昨今は、転がり軸受装置のさらなる小型化の要請が大きく、必然的に転がり軸受装置を構成する外輪、内輪等も非常に小さくなる。また、このように小型化した転がり軸受装置内部では、潤滑材が薄い膜状に延在している。従って、蛍光体を非常に薄く、かつ、小さくする必要がある。
しかし、小型化した蛍光体を、作製することや所定の位置に固定することは益々難しくなることが予想される。
【0008】
特許文献2に開示される温度センサ等の放射温度計を用いる場合には、潤滑材以外から放射される赤外線を区別することなく測定対象物の放射量として測定してしまう。また、測定対象物である潤滑材の放射率を考慮して(すなわち放射量を補正して)、潤滑材の温度を算出する必要があり、その放射率を得るには手間がかかる。
【0009】
そこで、本発明は、従来の光ファイバ式温度計のように薄板状部材の蛍光体を潤滑材に接触する箇所に装着する必要がなく、また、赤外線センサで必要な放射量の補正が必要なく、簡易かつ高精度で温度測定ができる温度センサ付き軸受装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための本発明の温度センサ付き軸受装置の第1の態様は、内輪と、前記内輪の半径方向外方に配置され、前記内輪に対して相対回転可能な外輪と、前記内輪と前記外輪により画成される環状空間内に配置される転動体と、前記転動体の周囲に封入され、蛍光体を含有する潤滑材と、前記潤滑材の温度を計測する蛍光体式温度センサと、を備える。
【0011】
また、本発明の温度センサ付き軸受装置の第2の態様によれば、前記蛍光体式温度センサは、前記蛍光体に励起光を照射する光源と、前記励起光による前記蛍光体の発光強度の減衰特性から前記潤滑材の温度を測定する温度測定部と、前記蛍光体へ前記光源からの励起光を導く第1光伝達部材と、前記蛍光体からの蛍光を前記温度測定部に導く第2光伝達部材と、を有する。
【0012】
本発明の温度センサ付き軸受装置の第3の態様によれば、前記第1光伝達部材と第2光伝達部材は同一部材である。
さらに、本発明のセンサ付き軸受装置の第4の態様によれば、前記蛍光体式温度センサは複数配置される。
本発明の温度センサ付き軸受装置の第5の態様によれば、前記転動体は、玉もしくは円筒ころである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、粉末状の蛍光体を潤滑材に含ませるので、薄板体の蛍光体を装着するための箇所を確保したり、その箇所に貼り付けるという工程を省略できる。また、放射温度計と異なり放射量を補正する必要もない。結果として、軸受装置内の潤滑材の温度を高精度で測定できる温度センサ付き転がり軸受を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の温度センサ付き軸受装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。各図面中、同一要素は同一符号で示してある。
【0015】
(実施形態1)
実施形態1は、本発明の温度センサ付き転がり軸受装置を、玉軸受装置に適用したセンサ付き玉軸受装置である。以下、その構成について図1〜3を参照しつつ説明する。図1は、温度センサ付き転がり軸受装置の縦方向断面図であり、図2は、図1の部分拡大図であり、図3は、実施形態1の蛍光体式温度センサを示す図である。
【0016】
本実施形態の温度センサ付き玉軸受1は、環状の内輪3と、内輪3の半径方向外方に同心に配置された環状の外輪5と、内輪3と外輪5により画成される環状空間7内に配置される転動体である玉部材9と、玉部材9を環状空間7内で転動可能に保持する保持器11と、環状空間7内に封入される潤滑材である潤滑油と、外輪5の内周面に装着され、内輪の外周面に当接し、軸受装置内部である環状空間7を密閉し、軸受装置内部に潤滑油を保持する環状のシール部材41と、蛍光体式温度センサ13と、を備える。なお、本実施形態では、外輪5は固定し、内輪3が転動する構成とした。
【0017】
温度センサ13は、潤滑油15に対して励起光を照射する光源17と、励起光を受けた潤滑油15に含まれる粉末状の蛍光体からの蛍光を受け、蛍光体の発光強度の減衰特性から潤滑油15の温度を測定する温度検出部19と、蛍光体へ光源17からの励起光を導く光伝達部材である第1光ファイバ21と、励起光による蛍光体の蛍光を温度検出部13に導くための光伝達部材である第2光ファイバ23と、を有する。
【0018】
また、温度測定部19は、蛍光信号を光電変換し光量を測定する光検出部21と、予め得られている蛍光緩和時間と温度との関係を参照し、所定部位の温度を演算する温度検出部23と、を有する。
【0019】
なお、光源17には、不図示の制御部が連結されており、光源17が制御部からの駆動信号を受けると、パルス状の励起光を照射し、温度検出部23において測定部位の温度が検出される。
【0020】
次に図3を参照して、光伝達部材について述べる。光源17から励起光を潤滑油15に含まれる粉末状の蛍光体に伝達する光伝達部材は第1光ファイバ18であり、潤滑油15側の一端部18aには光学系であるレンズ27が装着され、他端部18bにはフィルタ29が装着されている。潤滑油15の蛍光体からの蛍光を温度検出部13に導くための第2の光ファイバ20の一端部20aには、光学系であるレンズ31が装着され、他端部20bにはフィルタ33が装着され所定の波長の蛍光を透過する。フィルタ33を透過した蛍光は、光検出部21において、光量が測定され、温度検出部において予め得られている蛍光緩和時間と蛍光体の温度の関係から潤滑油の温度が得られる。
【0021】
外輪5の肩部には、外輪5の径方向に貫通し、潤滑油が充填されている領域に連通するファイバ収容路35が設けられている。第1光ファイバ18及び第2光ファイバ20は、その一端部18a、20aの先端と、肩部内周面5bとが同一面になるようにファイバ収容路35内に配置され、環状空間7を向くよう位置づけされている。本実施形態では、潤滑油がファイバ収容路35内へ進入することを防ぐため、第1光ファイバ18、第2光ファイバ20の周囲であって、ファイバ収容路35内に樹脂等を詰めている。
【0022】
上記構成の温度センサ付きの軸受装置は、以下のように作動する。駆動信号を光源17が受けると、パルス状の励起光が発せられ、第1光ファイバ18を通り、潤滑油を照射する。照射された潤滑油15は、その温度に応じた所定の蛍光を発し、第2光ファイバ20を介して光検出部21に伝達される。光検出部21において光量が測定され、温度検出部23においてその温度が検出される。
【0023】
(第2実施形態)
第2実施形態は、内輪に蛍光体及び光伝達部材を装着した温度センサ付き玉軸受装置である。図4を参照しつつ第2実施形態の温度センサ付き玉軸受装置について説明する。なお、玉部材、保持器、温度センサ、シール部材等の他の要素は図1と同様の形状、寸法を有する構成であるので詳細な説明は割愛する。
【0024】
環状の外輪105の径方向内方であって、外輪105と同心に内輪103が配置されている。本実施形態では、内輪103を固定し、外輪105が回転する構成である。内輪103の内周面は、球状部材が転動する凹状の軌道面103aと、軌道面103aを軸方向に挟んで両端側に配置される肩部内周面103bとから構成される。一方の肩部内周面103bにより構成される肩部103cの軌道面103aの近傍には、径方向に貫通するファイバ収容路135が穿孔されている。ファイバ収容路135には、図2、図3と同様の第1光ファイバ118及び第2光ファイバ120が収容されている。両光ファイバ118、120の先端に設けられた光学系のレンズ(図3の27、31に相当)は、環状空間104に面する。
【0025】
上記構成において、第1実施形態と同様に光源からの励起光が第1光ファイバ118を介して蛍光体115に導かれ、励起光による蛍光体115からの蛍光が第2光ファイバ120を介して温度測定部に導かれ、蛍光体115が装着された測定部分の温度が検出される。なお、温度センサの測温工程は、前述した実施形態1と同様である。
【0026】
(温度センサの変形例)
図5は、温度センサの変形例の模式図である。上記した第1及び第2実施形態は、第1光ファイバと第2光ファイバを備え、光源からの励起光を蛍光体まで伝達するための光ファイバと、蛍光体からの蛍光を温度測定部に伝達するための光ファイバをそれぞれ別々の部材としたが、本変形例は、励起光の光路及び蛍光の光路を単一の光ファイバから構成されたものである。また、光伝達部材の変形例は、実施形態1、2の何れの構成にも適用できることは言うまでもない。
【0027】
温度センサ213は、温度測定部219と、先端に撮像光学系を構成するレンズ227が装着された光伝達部材である光ファイバ218と、を備える。温度測定部219は、光源217、光検出部221、温度検出部223、ビームスプリッタ237、フィルタ239を備える。ビームスプリッタ237は、光源217からの励起光251を90度反射させて光ファイバ228の一端部228bに導波し、また、光ファイバ218の他端228aを出射した蛍光体215からの光線253を透過させる部材である。また、フィルタ239は、蛍光体(図1の符号15に相当)からの光線253のうち、所定波長の光を透過させる部材である。
【0028】
また、光検出部221は、フィルタ237を透過した光の光量を測定するための光電変換部材であり、温度検出部223は、光検出部221で得られた電荷に基づいて算定された蛍光体の発光強度の減衰特性に基づき、予め格納されている温度と減衰特性との関係から、温度を測定する部材である。
【0029】
上記構成の温度センサ213において、光源217から照射される励起光251は、図5中の上下方向上方に進行する。さらに、ビームスプリッタ237により励起光251を90度反射させ光ファイバ228内の端部228bへ導入する。光ファイバ218内を進行する励起光251は、蛍光体(図1、2の符号15に相当)に到達し蛍光体が発光する。蛍光体から放出される蛍光253は、直接光ファイバ218の他端部228a側から入射し、光ファイバ218の一端部228bから出射し、ビームスプリッタ237、フィルタ239を透過し光検出部221内に入射する。上述のように温度検出部223において蛍光体の発光強度の減衰に基づき軸受装置の所定の部位の温度が計測される。この変形例によれば光伝達部材の構成を簡易にできる。
【0030】
(第3実施形態)
第1実施形態では、単一の測定点での潤滑油の温度を検出する構成であったが、第3実施形態は、軸受装置内に複数の測定点を設ける構成である。図6は、第3実施形態の温度センサ付き玉軸受の横断面図である。本実施形態では、外輪305の肩部に光ファイバ収容路(図2の参照符号35)が複数設けられている。本実施形態では、外輪305の3分の1の円弧状部分に等間隔に5つの5つの測定点315a〜315eを設けた。従って、外輪305の5つの測定点において温度を検出することができる。
【0031】
また、5つの測定点315a〜315eのそれぞれには、図1、2で示した第1及び第2光ファイバと同様の第1光ファイバ318a〜318e及び第2光ファイバ320a〜320eが配置されている。
【0032】
本実施形態の励起光は、単一の光源317から照射された励起光を分岐し各測定点315a〜315eに伝達する構成でもよいし、測定点315毎に独立した光源を設ける構成としてもよい。
【0033】
また、各測定点315a〜315eからの蛍光は、第2光ファイバ320a〜320eを介して光検出部321、そして温度検出部323へと伝達される。このような構成により、軸受装置の外輪305の温度分布を測定することができる。なお、本実施形態は、外輪305の所定の領域にのみ測定点を設ける構成としたが、外輪305の周方向全体に亘り測定点を設けることも可能である。また、実施形態2と同様に内輪303に複数の測定点を設ける構成としてもよい。
【0034】
上記第1及び第2光ファイバの測定点の近傍に近い側の端部からの一定長さは、長手方向に一体として結合し、途中で分岐する構成となっており、光伝達部材を測定点側でコンパクトに構成している。
【0035】
(第4実施形態)
第4実施形態は、温度センサ付きの円筒ころ軸受装置である。第1実施形態では、玉軸受装置であったが、本実施形態は、円筒ころ軸受装置に温度センサを設けた例である。
図7は、温度センサ付き円筒ころ軸受装置の縦方向断面図である。環状の内輪403と、内輪403の半径方向外方に配置される外輪405と、内輪403と外輪405により画成される環状空間407内に配置される転動体である円筒ころ409と、円筒ころ409を環状空間407内で転動可能に保持する保持器411と、外輪405の軌道面405a側に配置される蛍光体式温度センサ413と、を備える。温度センサ413の温度測定部の第1及び第2光ファイバ418、420等は、図2と同じ構成であるので説明を割愛する。
【0036】
なお、軌道面405aと第1及び第2光ファイバ418、420の端部とが第1実施形態と同様に面一になるような構成にすると、円筒ころ409が第1及び第2光ファイバ418、420に直接接触し磨耗してしまう。そこで、酸化シリコン等の酸化膜、窒化シリコン等の窒化膜、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜等の誘電体膜等を、ファイバ収容路435の、軌道面405上の開口を覆うように誘電体膜439を装着する。この構成により、誘電体膜439を介して潤滑油415の温度を測定することができる。
【0037】
なお、本実施形態では、円筒ころ軸受装置の軌道面上の温度測定を行う構成としたが、第1実施形態の転がり軸受装置の軌道面や、軌道面上の複数の測定点を設け、複数の蛍光体を配置できるとは言うまでもない。
【0038】
また、本実施形態では、シール部材を設け潤滑油を軸受装置内に保持する構成としたが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、潤滑材として固体状のグリースを利用する場合には、シール部材を設けない構成とすることも可能である。
【0039】
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】温度センサ付き転がり軸受装置の縦方向断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】実施形態1の蛍光体温度測定手段を示す図である。
【図4】内輪に光導電部材を装着した温度センサ付き軸受装置の縦方向断面図である。
【図5】温度センサの変形例の模式図である。
【図6】第3実施形態の温度センサ付き転がり軸受の横断面図である.
【図7】温度センサ付き円筒ころ軸受装置の縦方向断面図である。
【図8】従来の温度センサ付き玉軸受装置の縦方向断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 温度センサ付き転がり軸受装置
3 内輪
5 外輪
7 環状空間
9 転動体
11 保持器
13 温度センサ
15 潤滑材
18、20 光ファイバ
19 温度測定部
21 光検出部
23 温度検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内輪と、前記内輪の半径方向外方に配置され、前記内輪に対して相対回転可能な外輪と、前記内輪と前記外輪により画成される環状空間内に配置される転動体と、前記転動体の周囲に封入され、蛍光体を含有する潤滑材と、前記潤滑材の温度を計測する蛍光体式温度センサと、を備える温度センサ付き軸受装置。
【請求項2】
前記蛍光体式温度センサは、前記蛍光体に励起光を照射する光源と、前記励起光による前記蛍光体の発光強度の減衰特性から前記潤滑材の温度を測定する温度測定部と、前記蛍光体へ前記光源からの励起光を導く第1光伝達部材と、前記蛍光体からの蛍光を前記温度測定部に導く第2光伝達部材と、を有する請求項1に記載の温度センサ付き軸受装置。
【請求項3】
前記第1光伝達部材と第2光伝達部材は同一部材である請求項1又は2に記載の温度センサ付き軸受装置。
【請求項4】
前記蛍光体式温度センサは複数配置される請求項1〜3のいずれか一項に記載の温度センサ付き軸受装置。
【請求項5】
前記転動体は、玉もしくは円筒ころである請求項1〜4のいずれか一項に記載の温度センサ付き軸受装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−232156(P2008−232156A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−68042(P2007−68042)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】