説明

無線検針システム

【課題】基地局の電波範囲内に地震などの災害が起こりガスの流量が遮断されるといった状況となれば、数十から数百台程度の無線装置が一斉に基地局へデータを送信し、データ収集センタはデータ処理能力を超えるデータを受信し、機能しなくなり。
【解決手段】基地局400において、受信回数nがあらかじめ設定される所定の閾値Nと比較して、受信回数nが閾値Nより小さい場合は第1通信モード処理を実行し、データ収集センタ500に状態データ信号(T43)を送信する。一方で、受信回数nが閾値Nより大きい場合は第2通信モード処理を実行し、データ収集センタ500に状態データ信号(T43)を送信しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガス、電気、水道等の使用量を無線通信により自動的に検針可能な無線検針システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の無線検針システムは、ガス使用量を検針するメータと、そのメータに接続された無線装置と、無線装置と通信可能な基地局と、基地局で受信した検針データを収集するセンタ局とから構成されていた。
【0003】
メータで検針された検針データは無線装置を介して基地局へ送信される。そして、検針データを受信した基地局はセンタ局へデータを送信することによって、センタ局では検針データ収集が可能となる(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
また、メータには異常状態(災害やガス漏れといった致命的な状態)を検知するセンサが備え付けられているものもある。例えば、そのセンサが異常状態としてガス漏れを検知すると、遮断弁を駆動させてガスの流量を遮断するとともに、センタ局に遮断した旨を通報していた(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2002−171356号公報
【特許文献2】特開2001−319285号公報
【特許文献3】特開2000−321109号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来の技術として挙げた無線検針システムでは、一つの基地局に対して数十から数百台程度の無線装置を備えたメータが無線通信により接続可能な状態になっている。
【0006】
そのため、基地局の電波範囲内に地震などの災害が起こりガスの流量が遮断されるといった状況となれば、数十から数百台程度の無線装置が一斉に基地局へデータを送信しようとするので、基地局では受信処理が追いつかず、適切にセンタ局までデータを中継することができなくなるといった課題が生じてしまう。また、そうした場合には、メータには通信が成功するまで定期的に通信を試行する機能があり、通信失敗したメータが連続して通信を行なってしまうため、無効な通信を発生させてしまい、メータや無線装置の電池が消耗したり、通信が成功しにくい現象が長時間継続してしまうことにより、その間に発生した重要な通報がセンタ局に通報されなくなる危険があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、各無線装置から送信されるデータが一時的に集中したとしても、不都合なくデータを処理することが可能な無線検針システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の無線検針システムにおける無線基地局は、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値以下であるときには第1通信モード処理で通信を行い、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値より多いときには第2通信モード処理で通信を行うようにするものである。
【0009】
また、無線基地局へ状態データを送信する無線装置が予め設定した地域以外に設置され
ていることが確認できたときには第1通信モード処理で通信を行い、無線装置が予め設定した地域に設置されていることが確認できたときには第2通信モード処理で通信を行うようにするものである。
【0010】
また、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できないときには第1通信モード処理で通信を行い、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できたときには第2通信モード処理で通信を行うようにするものである。
【0011】
これにより、各無線装置から送信されるデータが一時的に集中したとしても、不都合なくデータを処理することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の無線検針システムは、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値以下であるときには第1通信モード処理で通信を行い、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値より多いときには第2通信モード処理で通信を行うようにするため、各無線装置から送信されるデータが一時的に集中したとしても、不都合なくデータを処理することができる。
【0013】
また、無線基地局へ状態データを送信する無線装置が予め設定した地域以外に設置されていることが確認できたときには第1通信モード処理で通信を行い、無線装置が予め設定した地域に設置されていることが確認できたときには第2通信モード処理で通信を行うようにするため、各無線装置から送信されるデータが一時的に集中したとしても、不都合なくデータを処理することができる。
【0014】
また、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できないときには第1通信モード処理で通信を行い、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できたときには第2通信モード処理で通信を行うようにするため、各無線装置から送信されるデータが一時的に集中したとしても、不都合なくデータを処理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
第1の発明は、メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後にデータ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して無線装置へ送信する第1通信モード処理と無線装置から送信された状態データを受信した後に無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局とから構成される無線検針システムであって、無線基地局は、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が単位時間当たり所定値以下であるときには第1通信モード処理で通信を行い、無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値より多いときには第2通信モード処理で通信を行うようにしたものである。
【0016】
これによれば、無線基地局が通信が集中して発生していることを把握し、通信が集中した場合には第2通信モード処理に切り換え、無線装置に受信確認信号を送信することにより、無線装置からの通報を停止することができる。
【0017】
第2の発明は、メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後にデータ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して無線装置へ送信する第1通信モード処理と無線装置から送信された状態データを受信した後に無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局とから構成される無線検針システムであって、無線基地局は、無線基地局へ状態データ
を送信する地域毎の無線装置の台数が単位時間当たり所定値以下であるときには第1通信モード処理で通信を行い、所定値以上となった場合にはその地域に設置されている他の無線装置に対しては第2通信モード処理で通信を行うようにしたものである。
【0018】
これによれば、無線基地局が特定の地域からの通信が集中して発生したことを把握し、通信が集中した場合には第2通信モード処理に切り換え、無線装置に受信確認信号を送信することにより、無線装置からの通報を停止することができる。
【0019】
第3の発明は、メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後にデータ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して無線装置へ送信する第1通信モード処理と無線装置から送信された状態データを受信した後に無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局とから構成される無線検針システムであって、無線基地局は、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できないときには第1通信モード処理で通信を行い、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できたときには第2通信モード処理で通信を行うようにしたものである。
【0020】
これによれば、無線基地局が特定の要因での報知を収集センタに転送することなく終了させることが出来るため、収集センタへの報知が必要ない信号に対し、収集センタを介さずに通信を終了させることができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における無線検針システムのシステム図を示すものである。実施の形態の無線検針無線システムは、家屋に設置されているガスメータ200による検針および異常データを、ガスメータ200に設置された無線装置300が基地局400を介してデータ収集センタ500に送信するものである。ガス事業者はデータ収集センタ500に収集されたデータを集中して監視することにより、検針作業の効率化や、異常発生時のメンテナンスを効率よく行うことができる。
【0023】
また、無線装置300は送受信部301、制御部302、表示部303を備えており、ガスメータ200から送られた検針データは制御部302で受信され、その検針データを下記で説明する状態データ信号に含ませて、送受信部301によりデータ収集センタ500へ送信する。また、ガスメータ200から送られた検針データは表示部303に表示することができる。
【0024】
図2はガスメータ200、無線装置300から基地局400を介してデータ収集センタ500へ送信される状態データ信号の一例である。状態データ信号は、接続する基地局を特定する基地局ID(D1)、送信元となる無線装置を特定する無線装置ID(D2)、無線装置が設置される地域を特定のグループとしてあらわすグループID(D3)及びメータ200の状態データ(D4)から構成される。状態データ(D4)は例えば数桁の数字で表され、ガスメータ200による検針データを送る場合であれば“0”をデータの先頭に付加して検針値を送る。また、地震の影響によりガス流量を遮断したときには“11”とし、火災の影響によりガス流量を遮断したときには“12”などとする。
【0025】
一方、図3はデータ収集センタ500から無線装置300、ガスメータ200へ送信される受信確認信号の一例である。受信確認信号は、送信先となる無線装置を特定する無線
装置ID(D11)、送信先である基地局を特定する基地局ID(D12)及び基地局400の状態データ(D13)から構成される。状態データ(D13)は例えば1桁の数字で表され、基地局400が通信可能な状況であれば“1”、不可能であれば“2”とする。
【0026】
以上のように構成された無線検針システムにおいて、以下その動作(通信形態)を説明する。まず、第1通信モード処理の動作について図4とともに説明する。第1通信モード処理では、まずガスメータ200は状態データ信号の報知要求信号(T41)を無線装置300へ送信する。
【0027】
報知要求信号(T41)を受けた無線装置300は、基地局400に向けて状態データ信号(T42)を無線信号にて送出する。状態データ信号(T42)については、先に図2とともに説明した通りである。
【0028】
次に、基地局400は有線または無線回線で接続されたデータ収集センタ500へ状態データ信号(T43)を転送する。ここで、状態データ信号(T43)を受信したデータ収集センタ500は、基地局400へ受信確認信号(T44)を送信する。受信確認信号(T44)については、先に図2とともに説明した通りである。
【0029】
そして、無線基地局400が受信確認信号(T44)を受信するとデータ収集センタ500との接続を切断し、無線装置300にT4と同様の受信確認信号(T45)を転送する。さらに、無線装置400はメータ200にT5と同様の受信確認信号(T46)を送出し、これを受信したメータ200は通信が成功したため、報知要求が完了したと判断する。
【0030】
なお、上記説明ではT4、T5、T6は同様の信号であるとしたが、データ収集センタ500が状態データ信号(T43)を受信できたことが確認できる信号であればその形式を問わない。
【0031】
また、図4では示していないが、メータ200が所定時間の間に状態受信信号(T46)が受信されない場合、あらかじめ定められる時間後に再度無線装置300に状態データ信号の報知要求信号(T41)を送信する。
【0032】
次に、第2通信モード処理の動作について図5とともに説明する。無線装置300は、ガスメータ200から状態データ信号の報知要求信号(T41)を受信すると、基地局400に向けて状態データ信号(T42)を無線信号にて送出する。そして、基地局400がこれを受信すると、状態データ信号(T42)を蓄積し、無線装置300に受信確認信号(T45)を送信する。無線装置400はこれによりメータ200にT45と同様の受信確認信号(T46)を送出し、これを受信したメータ200は通信が成功したため、報知要求が完了したと判断する。
【0033】
なお、上記説明ではT45、T46が同様の信号であるとしたが、基地局400が状態データ信号(T42)を受信できたことが確認できる信号であればその形式を問わない。
【0034】
また、図4では示していないが、ガスメータ200が所定時間の間に状態受信信号(T46)が受信されない場合、あらかじめ定められる時間後に再度無線装置300に状態データ信号の報知要求信号(T41)を送信する。
【0035】
次に、上記図4、図5が行われる中で、基地局400の動作を図6とともに説明する。基地局400は、無線装置300からの状態データ信号(T42)を受信すると(S60
1)、あらかじめ定められる所定時間内の信号受信回数nを算出する(S602)。
【0036】
そして、この受信回数nがあらかじめ設定される所定の閾値Nと比較し(S603)、受信回数nが閾値Nより小さい場合は第1通信モード処理を実行し、データ収集センタ500に状態データ信号(T43)を送信する(S604)。
【0037】
また、受信回数nが閾値Nより大きい場合は第2通信モード処理を実行し(S605)、データ収集センタ500に状態データ信号(T43)を送信することはない。
【0038】
ここで、S604の「受信回数nが閾値Nより小さい場合」とは、基地局400の無線通信エリア内に存在するそれぞれの無線装置300からの状態データ信号(T42)の数がデータ収集センタ500で処理できる程度のものであることを示している、また、S605の「受信回数nが閾値Nより大きい場合」とは、基地局400の無線通信エリア内に存在するそれぞれの無線装置300からの状態データ信号(T42)の数がデータ収集センタ500の処理能力をはるかに超えていることを示している。したがって、閾値Nは基地局400とデータ収集センタ500の処理能力によって適切な値に設定されるべきものである。
【0039】
以上のように、本実施の形態によれば、無線装置300からの状態データ信号(T42)の発信回数がこの閾値Nに比べて十分小さい時にはデータ収集センタ500での処理が可能であるため、データ収集センタ500への通報を行なう。
【0040】
一方で、地震等の大規模災害等で複数のガスメータ200に異常が検出された場合には、複数の無線装置300より連続して状態データ信号が送信され、所定時間内の信号受信回数nが閾値Nより大となり第2通信モード処理を実行するので、ガスメータ200からの報知要求を既処理とし、多数のガスメータ200、無線装置300から状態データ信号(T42)が送信されることを防ぎ、データ収集センタ500が機能しなくなるといった状況を回避できる。
【0041】
(実施の形態2)
第1の実施の形態では、第1通信モード処理と第2通信モード処理との使い分けについて図6で説明したように所定時間当たりに基地局400へ送信されるデータ数に基づいていた。第2の実施の形態は、図6の別形態として、ガスメータ200、無線装置300が設置されている地域グループに基づいて第1通信モード処理と第2通信モード処理との使い分けを行うようにするものである。そこで、以下図7と共に基地局400の動作を説明する。
【0042】
基地局400は、無線装置300からの状態データ信号(T42)を受信すると(S701)、状態データ信号(T42)を構成するグループID(D3)を抽出し(S702)、あらかじめ定められる所定IDと比較する(S703)。
【0043】
ここで、抽出したグループID(D3)が上記あらかじめ設定されるグループIDと一致しない場合は第1通信モード処理を実行し(S704)、状態データ信号(T43)をデータ収集センタ500に送信する。一方、S703で抽出したグループID(D3)が上記あらかじめ設定されるグループIDと一致した場合は第2通信モード処理を実行し(S705)、データ収集センタ500に状態データ信号(T43)を送信することはない。
【0044】
上記図7の処理は、グループIDを地域ブロックまたは集合住宅の物件毎に設定され、大規模マンション等では火災等の災害時に同棟内の他の住宅から連続して報知要求が発生
した場合に、特に効果を得るものである。つまり、データ収集センタ500で集合住宅に所属する無線装置200からの状態データを受信した際にこのグループIDを第2通信モード処理に設定されるようにすれば、棟内の他の住宅からの状態データ信号をデータ収集センタに送信することなく既処理とすることが可能となり、データ収集センタ500が機能しなくなるといった状況を回避できる。
【0045】
なお、図7では地域グループに基づいて処理していたが、状態データ(D4)に基づいて処理してもよい。例えば、状態データ(D4)を抽出して“11”や“90”が確認されれば第2通信モード処理を実行し、確認されなければ第1通信モード処理を実行する。
【0046】
また、上記第1の実施の形態と第2の実施の形態を適宜組み合わせて実施することも可能である。例えば、第1の実施の形態で挙げられていた受信回数nが閾値Nよりも大きく、かつグループIDが特定の通知であるときに限り、第2通信モード処理を実行する、といった形態である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
以上のように、本発明にかかる無線検針システムは、無線基地局が通信が集中して発生していることを把握し、通信が集中した場合には第2通信モード処理に切り換え、無線装置に受信確認信号を送信することにより、無線装置からの通報を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本実施の形態の無線検針システムの全体図
【図2】(a)状態データ信号のデータ構造図(b)状態データ・コード対応関係図
【図3】(a)受信確認信号のデータ構造図(b)状態データ・コード対応関係図
【図4】第1通信モード処理におけるシーケンス図
【図5】第2通信モード処理におけるシーケンス図
【図6】本実施の形態1の基地局の処理フロー図
【図7】本実施の形態2の基地局の処理フロー図
【符号の説明】
【0049】
200 ガスメータ
300 無線装置
301 送受信部
302 制御部
303 表示部
400 基地局
500 データ収集センタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、前記無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後に前記データ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して前記無線装置へ送信する第1通信モード処理と
前記無線装置から送信された状態データを受信した後に前記無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局と、
から構成される無線検針システムにおいて、
前記無線基地局は、前記無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値以下であるとき、前記第1通信モード処理で通信を行い、
前記無線基地局へ状態データを送信する無線装置の台数が所定値より多いとき、前記第2通信モード処理で通信を行うようにした無線検針システム。
【請求項2】
メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、前記無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後に前記データ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して前記無線装置へ送信する第1通信モード処理と
前記無線装置から送信された状態データを受信した後に前記無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局と、
から構成される無線検針システムにおいて、
前記無線基地局は、前記無線基地局へ状態データを送信する無線装置が予め設定した地域以外に設置されていることが確認できたとき、前記第1通信モード処理で通信を行い、
無線装置が予め設定した地域に設置されていることが確認できたとき、前記第2通信モード処理で通信を行うようにした無線検針システム。
【請求項3】
メータ装置に接続されて前記メータ装置の状態を示す状態データを送信する無線装置と、前記無線装置から送信された状態データを受信してデータ収集センタへ送信した後に前記データ収集センタから送信される状態データ受信確認信号を受信して前記無線装置へ送信する第1通信モード処理と
前記無線装置から送信された状態データを受信した後に前記無線装置へ状態データ受信確認信号を送信する第2通信モード処理とを切り換え可能な無線基地局と、
から構成される無線検針システムにおいて、
前記無線基地局は、無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できないとき、前記第1通信モード処理で通信を行い、
無線装置から送信される状態データ中に特定の信号を検出できたとき、前記第2通信モード処理で通信を行うようにした無線検針システム。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図1】
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【公開番号】特開2008−109549(P2008−109549A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−292132(P2006−292132)
【出願日】平成18年10月27日(2006.10.27)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】