説明

無線通信装置における位置ベースのプレゼンスおよびプロファイル選択

装置の適切な動作を保証するために、装置の場所またはカレンダデータなどの装置に格納された他のアプリケーションデータに基づいて、プロファイルとプレゼンス情報との少なくともいずれかの変更が、移動通信装置にプッシュされる。このようにして、移動電話機または他の移動コンピュータ装置の動作が、イライラさせる、混乱を招く、または目的の達成を損なうと見なされることがある、コンサートおよび図書館などの社会状況または場所において、装置の動作を自動的に制御することが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置を動作させる方法に関し、特に無線通信装置においてプロファイル、プレゼンス状態および位置情報を統合する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信装置という用語には、現在のところ移動電話機と、現代のセルラ電話網を使用する能力がある他の装置とが当てはまり、本発明の説明では、本発明を適用してもよい最も容易に理解できる分野としてこれらに言及する。
【0003】
しかしながら、本発明は、その適用に関して現在利用可能な移動電話機の形態に限定すべきであるとは意図または想定していない。現代の電子コンピュータ装置には機能が集約されるので、他の多くの種類の装置も無線で通信する能力を得るだろう。それ故、無線通信装置という用語は、いずれかの種類の無線通信を受信する能力を有するあらゆる電子装置を含むと拡張して解釈すべきである。従って、この用語には、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、デジタルカメラ(静止画および動画)、デジタル音楽プレーヤなどの個人用装置に加えて、ゲーム機から現金自動預け払い機(ATM)、乗員乗客との情報の送受信手段を有することが可能なすべての種類の運搬用車両に及ぶ、他の多くの産業用および家庭用の装置を含むことを意図する。
【0004】
ここ20〜30年の様々な形態のデジタル電子通信の急速な成長により、無線通信分野において、以前よく知られていなかった相当数の技術およびコンセプトの開発が行われている。
【0005】
これらの技術およびコンセプトには、以下のものがある。
【0006】
・装置プロファイル:装置プロファイルの使用は、先進的な移動電話機ではよく知られるようになってきていて、そこでは、通常、相当数の種々のプロファイルが提供されている。これらのプロファイルは、着信音および着信振動などの項目を含むユーザアラートに関して、電話機の動作の仕方をグループ化する。プロファイルは、通常「会議」「屋外」「マナーモード」「通常」などの認識できる名称を有し、特定の一連の状況にあるとき、電話機が社会的に適切な仕方で動作するのを保証するようにする。プロファイルは、可聴音によるユーザアラートを変更するために通常使用されるが、あらゆる種類の状況における装置の適切な動作を定めるように拡張してもよい。例えば、状況によってはキーのクリック音は着信音と同じくらいイライラさせると見なされることがあるが、これに対して、可視のプロンプトは写真用の暗室などの特定の状況では破壊的な影響を及ぼすことがある。
【0007】
・プレゼンス:プレゼンス情報の使用は、インスタントメッセージング(IM)システムの増加でますます普及している。これは、いくつかの点で電子メールに類似したテキスト・メッセージングシステムである。しかし、重要な違いは、IMシステムは、受信クライアントがメッセージを集める準備ができるなどの時がくるまで、送信クライアントからのメッセージを保存する中央メッセージングサーバを利用しないことである。代わりに、インスタントメッセージは、送信者から受信者に直接配信される。プレゼンス情報は、メッセージを送信しようとしている人に、潜在的な受信者の状態を伝えるために主に使用される。例えば、受信者は支障なく応じられる、応じられるが忙しい、オフライン、昼食のため外出等がある。プレゼンス情報は、送信者にその時の最善の連絡手段に関する情報も与えてもよい。例えば、受信者が昼食に出かけている場合、プレゼンス情報は、受信者が電話で応答しているのかいないのか、あるいは電子メールに返信が可能かどうかを送信者に知らせることができよう。
【0008】
・位置ベースサービス(LBS):このサービスは、今日の移動無線コンピュータ装置と運搬用車両に搭載された可動性の少ない装置との両方で、急速に定着しつつある。LBS機能は、装置に内蔵されてもよいし、装置と専用の位置測定器とを連結することにより獲得されてもよい。どちらにしても、相当数のふさわしい測位技術の中の1つを使用して、当該装置は、その位置を決定して、その情報を続く動作のための入力データとして使用することができる。位置をネットワークサーバなどの他の装置に伝えることにより、要求を行い次第、適切なサービスを装置に配信してもらうことが可能になる。LBSのよくある使用事例には、場所と経路の確認、便利なサービス(最も近いレストランやガソリンスタンドなど)の発見、特定の地域の交通情報の調査がある。
【0009】
しかし、上記の3つのコンセプト領域(プロファイル、プレゼンス、LBS)は、本質において、互いに直交する技術である。換言すると、プレゼンス情報は、電話のプロファイルに全く影響を及ぼすことなく変更可能であり、プロファイルは、プレゼンス情報に全く影響を及ぼすことなく変更可能である。また、LBS装備の装置は、ある場所から別の場所に移動したとき確かめる能力があるけれども、ユーザが第1のプレゼンスのプロファイルが支配してもよいオフィスなどのある種類の場所を離れて、第1のプレゼンスのプロファイルを受け入れられないと見なしてもよい自宅などの別の種類の場所に向かうとき、それにより生じるプレゼンス状態の変更が更新されない。
【0010】
さらに、場所とプロファイルを自動的に関連付けることが望ましいことはわかっているけれども、例えば、図書館若しくはコンサートでは装置をマナーモードに切り替え可能で、またガソリンスタンド若しくは教育施設若しくは病院ではフライトモードに切り替え可能なように、「制約された使用」場所にいるとき、移動電話機の動作を自動的に変更する便利なやり方もない。
【0011】
これに関して、現在サーバに公開されているプレゼンス状態は、所有者が期待する自装置の使用を単に反映していることも注目に値する。移動装置によって公開されるプレゼンスデータを自動的に適合させることに合法的な利害関係を有する別の当事者(経営者、家主、またはイベントオーガナイザ等)は、直接的にも、またネットワークオペレータを介しても、現在のところこれを行う手段を持たない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、先行技術のこれらの課題を解決しようとするものであり、既存装置の改善および現世代の移動コンピュータ装置より相当高機能化した新たな装置の製造を可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の第1の態様によれば、無線通信媒体を通じて別の装置から配信された要求の受信に応じて、第1の移動コンピュータ装置のプロファイルとプレゼンス情報とを自動的に修正する工程を有する、コンピュータ装置を動作させる方法が提供される。ここで、この要求の送信は、第1の装置の物理的位置によって決まる。
【0014】
本発明の第2の態様によれば、第1の態様の方法に従って動作するように構成されたコンピュータ装置が提供される。
【0015】
本発明の第3の態様によれば、第1の態様の方法に従ってコンピュータ装置を動作させるオペレーティングシステムが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、さらに例を示すだけのために、本発明の実施形態を説明する。
【0017】
本発明について、プロファイル、プレゼンスおよびLBSの3つのコンセプト領域を制御する能力のあるオペレーティングシステムの制御のもとにある、移動電話機の形態の無線通信装置を参照して以下に記述する。前述のように、現在の装置のこれら3つのコンセプト領域は互いに直交する技術であり、1領域の変化は他の領域に影響を及ぼさない。それ故、本発明の第1の特徴として、ユーザが1つを変更するとき他も適切に更新されるように、プレゼンス状態は装置プロファイルと統合される。従って、例えば、「会議」プロファイルが選択されたとき、プレゼンス状態は「邪魔をしないでください」と公開される。
【0018】
次いで、プロファイル領域とプレゼンス領域は、位置ベースのサービスと統合され、それにより、装置のユーザは、図1に示すように、プロファイルとプレゼンス状態がそれぞれ適用されるべき地域を定義することができる。それ故、例としてユーザは、第1の特定のプロファイルとプレゼンス状態が自動的に選択されるだろうユーザの職場周りの地域、ならびに第2のプロファイルとプレゼンス状態が自動的に選択されるだろうユーザの礼拝所周りの地域などの第2の地域若しくは場所を定義してもよい。これらの定義された地域は、装置のデータベースに格納されてもよく、装置が位置の変化を感知したときはこのデータベースが検索される。装置がユーザによって定義された地域の1つの地域内にあると確認された場合、当該地域の状態が読み出され、それに応じて、装置のプロファイルとプレゼンスが更新される。このプロセスを図1に示す。
【0019】
本発明の代替実施形態では、本発明のこの第2の様相は、プロファイル、プレゼンス状態および位置と、多くの移動コンピュータ装置に見つけられるカレンダ機能または予定表機能とを統合することにより改良されてもよい。この場合、例えば、教会などの場所に対して設定されたプロファイルとプレゼンスは、日曜日の朝若しくは他の宗教的祭日と他の曜日とを比べると異なっていてもよく、それにより、礼拝中装置は適切に動作するが、ユーザが他の時点に教会周辺にいるとき、プレゼンスまたはプロファイルの変更の適用により装置が制限されないよう保証する。
【0020】
本発明の別の態様は、図2に示すように、移動コンピュータ装置が特定の場所および地域にあるとき、通信ネットワークにより移動コンピュータ装置にプレゼンスとプロファイルの変更を送信またはプッシュすることを可能にする。移動装置の位置は、全地球測位システム(GPS、Global Positioning System)、またはセルベースの三角測量、またはこれらと他の技術との組み合わせを含む、様々な周知の測位技術を使用して決定されてもよい。これらの技術の中には、装置自体が実行し、結果をネットワークに送信するものもあるだろうし、中には、移動通信網自体が実行するものもあってもよい。いずれにしても、ネットワークはデータベースで定義された地域を検索し、装置が定義された地域内にあると判定された場合、その地域に関する状態情報を読み出し、そのわかった場所に基づき装置に要求または命令を送信する。それにより、装置は、公開したプレゼンス状態または装置プロファイルまたはその両方を変更する。このようにして、プレゼンス状態と装置プロファイルとの少なくともいずれかは、装置にプッシュされる。
【0021】
本発明のこのプッシュ技術の改良は、第2の様相の改良と同様に、プッシュしたプロファイルおよびプレゼンスデータとカレンダとを統合することである。それ故、例えば、ユーザが劇場のチケットを予約するとき、売り子は、公演が行われる予定の日時に関連する適切なプレゼンスとプロファイルの変更を、移動装置にプッシュしてもよい。次いで、装置はユーザの介入なしに、公演の日時に適切に動作するだろう。
【0022】
本発明の別の改良では、装置がプッシュ変更を開始させた特定の場所または地域から出て行ったとき、装置が前のプレゼンスとプロファイルに自動的に復帰することを可能にする。例えば、装置がガソリンスタンド構内にある間、安全のためにガソリンスタンドの経営者が(多分範囲を非常に局所的に限定した誘導ループ技術を使用して)「安全」プロファイルを課したガソリンスタンドからユーザが離れたとき、前のプレゼンスとプロファイルに自動的に復帰することを可能にする。追加または代替で、統合カレンダプッシュの場合は、例えばコンサートが終了予定の時刻などにプリセットした時間が過ぎた後に、装置は前のプレゼンスとプロファイルに自動的に復帰可能であってもよい。この統合カレンダプッシュの場合では、装置にプッシュされたプレゼンス情報は、推定継続期間または装置の所有者に再び連絡可能になりそうな予想時刻の表示も含んでもよい。この統合カレンダプッシュの場合では、プリセット時間は最初にプッシュされたプリセット期間中に更新されて、更新されたプリセット期間の終了まで、装置が前のプレゼンスとプロファイルに復帰しないようにしてもよい。それ故、例えば、前述の劇場チケットの売り子または劇場の運営側自体が、劇場の公演を監視できて、公演が遅れていてそのため予定時間を超えそうであると気付くと直ぐに、更新したプレゼンスとプロファイル情報を装置にプッシュしてもよい。装置にプッシュされたプレゼンス情報が推定継続期間または装置の所有者に再び連絡が可能になりそうな予想時刻の表示も含む場合には、この情報も新しくプッシュされた情報の結果として更新されてもよい。この推定継続期間または装置の所有者に再び連絡が可能になりそうな予想時刻の表示のための情報更新は、移動装置自体またはネットワークオペレータのサーバから、開始されてもよい。
【0023】
様々な範囲の既存技術を使用して、要求または命令をプッシュまたは送信する相当数の可能な方法があることに注意すべきである。これらの技術には、セルブロードキャスト、ショートメッセージサービス(SMS、Short Message Service)、http://developer.openwave.com/dvl/support/faqs/faq_wappush.htmに記載されているワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP、Wireless Application Protocol)、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)(http://www.jabber.org/jsf/に記載されている)またはセッション開始プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)(http://www.ietf.org/html.charters/sip−charter.htmlに記載されている)を含む。これらの技術のいずれかを使用して、新しいプロファイルとプレゼンスの設定を送信してもよい。それに答えて、次いで受信装置は要求モードに切り替わり(理想的には自動で行うが、オプションでは手動による確認を取り次第)、するとすぐにプロファイルが変化し、更新されたプレゼンス状態が他のユーザに公開されるだろう。本発明の実施は、特定の既存または将来の特別のプッシュ技術のいずれかに限定されると見なすべきではない。
【0024】
さらに、装置の場所を突き止めるために使用してもよい相当数の可能な測位技術があることにも注意すべきである。現在のところ、これらすべてに限界と妥協がある。例えば、GPSは極めて精度が高いが、屋内の場所および測位衛星へのラインオブサイトを遮るものがある他の場所では、うまく働かない。それに対して、セル三角測量は、屋内環境でうまく働くが、建物を特定する精度で場所を決定するには大抵精度が十分でない。それ故、特定の場所および地域において本発明の実施に必要な測位精度を確保するためには、どれか1つの方法を単独で使用するのではなく、様々な既存の測位方法の実用的な組み合わせが採用される。しかし、精度またはアクセスのし易さの点で制限されない代替測位技術が利用可能になった場合、本発明はそのような技術の使用も取り込んでもよい。それ故、本発明の実施は、既存の1つ若しくは将来の特定の測位技術のいずれか、またはそのような技術のいずれかの組み合わせに限定されると見なすべきではない。必要なことは、どのように導き出されたにせよ、測位情報が入手できることだけである。
【0025】
プレゼンスとプロファイルの変更は、本質的に特定の場所と地域の範囲に限定されるローカル短距離通信ネットワークによっても、プッシュされてもよいことにも注意すべきである。このような短距離ネットワーク技術には、ブルートゥース、802.11b準拠の無線ネットワークや赤外線などのデュープレックス(双方向)技術、ならびにローカルFMラジオや難聴者用の拡声装置として広く使用される誘導ループなどのシンプレックス(一方向)放送技術を含む。これらの短距離ネットワークは、GPSおよびセルラ技術が利用可能でないか精度が不十分なことを示す場所で同じ効果を達成する場合に、補完または代替技術として使用でき、一定の環境および場所で位置測定精度を改善するために使用してもよい。
【0026】
それ故、本発明は、移動無線コンピュータ装置の位置に基づいて、この装置にプレゼンスとプロファイルデータをプッシュする能力を提供する。代表的な例は以下の通りである。
・コンサートホールまたは劇場。そこでは、運営者側が会場の特定の範囲内の全ユーザに適切なプロファイルとプレゼンス情報をプッシュできるだろう。
・ガソリンスタンドや病院などの公共の場の管理。それにより、「プッシュプレゼンス」機能を使用して、所与の地域内の全装置が、しかるべく公開される新しいプレゼンス状態を持つ「マナーモード」プロファイルに切り替えられるだろう。
【0027】
これらの種類のシナリオでは、当該地域にある装置の識別番号はネットワークと装置自体との少なくともいずれかから読み出すことができよう。
【0028】
本発明は、ユーザまたは装置がプレゼンスおよびプロファイルデータと定義された場所および地域とを関連付けることも可能にする。例えば、プロファイル/プレゼンスデータの1セットは「仕事」に、1セットは「家庭」に、別の1セットは「公共」の場(前の2つ以外の場所と定義される)に適用されるだろう。
【0029】
本発明について特定の実施形態を参照して記述したが、当然のことながら、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内に留まる中で、変更形態を生み出すことは可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】装置の位置に基づいてプロファイルとプレゼンス情報とが更新される、本発明の第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図2】装置の位置に基づいてプロファイルとプレゼンス情報とが装置にプッシュされる、本発明の第2の実施形態を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置を動作させる方法であって、無線通信媒体を通じて別の装置から配信された要求の受信に応じて、第1の移動コンピュータ装置のプロファイルとプレゼンス情報とを自動的に修正する工程を有し、該要求の送信は前記第1の装置の物理的位置によって決まることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記無線通信媒体は、
a.ブルートゥース、赤外線および802.11b準拠無線ネットワークを含むがこれに限定されない短距離通信ネットワーク技術と、
b.FMラジオ若しくは誘導ループを含むがこれに限定されないシンプレックス放送技術と、
c.携帯電話網を含むがこれに限定されない広域通信技術と、
のいずれかを備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の移動コンピュータ装置の物理的位置を、
a.GPSと、
b.セル三角測量と、
c.特定のネットワーク若しくはシンプレックス短距離放送ポイントの近傍の想定と、
d.上記の任意の組み合わせと、
あるいは、他の測位技術のいずれかと、を単独、若しくは上記の中のいずれかと組み合わせることによって、決定することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記要求の送信は、
a.SMSと、
b.WAPと、
c.XMPPと、
d.SIPと、
あるいは、上記の任意の拡張若しくは組み合わせと、を含むがこれに限定されない、標準距離プロトコルの1つを使用して行われることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記プレゼンス情報を、プロファイルの変更の結果として修正することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
プロファイルとプレゼンス情報の前記変更には、プロファイルとプレゼンス情報の前記変更の期間を限定するために使用される日時情報が伴われることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記期間に修正されたリミットを設定するために、プロファイルとプレゼンス情報の前記変更の前記期間中に、前記日時情報を更新されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の移動コンピュータ装置または前記別の装置が、前記第1の装置の物理的位置の変化はもはや当てはまらないと決定した場合、プロファイルとプレゼンス情報の前記変更を取り消すことを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
プレゼンス情報の変更要求に応じて明示的にではなく、プロファイルの変更要求の結果として暗黙に、プレゼンス情報を修正することを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
プロファイルまたはプレゼンス情報のどんな変更も、別の装置から受信した無線通信伝送の結果としてではなく、前記第1の移動装置のユーザによって開始されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法に従って動作するように構成されることを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項12】
コンピュータ装置を請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法に従って動作させることを特徴とするオペレーティングシステム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−546266(P2008−546266A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512918(P2008−512918)
【出願日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001918
【国際公開番号】WO2006/125992
【国際公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(505458762)シンビアン ソフトウェア リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】SYMBIAN SOFTWARE LIMITED
【住所又は居所原語表記】2−6 Boundary Row,Southwark, London,SE1 8HP, United Kingdom
【Fターム(参考)】