説明

画像処理システム及び画像処理装置

【課題】本発明は、異なる画像処理装置における出力画像サイズの相違に応じた画像補正を行う。
【解決手段】画像処理システム1は、1つの画像処理装置Gs1〜Gsnにおいて第1出力サイズで画像を出力した画像データを、他の画像処理装置Gs1〜Gsnに送って、該画像処理装置Gs1〜Gsnで第2出力サイズで画像出力する際に、両出力サイズの差に応じて色彩を補正するための補正パラメータを生成して、該補正パラメータに基づいて画像データを補正した後に、該他の画像処理装置Gs1〜Gsnで画像出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理システム及び画像処理装置に関し、詳細には、異なる画像処理装置における出力画像サイズの相違に応じた画像補正を行う画像処理システム及び画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写装置、複合装置、イメージスキャナ、デジタルカメラ、プロジェクタ等の画像を出力する画像処理装置においては、出力する画像が、出力する画像処理装置毎に出力特性、例えば、表示出力においては、表示特性が異なるため、同じ画像データに基づいて画像を出力しても、人間の目にとって異なった画像として見える。この表示特性の相違は、画像処理装置毎の個体差、液晶ディスプレイとプロジェクタ等のような表示方式の相違、画像処理装置が基準としている色の相違等が原因となっているが、人間にとっての見え方の相違は、色彩のずれが大きく影響しているだけでなく、人間の視覚特性に大きく影響される。
【0003】
すなわち、人間の視覚には、面積効果と呼ばれる特性があり、以下のような特徴がある。
【0004】
(a)明度の強い色は、大きな面積になると、より明度が強く見える。
【0005】
(b)彩度の強い色は、大きな面積になると、より彩度が強く見える。
【0006】
逆に、
(c)明度の弱い色は、大きな面積になると、より明度が弱く見える。
【0007】
(d)彩度の弱い色は、大きな面積になると、より彩度が弱く見える。
【0008】
すなわち、同じ画像を同じ画像処理装置で出力しても、表示する大きさが変わると、人間の目には異なる画像に見える。
【0009】
そして、従来、入力画像を変倍して出力する際に、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果を補償するように、変倍前または変倍後の画像データの明度値をその変倍の倍率に応じて補正する画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0010】
すなわち、このような従来技術は、例えば、複写装置において、ユーザが操作表示部を操作して、画像の変倍率を指定操作し、この入力操作された変倍率に基づいて出力画像の色彩を補正するパラメータを決定して、該パラメータを用いて入力画像データに補正を行って画像出力している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、1つの装置内における画像の変倍率における色彩の面積効果を補償しているのみであるため、装置間で画像データがやり取りされて出力される場合については、考慮されておらず、改良の必要があった。
【0012】
すなわち、今日、画像データは、ネットワークや携帯可能なメモリを介して画像処理装置間でやり取りされて異なる画像処理装置間で画像の表示出力等が行われるようになってきているとともに、液晶ディスプレイ、表示モニタ、プロジェクタ等の表示装置の微細化、大画面化、高精細化に伴って、異なる装置間で同じ画像を表示出力や記録出力するときに、大きさの差が拡大してきており、面積効果による色彩のずれが大きくなってきている。
【0013】
ところが、上記公報記載の従来技術にあっては、異なる装置間で画像データを受け渡しして表示出力する場合における色彩の補正(カラーマネージメント)を行うことができないという問題があった。
【0014】
例えば、デジタルカメラの液晶画面で見る画像と、その画像データをネットワークや可搬性メモリ等を介してプロジェクタに送って、プロジェクタで投影してみる画像とでは、画像の大きさが何十倍も異なるため、画像の見え方が、面積効果の影響を大きく受ける。
【0015】
このような場合、画像処理装置の組み合わせは、膨大な数になるため、予め予測して色彩補正を行って保管しておくことは困難であるだけでなく、このような倍率をいちいち従来技術のように、ユーザが設定操作してパラメータを決定することは現実的な対応策とはならない。また、プロジェクタ等の投影装置は、投影装置の設定だけでなく、投影装置と投影画面との位置によって投影する画像の大きさが変化するため、ユーザが倍率を指定することが困難であり、色彩補正を適切に行う技術が要望されている。
【0016】
そこで、本発明は、異なる装置間で出力する大きさの異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを補正して、出力画像の再現性を向上させることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0017】
請求項1記載の画像処理システムは、上記目的を達成するために、第1画像処理装置と第2画像処理装置との間で少なくとも画像データを授受する画像処理システムにおいて、前記第1画像処理装置は、画像データに基づいて所定の第1出力サイズで画像を出力する第1画像出力手段と、前記第1画像出力手段で出力される画像の前記第1出力サイズを取得する第1出力サイズ取得手段と、前記第1出力手段での画像出力に用いられる前記画像データと前記第1出力サイズ取得手段の取得した前記第1出力サイズを所定の媒体を用いて前記第2画像処理装置に渡すデータ出力手段と、を備え、前記第2画像処理装置は、前記媒体を介して前記画像データと前記第1出力サイズを受け取るデータ受取手段と、画像データに基づいて所定の第2出力サイズで画像を出力する第2画像出力手段と、前記第2画像出力手段で出力される画像の前記第2出力サイズを取得する第2出力サイズ取得手段と、前記第1出力サイズと前記第2出力サイズから画像の色彩補正用の補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、前記データ受取手段の受け取った前記画像データに前記補正パラメータを用いて色彩補正を施して前記第2画像出力手段へ出力する画像補正手段と、を備えていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、異なる装置間で出力する大きさの異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを補正して、出力画像の再現性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例を適用した画像形成システムのシステム構成図。
【図2】画像生成装置としての画像処理装置の機能ブロック図。
【図3】画像出力装置としての画像処理装置のブロック構成図。
【図4】画像出力装置としての画像処理装置の機能ブロック図。
【図5】補正パターン生成処理の説明図。
【図6】画像生成装置における画像処理を示すフローチャート。
【図7】画像出力装置における画像処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
【実施例1】
【0021】
図1〜図7は、本発明の画像処理システム及び画像処理装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理システム及び画像処理装置の一実施例を適用した画像処理システム1のシステム構成図である。
【0022】
図1において、画像処理システム1は、複数の画像処理装置Gs1〜Gsnが、有線または無線のネットワークNWに接続されており、ネットワークNWとしては、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)等が用いられる。
【0023】
画像処理装置Gs1〜Gsnは、スキャナ装置、複写装置、プリンタ装置、複合装置、プロジェクタ、デジタルカメラ等の画像を入力する装置、画像を出力する装置、画像を入出力する装置である。
【0024】
画像形成システム1は、画像生成機能を有する画像処理装置Gs1〜Gsnが、画像生成して自己の画像出力機能部で所定の出力サイズ(第1出力サイズ)で出力した画像データを、ネットワークNWや可搬性メモリを介して他の画像処理装置Gs1〜Gsnに送信し、該他の画像処理装置Gs1〜Gsnが画像を所定の出力サイズ(第2出力サイズ)で出力する。
【0025】
なお、以下の説明では、画像出力が、表示出力である場合について説明するが、画像出力が、用紙等への記録出力である場合にも、同様に適用することができる。
【0026】
また、以下の説明において、画像処理装置Gs1〜Gsnのうち、画像を生成して自己の装置で表示出力した後、他の画像処理装置Gs1〜Gsnに送信する画像処理装置Gs1〜Gsnを、画像生成装置(第1画像処理装置)Gaとし、送信されてきた画像データに基づいて画像を表示出力する他の画像処理装置Gs1〜Gsnを、画像出力装置(第2画像処理装置)Gbとして説明する。
【0027】
画像形成システム1は、画像を生成する画像処理装置Gs1〜Gsnである画像生成装置Gaが、図2に示すような機能ブロックを備えている。
【0028】
すなわち、画像生成装置Gaは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像生成装置用の画像処理プログラムが導入されることで、図2に示すように、ユーザ操作機能部11、画像入力機能部12、サイズ検出機能部13、ネットワーク制御機能部14及び画像出力機能部15等が構築される。この画像処理プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
【0029】
ユーザ操作機能部11は、画像処理装置Gs1〜Gsnの操作表示部等で構築され、操作キーや操作画面等を有して、画像の入力方式の種別選択操作、本発明の画像補正処理機能のオン/オフ操作、ネットワーク接続の設定操作、画像を出力する画像処理装置Gs1〜Gsnの指定操作等が行われる。
【0030】
画像入力機能部12は、ユーザ操作機能部11の操作に応じて、スキャナ、デジタルカメラ等の読み取ったり、撮影したりして、デジタルの画像データとして画像生成装置Ga内に取り込んで、サイズ検出機能部13、ネットワーク制御部14及び画像出力機能部15に渡す。
【0031】
画像出力機能部(第1画像出力手段)15は、液晶モニタ、照射レンズ等を用いた投影部等で構築され、画像入力機能部12の取り込んだ画像データに基づいて、画像を所定の出力サイズ(第1出力サイズ)で直接表示または投影表示等を行う。
【0032】
サイズ検出機能部(第1出力サイズ取得手段)13は、画像入力機能部12が取り込んだ画像を画像出力機能部15で表示する際の出力サイズ(第1出力サイズ)を検出する。サイズ検出機能部13は、この第1出力サイズを、ユーザ操作機能部11の設定操作や画像出力機能部15の機能等に基づいて検出する。サイズ検出機能部13は、例えば、画像出力機能部15が、液晶モニタである場合には、液晶モニタに表示される画像のサイズを検出し、画像出力機能部15が、投影部である場合には、投影先の位置(投影位置)までの距離と照射レンズ等の投影倍率から求めたサイズまたは直接投影位置の画像の大きさを検出する。
【0033】
ネットワーク制御機能部(データ出力手段)14は、ネットワークNWに接続され、画像入力機能部12が取り込んだ画像データとサイズ検出機能部13の検出した第1出力サイズを、ユーザ操作機能部11で指定された出力先の画像処理装置Gs1〜Gsnである画像出力装置Gbに、ネットワークNWを介して送信する。なお、本実施例では、画像生成装置Gaから画像出力装置Gbへ画像データ及び第1出力サイズを送るのに、ネットワークNWを利用しているが、ネットワークNWを利用するものに限るものではなく、例えば、画像データ及び第1出力サイズをSDカード等の可搬性メモリに格納して、画像生成装置Gaで可搬性メモリから画像データ及び第1出力サイズを読み取らせて送ってもよい。
【0034】
なお、上記説明では、画像生成装置Gaが、ユーザ操作機能部11で指定された画像出力装置Gbに画像データ及び第1出力サイズを送っているが、画像出力先の画像処理装置Gs1〜Gsnである画像出力装置Gbから画像生成装置Gaに画像の要求を送って、画像生成装置Gaが該画像要求に応じて画像データ及び第1出力サイズを該画像出力装置Gbに渡してもよい。
【0035】
画像形成システム1は、画像を出力する画像処理装置Gs1〜Gsnである画像出力装置Gbが、図3に示すようにブロック構成されており、CPU(Central Processing Unit )21、記憶部22、操作入力部23、外部インターフェイス部24、画像入力部25及び画像出力部26等を備えている。これらCPU21、記憶部22、操作入力部23、外部インターフェイス部24、画像入力部25及び画像出力部26は、バス27により接続されている。
【0036】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成され、プログラムやシステムデータ、特に、本発明の画像処理プログラム等を記憶するとともに、CPU21のワークメモリとして利用される。
【0037】
CPU(パラメータ生成手段、画像補正手段、第2出力サイズ取得手段)21は、記憶部22内のプログラムに基づいて記憶部22をワークメモリとして利用しつつ、画像出力装置Gbの各部を制御して、画像出力装置Gbとしての機能を実行するとともに、本発明の画像処理装置としての機能を実行する。
【0038】
操作入力部(補正対象選択手段、選択手段)23は、操作キーや操作画面等を有して、画像の入力方式の種別選択操作、本発明の画像補正処理機能のオン/オフ操作、ネットワーク接続の設定操作、画像を出力する出力方式の設定操作等が行われる。
【0039】
外部インターフェイス部(データ受取手段)24は、ネットワークNWに接続され、ネットワークNWを介して、他の画像処理装置Gs1〜Gsnとの間でデータ及びコマンドの授受、特に、上記画像生成装置Gaとの間で、上記画像データ及び第1出力サイズの授受を行う。なお、外部インターフェイス部24は、ネットワークNWに接続されてネットワークインターフェイスとして機能するインターフェイスに限るものではなく、例えば、SDカード等の可搬性メモリのインターフェイスであって、可搬性メモリのデータの読み取りや書き込みを行ってもよい。
【0040】
画像入力部25は、画像生成装置Gaで生成されて外部インターフェイス部24が取得した画像データ及び第1出力サイズを取得する。
【0041】
CPU21は、画像入力部25が取得した画像データに対して、後述のように画像サイズの変換及び色彩補正を行って画像出力部26に渡す。CPU21は、この場合、操作入力部23での操作等に基づいて、画像出力部26での画像の表示出力における出力サイズ(第2出力サイズ)を検出し、第1出力サイズと第2出力サイズに基づいて色彩補正を行う。CPU21は、第1出力サイズと第2出力サイズに基づく色彩補正においては、特に、第1出力サイズと第2出力サイズの差に応じた補正パラメータを生成し、該補正パラメータに基づいて、画像入力部25が取得した画像データに対して色彩の補正を行う。また、CPU21は、この色彩補正においては、画像データの明度と彩度のうち、少なくともいずれかにおいて、その大きさとその面積の大きさに応じて上記補正パラメータを生成する。さらに、CPU21は、操作入力部23からの指示入力に応じて、画像入力部25が取得した画像データに対する色彩補正を、明度と彩度の両方またはいずれか一方について行う。そして、CPU21は、この明度、彩度の補正において、例えば、明度と彩度のそれぞれに対する補正パラメータを生成し、画像入力機能部25が取得した画像データ、例えば、RGB(赤(Red)、緑(Green)、青(Blue))の画像データを、明度、彩度、色相に変換して、該画像データの明度と彩度に対して、上記補正パラメータに基づいて、明度を上げる補正、彩度を上げる補正、明度を下げる補正、彩度を下げる補正等を行う。
【0042】
画像出力部(第2画像出力手段)26は、液晶モニタや照射レンズ等を用いた投影部等であり、CPU21から渡された画像データに基づいて画像を表示出力する。
【0043】
そして、画像出力装置Gbは、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、SDカード、MO等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像出力装置における画像処理方法を実行する画像処理プログラムを読み込んで記憶部に導入することで、後述する画像の拡大/縮小サイズに応じた色彩補正を適切に行う画像処理方法を実行する画像処理装置として構築されている。この画像処理プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
【0044】
画像出力装置Gbは、上記画像処理プログラムが導入されることで、図4に示すように機能ブロックが構築される。すなわち、画像出力装置Gbは、図4に示すように、ユーザ操作機能部31、ネットワーク制御機能部32、画像入力機能部33、サイズ入力機能部34、サイズ検出機能部35、補正パラメータ生成機能部36、画像補正機能部37及び画像出力機能部38等が構築されている。
【0045】
ユーザ操作機能部(補正対象選択手段、選択手段)31は、操作入力部23で構築され、上述のように、操作キーや操作画面等を有して、画像の入力方式の種別選択操作、本発明の画像補正処理機能のオン/オフ操作、ネットワーク接続の設定操作、画像を出力する出力方式の設定操作等が行われる。
【0046】
ネットワーク制御機能部(データ受取手段)32は、外部インターフェイス部24で構築され、上述のように、ネットワークNWを介して、他の画像処理装置Gs1〜Gsnとの間でデータ及びコマンドの授受、特に、上記画像生成装置Gaとの間で、上記画像データ及び第1出力サイズの授受を行う。
【0047】
画像入力機能部33は、画像入力部25で構築され、上述のように、ネットワーク制御機能部32が取得した画像データを取得して画像補正機能部37に渡す。
【0048】
サイズ入力機能部34は、CPU21によって構成され、ネットワーク制御機能部32が取得した画像生成装置Gaから送られてきた第1出力サイズを取得して、補正パラメータ生成機能部36に渡す。画像生成装置Gaのサイズ検出機能部13とネットワーク制御機能部14及びネットワーク制御機能部32と画像入力機能部33は、全体として、画像データ取得手段として機能している。
【0049】
サイズ検出機能部(第2出力サイズ取得手段)35は、CPU21によって構成され、ユーザ操作機能部31の操作に応じて画像出力機能部38で実際に出力される画像の出力サイズ(以下、第2出力サイズという。)を検出して、補正パラメータ生成機能部36に出力する。サイズ検出機能部35は、この第2出力サイズを、例えば、画像出力機能部38が、液晶モニタである場合には、液晶モニタに表示される画像のサイズを検出し、画像出力機能部38が、投影部である場合には、投影先の位置(投影位置)までの距離と照射レンズ等の投影倍率から求めたサイズまたは直接投影位置の画像の大きさを検出する。
【0050】
補正パラメータ生成機能部(パラメータ生成手段)36は、CPU21によって構成され、サイズ入力機能部34からの第1出力サイズとサイズ検出機能部35からの第2出力サイズに基づいて、画像補正機能部37で、画像データに対して色彩補正を行うための補正パラメータを生成する。例えば、補正パラメータ生成機能部36は、図5(a)に示すように、元画像の明度と彩度の出力の画像ヒストグラムに対して、第1出力サイズと第2出力サイズを減算した結果が、元画像である画像生成装置Gaが生成した画像を縮小して画像出力機能部38で画像出力する場合には、図5(b)に示すように、明度及び彩度の大きさと面積に基づいて補正する補正パラメータを生成し、元画像である画像生成装置Gaが生成した画像を拡大して画像出力機能部38で画像出力する場合には、図5(c)に示すように、明度及び彩度の大きさと面積に基づいて補正する補正パラメータを生成する。
【0051】
すなわち、補正パラメータ生成機能部36は、以下のように補正パラメータを生成する。
【0052】
(1)画像縮小の場合には、
(1−1)明度の補正パラメータに対しては、
(a)明度の大きい色は、小さな面積になると、より明度が小さく見えるため、明度が大きいほど補正によって大きくする補正パラメータを生成する。
【0053】
(b)明度の小さい色は、小さな面積になると、より明度が大きく見えるため、明度が小さいほど補正によって小さくする補正パラメータを生成する。
【0054】
(1−2)彩度の補正パラメータに対しては、
(a)彩度の大きい色は、小さな面積になると、より彩度が小さく見えるため、彩度が大きいほど補正によって大きくする補正パラメータを生成する。
【0055】
(b)彩度の小さい色は、小さな面積になると、より彩度が大きく見えるため、彩度が小さいほど補正によって小さくする補正パラメータを生成する。
【0056】
(2)画像拡大の場合には、
(2−1)明度の補正パラメータに対しては、
(a)明度の大きい色は、大きな面積になると、より明度が大きく見えるため、明度が大きいほど補正によって小さくする。
【0057】
(b)明度の小さい色は、大きな面積になると、より明度が小さく見えるため、明度が小さいほど補正によって大きくする。
【0058】
(2−2)彩度の補正パラメータに対しては、
(a)彩度の大きい色は、大きな面積になると、より彩度が大きく見えるため、彩度が大きいほど補正によって小さくする。
【0059】
(b)彩度の小さい色は、大きな面積になると、より彩度が小さく見えるため、彩度が小さいほど補正によって大きくする。
【0060】
補正パラメータ生成機能部36は、上述のようにして生成した補正パラメータを画像補正機能部37に出力する。
【0061】
画像補正機能部(画像補正手段)37は、CPU21によって構成され、画像入力機能部33から入力される画像データに対して、補正パラメータ生成機能部36から入力される補正パラメータに従って、色彩補正を行って、画像出力機能部38に出力する。この明度、彩度の補正においては、例えば、補正パラメータ生成機能部36が、明度と彩度のそれぞれに対する補正パラメータを上述のようにして生成して、画像補正機能部37に出力し、画像補正機能部37が、画像入力機能部33から入力される画像データ、例えば、RGBの画像データを、明度、彩度、色相に変換して、該画像データの明度と彩度に対して、補正パラメータ生成機能部36からの補正パラメータに基づいて、明度を上げる補正、彩度を上げる補正、明度を下げる補正、彩度を下げる補正等を行う。
【0062】
画像出力機能部(第2画像出力手段)38は、画像出力部26によって構成され、液晶モニタや照射レンズ等を用いた投影部に、画像補正機能部37から渡された画像データに基づいて画像を表示出力する。
【0063】
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像処理システム1は、異なる装置間で出力する大きさの異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつ適切に補正して、出力画像の再現性を容易に向上させる。
【0064】
すなわち、画像形成システム1は、画像処理装置Gs1〜Gsnのうちの1つを画像生成装置Gaとして画像データを生成するとともに、画像を第1出力サイズで表示し、この第1出力サイズの画像データを、他の画像処理装置Gs1〜Gsnのうちの1つを画像出力装置Gbとして第2出力サイズで表示出力するが、この際に、第2出力サイズで表示する画像データに両出力サイズ差に応じた補正パラメータに基づいて色彩補正を施した後に、表示出力する。
【0065】
まず、画像生成装置Gaにおける画像処理について、図6に基づいて説明する。画像生成装置Gaは、ユーザ操作機能部11で、画像の入力方式の種別選択操作、本発明の画像補正処理機能のオン/オフ操作、ネットワーク接続の設定操作、画像を出力する画像処理装置Gs1〜Gsnの指定操作等が行われると(ステップS101)、サイズ検出機能部13が、画像出力機能部15での画像の表示出力サイズである第1出力サイズを検知する(ステップS102)。
【0066】
画像生成装置Gaは、画像入力機能部12が、ユーザ操作機能部11の操作に応じて、スキャナ、デジタルカメラ等の取得した画像をデジタルの画像データとして生成し(ステップS103)、画像出力機能部15が画像入力機能部12が生成した画像データに基づいて第1出力サイズの画像を表示出力する(ステップS104)。
【0067】
そして、画像生成装置Gaは、ネットワーク制御機能部14が画像入力機能部12の生成した画像データと画像出力機能部15で出力した第1出力サイズをネットワークNWを介して画像出力装置Gbに送信する。
【0068】
画像出力装置Gbは、図7に示すように、まず、ユーザ操作機能部31で、画像の入力方式の種別選択操作、本発明の画像補正処理機能のオン/オフ操作、ネットワーク接続の設定操作、画像を出力する出力方式の設定操作等が行われると(ステップS201)、サイズ検出機能部35が、画像出力機能部38での画像出力サイズである第2出力サイズを検知して補正パラメータ生成機能部36に渡す(ステップS202)。
【0069】
画像出力装置Gbは、ネットワーク制御機能部32がネットワークNWを介して画像生成装置Gaから送られてくる画像データを取得して画像補正機能部37に渡し(ステップS203)、また、ネットワーク制御機能部32がネットワークNWを介して画像生成装置Gaから受け取った第1出力サイズをサイズ入力機能部34が取得して補正パラメータ生成機能部36に渡す(ステップS204)。
【0070】
画像出力装置Gbは、補正パラメータ生成機能部36が、サイズ入力機能部34からの第1出力サイズとサイズ検出機能部35からの第2出力サイズが同じサイズであるか、すなわち、一致するか判断し(ステップS205)、一致しないとき(ステップS205で、NOのとき)には、第1出力サイズと第2出力サイズの差から上述のように補正パラメータを生成して画像補正機能部37に出力する(ステップS206)。補正パラメータ生成機能部36は、第1出力サイズ<第2出力サイズであると、画像拡大であると判断し、第1出力サイズ>第2出力サイズであると、画像縮小であると判断する。また、補正パラメータ生成機能部36は、第1出力サイズ=第2出力サイズであると、画像出力サイズに変化がないと判断する。
【0071】
この場合、補正パラメータ生成機能部36は、画像データの明度と彩度の少なくともいずれかにおいて、その大きさと面積の大きさに応じて補正パラメータを生成する。
【0072】
また、ユーザ操作機能部31においてユーザによって明度と彩度の両方、明度と彩度の一方についてのみ補正することが設定されると、画像補正機能部37が、設定に応じた補正を行い、あるいは、補正パラメータ生成機能部36が、該設定に応じた補正パラメータを生成して画像補正機能部37に出力する。
【0073】
さらに、補正パラメータ生成機能部36は、ユーザ操作機能部31においてユーザによって画像補正が選択されているときにのみ、補正パラメータを生成して画像補正機能部37に出力し、画像補正が選択されていないときには、補正パラメータの生成を行わない。
【0074】
画像出力装置Gbは、画像補正機能部37が、画像入力機能部33から入力される画像データに対して、補正パラメータ生成機能部36から入力される補正パラメータを使用して色彩の補正を行って、画像出力機能部38に出力し(ステップS207)、画像出力機能部38が、画像補正機能部37で補正された画像データに基づいて第2出力サイズで画像を表示出力する(ステップS208)。
【0075】
そして、画像出力装置Gbは、ステップS205で、第1出力サイズと第2出力サイズが一致しているとき(ステップS205で、YESのとき)には、補正パラメータ生成機能部36が、画像生成装置Gaでの表示出力サイズと画像出力装置Gbでの表示出力サイズに変化がないと判断して、画像補正機能部37で画像補正を行うことなく、画像出力機能部38で画像を表示出力する(ステップS208)。
【0076】
このように、本実施例の画像処理システム1は、画像処理装置Gs1〜Gsn、特に、画像処理装置(第1画像処理装置)Gaと画像処理装置(第2画像処理装置)Gbとの間で少なくとも画像データを授受する画像処理システム1において、画像処理装置Gaは、画像データに基づいて所定の第1出力サイズで画像を出力する画像出力機能部(第1画像出力手段)15と、画像出力機能部15で出力される画像の前記第1出力サイズを取得するサイズ検出機能部(第1出力サイズ取得手段)13と、画像出力機能部15での画像出力に用いられる前記画像データとサイズ検出機能部13の取得した前記第1出力サイズをネットワークNW等の所定の媒体を用いて画像処理装置Gbに渡すネットワーク制御機能部(データ出力手段)14と、を備え、画像処理装置Gbは、前記媒体を介して前記画像データと前記第1出力サイズを受け取る外部インターフェイス部24やネットワーク制御機能部32のデータ受取手段と、画像データに基づいて所定の第2出力サイズで画像を出力する画像出力部26や画像出力機能部38の第2画像出力手段と、前記第2画像出力手段で出力される画像の前記第2出力サイズを取得するCPU21やサイズ検出機能部35の第2出力サイズ取得手段と、前記第1出力サイズと前記第2出力サイズから画像の色彩補正用の補正パラメータを生成するCPU21や補正パラメータ生成機能部36のパラメータ生成手段と、前記データ受取手段の受け取った前記画像データに前記補正パラメータを用いて色彩補正を施して前記第2画像出力手段へ出力するCPU21や画像補正機能部38の画像補正手段と、を備えている。
【0077】
したがって、異なる画像処理装置Gs1〜Gsn間で出力する大きさの異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを補正することができ、出力画像の再現性を向上させることができる。
【0078】
また、本実施例の画像出力装置Gbとしての画像処理装置Gs1〜Gsnは、他の画像処理装置Gs1〜Gsnである画像生成装置Gaの画像出力機能部15において所定の第1出力サイズで画像出力された画像データと該画像出力機能部15で出力された画像の該第1出力サイズを受け取る外部インターフェイス部24やネットワーク制御機能部32のデータ受取手段と、画像データに基づいて所定の第2出力サイズで画像を出力する画像出力部26や画像出力機能部38の第2画像出力手段と、前記第2画像出力手段で出力される画像の前記第2出力サイズを取得するCPU21やサイズ検出機能部35の第2出力サイズ取得手段と、前記第1出力サイズと前記第2出力サイズから画像の色彩補正用の補正パラメータを生成するCPU21や補正パラメータ生成機能部36のパラメータ生成手段と、前記データ受取手段の受け取った前記画像データに前記補正パラメータを用いて色彩補正を施して前記第2画像出力手段へ出力するCPU21や画像補正機能部38の画像補正手段と、を備えている。
【0079】
したがって、他の画像処理装置Gs1〜Gsnで出力された画像を自己の画像処理装置Gs1〜Gsnで出力する場合の人間の視覚特性に対する色彩のずれを補正することができ、出力画像の再現性を向上させることができる。
【0080】
さらに、本実施例の画像形成システム1は、サイズ検出機能部13及びサイズ検出機能部35が、画像出力機能部15及び画像出力機能部38による前記画像の実際の出力位置における該画像の出力サイズを取得している。
【0081】
したがって、実際に出力される画像のサイズを正確に検出することができ、異なる装置間で出力する大きさの異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつより一層適切に補正して、出力画像の再現性をより一層向上させることができる。
【0082】
また、本実施例の画像形成システム1は、補正パラメータ生成機能部36が、前記第1出力サイズと前記第2出力サイズの差に応じた補正パラメータを生成している。
【0083】
したがって、異なる装置間で出力する大きさ異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつより一層適切に補正することができ、出力画像の再現性を容易により一層向上させることができる。
【0084】
さらに、本実施例の画像形成システム1は、補正パラメータ生成機能部36が、画像入力機能部33の取得した画像データの明度と彩度のうち少なくともいずれかにおいて、その大きさとその面積の大きさに応じて前記補正パラメータを生成している。
【0085】
したがって、異なる装置間で出力する大きさ異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつより一層適切に補正することができ、出力画像の再現性を容易により一層向上させることができる。
【0086】
また、本実施例の画像形成システム1は、画像補正機能部37による画像データに対する色彩補正を、明度と彩度の両方またはいずれか一方について行っている。
【0087】
したがって、ユーザの出力画像に対する意図や利用性等に応じて、画像補正を選択することができ、利用性を向上させつつ、異なる装置間で出力する大きさ異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつより一層適切に補正することができる。
【0088】
さらに、本実施例の画像形成システム1は、色彩補正の実施の可否を選択するユーザ操作機能部(選択手段)31を備えており、画像補正機能部(画像補正手段)38が、ユーザ操作機能部31によって色彩補正の実施が選択されているときにのみ、該色彩補正を実行している。
【0089】
したがって、ユーザの利用性等に応じて、画像補正の実行の有無を選択することができ、利用性を向上させつつ、異なる装置間で出力する大きさ異なる画像の人間の視覚特性に対する色彩のずれを効率的にかつより一層適切に補正することができる。
【0090】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0091】
1 画像処理システム
Gs1〜Gsn 画像処理装置
NW ネットワーク
Ga 画像生成装置
Gb 画像出力装置
11 ユーザ操作機能部
12 画像入力機能部
13 サイズ検出機能部
14 ネットワーク制御機能部
15 画像出力機能部
21 CPU
22 記憶部
23 操作入力部
24 外部インターフェイス部
25 画像入力部
26 画像出力部
27 バス
31 ユーザ操作機能部
32 ネットワーク制御機能部
33 画像入力機能部
34 サイズ入力機能部
35 サイズ検出機能部
36 補正パラメータ生成機能部
37 画像補正機能部
38 画像出力機能部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0092】
【特許文献1】特開2001−339602号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1画像処理装置と第2画像処理装置との間で少なくとも画像データを授受する画像処理システムにおいて、
前記第1画像処理装置は、
画像データに基づいて所定の第1出力サイズで画像を出力する第1画像出力手段と、
前記第1画像出力手段で出力される画像の前記第1出力サイズを取得する第1出力サイズ取得手段と、
前記第1出力手段での画像出力に用いられる前記画像データと前記第1出力サイズ取得手段の取得した前記第1出力サイズを所定の媒体を用いて前記第2画像処理装置に渡すデータ出力手段と、
を備え、
前記第2画像処理装置は、
前記媒体を介して前記画像データと前記第1出力サイズを受け取るデータ受取手段と、
画像データに基づいて所定の第2出力サイズで画像を出力する第2画像出力手段と、
前記第2画像出力手段で出力される画像の前記第2出力サイズを取得する第2出力サイズ取得手段と、
前記第1出力サイズと前記第2出力サイズから画像の色彩補正用の補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
前記データ受取手段の受け取った前記画像データに前記補正パラメータを用いて色彩補正を施して前記第2画像出力手段へ出力する画像補正手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理システム。
【請求項2】
前記第1出力サイズ取得手段及び前記第2出力サイズ取得手段は、
前記第1画像出力手段及び前記第2画像出力手段による前記画像の実際の出力位置における該画像の出力サイズを取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記パラメータ生成手段は、
前記第1出力サイズと前記第2出力サイズの差に応じた補正パラメータを生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記パラメータ生成手段は、
前記画像データ取得手段の取得した前記画像データの明度と彩度のうち少なくともいずれかにおいて、その大きさとその面積の大きさに応じて前記補正パラメータを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記画像形成システムは、
前記画像補正手段による前記画像データに対する前記色彩補正を、明度と彩度の両方またはいずれか一方について行うことを選択する補正対象選択手段を備えており、
前記画像補正手段は、
前記補正対象選択手段で選択された補正対象についてのみ前記色彩補正を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記画像形成システムは、
前記色彩補正の実施の可否を選択する選択手段を備えており、
前記画像補正手段は、
前記選択手段によって前記色彩補正の実施が選択されているときにのみ、該色彩補正を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項7】
他の画像処理装置の第1画像出力手段において所定の第1出力サイズで画像出力された画像データと該第1画像出力手段で出力された画像の該第1出力サイズを受け取るデータ受取手段と、
画像データに基づいて所定の第2出力サイズで画像を出力する第2画像出力手段と、
前記第2画像出力手段で出力される画像の前記第2出力サイズを取得する第2出力サイズ取得手段と、
前記第1出力サイズと前記第2出力サイズから画像の色彩補正用の補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
前記情報取得手段の取得した画像データに前記補正パラメータを用いて色彩補正を施して前記第2画像出力手段へ出力する画像補正手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−48365(P2013−48365A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186114(P2011−186114)
【出願日】平成23年8月29日(2011.8.29)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】