説明

画像形成システム、表示画面生成プログラム、及び表示画面生成装置

【課題】ユーザの所望通りの操作ボタン等が配置された表示画面を、画像形成装置等の電気機器の表示部に表示可能にする。
【解決手段】画像形成システム10であって、PC31は、表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定を受け付けるパーツ指定受付部3121と、表示対象パーツのレイアウト指示を受け付けるレイアウト指示受付部3122と、表示対象パーツに対応するアクションを設定するアクション設定部3123と、表示画面の画面データを生成する生成部と3124と、表示画面の画面データを出力する出力部314とを備え、複合機1は、表示部50と、表示画面の画面データを登録する登録部153と、登録部153に登録されている表示画面の画面データを表示部50に表示させるScript Interpreter 151、Business Logic152、ブラウザ16及びコントローラ11とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、表示画面生成プログラム、及び表示画面生成装置に関し、特に、ユーザからの指示に従った内容で生成された表示画面を画像形成装置等の電気機器に表示する際の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザからの指示を受け付けて、当該指示が示す動作等を行う画像形成装置等の電気機器では、装置前面の操作パネルにLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部が設けられ、当該表示部に配設されたタッチパネル機能により、表示部に表示される表示画面内の各操作ボタンに対応する動作実行指示をユーザから受け付ける技術が採用されている(下記特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−232908号公開公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記画像形成装置は、ユーザの所望通りに操作ボタン等が配置された表示画面を表示部に表示させることはできず、ユーザは画像形成装置の表示部によって表示される表示画面及び各操作ボタンに従って、動作実行指示を入力するしかなかった。このため、ユーザの所望通りに操作ボタン等が配置された表示画面を、画像形成装置等の電気機器の表示部に表示できるようにする新規技術の採用が望まれる。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ユーザの所望通りの操作ボタン等が配置された表示画面を、画像形成装置等の電気機器の表示部に表示可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の発明は、表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成する表示画面生成装置と、当該生成された画面データからなる表示画面を表示する画像形成装置とを有する画像形成システムであって、
前記表示画面生成装置は、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを出力する出力部とを備え、
前記画像形成装置は、
前記表示画面の画面データを表示する表示部と、
前記出力部からの前記表示画面の画面データを前記表示部の表示用データとして登録する登録部と、
前記登録部に登録された前記表示画面の画面データを前記表示部に表示させる表示制御部とを備えるものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記表示画面生成装置の出力部は、ネットワーク回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ネットワーク回線を介して受信した前記表示画面の画面データを登録するものである。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記表示画面生成装置の出力部は、ネットワーク回線を介して、電子メールにより、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ネットワーク回線を介して前記電子メールで受信した前記表示画面の画面データを登録するものである。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記表示画面生成装置の出力部は、ローカルポートを介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ローカルポートを介して受信した前記表示画面の画面データを登録するものである。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記表示画面生成装置の出力部は、公衆回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記公衆回線を介して受信した前記表示画面の画面データを登録するものである。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記表示画面生成装置の出力部は、当該表示画面生成装置に装填される外部メモリに、前記生成された表示画面の画面データを出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記表示画面の画面データを、前記外部メモリから読み出して登録するものである。
【0011】
これらの発明によれば、パーツ指定部で指定が受け付けられた表示対象パーツと、レイアウト指示受付部で受け付けられたレイアウト指示と、アクション設定部で設定されたアクションとで定められた内容で、画像形成装置の表示部に表示される表示画面の画面データを生成部が生成するので、ユーザの所望通りの表示対象パーツ、例えば動作指示受付用の操作ボタン等が配置された表示画面を生成することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに、上記表示画面の生成時には、画像形成装置の出力部が、当該生成された表示画面の画面データを出力し、画像形成装置の登録部で当該表示画面の画面データが表示部の表示用データとして登録されるので、ユーザの所望通りの操作ボタン等が配置された表示画面を、画像形成装置の表示部で表示することが可能になる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、電気機器の表示部に表示する表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成するように、コンピュータを機能させる表示画面生成プログラムであって、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを前記電気機器に対して出力する出力部と
を備えるように、コンピュータを機能させるものである。
【0013】
また、請求項8に記載の発明は、電気機器の表示部に表示する表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成する表示画面生成装置であって、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを前記電気機器に対して出力する出力部と
を備えるものである。
【0014】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の表示画面生成装置であって、前記出力部は、前記電気機器に対してネットワーク回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを出力するものである。
【0015】
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の表示画面生成装置であって、前記出力部は、前記電気機器に対してネットワーク回線を介して電子メールにより、前記生成された表示画面の画面データを出力するものである。
【0016】
また、請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の表示画面生成装置であって、前記出力部は、前記電気機器に対してローカルポートを介して、前記生成された表示画面の画面データを出力するものである。
【0017】
また、請求項12に記載の発明は、請求項8に記載の表示画面生成装置であって、前記出力部は、前記電気機器に対して公衆回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを出力するものである。
【0018】
これらの発明によれば、パーツ指定部で指定が受け付けられた表示対象パーツと、レイアウト指示受付部で受け付けられたレイアウト指示と、アクション設定部で設定されたアクションとで定められた内容で、電気機器又は画像形成装置の表示部に表示される表示画面の画面データを生成部が生成するので、ユーザの所望通りの表示対象パーツ、例えば動作指示受付用の操作ボタン等が配置された表示画面を生成することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに、上記表示画面の生成時には、出力部が、当該生成された表示画面の画面データを電気機器又は画像形成装置に対して出力するので、電気機器側又は画像形成装置側において、当該表示画面生成装置から出力されてくる表示画面の画面データを、表示部の表示用データとして取り込むことが可能になる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ユーザの所望通りの操作ボタン等が配置された表示画面を、画像形成装置等の電気機器の表示部に表示することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成システム、表示画面生成プログラム、及び表示画面生成装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成システムの一例を示すネットワーク構成を示す図である。本発明の一実施形態に係る画像形成システム10は、少なくとも1台の複合機1と、少なくとも1台のパーソナルコンピュータ(サーバコンピュータSV2及び各PC31乃至34の少なくとも1つ)でなる。
【0021】
画像形成装置の一例である複合機1は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の機能を兼ね備えている。さらに、複合機1は、スキャナ部で読み取った原稿の文書データを複合機1の内部記憶装置や、LAN(local area network)等によって複合機1にネットワーク接続されたサーバコンピュータSV2、各パーソナルコンピュータ(以下、PC)31乃至34内の記憶部等に格納すると共に、複合機1の内部記憶装置、サーバコンピュータSV2及び各PC31乃至34内の記憶部に記憶されているプリント対象データを読み出してプリントアウトする等を行う文書管理機能を備えている。
【0022】
さらに、複合機1には、LCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部50が備えられている。また、サーバコンピュータSV2又はPC31乃至34の少なくとも1つは、複合機1の表示部50で表示される表示画面の画面データ(以下、表示画面データという)を生成可能である。複合機1は、上記表示画面データを生成可能なサーバコンピュータSV2又はPC31乃至34から、表示部50に表示画面を表示させるために当該画面データを受け取って表示部50に表示する。サーバコンピュータSV2又はPC31乃至34による上記表示画面データの生成処理、複合機1における上記表示画面を表示するための構成及び処理は後述する。
【0023】
次に、サーバコンピュータSV2、PC31乃至34、及び複合機1の内部構成であって、表示画面データの生成処理及び表示処理に必要な構成を説明する。図2は、PC及び複合機1について表示画面の生成処理及び表示処理に必要な構成を示す図である。なお、サーバコンピュータSV2、PC31乃至34で表示画面の生成処理に必要な構成は同様であるため、図2にはPC31の構成を示す。
【0024】
PC(表示画面生成装置の一例)31は、制御部310と、記憶部311とを備えている。記憶部311は、HDD等からなり、表示画面生成プログラムが記憶されている。制御部310は、CPU等からなり、PC31の全体的な動作制御を司ると共に、記憶部311に記憶されている表示画面生成プログラムに従って動作することで、パネルクリエータ部312と、パネルシミュレータ部313と、出力部314として機能する。
【0025】
パネルクリエータ部312は、PC31上において、複合機1の表示部50に表示される表示画面データを、例えばXML(Extensible Markup Language)形式のデータでScriptファイルを生成するツールである。パネルクリエータ部312は、パーツ指定受付部3121と、レイアウト指示受付部3122と、アクション設定部3123と、生成部3124として機能する。
【0026】
パーツ指定受付部3121は、上記表示画面内に表示させる例えば操作ボタン、アイコン、文字列等の表示対象パーツの指定をPC31に備えられる図略の操作部(マウス又はキーボード等)を介してユーザから受け付ける。パーツ指定受付部3121は、ユーザが指定可能な複数の表示対象パーツの画像データを予め保有している。例えば、ユーザにより上記操作部に表示画面生成開始指示が入力されると、パーツ指定受付部3121は、PC31に備えられるLCD等のディスプレイに、上記保有している表示対象パーツを表示させ、当該表示中の表示対象パーツからユーザ所望の表示対象パーツが操作部の操作でユーザにより指定されると、当該指定された表示対象パーツの指定を受け付けるようになっている。
【0027】
レイアウト指示受付部3122は、パーツ指定受付部3121で指定された表示対象パーツについての表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付ける。例えば、レイアウト指示受付部3122は、PC31に備えられるディスプレイに、上記表示画面の背景画像を擬似的に表示させ、当該背景画像中における任意の箇所がユーザにより上記操作部を用いて指定されると、当該指定された箇所を上記指定された表示対象パーツの配置箇所として受け付けるようになっている。
【0028】
アクション設定部3123は、パーツ指定受付部3121で指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定する。すなわち、パーツ指定受付部3121では、表示画面内に配置する表示対象パーツの種類がユーザにより指定されるが、アクション設定部3123は、当該指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応する複合機1の動作を関連付けて設定する。例えば、アクション設定部3123は、「原稿サイズA3ボタン」という表示対象パーツがユーザにより指定された場合には、当該「原稿サイズA3ボタン」について予め対応付けられているアクションとして、「原稿サイズA3の記録用紙が格納されている給紙カセットから記録用紙を給紙させる指示を受け付ける動作」を「原稿サイズA3ボタン」に関連付けて設定する。
【0029】
生成部3124は、パーツ指定受付部3121での上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示受付部3122での上記レイアウト指示、及びアクション設定部3123での上記アクション設定で定められた内容で表示画面を生成する処理を行う。すなわち、ユーザは、パーツ指定受付部3121での上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示受付部3122での上記レイアウト指示、及びアクション設定部3123でのアクション設定を行うと、生成部3124による表示画面生成処理により、複合機1の表示部50に表示させる表示画面を所望通りにカスタマイズして作成することができる。本実施形態では、生成部3124は、Scriptファイルに表示画面データをエクスポートする。
【0030】
パネルシミュレータ部313は、PC31上にて、パネルクリエータ部312によってエクスポートされた上記Scriptファイルでなる表示画面データを読み込んで内容を解析し、PC31に備えられるディスプレイでの表示を可能にするためにHTML形式のデータに変換を行い、当該HTML形式の表示画面ファイルをPC31上のブラウザに表示するツールである。
【0031】
出力部314は、生成部3124によって生成された上記Scriptファイルの表示画面データを、ユーザによって指定された複合機(本実施形態では複合機1)に対して出力する。
【0032】
出力部314による上記表示画面データの複合機1への出力は、例えば、上記表示画面データを、(1)LANを介して複合機1に出力する (2)ローカルポートを介して複合機1に出力する、(3)公衆回線を介して出力する、(4)PC31に設けられた外部メモリスロットから、当該スロットに装填された外部メモリに出力する(複合機1において当該外部メモリから上記表示画面データを読み出す)、(5)LANを介して電子メール形式で複合機1に出力する、という方式が採用される。本実施形態では、PC31は、上記(1)乃至(5)の全ての構成を備えており、ユーザからの指示で選択された出力方式により複合機1に対して上記表示画面データを出力するようになっている。但し、本発明の一実施形態に係る表示画面生成装置としては、PC31は、上記(1)乃至(5)の少なくとも1つの方式による出力が可能な構成を備えていればよい。
【0033】
一方、複合機1は、コントローラ11と、記憶部12と、プラットフォーム13と、拡張アプリケーション15と、ブラウザ16とを備えている。コントローラ11は、複合機1の全体的な動作制御を司る。コントローラ11は、ファームウェアとして備えられ、複合機1が有するスキャンデータ送信、印刷、データアクセス、システム設定、ネットワーク通信、JOB制御、データ登録などの基本機能を実行する。
【0034】
プラットフォーム13は、API(Application Program Interface)や拡張アプリケーション15が動作するための基盤である。プラットフォーム13は、コントローラ11とAPIとを中継する責務も持つ。
【0035】
APIは、コントローラ11によって実行される複合機1の上記基本機能をファームウェア以外から実行するためのインタフェイスである。APIは、プラットフォーム13を通じて、ファームウェア内のコントローラ11にアクセスして複合機1の上記基本機能を実行する。なお、複合機1の例えばスキャナ機能を実行するためには、拡張アプリケーション15がスキャナ機能APIを呼び出す。
【0036】
拡張アプリケーション15は、複合機1に標準で搭載されるファームウェアではなく、後から追加インストール可能なアプリケーションである。拡張アプリケーション15は、主にScript Interpreter 151と、Business Logic152と、登録部153とで構成される。
【0037】
登録部153は、PC31の出力部314から送られてきた(或いは、外部メモリから読み出した)上記Scriptファイルの表示画面データを、表示部50での表示用データとして登録し、記憶部12に記憶させる。なお、本実施形態では、表示画面のデータファイルとしてXML形式のScriptファイルを使用するが、システム構成上は、XML形式以外の他のマークアップ言語であっても構わない。
【0038】
Script Interpreter 151は、登録部153により記憶部12に登録された上記表示画面データであるScriptファイルのファイルを読み込んで内容を解析する。Script Interpreter 151は、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理と、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic152への展開処理とを行う。Script Interpreter 151は、上記表示用にHTML変換処理を行ったデータは、APIを介してブラウザ16に渡す。
【0039】
Business Logic152は、上記Scriptファイルの解析によりScript Interpreter151で展開されて当該Script Interpreter151から渡された情報(表示対象パーツに関連付けられたアクションを示す情報)を基にアクション(複合機1の動作)を制御する。すなわち、Business Logic152は、ブラウザ16により表示部50に表示された表示画面に表示されている操作ボタン等の表示対象パーツがユーザにより操作されると、上記Script Interpreter151から渡された情報を基に、当該操作された表示対象パーツに関連付けられたアクションを解析し、解析した例えばスキャナ機能を実行するために、スキャナ送信APIを呼び出す。
【0040】
記憶部12は、HDD等からなり、コントローラ11として動作させるための動作制御プログラム、拡張アプリケーション15のプログラム、ブラウザ16のプログラム等が記憶されている。複合機1の中央制御部であるCPUが、記憶部12に記憶されている各プログラムに従って動作することで、コントローラ11、拡張アプリケーション15、及びブラウザ16等として機能する。また、記憶部12は、上記登録された表示画面データであるScriptファイルのファイルも記憶する。
【0041】
ブラウザ16は、web browserであり、Script Interpreter 151によってHTML変換処理が行われた上記Scriptファイル(PC31から送られてきた表示画面データ)を表示部50に表示させる。ブラウザ16は、本実施形態では、拡張アプリケーション15で変換されたHTML変換処理後のファイルが示す画面構成に合わせて表示画面を表示部50に表示し、また、当該表示画面の表示中に、ユーザからの指示入力操作を表示部50のタッチパネル機能を介して受け付けるインタフェイスとなる。
【0042】
次に、パネルクリエータ部312による表示画面生成及び複合機1への出力処理を説明する。図3はパネルクリエータ部312による表示画面生成及び複合機1への出力処理を示すフローチャートである。図4は(a)(b)は表示部50に表示される表示画面の一例を示す図、(c)はパネルクリエータ部312による生成処理で作成された表示画面の例を示す図である。図5はカスタマイズ受付画面の一例を示す図である。
【0043】
例えば、図4(a)に示すように、複合機1の表示部50には、複合機1の電源オン時又は、操作パネル上の図略のアプリケーションキー(例えばハードキー)をユーザが押下したときに、コントローラ11による制御で表示部50に第1表示画面51が表示される。第1表示画面51で例えば「簡単スキャン」ボタン511をユーザが押下すると、コントローラ11は、拡張アプリケーション15を起動させる。拡張アプリケーション15のBusiness Logic152は、例えば、図4(b)に示すワークフロー選択画面52に表示部50の表示を遷移させる。当該ワークフロー選択画面52において、ユーザにより「紹介状」ボタン521が選択され、「詳細」ボタン522が押下されると、Business Logic152は、「紹介状」ボタン521に対応するワークフローの設定を行うための詳細設定画面53に表示部50の表示を遷移させる。例えば、拡張アプリケーション15(Script Interpreter 151等)が、図4(b)に示されるような表示画面の画面テンプレート、ボタンテンプレート及び文字列データを複数持っており、ユーザによりカスタマイズされてなる上記Scriptファイルを解析し、Scriptファイルが示す画面内で表示させるキーの個数に応じて、図4(c)に示す詳細設定画面53のように、持っている画面テンプレート等のデータを用いて、画面やボタンに文字列を当てはめて表示する。
【0044】
パネルクリエータ部312では、例えば、当該詳細設定画面53を構成する装置ボタン等の各表示対象パーツのカスタマイズをユーザから受け付けて表示画面を生成する処理を行う。
【0045】
ユーザは、当該表示画面の生成処理を行う場合、例えば、PC31の操作部(図略)を操作して、パネルクリエータ部312を起動させる。当該パネルクリエータ部312の起動により、PC31の制御部310は、ディスプレイに、図5に示すようなカスタマイズ受付画面54を表示させる(S1)。
【0046】
ユーザが当該カスタマイズ受付画面54において、マウス等の操作指示入力部を操作して、選択可能な表示対象パーツとして表示されている複数の操作ボタン541〜555やメッセージ表示556〜562の中から、所望の操作ボタン又はメッセージ表示を押下して所望の操作ボタン又はメッセージ表示を選択して指定すると、パーツ指定受付部3121は、当該選択された操作ボタン又はメッセージ表示を、表示画面(すなわち、複合機1の表示部50に表示させる表示画面)に表示させる表示対象パーツとして受け付ける。更に、ユーザが、マウスのドラッグアンドドロップ操作を行って、当該選択された操作ボタン又はメッセージ表示を、カスタマイズ受付画面54に表示されているデフォルト画面570内の所望の位置にドラッグさせると、当該位置に上記選択された操作ボタン等を配置するレイアウト指示がレイアウト指示受付部3122に受け付けられる(S2)。
【0047】
続いて、アクション設定部3123は、上記のようにしてユーザから指定及び配置が指示された各表示対象パーツに対応するアクション(すなわち、複合機1で実行される各動作についての実行指示の受付)を、内蔵する記憶領域から読み出し、選択された各表示対象パーツに関連付けて設定する(S3)。例えば、ユーザが、解像度の「600×600dpi」ボタン541を指定した場合は、アクション設定部3123は、「600×600dpi」ボタン541に、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力というアクションを割り当てる。或いは、「もどる」ボタン554が指定された場合は、図4(b)のワークフロー選択画面52に表示部50の表示を遷移させる指示の入力を割り当てて設定する。このように、各表示対象パーツには、それぞれ対応するアクションが予め記憶されており、アクション設定部3123によって、対応する個別のアクションが割り当てられる。
【0048】
上記S2及びS3の処理は、ユーザが、デフォルト画面570内に表示させたい表示対象パーツボタンの指定及び配置を行い、カスタマイズ受付画面54内の確定ボタン58をマウス等によりクリックし、ユーザからの当該指定及び配置の終了指示が入力されるまで各表示対象パーツについて実行される(S4)。
【0049】
ユーザによる上記表示対象パーツの指定及び配置が終了すると(S4でYES)、生成部3124が上記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定によって定められた内容で、上記表示画面データをScriptファイルで生成する(S5)。このとき、パネルシミュレータ部313は、パネルクリエータ部312によってエクスポートされた上記Scriptファイルのデータを読み込んで内容を解析し、PC31のディスプレイでの表示を可能にするためにHTML形式のデータに変換を行う。
【0050】
この後、出力部314は、パネルクリエータ部312によって生成された上記Scriptファイルでなる表示画面データを、上記LAN等を介した通信方式で複合機1に対して出力(送信)する(S6)。
【0051】
次に、パネルクリエータ部312による複合機1への表示画面のデータ出力処理を更に詳細に説明する。図6はパネルクリエータ部312による複合機1への表示画面のデータ出力処理を示すフローチャートである。図7は、出力形式選択画面の一例を示す図である。
【0052】
パネルクリエータ部312の生成部3124による上記表示画面データのScriptファイルへのエクスポート後(すなわち、表示画面データの生成後)、出力部314は、図7に示すような出力形式選択画面57をPC31のディスプレイに表示させる。この表示制御は、図略の表示制御部が担当してもよい。当該出力形式選択画面57の表示中に、ユーザによるマウス等の操作指示入力部の操作で、「LAN」ボタン571、「電子メール」ボタン572、「USB」ボタン573、「公衆回線」ボタン574、「外部メモリ」575のいずれかが押下されて出力方式及び出力指示が入力されると(S61でYES)、出力部314は、指示された出力方式で、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを複合機1に対して出力する(S63乃至S67)。すなわち、本実施形態では、PC31は、複合機1と、LAN接続、ローカルポート接続、公衆回線接続のいずれによっても接続可能な構成と、外部メモリ装スロットとを有している。但し、本発明の一実施形態に係る表示画面生成装置として、PC31が、上述した(1)乃至(5)のいずれかのみの方式による出力が可能である場合は、当該出力が可能とされる (1)乃至(5)のいずれかの構成を備え、当該備えている構成から出力形式が選択可能とされればよい。
【0053】
なお、本実施形態では、画像形成システム10は、1台の複合機1を備えるため、出力部314は、上記表示画面データを複合機1に出力するが、例えば、画像形成システム10が複数台の複合機を備える場合は、例えば、出力部314が、出力形式選択画面57に出力先選択ボタンを設け、出力先としたい複合機に対応するボタンがユーザによるマウス操作等で押下された場合に、出力部314が上記表示画面データの出力先を受け付け、当該受け付けた出力先の複合機に上記表示画面データを出力するようにしてもよい。
【0054】
S62において、「LAN」ボタン571の押下により、上記表示画面データの出力方式としてLANを介しての出力がユーザにより指定された場合は(S62で「LAN」)、出力部314は、例えば、複合機1に割り当てられているIPアドレスに従って、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを複合機1に送信する(S63)。
【0055】
S62において、「電子メール」ボタン572の押下により、上記表示画面データの出力方式としてLANを介した電子メールでの出力がユーザにより指定された場合は(S62で「電子メール」)、出力部314は、例えば、複合機1に割り振られているメールアドレスを用いて、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを複合機1に送信する(S64)。
【0056】
S62において、「USB」ボタン573の押下により、上記表示画面データの出力方式として、PC31とUSBケーブルで接続された複合機1に対して、ローカルポートとしてのUSBポートからの出力がユーザにより指定された場合は(S62で「ローカルポート」)、出力部314は、PC31にUSB接続されている複合機1に、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを送信する(S65)。なお、ローカルポートとしてパラレルポートを用いた出力でも構わない。
【0057】
S62において、「公衆回線」ボタン574の押下により、上記表示画面データの出力方式として、PC31と公衆回線で接続された複合機1に対して、当該公衆回線を用いた出力がユーザにより指定された場合は(S62で「公衆回線」)、出力部314は、公衆回線を利用して、複合機1に、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを送信する(S66)。
【0058】
S62において、「外部メモリ」ボタン575の押下により、上記表示画面データの出力方式として、外部メモリを介した方式がユーザにより指定された場合は(S62で「外部メモリ」)、出力部314は、外部メモリスロットに装填されたUSBメモリ、CF(Compact Flash)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等の外部メモリに、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを出力する(S67)。
【0059】
次に、複合機1における上記表示画面データの登録処理を説明する。図8は複合機1における上記表示画面データの登録処理を示すフローチャートである。
【0060】
複合機1の登録部153は、上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データがPC31から送信されてきたか否かを判断する(S71)。ここで、例えば、登録部153が、(A)LANを介して、(B)LANを介して電子メール形式により、(C)USBケーブル等によるローカルポートの利用により、又は(D)公衆回線により上記表示画面データを受信すると(S71でYES)、受信した表示画面データを、表示部50での表示用データとして登録して記憶部12に記憶させる(S72)。
【0061】
登録部153は、上記いずれかの方式による表示画面データの受信がない場合は(S71でNO)、複合機1に設けられている外部メモリスロット又はUSBスロットに上記外部メモリが装填されているか否かを判断する(S73)。
【0062】
ここで、登録部153が、外部メモリスロット又はUSBスロットに上記外部メモリが装填されていると判断した場合は(S73でYES)、当該装填されている外部メモリから上記Scriptファイルにエクスポートされた表示画面データを読み出し(S74)、当該読み出した表示画面データを、表示部50での表示用データとして登録して記憶部12に記憶させる(S72)。なお、登録部153が、外部メモリが装填されていないと判断した場合は(S73でNO)、S71の処理を繰り返す。
【0063】
次に、複合機1における、上記PC31で生成された表示画面の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示の受付処理を説明する。図9は複合機1における、上記PC31で生成された表示画面の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示の受付処理を示すフローチャートである。
【0064】
例えば、ユーザにより、図4(b)に示したワークフロー選択画面52での「詳細」ボタン522の押下等により次の階層に表示画面を遷移させる指示が入力されたとき、Script Interpreter 151は、記憶部12から、上記表示画面データであるScriptファイルを読み出す(S82)。なお、Script Interpreter 151は、記憶部12に上記表示画面データであるScriptファイルのファイルが複数存在する場合は、それまで表示していた表示画面の遷移先の画面として登録されているScriptファイルのファイルを読み出す。そして、Script Interpreter 151は、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理と、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic152への展開処理とを行う(S83)。
【0065】
続いて、Business Logic152は、Script Interpreter 151から得た上記HTML変換処理後のデータを表示部50での表示が可能となるように解析し、ブラウザ16に渡す(S84)。
【0066】
ブラウザ16は、Business Logic152から受け取った上記表示用データを表示部50に表示させる(S85)。これにより、表示部50に、PC31のパネルクリエータ部312で生成された表示画面(例えば図4(c)に示した表示画面53)が表示される。この点で、Script Interpreter 151、Business Logic152、ブラウザ16、及びコントローラ11が特許請求の範囲の表示制御部として機能する。
【0067】
このブラウザ16による上記表示画面の表示中に、ユーザによるタッチパネル機能を利用した操作で、例えば図4(c)に示した詳細設定画面53のいずれかの表示ボタンが押下され、ユーザから動作実行指示が入力されると(S86でYES)、Business Logic152は、上記Script Interpreter151から渡された情報を基に、当該操作された表示ボタンに関連付けられたアクションを解析する(S87)。例えば、Business Logic152は、詳細設定画面53の「600×600dpi」ボタン541がユーザにより押下されると、当該「600×600dpi」ボタン541に対応する機能動作が、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力であることを、Script Interpreter151から渡された情報を基に解析する。
【0068】
続いて、Business Logic152は、上記解析した機能を実行するために、当該機能に対応するAPIを呼び出し、コントローラ11に上記解析した機能を実行させる(S88)。例えば、Business Logic152は、詳細設定画面53の表示中に、「600×600dpi」ボタン541がユーザにより押下されると、当該「600×600dpi」ボタン531に対応する機能動作が、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力であることを、Script Interpreter151から渡された情報を基に解析し、当該「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力」を受け付ける。そして、Business Logic152は、「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」を実行するために、「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」に対応するAPIを呼び出す。
【0069】
コントローラ11は、上記APIに従って、指示された動作を実行する(S89)。例えば、コントローラ11は、スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」を実行する。すなわち、Business Logic152がAPIを介してコントローラ11にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせることを設定する。
【0070】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、PC31のパネルクリエータ部312及びパネルシミュレータ部313で生成された表示画面は複合機1で表示されるとして説明しているが、当該生成された表示画面は複合機1での表示に限定されるものではなく、他の電気機器での表示にも適用可能である。
【0071】
また、本発明の範囲は上記に示した各実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。上記実施形態では、本発明の実施形態の構成及び処理を図1乃至図9に示しているが、当該構成及び処理は本発明の実施形態の単なる一例に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成システムの一例を示すネットワーク構成を示す図である。
【図2】PC及び複合機について表示画面の生成処理及び表示処理に必要な構成を示す図である。
【図3】パネルクリエータ部による表示画面生成及び複合機1への出力処理を示すフローチャートである。
【図4】(a)(b)は表示部に表示される表示画面の一例を示す図、(c)はパネルクリエータ部による生成処理で作成された表示画面の例を示す図である。
【図5】カスタマイズ受付画面の一例を示す図である。
【図6】パネルクリエータ部による複合機への表示画面のデータ出力処理を示すフローチャートである。
【図7】出力形式選択画面の一例を示す図である。
【図8】複合機における上記表示画面データの登録処理を示すフローチャートである。
【図9】複合機において、PCで生成された表示画面を表示部に表示させているときに、ユーザからの動作実行指示を受け付ける処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0073】
1 複合機
10 画像形成システム
11 コントローラ
12 記憶部
13 プラットフォーム13
15 拡張アプリケーション
151 Script Interpreter
152 Business Logic
153 登録部
16 ブラウザ
50 表示部
58 確定ボタン
31 PC
310 制御部
311 記憶部
312 パネルクリエータ部
3121 パーツ指定受付部
3122 レイアウト指示受付部
3123 アクション設定部
3124 生成部
313 パネルシミュレータ部
314 出力部
SV2 サーバコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成する表示画面生成装置と、当該生成された画面データからなる表示画面を表示する画像形成装置とを有する画像形成システムであって、
前記表示画面生成装置は、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを出力する出力部とを備え、
前記画像形成装置は、
前記表示画面の画面データを表示する表示部と、
前記出力部からの前記表示画面の画面データを前記表示部の表示用データとして登録する登録部と、
前記登録部に登録された前記表示画面の画面データを前記表示部に表示させる表示制御部とを備える画像形成システム。
【請求項2】
前記表示画面生成装置の出力部は、ネットワーク回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ネットワーク回線を介して受信した前記表示画面の画面データを登録する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記表示画面生成装置の出力部は、ネットワーク回線を介して、電子メールにより、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ネットワーク回線を介して前記電子メールで受信した前記表示画面の画面データを登録する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記表示画面生成装置の出力部は、ローカルポートを介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記ローカルポートを介して受信した前記表示画面の画面データを登録する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記表示画面生成装置の出力部は、公衆回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを前記画像形成装置に対して出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記公衆回線を介して受信した前記表示画面の画面データを登録する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記表示画面生成装置の出力部は、当該表示画面生成装置に装填される外部メモリに、前記生成された表示画面の画面データを出力し、
前記画像形成装置の登録部は、前記表示画面の画面データを、前記外部メモリから読み出して登録する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
電気機器の表示部に表示する表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成するように、コンピュータを機能させる表示画面生成プログラムであって、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを前記電気機器に対して出力する出力部と
を備えるように、コンピュータを機能させる表示画面生成プログラム。
【請求項8】
電気機器の表示部に表示する表示画面の画面データをユーザからの指示に従った内容で生成する表示画面生成装置であって、
前記表示画面内に表示させる表示対象パーツの指定をユーザから受け付けるパーツ指定受付部と、
前記指定された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、
前記指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、
前記表示対象パーツ指定、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部と、
前記生成部で生成された表示画面の画面データを前記電気機器に対して出力する出力部と
を備える表示画面生成装置。
【請求項9】
前記出力部は、前記電気機器に対してネットワーク回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを出力する請求項8に記載の表示画面生成装置。
【請求項10】
前記出力部は、前記電気機器に対してネットワーク回線を介して電子メールにより、前記生成された表示画面の画面データを出力する請求項8に記載の表示画面生成装置。
【請求項11】
前記出力部は、前記電気機器に対してローカルポートを介して、前記生成された表示画面の画面データを出力する請求項8に記載の表示画面生成装置。
【請求項12】
前記出力部は、前記電気機器に対して公衆回線を介して、前記生成された表示画面の画面データを出力する請求項8に記載の表示画面生成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−301336(P2009−301336A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−155272(P2008−155272)
【出願日】平成20年6月13日(2008.6.13)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】