画像形成装置
【課題】操作力を増大させることなくかつ開閉カバーに歪みを生じさせることなく、低コスト及び省スペース化を達成しつつ複数のスイッチを操作することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】基部14a及び基部14aに移動自在に設けられた可動部品14bを有し可動部品14bの移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチ14A,14Bと、装置本体5に取り付けられた開閉自在なカバー6とを有し、カバー6の開閉動作に連動して装置本体5の内部に設けられた各スイッチ14A,14Bのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置1において、カバー6が閉じられた際に、カバー6が1つのスイッチ14Aの可動部品14aを移動させた後にスイッチ14Aを移動させ、スイッチ14Aの移動によりスイッチ14Aとは別のスイッチ14Bの可動部品14bが移動する構成とした。
【解決手段】基部14a及び基部14aに移動自在に設けられた可動部品14bを有し可動部品14bの移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチ14A,14Bと、装置本体5に取り付けられた開閉自在なカバー6とを有し、カバー6の開閉動作に連動して装置本体5の内部に設けられた各スイッチ14A,14Bのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置1において、カバー6が閉じられた際に、カバー6が1つのスイッチ14Aの可動部品14aを移動させた後にスイッチ14Aを移動させ、スイッチ14Aの移動によりスイッチ14Aとは別のスイッチ14Bの可動部品14bが移動する構成とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写装置、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくはカバーの開閉動作に連動して複数のスイッチを一括してオンオフさせる構成に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置において、最近では装置の小型化、単純化、低価格化が重要な課題となっており、装置の小型化のためには装置内部に部品を効率よく配置する必要があるため、装置内部における余分な空間が少なくなる傾向にある。しかし画像形成装置には消耗品や長期使用に伴い交換が必要である部品があり、装置内部から消耗品や交換部品を容易に取り出すため、消耗品や交換部品が装置内部奥側に存在する場合にはこれよりも手前側の部品を容易に退避させることが可能となる構成が必要である。
【0003】
上述の構成において、装置内部より部品を取り出す際には装置内部に配置された部材が機外に露出する場合がある。ここで、例えば画像形成プロセスにレーザを用いている装置ではレーザユニット等の内部が装置外部に露出した場合に、レーザの機外漏洩による人体への悪影響を防止するためマイクロスイッチ等のインタロックスイッチによって電気回路が遮断されるように配慮されている。安全性及び信頼性を高めるべく、安全スイッチを回路上に直列に配置して2重切りを行う技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−116668号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特に複雑な機能を有する画像形成装置においては、安全スイッチで遮断すべき機能部品の電源ラインが複数(例えば5V、12V、24V等)存在し、さらに上述したように安全スイッチを回路上に直列に配置して2重切りを行うため、スイッチの数が増大している。
【0006】
一般的なスイッチは可動レバーを有しており、可動レバーが押されることによりオンし、押圧が解除されると可動レバーが反力により戻ってオフするように構成されている。上述のように装置内部に複数のスイッチを有していてこれら各スイッチを開閉カバーの開閉動作によって同時にオンオフさせる場合には可動レバーが複数設けられていることにより反力が増大し、開閉カバーを閉じる際の操作力が増大して閉じにくくなってしまうと共に、開閉カバーを閉じた状態で開閉カバーに作用する可動レバーの反力により開閉カバーに歪みが生じ、位置精度が悪化してスイッチの動作が保証できなくなってしまうという不具合が生じる。これを解決すべく開閉カバーの強度を向上させるとコストアップ及びサイズ増大といった問題点が生じてしまう。
【0007】
本発明は上述の問題点を解決し、操作力を増大させることなくかつ開閉カバーに歪みを生じさせることなく、低コスト及び省スペース化を達成しつつ複数のスイッチを操作することが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、基部及び前記基部に移動自在に設けられた可動部品を有し前記可動部品の移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチと、装置本体に取り付けられた開閉自在なカバーとを有し、前記カバーの開閉動作に連動して前記装置本体の内部に設けられた前記各スイッチのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置において、前記カバーが閉じられた際に、前記カバーが1つの前記スイッチの前記可動部品を移動させた後に該スイッチを移動させ、前記スイッチの移動により前記スイッチとは別のスイッチの前記可動部品が移動することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは前記カバーによる前記可動部品の押圧方向に直列に配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された直線的に移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは円弧状に配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された円弧軌道上を移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、さらに前記支持部材は支軸に回動自在に支持され、前記支軸と長穴によって係合することを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチがハーネスを有し、前記ハーネスは前記支軸と平行に引き出されていることを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項4ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは相隣る同士が係合されていることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチの係合は前記基部に対して他のスイッチの前記可動部品が結合されていることを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチのうち最後に前記可動部品が移動するスイッチは前記装置本体に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、スイッチをオンさせる際の操作力はスイッチの数が増加しても1つのスイッチを押下する際の操作力と等しくなるため、スイッチの数が多くなっても操作性の低下を防止できると共に、カバーの変形を防止して良好な画像形成を行うことができ、さらにカバーの変形を防止するための過度な補強等によるサイズアップやコストアップを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、本発明の一実施形態を採用した画像形成装置を示している。同図において画像形成装置1は、装置本体5の内部に感光体ドラム2を有しており、その周囲には帯電ローラ、現像装置、転写装置3、クリーニング装置、除電装置等が配設されている。感光体ドラム2の上方には露光装置4が配設されており、露光装置4の上方には装置本体5に対して開閉自在なカバー6が設けられている。露光装置4はカバー6に取り付けられており、カバー6と一体的に装置本体5に対して装着・離脱自在に設けられている。
【0020】
装置本体5の下部には転写シート7を貯容する給紙部8が配設されており、給紙部8に設けられた給紙ローラ9が回転することにより転写シート7が1枚ずつ給送される。給紙ローラ9の用紙搬送方向下流側にはレジストローラ対10が配設されており、レジストローラ対10の回転により転写シート7が所定のタイミングで感光体ドラム2と転写装置3との接触部である転写部に給送される。転写部の用紙搬送方向下流側には定着装置11が配設されており、その用紙搬送方向下流側には排出ローラ対12及び排紙トレイ13が配設されている。
【0021】
上述の構成において、帯電ローラによって表面を一様に帯電された感光体ドラム2は露光装置4によって静電潜像を形成され、現像装置によって現像されてその表面にトナー像を形成される。このトナー像は、給紙部8よりレジストローラ対10を介して給送された転写シート7に転写装置3によって転写され、トナー像が転写された転写シート7は定着装置11に送られてトナー像を定着された後、排紙ローラ対12によって排紙トレイ13上に排出される。感光体ドラム2はクリーニング装置によって残留トナーを除去された後、除電装置によって除電されて次の画像形成プロセスに供される。
【0022】
カバー6はジャム処理時やメンテナンス時等に開放され、所定の処理を行った後に再び閉じられる。ここで、カバー6には露光装置4が設けられているためカバー6を装置本体5より開放すると露光装置4も装置本体5から離れることとなるが、露光装置4は作像部との相対位置関係に精度を必要とするため、カバー6が閉じられた際には露光装置4が装置本体5に対して精度よくかつ安定した状態で位置決めされることが求められる。このため図2に示すように、カバー6が装置本体5に対して所定位置に閉じられた際に、これを検知するスイッチ14が用いられている。スイッチ14は、図3に示すように基部14aとこれに取り付けられた可動部品としてのレバー14bとを有しており、レバー14bが外力を受け矢印A方向に移動して二点鎖線位置を占めることによりオンし、レバー14bが反力で矢印B方向に移動して初期位置である実線位置を占めることによりオフする一般的な構成である。図2に示すように、カバー6にはカバー6が装置本体5に対して閉じられた際にレバー14bを移動させてスイッチ14をオンさせるストライカ15が取り付けられている。本実施形態において、例えばスイッチ14がオンすることにより画像形成装置1の作動が可能となり、スイッチ14がオフすると画像形成装置が作動しないように構成されている。
【0023】
上述の構成において、画像形成装置1の安全性を高めるため、スイッチ14を複数個設け、全てのスイッチ14がオンしないと画像形成装置1の作動が許可されない構成を採用することが望ましい。スイッチ14を複数個設け、これら各スイッチ14をカバー6が閉じられた際に一括してオンさせる構成として、従来は図4に示すように各スイッチ14を並列的に配置し、ストライカ15として各スイッチ14のレバー14bを一度に押圧可能な構成を採用していた。しかしこの構成では、図5に示すようにストライカ15による各スイッチ14をオンさせる際の操作力がスイッチ14の数に比例して大きくなるため、スイッチ14の数が増えると操作力が大きくなって操作性が低下すると共に、スイッチ14の数が多くなると図6に示すように各レバー14bの反力によってカバー6が破線で示すように変形してしまい、露光装置4の位置精度が悪化して良好な画像形成ができなくなるという問題点がある。
【0024】
上述の問題点を解決すべく、本発明の第1の実施異形態では図7に示すように各スイッチ14A,14Bを直列的に配置し、カバー6が閉じられた際に図8に示すように、ストライカ15によって第1のスイッチ14Aのレバー14bを移動させて第1のスイッチ14Aをオンさせた後、第1のスイッチ14Aを下方に移動させて第1のスイッチ14Aにより第2のスイッチ14Bのレバー14bを移動させて第2のスイッチ14Bをオンさせる構成を採用している。
【0025】
具体的には図9に示すように、第2のスイッチ14Bは装置本体5に固定され第1のスイッチ14Aは両側に長穴を有する支持部材としての取り付け板16に取り付けられていて、取り付け板16は各長穴を装置本体5に植設されたピン17にそれぞれ係合させていて装置本体5に上下動自在に支持され、第1のスイッチ14A及び取り付け板16は第2のスイッチ14Bのレバー14bの反力によって図7に示す位置に保持されている。
【0026】
上述の構成によれば、図10に示すようにストライカ15による各スイッチ14A,14Bをオンさせる際の操作力は、スイッチ14の数が増加しても1つのスイッチ14を押下する際の操作力と等しくなるため、スイッチ14の数が多くなっても操作性の低下を防止できると共に、カバー6の変形を防止して良好な画像形成を行うことができ、さらにカバー6の変形を防止するための過度な補強等によるサイズアップやコストアップを防止することができる。本実施形態ではスイッチ14として第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bとを用いる構成としたが、3個以上のスイッチを用いる構成としても同様であり、この場合には最後にレバー14bが移動するスイッチ14を装置本体5に固定し、その他のスイッチ14を取り付け板16に取り付ける構成とする。
【0027】
図11は本発明の第2の実施異形態を示している。この第2の実施形態では各スイッチ14A,14Bを円弧状に配置し、カバー6が閉じられた際に図12に示すように、ストライカ15によって第1のスイッチ14Aのレバー14bを移動させて第1のスイッチ14Aをオンさせた後、第1のスイッチ14Aを下方に回動させて第1のスイッチ14Aにより第2のスイッチ14Bのレバー14bを移動させて第2のスイッチ14Bをオンさせる構成を採用している。
【0028】
具体的には図13に示すように、第2のスイッチ14Bは装置本体5に固定され第1のスイッチ14Aは頂角部に長穴を有する扇形状の支持部材としての取り付け板18に取り付けられていて、取り付け板18は長穴を装置本体5に植設された支軸としてのピン19に係合させていて装置本体5に円弧軌道上を移動自在に支持され、第1のスイッチ14A及び取り付け板18は第2のスイッチ14Bのレバー14bの反力によって図11に示す位置に保持されている。第1のスイッチ14A及び取り付け板18が円弧軌道上を移動する際に、両者は第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bのレバー14bとが接触する接触位置Cを中心とするため、移動時において取り付け板18がピン19による支点からずれることを長穴によって吸収している。
【0029】
この第2の実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。第2の実施形態においてもスイッチ14として第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bとを用いる構成としたが、3個以上のスイッチを用いる構成としても同様であり、この場合には最後にレバー14bが移動するスイッチ14を装置本体5に固定し、その他のスイッチ14を取り付け板18に取り付ける構成とする。
【0030】
図14は第2の実施形態の変形例を示している。この変形例は、第1のスイッチ14Aの基部14aの底面に溝部14cを形成し、この溝部14cに第2のスイッチ14Bのレバー14bを係合させる構成としている。この構成により、各スイッチ14A,14Bが確実に係合されるので、各スイッチ14A,14Bの動作の信頼性を向上させることができる。
【0031】
図15は第2の実施形態の他の変形例を示している。この他の変形例は、取り付け板18に取り付けられた第1のスイッチ14Aに接続するコネクタ20を、取り付け板18の支軸であるピン19の軸方向と同方向に延びるハーネス21によって接続する構成としている。この構成により、コネクタ20が取り付け板18の移動を邪魔することが防止でき、カバー6を開閉する際に良好な操作性を得ることができる。スイッチ14を3個以上設ける場合には、取り付け板18に取り付けられるスイッチ14に接続するコネクタの全てをこのように構成すればよい。
【0032】
上記各実施形態では、スイッチ14の基部14aに移動自在に設けられた可動部品としてレバー14bを有する構成のみを説明したが、本発明が適用可能な構成はこれに限られず、可動部品として例えば基部14aに対して出没自在に設けられた凸部等を有するスイッチを本発明に適用してもよい。
【0033】
上述した各実施形態では、画像形成装置1として電子写真複写装置を用いた例を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置としてはこれに限られず、本発明をプリンタ、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に適用することももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いられるスイッチの概略図である。
【図4】従来の複数のスイッチをオンさせる構成の一例を示す概略図である。
【図5】従来の複数のスイッチをオンさせる際の操作力を説明する概略図である。
【図6】従来の複数のスイッチをオンさせる際の問題点を説明する概略図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオフ時の状態を示す概略図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオン時の状態を示す概略図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を説明する概略図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における複数のスイッチをオンさせる際の操作力を説明する概略図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるスイッチオフ時の状態を示す概略図である。
【図12】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオン時の状態を示す概略図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を説明する概略図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の変形例を説明する概略図である。
【図15】本発明の第2の実施形態の他の変形例を説明する概略図である。
【符号の説明】
【0035】
1 画像形成装置
5 装置本体
6 カバー
14,14A,14B スイッチ
14a 基部
14b 可動部品(レバー)
16,18 支持部材(取り付け板)
19 支軸(ピン)
21 ハーネス
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写装置、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくはカバーの開閉動作に連動して複数のスイッチを一括してオンオフさせる構成に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置において、最近では装置の小型化、単純化、低価格化が重要な課題となっており、装置の小型化のためには装置内部に部品を効率よく配置する必要があるため、装置内部における余分な空間が少なくなる傾向にある。しかし画像形成装置には消耗品や長期使用に伴い交換が必要である部品があり、装置内部から消耗品や交換部品を容易に取り出すため、消耗品や交換部品が装置内部奥側に存在する場合にはこれよりも手前側の部品を容易に退避させることが可能となる構成が必要である。
【0003】
上述の構成において、装置内部より部品を取り出す際には装置内部に配置された部材が機外に露出する場合がある。ここで、例えば画像形成プロセスにレーザを用いている装置ではレーザユニット等の内部が装置外部に露出した場合に、レーザの機外漏洩による人体への悪影響を防止するためマイクロスイッチ等のインタロックスイッチによって電気回路が遮断されるように配慮されている。安全性及び信頼性を高めるべく、安全スイッチを回路上に直列に配置して2重切りを行う技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−116668号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特に複雑な機能を有する画像形成装置においては、安全スイッチで遮断すべき機能部品の電源ラインが複数(例えば5V、12V、24V等)存在し、さらに上述したように安全スイッチを回路上に直列に配置して2重切りを行うため、スイッチの数が増大している。
【0006】
一般的なスイッチは可動レバーを有しており、可動レバーが押されることによりオンし、押圧が解除されると可動レバーが反力により戻ってオフするように構成されている。上述のように装置内部に複数のスイッチを有していてこれら各スイッチを開閉カバーの開閉動作によって同時にオンオフさせる場合には可動レバーが複数設けられていることにより反力が増大し、開閉カバーを閉じる際の操作力が増大して閉じにくくなってしまうと共に、開閉カバーを閉じた状態で開閉カバーに作用する可動レバーの反力により開閉カバーに歪みが生じ、位置精度が悪化してスイッチの動作が保証できなくなってしまうという不具合が生じる。これを解決すべく開閉カバーの強度を向上させるとコストアップ及びサイズ増大といった問題点が生じてしまう。
【0007】
本発明は上述の問題点を解決し、操作力を増大させることなくかつ開閉カバーに歪みを生じさせることなく、低コスト及び省スペース化を達成しつつ複数のスイッチを操作することが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、基部及び前記基部に移動自在に設けられた可動部品を有し前記可動部品の移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチと、装置本体に取り付けられた開閉自在なカバーとを有し、前記カバーの開閉動作に連動して前記装置本体の内部に設けられた前記各スイッチのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置において、前記カバーが閉じられた際に、前記カバーが1つの前記スイッチの前記可動部品を移動させた後に該スイッチを移動させ、前記スイッチの移動により前記スイッチとは別のスイッチの前記可動部品が移動することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは前記カバーによる前記可動部品の押圧方向に直列に配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された直線的に移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは円弧状に配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された円弧軌道上を移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、さらに前記支持部材は支軸に回動自在に支持され、前記支軸と長穴によって係合することを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、さらに移動する前記スイッチがハーネスを有し、前記ハーネスは前記支軸と平行に引き出されていることを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項4ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチは相隣る同士が係合されていることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチの係合は前記基部に対して他のスイッチの前記可動部品が結合されていることを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記各スイッチのうち最後に前記可動部品が移動するスイッチは前記装置本体に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、スイッチをオンさせる際の操作力はスイッチの数が増加しても1つのスイッチを押下する際の操作力と等しくなるため、スイッチの数が多くなっても操作性の低下を防止できると共に、カバーの変形を防止して良好な画像形成を行うことができ、さらにカバーの変形を防止するための過度な補強等によるサイズアップやコストアップを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、本発明の一実施形態を採用した画像形成装置を示している。同図において画像形成装置1は、装置本体5の内部に感光体ドラム2を有しており、その周囲には帯電ローラ、現像装置、転写装置3、クリーニング装置、除電装置等が配設されている。感光体ドラム2の上方には露光装置4が配設されており、露光装置4の上方には装置本体5に対して開閉自在なカバー6が設けられている。露光装置4はカバー6に取り付けられており、カバー6と一体的に装置本体5に対して装着・離脱自在に設けられている。
【0020】
装置本体5の下部には転写シート7を貯容する給紙部8が配設されており、給紙部8に設けられた給紙ローラ9が回転することにより転写シート7が1枚ずつ給送される。給紙ローラ9の用紙搬送方向下流側にはレジストローラ対10が配設されており、レジストローラ対10の回転により転写シート7が所定のタイミングで感光体ドラム2と転写装置3との接触部である転写部に給送される。転写部の用紙搬送方向下流側には定着装置11が配設されており、その用紙搬送方向下流側には排出ローラ対12及び排紙トレイ13が配設されている。
【0021】
上述の構成において、帯電ローラによって表面を一様に帯電された感光体ドラム2は露光装置4によって静電潜像を形成され、現像装置によって現像されてその表面にトナー像を形成される。このトナー像は、給紙部8よりレジストローラ対10を介して給送された転写シート7に転写装置3によって転写され、トナー像が転写された転写シート7は定着装置11に送られてトナー像を定着された後、排紙ローラ対12によって排紙トレイ13上に排出される。感光体ドラム2はクリーニング装置によって残留トナーを除去された後、除電装置によって除電されて次の画像形成プロセスに供される。
【0022】
カバー6はジャム処理時やメンテナンス時等に開放され、所定の処理を行った後に再び閉じられる。ここで、カバー6には露光装置4が設けられているためカバー6を装置本体5より開放すると露光装置4も装置本体5から離れることとなるが、露光装置4は作像部との相対位置関係に精度を必要とするため、カバー6が閉じられた際には露光装置4が装置本体5に対して精度よくかつ安定した状態で位置決めされることが求められる。このため図2に示すように、カバー6が装置本体5に対して所定位置に閉じられた際に、これを検知するスイッチ14が用いられている。スイッチ14は、図3に示すように基部14aとこれに取り付けられた可動部品としてのレバー14bとを有しており、レバー14bが外力を受け矢印A方向に移動して二点鎖線位置を占めることによりオンし、レバー14bが反力で矢印B方向に移動して初期位置である実線位置を占めることによりオフする一般的な構成である。図2に示すように、カバー6にはカバー6が装置本体5に対して閉じられた際にレバー14bを移動させてスイッチ14をオンさせるストライカ15が取り付けられている。本実施形態において、例えばスイッチ14がオンすることにより画像形成装置1の作動が可能となり、スイッチ14がオフすると画像形成装置が作動しないように構成されている。
【0023】
上述の構成において、画像形成装置1の安全性を高めるため、スイッチ14を複数個設け、全てのスイッチ14がオンしないと画像形成装置1の作動が許可されない構成を採用することが望ましい。スイッチ14を複数個設け、これら各スイッチ14をカバー6が閉じられた際に一括してオンさせる構成として、従来は図4に示すように各スイッチ14を並列的に配置し、ストライカ15として各スイッチ14のレバー14bを一度に押圧可能な構成を採用していた。しかしこの構成では、図5に示すようにストライカ15による各スイッチ14をオンさせる際の操作力がスイッチ14の数に比例して大きくなるため、スイッチ14の数が増えると操作力が大きくなって操作性が低下すると共に、スイッチ14の数が多くなると図6に示すように各レバー14bの反力によってカバー6が破線で示すように変形してしまい、露光装置4の位置精度が悪化して良好な画像形成ができなくなるという問題点がある。
【0024】
上述の問題点を解決すべく、本発明の第1の実施異形態では図7に示すように各スイッチ14A,14Bを直列的に配置し、カバー6が閉じられた際に図8に示すように、ストライカ15によって第1のスイッチ14Aのレバー14bを移動させて第1のスイッチ14Aをオンさせた後、第1のスイッチ14Aを下方に移動させて第1のスイッチ14Aにより第2のスイッチ14Bのレバー14bを移動させて第2のスイッチ14Bをオンさせる構成を採用している。
【0025】
具体的には図9に示すように、第2のスイッチ14Bは装置本体5に固定され第1のスイッチ14Aは両側に長穴を有する支持部材としての取り付け板16に取り付けられていて、取り付け板16は各長穴を装置本体5に植設されたピン17にそれぞれ係合させていて装置本体5に上下動自在に支持され、第1のスイッチ14A及び取り付け板16は第2のスイッチ14Bのレバー14bの反力によって図7に示す位置に保持されている。
【0026】
上述の構成によれば、図10に示すようにストライカ15による各スイッチ14A,14Bをオンさせる際の操作力は、スイッチ14の数が増加しても1つのスイッチ14を押下する際の操作力と等しくなるため、スイッチ14の数が多くなっても操作性の低下を防止できると共に、カバー6の変形を防止して良好な画像形成を行うことができ、さらにカバー6の変形を防止するための過度な補強等によるサイズアップやコストアップを防止することができる。本実施形態ではスイッチ14として第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bとを用いる構成としたが、3個以上のスイッチを用いる構成としても同様であり、この場合には最後にレバー14bが移動するスイッチ14を装置本体5に固定し、その他のスイッチ14を取り付け板16に取り付ける構成とする。
【0027】
図11は本発明の第2の実施異形態を示している。この第2の実施形態では各スイッチ14A,14Bを円弧状に配置し、カバー6が閉じられた際に図12に示すように、ストライカ15によって第1のスイッチ14Aのレバー14bを移動させて第1のスイッチ14Aをオンさせた後、第1のスイッチ14Aを下方に回動させて第1のスイッチ14Aにより第2のスイッチ14Bのレバー14bを移動させて第2のスイッチ14Bをオンさせる構成を採用している。
【0028】
具体的には図13に示すように、第2のスイッチ14Bは装置本体5に固定され第1のスイッチ14Aは頂角部に長穴を有する扇形状の支持部材としての取り付け板18に取り付けられていて、取り付け板18は長穴を装置本体5に植設された支軸としてのピン19に係合させていて装置本体5に円弧軌道上を移動自在に支持され、第1のスイッチ14A及び取り付け板18は第2のスイッチ14Bのレバー14bの反力によって図11に示す位置に保持されている。第1のスイッチ14A及び取り付け板18が円弧軌道上を移動する際に、両者は第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bのレバー14bとが接触する接触位置Cを中心とするため、移動時において取り付け板18がピン19による支点からずれることを長穴によって吸収している。
【0029】
この第2の実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。第2の実施形態においてもスイッチ14として第1のスイッチ14Aと第2のスイッチ14Bとを用いる構成としたが、3個以上のスイッチを用いる構成としても同様であり、この場合には最後にレバー14bが移動するスイッチ14を装置本体5に固定し、その他のスイッチ14を取り付け板18に取り付ける構成とする。
【0030】
図14は第2の実施形態の変形例を示している。この変形例は、第1のスイッチ14Aの基部14aの底面に溝部14cを形成し、この溝部14cに第2のスイッチ14Bのレバー14bを係合させる構成としている。この構成により、各スイッチ14A,14Bが確実に係合されるので、各スイッチ14A,14Bの動作の信頼性を向上させることができる。
【0031】
図15は第2の実施形態の他の変形例を示している。この他の変形例は、取り付け板18に取り付けられた第1のスイッチ14Aに接続するコネクタ20を、取り付け板18の支軸であるピン19の軸方向と同方向に延びるハーネス21によって接続する構成としている。この構成により、コネクタ20が取り付け板18の移動を邪魔することが防止でき、カバー6を開閉する際に良好な操作性を得ることができる。スイッチ14を3個以上設ける場合には、取り付け板18に取り付けられるスイッチ14に接続するコネクタの全てをこのように構成すればよい。
【0032】
上記各実施形態では、スイッチ14の基部14aに移動自在に設けられた可動部品としてレバー14bを有する構成のみを説明したが、本発明が適用可能な構成はこれに限られず、可動部品として例えば基部14aに対して出没自在に設けられた凸部等を有するスイッチを本発明に適用してもよい。
【0033】
上述した各実施形態では、画像形成装置1として電子写真複写装置を用いた例を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置としてはこれに限られず、本発明をプリンタ、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に適用することももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いられるスイッチの概略図である。
【図4】従来の複数のスイッチをオンさせる構成の一例を示す概略図である。
【図5】従来の複数のスイッチをオンさせる際の操作力を説明する概略図である。
【図6】従来の複数のスイッチをオンさせる際の問題点を説明する概略図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオフ時の状態を示す概略図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオン時の状態を示す概略図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を説明する概略図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における複数のスイッチをオンさせる際の操作力を説明する概略図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるスイッチオフ時の状態を示す概略図である。
【図12】本発明の第1の実施形態におけるスイッチオン時の状態を示す概略図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を説明する概略図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の変形例を説明する概略図である。
【図15】本発明の第2の実施形態の他の変形例を説明する概略図である。
【符号の説明】
【0035】
1 画像形成装置
5 装置本体
6 カバー
14,14A,14B スイッチ
14a 基部
14b 可動部品(レバー)
16,18 支持部材(取り付け板)
19 支軸(ピン)
21 ハーネス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部及び前記基部に移動自在に設けられた可動部品を有し前記可動部品の移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチと、装置本体に取り付けられた開閉自在なカバーとを有し、前記カバーの開閉動作に連動して前記装置本体の内部に設けられた前記各スイッチのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置において、
前記カバーが閉じられた際に、前記カバーが1つの前記スイッチの前記可動部品を移動させた後に該スイッチを移動させ、前記スイッチの移動により前記スイッチとは別のスイッチの前記可動部品が移動することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは前記カバーによる前記可動部品の押圧方向に直列に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された直線的に移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは円弧状に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された円弧軌道上を移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5記載の画像形成装置において、
前記支持部材は支軸に回動自在に支持され、前記支軸と長穴によって係合することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項6記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチがハーネスを有し、前記ハーネスは前記支軸と平行に引き出されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項4ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは相隣る同士が係合されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項8記載の画像形成装置において、
前記各スイッチの係合は前記基部に対して他のスイッチの前記可動部品が結合されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記各スイッチのうち最後に前記可動部品が移動するスイッチは前記装置本体に固定されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項1】
基部及び前記基部に移動自在に設けられた可動部品を有し前記可動部品の移動によりオン状態とオフ状態とが切り替えられる複数のスイッチと、装置本体に取り付けられた開閉自在なカバーとを有し、前記カバーの開閉動作に連動して前記装置本体の内部に設けられた前記各スイッチのオン状態とオフ状態とが一括して切り替えられる画像形成装置において、
前記カバーが閉じられた際に、前記カバーが1つの前記スイッチの前記可動部品を移動させた後に該スイッチを移動させ、前記スイッチの移動により前記スイッチとは別のスイッチの前記可動部品が移動することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは前記カバーによる前記可動部品の押圧方向に直列に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された直線的に移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは円弧状に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチは前記装置本体に支持された円弧軌道上を移動可能な支持部材に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5記載の画像形成装置において、
前記支持部材は支軸に回動自在に支持され、前記支軸と長穴によって係合することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項6記載の画像形成装置において、
移動する前記スイッチがハーネスを有し、前記ハーネスは前記支軸と平行に引き出されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項4ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記各スイッチは相隣る同士が係合されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項8記載の画像形成装置において、
前記各スイッチの係合は前記基部に対して他のスイッチの前記可動部品が結合されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置において、
前記各スイッチのうち最後に前記可動部品が移動するスイッチは前記装置本体に固定されていることを特徴とする画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2009−32412(P2009−32412A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−192237(P2007−192237)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
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