説明

画像形成装置

【課題】適切に消耗品を節約することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】デジタル複合機10は、画像形成の要求を受付け(S11)、エコモードが設定されたか否かを判断し(S12)、エコモードが設定されたと判断した場合には(S12において、YES)、両面印刷が設定されたか否かを判断する(S13)。両面印刷が設定されたと判断した場合には(S13において、YES)、出力する用紙の厚みを検出する(S14)。用紙の厚みを検出した後、検出した用紙の厚みに応じて、トナーセーブ率を調整する(S15)。その後、調整されたトナーセーブ率で、用紙の両面に画像を形成する(S16)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置に関するものであり、特に、所定量の消耗品の消費で画像を形成する第一のモードと、所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードとを有する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタル複合機には、用紙やトナー等の消耗品の消費をセーブ(節約)するエコモードが備えられているものがある。通常のモードと、消耗品の消費をセーブするエコモードとを有するデジタル複合機においては、ユーザによりいずれかのモードを選択させ、選択させたモードにより画像を形成する。エコモードにおいて形成した画像は、例えば、両面印刷であったり、通常のモードにおいて形成した画像よりも、画像濃度が薄かったりするが、ユーザの要求により、画像濃度が薄くてもよい場合には、消耗品の消費量を節約することができる。
【0003】
ここで、画像形成においてトナーを節約するトナーセーブモードを有する画像形成装置に関する技術が、特開2002−202689号公報(特許文献1)および特開平11−95618号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献1によると、資源節約モードに設定された画像形成装置において、表示された画像のうち、例えば、文字部分を細めたり、中抜き処理を施したり、写真部分の縮小や画像全体の縮小を図ることにより、トナーを節約することとしている。また、特許文献2によると、画像の向きが縦向きか横向きかを判断すると共に、用紙の向きが縦向きか横向きかを判断し、画像の向きが縦で用紙の向きが横の場合には、画像を90度回転させることにより、トナーセーブモードにおける画像品質の維持を図ることとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−202689号公報
【特許文献2】特開平11−95618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の技術では、文字部分を細めたり、中抜き処理を施したり、写真部分の縮小や画像全体の縮小を図ることとしているため、元の画像と異なる印象を与えることになる。このような方法では、ユーザの要求によっては、適切に消耗品の節約を図って画像を形成することができない。また、特許文献2に開示の技術では、画像の回転処理を行う場合に特化しており、回転処理を行わない場合に対応することができない。
【0006】
この発明の目的は、適切に消耗品を節約することができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る画像形成装置は、所定量の消耗品の消費で画像を形成する第一のモードと、所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードとを有する。ここで、第二のモードは、用紙の両面に画像を形成することが可能な画像形成部と、トナーの消費量をセーブするトナー消費量制限手段と、画像形成部により用紙の両面に画像を形成する際に、トナー消費量制限手段を作動させるよう制御する制御手段とを備える。
【0008】
好ましくは、トナー消費量制限手段は、画像形成の条件に応じて、第一のモードにおけるトナーの消費量に対する第二のモードにおけるトナーの消費量の比率であるトナーセーブ率を調整するトナーセーブ率調整手段を含む。
【0009】
さらに好ましくは、トナーセーブ率調整手段は、用紙の厚みを検出する用紙厚み検出手段を含み、用紙厚み検出手段により検出した用紙の厚みに応じてトナーセーブ率を調整する。
【0010】
さらに好ましくは、画像形成部は、カラー画像およびモノクロ画像を形成可能であり、トナーセーブ率調整手段は、画像形成部により形成される画像がカラー画像であると判断すれば、モノクロ画像におけるトナーセーブ率よりもカラー画像におけるトナーセーブ率を高くするよう調整する。
【0011】
また、トナーセーブ率調整手段は、画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像がある面のトナーセーブ率を写真画像がない面のトナーセーブ率よりも高くするよう調整してもよい。
【0012】
また、トナーセーブ率調整手段は、画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像の領域のトナーセーブ率を写真画像の領域以外の領域におけるトナーセーブ率よりも高くするよう調整してもよい。
【0013】
さらに好ましくは、トナー消費量制限手段は、画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像に対して面積階調処理を行ってトナーをセーブする面積階調処理手段を含み、トナーセーブ率調整手段は、面積階調処理手段において、面積階調処理手段における面積の単位となるマトリクスのサイズを大きくするよう制御する。
【発明の効果】
【0014】
この発明によると、所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードにおいて、用紙の両面に画像を形成する際に、これに連動してトナーの消費量をセーブすることとしている。そうすると、用紙の節約とトナーの節約とを同時に図ることができる。したがって、適切に消耗品の節約を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の一実施形態に係る定着装置を含むデジタル複合機の全体構成を示すブロック図である。
【図2】エコモードにおいて、用紙の厚みに応じて、用紙の両面に画像を形成する場合の動作を示すフローチャートである。
【図3】エコモードにおいて、用紙の両面にカラー画像を形成する場合の動作を示すフローチャートである。
【図4】エコモードにおいて、用紙の両面に写真画像を形成する場合の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機10に適用した場合のデジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタル複合機10は、CPUを有し、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書込みや読出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10の有する情報を表示する表示画面を含み、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェースとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読取り位置で読取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読取られた原稿の画像データ等からその画像を形成する画像形成部16と、画像データ等を格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インターフェース)部19とを含む。
【0017】
制御部11は、画像読取り部15から出力される原稿の画像データをDRAM12に圧縮符号化して書き込み、DRAM12に書き込んだ画像データを読出し、伸張符号化して画像形成部16に出力する。
【0018】
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読取られた原稿を用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、複写機として機能する。また、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、プリンターとして機能する。さらに、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、また、画像読取り部15により読取られた原稿の画像データを、FAX通信部18を通じて公衆回線20に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として機能する。
【0019】
なお、図1において太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
【0020】
また、画像読取り部15は、原稿の表面となる一方の面を読取るCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ23と、原稿の裏面となる他方の面を読取るCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサ)24とを含む。CCDイメージセンサ23およびCIS24により、画像読取り部15は、原稿の両面の画像を読取ることができる。画像形成部16は、CCDイメージセンサ23およびCIS24により読取った両面の画像について、印刷する用紙の両面に画像を形成することが可能である。画像形成部16は、用紙を反転させる用紙反転部(図示せず)を含む。画像形成部16は、用紙の一方の面に画像を形成した用紙を用紙反転部において反転させ、用紙の他方の面に画像を形成する。
【0021】
また、画像形成部16は、カラー画像およびモノクロ画像を形成することができる。すなわち、画像形成部16は、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの4つの現像器(図示せず)を有し、これらを用いてフルカラーの画像を形成することができる。
【0022】
デジタル複合機10は、画像形成部16において画像を形成して出力する用紙、すなわち、印刷する用紙の厚みを検出する用紙厚み検出手段を有する。用紙厚み検出手段は、透過型の光学センサ(図示せず)を含む。用紙厚み検出手段は、透過型の光学センサにおいて、印刷する用紙の光の透過率、すなわち、一方の面から照射した光量に対する他方の面に達する光量の比率を検出することにより、用紙の厚みを検出する。
【0023】
また、デジタル複合機10は、所定量の消耗品の消費で画像を形成する第一のモードと、所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードとを有する。第一のモードとは、いわゆる通常の動作モードであり、第二のモードとは、消耗品の消費量を低減させたいわゆるエコモードである。
【0024】
ここで、デジタル複合機10、具体的には、第二のモードは、トナーの消費量をセーブするトナー消費量制限手段と、画像形成部16により用紙の両面に画像を形成する際に、トナー消費量制限手段を作動させるよう制御する制御手段とを備える。
【0025】
次に、この発明の一実施形態に係るデジタル複合機10において、エコモードにおいて、用紙の両面に画像を形成する場合について説明する。図2は、この場合における動作を示すフローチャートである。
【0026】
図1および図2を参照して、まず、ユーザから画像形成の要求を受付ける。(図2において、ステップS11、以下、ステップを省略する)。ここで、ユーザは、デジタル複合機10に対し、画像形成に際しての種々の設定を行なう。次に、デジタル複合機10は、エコモードが設定されたか否かを判断する(S12)。エコモードが設定されたと判断した場合には(S12において、YES)、次に、両面印刷が設定されたか否かを判断する(S13)。両面印刷が設定されたと判断した場合には(S13において、YES)、印刷を行なう用紙の厚みを検出する(S14)。用紙の厚みは、上記したように、透過型光学センサ等により行なう。用紙の厚みを検出した後、検出した用紙の厚みに応じて、トナーセーブ率を調整する(S15)。
【0027】
ここで、検出した用紙の厚みに応じてトナーセーブ率を調整する方法について説明する。トナーセーブ率については、検出した用紙の厚みが薄い程、高いトナーセーブ率となるようにトナーセーブ率を調整する。具体的には、用紙の厚みが薄くなるに従い、より少ない量のトナーで画像を形成する。すなわち、検出した用紙の厚みが薄ければ、高いトナーセーブ率でトナーセーブを行い、検出した用紙の厚みが厚ければ、高いトナーセーブ率でトナーセーブを行う。ここで、用紙の厚みとトナーセーブ率との関係は、比例関係を有するようにしてもよいし、用紙の厚みとトナーセーブ率とを段階的に調整するようにしてもよい。
【0028】
その後、調整されたトナーセーブ率で、用紙の両面に画像を形成する(S16)。すなわち、トナー消費量制限手段を作動させて、画像形成部16により画像形成を行う。なお、S12においてエコモードが設定されていない場合(S12において、NO)には、通常の画像形成を行い(S18)、S13において両面印刷が設定されていない場合(S13において、NO)には、所定のトナーセーブ率で画像形成を行う(S17)。
【0029】
このように構成することにより、所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードにおいて、用紙の両面に画像を形成する際に、これに連動してトナーの消費量をセーブすることとしている。そうすると、用紙の節約とトナーの節約とを同時に図ることができる。したがって、適切に消耗品の節約を図ることができる。
【0030】
この場合、用紙の厚みに応じて、トナーのセーブ率を調整しているため、用紙の一方の面側から他方の面側に形成された画像が透けて見える裏写りを防止することができる。したがって、より適切に画像を形成することができる。
【0031】
また、形成する画像がカラー画像であるか、モノクロ画像であるかに応じて、トナーセーブ率を調整することとしてもよい。図3は、この場合における制御部の動作を示すフローチャートである。図1および図3を参照して、まず、図2に示すフローチャートと同様に、ユーザからの画像形成の要求を受付け(S21)、エコモードが設定されたか、および両面印刷が設定されたかを判断する(S22、S23)。両面印刷が設定されたと判断した場合(S23において、YES)には、形成する画像がカラー画像であるか否かを判断する(S24)。形成する画像がカラー画像であると判断した場合(S24において、YES)には、カラー画像用のトナーセーブ率で画像を形成する(S25)。一方、カラー画像でないと判断した場合(S24において、NO)、すなわち、モノクロ画像であると判断した場合には、モノクロ画像用のトナーセーブ率で画像を形成する(S26)。なお、この場合も図2に示す場合と同様に、S22においてエコモードが設定されていない場合(S22において、NO)には、通常の画像形成を行い(S28)、S23において両面印刷が設定されていない場合(S23において、NO)には、所定のトナーセーブ率で画像形成を行う(S27)。
【0032】
ここで、カラー画像用のトナーセーブ率について説明する。カラー画像は、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの四色を重ね合わせることにより形成される。したがって、通常よりもトナーの厚みが大きくなり、その結果、両面印刷時において裏写りしてしまうおそれが高い。しかし、カラー画像用のトナーセーブ率をモノクロ画像用のトナーセーブ率よりも高くすることにより、カラー画像における裏写りを低減することができる。すなわち、一色一色のトナーセーブ率を高くして、カラー画像を再現しながら、裏写りを低減することができる。
【0033】
なお、形成する画像の中に写真画像がある場合に、トナーセーブ率を調整することにしてもよい。図4は、この場合における制御部の動作を示すフローチャートである。図1および図4を参照して、まず、図2および図3に示すフローチャートと同様に、ユーザからの画像形成の要求を受付け(S31)、エコモードが設定されたか、および両面印刷が設定されたかを判断する(S32、S33)。両面印刷が設定されたと判断した場合(S33において、YES)には、形成する画像が写真画像であるか否かを判断する(S34)。形成する画像が写真画像であると判断した場合(S34において、YES)には、写真画像用のトナーセーブ率で画像を形成する(S35)。一方、写真画像でないと判断した場合(S34において、NO)、すなわち、文字画像であると判断した場合には、文字画像用のトナーセーブ率で画像を形成する(S36)。なお、この場合も図2等に示す場合と同様に、S32においてエコモードが設定されていない場合(S32において、NO)には、通常の画像形成を行い(S38)、S33において両面印刷が設定されていない場合(S33において、NO)には、所定のトナーセーブ率で画像形成を行う(S37)。
【0034】
ここで、写真画像用のトナーセーブ率について説明する。写真画像は、文字画像よりも、単位面積辺りの黒色部が相対的に多い。したがって、通常よりもトナーをより多く消費してしまい、その結果、両面印刷時において裏写りしてしまうおそれが高い。しかし、写真画像用のトナーセーブ率を文字画像用のトナーセーブ率よりも高くすることにより、写真画像における裏写りを低減することができる。
【0035】
この場合、ディザ処理等により面積階調処理を行って、ディザ処理の基本単位となるマトリクスサイズを通常よりも大きくすることとしてもよい。すなわち、トナー消費量制限手段は、画像形成部16により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像に対して面積階調処理を行ってトナーをセーブする面積階調処理手段を含み、トナーセーブ率調整手段は、面積階調処理手段において、面積階調処理手段における面積の単位となるマトリクスのサイズを大きくするよう制御する。こうすることにより、写真画像における高い階調性を維持することができ、トナーをセーブしながら、より適切な画像を形成することができる。
【0036】
また、トナーセーブ率調整手段は、画像形成部16により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像の領域のトナーセーブ率を写真画像の領域以外の領域におけるトナーセーブ率よりも高くするよう調整してもよい。こうすることによっても、トナーをセーブしながら、より適切な画像を形成することができる。
【0037】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0038】
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 原稿送り装置、15 画像読取り部、16 画像形成部、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、23 CCDイメージセンサ、24 CIS。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定量の消耗品の消費で画像を形成する第一のモードと、前記所定量よりも少ない消耗品の消費で画像を形成する第二のモードとを有する画像形成装置であって、
前記第二のモードは、用紙の両面に画像を形成することが可能な画像形成部と、
トナーの消費量をセーブするトナー消費量制限手段と、
前記画像形成部により用紙の両面に画像を形成する際に、前記トナー消費量制限手段を作動させるよう制御する制御手段とを備える、画像形成装置。
【請求項2】
前記トナー消費量制限手段は、画像形成の条件に応じて、前記第一のモードにおけるトナーの消費量に対する前記第二のモードにおけるトナーの消費量の比率であるトナーセーブ率を調整するトナーセーブ率調整手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記トナーセーブ率調整手段は、用紙の厚みを検出する用紙厚み検出手段を含み、前記用紙厚み検出手段により検出した用紙の厚みに応じてトナーセーブ率を調整する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成部は、カラー画像およびモノクロ画像を形成可能であり、
前記トナーセーブ率調整手段は、前記画像形成部により形成される画像がカラー画像であると判断すれば、前記モノクロ画像におけるトナーセーブ率よりも前記カラー画像におけるトナーセーブ率を高くするよう調整する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記トナーセーブ率調整手段は、前記画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像がある面のトナーセーブ率を写真画像がない面のトナーセーブ率よりも高くするよう調整する、請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記トナーセーブ率調整手段は、前記画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像の領域のトナーセーブ率を写真画像の領域以外の領域におけるトナーセーブ率よりも高くするよう調整する、請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記トナー消費量制限手段は、前記画像形成部により形成される画像の中に写真画像があると判断すれば、写真画像に対して面積階調処理を行ってトナーをセーブする面積階調処理手段を含み、
前記トナーセーブ率調整手段は、前記面積階調処理手段において、前記面積階調処理手段における面積の単位となるマトリクスのサイズを大きくするよう制御する、請求項2〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−175695(P2010−175695A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−16458(P2009−16458)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】