説明

画像形成装置

【課題】画像形成ユニット内の回転体に回転むらが発生することを抑制できる画像形成装置を提供することである。
【解決手段】駆動ギア36は、モータ30からの動力により回転させられる円盤状の部材である。軸受38は、駆動ギア36を回転可能に支持する。画像形成ユニットは、感光体ドラム4を含み、かつ、画像形成装置本体に着脱可能に取り付けられている。ジョイント44は、駆動ギア36と感光体ドラム4とに接続されることにより、駆動ギア36の回転を感光体ドラム4に伝達するための伝達部材であって、正三角形状の断面形状を有する棒状の部材である。駆動ギア36の主面S1には、ジョイント44が挿入される嵌合穴H、及び、嵌合穴Hから離れた位置において嵌合穴Hを囲んでいる円環状の突起52が設けられている。軸受38は、突起52の外周面に接触している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、より特定的には、画像形成装置本体に対して着脱可能な画像形成ユニットを備えている画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置としては、例えば、特許文献1に記載の画像形成装置が知られている。図8は、特許文献1に記載の画像形成装置の駆動ユニットの構成図である。
【0003】
特許文献1に記載の画像形成装置の駆動ユニットは、図8に示すように、感光体ドラム504、駆動モータ530、駆動ギア536、圧縮ばね542、ジョイント544及びカップリング546を備えている。駆動モータ530は、シャフトの先端にピニオンギアを有している。駆動ギア536は、ピニオンギアと噛み合っており、駆動モータ530によって回転させられる。駆動ギア536の中心には、図8に示すように、嵌合穴Hが設けられている。嵌合穴H内には、圧縮ばね542が設けられている。また、感光体ドラム504の一端には、凹部が設けられているカップリング546が設けられている。
【0004】
ジョイント544は、三角形状の断面形状を有する棒状部材である。ジョイント544の一端は、嵌合穴Hに挿入され、ジョイント544の他端は、カップリング546に挿入されている。これにより、ジョイント544は、駆動ギア536の回転を感光体ドラム504に伝達する。
【0005】
ここで、駆動ギア536とジョイント544との接続について図面を参照しながらより詳細に説明する。図9は、駆動ユニットの駆動ギア536及びジョイント544の斜視図である。
【0006】
図9に示すように、駆動ギア536の中心に嵌合穴Hが設けられている。また、嵌合穴Hには、3つの突起状の接触部556a〜556cが設けられている。ジョイント544が嵌合穴Hに挿入されると、ジョイント544の3つの面のそれぞれは、接触部556a〜556cに対して接触する。これにより、駆動ギア536の回転がジョイント544に伝達される。
【0007】
また、駆動ギア536には、嵌合穴Hを囲む円環状の突起554が設けられている。突起554の外周面には、図示しない軸受が接触している。これにより、駆動ギア536は、回転可能に支持されている。
【0008】
ところで、特許文献1に記載の画像形成装置は、感光体ドラム504の回転に回転むらが発生するという問題を有する。より詳細には、ジョイント544は、駆動ギア536に対して接触部556a〜556cの三か所において接触している。そのため、駆動ギア536が駆動モータ530により回転させられると、接触部556a〜556cの三か所に応力が集中する。これにより、突起554に歪みが発生し、突起554の外周面が円形からずれてしまう。その結果、突起554に偏芯が発生し、感光体ドラム504に回転むらが発生してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2008−139428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の目的は、画像形成ユニット内の回転体に回転むらが発生することを抑制できる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に設けられている動力源と、前記画像形成装置本体に設けられ、かつ、前記動力源からの動力により回転させられる円盤状の第1の回転体と、前記画像形成装置本体に設けられ、かつ、前記第1の回転体を回転可能に支持する軸受と、第2の回転体を含み、かつ、前記画像形成装置本体に着脱可能に取り付けられている画像形成ユニットと、前記第1の回転体と前記第2の回転体とに接続されることにより、該第1の回転体の回転を該第2の回転体に伝達するための伝達部材であって、多角形状の断面形状を有する棒状の伝達部材と、を備えており、前記第1の回転体の主面には、前記伝達部材が挿入される嵌合穴、及び、該嵌合穴から離れた位置において該嵌合穴を囲んでいる円環状の第1の突起が設けられており、前記嵌合穴の内周面には、前記伝達部材の多角形状の各面に接触する接触部が設けられており、前記軸受は、前記第1の突起の外周面に接触していること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、画像形成ユニット内の回転体に回転むらが発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】画像形成装置の全体構成を示した図である。
【図2】伝達機構の構成図である。
【図3】伝達機構の駆動ギア及びジョイントの斜視図である。
【図4】伝達機構の駆動ギア及びジョイントを平面視した図である。
【図5】ジョイントの外観斜視図である。
【図6】第1の変形例に係る駆動ギア及びジョイントを平面視した図である。
【図7】第2の変形例に係る駆動ギア及びジョイントを平面視した図である。
【図8】特許文献1に記載の画像形成装置の駆動ユニットの構成図である。
【図9】駆動ユニットの駆動ギア及びジョイントの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。以下では、図1の左右方向を単に左右方向と呼び、図1の上下方向を単に上下方向と呼び、図1の鉛直方向を前後方向と呼ぶ。
【0015】
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、トナー画像を用紙(印刷媒体)Pに形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、画像形成装置本体5、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21及び排紙トレイ23を備えている。
【0016】
画像形成装置本体5は、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20及び排紙ローラ対21を内蔵している。
【0017】
給紙部15は、用紙Pを1枚ずつ供給する役割を果たし、用紙トレイ16及び給紙ローラ17を含んでいる。用紙トレイ16には、印刷前の状態の用紙Pが複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17は、用紙トレイ16に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出す。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙Pに2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙Pを搬送する。
【0018】
印刷部2は、給紙部15から供給されてくる用紙Pにトナー画像を形成し、光走査装置6、転写部8(8Y,8M,8C,8K)、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14、クリーニング装置18及び画像形成ユニット22(22Y,22M,22C,22K)を含んでいる。
【0019】
画像形成ユニット22(22Y,22M,22C,22K)は、感光体ドラム(第2の回転体)4(4Y,4M,4C,4K)を含んでおり、後述するように、画像形成装置本体5に着脱可能に取り付けられている。
【0020】
感光体ドラム4は、円筒状をなしており、時計回りに回転させられる。感光体ドラム4の周面は、図示しない帯電器により負に帯電させられる。光走査装置6は、感光体ドラム4の周面に対してビームBY,BM,BC,BKを走査する。ビームBY,BM,BC,BKが照射された部分の電位は、0Vに近づく。これにより、感光体ドラム4の周面には静電潜像が形成される。
【0021】
更に、感光体ドラム4の周面には、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤を用いて静電潜像に従ったトナー画像が図示しない現像装置により形成される。
【0022】
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されており、感光体ドラム4に現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8は、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、1次転写電圧を印加されることにより、感光体ドラム4に形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を矢印αの方向に駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
【0023】
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11に接触し、ドラム形状をなしている。2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11との間を通過する用紙Pに対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。
【0024】
クリーニング装置18は、中間転写ベルト11に接触しているブレードを有しており、用紙Pへのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
【0025】
トナー画像が2次転写された用紙Pは、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙Pに対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙Pに定着させる。排紙ローラ対21は、印刷済みの用紙Pを排紙トレイ23に出力する。
【0026】
以上のように構成された画像形成装置1では、画像形成装置本体5の前側の面に扉(図示せず)が設けられている。画像形成装置1のユーザは、扉を開放して、画像形成ユニット22を前側に引き出すことにより、画像形成ユニット22を画像形成装置本体5から取り外すことができる。また、ユーザは、画像形成ユニット22を画像形成装置本体5に挿入して画像形成装置本体5に装着することができる。
【0027】
ここで、画像形成ユニット22は、感光体ドラム4を含んでいる。感光体ドラム4は、画像形成ユニット22外のモータ(図示せず)からの動力によって回転させられる。したがって、画像形成装置1には、モータの動力を感光体ドラム4に伝達するための伝達機構が設けられている。そして、伝達機構は、画像形成ユニット22が画像形成装置本体5から取り外される際に、モータと感光体ドラム4との間の接続を切り離すことができる構成を有している。以下に、伝達機構について図面を参照しながら説明する。図2は、伝達機構の構成図である。図3は、伝達機構の駆動ギア36及びジョイント44の斜視図である。図4は、伝達機構の駆動ギア36及びジョイント44を平面視した図である。図5は、ジョイント44の外観斜視図である。
【0028】
画像形成装置1は、図2に示すように、モータ(動力源)30、ピニオンギア32、駆動ギア(第1の回転体)36、軸受38,40、圧縮ばね42、ジョイント(伝達部材)44及びカップリング46を更に備えている。モータ30は、画像形成装置本体5に設けられている。ピニオンギア32は、モータ30のシャフトの先端に設けられている。
【0029】
駆動ギア36は、画像形成装置本体5に設けられ、かつ、モータ30からの動力により回転させられる円盤状の部材である。以下では、駆動ギア36の前側の主面を主面S1と呼び、駆動ギア36の後ろ側の主面を主面S2と呼ぶ。
【0030】
駆動ギア36には、図2に示すように、主面S2の中心から後ろ側に突出する支軸55が設けられている。また、駆動ギア36には、図3に示すように、主面S1の中心を囲み、かつ、主面S1から前側に突出している円環状の突起52が設けられている。
【0031】
軸受38,40は、画像形成装置本体5に設けられ、駆動ギア36を回転可能に支持している。具体的には、軸受38は、図2に示すように、駆動ギア36よりも前側に設けられており、突起52の外周面に接触している。軸受40は、図2に示すように、駆動ギア36よりも後ろ側に設けられており、支軸55の外周面に接触している。これにより、駆動ギア36は、前後方向に延在する中心軸を中心として回転可能に軸受38,40により支持されている。そして、駆動ギア36は、ピニオンギア32と噛み合っている。よって、モータ30が駆動すると、ピニオンギア32を介して駆動ギア36が回転させられる。
【0032】
また、駆動ギア36の主面S1には、図2及び図3に示すように、嵌合穴Hが設けられている。嵌合穴Hは、主面S1の中心に設けられている有底の円形状の穴である。嵌合穴Hの直径は、突起52の直径よりも小さい。そのため、突起52は、図3に示すように、嵌合穴Hから離れた位置において嵌合穴Hを囲んでいる。
【0033】
更に、駆動ギア36には、図3に示すように、嵌合穴Hを囲み、かつ、主面S1から前側に突出している円環状の突起54が設けられている。突起54の内周面の直径は、嵌合穴Hの直径と一致している。すなわち、突起54の内周面は、嵌合穴Hの内周面の一部を構成している。また、突起54と突起52との間には隙間が設けられている。
【0034】
また、嵌合穴Hの内周面には、図3及び図4に示すように、嵌合穴Hの中心に向かって突出する突起55a〜55cが設けられている。突起55a〜55cは、図4に示すように、嵌合穴Hの内周面の周方向に等間隔に配置されている。また、突起55a〜55cはそれぞれ、接触面56a〜56cを有している。接触面56a〜56cは、駆動ギア36の中心軸と平行な面である。そして、接触面56aと接触面56bとのなす角度、接触面56bと接触面56cとのなす角度、接触面56cと接触面56aとのなす角度はそれぞれ60度である。よって、接触面56a〜56cにより構成される平面は、前側から平面視したときに、正三角形をなしている。ただし、接触面56a〜56c同士は交差していない。
【0035】
圧縮ばね42は、嵌合穴H内に設けられているコイルばねであり、前後方向に伸縮可能である。圧縮ばね42の後ろ側の端部は、嵌合穴Hの底部に接触している。
【0036】
カップリング46は、感光体ドラム4の後ろ側の端部に設けられている。カップリング46には、前方向に向かって窪んだ有底の穴が設けられている。凹部は、後ろ側から平面視したときに正三角形状をなしている。
【0037】
ジョイント44は、駆動ギア36と感光体ドラム4とに接続されることにより、駆動ギア36の回転を感光体ドラム4に伝達するための伝達部材であって、正三角形状の断面形状を有している。より詳細には、ジョイント44は、図5に示すように、本体50、先端部62及び末端部64により構成されている。本体50は、前後方向の中央がわずかにくびれた形状をなしており、正三角形状の断面形状を有する棒状部材である。本体50の側面を側面S3〜S5と称す。先端部62は、本体50の前側の端部に設けられており、尖った形状をなしている。末端部64は、本体50の後ろ側の端部に設けられており、円柱形状をなしている。
【0038】
ジョイント44の後ろ側の端部は、嵌合穴Hに挿入される。この際、末端部は、圧縮ばね42内に挿入される。また、側面S3〜S5はそれぞれ、接触面56a〜56cに接触する。これにより、ジョイント44は、駆動ギア36に接続される。
【0039】
ジョイント44の前側の端部は、カップリング46の凹部に挿入される。カップリング46の凹部は、正三角形状をなしているので、ジョイント44の先端部62と嵌合する。先端部62は、末端部64が圧縮ばね42により前側に付勢されているので、カップリング46の凹部の底部に押しつけられている。これにより、ジョイント44は、カップリング46に接続される。
【0040】
(効果)
以上のように構成された画像形成装置1では、感光体ドラム4に回転むらが発生することを抑制できる。より詳細には、ジョイント44は、駆動ギア36に対して接触面56a〜56cの三か所において接触している。そのため、駆動ギア36が駆動モータ30により回転させられると、接触面56a〜56cの三か所に応力が集中する。これにより、突起54に歪みが発生する。
【0041】
これに対して、画像形成装置1では、軸受38は、突起54の外周面ではなく、突起52の外周面に接触している。そして、突起52は、ジョイント44が挿入される嵌合穴Hから離れた位置において該嵌合穴Hを囲んでいる。すなわち、突起52は、嵌合穴Hから離れた位置に設けられている。これにより、突起54に発生した歪みは、突起52と突起54との間の駆動ギア36により吸収される。その結果、突起54に発生する歪みは、突起52に発生する歪みよりも小さい。よって、突起52に偏芯が発生することが抑制され、感光体ドラム4に回転むらが発生することが抑制される。
【0042】
(変形例)
以下に、第1の変形例に係る駆動ギア及び第2の変形例に係る駆動ギアについて図面を参照しながら説明する。図6は、第1の変形例に係る駆動ギア36a及びジョイント44を平面視した図である。図7は、第2の変形例に係る駆動ギア36b及びジョイント44を平面視した図である。
【0043】
図6及び図7に示すように、駆動ギア36a,36bの主面S1には、突起52と突起54とを接続するリブL1〜L3が設けられていてもよい。リブL1〜L3は、突起52,54の周方向に等間隔に設けられている。これにより、駆動ギア36a,36bの変形が抑制される。
【0044】
ただし、リブL1〜L3の位置は、図6に示すように、側面S3〜S5のそれぞれから接触面56a〜56cに加わる力の方向と接触面56a〜56cに囲まれた領域A1〜A3(図6の斜線部)には設けられていないことが好ましい。また、リブL1〜L3の位置は、図7に示すように、接触面56a〜56cを含む平面と突起52に囲まれた領域B1〜B3(図7の斜線部)には設けられていないことが好ましい。これらの領域には応力が集中するので、突起54に歪みが生じやすい。そのため、これらの領域内にリブL1〜L3が設けられていると、突起54の歪みが突起52に伝わってしまう。そこで、リブL1〜L3は、これらの領域外に設けられている。
【0045】
(その他の実施形態)
本発明に係る画像形成装置は、前記実施形態に係る画像形成装置1に限らず、その要旨の範囲内において、変更可能である。
【0046】
例えば、ジョイント44は、正三角形状の断面形状を有する棒状部材であるとしたが、四角形状の断面形状や五角形状の断面形状であってもよい。すなわち、ジョイント44の断面形状は多角形状であればよい。
【0047】
また、突起54は設けられていなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、画像形成ユニット内の回転体に回転むらが発生することを抑制できる点において優れている。
【符号の説明】
【0049】
H 嵌合穴
L1〜L3 リブ
1 画像形成装置
4Y,4M,4C,4K 感光体ドラム
22Y,22M,22C,22K 画像形成ユニット
30 モータ
32 ピニオンギア
36,36a,36b 駆動ギア
38,40 軸受
42 圧縮ばね
44 ジョイント
46 カップリング
50 本体
52,54 突起
55 支軸
55a〜55c 突起
56a〜56c 接触面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に設けられている動力源と、
前記画像形成装置本体に設けられ、かつ、前記動力源からの動力により回転させられる円盤状の第1の回転体と、
前記画像形成装置本体に設けられ、かつ、前記第1の回転体を回転可能に支持する軸受と、
第2の回転体を含み、かつ、前記画像形成装置本体に着脱可能に取り付けられている画像形成ユニットと、
前記第1の回転体と前記第2の回転体とに接続されることにより、該第1の回転体の回転を該第2の回転体に伝達するための伝達部材であって、多角形状の断面形状を有する棒状の伝達部材と、
を備えており、
前記第1の回転体の主面には、前記伝達部材が挿入される嵌合穴、及び、該嵌合穴から離れた位置において該嵌合穴を囲んでいる円環状の第1の突起が設けられており、
前記嵌合穴の内周面には、前記伝達部材の多角形状の各面に接触する接触部が設けられており、
前記軸受は、前記第1の突起の外周面に接触していること、
を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の回転体の主面には、前記嵌合穴の外縁において円環状の第2の突起が設けられており、
前記第1の突起と前記第2の突起との間には、隙間が設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の回転体の主面には、前記第1の突起と前記第2の突起とを接続するリブが設けられていること、
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記伝達部材は、三角形状の断面形状を有していること、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−237781(P2012−237781A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−104876(P2011−104876)
【出願日】平成23年5月10日(2011.5.10)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】