説明

画像表示方法及び画像表示プログラム

【課題】複数のカメラから所望のカメラを迅速に選択でき、画像の視野性を高めることで、使い勝手の良い画像表示方法を提供すること。
【解決手段】予めカメラをグループに分類してグループ化情報として記憶しておく。表示画面に表示するカメラを選択するカメラ選択画面において、まずグループを選択するためのグループ選択ボタン41を表示する。ユーザが1つのグループを選択すると、グループ化情報に基づき選択したグループに属するカメラ名及びそのカメラ情報42を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔地の監視カメラ等からの画像を表示する画像表示方法及び画像表示プログラムに係り、特に複数のカメラからの画像を効率良く表示する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の監視領域に監視カメラを設置し、各カメラにより撮影した画像を伝送回線(ネットワーク)により監視センタに伝送し、監視センタでは各カメラから送られた画像を表示装置(クライアント端末)に表示して、事故や犯罪を監視する監視システムが用いられている。
【0003】
監視センタの表示装置では、各監視カメラからの画像を所望に切り替えて表示するとともに、カメラに対しその撮影方向やフォーカス・ズーム等を遠隔制御するカメラ制御機能や、カメラ側からアラーム信号を受信した場合にアラーム情報を表示する機能などを有する。表示装置ではこれらの機能を効果的に画面表示するために、例えば特許文献1には、ディスプレイ内のカメラ画像表示エリアに、カメラを制御するための制御手段(操作ボタン等)を重畳して表示する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−50144号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
監視システムでは、設置する監視カメラが数10〜100台以上に及ぶことがあり、これらの画像を効率よく切り替えてディスプレイに表示することが求められている。すなわち、多数のカメラから所望のカメラを迅速に選択して画像表示することが必要である。また、ディスプレイ内に、カメラ画像と制御手段(例えばユーザ操作ボタン)の画像とを同時に表示しようとすると、画像を縮小しまたは画像を重畳するため、一方の画像あるいは両方の画像とも見えにくくなってしまう。よって、ユーザがカメラ画像を確認しながら表示画面を操作する上で不便である。
【0006】
本発明の目的は、複数のカメラから所望のカメラを迅速に選択でき、画像の視野性を高めることで、使い勝手の良い画像表示方法及び画像表示プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、表示画面に複数のカメラからの画像を表示する画像表示方法において、予めカメラをグループに分類してグループ化情報として記憶しておき、表示画面に表示するカメラを選択するカメラ選択画面において、まずグループを選択するためのグループ選択ボタンを表示して、ユーザが1つのグループを選択すると、グループ化情報に基づき選択したグループに属するカメラ名及びそのカメラ情報を表示する。
【0008】
また本発明は、表示画面に複数のカメラからの画像を表示させる画像表示プログラムにおいて、コンピュータを用いて、予めカメラをグループに分類してグループ化情報としてメモリに記憶するステップと、表示画面に表示するカメラを選択するカメラ選択画面において、まずグループを選択するためのグループ選択ボタンを表示するステップと、ユーザが1つのグループを選択すると、メモリからグループ化情報を読み出すステップと、読み出したグループ化情報に基づきそのグループに属するカメラ名及びそのカメラ情報を表示するステップと、を実行させる。
【0009】
なお、上記そのカメラ情報とは、少なくともそのカメラが雲台制御可能かどうかを表す情報を含む。またそのカメラが雲台制御可能かどうかを表す情報は、図4(c)に示すように、アイコンで表されてもよいし、それ以外にも、文字のみで表されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のカメラから所望のカメラを迅速に選択でき、画像の視野性を高めることで、使い勝手の良い画像表示方法及び画像表示プログラムを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の画像表示方法を適用する監視システムの構成例を示す図である。各監視領域には監視カメラ1a,1b,1cを設置し、カメラの撮影した映像信号を画像伝送装置(エンコーダ)2にて画像データにエンコードして、ネットワーク3を介して伝送する。設置するカメラは、画像伝送装置2の機能を一体化したIPカメラ(Webカメラ)1b,1cでもよい。また図示していないが、各監視領域にはアラームセンサを配置し、アラーム信号も同様にネットワークを介して伝送する。監視センタの表示装置(クライアント端末)4は、ネットワーク3を介して受信した画像データをデコードし各カメラからの画像を表示する。また、各カメラに対して撮影方向等の制御を行う。表示装置4には、専用のセットトップやパーソナルコンピュータ(PC)などの端末機器が使用できる。
【0012】
図2は、表示装置4の内部構成の一例を示す図である。
受信部11は、ネットワークを介して各カメラからの画像データやアラーム信号を受信する。デコード部12は画像データをデコードして、カメラからの画像を表示部(ディスプレイ)13に表示する。コントローラ14は、制御機能部20としてカメラ選択部21、表示画面切替部22、カメラ制御部23などの機能を有する。カメラ選択部21は、表示するカメラを選択するカメラ選択ボタンと、カメラをグループ化して選択するグループ選択ボタンとを有し、受信部11で受信するカメラ信号を選択する。表示画面切替部22は、表示部でのカメラ画像を切り替えたり、複数のカメラ画像を4画面、9画面などに分割表示する。カメラ制御部23は、カメラの雲台を制御して撮影方向を上下左右方向に移動したり、レンズのズームやフォーカスを調整する。これらの制御機能は、コントローラ14内のCPUにて制御プログラムを実行することにより実現する。ユーザ操作部15は、キーボードやマウス、あるいはタッチパネル画面であり、ユーザがカメラ選択などの操作入力を行う。
【0013】
オンスクリーンディスプレイ(OSD)部16は、コントローラ14からの指示により、ユーザに提供するカメラ選択など各種操作画面(OSD画面)を作成して、カメラからの画像に重畳して表示部13にて表示する。メモリ17は、OSD画面を作成するための各種データ(カメラアイコン、アラーム情報、最終使用ユーザなどのカメラ情報やグループ化情報)と、OSD画面の表示/非表示を制御するフラグ情報(OSD表示フラグ、部分消去フラグ、透過フラグ、透過率)を格納する。画像メモリ18はOSD画面に表示する操作パネル画面やカメラからのサムネイル画像などを格納する。送信部19は、カメラ制御部23からのカメラ制御信号をネットワークを介して目的のカメラに送信する。
【0014】
次に、表示装置にて表示する操作画面について具体的に説明する。
図3は、操作画面のモード切替を説明する図である。本実施例では、操作画面(OSD画面)として、「カメラ選択」「カメラ制御」「画面切替」の3つのモードを有する。表示画面30には、カメラからの画像31が表示されている。そして、画面中央部にモード切替用の中央タッチエリア32を設けている。すなわちユーザがこのエリア32をクリック又はタッチすると、「カメラ選択」→「カメラ制御」→「画面切替」の順に操作画面(OSD画面)が重畳して表示される。このように操作画面の切り替えは、切り替えのための操作ボタン等を表示することなく、中央タッチエリア32をクリック又はタッチするだけで切り替えることができる。よって、操作ボタンのためにカメラ画像31が見にくくなることはない。また、各操作画面が表示されている状態で所定時間(数秒間)ユーザから何も操作がない場合、操作画面は非表示となり、カメラ画像31のみを表示する状態となる。モード切替や表示/非表示の制御は、メモリ17内のフラグ情報を介して行う。
【0015】
次に、各操作画面(OSD画面)の表示形態について説明する。
図4は、カメラ選択モードの表示画面の例を示す図である。
図4(a)は全体の表示画面で、グループ選択41とカメラ選択42を表示している。
グループ選択41では、まず各カメラをグループ化して予め登録しておく。そしてグループボタンを選択することで、そのグループに登録されているカメラをカメラ選択42の候補にボタン表示する。ユーザがグループボタンを選択すると、ボタン表示位置が左へ移動しまたボタンの色を変えることで、選択したグループを容易に判別できるようにする。図ではグループ2を選択した状態である。グループ数が多く全てのボタンが表示されない場合には、グループ送りボタン43を押すことで、非表示のグループボタンを表示する。
【0016】
カメラ選択42では、カメラボタンを押すことで所望のカメラを選択する。グループに登録されたカメラ数が多く全てのボタンが表示されない場合には、カメラ送りボタン44を押すことで非表示のカメラボタンを表示する。カメラ選択を行うと、受信部11は選択されたカメラからの画像信号を選択してカメラ画像31に表示する。
【0017】
図4(b)は、カメラをグループ化するためのグループ登録設定画面45である。この画面は図4(a)のカメラ選択画面からページ切替にて表示される。グループ化のために、グループ番号、グループ名称と、それに帰属させるカメラ名称、カメラIP等を入力し、登録ボタンを押す。グループ名称やカメラ名称は、カメラの設置場所、地域、特徴などを容易に推測できる名称がよい。登録された情報は、メモリ17に格納される。
【0018】
カメラをグループ化する際、目的に合わせ例えば次のような分類が有効である。
(1)場所を特定して分類する。フロアーごと(1階、2階、3階・・・・)、建物ごと(本社、事務所、地方営業所・・・・)、部課ごと(総務課、設計、製造・・・・)。
(2)監視の重要ポイントごとに分類する。金庫のある部屋、扉の多い侵入しやすい場所、裏口、一般社員が使用する通路、一般社員が使用する部屋。
(3)類似エリアごとに分類する。ドアエリア、通路エリア、部屋、階段・・・・。
【0019】
図4(c)は、図4(a)のカメラ選択ボタン42を拡大して示したものである。ここには各カメラの付加情報46を表示しており、ユーザがカメラを選択する際、目的のカメラを容易に選択し、また選択ミスを減らすことができる。付加情報46には、カメラ名称、カメラアイコン47、アラーム情報、最終使用ユーザ、サムネイル画像48などを含む。
【0020】
カメラ名称は、設置場所、特徴などを表すものがよい。カメラアイコン47はカメラの機能を表しており、例えば、固定カメラ、雲台カメラ、雲台カメラライト付きなどをアイコンで区別できるものとする。アラーム情報は、カメラ監視領域に取り付けた各種アラームセンサからの信号を受信し、カメラ周囲の異常をリアルタイムで表示する。アラームセンサとしては、ラインセンサ、ドアセンサ、フェンスセンサ、熱センサなど各種利用可能であり、接点入力、シリアル入力などで画像データにアラーム信号を重畳して伝送することができる。
【0021】
最終使用ユーザでは、最後にカメラ操作を行ったユーザの名前を表示する。監視システムではユーザが表示装置にログインする際に用いたユーザIDを記憶しており、これから最終使用ユーザを判別する。これにより、多地点同時監視システムにおける使用者の断定が可能となり、許可されていない第三者が操作することを防止することに役立つ。サムネイル画像48には当該カメラからの画像が縮小表示され、これによりどのカメラを選択するかを瞬時に判断できる。
【0022】
このように本実施例では、カメラ選択モードでカメラのグループ化を行い、またカメラ情報を表示するようにしたので、複数のカメラから所望のカメラを迅速に選択することができる。
【0023】
図5は、カメラ制御モードの表示画面の例を示す図である。選択されたカメラの撮影条件を制御するものである。
画面周囲に表示されている8個の三角形のボタンは、カメラの向き(パン/チルト)を変えるカメラ雲台制御ボタン51である。画面上部のボタン51aはカメラの向きを上へ、右上隅のボタン51bはカメラ向きを右上へと移動する。ボタンを押している間カメラの向きはそれぞれの方向へ移動し、ボタンを離すとカメラの動きはそこで停止する。ズームボタン52はWide(W)とTele(T)の2種類があり、Wideボタンはズームアウトして広範囲の映像を表示し、Teleボタンはズームインして狭範囲の映像を拡大表示する。ボタンを離すとこれらの動作はそこで停止する。フォーカスボタン53は、Far(F)、Near(N)、Auto Focus(AF)の3種類があり、Farボタンはフォーカス位置が遠くへ移動し、Nearボタンはフォーカス位置が近くへ移動し、Auto Focusボタンはフォーカス位置を自動で合わせる。ボタンを離すとこれらの動作はそこで停止する。プリセット移動ボタン54は、予め登録しておいた位置へ、カメラの向き、ズーム、フォーカスなどを一斉に変更する。これにより瞬時に必要なカメラ画像を見ることが可能である。
【0024】
本実施例では、ユーザがカメラ制御のため何れかのボタンを押すと、ボタンが押されている間は他の操作ボタンの表示が消える、又は表示を透明化する(透過率を上げる)。これにより、操作ボタンによりカメラ画像が隠されることを低減し、視野性が向上する。
【0025】
図6は、画面切替モードの表示画面の例を示す図である。カメラ画像の表示を単画面/多画面で切り替えたり、切替シーケンスの開始/停止を行うものである。
画面切替ボタン61は、1台のカメラ画像を表示する単画面(1画面)表示と、複数のカメラ画像を表示する多画面(4分割、9分割、16分割)表示とを切り替えるものである。
【0026】
パターン切替ボタン62は、予め表示するカメラの組合せパターンを登録しておき、表示画像をパターンごとに切り替える。パターンには、4画面パターン、9画面パターン、16画面パターンなどがある。一例として、4画面パターンでは以下のように登録する。
・4画面パターンA:カメラ1/カメラ2/カメラ3/カメラ4、
・4画面パターンB:カメラ5/カメラ6/カメラ7/カメラ8、
・4画面パターンC:カメラ9/カメラ10/カメラ11/カメラ12。
最初に、4画面パターンAが表示されていたとすると、パターン切替ボタン62を押すと4画面パターンBが表示され、さらに切替ボタン62を押すとパターンCが表示される。このように多画面を一度に切り替えることが可能となる。単画面の場合は登録されているカメラの映像を1画面づつ切り替える。
【0027】
シーケンスボタン63は、パターン切替62の動作を所定時間間隔で自動的に実行させるものである。時間間隔は任意に設定可能である。なお多画面の画像切替において、あるカメラ画像をクリックするとその画像の切り替えを停止し、他の画像の切替を続ける。そして再度同画像をクリックして、画像切替を再開させることもできる。
【0028】
透過率ボタン64は、操作画面(OSD画面)を表示するときの透過率(濃淡度)を設定するボタンである。なお、透過率ボタン64は、他の操作画面に設けてもよい。
【0029】
図7は、本発明による画像表示処理の一実施例を示すフローチャートである。この処理は、制御プログラムに従いコントローラ14とOSD部16が主体となって実行する。以下、各ステップごとに処理内容を説明する。
(S101)まず、受信部11にてカメラからの画像データを受信し、デコード部12にてデコード処理し、表示部(ディスプレイ)13にカメラ画像を表示する。またデコード後の各カメラ画像は、サムネイル画像に縮小して画像メモリ18に格納する。
【0030】
次に、操作画面を上記カメラ画像に重畳するOSD表示を行う。
(S102)メモリ17から、OSD表示する操作モードの種類を表すフラグ情報(モードフラグ)を読み出す。操作モードには「カメラ選択」、「カメラ制御」、「画面切替」があり、初期値として例えば「カメラ選択」を表示するように設定しておく。
(S103)読み出したモードフラグに対応するOSD画面のデータをメモリ17から読み出し、画像メモリ18内のオフスクリーンバッファ18a(ディスプレイには表示されない)へ書き込む。OSD画面のデータとしては、操作パネルのデータだけでなく、例えば「カメラ選択」の場合には、図4に示したカメラ情報(カメラアイコン、アラーム情報、最終使用ユーザ)やグループ化情報などを含む。
(S104)さらにメモリ17から、OSD画面の表示/非表示を制御するフラグ情報(OSD表示フラグ、部分消去フラグ、透過フラグ、透過率)を読み出す。
【0031】
(S105)表示フラグ=OFFの場合は、OSD表示を止めカメラ画像のみの表示とする。
(S106)表示フラグ=ONの場合は、読み出した他のフラグ情報に従いオフスクリーンバッファ18aのデータを修正する。そのときの修正要領は、
・部分消去フラグを参照し、部分消去フラグ=ONの場合は画面内で必要のない操作ボタンを消去する。
・透過フラグを参照し、透過フラグ=ONの場合は指定された透過率に従いOSD画面の濃淡度を変える。
(S107)オフスクリーンバッファ18aからオンスクリーンバッファ18bへOSD画面データを書き込み、表示部13にOSD画面を重畳して表示する。
【0032】
次に、ユーザの操作によりOSD画面を切り替える処理について説明する。
(S108)表示中にユーザの操作を受けると、メモリ17内のフラグ情報を次に表示すべき操作パネルのモードに切り替える。
(S109)OSD表示時間が所定時間に達したら、メモリ17内の表示/非表示制御のフラグ情報を切り替える。
【0033】
(S110)フラグ情報の切り替えは、具体的には次のように行う。
・図3のモード切替画面で、画面内のタッチエリア32をマウスのクリック又はタッチすることで、モードフラグを「カメラ選択」→「カメラ制御」→「画面切替」の順に切り替える。その際、表示フラグがOFFであればONに切り替える。
・図4の「カメラ選択」の画面において、ユーザが1つのグループを選択したら、そのグループに属するカメラ名及びカメラ情報を表示するフラグに切り替える。
・図5の「カメラ制御」モードで、制御ボタンが押されると部分消去フラグをONに切り替える。
・図6の「画面切替」モードで、透過率ボタン64の呼び出し回数により透過率を増大させ、最終的には表示フラグをOFFにする。
・OSD表示時間をタイマーで計測し、所定時間に達したら透過フラグをONに切り替える。このようにしてフラグ情報を書き替え、それに従いOSD画面を表示する。
【0034】
このように本実施例では、フラグ情報を介して操作画面の表示/非表示の制御を効率的に行い、ユーザの必要としないOSD表示を消去または透明化することで、カメラ画像の視野性を高めることができる。
【0035】
本実施例で述べた画像表示方法は一例であり、OSD操作画面のレイアウト構成は適宜変更できることは言うまでもない。また、OSD画面の全部又は一部を非表示する場合の条件設定も適宜変更することができる。
【0036】
本発明にかかる画像表示処理のための制御プログラムは、予め表示装置(PC)内の記憶手段(ROMやハードディスク)に格納しておいてもよいが、リムーバブル記録媒体(CD−ROMやメモリカード)に格納して提供することもできる。そして表示装置は、記録媒体に格納されたプログラムをインストールしてコントローラ(CPU)にて実行させるか、コントローラが記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記した手順で処理を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の画像表示方法を適用する監視システムの構成例を示す図。
【図2】表示装置4の内部構成の一例を示す図。
【図3】操作画面のモード切替を説明する図。
【図4】カメラ選択モードの表示画面の例を示す図。
【図5】カメラ制御モードの表示画面の例を示す図。
【図6】画面切替モードの表示画面の例を示す図。
【図7】本発明による画像表示処理の一実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0038】
1…カメラ
2…画像伝送装置
3…ネットワーク
4…表示装置
11…受信部
12…デコード部
13…表示部
14…コントローラ
15…ユーザ操作部
16…オンスクリーンディスプレイ(OSD)部
17…メモリ
18…画像メモリ
19…送信部
20…制御機能部
21…カメラ選択部
22…画面切替部
23…カメラ制御部
41…グループ選択
42…カメラ選択
46…カメラ付加情報
48…サムネイル画像。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面に複数のカメラからの画像を表示する画像表示方法において、
予め上記カメラをグループに分類してグループ化情報として記憶しておき、
上記表示画面に表示するカメラを選択するカメラ選択画面において、まず上記グループを選択するためのグループ選択ボタンを表示して、ユーザが1つのグループを選択すると、上記グループ化情報に基づき選択したグループに属するカメラ名及びそのカメラ情報を表示することを特徴とする画像表示方法。
【請求項2】
表示画面に複数のカメラからの画像を表示させる画像表示プログラムにおいて、
コンピュータを用いて、予め上記カメラをグループに分類してグループ化情報としてメモリに記憶するステップと、
上記表示画面に表示するカメラを選択するカメラ選択画面において、まず上記グループを選択するためのグループ選択ボタンを表示するステップと、
ユーザが1つのグループを選択すると、上記メモリから上記グループ化情報を読み出すステップと、
読み出した上記グループ化情報に基づきそのグループに属するカメラ名及びそのカメラ情報を表示するステップと、を実行させることを特徴とする画像表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−216660(P2008−216660A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−54285(P2007−54285)
【出願日】平成19年3月5日(2007.3.5)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】