説明

画面設定パラメータ情報の保存方式

【課題】オペレータのGUIの利用した状態および入力した値をオペレータ単位に保存し、任意のクライアントで業務を効率よく再開できることにある。
【解決手段】ユーザは、ユーザ識別子とGUIプロセス名を入力し、GUIプロセス11を起動する。GUIプロセス11は、画面設定パラメータ検索処理111から、ユーザ識別子とGUIプロセス名を検索キーとし、サーバ2の画面設定パラメータデータベース21から画面座標、サイズ、入力値の画面設定パラメータ情報を検索し、その画面設定パラメータより画面を表示する。GUIプロセス11の終了時に画面設定パラメータ保存処理112は、座標、サイズ、入力値の画面設定パラメータ情報をユーザ識別子とGUIプロセス名を検索キーとし、サーバ2の画面設定パラメータデータベース21に保存する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)プロセスの画面設定パラメータ情報の保存方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なGUIプロセスの画面設定パラメータ情報の保存方式は、図6に示すように、クライアント5のGUIプロセス51と、GUIプロセス51に含まれる画面初期設定処理511と画面終了処理512と、GUIプロセス初期設定ファイル52とから構成されている。このような構成の基で、GUIプロセス51が起動されると、画面初期設定処理511が、GUIプロセス初期設定ファイル52から画面設定パラメータ情報を読み出し画面を表示する。GUIプロセスが終了すると、画面終了処理512が画面設定情報パラメータをGUIプロセス初期設定ファイル52に保存する。
【0003】また、ネットワーク上のデータベースに格納されたユーザインタフェース用オブジェクト(UIオブジェクト)を画面表示する方式として、例えば、特開平10−31513が開示されている。この方式では、上記の一般的な画面設定パラメータ情報の保存方式と同じように、クライアント側に画面設定パラメータを記憶する記憶手段を設けることにより、クライアントはUIオブジェクトの動作が終了後再び起動された場合に前回記憶したパラメータを自装置の記憶手段から読み出して適用することで、前回と同じ画面を表示することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の一般的な技術には、次のような問題点があった。第1の問題点は、中断したGUIプロセスを起動した場合に、中断したときの画面を再表示できるクライントがそのGUIプロセスを中断したクライントに限定されるということである。その理由は、画面設定パラメータ情報の保存がクライアントに局在しているためである。
【0005】第2の問題点は、GUIプロセスを中断した後に、中断した画面を再表示できるのは、その間に他のユーザがそのGUIプロセスを起動しなかった場合に限定されるということである。その理由は、画面設定パラメータ情報の保存がGUIプロセス名単位ごとであるためである。
【0006】また、特開平10−31513に開示された方式では、クライアント毎に内蔵されたパラメータ記憶部に画面設定パラメータを格納しているため、クライアント毎に画面パラメータを管理することになる。すなわち、UIオブジェクト毎(クライアント毎)に画面レイアウトは固定となり、クライアントを使い分けるといった操作をする場合、オペレータ毎にUIオブジェクトを保存できないという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、オペレータのGUIの利用した状態および入力した値をオペレータ単位に保存し、任意のクライアントで業務を効率よく再開できることにある。すなわち、クライアント/サーバシステムにおいて、ユーザが任意のクライアントにおいてGUIプロセスを起動した場合、各ユーザが以前GUIプロセスを起動し終了したクライアントに関わらず、そのGUIプロセス終了時の画面の状態(座標、サイズ、入力値)を移動し、画面状態を引き継いでGUIプロセスを起動できる構成を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明は、サーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、前記クライアントの入力画面からユーザ識別情報と業務に対応したプロセス名とを入力した場合、前記クライアントは、前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとした検索要求を前記サーバに行う要求手段と、前記要求手段に対する前記サーバからの返信情報を受信すると前記返信情報を基に画面設定を行いGUI表示する表示手段とを有し、前記サーバは、画面設定パラメータ情報を保存したデータベースを備え、前記検索要求を受信すると前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースを検索する検索手段と、前記検索手段において前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とが一致する前記画面設定パラメータ情報がある場合に一致した前記画面パラメータ情報を前記返信情報として要求元の前記クライアントに返信する返信手段とを有することを含むことを特徴としている。
【0009】更に、前記検索手段において前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とが一致する前記画面設定パラメータ情報がない場合に予め設定された前記画面パラメータ情報を前記返信情報として要求元の前記クライアントに返信することを特徴としている。
【0010】更に、前記クライアントは、前記要求手段に対する前記サーバからの前記返信情報を受信した場合に自装置のファイルに前記返信情報を保存することを特徴としている。
【0011】また、データベースを備えたサーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示が前記クライアントの入力画面から入力された場合、前記クライアントは、画面に現在表示中の画面設定パラメータ情報を前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記画面設定パラメータ情報を受信すると前記データベースに保存する保存手段を有することを含むことを特徴としている。
【0012】また、データベースを備えたサーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示がクライアントの入力画面から入力された場合、前記クライアントは、前記画面で現在表示中の画面設定パラメータ情報とユーザ識別子とGUIプロセス名とを送信情報として前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記送信情報を受信した場合に前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースに前記画面設定パラメータ情報を保存する保存手段を有することを含むことを特徴としている。
【0013】また、複数のクライアントと、データベースを備えたサーバと、前記クライアントと前記サーバとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示がクライアントから入力された場合、前記クライアントは、前記画面で現在表示中の画面設定パラメータ情報を自装置のファイルに保存する第1の保存手段と、前記ファイルに保存した前記画面設定パラメータ情報とユーザ識別子とGUIプロセス名とを送信情報として前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記送信情報を受信した場合に前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースに前記画面設定パラメータ情報を保存する第2の保存手段を有することを含むことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0016】図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態例は、ネットワーク3と、ネットワーク3に接続された複数のクライアント1と、サーバ2とを含む。
【0017】クライアント1は、プログラム制御により動作するGUIプロセス11とを備えている。
【0018】GUIプロセス11は、画面設定パラメータ検索処理111と、画面設定パラメータ保存処理112とを有している。
【0019】サーバ2は、画面設定パラメータデータベース21を備えている。
【0020】図2は、図1における画面設定パラメータデータベース21のレコード形式を示す図である。
【0021】図2を参照すると、画面設定パラメータデータベース21は、ユーザ識別子、GUIプロセス名を検索キーとし、データとして画面設定パラメータ情報(座標、サイズ、入力値等を含む画面の表示に関するパラメータ情報)を保存するデータベースである。すなわち、画面設定パラメータデータベース21は、表示された画面を必要とした場合、前回利用した画面の再表示または既存(フォーマットして利用する画面)の画面表示ができるように、ユーザ識別子と、その時の画面表示時の業務に対応したプロセス名をキーとして保存できるような情報を保存している。
【0022】ユーザは、クライアント1において、ユーザ識別子とGUIプロセス名とを入力し、GUIプロセス11を起動する。
【0023】画面設定パラメータ検索処理111は、GUIプロセス11が起動されると、ネットワーク3経由で画面設定パラメータデータベース21から画面設定パラメータ情報を検索する。
【0024】画面設定パラメータ保存処理112は、GUIプロセス11が終了する際にネットワーク3経由で画面設定パラメータ情報を画面設定パラメータデータベース21に保存する。
【0025】次に、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態例の全体の動作について説明する。
【0026】先ず、ユーザは、クライアントの画面に表示したい(例えば、前回終了した画面の再表示)ために、クライアント1の入力画面(図1に記載されていない)からユーザ識別子と業務に対応したGUIプロセス名とを入力すると、GUIプロセス11が起動する。この場合、業務に対応したメニュー(プルダウンメニュー)などを利用して起動してもよい。GUIプロセス11が起動されると、画面設定パラメータ検索処理111は、ユーザ識別子とGUIプロセス名をキーとして検索条件を作成し、ネットワーク3経由でサーバー2に送信することで画面設定パラメータの検索要求を行う(図3のステップS1,S2)。サーバ2は、検索要求を受けると、画面設定パラメータデータベース21をユーザ識別子とGUIプロセス名をキーと検索する。このとき画面設定パラメータデータベース21にユーザ識別子、GUIプロセス名に検索条件に一致するレコードがある場合、そのレコードから画面設定パラメータ情報を取り出し、要求元のクライアント1に画面設定パラメータ情報を返信する(ステップS3,S4)。また、画面設定パラメータデータベース21にユーザ識別子、GUIプロセス名に検索条件に一致するレコードがない場合、予め用意してあるデフォルトの画面設定パラメータ情報を画面設定パラメータデータベース21から読み出し、画面パラメータ情報を送信する(ステップS3,S5)。要求元のクライアント1の画面設定パラメータ検索処理111が受信すると画面の設定を行い、GUIを画面表示し、処理を終了する(ステップS6)。
【0027】次に、ユーザが、クライアント1の入力画面からGUIプロセス11に対して終了指示を行い、GUIプロセス11が終了指示を受けると、画面設定パラメータ保存処理112は、その時における画面設定パラメータ情報とユーザ識別子とGUIプロセス名とをキーとした情報をレコードにまとめ(ステップS11,S12)、ネットワーク3経由でサーバ2の画面設定パラメータデータベース21にレコードの保存要求を発行する(ステップS13)。保存要求を受信したサーバー2の画面設定パラメータデータベース21は、ユーザ識別子とGUIプロセス名とをキーとしてレコードを格納し、格納が終了すると終了報告を要求元のクライアント1に返す。クライアント1の画面設定パラメータ保存処理112は、終了報告をチェックし(ステップS14)、レコード格納が正常終了の場合、プロセスを終了する(ステップS16)、レコード格納が失敗の場合、エラーをダイアログに表示し(ステップS15)、プロセス11を終了する。
【0028】上記説明において、オペレータ毎に業務を遂行する際に、個々のGUIを開く位置、サイズ、各GUIにおけるデフォルト入力パラメータ、または、最後の入力したパラメータをその時点で使用しているクライアントに依存しないで保存でき、勤務交代や緊急などの状況において、任意のクライアントに各オペレータが使用したい形態でGUIを即表示し、業務を再開できる。クライアントにログインした後、少ないマウス操作でオペレータがいつも作業するGUI表示の状態に復帰できる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態例について図面を参照して説明する。
【0030】図5を参照すると、本発明の第2の実施の形態例は、ネットワーク3と、ネットワーク3に接続された複数のクライアント4と、サーバ2とを含む。すなわち、本発明の第2の実施の形態例は、第1の実施の形態例のネットワーク3に接続されたクライアント1の代わりにクライアント4が接続されている点で相違している。
【0031】クライアント4は、プログラム制御により動作するGUIプロセス実行管理11と、GUIプロセス初期設定ファイル42と、プログラム制御により動作するGUIプロセス43とから構成される。
【0032】GUIプロセス実行管理41は、GUI起動/終了処理411と、画面設定パラメータ検索処理412と、画面設定パラメータ保存処理413とから構成される。
【0033】GUIプロセス43は、画面初期設定処理431と、画面終了処理432とから構成される。
【0034】サーバ2は、画面設定パラメータデータベース21を備えている。
【0035】GUIプロセス起動/終了処理411は、GUIプロセス43の起動、または終了指示を行う。
【0036】画面設定パラメータ検索処理412は、ネットワーク3経由でサーバ2の画面設定パラメータデータベース21を検索し、検索した画面設定パラメータ情報をGUIプロセス初期設定ファイル42に書き込む。
【0037】画面設定パラメータ保存処理413は、GUIプロセス初期設定ファイル42より画面設定パラメータ情報を読み出し、ネットワーク3経由でサーバー2の画面設定パラメータデータベース21に画面設定パラメータ情報を保存する。
【0038】画面初期設定処理431は、GUIプロセス43が起動されたときに、GUIプロセス初期設定ファイル42から画面設定パラメータ情報を読み出し画面表示する。
【0039】画面終了処理432は、GUIプロセス43が終了するときに、画面設定パラメータ情報をGUIプロセス初期設定ファイル42に保存する。
【0040】次に、図5を参照して本発明の第2の実施の形態例の全体の動作について説明する。
【0041】ユーザは、クライアント4において、画面(図5には記載していない)上からユーザ識別子とGUIプロセス名とを入力し、GUIプロセス実行管理41を起動する。すると、GUIプロセス実行管理41は、先ず、画面設定パラメータ検索処理412を起動させる。画面設定パラメータ検索処理412はネットワーク3経由で、ユーザ識別子とGUIプロセス名を検索キーとし、サーバ2に送信する(データの保存要求を行う)。サーバ2は、送信されたユーザ識別子とGUIプロセス名を基にサーバ2の画面設定パラメータデータベース21を検索し、画面設定パラメータ情報を送信元のクライアント4に返信する。クライアント4の画面設定パラメータ検索処理412が画面設定パラメータ情報を受信すると、GUI初期設定ファイル42に書き込む。次に、GUIプロセス実行管理41のGUI起動/終了処理411が、GUIプロセス43を起動する。
【0042】GUIプロセス43が起動されると、画面初期設定処理431が、GUI初期設定ファイル42から画面設定パラメータ情報を読み出し、そのパラメータにより画面を表示する。
【0043】業務を終了する場合、ユーザは、クライアント4において、入力画面からユーザ識別子とGUIプロセス名とを入力すると、GUIプロセス実行管理41はGUIプロセス43の起動を指示するために、GUIプロセス実行管理41のGUI起動/終了処理411が、GUIプロセス43に終了指示する。GUIプロセス43は、終了指示により画面終了処理432が画面設定パラメータ情報をGUIプロセス初期設定ファイル42に書き込み、終了指示応答をGUIプロセス実行管理41に返す。GUIプロセス実行管理41が終了指示応答を受信すると、画面設定パラメータ保存処理413がGUIプロセス初期設定ファイル42から画面設定パラメータ情報を読み出し、ネットワーク3経由でGUIプロセス初期設定ファイル42のユーザ識別子とGUIプロセス名とを検索キーとし、画面設定パラメータ情報をサーバに送信する(データの保存要求を行う)。サーバ2は受信した画面パラメータ設定パラメータ情報をユーザ識別子とGUIプロセス名をキーとし画面設定パラメータデータベース41へ保存する。
【0044】上記の第2の実施の形態例は、第1の実施の形態例で記述した以外に、GUIプロセス実行管理がデータベースへのアクセス機能を持ち、初期設定ファイルを経由し、オペレータ毎に保存している画面設定パラメータをGUIプロセスに引き渡すことで、既存のGUIプロセスにデータベースのアクセス機能を追加しプロセスを肥大させることを防ぎ、提案の機能を実装することができる。
【0045】以上、第1および第2の実施の形態例で示されるように、ユーザが任意のクライアントでGUIプロセスを起動した場合に、以前にGUIプロセスを起動し終了したクライアントに関わらず、終了した時点と同じ画面の表示を可能にする。
【0046】すなわち、任意のオペレータが操作するクライアントが固定されておらず、複数のクライアントがネットワークに接続し分散している作業環境では、クライアント自体にパラメータを保存できなかった点、および違うクライアントで業務(GUI)を再開した場合、前のクライアントで終了した時の状態に復旧できなかった点が、本発明の構成を取ることにより解消することができる。また、クライアントで終了した時点での業務(GUIへの入力パラメータ)の状態を継続して作業をしたい場合に特定のクライアントでしか継続できない状況であれば、そのクライアントが他のオペレータに使用されてしまうと、作業にクライアントの待ちが発生する点が、本発明の構成を取ることにより解消され、クライアントに関係なく効率よく使用できるようになる。
【0047】
【発明の効果】第1の効果は、任意のクライントでGUIプロセスを終了し中断した作業を任意のクライアントで効率よく再開できることにある。その理由は、GUIプロセス終了時にそのときの画面設定パラメータ情報をネットワーク経由でサーバの画面設定パラメータデータベースに保存し、その画面設定パラメータ情報を任意のクライアントでGUIプロセス起動したときに検索し、画面を表示する構成のためである。
【0048】第2効果は、GUIプロセスを起動し以前に終了し中断した画面を表示するクライアントが任意であり、ネットワークに配置したクライアントを効率よく使用できることにある。その理由は、GUIプロセス終了時にその時点の画面設定パラメータ情報をネットワーク経由で画面設定パラメータをネットワーク経由でサーバの画面設定パラメータデータベースに格納するため、画面設定パラメータ情報がネットワークを利用し移動できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。
【図2】図1の図面設定パラメータデータベースのレコードの形式を示す図である。
【図3】図1の画面設定パラメータ検索処理の動作と、それに伴うサーバ2の動作とをフローで示したフローチャートである。
【図4】図1の画面設定保存処理の動作と、それに伴うサーバ2の動作とをフローで示したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。
【図6】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,4,5 クライアント
2 サーバ
3 ネットワーク
11,43,51 GUIプロセス
21 画面設定パラメータデータベース
41 GUIプロセス実行管理
42,52 GUIプロセス初期設定ファイル
111,412 画面設定パラメータ検索処理
112,413 画面設定パラメータ保存処理
411 GUI起動/終了処理
431,511 画面初期設定処理
432,512 画面終了処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】 サーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、前記クライアントの入力画面からユーザ識別情報と業務に対応したプロセス名とを入力した場合、前記クライアントは、前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとした検索要求を前記サーバに行う要求手段と、前記要求手段に対する前記サーバからの返信情報を受信すると前記返信情報を基に画面設定を行いGUI表示する表示手段とを有し、前記サーバは、画面設定パラメータ情報を保存したデータベースを備え、前記検索要求を受信すると前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースを検索する検索手段と、前記検索手段において前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とが一致する前記画面設定パラメータ情報がある場合に一致した前記画面パラメータ情報を前記返信情報として要求元の前記クライアントに返信する返信手段とを有することを含むことを特徴とする画面設定パラメータ情報の保存方式。
【請求項2】 前記検索手段において前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とが一致する前記画面設定パラメータ情報がない場合に予め設定された前記画面パラメータ情報を前記返信情報として要求元の前記クライアントに返信することを特徴とする請求項1記載の画面設定パラメータ情報の保存方式。
【請求項3】 データベースを備えたサーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示が前記クライアントの入力画面から入力された場合、前記クライアントは、画面に現在表示中の画面設定パラメータ情報を前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記画面設定パラメータ情報を受信すると前記データベースに保存する保存手段を有することを含むことを特徴とする画面設定パラメータ情報の保存方式。
【請求項4】 データベースを備えたサーバと、複数のクライアントと、前記サーバと前記クライアントとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示がクライアントの入力画面から入力された場合、前記クライアントは、前記画面で現在表示中の画面設定パラメータ情報とユーザ識別子とGUIプロセス名とを送信情報として前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記送信情報を受信した場合に前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースに前記画面設定パラメータ情報を保存する保存手段を有することを含むことを特徴とする画面設定パラメータ情報の保存方式。
【請求項5】 前記クライアントは、前記要求手段に対する前記サーバからの前記返信情報を受信した場合に自装置のファイルに前記返信情報を保存することを特徴とする請求項1記載の画面設定パラメータ情報の保存方式。
【請求項6】 複数のクライアントと、データベースを備えたサーバと、前記クライアントと前記サーバとを接続するネットワークとを有した画面設定パラメータ情報の保存方式において、終了指示がクライアントから入力された場合、前記クライアントは、前記画面で現在表示中の画面設定パラメータ情報を自装置のファイルに保存する第1の保存手段と、前記ファイルに保存した前記画面設定パラメータ情報とユーザ識別子とGUIプロセス名とを送信情報として前記サーバに送信する送信手段を有し、前記サーバは、前記送信情報を受信した場合に前記ユーザ識別情報と前記プロセス名とをキーとして前記デ−タベースに前記画面設定パラメータ情報を保存する第2の保存手段を有することを含むことを特徴とする画面設定パラメータ情報の保存方式。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2000−20464(P2000−20464A)
【公開日】平成12年1月21日(2000.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平10−182751
【出願日】平成10年6月29日(1998.6.29)
【出願人】(000232254)日本電気通信システム株式会社 (586)
【Fターム(参考)】