説明

発光表示装置

【課題】 電源電圧降下を均一にして発光輝度を均一化させた発光表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明による発光表示装置は、基板110上に位置してデータ線D、走査線S及び複数の画素121を含む画像表示部と、前記画像表示部の前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線150と、前記第1電源線に電気的に接続されて前記第1電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線VDDと、前記各画素電源線と前記第1電源線との間に形成される異なる抵抗値を有する複数の補償手段R1〜Rnと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光表示装置に関し、特に、電源線の電圧降下を均一にして発光輝度を均一化させるようにした発光表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、陰極線管(Cathode Ray Tube)の短所である重さと体積を減らすことができる各種平板表示装置が開発されている。平板表示装置としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマ表示パネル(Plasma Display Panel)及び発光表示装置(Light Emitting Display)などがある。
【0003】
平板表示装置のうち、発光表示装置は、電子と正孔の再結合により蛍光物質を発光させる自発光素子であり、材料及び構造によって無機物の発光層を含む無機発光表示装置と有機物の発光層を含む有機発光表示装置に大別される。このような発光表示装置は、液晶表示装置のように別の光源を要する受動型発光素子に比べて陰極線管のような速い応答速度を有するという長所がある。
【0004】
図1は、従来の発光表示装置を示す図である。
【0005】
図1を参照すれば、従来の発光表示装置は、基板10と、基板10に形成される走査線(S)とデータ線(D)及び画素電源線(VDD)により定義される領域に配置される複数の画素21を有する画像表示部20と、走査駆動回路30と、データ駆動回路40と、第1電源線50と、第2電源線52、およびパッド部60と、を備える。
【0006】
走査駆動回路30は、画像表示部20の一側に隣接するように配置されて走査制御信号線32を通じてパッド部60の第1パッド(Ps)に電気的に接続される。この走査駆動回路30は、走査制御信号線32に沿って走査信号を発生して画像表示部20の走査線(S)に順次供給する。そのために、走査駆動回路30は、走査制御信号に応答して順次的な走査信号を発生する複数のシフトレジスターからなる。
【0007】
データ駆動回路40は、第1データ信号線42を通じてパッド部60の第2パッド(Pd)に電気的に接続され、第2データ信号線44を通じてデータ線(D)に電気的に接続される。 この時、データ駆動回路40は、チップオンガラス(Chip On Glass)方式、ワイヤポンディング方式、プリチップ方式及びビームリード方式などにより基板10上に実装されるか、または基板10上に直接形成することができる。このデータ駆動回路40は、第2パッド(Pd)から供給されるデータ制御信号及びデータ信号の供給を受けてデータ制御信号によって1水平期間ごとに1水平ライン分ずつのデータ信号をデータ線(D)に供給する。
【0008】
第2電源線52は、画像表示部20の一側に隣接するように形成され、画像表示部20の全面に形成された発光素子のカソード電極に電気的に接続される。この第2電源線52は、第2電源供給線56を通じてパッド部60の第3パッド(Pvss)から伝達される第2画素駆動電圧を発光素子のカソード電極に供給する。
【0009】
第1電源線50は、画像表示部20の上側に隣接するように形成されて画素電源線(VDD)の一側に共通的に接続される。この第1電源線50は、第1電源供給線48を通じてパッド部60の第4パッド(Pvdd)から伝達される第1画素駆動電圧を各画素21の画素電源線(VDD)に供給する。
【0010】
各画素電源線(VDD)の一側は、第1電源線50に共通に接続される。この各画素電源線(VDD)は、第1電源線50から供給される第1画素駆動電圧を各画素21に供給する。
【0011】
それによって、各画素21は、走査線(S)に供給される走査信号により制御され、データ線(D)に供給されたデータ信号によって画素電源線(VDD)から発光素子に供給される電流により発光して画像を表示するようになる。
【0012】
このような従来の発光表示装置は、第1電源線50に共通に接続される各画素電源線(VDD)の長さによる線抵抗のばらつきにより各画素21に供給される画素駆動電圧の電圧降下(IR Drop)の大きさが異なってくる。即ち、第1電源線50に隣接するほど画素電源線(VDD)の電圧降下の大きさが小さくなる反面、第1電源線50から遠くなるほど画素電源線(VDD)の電圧降下の大きさが増加するようになる。それによって、一般的な発光表示装置は、画素21の位置による画素電源線(VDD)の電圧降下のばらつきにより同じデータ信号に対して各画素21の位置ごとに電流量が異なり、発光輝度がばらつくという問題がある。なお、従来の発光表示装置を記載した文献としては、能動マトリックス電気発光ディスプレーデバイスを開示する下記特許文献1、ダミー隔壁を有するプラズマディスプレーパネルを開示する下記特許文献2、表示装置および携帯端末を開示する下記特許文献3がある。
【特許文献1】米国特許第6,459,208号明細書
【特許文献2】特開2003−330387号明細書
【特許文献3】特開2004−004243号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明は上述したような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、電源電圧降下を均一にして発光輝度を均一化させた発光表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、前記画像表示部の前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、前記第1電源線に電気的に接続されて前記第1電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、前記各画素電源線と前記第1電源線との間に形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする、発光表示装置が提供される。
【0015】
好ましくは、前記複数の補償手段は、各々互いに異なる線幅に形成されるか、各々互いに異なる長さに形成される。
【0016】
また、前記複数の補償手段は、m(mは画素電源線の本数と同じ正の定数)個を有し、
前記各補償手段の抵抗値は、第1〜第m/2に行くほど減少し、第m/2+1〜第mに行くほど増加する。この際、前記各補償手段のうち、第k(但し、kは正の定数)の補償手段の抵抗値は、第m+1−kの補償手段の抵抗値と同一であることを特徴とする。
【0017】
前記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、前記画像表示部の一側面から前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、前記画像表示部の他の一側面から前記画素に前記第1画素駆動電圧を供給するための補助電源線と、前記第1電源線と前記補助電源線との間に電気的に接続され、前記第1電源線と補助電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、前記各画素電源線と前記第1電源線との間と、前記各画素電源線と前記補助電源線との間のうち、少なくともいずれか一つに形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする、発光表示装置が提供される。
【0018】
好ましくは、前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続される。
【0019】
一方、前記各補償手段は、前記補助電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続される。
【0020】
また、前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線の一側との間に電気的に接続され、前記補助電源線と前記各画素電源線の他側との間に電気的に接続される。
【0021】
前記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば、基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、前記画像表示部の前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、前記第1電源線に電気的に接続されて前記第1電源線から供給される前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、m(但し、mは正の定数)個単位の画素電源線に共通に接続される複数の共通電源線と、前記各共通電源線と前記第1電源線との間に形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする、発光表示装置が提供される。
【0022】
前記課題を解決するために、本発明の第4の観点によれば、基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、前記画像表示部の一側面から前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、前記画像表示部の他の一側面から前記画素に前記第1画素駆動電圧を供給するための補助電源線と、前記第1電源線と前記補助電源線との間に電気的に接続され、前記第1電源線と補助電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、m(但し、mは正の定数)個単位の画素電源線の一側及び他側のうち、少なくともいずれか一つに共通に接続される複数の共通電源線と、前記各共通電源線と前記第1電源線との間と、前記各共通電源線と前記補助電源線との間のうち、少なくともいずれか一つに形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする、発光表示装置が提供される。
【0023】
好ましくは、前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続される。
【0024】
一方、前記各補償手段は、前記補助電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続される。
【0025】
また、前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線の一側との間に電気的に接続され、前記補助電源線と前記各画素電源線の他側との間に電気的に接続される。
【発明の効果】
【0026】
前述したように本発明によれば、補償手段を利用して画素電源線に隣接した第1電源線の電圧降下を最小化して発光輝度を均一にすることができる。また、補償手段を利用して第1電源線と補助電源線の電圧降下の差を最小化して発光輝度を均一にすることができる。
【0027】
また、本発明によれば、補償手段及び複数の共通電源線を利用して画素電源線に隣接した第1電源線の電圧降下を最小化して発光輝度を均一にすることができる。また、補償手段及び複数の共通電源線を利用して第1電源線と補助電源線の電圧降下の差を最小化して発光輝度を均一にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、添付図を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0029】
図2は、本発明の第1実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0030】
図2を参照すれば、本発明の第1実施形態による発光表示装置は、基板110に位置してデータ線(D)と走査線(S)及び複数の画素121により定義される画像表示部120と、第1電源線150と、複数の画素電源線(VDD)と、補償手段(R1〜Rn)と、を備える。また、本発明の第1実施形態による発光表示装置は、走査駆動回路130と、データ駆動回路140と、第2電源線152と、パッド部160と、をさらに備えることができる。
【0031】
走査駆動回路130は、画像表示部120の一側に隣接するように配置され、走査制御信号線132を通じてパッド部160の第1パッド(Ps)に電気的に接続される。この走査駆動回路130は、走査制御信号線132に沿って走査信号を発生し、画像表示部120の走査線(S)に順次に供給する。そのために、走査駆動回路130は、走査制御信号に応答して順次的な走査信号を発生する複数のシフトレジスターからなる。
【0032】
データ駆動回路140は、第1データ信号線142を通じてパッド部160の第2パッド(Pd)に電気的に接続され、第2データ信号線144を通じてデータ線(D)に電気的に接続される。この時、データ駆動回路140は、チップオンガラス(Chip On Glass)方式、ワイヤボンディング方式、プリチップ方式及びビームリード方式などにより基板110上に実装するか、または基板110上に直接形成することができる。このデータ駆動回路140は、第2パッド(Pd)から供給されるデータ制御信号及びデータ信号の供給を受けてデータ制御信号によって1水平期間ごとに1水平ライン分ずつのデータ信号をデータ線(D)に供給する。
【0033】
第2電源線152は、画像表示部120の一側に隣接するように形成され、画像表示部120の全面に形成された発光素子のカソード電極に電気的に接続される。この第2電源線152は、第2電源供給線156を通じて第3パッド(Pvss)から伝達される第2画素駆動電圧を発光素子のカソード電極に供給する。
【0034】
第1電源線150は、画像表示部120の両側面及び上側に隣接するようにパッド部160を除外した基板110の縁部に沿って形成される。この第1電源線150の両端は、第1電源供給線158を通じてパッド部160の第4パッド(Pvdd)に電気的に接続される。この第1電源線150は、第1電源供給線158を通じて図示しなかった電圧発生部から供給される第1画素駆動電圧を各画素121の画素電源線(VDD)の一側に供給する。
【0035】
図3は、図2に示されたA部分を示す図である。
【0036】
図3と図2を参照すれば、補償手段(R1〜Rn)は、各画素電源線(VDD)の一側と第1電源線150との間に電気的に接続されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。即ち、補償手段(R1〜Rn)は、各々第1電源線150と画素電源線(VDD)との間に互いに異なる線幅に形成されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。
【0037】
図4は、図2に示されたA部分を示す図である。
【0038】
図4と図2を参照すれば、補償手段(R1〜Rn)は、各々第1電源線150と画素電源線(VDD)との間に同じ線幅を有すると同時に互いに異なる長さを有するように形成されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。
【0039】
この補償手段(R1〜Rn)のうち、画像表示部120の一側から基板110の中央に向かう第1〜第n/2の補償手段(R1〜Rn/2)の抵抗値は、第n/2(基板110の中央)に向かうに従って減少するようになる。また、補償手段(R1〜Rn)のうち、基板110の中央から画像表示部120の一側に向かう第n/2+1〜第Rnの補償手段(Rn/2+1〜Rn)の抵抗値は、第n(画像表示部120の一側)に向かうに従って増加するようになる。つまり、補償手段の位置が、画像表示部120の左右の一側から基板110の中央に向かうに従って補償手段の抵抗値が次第に小さくなるように設定されている。この時、第k(但し、kは正の定数)の補償手段(Rk)と第n+1−kの補償手段(Rn+1−k)は、同じ抵抗値を有するようになる。
【0040】
この補償手段(R1〜Rn)は、各々画素電源線(VDD)の一側に供給される第1画素駆動電圧が同じくなるように、第1電源線150から画素電源線(VDD)の一側に供給される第1画素駆動電圧のインピーダンスを補償する。結果的に、第1電源線150から複数の画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧は、各々の補償手段(R1〜Rn)により均一になるように補償される。
【0041】
複数の画素電源線(VDD)の一側は、各々の補償手段(R1〜Rn)を通じて画像表示部120の上側に隣接した第1電源線150に共通に接続される。この各々の複数の画素電源線(VDD)には、第1電源線150及び補償手段(R1〜Rn)を経由して第1画素駆動電圧が供給される。この複数の画素電源線(VDD)は、各々第1電源線150及び補償手段(R1〜Rn)を経由して供給される第1画素駆動電圧を各画素121に供給する。
【0042】
図5は、図2に示された各画素121を示す回路図である。
【0043】
図5と図2を参照すれば、各画素121は、走査線(S)に供給される走査信号により制御され、データ線(D)に供給されたデータ信号によって画素電源線(VDD)から発光素子に供給される電流により発光して画像を表示するようになる。
【0044】
そのために、各画素121は、有機発光素子(OLED)及び画素回路125を具備する。
【0045】
有機発光素子(OLED)のアノード電極は画素回路125に接続され、カソード電極は基底電源(VSS)に接続される。また、有機発光素子(OLED)は、アノード電極とカソード電極との間に形成された発光層、電子輸送層及び正孔輸送層を含む。また、有機発光素子(OLED)は、電子注入層と正孔注入層を追加的に含むことができる。この有機発光素子(OLED)において、アノード電極とカソード電極との間に電圧を印加すると、カソード電極から発生した電子は電子注入層及び電子輸送層を通じて発光層の方に移動し、アノード電極から発生した正孔は正孔注入層及び正孔輸送層を通じて発光層の方に移動する。それによって、発光層では電子輸送層と正孔輸送層から供給された電子と正孔が衝突して再結合することにより光が発生するようになる。
【0046】
画素回路125は、第1及び第2トランジスターM1、M2と、ストレージキャパシター(Cst)を備える。ここで、第1及び第2トランジスターM1、M2は、P タイプ金属酸化膜半導体電界效果トランジスター(MOSFET:Metal−Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
【0047】
第1トランジスターM1のゲート電極は走査線(S)に接続され、ソース電極はデータ線(D)に接続されると同時に、ドレイン電極は第1ノードN1に接続される。この第1トランジスターM1は、走査駆動回路130から走査線(S)に供給される走査信号に応答してデータ線(D)からのデータ信号を第1ノードN1に供給する。
【0048】
第2トランジスターM2のゲート電極は、第1トランジスターM1のドレイン電極とストレージキャパシター(Cst)が共通に接続された第1ノードN1に接続され、ソース電極は画素電源線(VDD)に接続されと同時に、ドレイン電極は有機発光素子(OLED)のアノード電極に接続される。この第2トランジスターM2は、自分のゲート電極に供給される電圧によって画素電源線(VDD)から供給される自分のソース電極とドレイン電極との間の電流を調節して有機発光素子(OLED)に供給することにより有機発行素子(OLED)を発光させる。
【0049】
ストレージキャパシター(Cst)は、走査線(S)に選択信号が供給される区間に、第1トランジスターM1を経由して第1ノードN1上に供給されるデータ信号に対応する電圧を保存した後、第1トランジスターM1がオフされると、第2トランジスターM2のオン状態を1フレームの間維持させることになる。
【0050】
このような画素121の駆動について説明すれば、次のようである。まず、走査線(S)にロー状態の選択信号が供給される区間では、第1トランジスターM1がターンーオンされる。それによって、データ駆動回路140からデータ線(D)に供給されるデータ信号は、第1トランジスターM1と第1ノードN1を経由して第2トランジスターM2のゲート電極に供給される。この時、ストレージキャパシター(Cst)は、第2トランジスターM2のゲート電極の電圧と画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧との間の差電圧を保存する。
【0051】
それによって、第2トランジスターM2は、第1ノードN1の電圧によってターンーオンされてデータ信号に相応する電流を有機発光素子(OLED)に供給する。したがって、有機発光素子(OLED)は、第2トランジスターM2から供給される電流により発光して画像を表示する。
【0052】
その後、走査線(S)にハイ状態の選択信号が供給される区間では、ストレージキャパシター(Cst)に保存されたデータ信号に対応する電圧により第2トランジスターM2のオン状態が維持されることにより、有機発光素子(OLED)は1フレーム期間の間に発光して画像を表示する。
【0053】
このような本発明の第1実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rn)を利用してパッド部160との距離による線抵抗によって発生する第1電源線(150)の電圧降下を償うことにより、パッド部160から相対的に遠い画像表示部120の上側領域の各画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下のばらつきを最小化することができる。
【0054】
図6は、図2に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【0055】
図6を参照すれば、本発明の第1実施形態による発光表示装置は、一つの走査線に接続された複数の画素121の位置による画素電源線(VDD)の電圧降下のばらつきにより各画素121に供給される電流量が異なって発生する発光輝度のばらつきを最小化することができる。即ち、本発明の第1実施形態による発光表示装置は、画素121の位置による画像表示部120の左側及び右側領域の発光輝度のばらつきを最小化することができる。
【0056】
図7は、本発明の第2実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0057】
図7を参照すれば、本発明の第2実施形態による発光表示装置は、補助電源線154をさらに備えること以外は本発明の第1実施形態による発光表示装置と同様である。したがって、本発明の第2実施形態による発光表示装置では、補助電源線154を除外した他の構成要素についての説明は省略する。
【0058】
補助電源線154は、画像表示部120の他の一側面、即ち、下側に隣接するように形成される。この補助電源線154は、互いに対向するように並んだ第1電源線150の間に形成されて第1電源線150に電気的に接続される。
【0059】
それによって、複数の画素電源線(VDD)の各々の一側には第1電源線150及び補償手段(R1〜Rn)を経由して第1画素駆動電圧が供給され、他側には第1電源線150と補助電源線154を経由して第1画素駆動電圧が供給される。この複数の画素電源線(VDD)は、各々第1電源線150及び補償手段(R1〜Rn)を経由して供給されると同時に第1電源線150と補助電源線154を経由して供給される第1画素駆動電圧を各画素121に供給する。
【0060】
図8は、図7に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【0061】
図8を参照すれば、本発明の第2実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rn)を利用して画像表示部120の上側領域の各画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下を均一にすることができる。また、本発明の第2実施形態による発光表示装置は、画像表示部120の下側に隣接するように配置されて第1電源線150に接続される補助電源線154を利用して画像表示部120の各画素電源線(VDD)に第1画素駆動電圧を供給することにより、画像表示部120の上側及び下側領域の電流分布のばらつきを最小化できる。
【0062】
図9は、本発明の第3実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0063】
図9を参照すれば、本発明の第3実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rn)以外は上述した本発明の第2実施形態による発光表示装置と同じ構成要素を有する。したがって、本発明の第3実施形態による発光表示装置では、補償手段(R1〜Rn)を除外した他の構成要素についての説明は省略する。
【0064】
本発明の第3実施形態による発光表示装置の補償手段(R1〜Rn)は、補助電源線154と複数の画素電源線(VDD)の他側に電気的に接続されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。即ち、各々の補償手段(R1〜Rn)は、図3に示されたように、互いに異なる線幅を形成するか、または図4に示されたように、同じ線幅を有すると同時に互いに異なる長さを有するように形成される。
【0065】
この補償手段(R1〜Rn)は、各々第1電源線150から画素電源線(VDD)の一側に供給される第1画素駆動電圧と、補助電源線154から画素電源線(VDD)の他側に供給される第1画素駆動電圧と、が同じくなるように、補助電源線154から画素電源線(VDD)の他側に供給される第1画素駆動電圧のインピーダンスを補償する。結果的に、第1電源線150及び補助電源線154から複数の画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧は、補償手段(R1〜Rn)の各々により均一になるように補償される。
【0066】
複数の画素電源線(VDD)の各々の一側は画像表示部120の上側に隣接した第1電源線150に共通に接続され、他側は補償手段(R1〜Rn)の各々を通じて画像表示部120の下側に隣接した補助電源線154に共通に接続される。この複数の画素電源線(VDD)の各々の一側には第1電源線150を経由して第1画素駆動電圧が供給され、他側には第1電源線150と補助電源線154及び補償手段(R1〜Rn)を経由して第1画素駆動電圧が供給される。この複数の画素電源線(VDD)は、各々第1 電源線150を経由して供給されると同時に第1電源線150と補助電源線154及び補償手段(R1〜Rn)を経由して供給される第1画素駆動電圧を各画素121に供給する。
【0067】
図10は、図9に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【0068】
図10を参照すれば、本発明の第3実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rn)を利用して補助電源線154から画像表示部120の下側領域の各画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下を均一にして画像表示部120の上側及び下側領域の電流分布のばらつきを最小化することができる。
【0069】
図11は、本発明の第4実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0070】
図11を参照すれば、本発明の第4実施形態による発光表示装置は、第1電源線150と複数の画素電源線(VDD)の一側に接続された第1補償手段(R1〜Rn)と、補助電源線154と複数の画素電源線(VDD)の他側に接続された第2補償手段(R1′〜Rn′)以外は上述した本発明の第2及び第3実施形態による発光表示装置と同じ構成要素を備える。
【0071】
したがって、本発明の第4実施形態による発光表示装置は、上述した本発明の第2及び第3実施形態による発光表示装置が組み合わせられた形態であり、これについての詳細な説明は省略する。
【0072】
図12は、本発明の第5実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0073】
図12を参照すれば、本発明の第5実施形態による発光表示装置は、基板110に位置してデータ線(D)と走査線(S)及び複数の画素121により定義される画像表示部120と、第1電源線150と、複数の画素電源線(VDD)と、複数の共通電源線(B1〜Bm)と、補償手段(R1〜Rm)と、を備える。
【0074】
また、本発明の第5実施形態による発光表示装置は、走査駆動回路130と、データ駆動回路140と、第2電源線152と、パッド部150と、をさらに備えることができる。
【0075】
本発明の第5実施形態による発光表示装置において、複数の画素電源線(VDD)と、複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補償手段(R1〜Rm)以外の他の構成要素は、上述した本発明の第1実施形態による発光表示装置と同様であるからそれについての詳細な説明は省略する。
【0076】
複数の共通電源線(B1〜Bm)は、各々複数の画素電源線(VDD)のうち、N個の単位で画素電源線(VDD)に共通に接続される。それによって、複数の画素電源線(VDD)は、複数の共通電源線(B1〜Bm)の各々によりM個のブロックに分けられる。この複数の共通電源線(B1〜Bm)は、各々複数の画素電源線(VDD)の一側と第1電源線150との間に形成される。
【0077】
補償手段(R1〜Rm)は、各々複数の共通電源線(B1〜Bm)と第1電源線150との間に電気的に接続されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。即ち、補償手段(R1〜Rm)は、各々図3に示されたように、互いに異なる線幅を形成するか、または図4に示されたように、同じ線幅を有すると同時に互いに異なる長さを有するように形成される。この補償手段(R1〜Rm)は、各々第1電源線150から複数の共通電源線(B1〜Bm)に供給される第1画素駆動電圧のインピーダンスを補償する。
【0078】
複数の画素電源線(VDD)の各々の一側は複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補償手段(R1〜Rm)の各々を通じて画像表示部120の上側に隣接した第1電源線150に共通に接続される。この各々の複数の画素電源線(VDD)には、第1電源線150と補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)を経由して第1画素駆動電圧が供給される。
【0079】
このような本発明の第5実施形態による発光表示装置は、外部から第1画素駆動電圧が供給される第1電源線150とM個の単位で画素電源線(VDD)が共通に接続された複数の共通電源線(B1〜Bm)との間に補償手段(R1〜Rn)を形成することにより、複数の画素電源線(VDD)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下をM個のブロック単位に最小化することができる。
【0080】
図13は、図12に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【0081】
図13を参照すれば、本発明の第5実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rm)を利用して第1電源線(VDD)から複数の共通電源線(B1〜Bm)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下のばらつきを最小化することができる。したがって、本発明の第5実施形態による発光表示装置は、各画素121に供給される電流量のばらつきをM個のブロック単位で最小化できる。
【0082】
図14は、本発明の第6実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0083】
図14を参照すれば、本発明の第6実施形態による発光表示装置は、補助電源線154をさらに備えること以外は、本発明の第5実施形態による発光表示装置と同様である。したがって、本発明の第6実施形態による発光表示装置では、補助電源線154を除外した他の構成要素についての説明は省略する。
【0084】
補助電源線154は、画像表示部120の他の一側面、即ち、下側に隣接するように形成される。即ち、補助電源線154は、互いに対向するように並んだ第1電源線150の間に形成されて第1電源線150に電気的に接続される。
【0085】
それによって、複数の画素電源線(VDD)の各々の一側は、複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補償手段(R1〜Rm)の各々を通じて画像表示部120の上側に隣接した第1電源線150に共通に接続される。また、複数の画素電源線(VDD)の各々の他側は、補助電源線154に共通に接続される。したがって、複数の画素電源線(VDD)の各々の一側には、第1電源線150と補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)を経由して第1画素駆動電圧が供給され、複数の画素電源線(VDD)の各々の他側には、第1電源線150及び補助電源線154を経由して第1画素駆動電圧が供給される。この複数の画素電源線(VDD)は、各々複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補助電源線154を通じて供給される第1画素駆動電圧を各画素121に供給する。
【0086】
図15は、図14に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【0087】
図15を参照すれば、本発明の第6実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rn)を利用して第1電源線150から複数の共通電源線(B1〜Bm)に供給される第1画素駆動電圧の電圧降下のばらつきを最小化することができる。また、本発明の第6実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rm)、複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補助電源線154を利用して複数の画素電源線(VDD)に第1画素駆動電圧を供給することにより、各画素121に供給される電流量のばらつきをM個のブロック単位で最小化できる。
【0088】
図16は、本発明の第7実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0089】
図16を参照すれば、本発明の第7実施形態による発光表示装置は、補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)以外は、上述した本発明の第6実施形態による発光表示装置と同じ構成要素を有する。したがって、本発明の第7実施形態による発光表示装置では、補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)を除外した他の構成要素についての説明は省略する。
【0090】
本発明の第7実施形態による発光表示装置において、複数の共通電源線(B1〜Bm)は、各々複数の画素電源線(VDD)のうち、N個の単位で画素電源線(VDD)の他側に共通に接続される。それによって、複数の画素電源線(VDD)は、複数の共通電源線(B1〜Bm)の各々によってM個のブロックに分けられる。この複数の共通電源線(B1〜Bm)は、各々複数の画素電源線(VDD)の他側と補助電源線154との間に形成される。
【0091】
補償手段(R1〜Rm)は、各々複数の共通電源線(B1〜Bm)と補助電源線154との間に電気的に接続されて互いに異なる抵抗値を有するようになる。即ち、補償手段(R1〜Rm)は、各々図3に示されたように、互いに異なる線幅を形成するか、または図4に示されたように、同じ線幅を有すると同時に互いに異なる長さを有するように形成される。この補償手段(R1〜Rm)は、各々補助電源線154から複数の共通電源線(B1〜Bm)に供給される第1画素駆動電圧のインピーダンスを償うようになる。結果的に、補助電源線154から複数の共通電源線(B1〜Bm)を経由して複数の画素電源線(VDD)の他側に供給される第1 画素駆動電圧は、補償手段(R1〜Rm)の各々によって第1電源線150から複数の画素電源線(VDD)の一側に供給される第1画素駆動電圧と同じくなる。
【0092】
複数の画素電源線(VDD)の各々の一側は、画像表示部120の上側に隣接した第1電源線150に共通に接続され、他側は複数の共通電源線(B1〜Bm)及び補償手段(R1〜Rm)を通じて画像表示部120の下側に隣接した補助電源線154に共通に接続される。この複数の画素電源線(VDD)の各々の一側には、第1電源線150を経由して第1画素駆動電圧が供給され、他側には第1電源線150と補助電源線154と補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)を経由して第1画素駆動電圧が供給される。この複数の画素電源線(VDD)は、各々第1電源線150と複数の共通電源線(B1〜Bm)を経由して供給される第1画素駆動電圧を各画素121に供給する。
【0093】
このような本発明の第7実施形態による発光表示装置は、第1電源線150から複数の画素電源線(VDD)の一側に第1画素駆動電圧を供給すると同時に補助電源線154、補償手段(R1〜Rm)及び複数の共通電源線(B1〜Bm)を利用して複数の画素電源線(VDD)の他側に第1画素駆動電圧を供給することにより、各画素121に供給される電流量のばらつきをM個のブロック単位で最小化できる。
【0094】
図17は、本発明の第8実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0095】
図17を参照すれば、本発明の第8実施形態による発光表示装置は、M個の単位で画素電源線(VDD)の一側に接続された複数の第1共通電源線(B1〜Bm)と、複数の第1共通電源線(B1〜Bm)と第1電源線150との間に接続された第1補償手段(R1〜Rm)と、M個の単位で画素電源線(VDD)の他側に接続された複数の第2共通電源線(B1′ 〜Bm′)と、複数の第2共通電源線(B1′ 〜Bm′)と補助電源線154との間に接続された第2補償手段(R1′ 〜Rm′)以外は、上述した本発明の第6及び第7実施形態による発光表示装置等の同じ構成要素を備える。
【0096】
本発明の第8実施形態による発光表示装置は、上述した本発明の第6及び第7実施形態による発光表示装置が組み合わせられた形態であり、それについての詳細な説明は省略する。
【0097】
図18は、本発明の第9実施形態による発光表示装置を示す図である。
【0098】
図18を参照すれば、本発明の第9実施形態による発光表示装置は、画像表示部120のデータ線にデータ信号を供給するためのデータ駆動回路140以外は、上述した本発明の第1〜第8実施形態による発光表示装置と同一の構成要素を備える。
【0099】
本発明の第9実施形態による発光表示装置のデータ駆動回路140は、基板110に接続されるFPC(Flexible Printed Circuit)170上に実装できる。それによって、データ駆動回路140は、基板110のパッド部を通じて画像表示部120のデータ線(D)に電気的に接続されてデータ信号を供給する。この時、データ駆動回路140は、FPC170以外にも印刷回路基板(Printed Circuit Board)上に実装されるチップオンボード(Chip on Board)、フィルム上に直接実装されるチップオンフィルム(Chip on Film)又はテープキャリアパッケージ(Tape Carrier Package)に採用される通常的なフィルム型連結素子に実装できる。
【0100】
以上、添付の図を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、前記説明は単に本発明を説明する目的であり、意味限定や請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するためのものではない。したがって、前記説明によって当業者であれば、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で各種の変更および修正が可能であることはいうまでもない。したがって、本発明の技術的保護範囲は明細書の詳細な説明に記載の内容に限定されず、特許請求の範囲によって決められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0101】
本発明の発光表示装置は、発光輝度が場所によらず均一化されているので、発光表示装置の製造分野で利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】従来の発光表示装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図3】図2に示されたA部分を拡大した補償手段を示す図である。
【図4】図2に示されたA部分を拡大した他の形態の補償手段を示す図である。
【図5】図2に示された各画素を示す回路図である。
【図6】図2に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図8】図7に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【図9】本発明の第3実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図10】図9に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図12】本発明の第5実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図13】図12に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【図14】本発明の第6実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図15】図14に示された各画素の位置による電流分布を示す図である。
【図16】本発明の第7実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図17】本発明の第8実施形態による発光表示装置を示す図である。
【図18】本発明の第9実施形態による発光表示装置を示す図である。
【符号の説明】
【0103】
10、110 基板
20、120 画像表示部
21、121 画素
125 画素回路
30、130 走査駆動回路
132 走査制御信号線
40、140 データ駆動回路
142 第1データ信号線
144 第2データ信号線
50、150 第1電源線
52、152 第2電源線
156 第2電源供給線
158 第1電源供給線
60、160 パッド部
154 補助電源線
170 FPC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、
前記画像表示部の前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、
前記第1電源線に電気的に接続されて前記第1電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、
前記各画素電源線と前記第1電源線との間に形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする発光表示装置。
【請求項2】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる線幅に形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項3】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる長さに形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項4】
前記複数の補償手段は、m(mは画素電源線の本数と同じ正の定数)個を有し、
前記各補償手段の抵抗値は、第1〜第m/2に行くほど減少し、第m/2+1〜第mに行くほど増加することを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項5】
前記各補償手段のうち、第k(但し、kは正の定数)の補償手段の抵抗値は、第m+1−kの補償手段の抵抗値と同一であることを特徴とする請求項4に記載の発光表示装置。
【請求項6】
前記第1電源線は、前記基板の一側を除外した縁部に沿って形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項7】
前記各画素に第1画素駆動電圧と異なる第2画素駆動電圧を供給するための第2電源線をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項8】
基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、
前記画像表示部の一側面から前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、
前記画像表示部の他の一側面から前記画素に前記第1画素駆動電圧を供給するための補助電源線と、
前記第1電源線と前記補助電源線との間に電気的に接続され、前記第1電源線と補助電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、
前記各画素電源線と前記第1電源線との間と、前記各画素電源線と前記補助電源線との間のうち、少なくともいずれか一つに形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする発光表示装置。
【請求項9】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる線幅に形成されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項10】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる長さに形成されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項11】
前記複数の補償手段は、m(mは画素電源線の本数と同じ正の定数)個を有し、
前記各補償手段の抵抗値は、第1〜第m/2に行くほど減少し、第m/2+1〜第mに行くほど増加することを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項12】
前記各補償手段のうち、第k(但し、kは正の定数)の補償手段の抵抗値は、第m+1−kの補償手段の抵抗値と同一であることを特徴とする請求項11に記載の発光表示装置。
【請求項13】
前記第1電源線は、前記基板の一側を除外した縁部に沿って形成され、前記補助電源線と電気的に接続されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項14】
前記各画素に第1画素駆動電圧と異なる第2画素駆動電圧を供給するための第2電源線をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項15】
前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項16】
前記各補償手段は、前記補助電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項17】
前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線の一側の間に電気的に接続され、
前記補助電源線と前記各画素電源線の他側との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項18】
基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、
前記画像表示部の前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、
前記第1電源線に電気的に接続されて前記第1電源線から供給される前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、
m(但し、mは正の定数)個単位の画素電源線に共通に接続される複数の共通電源線と、
前記各共通電源線と前記第1電源線との間に形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする発光表示装置。
【請求項19】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる線幅に形成されることを特徴とする請求項18に記載の発光表示装置。
【請求項20】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる長さに形成されることを特徴とする請求項18に記載の発光表示装置。
【請求項21】
前記第1電源線は、前記基板の一側を除外した縁部に沿って形成されることを特徴とする請求項18に記載の発光表示装置。
【請求項22】
前記各画素に第1画素駆動電圧と互いに異なる第2画素駆動電圧を供給するための第2電源線をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の発光表示装置。
【請求項23】
基板上に位置してデータ線、走査線及び複数の画素を含む画像表示部と、
前記画像表示部の一側面から前記画素に第1画素駆動電圧を供給するための第1電源線と、
前記画像表示部の他の一側面から前記画素に前記第1画素駆動電圧を供給するための補助電源線と、
前記第1電源線と前記補助電源線との間に電気的に接続され、前記第1電源線と補助電源線からの前記第1画素駆動電圧を前記各画素に供給する複数の画素電源線と、
m(但し、mは正の定数)個単位の画素電源線の一側及び他側のうち、少なくともいずれか一つに共通に接続される複数の共通電源線と、
前記各共通電源線と前記第1電源線との間と、前記各共通電源線と前記補助電源線との間のうち、少なくともいずれの一つに形成される互いに異なる抵抗値を有する複数の補償手段と、を備えることを特徴とする発光表示装置。
【請求項24】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる線幅に形成されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項25】
前記複数の補償手段は、各々互いに異なる長さに形成されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項26】
前記第1電源線は、前記基板の一側を除外した縁部に沿って形成され、前記補助電源線と電気的に接続されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項27】
前記各画素に第1画素駆動電圧と異なる第2画素駆動電圧を供給するための第2電源線をさらに備えることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項28】
前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項29】
前記各補償手段は、前記補助電源線と前記各画素電源線との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。
【請求項30】
前記各補償手段は、前記第1電源線と前記各画素電源線の一側との間に電気的に接続され、前記補助電源線と前記各画素電源線の他側との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項23に記載の発光表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2006−65281(P2006−65281A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−59676(P2005−59676)
【出願日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】