説明

発電設備

【課題】ボイラ等で発生した蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスラインと、蒸気プロセスラインに供給されなかった余剰蒸気を送気する余剰蒸気ラインとを有し、余剰蒸気ラインに発電装置が介設されたプロセス蒸気利用設備において、蒸気プロセスラインに供給される蒸気量によって変化する余剰蒸気の量に応じた発電ができる。
【解決手段】廃熱ボイラ等の蒸気供給源2で発生する蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスライン4と、蒸気プロセスライン4から分岐し、余剰蒸気を大気放出又は復水器に供給する余剰蒸気ライン5と、余剰蒸気ライン5に並列に介設された圧力調整弁6と発電装置9と、圧力調整弁6の一次側に設けられた圧力検出器7と、圧力検出器7の検出した圧力が設定圧力値となるように圧力調整弁6の開度を制御する制御手段10と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発電設備に関する。
【背景技術】
【0002】
図4に示すように、従来、産廃ボイラやコージェネ廃熱ボイラ等の蒸気供給源71で発生する蒸気を所定のプロセスのために減圧弁72で減圧して所望の圧力のプロセス蒸気を供給する蒸気プロセスライン73と、その蒸気プロセスライン73から分岐して、蒸気プロセスライン73に供給されなかった余剰蒸気を送気する余剰蒸気ライン74とが並列に設けられたプロセス蒸気利用設備75が知られている。
【0003】
なお、このプロセス蒸気利用設備75では、蒸気供給源71と、蒸気プロセスライン73と余剰蒸気ライン74の分岐箇所との間の蒸気プロセスライン73に、圧力検出器78が設けられ、また余剰蒸気ライン74に圧力調整弁80が設けられている。圧力検出器78で検出された圧力値に応じて制御装置79により、蒸気プロセスライン73のプロセス蒸気供給量の変動による系内の圧力変動を抑制するために、圧力調整弁80が制御される。制御装置79には圧力調整弁80の設定圧力値を入力するコンソール81が接続されている。
【0004】
本願出願人は、排気圧力一定制御の発電装置を提案している(特願2007−4741号)。その排気圧力一定制御の発電装置(発電装置77)を、図5に示すように、従来の蒸気利用設備75の余剰蒸気ライン74に介設することにより、余剰蒸気を利用した発電が可能となる。
【0005】
蒸気供給源71で発生する蒸気量は、プロセスで使用する蒸気量とは無関係であり、必ず余剰蒸気が発生する(全てが余剰蒸気の場合もある)。この余剰蒸気は、サイレンサ(図示せず)を介して大気に放出されるか、大気圧復水器(図示せず)に流入させて大気圧の水にしてしまうことがほとんどであるが、発電設備76の使用により、この余剰蒸気を利用した発電ができる。
【0006】
この排気圧力一定制御の発電装置77は、余剰蒸気ライン74から分岐して再び合流する発電ライン82に、余剰蒸気ライン74に設けられた圧力調整弁80と並列となるように介設されている。発電装置77は、スクリュ膨張機83と、スクリュ膨張機83の回転軸に接続された同期式の発電機84とを有している。排気圧力一定制御の発電装置77は、発電ライン82からスクリュ膨張機83に高圧蒸気が供給され、スクリュ膨張機83で高圧蒸気を膨張させて回転力に変換し、その回転力により発電機84で発電している。
【0007】
発電機84には、回転数制御機能及び電源回生機能を有するコンバータ85が接続されている。コンバータ85には、スクリュ膨張機83の吐出口86付近に設けられた排気圧力検出器87で検出された検出値によりコンバータ85を制御する制御装置88が接続されている。コンバータ85には、電源回生機能付きインバータ89が接続されている。発電装置77は、連係変圧器90を介して電力系統91に接続されている。
【0008】
この排気圧力一定制御の発電装置77で発電させる場合、余剰蒸気のエネルギーを電力に変換して最大限に回収するためには、低圧側(2次側)はほぼ大気圧に固定されることになる。排気圧力一定制御の発電装置77では、余剰蒸気の放出先の圧力よりも高い圧力を排気圧力の目標値として設定し運転しなければならないが、どれだけ回転数を上げて排気圧力の目標値まで上昇させようとしても、排気圧力一定制御の発電装置77の2次側が大気圧又はそれに近い圧力の環境に導かれているために上昇させることはできず、排気圧力一定制御の発電装置77は最高回転数での運転、すなわち最大呑み込み量での運転を余儀なくされてしまう。このため、余剰蒸気が排気圧力一定制御の発電装置77の最大呑み込み量(最高回転数での蒸気通過量)以上ある場合でなければ、発電設備76を停止させることにつながるために運転させることができなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、ボイラ等で発生した蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスラインと、蒸気プロセスラインに供給されなかった余剰蒸気を送気する余剰蒸気ラインとを有し、余剰蒸気ラインに発電装置が介設されたプロセス蒸気利用設備において、蒸気プロセスラインに供給される蒸気量によって変化する余剰蒸気の量に応じた発電ができる発電設備を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するための手段として、本発明の発電設備は、廃熱ボイラ等の蒸気供給源で発生する蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスラインと、前記蒸気プロセスラインから分岐し、余剰蒸気を大気放出又は復水器に供給する余剰蒸気ラインと、前記余剰蒸気ラインに並列に介設された圧力調整弁と発電装置と、前記圧力調整弁の一次側に設けられた圧力検出器と、前記圧力検出器の検出した圧力が設定圧力値となるように前記圧力調整弁の開度を制御する制御手段と、を備えるようにしている。
【0011】
この構成によれば、蒸気供給源で発生する蒸気を蒸気プロセスラインにより、所定のプロセスのために供給することができ、その余剰蒸気を蒸気プロセスラインから分岐する余剰蒸気ラインにより大気放出または復水器に供給することができる。圧力調整弁の一次側に圧力検出器を設け、圧力検出器の検出した圧力が設定圧力値となるように制御手段が圧力調整弁の開度を制御することにより、余剰蒸気ラインの余剰蒸気の圧力を制御することができる。
【0012】
前記発電装置が、蒸気の膨張を回転力に変換する容積式スチームエキスパンダと、前記容積式スチームエキスパンダの回転軸に接続された発電機と、前記発電機の運転周波数を設定する発電機運転周波数設定手段と、を備えることが好ましい。この構成によれば、容積式スチームエキスパンダが余剰蒸気ラインの余剰蒸気の吸い込み量に対応する回転数で運転できるように、容積式スチームエキスパンダの回転軸に接続された発電機の運転周波数を発電機運転周波数設定手段により設定でき、発電を行うことができる。
【0013】
前記圧力調整弁における前記設定圧力値より、前記発電装置における給気圧力の目標値のほうが、小さくなるように設定されてなることが好ましい。この構成により、圧力調整弁よりも発電装置側に優先的に余剰蒸気が流れるようにすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ボイラ等で発生した蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスラインと、蒸気プロセスラインに供給されなかった余剰蒸気を送気する余剰蒸気ラインとを有し、余剰蒸気ラインに発電装置が介設されたプロセス蒸気利用設備において、蒸気プロセスラインに供給される蒸気量によって変化する余剰蒸気の量に応じた発電ができる。
【0015】
圧力調整弁よりも発電装置側に優先的に余剰蒸気を流すことができ、無駄の無い発電が実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1に、本発明の第1実施形態の発電設備1を示す。産廃ボイラやコージェネ廃熱ボイラ等で発生する蒸気が供給される蒸気供給源2が設けられている。蒸気供給源2で発生する蒸気を減圧弁3を介して所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスライン4が設けられている。余剰蒸気を大気放出又は復水器に供給する余剰蒸気ライン5は、蒸気プロセスライン4から分岐して設けられている。余剰蒸気ライン5には、圧力調整弁6が設けられている。蒸気供給源2と、蒸気プロセスライン4と余剰蒸気ライン5の分岐箇所との間の蒸気プロセスライン4には、圧力検出器7が設けられている。余剰蒸気ライン5の圧力調整弁6の上流側から分岐して圧力調整弁6の下流側で合流する発電ライン8が設けられている。発電ライン8には、発電装置9が設けられている。圧力調整弁6を制御する制御装置(制御手段)10が設けられている。制御装置10には、圧力調整弁6の目標圧力Ptaを入力するコンソール11が接続されている。
【0018】
発電装置9は、容積式スチームエキスパンダの一種であるスクリュ膨張機12と、スクリュ膨張機12の回転軸に接続された同期式の発電機13を有している。スクリュ膨張機12の給気側の発電装置9の内部には給気圧力検出器14が設けられている。発電機13には、回転数制御機能及び電力回生機能を有するコンバータ15が接続されている。発電装置9の内部には、給気圧力検出器14で検出された検出値によりコンバータ15を制御する制御装置16が設けられている。制御装置16では、給気圧力Psの目標圧力Ptbを設定することができるようになっている。本実施形態において、給気圧力検出器14、制御装置16及びコンバータ15は、発電機運転周波数設定手段の役割を担う。コンバータ15には、インバータ17が接続されている。発電装置9のインバータ17と、電力系統18は連係変圧器19を介して接続されている。
【0019】
次に、本発明の第1実施形態の発電設備1の動作について説明する。蒸気供給源2から所定のプロセスのために必要とされる量の蒸気が蒸気プロセスライン4に供給され、蒸気プロセスライン4に供給されなかった余剰蒸気は、余剰蒸気ライン5に送気される。その余剰蒸気は、余剰蒸気ライン5の圧力調整弁6と、圧力調整弁6と並列に介設された発電装置9のいずれか一方又は両方を互いの流路での圧力差に応じて通過し、余剰蒸気ライン5から大気放出又は復水器(図示せず)若しくは低圧蒸気の供給口(図示せず)に供給される。
【0020】
発電装置9では、余剰蒸気である高圧蒸気をスクリュ膨張機12の吸込口(図示せず)に給気し、高圧蒸気を膨張させて回転力に変換し、高圧蒸気は低圧蒸気となってスクリュ膨張機12の吐出口(図示せず)から排気される。
【0021】
スクリュ膨張機12の回転軸は発電機13の回転子(図示せず)と接続されているので、スクリュ膨張機12のスクリュロータ(図示せず)と発電機13の回転子(図示せず)は常に同じ回転数で回転する。発電機13では、スクリュ膨張機12の回転力により、発電機13の回転子(図示せず)が回転させられ、同期式の発電機13は回転子(図示せず)の回転数に同期した周波数の交流電力を発電する。
【0022】
発電機13の出力はコンバータ15に入力され、直流に変換された後、インバータ17に出力される。インバータ17は、コンバータ15の出力を半導体によってスイッチングして所望の周波数(商用周波数)の交流電流に変換する。その電力は連係変圧器19を介して電力系統18に導出される。
【0023】
余剰蒸気のエネルギーを発電機13で発電された電力という形でより多く回収するためには、余剰蒸気を発電装置9側へ優先的に通過させるようにする。具体的には、蒸気プロセスライン4の圧力検出器7で検出された検出値に応じて、余剰蒸気ライン5の圧力値が圧力調整弁6の設定圧力値(例えば0.8MPa)となるように制御装置10が圧力調整弁6の開度を制御し、圧力調整弁6の設定圧力値に対して、スクリュ膨張機12の給気圧力Psの目標圧力値Ptb(例えば0.78MPa)の方が低くなるように設定することにより、余剰蒸気が相対的に低圧側へ流れるように制御する。そのようにすることにより、余剰蒸気を優先的に発電装置9側へ通過させることができる。
【0024】
発電装置9では、スクリュ膨張機12が回転力を発生すれば、発電機13の回転子(図示せず)が回転して発電し、逆に、発電機13の回転子(図示せず)が回転すれば、スクリュ膨張機12に給気される蒸気が吸い込まれる。
【0025】
スクリュ膨張機12は容積式スチームエキスパンダの一種であるので、スクリュ膨張機12の蒸気吸込量はスクリュ膨張機12のスクリュロータ(図示せず)の回転数に比例する。すなわち、スクリュロータ(図示せず)の回転数を低下させれば、その回転数の低下に対応して蒸気吸込量を少なくし、スクリュロータ(図示せず)の回転数を上昇させれば、その回転数の上昇に対応して蒸気吸込量を多くする。それゆえに、スクリュロータ(図示せず)の回転数を緻密に制御することにより、蒸気吸込量を正確に決定し、結果として給気圧力を緻密に制御することができる。
【0026】
スクリュ膨張機12の給気圧力Psが給気圧力Psの目標圧力Ptbとなるようにするために、発電装置9のコンバータ15が有する回転数制御機能により発電機13の回転子(図示せず)の回転数を制御し、発電機13の回転子(図示せず)に接続されているスクリュロータ(図示せず)の回転数の制御を行っている。
【0027】
具体的には、スクリュ膨張機12の給気圧力Psは給気圧力検出器14で検出され、電気信号に変換して制御装置16に入力される。制御装置16は予め設定された給気圧力Psの目標圧力Ptbにより給気圧力Psの目標圧力Ptbに対する偏差を演算し、コンバータ15の設定周波数に対して正のフィードバックをかけるようになっている。例えば、制御装置16は、給気圧力Psの目標圧力Ptbに対する偏差(Ps−Ptb)の値と、偏差(Ps−Ptb)の積分値と、偏差(Ps−Ptb)の微分値とを、コンバータ15の設定周波数に加算するPID制御を行う。制御装置16は、スクリュ膨張機12の給気圧力Psが給気圧力Psの目標圧力PtbとなるようにPID制御で演算された新たな出力周波数をコンバータ15へ送信し、コンバータ15は、コンバータ15によって任意の周波数に変換された電流を発電機13に入力し、発電機13の回転子(図示せず)の回転数を変更する。
【0028】
上述のPID制御により、コンバータ15の設定周波数ひいては発電機側周波数が変更され、スクリュ膨張機12は給気圧力Psの増減に対応して蒸気の吸い込み量を増減させる。このようにして、給気圧力Psが給気圧力Psの目標圧力Ptbに維持できるように制御すれば、供給される余剰蒸気の量に増減があっても、その量に応じてスクリュ膨張機12の吸込量を変化させることにより無駄の無い発電が実現できる。
【0029】
さらに、図2に、本発明の第2実施形態の発電設備1を示す。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。本実施形態において、発電装置9には、第1実施形態における給気圧力検出器14及び制御装置16は設けられていない。本実施形態においては、制御装置10に制御されるコンバータ15が、発電機運転周波数設定手段の役割を担う。
【0030】
本実施形態において、制御装置10には、圧力検出器7で検出された検出値が入力される。その検出値に基づいて、圧力調整弁6の開度と発電機側周波数が制御される。
【0031】
第1実施形態では、圧力調整弁6の設定圧力値と、発電装置9におけるスクリュ膨張機12の給気圧力Psの目標圧力値Ptbとを制御するのに、それぞれに圧力検出器7,14及び制御装置10,16を設ける必要があるのに対して、第2実施形態では、単一の圧力検出器7及び単一の制御装置10のみを設けるだけで良い。また、第1実施形態では、それぞれに圧力検出器7,14及び制御装置10,16を設けているので、圧力検出器7,14の検出値の誤差に起因する連携動作不良をなくすためにも、圧力差を設ける必要があるが、第2実施形態では単一の圧力検出器7及び単一の制御装置10のみで発電設備1を制御するので、連携動作不良が発生する問題はない。第1実施形態では、圧力調整弁6の設定圧力値と発電装置9におけるスクリュ膨張機12の給気圧力Psの目標圧力値Ptbには必ず圧力差を設定する必要があるため、その圧力差により2次側での圧力変動が生じてしまい、余剰蒸気の2次側での使用に際して不都合が生じる可能性がある。これに対して、第2実施形態では単一の圧力検出器7及び単一の制御装置10のみで制御するので圧力差を設ける必要がなく、2次側での圧力変動が生じないというメリットがある。
【0032】
なお、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。例えば、図3に示すように、蒸気供給源2の蒸気の圧力が比較的高い場合(例えば1.9MPa)、余剰蒸気ライン5から発電ライン8が分岐する位置よりも上流の余剰蒸気ライン5に更に圧力調整弁20を追加することが望ましい。この場合も、圧力調整弁20の上流の余剰蒸気ライン5に圧力検出器21を設け、比較的高い圧力の蒸気が圧力調整弁6及び発電装置9に直接接触しないように圧力調整弁20を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1実施形態の発電設備を示す概略図。
【図2】本発明の第2実施形態の発電設備を示す概略図。
【図3】本発明の別の実施形態の発電設備を示す概略図。
【図4】従来の蒸気利用設備を示す概略図。
【図5】従来の発電設備を示す概略図。
【符号の説明】
【0034】
1 発電設備
2 蒸気供給源
3 減圧弁
4 蒸気プロセスライン
5 余剰蒸気ライン
6 圧力調整弁
7 圧力検出器
8 発電ライン
9 発電装置
10 制御装置(制御手段)
11 コンソール
12 スクリュ膨張機(容積式スチームエキスパンダ)
13 発電機
14 給気圧力検出器
15 コンバータ
16 制御装置
17 インバータ
18 電力系統
19 連係変圧器
20 圧力調整弁
21 圧力検出器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃熱ボイラ等の蒸気供給源で発生する蒸気を所定のプロセスのために供給する蒸気プロセスラインと、
前記蒸気プロセスラインから分岐し、余剰蒸気を大気放出又は復水器に供給する余剰蒸気ラインと、
前記余剰蒸気ラインに並列に介設された圧力調整弁と発電装置と、
前記圧力調整弁の一次側に設けられた圧力検出器と、
前記圧力検出器の検出した圧力が設定圧力値となるように前記圧力調整弁の開度を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする発電設備。
【請求項2】
前記発電装置が、蒸気の膨張を回転力に変換する容積式スチームエキスパンダと、
前記容積式スチームエキスパンダの回転軸に接続された発電機と、
前記発電機の運転周波数を設定する発電機運転周波数設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の発電設備。
【請求項3】
前記圧力調整弁における前記設定圧力値より、前記発電装置における給気圧力の目標値のほうが、小さくなるように設定されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発電設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−19233(P2010−19233A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−182929(P2008−182929)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【出願人】(000001199)株式会社神戸製鋼所 (5,860)
【Fターム(参考)】