説明

磁石を用いた揺動機構、スイッチ装置及びスイッチ装置を設けた照明スタンド

【課題】磁力を利用して視覚的な癒し効果の期待できる揺動機構を提供する。
【解決手段】基板2と、基板2上に配設した第1磁石4と、第1磁石4と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて基板2上に配設した第2磁石5と、第1磁石4と第2磁石5との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石6と、第3磁石6上に固着した固着物(ペン立てキャップ7)とを備え、固着物を揺らした時、固着物が長時間に及んで揺れを持続するように構成されている揺動機構1を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁石を用いた揺動機構、磁石の磁力を利用してスイッチ動作を行なわせるスイッチ装置及びそのスイッチ装置を設けた照明スタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
近年磁力や、磁石を利用した種々の商品が開発されている。磁力は、例えば、モータ、電磁弁、健康器具等に用いられる他、医療分野、教育分野、交通手段にも利用されており、更に、今後もその利用拡大が見込まれている。
磁石の磁力は吸引力や反発力を呈するため、例えば、バネ等の代わりに用いることも可能である。
例えば、スイッチ装置等に於いて、従来のバネの代わりに磁石を用いることができるが、磁力は、バネの弾発力とは異なる動きをするため、従来のバネとは異なる効果も期待できる。
【0003】
一方、スイッチ装置を備えた照明スタンドも広く使用されており、例えば、特許文献1も照明スタンドの1例が記載されている。但し、特許文献1に於いては、スイッチ装置に磁力は利用されていない。
【特許文献1】特開平6−131940号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したように、従来のスイッチ装置のバネの代わりに磁石を用いることができるが、磁石を用いることによって、従来のバネとは異なる効果も期待できる。
即ち、磁力によってバネとは異なる動作や動きをさせることにより、新しい効果が期待できる。
例えば、磁力は、摩擦を伴わない動きが可能であることから、動きを長時間持続させることも可能である。
又、磁力は、物品を固定しないまま保持することが可能であり、それによって、より自由な動きをさせることが可能である。
【0005】
以上の現状に鑑み、本発明は、磁力を利用して視覚的な癒し効果の期待できる揺動機構を提供することを目的とする。
又、磁力を利用して簡素で操作容易なスイッチ装置を提供することを目的とする。
更に、本発明は、磁力を利用して簡素で操作容易な8方向スイッチ装置を提供することを目的とする。
更に又、本発明は、簡素で操作容易なスイッチ装置を備えた照明スタンドを提供することを目的とする。
そして、本発明は、視覚的な癒し効果のあるペン立てキャップ又は人形を備えた照明スタンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石と、前記第3磁石上に固着した固着物とを備え、前記固着物を揺らした時、前記固着物が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする揺動機構を提供するものである。
【0007】
請求項2に係る発明は、基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に遊嵌状態に配置される中間体と、前記中間体の前記第1磁石近傍に前記第1磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第3磁石と、前記中間体の前記第2磁石近傍に前記第2磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第4磁石とを備え、前記中間体は、前記第1磁石と第3磁石との間の吸引力及び前記第2磁石と第4磁石との間の吸引力によって前記第1磁石と第2磁石との間に浮遊状態で移動自在に遊嵌し、前記中間体を揺らした時、前記中間体が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする揺動機構を提供するものである。
【0008】
請求項3に係る発明は、基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石と、前記第3磁石の前記基板側に設けた磁石側接点と、前記基板上の前記磁石側接点に対向する位置に設けられた基板側接点とを備え、前記第3磁石を前記基板側に加力することにより前記磁石側接点と前記基板側接点とが接触してスイッチ動作を行なうように構成されたことを特徴とするスイッチ装置を提供するものである。
【0009】
請求項4に係る発明は、基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に遊嵌状態に配置される中間体と、前記中間体の前記第1磁石近傍に前記第1磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第3磁石と、前記中間体の前記第2磁石近傍に前記第2磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第4磁石と、前記中間体の前記基板側に設けた中間体側接点と、前記基板上の前記中間体側接点に対向する位置に設けられた基板側接点とを備え、前記中間体を前記基板側に加力することにより前記中間体側接点と前記基板側接点とが接触してスイッチ動作を行なうように構成されたことを特徴とするスイッチ装置を提供するものである。
【0010】
請求項5に係る発明は、基板と、前記基板上の同一円周上に略等間隔に離間させて配設すると共に、磁極を同方向に向けた第1乃至第4磁石と、前記第1乃至第4磁石の中心部に磁極を反対方向に向け、磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させ、可撓部材によって中心に保持された第5磁石と、前記第5磁石の前記基板側外周部に中心部から略等角度離間して配設された4つの第1乃至第4磁石側接点と、前記基板上の前記第1乃至第4磁石側接点に対向する位置に設けられた4つの第1乃至第4基板側接点と、前記第1乃至第4磁石側接点から離間して、前記第5磁石の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第5乃至第8磁石側接点と、前記第5磁石が、前記基板面に沿って所定方向に移動する時、前記基板上の前記第5乃至第8磁石側接点に夫々接触自在に前記基板上に設けられた4つの第5乃至第8基板側接点とを備え、前記第5磁石を前記基板側に加力するか、前記基板面に沿って所定方向に加力することにより、前記第1乃至第8磁石側接点と、前記第1乃至第8基板側接点とのいずれかを接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能するように構成されたことを特徴とするスイッチ装置を提供するものである。
【0011】
請求項6に係る発明は、基板と、前記基板上の同一円周上に略等間隔に離間させて配設すると共に、磁極を同方向に向けた第1乃至第4磁石と、前記第1磁石乃至第4磁石の間に遊嵌状態に配置され、可撓部材によって中心に保持される中間体と、前記中間体の前記第1磁石乃至第4磁石近傍に夫々固着された第5乃至第8磁石と、前記中間体外周部の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第1乃至第4中間体側接点と、前記基板上の前記第1乃至第4中間体側接点に対向する位置に設けられた4つの第1乃至第4基板側接点と、前記第1乃至第4中間体側接点から離間して、前記中間体の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第5乃至第8中間体側接点と、前記中間体が前記基板面に沿って所定方向に移動する時、前記第5乃至第8中間体側接点に夫々接触自在に前記基板上に設けられた4つの第5乃至第8基板側接点とを備え、前記中間体を前記基板側に加力して傾斜させるか、前記基板面に沿って所定方向に加力することにより、前記第1乃至第8中間体側接点と、前記第1乃至第8基板側接点とのいずれかを接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能するように構成されたことを特徴とするスイッチ装置を提供するものである。
【0012】
請求項7に係る発明は、請求項3又は4記載のスイッチ装置を照明スタンド本体の基台に設けたことを特徴とする照明スタンドを提供するものである。
請求項8に係る発明は、前記スイッチ装置の第3磁石又は中間体にペン立てキャップ又は人形を設け、前記第3磁石又は中間体が、前記第1磁石と第2磁石との間に磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌していることにより、前記ペン立てキャップ又は人形を揺らした時、前記ペン立てキャップ又は人形が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする請求項7記載の照明スタンドを提供するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1記載の発明によれば、磁力を利用して長時間に及んで揺れを持続させることにより揺れによる視覚的な癒し効果が期待できる鑑賞物を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果が期待できると共に、第3及び第4磁石を小形化できるため安価に製作できる。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、磁力を利用して簡素で操作容易なスイッチ装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様な効果が期待できると共に、第3及び第4磁石を小形化できるため安価に製作できる。
請求項5記載の発明によれば、磁力を利用して簡素で操作容易な8方向スイッチ装置を提供することができる。
【0015】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様な効果が期待できると共に、第5乃至第8磁石を小形化できるため安価に製作できる。
請求項7記載の発明によれば、簡素で操作容易な照明スタンドを提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明の効果に加え、ペン立てキャップ又は人形を揺らした時、ペン立てキャップ又は人形が長時間に及んで揺れを持続するので、その揺れによって、或いは、揺れによる光と影の変化によって視覚的な癒し効果が期待できる照明スタンドを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。尚、説明の都合上、後に説明する実施例に於いて、先に説明した実施例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1に於いて、1は本発明による第1実施例の磁石を用いた揺動機構を示し、揺動機構1は、基板2と、基板2上に支持体3を介して配設した第1磁石4と、第1磁石4と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて基板2上に支持体3を介して配設した第2磁石5と、第1磁石4と第2磁石5との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石6と、第3磁石6上に固着した固着物であるペン立てキャップ7とを備えている。尚、図に於いて、8は第3磁石6の揺動を円滑に誘導するための誘導板である。
【0017】
前記揺動機構1は、第3磁石6が、第1磁石4及び第2磁石5の間で一方又は両方の磁石に磁着しながら浮遊状態に遊嵌し、ペン立てキャップ7を揺らした時、ペン立てキャップ7が長時間に及んで揺れを持続するように構成されており、揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。従って、前記揺動機構1は、ペン立てキャップの機能を持つと共に、癒し効果を有する鑑賞物としても期待できる。
【0018】
又、図示は省略するが、前記揺動機構1の変形例として、前記ペン立てキャップ7に代えて人形を前記第3磁石6上に固着しても良い。然る時は、人形としての鑑賞物の効果を有すると共に、人形が揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。
更に、前記人形に代えて他の鑑賞物を前記第3磁石6上に固着しても良く、然る時も同様の効果が期待できる。
【0019】
図2に於いて、11は本発明による第2実施例の磁石を用いた揺動機構を示し、揺動機構11は、基板2と、基板2上に支持体3を介して配設した第1磁石4と、第1磁石4と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて基板2上に支持体3を介して配設した第2磁石5と、第1磁石4と第2磁石5との間に遊嵌状態に配置される円板状の中間体12と、中間体12の第1磁石4近傍に第1磁石4と磁極を反対方向に向けて固着される第3磁石13と、中間体12の第2磁石5近傍に第2磁石5と磁極を反対方向に向けて固着される第4磁石14とを備えている。
そして、中間体12は、第1磁石4と第3磁石13との間の吸引力及び第2磁石5と第4磁石14との間の吸引力によって第1磁石4と第2磁石5との間に浮遊状態で移動自在に遊嵌している。
更に、中間体12上には、ペン立てキャップ7が固着されている。
尚、図に於いて、8は中間体12の揺動を円滑に誘導するための誘導板である。
【0020】
而して、前記揺動機構11は、ペン立てキャップ7を揺らすと、それに伴い中間体12が揺れ、ペン立てキャップ7及び中間体12が長時間に及んで揺れを持続する。
【0021】
前記揺動機構11は、揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。従って、前記揺動機構11は、ペン立てキャップの機能を持つと共に、癒し効果を持つ鑑賞物としての効果も期待できる。
【0022】
又、図示は省略するが、前記揺動機構11の変形例として、前記ペン立てキャップ7に代えて人形を前記中間体12上に固着しても良い。然る時は、人形としての鑑賞物の効果を持つと共に、人形が揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。
更に、前記人形に代えて他の鑑賞物を前記中間体12上に固着しても良く、然る時も同様の効果が期待できる。
尚、前記揺動機構1又は11の第3磁石6又は中間体12と対向する基板2又は基板2近傍に、例えばマイクロスイッチを設け、第3磁石6又は、中間体12によってそのマイクロスイッチを操作するようにしてスイッチ装置を構成することも可能である。
【0023】
図3及び図4に於いて、21は本発明による第3実施例のスイッチ装置を示し、スイッチ装置21は、箱状体22の表面板を形成する基板23と、基板23上に支持体24を介して配設した第1磁石25と、第1磁石25と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて基板23上に支持体24を介して配設した第2磁石27と、第1磁石25と第2磁石27との間に、第1磁石25と第2磁石27の磁極と磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石28とを備えている。
【0024】
そして、前記第3磁石28の基板23側には、磁石側接点29が設けられ、基板23上の磁石側接点29に対向する位置に基板側接点30が設けられ、夫々引き出し線31,32に接続されている。
更に、前記スイッチ装置21の第3磁石28には、ペン立てキャップ33が立設して設けられている。実際には、ペン立てキャップ33は、第3磁石28を貫通して第3磁石28の下方に露出しており、ペン立てキャップ33の底部に前記磁石側接点29が設けられている。
尚、図に於いて、34は第3磁石28の揺動を円滑に誘導するための誘導板である。
【0025】
而して、前記スイッチ装置21の操作について説明する。
前記ペン立てキャップ33に鉛筆35を差し込んだ状態に於いては、矢印の方向に鉛筆35を下方に加力して押し下げ、鉛筆35を差し込まない状態に於いては、ペン立てキャップ33を下方に加力して押し下げると、図5に示す如く、ペン立てキャップ33に固着された第3磁石28が下方に押し下げられ、ペン立てキャップ33の下端に設けられた磁石側接点29が、基板側接点30に接触し、スイッチ装置21がONとなる。
【0026】
鉛筆35又はペン立てキャップ33を下方に押し下げる力が解放されると、磁石側接点29は、基板側接点30から離れ元の状態に復帰し、スイッチ装置21がOFFとなる。
【0027】
一方、スイッチ機能とは別に前記第3磁石28は、第1磁石25と第2磁石27との間に、第1磁石25及び第2磁石27と磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた状態にあるので、例えば、鉛筆35又はペン立てキャップ33を指で押したり引いたりして揺らした時、第3磁石28が、第1磁石25と第2磁石27と間で揺動を繰り返し、その揺動が持続するので、鉛筆35又はペン立てキャップ33が長時間に及んで揺れを持続し、揺れが持続することで視覚的な癒し効果等が期待できる。
尚、前記スイッチ装置21に於いて、前記ペン立てキャップ33に代えて人形を設けることも可能であり、然る時は、人形としての鑑賞物の効果を持つと共に、人形が揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。
【0028】
図6及び図7に於いて、41は本発明による第4実施例のスイッチ装置を示し、スイッチ装置41は、前記スイッチ装置(図3に於いて21)の第3磁石(図3に於いて28)に代えて、第1磁石25と第2磁石27との間に遊嵌状態に配置される円板状の中間体42を設け、中間体42の第1磁石25近傍に第1磁石25と磁極を反対方向に向けて第3磁石43を固着し、中間体42の第2磁石27近傍に第2磁石27と磁極を反対方向に向けて第4磁石44を固着し、中間体42の基板23側に中間体側接点45を設けたものである。
【0029】
而して、前記スイッチ装置41の操作について説明する。
前記ペン立てキャップ33に鉛筆35を差し込んだ状態に於いては、矢印の方向に鉛筆35を下方に加力して押し下げ、鉛筆35を差し込まない状態に於いては、ペン立てキャップ33を下方に加力して押し下げると、ペン立てキャップ33に固着された中間体42が下方に押し下げられ、ペン立てキャップ33の下端に設けられた中間体側接点45が、基板側接点30に接触し、スイッチ装置41がONとなる。
【0030】
鉛筆35又はペン立てキャップ33を下方に押し下げる力が解放されると、中間体側接点45は、基板側接点30から離れ元の状態に復帰し、スイッチ装置41がOFFとなる。
【0031】
一方、スイッチ機能とは別に前記中間体42は、第1磁石25と第2磁石27との間に、磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた状態にあるので、例えば、鉛筆35又はペン立てキャップ33を指で押したり引いたりして揺らした時、中間体42が、第1磁石25と第2磁石27と間で揺動を繰り返し、その揺動が持続するので、鉛筆35又はペン立てキャップ33が長時間に及んで揺れを持続し、揺れが持続することで視覚的な癒し効果等が期待できる。
尚、前記スイッチ装置41に於いて、前記ペン立てキャップ33に代えて人形を設けることも可能であり、然る時は、人形としての鑑賞物の効果を持つと共に、人形が揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。
【0032】
図8に於いて、51は、本発明の第5実施例の照明スタンドであり、照明スタンド51は、前記スイッチ装置21又は41を照明スタンド本体52の基台53に設けたものである。
そして、前記スイッチ装置21又は41の第3磁石28又は中間体42に立設させてペン立てキャップ33を設けたものである。
【0033】
照明スタンド51は、照明が消灯状態の場合に、前記スイッチ装置21又は41がONした後、OFFになった時、照明が点灯し、照明の点灯が維持されるように制御する図示しない適宜の制御装置を備えている。
そして、前記制御装置は、照明が点灯した後、再び、前記スイッチ装置21又は41がONした後、OFFになった時、照明を消灯させ、消灯状態を維持するように構成されている。
【0034】
一方、スイッチ機能とは別に前記第3磁石28又は中間体42は、磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた状態にあるので、例えば、ペン立てキャップ33又はペン立てキャップ33に差し込んだ鉛筆35を指で押したり引いたりして揺らした時、前記第3磁石28又は中間体42が、第1磁石25と第2磁石27と間で揺動を繰り返し、その揺動が持続するので、ペン立てキャップ33又は鉛筆35が長時間に及んで揺れを持続し、揺れが持続することで視覚的な癒し効果等が期待できる。
尚、前記照明スタンド51に於いて、前記ペン立てキャップ33に代えて人形を設けることも可能であり、然る時は、人形としての鑑賞物の効果を持つと共に、人形が揺れを持続することによって視覚的な癒し効果が期待できる。
【0035】
図9に於いて、61は本発明による第6実施例のスイッチ装置を示し、スイッチ装置61は、基板62と、基板62上の同一円周上に略等間隔に離間して配設された支持体63,63…上に載置され、磁極を同方向に向けた第1乃至第4磁石64〜67と、第1乃至第4磁石64〜67の中心部に、第1乃至第4磁石64〜67と磁極を反対方向に向け、磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第5磁石68とを備えている。
【0036】
そして、第5磁石68の基板62側外周部に中心部から略等角度離間して4つの第1乃至第4磁石側接点69〜72が配設され、基板62上の前記第1乃至第4磁石側接点69〜72に対向する位置に4つの第1乃至第4基板側接点73〜76が設けられ、前記第1乃至第4磁石側接点69〜72から離間して、第5磁石68の基板62側に4つの第5乃至第8磁石側接点77〜80が中心部から略等角度に離間して配設され、前記第5磁石68が基板62面に沿って所定方向に移動する時、前記第5乃至第8磁石側接点77〜80に夫々接触自在に4つの第5乃至第8基板側接点81〜84が前記基板62上に設けられている。尚、図に於いて、各接点からの引き出し線は図示省略されている。
【0037】
又、前記第5磁石68を基板62側に加力するか、基板62面に沿って加力することにより、第1乃至第8磁石側接点69〜72,77〜80と、第1乃至第8基板側接点73〜76,81〜84とのいずれかを接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能するように構成されている。
尚、図に於いて85は、初期状態に於いて前記第5磁石68を第1乃至第4磁石64〜67の中心に位置するように保持する可撓性材料(可撓部材)から成る保持体である。
【0038】
而して、次に、前記スイッチ装置61の操作について説明する。
例えば、図9に2点鎖線で示す第5磁石68のA1部分近傍を基板62側に加力すると、図10(a)に示すように、第5磁石68が傾斜して、第3磁石側接点71と、第3基板側接点75とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、第5磁石68のA1部分近傍を加力する力を解放すると、第5磁石68は直ちに元の位置に戻り第3磁石側接点71と、第3基板側接点75とが離反する。
【0039】
同様に2点鎖線で示す第5磁石68のA2部分近傍を基板62側に加力すると、第5磁石68が傾斜して、第4磁石側接点72と、第4基板側接点76とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、第5磁石68のA2部分近傍を加力する力を解放すると、第5磁石68は直ちに元の位置に戻り第4磁石側接点72と、第4基板側接点76とが離反する。
そして、2点鎖線で示す第5磁石68のA3又はA4部分近傍を加力した場合も同様に作用する。
【0040】
又、例えば、図9に示す矢印B1の方向に、第5磁石68を基板62に沿って加力すると、図10(b)に示すように、第5磁石68が基板62に沿って移動し、第5磁石68の第7磁石側接点79と、基板62上の第7基板側接点83とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、第5磁石68を加力する力を解放すると、第5磁石68は直ちに元の位置に戻り第7磁石側接点79と、第7基板側接点83とが離反する。
【0041】
同様に、矢印B2の方向に、第5磁石68を基板62に沿って加力すると、第5磁石68が基板62に沿って移動し、第5磁石68の第8磁石側接点80と、基板62上の第8基板側接点84とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、第5磁石68を加力する力を解放すると、第5磁石68は直ちに元の位置に戻り第8磁石側接点80と、第8基板側接点84とが離反する。
そして、矢印B3,B4の方向に、第5磁石68を基板62に沿って加力した場合も同様に作用する。
【0042】
前述したように、前記スイッチ装置61は、第1乃至第8磁石側接点69〜72,77〜80と、第1乃至第8基板側接点73〜76,81〜84とを備え、それらを夫々接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能させることができる。
尚、前記スイッチ装置61に於いても、前記照明スタンド51で説明した制御装置を設けることが可能であり、制御装置によって、スイッチ装置61の接離動作を作動体の作動継続、作動停止維持等に変換して作動体を制御することができる。
又、前記スイッチ装置61を照明スタンドに用いることも可能であり、然る時は、例えば、前記スイッチ装置61を照明スタンドの種々の調光制御等に利用することができる。
【0043】
図11に於いて、91は本発明による第7実施例のスイッチ装置を示し、スイッチ装置91は、前記スイッチ装置(図9に於いて61)の第5磁石(図9に於いて68)に代えて、前記第1乃至第4磁石64〜67の間に遊嵌状態に配置され、保持体85によって第1乃至第4磁石64〜67の中心に保持される中間体92を設け、中間体92の第1乃至第4磁石64〜67近傍に第5乃至第8磁石93〜96を夫々固着し、中間体92外周部の基板62側に4つの第1乃至第4中間体側接点97〜100を中心部から略等角度に離間して配設し、前記第1乃至第4中間体側接点97〜100から離間して、前記中間体92の基板62側に4つの第5乃至第8中間体側接点101〜104を中心部から略等角度に離間して配設したものである。
【0044】
而して、次に、前記スイッチ装置91の操作について説明する。
例えば、図11に2点鎖線で示す中間体92のA1部分近傍を基板62側に加力すると、中間体92が傾斜して、第3中間体側接点99と、第3基板側接点75とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、中間体92のA1部分近傍を加力する力を解放すると、中間体92は直ちに元の位置に戻り第3中間体側接点99と、第3基板側接点75とが離反する。
【0045】
同様に中間体92の2点鎖線で示すA2部分近傍を基板62側に加力すると、中間体92が傾斜して、第4中間体側接点100と、第4基板側接点76とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、中間体92のA2部分近傍を加力する力を解放すると、中間体92は直ちに元の位置に戻り第4中間体側接点100と、第4基板側接点76とが離反する。
そして、中間体92の2点鎖線で示すA3又はA4部分近傍を加力した場合も同様に作用する。
【0046】
又、例えば、矢印B1の方向に、中間体92を基板62に沿って(平行に)加力すると、中間体92が基板62に沿って移動し、中間体92の第7中間体側接点103と、基板62上の第7基板側接点83とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、中間体92を加力する力を解放すると、中間体92は直ちに元の位置に戻り第7中間体側接点103と、第7基板側接点83とが離反する。
【0047】
同様に、矢印B2の方向に、中間体92を基板62に沿って加力すると、中間体92が基板62に沿って移動し、中間体92の第8中間体側接点104と、基板62上の第8基板側接点84とが接触してスイッチ動作を行なう。次に、中間体92を加力する力を解放すると、中間体92は直ちに元の位置に戻り第8中間体側接点104と、第8基板側接点84とが離反する。
そして、矢印B3,B4の方向に、中間体92を基板62に沿って加力した場合も同様に作用する。
【0048】
前述したように、前記スイッチ装置91は、第1乃至第8中間体側接点97〜104と、第1乃至第8基板側接点73〜76,81〜84とを備え、それらを夫々接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能させることができる。
尚、前記スイッチ装置91に於いても、前記照明スタンド51で説明した制御装置を設けることが可能であり、制御装置によって、スイッチ装置91の接離動作を作動体の作動継続、作動停止維持等に変換して作動体を制御することができる。
又、前記スイッチ装置91を照明スタンドに用いることも可能であり、然る時は、例えば、前記スイッチ装置91を照明スタンドの種々の調光制御等に利用することができる。
更に、前述の矢印B1〜B4の方向に、中間体92を基板62に沿って加力する場合に於いて、中間体92の端面を加力するが、中間体92の中央部を下方に加力しながら矢印B1〜B4方向に加力しても良く、然る時も同様の効果を得ることができる。
【0049】
更に又、前記スイッチ装置21,41,61又は91は照明スタンドに限定されず、例えば、ライトテーブル、キーボード、防犯グッズ、リモコンスイッチ等、種々の機器のスイッチ装置として利用可能である。
そして、前記スイッチ装置21,41,61又は91は加力することにより接点が接触するように構成したが、押圧、回転、引く等の操作により接点が接触するように構成することも可能である。
又、前記基板2,23,62は、基板のみに限定されることなく、他の固形物であっても良く、然る時も同様の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明による第1実施例の磁石を用いた揺動機構の斜視図である。
【図2】本発明による第2実施例の磁石を用いた揺動機構の斜視図である。
【図3】本発明による第3実施例のスイッチ装置の斜視図である。
【図4】本発明による第3実施例のスイッチ装置の正面縦断面図である。
【図5】本発明による第3実施例のスイッチ装置の操作を説明する正面縦断面図である。
【図6】本発明による第4実施例のスイッチ装置の斜視図である。
【図7】本発明による第4実施例のスイッチ装置の正面縦断面図である。
【図8】本発明による第5実施例のスイッチ装置を備えた照明スタンドの斜視図である。
【図9】(a)本発明による第6実施例のスイッチ装置の平面図である。(b)本発明による第6実施例のスイッチ装置の正面縦断面図である。
【図10】(a)本発明による第6実施例のスイッチ装置の操作を説明する正面縦断面図である。(b)本発明による第6実施例のスイッチ装置の操作を説明する平面図である。
【図11】(a)本発明による第7実施例のスイッチ装置の平面図である。(b)本発明による第7実施例のスイッチ装置の正面縦断面図である。
【符号の説明】
【0051】
1,11 揺動機構
2,23,62 基板
4,25,64 第1磁石
5,27,65 第2磁石
6,13,28,43,66 第3磁石
12,42 中間体
14,44,67 第4磁石
21,41,61,91 スイッチ装置
29 磁石側接点
30 基板側接点
33 ペン立てキャップ
45 中間体側接点
51 照明スタンド
52 照明スタンド本体
53 基台
68,93 第5磁石
69 第1磁石側接点
70 第2磁石側接点
71 第3磁石側接点
72 第4磁石側接点
73 第1基板側接点
74 第2基板側接点
75 第3基板側接点
76 第4基板側接点
77 第5磁石側接点
78 第6磁石側接点
79 第7磁石側接点
80 第8磁石側接点
81 第5基板側接点
82 第6基板側接点
83 第7基板側接点
84 第8基板側接点
92 中間体
94 第6磁石
95 第7磁石
96 第8磁石
97 第1中間体側接点
98 第2中間体側接点
99 第3中間体側接点
100 第4中間体側接点
101 第5中間体側接点
102 第6中間体側接点
103 第7中間体側接点
104 第8中間体側接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石と、前記第3磁石上に固着した固着物とを備え、前記固着物を揺らした時、前記固着物が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする揺動機構。
【請求項2】
基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に遊嵌状態に配置される中間体と、前記中間体の前記第1磁石近傍に前記第1磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第3磁石と、前記中間体の前記第2磁石近傍に前記第2磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第4磁石とを備え、前記中間体は、前記第1磁石と第3磁石との間の吸引力及び前記第2磁石と第4磁石との間の吸引力によって前記第1磁石と第2磁石との間に浮遊状態で移動自在に遊嵌し、前記中間体を揺らした時、前記中間体が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする揺動機構。
【請求項3】
基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に磁極を反対方向に向け磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させた第3磁石と、前記第3磁石の前記基板側に設けた磁石側接点と、前記基板上の前記磁石側接点に対向する位置に設けられた基板側接点とを備え、前記第3磁石を前記基板側に加力することにより前記磁石側接点と前記基板側接点とが接触してスイッチ動作を行なうように構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項4】
基板と、前記基板上に配設した第1磁石と、前記第1磁石と磁極を同方向に向け所定間隔離間させて前記基板上に配設した第2磁石と、前記第1磁石と第2磁石との間に遊嵌状態に配置される中間体と、前記中間体の前記第1磁石近傍に前記第1磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第3磁石と、前記中間体の前記第2磁石近傍に前記第2磁石と磁極を反対方向に向けて固着される第4磁石と、前記中間体の前記基板側に設けた中間体側接点と、前記基板上の前記中間体側接点に対向する位置に設けられた基板側接点とを備え、前記中間体を前記基板側に加力することにより前記中間体側接点と前記基板側接点とが接触してスイッチ動作を行なうように構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項5】
基板と、前記基板上の同一円周上に略等間隔に離間させて配設すると共に、磁極を同方向に向けた第1乃至第4磁石と、前記第1乃至第4磁石の中心部に磁極を反対方向に向け、磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌させ、可撓部材によって中心に保持された第5磁石と、前記第5磁石の前記基板側外周部に中心部から略等角度離間して配設された4つの第1乃至第4磁石側接点と、前記基板上の前記第1乃至第4磁石側接点に対向する位置に設けられた4つの第1乃至第4基板側接点と、前記第1乃至第4磁石側接点から離間して、前記第5磁石の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第5乃至第8磁石側接点と、前記第5磁石が、前記基板面に沿って所定方向に移動する時、前記基板上の前記第5乃至第8磁石側接点に夫々接触自在に前記基板上に設けられた4つの第5乃至第8基板側接点とを備え、前記第5磁石を前記基板側に加力するか、前記基板面に沿って所定方向に加力することにより、前記第1乃至第8磁石側接点と、前記第1乃至第8基板側接点とのいずれかを接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能するように構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項6】
基板と、前記基板上の同一円周上に略等間隔に離間させて配設すると共に、磁極を同方向に向けた第1乃至第4磁石と、前記第1磁石乃至第4磁石の間に遊嵌状態に配置され、可撓部材によって中心に保持される中間体と、前記中間体の前記第1磁石乃至第4磁石近傍に夫々固着された第5乃至第8磁石と、前記中間体外周部の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第1乃至第4中間体側接点と、前記基板上の前記第1乃至第4中間体側接点に対向する位置に設けられた4つの第1乃至第4基板側接点と、前記第1乃至第4中間体側接点から離間して、前記中間体の前記基板側に中心部から略等角度に離間して配設された4つの第5乃至第8中間体側接点と、前記中間体が前記基板面に沿って所定方向に移動する時、前記第5乃至第8中間体側接点に夫々接触自在に前記基板上に設けられた4つの第5乃至第8基板側接点とを備え、前記中間体を前記基板側に加力して傾斜させるか、前記基板面に沿って所定方向に加力することにより、前記第1乃至第8中間体側接点と、前記第1乃至第8基板側接点とのいずれかを接触させてスイッチ動作を行なわせ、8方向スイッチとして機能するように構成されたことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項7】
請求項3又は4記載のスイッチ装置を照明スタンド本体の基台に設けたことを特徴とする照明スタンド。
【請求項8】
前記スイッチ装置の第3磁石又は中間体にペン立てキャップ又は人形を設け、前記第3磁石又は中間体が、前記第1磁石と第2磁石との間に磁力によって浮遊状態で移動自在に遊嵌していることにより、前記ペン立てキャップ又は人形を揺らした時、前記ペン立てキャップ又は人形が長時間に及んで揺れを持続するように構成されていることを特徴とする請求項7記載の照明スタンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−305492(P2007−305492A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−134351(P2006−134351)
【出願日】平成18年5月12日(2006.5.12)
【出願人】(503340690)
【Fターム(参考)】