説明

移動感情通知の適用

【課題】ある個人が他の個人が注意を向けていることをその個人に通知するための手段を提供。
【解決手段】感情的通知システムにおいて、第2当事者に関する情報が、その第2当事者に関連した1つ以上のデータオブジェクトと共に、第1当事者のターミナルに入力されて記憶される(例えば、第2当事者からの、第2当事者への又は第2当事者に関するe−メールや、第2当事者により発信されたファイル等)。第1当事者が、自分のターミナルにおいて、インターフェイスモジュールを経て、第2当事者に関連したデータオブジェクトをアクチベートするたびに、通知メッセージが第2当事者へ送信されて、第2当事者は、第1当事者が第2当事者に注意を向けていることに気付き、そして2人の当事者間の結び付きを促進する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレコミュニケーションネットワークにおいてターミナルと通信するためのシステム及び方法に係り、より詳細には、ある個人に他の個人が注意を向けていることをその個人に通知するための手段を提供することに係る。
【背景技術】
【0002】
最近の調査では、電話、特に移動電話や、他の形式の移動通信ターミナルのようなテレコミュニケーションターミナルが、個人と個人との間の情報の通信に使用されるだけでなく、協力や友情の感覚を生み出すのにも使用されることが分かった。人々は、しばしば、彼等の間に「ラインオープン状態を保つ」だけのために、即ち接触を保つことを互いにリマインドしそしてメッセージの受信者がメッセージの送信者と個人的に重要な関係にあることを気付かせるだけのために、e−メールやショートメッセージや音声メールのようなメッセージを送信する。特に、親密な友人や家族のメンバーは、メッセージの送信者が何を考えているか分かるので、これらの形式のメッセージを喜ぶ。
【0003】
又、これらの調査では、人々、特に、ティーンエージャーは、電子的に表示されるデータオブジェクト、例えば、受信したe−メールメッセージ、電話帳エントリー及びアバターに、親近感を覚える特定の個人に関連した特殊な感情的な意味をアタッチすることも分かった。これらのデータオブジェクトをそのターミナルに維持する個人は、それらのデータオブジェクトを見て、読んで、アレンジし、セーブし、アクセスし、及び/又はその他アクチベートして、彼等の社会的な世界を再形成する。
【0004】
現在のメッセージ解決策は、これらの種類のメッセージの送信を最適にサポートするものではない。というのは、これら解決策は、ユーザがメッセージの内容を作成する必要がある一方、個人と個人との間に結合即ちリンクを構築するのに、他の形式の感情的思考に密接で且つ一体となった解決策を必要とするからである。メッセージ解決策は、1人以上の人々により作成されて結合又は「リンク」を希望する他の人々へ送信される書かれたメッセージのような実質的な内容/情報を作成する知覚的努力を必要とせずに、人々を互いに結合又はリンクするのに必要とされる。
【0005】
通信ターミナル、特に、移動通信ターミナルでは、他の人々をデータオブジェクトにより電子的に「表現」する多数の方法がある。これらは、電子電話帳又は電子コンタクトカードのエントリーや、その個人から受け取られそしてデバイスに記憶され及び/又は表示されるテキスト、音声、ピクチャー及びビデオメッセージを含む。
【0006】
現在の解決策では、上述した2つの現象、即ち内容の作成を必要とせずに人々の結び付きを高める通信と、データオブジェクトを個人の感情的表現として考えることは、別々で且つ独立したものであるが、ユーザの精神及び行動では、これらの現象が相互に強く関連している。通信ターミナルの個人に関連したデータオブジェクトのアクチベーションを、その特定の個人に向う感情的団結構築メッセージとリンクすると、テレコミュニケーションの感情的意味が向上される。
【0007】
現在、テレコミュニケーション分野では、主として聴覚及び視覚出力を与えるインターフェイスを使用して情報内容を通信することに強く焦点が合わせられている。この分野では、他の形式の出力、例えば、サイレントコール又はメッセージアナウンスメントの一部分として発生されるべき触覚出力を与えるアプリケーションにはあまり焦点が合わせられていない。感情的団結を求める行動を触覚ユニバーサルインターフェイス(UI)で通信することは、移動通信に全く新しい次元を追加する。
【0008】
e−メールアプリケーションの特徴は、メッセージの送信者が、送信されたメッセージが受信者によりいつオープンされたかをメッセージ送信者に通知する応答e−メールメッセージを受信できることである。しかしながら、既存のe−メールプログラムは、ディスプレイ上のテキスト以外の異なる媒体を使用して通知を与える他のあまり侵襲的でない通知手段ではなく、メッセージが初めてオープンされ、且つ与えられたメッセージが、ディスプレイ上に見られるテキストメッセージであるときだけ通知を与えるものである。又、既存のe−メール通知システムは、非同期の「プル」システムであって、通知を受け取る個人は、自分のインボックスの内容をダウンロードする必要がある(これに対して感情的通知は、ターミナルに直接送信された情報のリアルタイム「プッシュ」を最適に必要とする)。従って、既存のe−メールプログラムは、互いの重要な個人の感情的団結をサポートするように構成されていない。
【発明の開示】
【0009】
上述した公知技術の制約を克服すると共に、本明細書を読んで理解したときに明らかとなる他の制約を克服するために、本発明は、ワイヤレスネットワーク内で動作するワイヤレスターミナルへサービスを通信するためのシステム、装置及び方法を開示する。ワイヤレス装置は、いかなるプリセットナビゲーション構造にも限定されず、サービスをリモートアクセスする能力を与える。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、ターミナル間の通信システムは、互いに通信する少なくとも2つのターミナルと、第1当事者のターミナルでデータオブジェクトを制御するために第2当事者に関連したデータオブジェクトへアクセスできるようにするインターフェイスモジュールとを備えている。この通信システムは、更に、データオブジェクトが第1当事者のターミナルによりアクチベートされるたびに少なくとも第2当事者の所定ターミナルに実質的に瞬間的に送信されるべき通知メッセージを含む。
【0011】
本発明の第2実施形態によれば、通信システムのターミナル間にメッセージを通信する方法が提供される。この方法は、第2当事者に関連したデータオブジェクトを第1当事者のターミナルでインターフェイスモジュールを経てアクチベートし、そしてデータオブジェクトが第1当事者のターミナルによりアクチベートされるたびに少なくとも第2当事者の所定ターミナルに実質的に瞬間的に通知メッセージを送信するという段階を含む。
【0012】
本発明の第3実施形態によれば、他のターミナルと通信する移動ターミナルは、プロセッサと、記憶装置と、プロセッサにおいて動作するソフトウェア手段とを備えている。このソフトウェア手段は、当事者の識別された通信パートナーをリストするデータベースを記憶装置に維持するための手段と、上記識別された通信パートナーにデータオブジェクトを関連させる手段と、その関連されたデータオブジェクトのいずれかがアクチベートされるかどうかを周期的に走査するための手段と、データオブジェクトの1つがアクチベートされるたびに上記識別された通信パートナーの少なくとも1つに通知メッセージを実質的に瞬時に送信するための手段とを備えている。
【0013】
本発明の第4実施形態によれば、ワイヤレス通信ネットワークで動作している第1当事者のターミナルに、第2当事者が第1当事者の電子的表示を操作したことを通知するための方法が提供される。この方法は、第1当事者をその第1当事者の電子的表示に関連させ、入力装置を使用して第1当事者に関連した電子的表示を第2当事者により操作し、そして第1当事者に関連した電子的表示を操作する際に第2当事者から第1当事者へ通知を送信するという段階を備えている。
【0014】
本発明の他の目的及び特徴は、添付図面に関連した以下の詳細な説明から明らかとなろう。しかしながら、添付図面は、例示に過ぎず、特許請求の範囲に規定された本発明の範囲を何ら限定するものではないことを理解されたい。更に、添付図面は、必ずしも正しいスケールで描かれておらず、そして特に指示のない限り、構造及び手順を概念的に示すものに過ぎないことも理解されたい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
種々の実施形態の以下の説明においては、その一部分を形成する添付図面を参照する。添付図面には、本発明を実施する種々の実施形態が一例として示されている。他の実施形態も使用でき、そして本発明の範囲から逸脱せずに構造及び機能的変更がなされ得ることを理解されたい。
【0016】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態に基づく通信システムは、1人以上のユーザにワイヤレスターミナル100、110を設け、これらターミナルは、例えば、移動電話、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、或いは例えば、移動又はワイヤレスネットワークのようなワイヤレス通信ネットワークへワイヤレスリンクされる別のターミナルである。ワイヤレスターミナル100、110は、互いに通信し、ターミナル間にメッセージを送信することができる。ワイヤレスターミナル100、110は、テキスト、ボイス、オーディオ及びマルチメディアといった種々のやり方でデータをプレゼンテーションすることができると共に、ターミナル自体、又はターミナルの1つにリンクされた装置に、到来する通知情報をユーザに警告する触覚出力を発生することもできる。ワイヤレスターミナル100、110は、1つ以上の移動ネットワークに接続されるか又はそのカバレージのもとにある。
【0017】
図1は、ターミナル100及び110が単一移動ネットワーク120に接続された例を示す。移動ネットワーク120は、いかなる形式のワイヤレス通信ネットワーク又はネットワークの組合せでもよく、これは、GSM(移動/グループ特殊移動のためのグローバル規格)、GPRS(汎用パケット無線システム)、UMTS(ユニバーサル移動電話システム)又は3G(第3世代の移動通信)を含むが、これらに限定されず、3Gは、GSM、HSCSD(高速回路交換データ)、GPRS、EDGE(グローバル/GSM進化のための改良型データレート)及びWCDMA(ワイドバンドコード分割多重アクセス)に適合し得るものである。又、3Gでは、CDMA(コード分割多重アクセス)、PDC(パーソナルデジタル通信)又はCDMA2000のような種々の他のネットワークシステムもサポートできる。又、移動ネットワーク120は、WLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)でもよい。又、送信は、DAB(デジタルオーディオブロードキャスティング)又はDVB(デジタルビデオブロードキャスティング)によりブロードキャストできる。ターミナル100、110は、実質的にリアルタイムで通信できるリンクのような通信リンク115、125によって移動ネットワーク120にリンクすることができる。典型的なアプリケーションでは、通知メッセージは、可逆であるが、一方向リンクも考えられる。更に、ワイヤレスターミナル100、110の一方又は両方は、「ブルーツース」リンクのようなショートレンジ通信リンク130を経て近傍の各外部通知装置135へリンクすることもでき、これは、ショートレンジトランシーバも有し、以下に述べるように、通知メッセージを受信し、そしてユーザに関連したデータオブジェクト(電子的表示)のアクチベーション(又は操作)について個人に通知するのに使用できる。或いは又、パーソナルコンピュータやウェブTVターミナルのような固定ターミナル(図示せず)を使用して、他の固定ターミナルと通信するか、或いは布線及び/又はワイヤレスネットワークを経て移動ターミナル100、110と通信し、固定ターミナルのデータオブジェクトをアクチベーションすることにより通知メッセージ(通知)を別のユーザへ送信することもできる。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に基づく移動ターミナル100を簡単に示すもので、本発明の手順を遂行するのに使用される種々の要素を示している。移動ターミナル100は、例えば、ディスプレイ202を含む種々の要素を有し(移動ターミナル110も、一般に、同じハードウェア及びソフトウェア要素を有する)、ディスプレイ202は、例えば、ユーザが情報を目で見て読み取れるようにするもので、映像のようなマルチメディア情報を表示する機能が設けられる。更に、移動ターミナル100は、移動ネットワーク120からの送信を受け取ると共に移動ネットワーク120へ要求を送信するためのネットワークトランシーバ206と、全ての必要な手順を制御し及び実行するための中央処理ユニット(CPU)208と、メモリ210と、データ記憶装置212とを備えている。又、このデータ記憶装置212は、特に、移動ターミナルが大量のデータを処理し且つ記憶することができる場合に、ユーザ情報及びユーザに関連したデータオブジェクトを記憶し且つ検索するのにも使用できる。データ記憶装置212は、例えば、ハードディスクの磁気又は光学記憶ユニット、及びCD−ROMドライブ又はフラッシュメモリでよい。又、移動ターミナル100は、アンテナ216と、情報をターミナルに入力するための1つ以上の入力220も備えている。入力220又は入力手段は、例えば、数字キーパッド、キーボード、ソフトウェアキーボードタッチスクリーン、タッチスクリーン(ディスプレイ202との組合せ)、マウス、ポインティングペンのようなポインティング装置等々である。DVB又はDABのケースでは、ターミナルがDVBまたはDAB受信器(図示せず)も有していなければならない。移動ターミナル100は、スピーカ221を経てボイス又はサウンド出力を与えることもできる。
【0019】
通知メッセージを受信しそしてそれらを送信するいかなるターミナル(ターミナル100を含む)にも、触覚インターフェイス218があり、これは、ターミナルユーザに関連したデータオブジェクトが別のターミナルにおいてアクチベートされたことをそのターミナルユーザに通知する通知メッセージを受け取る。或いは又、通知メッセージを受信するターミナル100は、ショートレンジトランシーバ204を含んでもよく、これは、個別の通知装置135と通信して、データオブジェクトがアクチベートされたところの対象者に通知メッセージを与えることができる。この触覚インターフェイス218又は通知装置135は、振動や、変形や、温度変化や、又は親密で注意を引くが好ましくは他の邪魔にならないその他の通知手段のような触覚出力を与える。又、光やサウンド出力のような他の形式の出力を使用して、触覚出力とは別に又はそれに加えてターミナルユーザに通知してもよい。
【0020】
ターミナル100に常駐するソフトウェア222は、対象者データベース224のデータをアクセスするのに使用することができ、このデータベースには、通信システムを使用する他の個人であってターミナルユーザが感情的接続を有するところの他の個人に関する情報がセーブされる。これらの個人は、「通信パートナー」又は「対象者」と称される。又、ソフトウェア222は、データオブジェクトを特定の通信パートナーに関連付け、データオブジェクトをアクチベートし、そして通知メッセージを発生して送信するのに使用することもできる。
【0021】
図3A及び3Bは、通知システムのユーザ間に通知メッセージを送信する方法を示す。ステップ300では、データベース224に記憶されたユーザ情報が、ソフトウェア222を使用して、ディスプレイ202に任意に表示される。例えば、1つの考えられるインターフェイスでは、ターミナル100のユーザの通信パートナーである個人が、ユーザのオンボード電話ディレクトリに含まれる。本発明の通知システムに接続される通信パートナーは、本発明の1つの可能性を示す図4に示されたように、ターミナル100のディスプレイ202の第1ウインドウ400に表示される。各通信パートナーには、システムに対し特定の通信パートナーを独特に識別する「対象者番号」が指定され、これは、データオブジェクトを特定の通信パートナーに関連付けるのに使用される。これらの個人の関連した種々のコンタクト情報は、データベース224に記憶されてもよいし、或いは移動ターミナル100にアクセスできるネットワーク要素に記憶されてもよい。このコンタクト情報は、ユーザによって検索することができ、ユーザは、通信パートナーの検索されたリストをスクロールし、そして入力装置220を使用して、表示された名前の1つをクリックするか又は別のやり方で選択することにより特定の記録を表示のために選択する(図4に示す例では、「Minnie」という名前を選択して「エンター」ボタンを押す)。(ディレクトリにおいて個人の名前を選択すると、通常、通知メッセージの送信がトリガーされる。)この記録選択は、別のウインドウ425を表示させ、ここでは、「Minnie」の家の住所、ニックネーム、地上線電話番号、e−メールアドレス(1つ又は複数)、移動電話番号、及び「Minnie」を参照するオブジェクトへの異なるリンク及びラベルのようなコンタクト情報が平易テキストとして表示される。この点において、個人に関するコンタクト情報を更新することができる。「Minnie」に関するこの情報は、ユーザによりターミナル100に入力されてもよいし、或いはコンピュータから情報をダウンロードする等の別のやり方で得られてターミナル100にロードされてもよい。
【0022】
ステップ305では、表示された個人(通信パートナー)に関連した1つ以上のオブジェクトがターミナル100において形成されるか、或いはインポート又は他のやり方で受け取られて、ターミナル100のデータベース224、又はシステムのどこか、例えば、個別のデータベースに記憶される。これらのデータオブジェクトは、e−メール、他のテキストメッセージ又はオブジェクト、ショートメッセージシステムのメッセージ、イメージ、ピクチャー、ビデオクリップ、オーディオクリップ、アニメーション又は任意の形式のデータのようなものを含む。又、データオブジェクトは、通信パートナーからファイルを受信することや、その個人との電話の会話の記録のような通信事象によって形成することもできる。
【0023】
データオブジェクトは、データオブジェクトと通信パートナーとの間の関係を何らかの仕方で表わすデータオブジェクトにより特定の通信パートナーに関連付けされる(ステップ310)。ターミナル100における特定の通信パートナーと特定のデータオブジェクトとの関連付けは、データオブジェクトが別の個人(おそらくターミナル110における通信パートナー)から受け取られる場合には、データオブジェクトの送信者によって開始されてもよいし、或いはその関連付けは、ターミナル100のユーザにより形成されてもよい。いずれの場合にも、通信パートナーとデータオブジェクトとの関連付けは、対象者番号をデータオブジェクトに指定するコマンドを呼び出すことにより明白に実行されてもよいし、或いはデータオブジェクトが、それが通信パートナーに関連することを指示する指示子(例えば、移動電話番号又はe−メールアドレス)と共に受信される場合には暗黙的に実行されてもよい。データオブジェクトは、(データであるか通信事象であるかに関わらず)例えば、通信パートナーが、データオブジェクトのソース、オリジネーター、ターゲット、又は対象者の少なくとも1つであるといった何らかの理由で、ユーザにより特定の通信パートナーと関連付けされる。ユーザにより形成された関連付け情報は、「関連性データ」としてデータベース224に記憶される。特定のデータオブジェクトによって表わされる通信パートナーは、データオブジェクトが対象者に関連付けされると、データオブジェクト上又はそれに隣接して表示される指示により示すことができる。表示される指示は、表わされた個人に関するこのような情報に対するラベル又はリンク、例えば、ハイパーリンクである。
【0024】
データオブジェクトは、本発明の1つの可能性を示す図5に示されたように、ウインドウ450上にアイコンとして表わされ、これは、記憶装置212に記憶された異なるアイコンで異なる形式のファイルを示すことができる。これらデータオブジェクトは、「Minnie」から受け取られるか又はそこへ送信されるe−メールメッセージ455、「Minnie」から受け取られるか又はそこへ送信されるショートメッセージシステムのテキストメッセージ(SMS)466、及び「Minnie」の移動電話番号465を表わすアイコンを含む。「Minnie」に対してターミナル100に記憶されるデータオブジェクトの別の表示が、個別のウインドウ475に示されており、これは、テキスト480及びピクチャー485の表示より成る。
【0025】
特定の通信パートナーに関連したユーザのe−メールデータオブジェクトのサンプルリスト500(例えば、e−メールのリスト)が、本発明の1つの特徴を示す図6に示されている。ユーザは、リスト500をスクロールし、アクチベートされるべきリスト内の所望のデータオブジェクト(例えば、「Kisses!」500c)をハイライトにするか又は他のやり方で選択し、そしてオプションボタン510を押す(又はクリックする)ことによりその選択された項目をいかにアクチベートするかのオプションのメニューを得ることができる。図7は、本発明の一実施形態によりスクロールすることのできる考えられるオプションの表示リスト520の一例を示す。スクロールすることのできる使用可能なオプションの中には、「オープン」(即ちデータオブジェクトをオープンする)、「読み取り」(即ちデータオブジェクトを読み取り/見る)、「書き込み」(即ち新たなテキストコンテンツを挿入する)、「描写」(即ち新たな絵又はグラフコンテンツを描く)、「編集」(即ち既存のコンテンツを編集する)、「コピー」(即ち既存のコンテンツをコピーする)、「転送」(即ちデータオブジェクトを別のユーザへ転送する)、「移動」(即ちデータオブジェクトをある位置から別の位置へ移動する)、「再ネーミング」(即ちデータオブジェクトにネームを付け直す)、「合成」(即ち2つのデータオブジェクトを合成する)、「詳細を示す」(即ちデータオブジェクトに関する使用可能な詳細情報を示す)、及び「対象者番号を使用する」(即ち対象者番号をデータオブジェクトに明確に指定する)がある。別のオプションは、例えば、予め記憶されたデータオブジェクトに新たなメッセージをアタッチすることである。例えば、「選択」ボタン530を押すことにより所望のアクチベーション方法が開始される(ステップ330)。例えば、表示されたコマンドをハイライトにしそして選択ボタン530を押すことにより読み取りコマンド520aが選択される。データオブジェクトをアクチベートする方法の使用可能な選択は、もちろん、データオブジェクトの形式に依存する。オーディオクリップのデータオブジェクトは、例えば、オーディオクリップを聴取するコマンド、又はデータオブジェクトのコンテンツを他のやり方で認知する他のコマンドを選択するための付加的な使用可能なオプションを有する。データオブジェクトのリストをユーザがスクロールすることは、一般に、アクチベーションとはみなされない。というのは、スクロールは、通信パートナーへのユーザの感情的接続の表明とみなされるアクションとはかけ離れているからである。
【0026】
本発明の実施を示す図3に示されたように、ユーザは、ステップ320において、通知特徴をターンオンする(或いは又、この特徴は、初期にターンオンされてもよいし、又は永久的にオンのままでもよい)。その直後に、又はある程度後に、ユーザは、ステップ330においてデータオブジェクトをアクチベートする。次いで、システムは、通知メッセージを送信することにより、データオブジェクトに関連した特定通信パートナーにデータオブジェクトのアクチベーションを通知する(ステップ340)。通知メッセージが送信される速度(実質的に瞬時)は、システムの速度に依存し、従って、通知メッセージは、送信に数秒又は1、2分を要する。しかしながら、あまり長い時間(例えば1時間以上)を要してはならない。(同様に、システムは、通信パートナーへ通知メッセージを送信するのに代わって又はそれに加えて、特定の通信パートナー以外の誰かに通知メッセージを送信するようにセットされてもよい。)この通知メッセージは、データオブジェクトの全形式及びアクチベーションの全形式に対して同様の簡単な通知メッセージでよい。送信者を識別する必要はない。しかしながら、送信者が識別され、簡単な通知メッセージを送信すべきであり、そしてターミナル100が単一のユーザにより使用されるだけである場合には、リンク125を経て送信される通知メッセージのコンテンツは、送信ターミナル100を識別するだけでよい。この情報は、送信者を識別する。さもなければ、多数のユーザがターミナル100を使用し、そして通知メッセージにおいて送信者を識別すべき場合には、ターミナル100の現在ユーザが、ターミナルに対して自分自身を識別しなければならない。又、この簡単な通知メッセージは、通知メッセージの受信者に対し、アクチベートされるデータオブジェクトの形式を識別してもよい。又、アクチベーションは、より特定の情報、例えば、アクチベーションの形式の認識、及びおそらく、そのコンテンツ、及び/又はアクチベーションの形式を含んでもよい。送信ターミナル100が単一ユーザにより使用されるだけである場合に、リンク125を経て送信される情報コンテンツは、送信ターミナル100を識別するだけでよく、これは、送信者、及びデータの形式、即ち送信されるデータオブジェクトのアクチベーションに関する通知を識別する。それにも関わらず、通知メッセージを与えるのに僅かな量の情報を送信するだけでよい。
【0027】
ターミナル110の通信パートナーに、通信パートナーの対象者のデータオブジェクトが別のリモートターミナルにおいてアクチベートされたことを通知する通知インターフェイスは、親密で注意を引きそして好ましくは他のものの邪魔にならないものでなければならない。最適な解決策は、ターミナル100の触覚インターフェイス218であり、これは、ターミナル110の受信当事者に、振動や、変形、例えば、装置又はその一部分が膨張するような装置から突出する素子の変形や、加熱素子(図示せず)に電流を流して受信当事者に暖かさを与えるか又はユーザに空気を吹き付けるファンによる温度変化のようなある触覚感覚を与える。この触覚インターフェイスをターミナル110に一体化するのではなく、触覚インターフェイスは、「ブルーツース」リンクのようなショートレンジワイヤレス通信リンク130でターミナル110にリンクされた外部通知装置135の一部分でよい。この通知装置135は、メッセージの受信者に着用されるように設計される。バックグランドサウンドや照明の変化のような聴覚又は視覚通知メッセージも、周囲バックグランドインターフェイスを構成できる状態、即ち静寂な部屋や研究室において触覚通知に対して考えられる別の形態である。これら聴覚又は視覚通知メッセージは、ターミナル110において同様に搬送することができ、例えば、視覚メッセージをディスプレイ202に表示したり、又はスピーカ221を経てメッセージを再生したり、或いは通知装置135の通信パートナーへ搬送するように更に送信したりすることができる。又、ターミナル110は、触覚、聴覚及び視覚的な変更の組合せのような多数の形式の通知メカニズムを有してもよい。先に述べたように、ターミナル100においてユーザがデータオブジェクトをアクチベートするのを通信パートナーにリアルタイムで有効に通知し続けることが効果的である。しかしながら、アクチベーションに関する非同期な通知メッセージも、本発明の範囲内である。
【0028】
通知メッセージの受信者には、種々の形式の通知メッセージを選択するためのメニューと、種々の都合の悪い時期に不所望に配布されないように通知機能をターンオフするオプションとが与えられる。又、通知システムは、ターミナル100においてユーザによりオン及びオフに切り換えて、ターミナル100が通知メッセージを送信しないか、又は通知メッセージを通信パートナーベースで送信し、ある人々だけが通知メッセージを受信し、他の人々は受信しないようにすることもできる。
【0029】
ターミナル110の通信パートナーは、ターミナル100、110以外のターミナルを有するシステムユーザであって、それらのコンピュータにおいて対象者に関連したデータオブジェクトもアクチベートするシステムユーザから、通知メッセージを受信する。多数の人々が通知メッセージを同じ通信パートナーに送信する場合に、通知メッセージの受信者には、各システムユーザからの通知メッセージに若干異なる形式の通知信号を与えるオプションが供給される。これは、例えば、異なるソースから導出された通知メッセージに対する異なるパターンの触覚信号、或いは別の例としては、異なるソースから導出された信号通知に対する異なる形式の通知メッセージを含む。
【0030】
通知メッセージは、これら通知メッセージの受信者により種々の仕方で記憶され、使用される。例えば、受信者は、特定の送信者からこれら通知メッセージをいかに頻繁に受信するか追跡することができる。
図8は、本発明が実施されるシステムの別の実施形態を示す。このシステムでは、ターミナル100は、そのターミナル100に常駐するウェブアクセスソフトウェア(マイクロブラウザ)のようなネットワークアクセスソフトウェア222を有し、これは、移動ネットワーク120を経てインターネット又はイントラネットのようなネットワーク140にアクセスする。サーバー150は、パーソナル情報管理型のソフトウェア152と、データベース153とを有し、このデータベースは、通信パートナー/対象者のディレクトリと、このような対象者に関連したデータオブジェクトとを含む(データオブジェクトに対して個別のデータベースがある場合)。ユーザは、ネットワークアクセスソフトウェアを使用してターミナル100においてサーバー150のデータオブジェクトをアクチベートし、サーバー150におけるソフトウェア152にアクセスするか又はターミナル100におけるソフトウェア222にアクセスし、データオブジェクトのアクチベーションを追跡すると共に、通知メッセージを発生する。サーバー150に発生された通知メッセージは、ネットワーク/インターネット140を経て移動ネットワーク120へ送信され、ターミナル110へと送信される。ターミナル100に発生された通知メッセージは、移動ネットワーク120を経てターミナル110へ送信される。
【0031】
以上、本発明の好ましい実施形態の基本的な新規な特徴を図示して説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、上述した装置の形式及び細部並びにそれらの動作について種々の変更、置き換え及び削除がなされ得ることが当業者に明らかであろう。例えば、実質的に同じ機能を実質的に同様に実行して同じ結果を得るような要素及び/又は方法ステップの全ての組合せは、本発明の範囲内に入るものとする。更に、本発明のここに開示した形式又は実施形態に関連して示され及び/又は説明された構造及び/又は要素及び/又は方法ステップは、他の、開示され又は説明され又は示唆された形式或いは実施形態に一般的な設計上の選択事項として組み込まれてもよいことを理解されたい。
【0032】
以下は、本願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載された、本発明の実施形態である。
(1)互いに通信する少なくとも2つのターミナルと、第1当事者のターミナルで制御するために、第2当事者に関連したデータオブジェクトにアクセスできるようにするインターフェイスモジュールと、データオブジェクトが第1当事者のターミナルによりアクチベートされるたびに少なくとも第2当事者の所定ターミナルに実質的に瞬時に送信されるべき通知メッセージと、を備えたターミナル間の通信システム。
(2)上記データオブジェクトは、そのデータオブジェクトのソース、オリジネーター、ターゲット及び対象者の少なくとも1つに関する関連性データを含む(1)に記載の通信システム。
(3)インターフェイスモジュールを経てアクセスできる上記データオブジェクトは、第1当事者のターミナル及び第1当事者にアクセスできるネットワーク要素の一方に記憶される(1)に記載の通信システム。
(4)第1当事者のターミナル及び第1当事者にアクセスできるネットワーク要素の一方に記憶された第2当事者に関するコンタクト情報を更に含む(1)に記載の通信システム。
(5)上記第2当事者の所定のターミナルは、更に、通知メッセージを受け取るためのトランシーバーと、第2ターミナルで通知メッセージを受け取る際に第2当事者により感知されるべき触覚信号、聴覚信号及び視覚信号の少なくとも1つを与えるための手段とを備えた(1)に記載の通信システム。
(6)触覚信号を与える上記手段は、振動、変形及び温度変化の少なくとも1つを与える手段を含む(5)に記載の通信システム。
(7)第2当事者により感知されるべき触覚信号を与える上記手段は、ショートレンジ通信リンクで第2ターミナルにワイヤレスリンクされた装置により第2当事者に触覚信号を与えるための手段を含む(5)に記載の通信システム。
(8)上記第2当事者の所定のターミナルは、更に、通知メッセージを受け取るためのトランシーバーを備え、この通知メッセージは、第2当事者に送信するのに使用できる複数の異なる形式の通知メッセージの少なくとも1つを含む(1)に記載の通信システム。
(9)複数の異なる形式の通知メッセージを与える手段は、異なる形式の振動を第2当事者に与える手段を備えた(8)に記載の通信システム。
(10)複数の異なる形式の通知メッセージは、第1当事者により作成された異なる個人的メッセージを含む(8)に記載の通信システム。
(11)上記アクチベートされるべきデータオブジェクトは、e−メール、コンタクトディレクトリエントリー、電話帳エントリー、ショートメッセージサービスのメッセージ、テキストメッセージ、イメージ、ピクチャー、ビデオクリップ、オーディオクリップ及び第2当事者に関連したアニメーションの少なくとも1つを含む(1)に記載の通信システム。
(12)通信システムのターミナル間にメッセージを通信する方法であって、第2当事者に関連したデータオブジェクトを第1当事者のターミナルでインターフェイスモジュールを経てアクチベートし、そして上記データオブジェクトが第1当事者のターミナルによりアクチベートされるたびに少なくとも第2当事者の所定ターミナルに実質的に瞬時に通知メッセージを送信する、という段階を備えた方法。
(13)インターフェイスモジュールを経てアクセスできる上記データオブジェクトは、第1当事者のターミナル及び第1当事者にアクセスできるネットワーク要素の一方に記憶される(12)に記載の方法。
(14)第1当事者のターミナル及び第1当事者にアクセスできるネットワーク要素の一方に第2当事者に関するコンタクト情報を記憶する段階を更に備えた(12)に記載の方法。
(15)上記データオブジェクトは、そのデータオブジェクトのソース、オリジネーター、ターゲット及び対象者の少なくとも1つに関する関連性データを含む(12)に記載の方法。
(16)第2ターミナルで通知メッセージを受け取り、そして第2当事者により感知されるべき触覚信号、聴覚信号及び視覚信号の少なくとも1つを与える段階を更に備えた(12)に記載の方法。
(17)上記与えられた触覚信号は、振動、変形及び温度変化の1つを含む(16)に記載の方法。
(18)上記触覚信号は、上記第2ターミナルと、ショートレンジワイヤレス通信リンクで上記第2ターミナルにリンクされた装置の一方により与えられる(16)に記載の方法。
(19)第2当事者のターミナルで通知メッセージを受け取り、そしてその通知メッセージを与える段階を更に備え、その通知メッセージは、第2当事者に送信するのに使用できる複数の異なる形式の通知メッセージの少なくとも1つを含む(12)に記載の方法。
(20)通知メッセージを与える上記段階は、異なる形式の振動の少なくとも1つを第2当事者へ与えることを含む(19)に記載の方法。
(21)上記複数の異なる形式の通知メッセージは、第1当事者により作成される異なる個人的メッセージを含む(19)に記載の方法。
(22)上記アクチベートされるべきデータオブジェクトは、e−メール、コンタクトディレクトリエントリー、電話帳エントリー、ショートメッセージサービスのメッセージ、テキストメッセージ、イメージ、ピクチャー、ビデオクリップ、オーディオクリップ及び第2当事者に関連したアニメーションの少なくとも1つを含む(12)に記載の方法。
(23)データオブジェクトをアクチベートする上記段階は、データオブジェクトをアクセスし、読み取り、書き込み、描写し、編集し、コピーし、転送し、移動し、再ネーミングし、合成し、その詳細を示し、メッセージをアタッチし、使用し、聴取し、そして見るという動作の1つを含む(12)に記載の方法。
(24)他のターミナルと通信する移動ターミナルにおいて、プロセッサと、記憶装置と、プロセッサにおいて動作するソフトウェア手段とを備え、該ソフトウェア手段は、当事者の識別された通信パートナーをリストするデータベースを記憶装置に維持するための手段と、上記識別された通信パートナーにデータオブジェクトを関連させる手段と、その関連されたデータオブジェクトのいずれかがアクチベートされるかどうかを周期的に走査するための手段と、データオブジェクトの1つがアクチベートされるたびに上記識別された通信パートナーの少なくとも1つに通知メッセージを実質的に瞬時に送信するための手段とを含む移動ターミナル。
(25)ワイヤレス通信ネットワークで動作している第1当事者のターミナルに、第2当事者が第1当事者の電子的表示を操作したことを通知するための方法において、第1当事者をその第1当事者の電子的表示に関連させ、入力装置を使用して第1当事者に関連した電子的表示を第2当事者により操作し、そして第1当事者に関連した電子的表示を操作する際に第2当事者から第1当事者へ通知を送信する、という段階を備えた方法。
(26)電子的表示を操作しそして通知を送信する上記段階は、移動ターミナルにより実行される(25)に記載の方法。
(27)第1当事者を電子的表示に関連させる上記段階は、第1通信ターミナルにおいて実行され、そして更に、第1当事者に対し第2通信ターミナルで通知を受け取る段階を備えた(25)に記載の方法。
(28)第1当事者に関する情報を第1通信ターミナル及びネットワークの一方に記憶し、この情報は、第2通信ターミナルに操作を通知するための通知情報より成り、そして電子的表示を記憶し、この電子的表示は、その電子的表示のソース、オリジネーター、ターゲット及び対象者の少なくとも1つに関する関連性データを含み、第1当事者を電子的表示に関連させる上記段階は、上記関連性データを使用して第1当事者に関する情報を第1当事者の電子的表示に関連させることを含む(27)に記載の方法。
(29)第2通信ターミナルで通知を受信し、そして第1当事者により感知されるべき触覚信号を与える段階を更に備えた(27)に記載の方法。
(30)上記与えられた触覚信号は、振動、変形及び温度変化の1つを含む(29)に記載の方法。
(31)上記第2通信ターミナルは、移動ターミナルより成り、そして上記触覚信号は、ショートレンジ通信リンクで移動ターミナルにワイヤレスリンクされた装置により第1当事者に与えられる(29)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施形態に基づいて使用されるシステムアーキテクチャーのブロック図である。
【図2】ワイヤレスターミナルのブロック図で、本発明の実施形態に基づいて使用されるターミナルの要素を示す図である。
【図3A】本発明の方法を実行するためのステップのフローチャートである。
【図3B】本発明の方法を実行するためのステップのフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に基づき個人Aのターミナルにユーザ情報が入力されるところの多数のユーザのリストである。
【図5】2つのスクリーンを示す図で、第1のスクリーンは、図4のリストにおけるユーザの特定の1人に対するユーザ情報を示し、そして第2のスクリーンは、本発明の実施形態に基づき特定のユーザに関連した幾つかの考えられるデータオブジェクトを示す。
【図6】特定のユーザに関連したデータオブジェクトであるe−メールのリストからのe−メールの選択を例示する図である。
【図7】選択されたe−メールをアクチベートするためのコマンドの選択を例示する図である。
【図8】システムアーキテクチャーの第2実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0034】
100、110 ターミナル
120 移動ネットワーク
115、125 通信リンク
135 外部通知装置
202 ディスプレイ
206 ネットワークトランシーバ
208 中央処理ユニット(CPU)
210 メモリ
212 データ記憶装置
216 アンテナ
218 触覚インターフェイス
220 入力
221 スピーカ
222 ソフトウェア
224 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
格納移動ターミナルにおいて、関連付けられる移動ターミナルにデータオブジェクトを関連付ける段階であって、前記関連付けられたデータオブジェクトは少なくとも前記関連付けられた移動ターミナルを識別する関連付けデータを含み、前記関連付けられた移動ターミナルはワイヤレス通信ネットワークとのワイヤレスリンクを有することと、
前記関連付けられたデータオブジェクトを前記格納移動ターミナルのメモリに格納する段階であって、前記関連付けられたデータオブジェクトは、前記格納移動ターミナルによってアクチベートされうることと、
前記格納移動ターミナルが前記関連付けられたデータオブジェクトをアクチベートするたびに、通知メッセージを、前記関連付けられた移動ターミナルに、前記ワイヤレス通信ネットワークを介して送信することと、
を備える方法。
【請求項2】
移動ターミナルであって、
移動ネットワークから受信し、かつ前記移動ネットワークに送信するためのネットワークトランシーバと、
前記移動ターミナルをデータオブジェクトに関連付けることができる中央処理ユニットであって、前記関連付けられたデータオブジェクトは、少なくとも他の移動ターミナルを特定する関連付けデータを含み、前記関連付けられたデータオブジェクトは、前記他の移動ターミナルに送信されることができる、中央処理ユニットと、
前記関連付けられたデータオブジェクトを格納することができるデータストレージと、
前記関連付けられたデータオブジェクトをアクチベートすることができる入力と、
前記移動ターミナルが前記関連付けられたデータオブジェクトをアクチベートするたびに、前記関連付けられたデータオブジェクトに関連付けられた他の移動ターミナルに通知メッセージを送信する通知手段と、
を備える移動ターミナル。
【請求項3】
移動ターミナルであって、
前記移動ターミナルをデータオブジェクトに関連付けることができる中央処理ユニットであって、前記関連付けられたデータオブジェクトは、少なくとも前記関連付けられた移動ターミナルを特定する関連付けデータを含む、中央処理ユニットと、
前記関連付けられたデータオブジェクトを移動ネットワーク経由で別の移動ターミナルへ送信するためのネットワークトランシーバと、を備え、
前記関連付けられた移動ターミナルが、他の移動ターミナルから前記関連付けられたデータオブジェクトのアクチベートメッセージを受信したときに、聴覚・視覚・および/または触覚信号が、前記関連付けられた移動ターミナルによって提供される、
移動ターミナル

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−182735(P2008−182735A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−51450(P2008−51450)
【出願日】平成20年3月1日(2008.3.1)
【分割の表示】特願2002−553843(P2002−553843)の分割
【原出願日】平成13年12月14日(2001.12.14)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】