説明

簡潔移動装置

【課題】 本発明の簡潔移動装置は、プランタン、家具、スライドドアなどの移動体の水平移動や、洗面台の洗面部などの移動体の垂直移動を簡潔構造で行う簡潔移動装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の簡潔移動装置10は、駆動モータ11により駆動する駆動ギア12と、駆動ギア12に連結する第1のギア13に取付けられ回動する第1のローラ14と、第1のギアに連結する第2のギア15に取付けられ回動する第2のローラ16と、第1のローラ14に一端が固定され巻き取り巻き戻しが行われる第1のベルト17と、第2のローラ16に一端が固定され、第1のベルト17の巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、第1のベルト17の巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる第2のベルト18とを備え、第1、第2のベルト17、18の巻き取り巻き戻しにより箱形の移動体の移動を行うこととした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドドア、プランター、家具などの水平移動や、洗面台の洗面部などの垂直移動を簡潔構造で行う簡潔移動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スライドドア、プランター、家具などの水平の移動体には、巻取りプーリに巻回され、ガイドローラに掛けられたベルトまたはワイヤにより水平方向に移動可能にする移動装置が取付けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、スライドドア、プランター、家具などの水平の移動体には、巻取り歯付プーリに巻回され、歯付ガイドローラに掛けられたタイミングベルトにより水平方向に移動可能にする移動装置が取付けらされているものがある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来の洗面台や流し台などには、垂直方向に設置したねじ棒をモータ駆動により回転させ、上部を所望の高さまで垂直方向に移動可能にする移動装置が取付けられているものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】 特開2004−257174
【特許文献2】 特開平10−8828
【特許文献3】 特開平11−76080
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のスライドドアなどを水平方向に移動する移動装置は、巻取りプーリに巻回され、ガイドローラに掛けられたベルトまたはワイヤにより水平方向に移動可能にするが、ベルトまたはワイヤに常に張力を与える機構も必要で機構が複雑であり、また、巻取り歯付プーリに巻回され、歯付ガイドローラに掛けられたタイミングベルトにより水平方向に移動可能にする移動装置も歯付のプーリと、歯付のガイドローラと、タイミングベルトとを使用するため機構が複雑である。さらに、従来の洗面台や流し台などを垂直方向に移動にする移動装置は、垂直方向に設置したねじ棒をモータ駆動により回転させるため機構が複雑であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プランタン、家具、スライドドアなどの移動体の水平移動や、洗面台の洗面部などの移動体の垂直移動を簡潔構造で行う簡潔移動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の簡潔移動装置は、駆動モータにより駆動する駆動ギアと、前記駆動ギアに連結する第1のギアに取付けられ同方向に回動する第1のローラと、前記第1のギアに連結する第2のギアに取付けられ同方向に回動する第2のローラと、前記第1のローラに一端が固定され巻き取り巻き戻しが行われる第1のベルトまたはワイヤと、前記第2のローラに一端が固定され、前記第1のベルトの巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、前記第1のベルトの巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる第2のベルトまたはワイヤとを備え、前記第1、第2のベルトまたはワイヤの巻き取り巻き戻しにより箱形の移動体の移動を行うこととした。
また、前記第1のベルトまたはワイヤは、互いに連動する回転円盤の一方の回転円盤の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記簡潔移動装置に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記第1のガイドローラと互いに向き合う前記一方の回転円盤の端部側に取付けられ、前記回転円盤の回動により前記回転円盤に取付けられた前記移動体の移動を行うこととした。
また、前記第1のベルトまたはワイヤは、スライド移動可能の前記移動体の一方の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記移動体の他方の端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記移動体の移動を行うこととした。
さらに、前記第1のベルトまたはワイヤは、垂直方向にスライド移動可能のシャフトの上端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記シャフトの下端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記シャフトの上端に取付けられた前記移動体の垂直方向への移動を行うこととした。
【発明の効果】
【0006】
本発明の簡潔移動装置は、駆動モータにより駆動する駆動ギアと、前記駆動ギアに連結する第1のギアに取付けられ同方向に回動する第1のローラと、前記第1のギアに連結する第2のギアに取付けられ同方向に回動する第2のローラと、前記第1のローラに一端が固定され巻き取り巻き戻しが行われる第1のベルトまたはワイヤと、前記第2のローラに一端が固定され、前記第1のベルトの巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、前記第1のベルトの巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる第2のベルトまたはワイヤとを備え、前記第1、第2のベルトまたはワイヤの巻き取り巻き戻しにより箱形の移動体の移動を行うこととしたため、箱形の移動体を簡潔構造で所望の位置まで容易に移動することができる。
また、前記第1のベルトまたはワイヤは、互いに連動する回転円盤の一方の回転円盤の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記簡潔移動装置に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記第1のガイドローラと互いに向き合う前記一方の回転円盤の端部側に取付けられ、前記回転円盤の回動により前記回転円盤に取付けられた前記移動体の移動を行うこととしたため、プランターなどの箱形の移動体を簡潔構造で所望の位置まで容易に水平移動することができる。
また、前記第1のベルトまたはワイヤは、スライド移動可能の前記移動体の一方の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記移動体の他方の端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記移動体の移動を行うこととしたため、家具などの箱形の移動体を簡潔構造で所望の位置まで容易に水平移動することができる。
さらに、前記第1のベルトまたはワイヤは、垂直方向にスライド移動可能のシャフトの上端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記シャフトの下端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記シャフトの上端に取付けられた前記移動体の垂直方向への移動を行うこととしたため、洗面台の洗面部などの箱形の移動体を簡潔構造で所望の位置まで容易に垂直移動することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態の簡潔移動装置につき図を用いて説明する。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の実施の形態の簡潔移動装置がプランターに取付けられたときの平面図を示し、図1(a)は、プランターが移動前の平面図を示し、図1(b)は、プランターが中間まで移動したときの平面図を示し、図1(c)は、プランターが移動終了したときの平面図を示す。
図1に示すように、本発明の実施の形態の簡潔移動装置10は、駆動モータ11と、駆動モータ11により回動する駆動ギア12と、駆動ギア12に連結し駆動ギア12の回動により回動する第1のギア13に取付けられ、第1のギア13と同軸で同方向に回動する第1のローラ14と、第1のギア13に連結し第1のギア13の回動により回動する第2のギア15に取付けられ、第2のギア15と同軸で同方向に回動する第2のローラ16と、第1のローラ14に一端が固定され巻き取り巻き戻しが行われる第1のベルト17と、第2のローラ16に一端が固定され、第1のベルト17の巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、第1のベルト17の巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる第2のベルト18とで構成されている。駆動モータ11は、DCモータ11aと、DCモータ11aの回転数を減速しトルクを増大する減速器11bとにより構成されている。
回転盤20は、シャフト21に取付けられ回動自在に簡潔移動装置10の近傍に設置される。第1のガイドローラ22と第2のガイドローラ23とが互いに向き合い回転円盤20の円周に近い端部側に取付けられ、第1のガイドローラ22は、ガイドローラシャフト22aにより回転盤20に回転自在に取付けられ、第2のガイドローラ23は、ガイドローラシャフト23aにより回転盤20に回転自在に取付けられている。
第1のベルト17は、第1のガイドローラ22に掛けられ他端がベルト固定部19aに固定され、第2のベルト18は、第2のガイドローラ23に掛けられ他端がベルト固定部19bに固定されている。そのため、回転円盤20は、第1、第2のベルト17、18の巻き取り巻き戻しにより回動することができる。回転円盤20は、連結バー25を介してシャフト26に取付けられ回動自在に設置された回転円盤27に連結し、回転円盤27は、回転円盤20の回動に応じて回動することができる。連結バー25は、一端が回転円盤20の下側と第2のガイドローラ23の間で、第2のガイドローラ23のシャフト23aに回転自在に取付けられ、他端が回転円盤27の下側で、シャフト28に回転自在に取付けられている。
プランター30は、回転円盤20の上側の端部側に設けられたプランター取付シャフト24と、回転円盤27の上側の端部側に設けられたプランター取付シャフト29とに回転自在に取付けられ、回転円盤20と円盤27の回転により水平側方に移動を行うことができる。
なお、図1(a)、図1(b)、図1(c)の構成は同じのため、符号は説明上必要とするもの以外は重複をさけ付与することとした。
【0009】
図2は、本発明の実施の形態の簡潔移動装置がプランターに取付けられたときの縦方向からの側面図を示す。
図2に示すように、本発明の実施の形態の簡潔移動装置10は、シャフト21により取付けられた回転盤20を回動することができ、回転円盤20は、回転円盤20の下側に設けられた連結バー25により回転円盤27に連結し、回転円盤27も回転円盤20の回動に応じて回動する。プランター30は、回転円盤20の上側の端部側に設けられたプランター取付シャフト24と、回転円盤27の上側の端部側に設けられたプランター取付シャフト29とに回転自在に取付けられ、回転円盤20と円盤27の回転により矢印Dに示すように水平側方に移動を行うことができる。
なお、プランター取付シャフト24、29は回転円盤27の上側の端部側に設けられ、回転円盤20と回転円盤27とを連結する連結バー25は、回転円盤20と回転円盤27との下側に設けられているため、連結バー25とプランター取付シャフト24とが干渉することはない。
【0010】
次に、本発明の実施の形態の簡潔移動装置10がプランター30に取付けられているときの動作につき図1、図2により説明する。
プランター30を図1(a)に示す位置から、図1(c)に示す位置に移動するときには、まず、簡潔移動装置10の駆動モータ11を駆動して駆動ギア12を矢印Aに示す方向に回動すると、第1のギア13と第2のギア15が回動し、第1のギア13と第2のギア15との回動により第1のローラ14と第2のローラ16とが矢印B、Cに示すように回動する。第1のローラ14と第2のローラ16との回動により、第1のベルト17の巻き取りと第2のベルト18の巻き戻しが行われ、ベルト17が掛けられた第1のガイドローラ22がベルト17により牽引されるとともに、第2のガイドローラ23に掛けられた第2のベルト18が緩められ、回転円盤20が回動するとともに、連結バー25により回転円盤27も回動する。
回転円盤20と回転円盤27とが回動すると、プランター取付シャフト24とプランター取付シャフト29に回転自在に取付けられたプランター30は、矢印Dに示すように水平横方向に移動し、図1(b)に示すようにプランター30は中間まで移動し、さらに、図1(c)に示すようにプランター30は最終位置まで移動することができる。
簡潔移動装置10が取付けられたプランターは、菜園などで近接して並列に複数個並べて設置し、収穫を行うときなどにはプランターを水平方向に移動して通路を確保するようにでき、菜園などのスペースを有効に使うことができる。
【実施例2】
【0011】
図3は、本発明の実施の形態の簡潔移動装置が家具に取付けられたときの平面図を示す。
図3に示すように、本発明の実施の形態の簡潔移動装置10は、実施例1と同様に構成され、第1のベルト17と第2のベルト18の巻き取り巻き戻しが行われる。第2のベルト18は、第1のベルト17の巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、第1のベルト17の巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる。
家具40は、スライドレール41にスライド可能に取付けられ、第1のベルト17は、家具40の側面に取付けられた第1のガイドローラ42aに掛けられ他端がベルト固定部43aに固定されている。第2のベルト18は、第2のガイドローラ42bに掛けられ他端がベルト固定部43bに固定されている。
家具40を矢印Rに示す横方向に移動するときには、駆動モータ11を駆動して駆動ギア12を矢印Aに示す方向に回動すると、第1のローラ14と第2のローラ16とが矢印B、Cに示すように回動する。第1のローラ14と第2のローラ16との回動により、ベルト17の巻き戻しと第2のベルト18の巻き取りが行われ、スライドレール41にスライド可能に取付けられた家具40を矢印Rに示すように水平横方向に移動することができる。
家具40を矢印Rに示すように水平横方向に移動した後は、駆動モータ11を逆方向に回動することにより元の位置にもどすことができ、また、家具40を矢印Lに示す横方向に移動するときには、駆動モータ11を駆動して駆動ギア12を矢印Aとは逆方向に回動し行うことができる。
本発明の実施の形態の簡潔移動装置10は、家具40の側面に取付ける例につき説明したが、家具40の下面に取付け、スライドレール上を移動するようにすることもできる。
【実施例3】
【0012】
図4は、本発明の実施の形態の簡潔移動装置が洗面台に取付けされたときの側面を開口した側面図を示し、図4(a)は、洗面台の洗面部が下降しているときの側面図を示し、図4(b)は、洗面台の洗面部が上昇しているときの側面図を示す。
図4に示すように、洗面台50の洗面本体51には、シャフト53がスライドベアリング(図示せず)を介して垂直方向にスライド自在に取付けられている。本発明の実施の形態の簡潔移動装置10は、洗面台50に取付けられ、第1のベルト17と第2のベルト18の巻き取り巻き戻しにより、シャフト53を昇降させ洗面台50の洗面部32を垂直方向に上下移動するもので、実施例1と同様に構成されている。
第1のベルト17は、シャフト53の上側に取付けられた第1のガイドローラ54aに掛けられ他端がベルト固定部55aに固定されている。第2のベルト18は、シャフト53の下側に取付けられた第2のガイドローラ54bに掛けられ他端がベルト固定部55bに固定されている。第1のベルト17は、14の回動により巻き取り巻き戻しが行われ、第2のベルト18は、第2のローラ16の回動により、第1のベルト17の巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、第1のベルト17の巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる。
図4(a)に示す洗面部52が下降している位置から上方に垂直移動するときには、駆動モータ11を駆動して駆動ギア12を矢印Aに示す方向に回動すると、第1のローラ14と第2のローラ16とが矢印B、Cに示すように回動する。第1のローラ14と第2のローラ16との回動により、第1のベルト17の巻き戻しと第2のベルト18の巻き取りが行われ、図4(b)に示すように、シャフト53が垂直方向に上昇しシャフト53に取付けられた洗面部52を矢印Hに示すように上方に垂直移動することができる。洗面部52を上方に垂直移動した後は、駆動モータ11を逆方向に回動することにより元の位置にもどすことができる。
洗面部52は、第1のベルト17により上方への移動か常に阻止されたおり、手動により洗面部52を上方へ移動することはできず、安全性を確保することができる。
また、洗面台50は、洗面部52が上昇したとき、に両側面と前面の隙間をふさぐコの字形の遮蔽板59が洗面部52の下面側に設けられており、洗面台50の内部が見えないようにすることができる。
簡潔移動装置10は、第1のガイドローラ54a、第2のガイドローラ54b、ベルト固定部55a、55bを設けたシャフト53とともに、洗面台50の左右内部にそれぞれ取付け、洗面部52を上方に垂直移動するようにすることもできる。また、洗面台50の洗面部52にスライダを設け、1個の簡潔移動装置10で洗面部52を上方に垂直移動ようにすることもできる。さらに、実施例2、3のベルトの他端は簡潔移動装置10に固定するようにすることもできる。
【0013】
以上述べたように、簡潔移動装置10は、プランター、家具を水平方向に簡潔構造で移動させることができ、洗面台の上部に設置された洗面部を垂直方向に簡潔構造で移動させることができる。
なお、本発明の実施の形態の簡潔移動装置は、プランターと、家具と、洗面台の洗面部の移動の実施例につき説明したが、これに限定されることなく、他の箱形の移動体の水平方向、垂直方向の移動を行うことができる。
また、本発明の実施の形態の簡潔移動装置は、ベルトで移動させるようにしたが、ワイヤ類で移動させるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 本発明の実施の形態の簡潔移動装置がプランターに取付けられたときの平面図を示し、図1(a)は、プランターが移動前の平面図を示し、図1(b)は、プランターが中間まで移動したときの平面図を示し、図1(c)は、プランターが移動終了したときの平面図を示す。
【図2】 本発明の実施の形態の簡潔移動装置がプランターに取付けられたときの縦方向からの側面図を示す。
【図3】 本発明の実施の形態の簡潔移動装置が家具に取付けられたときの平面図を示す。
【図4】 本発明の実施の形態の簡潔移動装置が洗面台に取付けされたときの側面を開口した側面図を示し、図4(a)は、洗面台の洗面部が下降しているときの側面図を示し、図4(b)は、洗面台の洗面部が上昇しているときの側面図を示す。
【符号の説明】
【0015】
10 簡潔移動装置
11 駆動モータ
12 駆動ギア
13 第1のギア
14 第1のローラ
15 第2のギア
16 第2のローラ
17 第1のベルト
18 第2のベルト
19a、19b、43a、43b、55a、55b ベルト固定部
20、27 回転盤
22、42a 第1のガイドローラ
23、42b 第2のガイドローラ
25 連結バー
30 プランター
24、29 プランター取付シャフト
40 家具
41 スライドレール
50 洗面台
52 洗面部
53 シャフト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動モータにより駆動する駆動ギアと、前記駆動ギアに連結する第1のギアに取付けられ同方向に回動する第1のローラと、前記第1のギアに連結する第2のギアに取付けられ同方向に回動する第2のローラと、前記第1のローラに一端が固定され巻き取り巻き戻しが行われる第1のベルトまたはワイヤと、前記第2のローラに一端が固定され、前記第1のベルトの巻き取りが行われるとき巻き戻しが行われ、前記第1のベルトの巻き戻しが行われるとき巻き取りが行われる第2のベルトまたはワイヤとを備え、前記第1、第2のベルトまたはワイヤの巻き取り巻き戻しにより箱形の移動体の移動を行うことを特徴とする簡潔移動装置。
【請求項2】
前記第1のベルトまたはワイヤは、互いに連動する回転円盤の一方の回転円盤の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記簡潔移動装置に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記第1のガイドローラと互いに向き合う前記一方の回転円盤の端部側に取付けられ、前記回転円盤の回動により前記回転円盤に取付けられた前記移動体の移動を行うことを特徴とする請求項1に記載の簡潔移動装置。
【請求項3】
前記第1のベルトまたはワイヤは、スライド移動可能の前記移動体の一方の端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記移動体の他方の端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記移動体に固定され、前記移動体の移動を行うことを特徴とする請求項1に記載の簡潔移動装置。
【請求項4】
前記第1のベルトまたはワイヤは、垂直方向にスライド移動可能のシャフトの上端部側に取付けられた第1のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記第2のベルトまたはワイヤは、前記シャフトの下端部側に取付けられた第2のガイドローラに掛けられ他端が前記シャフトに固定され、前記シャフトの上端に取付けられた前記移動体の垂直方向への移動を行うことを特徴とする請求項1に記載の簡潔移動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−139173(P2007−139173A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−359543(P2005−359543)
【出願日】平成17年11月16日(2005.11.16)
【出願人】(599119569)株式会社三富工業 (29)
【Fターム(参考)】