細菌の病原因子とそれらの使用
本発明は、部分的には、細菌病原体の分泌タンパク質及びそれらの使用法に関する。より具体的には、本発明は、A/E病原体の幾つかの新規な共通の分泌タンパク質を提供する。本発明のある実施形態において、これらのポリペプチド及びこれらのポリペプチドをコードする核酸分子、又は、それらの一部は、A/E病原体感染に関するワクチン、診断、若しくは、薬剤スクリーニングのツールとして、又は、試薬として有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドを、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項2】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項3】
配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項4】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む細胞培養上清を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項5】
前記ポリペプチドが、前記組成物中に存在する前記細胞のタンパク質の20%を構成することを特徴とする請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
さらにEspA、EspB、EspD、EspP、Tir、志賀毒素1、志賀毒素2、又は、インチミンポリペプチドを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項7】
さらにアジュバントを含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の組成物。
【請求項8】
細菌又はそれらの調製物であって、該細菌が、配列番号1〜21又は60〜72と実質的に同一なヌクレオチド配列の該細菌ゲノムにおける変異を含むことを特徴とする細菌又はそれらの調製物。
【請求項9】
細菌又はそれらの調製物であって、該細菌が、nleA、nleB、nleC、nleD、nleE、nleF、nleG若しくはnleH、又は、それらの相同体と実質的に同一な遺伝子における変異を含むことを特徴とする細菌又はそれらの調製物。
【請求項10】
前記細菌が、A/E病原体であることを特徴とする請求項8又は9に記載の細菌。
【請求項11】
前記細菌が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の細菌。
【請求項12】
前記EHECが、EHEC O157:H7、又は、EHEC O157:NMであることを特徴とする請求項11に記載の細菌。
【請求項13】
前記EPECが、EPEC O127:H6であることを特徴とする請求項11に記載の細菌。
【請求項14】
前記変異が、病原性を減弱させることを特徴とする請求項8〜13の何れか一項に記載の細菌。
【請求項15】
請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項16】
前記細菌が生きていることを特徴とする請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記細菌が経口投与されることを特徴とする請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記細菌が死滅していることを特徴とする請求項15に記載の組成物。
【請求項19】
前記細菌が非経口投与されることを特徴とする請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
さらにアジュバントを含むことを特徴とする請求項15〜19の何れか一項に記載の組成物。
【請求項21】
前記アジュバントが、水中油型エマルジョン、又は、非水中油型エマルジョンであることを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項22】
前記アジュバントが、ミネラルオイル及びジメチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項23】
前記アジュバントが、乳化剤、ムラミルジペプチド、水性剤、キトサンベース剤、サポニン、油、リポ多糖(LPS)、細菌細胞壁抽出物、細菌DNA、細菌複合体、合成オリゴヌクレオチド、及び、脂肪族窒素性塩基(aliphatic nitrogenous base)から成る群より選択される1又はそれ以上の薬剤を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項24】
前記乳化剤が、1又はそれ以上の天然乳化剤、合成乳化剤、陰イオン性乳化剤、陽イオン性乳化剤、及び非イオン性剤から成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記天然乳化剤が、1又はそれ以上のアカシア、ゼラチン、レシチン、及び、コレステロールから成る群より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
前記陰イオン性乳化剤が、ラウリン酸のカリウム塩、オレイン酸のカリウム塩、ラウリン酸のナトリウム塩、オレイン酸のナトリウム塩、ラウリン酸のアンモニウム塩、オレイン酸のアンモニウム塩、脂肪酸のカルシウム塩、脂肪酸のマグネシウム塩、脂肪酸のアルミニウム塩、金属性セッケン、及び、有機スルホン酸塩から成る群の1又はそれ以上より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項27】
前記有機スルホン酸塩が、硫酸ラウリルナトリウムであることを特徴とする請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
前記陽イオン性乳化剤が、臭化セチルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項29】
前記合成乳化剤が、1又はそれ以上のグリセリルエステル、ポリオキシエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレングリコールエーテル、及びソルビタン脂肪酸エステルから成る群より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項30】
前記グリセリルエステルが、モノステアリン酸グリセリルであることを特徴とする請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
前記ソルビタン脂肪酸エステルが、モノパルミチン酸ソルビタン、及び、それらのポリオキシエチレン誘導体から成る群の1又はそれ以上より選択されることを特徴とする請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
前記ポリオキシエチレン誘導体が、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタンであることを特徴とする請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記水性剤が、水酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項34】
前記油が、1又はそれ以上のミネラルオイル、野菜油、及び動物油から成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項35】
前記野菜油が、1又はそれ以上のアブラナ油、アーモンド油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、ピーナッツ油、ベニバナ油、ゴマ油、及びダイズ油から成る群より選択されることを特徴とする請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
前記動物油が、1又はそれ以上のタラ肝油、オヒョウ油、ニシン(menhaden)油、オレンジラッフィー油、及びサメ肝油から成る群より選択されることを特徴とする請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
前記アジュバントが、油成分を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項38】
前記油成分が、1又はそれ以上の単一の油、及び油(複数)の混合物から成る群より選択されることを特徴とする請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記非水中油型エマルジョンが、1又はそれ以上の油エマルジョン、油中水型エマルジョン、及び水中油中水型エマルジョンから成る群より選択されることを特徴とする請求項21に記載の組成物。
【請求項40】
前記水中油型エマルジョンが、EMULSIGEN(商標)、又はEMULSIGEN PLUS(商標)であることを特徴とする請求項21に記載の組成物。
【請求項41】
前記油が、アンフィゲン(Amphigen)(登録商標)であることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項42】
前記アジュバントが、放線菌の細胞壁抽出物を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項43】
前記アジュバントが、放線菌のDNAを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項44】
前記アジュバントが、放線菌の細胞壁複合体を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項45】
前記脂肪族窒素性塩基(aliphatic nitrogenous bases)が、1又はそれ以上の、アミン、四級アンモニウム化合物、グアニジン、ベンズアミジン、及び、チオウロニウムから成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項46】
前記脂肪族窒素性塩基が、N,N‐ジオクタデシル‐N,N‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)プロパンジアミンであることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項47】
前記アジュバントが、ジメチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項48】
前記アジュバントが、20%から40%(v/v)の濃度で前記組成物中に存在することを特徴とする請求項21〜47の何れか一項に記載の組成物。
【請求項49】
試料中のA/E病原体の存在を検出する方法であって、
(a)試料を用意し、そして、
(b)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一であるヌクレオチド配列を含む核酸分子の存在を検出するか、又は、
(c)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一であるポリペプチドをコードする核酸分子の存在を検出するか、又は、
(d)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドの存在を検出する
ことを含み、該核酸分子又は該ポリペプチドの存在が、該試料中におけるA/E病原体の存在を示すことを特徴とする方法。
【請求項50】
前記試料が、糞便又は血液であることを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記検出が、
a)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群から選択されるヌクレオチド配列、或いは、
b)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上と実質的に同一なポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
と実質的に同一なプローブ又はプライマーと、前記ヌクレオチド配列との接触を含むことを特徴とする請求項49又は50に記載の方法。
【請求項52】
前記検出が、前記アミノ酸配列と、配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択される配列と特異的に結合する抗体との接触を含むことを特徴とする請求項49又は50に記載の方法。
【請求項53】
A/E病原体又はそれらの構成成分に対する免疫反応を動物において惹起する方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物に免疫応答を惹起させることを特徴とする方法。
【請求項54】
動物において、A/E病原体のコロニー形成(colonization)を減少させる方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8‐14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物におけるA/E病原体のコロニー形成を減少させることを特徴とする方法。
【請求項55】
動物において、A/E病原体の脱粒(shedding)を減少させる方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8‐14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物におけるA/E病原体の脱粒を減少させることを特徴とする方法。
【請求項56】
前記動物が、反芻動物であることを特徴とする請求項53〜55の何れか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記反芻動物が、ウシ又はヒツジ被検体であることを特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記動物が、ヒトであることを特徴とする請求項53〜55の何れか一項に記載の方法。
【請求項59】
A/E病原体による感染を治療又は予防する方法であって、
a)A/E病原体感染を有するか、又はそのリスクのある哺乳動物を同定すること;及び、
b)該哺乳動物に有効量の該A/E病原体病原性を減少させる化合物を投与すること(但し、該化合物は、配列番号22〜43、59若しくは73〜84の何れか一つの配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドの発現、分泌又は生物学的活性を抑制する)
を含む方法。
【請求項60】
前記化合物が、配列番号1〜21、59若しくは73〜84の何れか一つの配列と実質的に同一なヌクレオチド配列と相補的なアンチセンス核酸分子であることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物が、siRNAであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
A/E病原体の病原性を減少させる方法であって、
A/E病原体におけるnleA、nleB、nleC、nleD、nleE、nleF、nleG及びnleHから成る群より選択される遺伝子又はそれらの相同体遺伝子の1又はそれ以上を変異させるか、或いは、A/E病原体のゲノムのヌクレオチド配列(但し、該ヌクレオチド配列は配列番号1‐21又は60‐72から選択される)の1又はそれ以上を変異させることを含み、
それによって病原性を減少させることを特徴とする方法。
【請求項63】
A/E病原体の病原性を減少させる化合物のスクリーニング方法であって、
a)以下の(i)〜(iii)の何れかを含むシステム(系)を用意すること:
(i)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子
(ii)配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子
(iii)配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチド
b)被検化合物を用意すること;並びに、
c)該被検化合物が、該ポリペプチド若しくは該核酸分子の発現、分泌、又は、生物学的活性を調節するか否かを決定すること(但し、該ポリペプチド若しくは該核酸分子の発現、分泌又は生物学的活性における変化は、前記A/E病原体の病原性を減少させる化合物を示す)
を含むことを特徴とする方法。
【請求項64】
前記システムが、細胞であることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記細胞が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項63又は64に記載の方法。
【請求項66】
前記システムが、試験管内のシステムであることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項67】
A/E病原体ポリペプチドを産生する方法であって、
a)以下の(i)又は(ii)を含む組換え細胞を用意すること、並びに、
(i)配列番号1〜21又は60〜72と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子
(ii)配列番号22〜43、59又は73〜84と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子
b)該ポリペプチドの分泌が許容される条件下で該組換え細胞を増殖させること
を含むことを特徴とする方法。
【請求項68】
前記ポリペプチドの分泌が許容される条件下で前記組換え型細胞を増殖させることを更に含むことを特徴とする請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記ポリペプチドが前記細胞から分泌されることを特徴とする請求項67又は68に記載の方法。
【請求項70】
前記ポリペプチドの単離を更に含むことを特徴とする請求項67〜69の何れか一項に記載の方法。
【請求項71】
前記A/E病原体が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項49〜70の何れか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記EHECが、EHEC O157:H7、又は、EHEC O157:NMであることを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記EPECが、EPEC O127:H6であることを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項74】
配列番号22〜43、59又は73〜84の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含む組換え型ポリペプチド。
【請求項75】
配列番号1〜21又は60〜72の配列と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項76】
請求項75に記載の前記ヌクレオチド配列を含むことを特徴とするベクター。
【請求項77】
前記ベクターが、A/E病原体のゲノム中に組み込み可能であることを特徴とする請求項76に記載のベクター。
【請求項78】
前記ベクターが、A/E病原体のゲノム中に組み込み不能であることを特徴とする請求項76に記載のベクター。
【請求項79】
請求項76〜78の何れか一項に記載の前記ベクターを含むことを特徴とする宿主細胞。
【請求項80】
前記宿主細胞が、A/E病原体であることを特徴とする請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項81】
前記A/E病原体が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項80に記載の宿主細胞。
【請求項82】
A/E病原体若しくはその成分に対する免疫応答を惹起するための、又は、動物におけるA/E病原体の脱粒若しくはコロニー形成を減少させるための、又は、A/E病原体による感染を治療若しくは予防するための、薬物調製における、請求項1〜7若しくは15〜48の何れか一項に記載の前記組成物、請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌、請求項74に記載の前記ポリペプチド、又は、請求項75に記載の前記核酸分子の使用。
【請求項83】
試料中のA/E病原体を検出する試薬、及び試料中の該A/E病原体の検出に関する使用説明の添付文書と、を含むキット。
【請求項84】
前記試薬が、
a)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択されるヌクレオチド配列、或いは、
b)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上と実質的に同一なポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
と実質的に同一なプローブ又はプライマーを含むことを特徴とする請求項83に記載のキット。
【請求項85】
前記試薬が、配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択される配列に特異的に結合する抗体を含むことを特徴とする請求項83に記載のキット。
【請求項1】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドを、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項2】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項3】
配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項4】
配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む細胞培養上清を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項5】
前記ポリペプチドが、前記組成物中に存在する前記細胞のタンパク質の20%を構成することを特徴とする請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
さらにEspA、EspB、EspD、EspP、Tir、志賀毒素1、志賀毒素2、又は、インチミンポリペプチドを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項7】
さらにアジュバントを含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の組成物。
【請求項8】
細菌又はそれらの調製物であって、該細菌が、配列番号1〜21又は60〜72と実質的に同一なヌクレオチド配列の該細菌ゲノムにおける変異を含むことを特徴とする細菌又はそれらの調製物。
【請求項9】
細菌又はそれらの調製物であって、該細菌が、nleA、nleB、nleC、nleD、nleE、nleF、nleG若しくはnleH、又は、それらの相同体と実質的に同一な遺伝子における変異を含むことを特徴とする細菌又はそれらの調製物。
【請求項10】
前記細菌が、A/E病原体であることを特徴とする請求項8又は9に記載の細菌。
【請求項11】
前記細菌が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の細菌。
【請求項12】
前記EHECが、EHEC O157:H7、又は、EHEC O157:NMであることを特徴とする請求項11に記載の細菌。
【請求項13】
前記EPECが、EPEC O127:H6であることを特徴とする請求項11に記載の細菌。
【請求項14】
前記変異が、病原性を減弱させることを特徴とする請求項8〜13の何れか一項に記載の細菌。
【請求項15】
請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌を、生理的に許容可能な担体と併せて含む組成物。
【請求項16】
前記細菌が生きていることを特徴とする請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記細菌が経口投与されることを特徴とする請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記細菌が死滅していることを特徴とする請求項15に記載の組成物。
【請求項19】
前記細菌が非経口投与されることを特徴とする請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
さらにアジュバントを含むことを特徴とする請求項15〜19の何れか一項に記載の組成物。
【請求項21】
前記アジュバントが、水中油型エマルジョン、又は、非水中油型エマルジョンであることを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項22】
前記アジュバントが、ミネラルオイル及びジメチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項23】
前記アジュバントが、乳化剤、ムラミルジペプチド、水性剤、キトサンベース剤、サポニン、油、リポ多糖(LPS)、細菌細胞壁抽出物、細菌DNA、細菌複合体、合成オリゴヌクレオチド、及び、脂肪族窒素性塩基(aliphatic nitrogenous base)から成る群より選択される1又はそれ以上の薬剤を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項24】
前記乳化剤が、1又はそれ以上の天然乳化剤、合成乳化剤、陰イオン性乳化剤、陽イオン性乳化剤、及び非イオン性剤から成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記天然乳化剤が、1又はそれ以上のアカシア、ゼラチン、レシチン、及び、コレステロールから成る群より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
前記陰イオン性乳化剤が、ラウリン酸のカリウム塩、オレイン酸のカリウム塩、ラウリン酸のナトリウム塩、オレイン酸のナトリウム塩、ラウリン酸のアンモニウム塩、オレイン酸のアンモニウム塩、脂肪酸のカルシウム塩、脂肪酸のマグネシウム塩、脂肪酸のアルミニウム塩、金属性セッケン、及び、有機スルホン酸塩から成る群の1又はそれ以上より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項27】
前記有機スルホン酸塩が、硫酸ラウリルナトリウムであることを特徴とする請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
前記陽イオン性乳化剤が、臭化セチルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項29】
前記合成乳化剤が、1又はそれ以上のグリセリルエステル、ポリオキシエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレングリコールエーテル、及びソルビタン脂肪酸エステルから成る群より選択されることを特徴とする請求項24に記載の組成物。
【請求項30】
前記グリセリルエステルが、モノステアリン酸グリセリルであることを特徴とする請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
前記ソルビタン脂肪酸エステルが、モノパルミチン酸ソルビタン、及び、それらのポリオキシエチレン誘導体から成る群の1又はそれ以上より選択されることを特徴とする請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
前記ポリオキシエチレン誘導体が、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタンであることを特徴とする請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記水性剤が、水酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項34】
前記油が、1又はそれ以上のミネラルオイル、野菜油、及び動物油から成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項35】
前記野菜油が、1又はそれ以上のアブラナ油、アーモンド油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、ピーナッツ油、ベニバナ油、ゴマ油、及びダイズ油から成る群より選択されることを特徴とする請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
前記動物油が、1又はそれ以上のタラ肝油、オヒョウ油、ニシン(menhaden)油、オレンジラッフィー油、及びサメ肝油から成る群より選択されることを特徴とする請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
前記アジュバントが、油成分を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項38】
前記油成分が、1又はそれ以上の単一の油、及び油(複数)の混合物から成る群より選択されることを特徴とする請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記非水中油型エマルジョンが、1又はそれ以上の油エマルジョン、油中水型エマルジョン、及び水中油中水型エマルジョンから成る群より選択されることを特徴とする請求項21に記載の組成物。
【請求項40】
前記水中油型エマルジョンが、EMULSIGEN(商標)、又はEMULSIGEN PLUS(商標)であることを特徴とする請求項21に記載の組成物。
【請求項41】
前記油が、アンフィゲン(Amphigen)(登録商標)であることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項42】
前記アジュバントが、放線菌の細胞壁抽出物を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項43】
前記アジュバントが、放線菌のDNAを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項44】
前記アジュバントが、放線菌の細胞壁複合体を含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項45】
前記脂肪族窒素性塩基(aliphatic nitrogenous bases)が、1又はそれ以上の、アミン、四級アンモニウム化合物、グアニジン、ベンズアミジン、及び、チオウロニウムから成る群より選択されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項46】
前記脂肪族窒素性塩基が、N,N‐ジオクタデシル‐N,N‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)プロパンジアミンであることを特徴とする請求項23に記載の組成物。
【請求項47】
前記アジュバントが、ジメチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドを含むことを特徴とする請求項7又は20に記載の組成物。
【請求項48】
前記アジュバントが、20%から40%(v/v)の濃度で前記組成物中に存在することを特徴とする請求項21〜47の何れか一項に記載の組成物。
【請求項49】
試料中のA/E病原体の存在を検出する方法であって、
(a)試料を用意し、そして、
(b)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一であるヌクレオチド配列を含む核酸分子の存在を検出するか、又は、
(c)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一であるポリペプチドをコードする核酸分子の存在を検出するか、又は、
(d)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体から成る群の1又はそれ以上より選択される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドの存在を検出する
ことを含み、該核酸分子又は該ポリペプチドの存在が、該試料中におけるA/E病原体の存在を示すことを特徴とする方法。
【請求項50】
前記試料が、糞便又は血液であることを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記検出が、
a)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群から選択されるヌクレオチド配列、或いは、
b)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上と実質的に同一なポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
と実質的に同一なプローブ又はプライマーと、前記ヌクレオチド配列との接触を含むことを特徴とする請求項49又は50に記載の方法。
【請求項52】
前記検出が、前記アミノ酸配列と、配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択される配列と特異的に結合する抗体との接触を含むことを特徴とする請求項49又は50に記載の方法。
【請求項53】
A/E病原体又はそれらの構成成分に対する免疫反応を動物において惹起する方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物に免疫応答を惹起させることを特徴とする方法。
【請求項54】
動物において、A/E病原体のコロニー形成(colonization)を減少させる方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8‐14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物におけるA/E病原体のコロニー形成を減少させることを特徴とする方法。
【請求項55】
動物において、A/E病原体の脱粒(shedding)を減少させる方法であって、請求項1〜7又は15〜48の何れか一項に記載の前記組成物の有効量を該動物に投与することを含むか、或いは、請求項8‐14の何れか一項に記載の前記細菌の有効量を該動物に投与することを含み、それによって該動物におけるA/E病原体の脱粒を減少させることを特徴とする方法。
【請求項56】
前記動物が、反芻動物であることを特徴とする請求項53〜55の何れか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記反芻動物が、ウシ又はヒツジ被検体であることを特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記動物が、ヒトであることを特徴とする請求項53〜55の何れか一項に記載の方法。
【請求項59】
A/E病原体による感染を治療又は予防する方法であって、
a)A/E病原体感染を有するか、又はそのリスクのある哺乳動物を同定すること;及び、
b)該哺乳動物に有効量の該A/E病原体病原性を減少させる化合物を投与すること(但し、該化合物は、配列番号22〜43、59若しくは73〜84の何れか一つの配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドの発現、分泌又は生物学的活性を抑制する)
を含む方法。
【請求項60】
前記化合物が、配列番号1〜21、59若しくは73〜84の何れか一つの配列と実質的に同一なヌクレオチド配列と相補的なアンチセンス核酸分子であることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記化合物が、siRNAであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
A/E病原体の病原性を減少させる方法であって、
A/E病原体におけるnleA、nleB、nleC、nleD、nleE、nleF、nleG及びnleHから成る群より選択される遺伝子又はそれらの相同体遺伝子の1又はそれ以上を変異させるか、或いは、A/E病原体のゲノムのヌクレオチド配列(但し、該ヌクレオチド配列は配列番号1‐21又は60‐72から選択される)の1又はそれ以上を変異させることを含み、
それによって病原性を減少させることを特徴とする方法。
【請求項63】
A/E病原体の病原性を減少させる化合物のスクリーニング方法であって、
a)以下の(i)〜(iii)の何れかを含むシステム(系)を用意すること:
(i)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子
(ii)配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子
(iii)配列番号22〜43、59若しくは73〜84又はそれらの断片若しくは変異体と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチド
b)被検化合物を用意すること;並びに、
c)該被検化合物が、該ポリペプチド若しくは該核酸分子の発現、分泌、又は、生物学的活性を調節するか否かを決定すること(但し、該ポリペプチド若しくは該核酸分子の発現、分泌又は生物学的活性における変化は、前記A/E病原体の病原性を減少させる化合物を示す)
を含むことを特徴とする方法。
【請求項64】
前記システムが、細胞であることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記細胞が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項63又は64に記載の方法。
【請求項66】
前記システムが、試験管内のシステムであることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項67】
A/E病原体ポリペプチドを産生する方法であって、
a)以下の(i)又は(ii)を含む組換え細胞を用意すること、並びに、
(i)配列番号1〜21又は60〜72と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む核酸分子
(ii)配列番号22〜43、59又は73〜84と実質的に同一なアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子
b)該ポリペプチドの分泌が許容される条件下で該組換え細胞を増殖させること
を含むことを特徴とする方法。
【請求項68】
前記ポリペプチドの分泌が許容される条件下で前記組換え型細胞を増殖させることを更に含むことを特徴とする請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記ポリペプチドが前記細胞から分泌されることを特徴とする請求項67又は68に記載の方法。
【請求項70】
前記ポリペプチドの単離を更に含むことを特徴とする請求項67〜69の何れか一項に記載の方法。
【請求項71】
前記A/E病原体が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項49〜70の何れか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記EHECが、EHEC O157:H7、又は、EHEC O157:NMであることを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記EPECが、EPEC O127:H6であることを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項74】
配列番号22〜43、59又は73〜84の配列と実質的に同一なアミノ酸配列を含む組換え型ポリペプチド。
【請求項75】
配列番号1〜21又は60〜72の配列と実質的に同一なヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項76】
請求項75に記載の前記ヌクレオチド配列を含むことを特徴とするベクター。
【請求項77】
前記ベクターが、A/E病原体のゲノム中に組み込み可能であることを特徴とする請求項76に記載のベクター。
【請求項78】
前記ベクターが、A/E病原体のゲノム中に組み込み不能であることを特徴とする請求項76に記載のベクター。
【請求項79】
請求項76〜78の何れか一項に記載の前記ベクターを含むことを特徴とする宿主細胞。
【請求項80】
前記宿主細胞が、A/E病原体であることを特徴とする請求項79に記載の宿主細胞。
【請求項81】
前記A/E病原体が、腸管出血性大腸菌(EHEC)、腸管病原性大腸菌(EPEC)、又は、サイトロバクター・ローデンティウム(Citrobacter rodentium)であることを特徴とする請求項80に記載の宿主細胞。
【請求項82】
A/E病原体若しくはその成分に対する免疫応答を惹起するための、又は、動物におけるA/E病原体の脱粒若しくはコロニー形成を減少させるための、又は、A/E病原体による感染を治療若しくは予防するための、薬物調製における、請求項1〜7若しくは15〜48の何れか一項に記載の前記組成物、請求項8〜14の何れか一項に記載の前記細菌、請求項74に記載の前記ポリペプチド、又は、請求項75に記載の前記核酸分子の使用。
【請求項83】
試料中のA/E病原体を検出する試薬、及び試料中の該A/E病原体の検出に関する使用説明の添付文書と、を含むキット。
【請求項84】
前記試薬が、
a)配列番号1〜21若しくは60〜72又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択されるヌクレオチド配列、或いは、
b)配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上と実質的に同一なポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
と実質的に同一なプローブ又はプライマーを含むことを特徴とする請求項83に記載のキット。
【請求項85】
前記試薬が、配列番号22〜43、59、73〜84又はそれらの断片若しくは変異体の1又はそれ以上から成る群より選択される配列に特異的に結合する抗体を含むことを特徴とする請求項83に記載のキット。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図5G】
【図5H】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図6H】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27A】
【図27B】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図5G】
【図5H】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図6H】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図25A】
【図25B】
【図26A】
【図26B】
【図27A】
【図27B】
【公表番号】特表2007−531511(P2007−531511A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−537022(P2006−537022)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【国際出願番号】PCT/CA2004/001891
【国際公開番号】WO2005/042746
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(503265094)ザ ユニバーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア (17)
【出願人】(506150249)ウニベルシダッド ナシオナル アウトノマ デ メヒコ (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【国際出願番号】PCT/CA2004/001891
【国際公開番号】WO2005/042746
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(503265094)ザ ユニバーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア (17)
【出願人】(506150249)ウニベルシダッド ナシオナル アウトノマ デ メヒコ (2)
【Fターム(参考)】
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