説明

組合せ式モバイルホットスポットデバイス及びそのネットワークサービス提供方法、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイス

【課題】組合せ式モバイルホットスポットデバイス及びそのネットワークサービス提供方法と、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスを提供する。
【解決手段】ネットワークアクセスデバイスは、モバイルインターネットにアクセスする能力を備える。ネットワークアクセスデバイスが外部ホストマシンに選択的に電気的に接続された時、外部ホストマシンは、ネットワークアクセスデバイスを介してワイドエリアネットワークに接続される。ネットワークアクセスデバイスがワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続された時、ワイヤレスサービス電源デバイスは電源をネットワークアクセスデバイスに供給し、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットを制御してモバイルホットスポットネットワークを構築する。これにより、複数の電子デバイスのデータ交換とワイドエリアネットワークのデータアクセスを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモバイルホットスポットデバイスに係り、特に、組合せ式モバイルホットスポットデバイス及びそのネットワークサービス提供方法、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク環境が日増しに発達するにつれ、ネットワークを利用して情報を得たり、個人的な或いは仕事上の各種の事柄を処理したりすることが一般的になってきている。更には、現在のモバイルインターネット環境と技術がだんだん成熟してきているため、使用者は携帯電話、携帯情報端末(PDA)、或いはタブレットPC等の各種の携帯式通信デバイスを用いてモバイルインターネットを行い、いつでも必要な情報を得ることができる。ポータブルワイヤレス通信デバイス以外にも、インターネット(Internet)に接続するのに用いられる各種の通信機器が、使用量の増加に伴い普及してきている。例えば、インターネットとポータブル通信デバイスをブリッジ接続するワイヤレスアクセスポイント(Access Point或いはWireless Access Point)である。その主な機能は、ルーター(Router)の機能と同じであり、各種のポータブル通信装置から伝送されたデータパケットの伝送方式と方向を決め、一つ一つのネットワークノード(Node)を通じてデータを目的地へ伝送する。このプロセスをルーティング(Routing)と呼ぶ。上述のルーターは、二つ或いはもっと多くのネットワークの合流箇所に設けられ、ルーティングテーブル(Routing Table)に基づいて、各端の間でデータパケットを伝送する。また、各データパケットをルーティングできるようにするために、ルーターの間はルーティングプロトコルを通して通信を行うとともに、それぞれのルーティングテーブルをメンテナンスし、データパケットはこのプロトコルに基づいて目的地へ伝送される。
【0003】
現在は、モバイルホットスポット(Mobile Hotspot)デバイスによって、パソコンや携帯電話等の電子デバイスでインターネットブラウジングを行ったり、ローカルエリアネットワークを構築したりしてデータを共有することができる。一般的に言うと、モバイルホットスポットは、3G、Wimax等のワイヤレスWAN(Wireless Wide Area Network、 WWAN)及びワイファイ(Wireless Fidelity、 Wi−Fi)プロトコルローカルエリアネットワーク共有機能を有するルーターを備えており、スマートフォン、ノートPC及びタブレットPC等の電子デバイスを同時にワイヤレスWANに接続させることができる。
【0004】
しかしながら、現在のモバイルホットスポットデバイスは、いずれもWWANパーツ、Wi−Fiパーツ及び電池パーツを一つの装置の内に設けている。また、使用者が携帯しやすくするために、通常、モバイルホットスポットデバイスのサイズはいずれも小さめに設計されている。このため、モバイルホットスポットデバイス内の電池デバイスの電力貯蔵容量は制限され、モバイルホットスポットデバイスを長時間使用することができない。また、WWANパーツ及びWi−Fiパーツを同時にモバイルホットスポットデバイス内に置くと、互いに電磁干渉を起こしやすくなる。それ以外に、全ての構成部材を一つの装置の内に設けると製造コストが高くなり、また、放熱が悪くなるという問題も生じやすくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の技術の問題に鑑み、本発明は、従来の技術のモバイルホットスポットデバイスが抱える電力貯蔵容量が低い、電磁干渉を起こしやすい、放熱が悪い、及び製造コストが高いという問題を解決することができる、組合せ式モバイルホットスポットデバイス及びそのネットワークサービス提供方法、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的に基づき、一種の組合せ式モバイルホットスポットデバイスを提供する。本発明による組合せ式モバイルホットスポットデバイスは、ワイヤレスサービス電源デバイスと、ネットワークアクセスデバイスとからなる。ワイヤレスサービス電源デバイスは、電力貯蔵ユニットと、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットとからなる。電力貯蔵ユニットは電源を供給する。ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備える。ネットワークアクセスデバイスは、外部ホストマシン或いはワイヤレスサービス電源デバイスに選択的に電気的に接続される。ネットワークアクセスデバイスは、ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力を備える。また、ネットワークアクセスデバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットを制御するためのワイヤレスアクセスポイントサービスを備える。ネットワークアクセスデバイスと外部ホストマシンとが電気的に接続された時、外部ホストマシンはネットワークアクセスデバイスを介してワイドエリアネットワークに接続される。また、ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスが電気的に接続された時、ネットワークアクセスデバイスは、電力貯蔵ユニットが供給する電源を受け取るとともに、ワイヤレスアクセスポイントサービスを起動させ、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットを制御し、モバイルホットスポットネットワークを構築する。そして、モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換とワイドエリアネットワークのデータアクセスを提供することができる。
【0007】
好ましくは、ネットワークアクセスデバイスは、ワイドエリアネットワークに接続するためのワイヤレスWANトランシーバーユニットを備える。
【0008】
好ましくは、ワイヤレスアクセスポイントサービスは、ソフトウェア制御プログラムであり、ネットワークアクセスデバイスがワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続された時、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットに接続されて制御を行い、モバイルホットスポットネットワークを構築する。
【0009】
好ましくは、ネットワークアクセスデバイスは、外部ホストマシン或いはワイヤレスサービス電源デバイスから供給される電源を受け取るための電源管理ユニットを備える。
【0010】
好ましくは、ワイヤレスサービス電源デバイスは、電力補充ユニットを備え、この電力補充ユニットは、電力貯蔵ユニットに接続されるとともに、電源供給器から供給される電力を受け取った後、前記電力貯蔵ユニットに貯蔵させる。
【0011】
好ましくは、ネットワークアクセスデバイスは、接続インターフェースユニット及びコアプロセッサユニットを更に備え、ネットワークアクセスデバイスは、接続インターフェースユニットを介して外部ホストマシン或いはワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続され、コアプロセッサユニットは、接続インターフェースユニットがダブル作動モードのホストモード(Host Mode)或いはデバイスモード(Device Mode)のいずれで作動するかを判断する。ネットワークアクセスデバイスが外部ホストマシンに電気的に接続されている時は、デバイスモードで作動される。ネットワークアクセスデバイスがワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続されている時は、ホストモードで作動される。
【0012】
好ましくは、接続インターフェースユニットは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを含む。
【0013】
好ましくは、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイファイ(Wi−Fi)プロトコルを含む。
【0014】
また、本発明の目的に基づき、一種のモバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供方法を提供する。本発明によるモバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供方法は、ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスに適用される。ネットワークアクセスデバイスは、ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力を備える。ワイヤレスサービス電源デバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備える。前記方法は、以下の手順を含む。ネットワークアクセスデバイスをワイヤレスサービス電源デバイス、或いは外部ホストマシンに選択的に電気的に接続する。ネットワークアクセスデバイスがワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続されている場合は、ネットワークアクセスデバイスはダブル作動モードのホストモードで作動される。ワイヤレスサービス電源デバイスによって電源がネットワークアクセスデバイスに供給される。また、ネットワークアクセスデバイスのコアプロセッサユニットによって、ワイヤレスアクセスポイントサービスが起動され、ワイヤレスアクセスポイントサービスによってワイヤレスサービス電源デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットに接続されて制御を行い、モバイルホットスポットネットワークを構築する。そして、モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークのデータアクセスを提供することができる。
【0015】
本発明のモバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供方法は、更に以下の手順を含む。ネットワークアクセスデバイスが外部ホストマシンに電気的に接続されている場合は、ネットワークアクセスデバイスはダブル作動モードのデバイスモードで作動される。外部ホストマシンによって、電源がネットワークアクセスデバイスに供給される。また、外部ホストマシンはネットワークアクセスデバイスを介してワイドエリアネットワークに接続される。
【0016】
また、本発明の目的に基づき、更に一種のネットワークアクセスデバイスを提供する。本発明によるネットワークアクセスデバイスは、接続インターフェースユニットと、コアプロセッサユニットと、ワイヤレスWANトランシーバーユニットと、ワイヤレスアクセスポイントサービスと、を有する。接続インターフェースユニットは外部デバイスに電気的に接続される。コアプロセッサユニットは、ネットワークアクセスデバイスを制御し、接続インターフェースユニットがダブル作動モードのホストモードまたはデバイスモードのいずれで作動するか判断する。ワイヤレスWANトランシーバーユニットは、ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力を備える。ワイヤレスアクセスポイントサービスは、ソフトウェア制御プログラムであり、ワイヤレスサービス電源デバイスと一緒に用いることで、ソフトウェア制御機能を選択的に起動することができる。外部デバイスがワイヤレスサービス電源デバイスである時、接続インターフェースユニットは、ホストモードで作動されるとともに、ワイヤレスアクセスポイントサービスを起動し、ワイヤレスサービス電源デバイスと一緒にモバイルホットスポットネットワークを構築する。そして、モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークとの接続を提供することができる。接続インターフェースユニットがデバイスモードで作動される時、外部デバイスは、ワイヤレスWANトランシーバーユニットを介してワイドエリアネットワークに接続される。
【0017】
また、本発明の目的に基づき、更に一種のワイヤレスサービス電源デバイスを提供する。本発明によるワイヤレスサービス電源デバイスは、電力貯蔵ユニットと、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットとからなる。電力貯蔵ユニットは、外部デバイスに電力を供給、或いは外部電源から供給される電力を貯蔵する。ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク接続サービスを前記外部デバイスに提供するためのワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることにより、外部デバイスはワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることができる。外部デバイスがモバイルインターネットにアクセスする能力を備え、ワイヤレスアクセスポイントサービスを提供する場合、ワイヤレスサービス電源デバイスと外部デバイスの連結により、モバイルホットスポットネットワークが構築される。そして、モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークとの接続を提供することができる。
【0018】
上述した本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイス及びそのネットワークサービス提供方法、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスは、一つ、或いは複数の下記の利点を有する。
【0019】
1、この組合せ式モバイルホットスポットデバイスは、主に、ワイヤレスWANにアクセスする機能をネットワークアクセスデバイス内に設け、ワイヤレスローカルエリアネットワークサービスの機能及び電源の貯蔵と出力機能をワイヤレスサービス電源デバイス内に設ける。それにより、ネットワークアクセスデバイスは、単独で作動できるだけでなく、使用者が電子デバイスをワイドエリアネットワークに接続するツールとして使用することができる。使用者が必要とする時、ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスを組み合わせることもでき、組み合わせたデバイスはモバイルホットスポットデバイスとなる。ホットスポットデバイスは、ローカルエリアネットワーク内にある複数の電子機器を同時にワイドエリアネットワークに接続させることができるため、本発明のデバイスの操作をより柔軟性と実用性に富ませることができる。
【0020】
2、2、この組合せ式モバイルホットスポットデバイスは、ワイヤレスWANアクセスパーツとワイヤレスローカルエリアネットワークアクセスパーツ及び電源の貯蔵と出力パーツを、それぞれネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイス内に設ける。それにより、各パーツに接続されるアンテナの距離を増やし、電磁干渉を効果的に減らすことができ、組合せ式モバイルホットスポットの通信機能を改善することができる。分離して設計された各デバイスは大きな放熱面積を使用しているため、デバイスの放熱問題を効果的に改善することができる。また、前記ワイヤレスサービス電源デバイスの大きさを増やすことで、電力貯蔵容量を拡大させることができ、ワイヤレスサービス電源デバイスとネットワークアクセスデバイスを組み合わせた時に、その使用時間を長くすることができる。また、本発明によるモバイルホットスポットネットワークサービスは、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットによって容量の拡充を行うことができ、ワイヤレスネットワークサービス容量の拡充の柔軟性を向上させることができる。それ以外にも、ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスは独立設計であることにより、生産過程と製造プロセスを平行して独立に行うことができるため、製造コストを改善し下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明のネットワークアクセスデバイスの概略図である。
【図2】本発明のワイヤレスサービス電源デバイスの概略図である。
【図3】本発明のネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスをそれぞれ独立して作動させた実施例の概略図である。
【図4】本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイスの実施例の概略図である。
【図5】本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供方法の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の技術の特徴、内容、利点及び達成できる効果を説明しやすくするために、本発明の図を併せながら、実施例を挙げつつ以下に詳細な説明を行う。なお、説明で使用する図は、概略であり、明細書を補足するためだけに用いられるのであって、本発明を実施した後の実際の比率と正確な配置を示しているとは限らない。したって、添付した図の比率と配置関係によって、本発明の実際の実施上の権利範囲が限定されるものではない。
【0023】
図1を参照する。図1は、本発明のネットワークアクセスデバイスの概略図である。図において、ネットワークアクセスデバイス1は、ワイヤレスアクセスポイント(Wireless Access Point、Wireless AP)サービス11と、ワイヤレスWANトランシーバーユニット12と、コアプロセッサユニット13と、接続インターフェースユニット14と、電源管理ユニット15とを備えている。接続インターフェースユニット14は、主に、一台の外部デバイスに電気的に接続される。この接続インターフェースユニット14は、ホストモード(Host Mode)或いはデバイスモード(Device Mode)のダブル作動モードで作動する機能を備える。なお、接続インターフェースユニットの規格は、ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus、USB)インターフェース、エスディーアイオー(Secure Digital Input/Output、SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(High Speed Inter−Chip、HSIC)インターフェース等を含む。ワイヤレスWANトランシーバーユニット12とコアプロセッサユニット13とは、前記ネットワークアクセスデバイス1内のワイヤレスWANアクセスコアモジュールとして使用することができる。コアプロセッサユニット13は、ネットワークアクセスデバイス1内にインストールされるソフトウェア、プログラム、或いはファームウェアと、前記ソフトウェア、プログラム、或いはファームウェアで作動する電子パーツ等である。ソフトウェア、プログラム、或いはファームウェアは、接続インターフェースユニット14の外部デバイスと接続した時の作動モードを判断する。また、ワイヤレスWANトランシーバーユニット12は、ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力を備えている。ワイヤレスWANトランシーバーユニット12が使用する技術は、第ニ世代携帯電話通信技術(2nd−generation、2G)、第三世代携帯電話通信技術(3rd−generation、 3G)、或いはワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)等を含む。ワイヤレスアクセスポイントサービス11は、コアプロセッサユニット13で作動するソフトウェア、或いはプログラムであり、その機能は、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーデバイスを制御してワイヤレスローカルエリアネットワークを構築し、ワイヤレスWANトランシーバーユニット12が接続したワイドエリアネットワークにブリッジ接続する。ワイヤレスアクセスポイントサービス11の作動は、コアプロセッサユニット13が接続インターフェースユニット14の作動モードに応じて起動させるか停止させるかを決める。電源管理ユニット15は、外部デバイスが供給する電源を受け取り、電圧変換を行った後、ネットワークアクセスデバイス1に、各構成ユニットの電子パーツが必要とする作動電力を供給する。
【0024】
上述した内容において、ネットワークアクセスデバイス1の接続インターフェースユニット14に電気的に接続された外部デバイスが、ノートパソコン等一台の外部ホストマシンである場合、コアプロセッサユニット13が、接続インターフェースユニット14がデバイスモード(Device Mode)で作動することを判断するとともに、ネットワークアクセスデバイス1のワイヤレスWANトランシーバーユニット12が前記一台の外部デバイスをワイドエリアネットワークに接続させ、それによって、ワイドエリアネットワーク上のデータにアクセスすることができる。
【0025】
図2を参照する。図2は、本発明のワイヤレスサービス電源デバイス2の概略図である。図において、ワイヤレスサービス電源デバイス2は、電力貯蔵ユニット21と、電力補充ユニット22と、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23と、接続インターフェースユニット24とからなる。ワイヤレスサービス電源デバイス2は、接続インターフェースユニット24を介して、ホストモード(Host Mode)で作動可能な外部デバイスに電気的に接続されるとともに、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23と前記外部デバイスとの共同作動により、ワイヤレスローカルエリアネットワークにアクセスする操作能力を構築することができる。接続インターフェースユニット24のインターフェース規格は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェース等であり、その作動モードは、唯一、デバイスモード(Device Mode)のみで作動する。電力貯蔵ユニット21は、電力を貯蔵するとともに、電力を外部デバイスに供給する。電力貯蔵ユニット21は充電池等であるが、これに限定されるものではない。電力補充ユニット22は、外部の電源供給器等が供給する電力を受け取るとともに、受け取った電力を電力貯蔵ユニット21に貯蔵する。ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23は、ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を有し、ホストモード(Host Mode)で作動する外部デバイスによって操作・制御される。なお、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23は、ワイファイ(Wi−Fi)プロトコルを含む。
【0026】
上述した内容において、ワイヤレスサービス電源デバイス2に電気的に接続された外部デバイスが、ノートパソコン、或いはパーソナルコンピューター等である時は、ワイヤレスサービス電源デバイス2の電力貯蔵ユニット21は、接続インターフェースユニット24を介して、前記外部デバイスが供給する電力を受け取り貯蔵する。例えば、前記外部デバイスは、接続インターフェースユニット24の直流電源(Direct Current、DC)バスバーを通して、電力を電力補充ユニット22に引き入れた後、電力貯蔵ユニット21に貯蔵する。また、この時、ワイヤレスサービス電源デバイス2のワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23によって、前記外部デバイスはワイヤレスローカルエリアネットワークに接続される。しかしながら、ワイヤレスサービス電源デバイス2は、接続インターフェースユニット24を介して、逆に前記外部デバイスに電力を供給することもでき、電力供給装置として使用することもできる。
【0027】
上述した内容において、図1のネットワークアクセスデバイス1の接続インターフェースユニット14に電気的に接続された外部デバイスが、図2のワイヤレスサービス電源デバイス2である時、それは本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイスになる。ワイヤレスサービス電源デバイス2は、電力貯蔵ユニット21から接続インターフェースユニット24の直流電源バスバーを介して、電力をネットワークアクセスデバイス1に供給する。また、ワイヤレスサービス電源デバイス2の電力補充ユニット22は、外部の電力供給器から供給された電力を電力貯蔵ユニット21に貯蔵する。ネットワークアクセスデバイス1のコアプロセッサユニット13は、接続インターフェースユニット14がホストモード(Host Mode)で作動することを判断するとともに、ワイヤレスアクセスポイントサービス11のプログラムを起動させる。ワイヤレスアクセスポイントサービス11はワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット23に接続して起動させ、ワイヤレスローカルエリアネットワークを構築するとともに、このワイヤレスローカルエリアネットワークを、ワイヤレスWANトランシーバーユニット12に接続されたワイドエリアネットワークにブリッジ接続させる。ワイヤレスローカルエリアネットワークとワイヤレスWANのブリッジ接続が完成すると、ワイヤレスローカルエリアネットワーク内にある複数の電子デバイスをワイドエリアネットワークに同時に接続させること、或いはワイヤレスローカルエリアネットワーク内でデータの共有と交換を行わせることができる。これは即ち本発明による組合せ式モバイルホットスポットネットワークであり、そのネットワークサービスの接続とアクセスは、従来のモバイルホットスポットネットワークと同じ操作方法と作動能力を有する。
【0028】
図3は、本発明のネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスをそれぞれ独立して作動させた実施例の概略図である。図には、本発明によるネットワークアクセスデバイス100とワイヤレスサービス電源デバイス200が描かれている以外に、ノートパソコン300等の外部ホストマシンと外部デバイス400も描かれている。ネットワークアクセスデバイス100には、2G、3G或いはWIMAX等のネットワーク通信技術が設けられ、それによりネットワークアクセスデバイス100はモバイルインターネットにアクセスする能力を備えることができ、ワイドエリアネットワークに接続することができる。ネットワークアクセスデバイス100とノートパソコン300が電気的に接続された時、ネットワークアクセスデバイス100は、自身がダブル作動モードのデバイスモード(Device Mode)で作動することを判別し、ノートパソコン300が提供する電力を受け取るとともに、ノートパソコン300をワイドエリアネットワークに接続させる。上述の内容において、ネットワークアクセスデバイス100がデバイスモードで作動されている時、ネットワークアクセスデバイス100内に設けられたワイヤレスアクセスポイントサービスはオフになる。なお、ネットワークアクセスデバイス100とノートパソコン300は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを介して電気的に接続することができる。また、ネットワークアクセスデバイス100は、使用者が携帯しやすいように、USBメモリに似た形態に設計することができる。しかしながら、上述したものはいずれも一つの実施形態であり、本発明はこれによって制限されない。
【0029】
ワイヤレスサービス電源デバイス200は、電力の貯蔵と供給の能力を備えているとともに、Wi−Fi通信の能力を提供するパーツが設けられることにより、ワイヤレスサービス電源デバイス200はワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることができる。このワイヤレスサービス電源デバイス200はダブル作動モードのデバイスモード(Device Mode)で作動され、ワイヤレスサービス電源デバイス200が外部デバイス400と接続された時、外部デバイス400はワイヤレスサービス電源デバイス200に電力を供給する。また、ワイヤレスサービス電源デバイス200は、外部デバイス400をワイヤレスローカルエリアネットワークに接続させ、前記ワイヤレスローカルエリアネットワーク内のデータにアクセスすることもできる。なお、ワイヤレスサービス電源デバイス200は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを介して外部デバイス400と電気的に接続されるが、これに限定されるものではない。
【0030】
図4は、本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイスの実施例の概略図である。図には、本発明によるネットワークアクセスデバイス500とワイヤレスサービス電源デバイス600とが描かれている以外に、三台の電子デバイス700、800、及び900が描かれている。ネットワークアクセスデバイス500には2G、3G或いはWIMAX等のネットワーク通信技術が設けられている。これにより、ネットワークアクセスデバイス500はモバイルインターネットにアクセスする能力を備えることができ、ワイドエリアネットワークに接続することができる。また、ネットワークアクセスデバイス500には、ワイヤレスアクセスポイントサービスがさらに設けられ、ワイヤレスローカルエリアネットワークを制御することができるとともにワイドエリアネットワークに接続させることができる。ワイヤレスサービス電源デバイス600は、電力の貯蔵と供給能力を備えている。ワイヤレスサービス電源デバイス600内にはWi−Fi通信能力を有するパーツが設けられ、それにより、ワイヤレスサービス電源デバイス600はワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることができる。ネットワークアクセスデバイス500とワイヤレスサービス電源デバイス600とが、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを介して電気的に接続された時、その両者の組み合わせは本発明による組合せ式モバイルホットスポットデバイスとなる。この時、ネットワークアクセスデバイス500はホストモード(Host Mode)で作動され、ワイヤレスサービス電源デバイス600はデバイスモード(Device Mode)で作動される。その両者が電気的に接続された時、ワイヤレスサービス電源デバイス600はネットワークアクセスデバイス500に電力を供給し、それにより、ネットワークアクセスデバイス500は作動を続けることができる。また、ワイヤレスサービス電源デバイス600とネットワークアクセスデバイス500を一緒に用い、ワイヤレスローカルエリアネットワーク接続サービスを起動させることで、図に示す三台の電子デバイス700、800及び900をワイヤレスローカルエリアネットワークに連結させることができる。この時、ネットワークアクセスデバイス500のワイヤレスアクセスポイントサービスが起動され、それにより、ワイドエリアネットワークとワイヤレスローカルエリアネットワーク間のチャンネルが構築され、ワイドエリアネットワークとワイヤレスローカルエリアネットワーク間のデータ伝送がブリッジ接続される。それにより、電子デバイス700、800及び900がワイドエリアネットワークに接続され、ワイドエリアネットワーク内のデータにアクセスする能力を得ることができる。この実施例のワイヤレスサービス電源デバイス600はWi−Fiの技術によってワイヤレスローカルエリアネットワークを構築するため、前記三台の電子デバイス700、800及び900にもWi−Fiの機能を設ける必要がある。それにより、ワイヤレスサービス電源デバイス600によって構築されたワイヤレスローカルエリアネットワークに連結することができ、さらに、ネットワークアクセスデバイス500を介してワイドエリアネットワークに接続することができる。
【0031】
図5を参照する。図5は、本発明の組合せ式モバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供方法の手順を示すフローチャートである。その手順は以下の通りである。
【0032】
ネットワークアクセスデバイスを、ワイヤレスサービス電源デバイス、或いは外部ホストマシンに選択的に電気的に接続する。なお、ネットワークアクセスデバイスと、ワイヤレスサービス電源デバイス或いは外部ホストマシンの間は、USB、SDIO、或いはHSIC等インターフェースを介して接続される(S51)。
【0033】
ネットワークアクセスデバイスがワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続されている場合は、ワイヤレスサービス電源デバイスによって電力がネットワークアクセスデバイスに供給されることにより、ネットワークアクセスデバイスが起動する(S52)。
【0034】
ネットワークアクセスデバイスは、その接続インターフェースユニットがダブル作動モードのホストモードで作動していると判断した後、内蔵したワイヤレスアクセスポイントサービスを起動させる(S53)。
【0035】
ワイヤレスアクセスポイントサービスによってワイヤレスサービス電源デバイスに内蔵したワイヤレスローカルエリアネットワークパーツが制御され、ワイヤレスローカルエリアネットワークが構築される(S54)。
【0036】
ワイヤレスアクセスポイントサービスによってネットワークアクセスデバイスがワイドエリアネットワークにブリッジ接続され、完全なモバイルホットスポットネットワークが構築される。それにより、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークに連結された複数の電子デバイスを、ワイドエリアネットワークに間接的に接続させることができる(S55)。
【0037】
ネットワークアクセスデバイスが外部ホストマシンに電気的に接続されている場合は、ネットワークアクセスデバイスは外部ホストマシンによって電力が供給される(S56)。
【0038】
ネットワークアクセスデバイスは、デバイスモードで作動され、外部ホストマシンの制御によりワイドエリアネットワークに接続される(S57)。
【0039】
上述した内容をまとめると、本発明による組合せ式モバイルホットスポットデバイスは、2G、3G、或いはWIMAX等のネットワーク通信技術を本発明のネットワークアクセスデバイス内に設け、また、電源及びWi−Fi機器を本発明のワイヤレスサービス電源デバイス内に設ける。この方式により、ネットワークアクセスデバイス及びワイヤレスサービス電源デバイスをそれぞれ独立させて作動させることができ、ネットワークアクセスデバイスを、ワイドエリアネットワークに連結させるツールとして使用することができる。また、ワイヤレスサービス電源デバイスは、電力を供給する電力供給器として使用することができるとともに、Wi−Fiローカルエリアネットワークに接続するサービスを提供することができる。また、ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスを組み合わせるとモバイルホットスポットデバイスになり、ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセスポイントとして使用することができ、ローカルエリアネットワーク内の複数の電子デバイスをワイドエリアネットワークに接続させることができる。WWAN、Wi−Fi及び電源をそれぞれ異なるデバイスに設ける方式により、使用が便利になるだけでなく、ワイヤレスサービス電源デバイスの電源モジュールによりその電力貯蔵容量を拡大させることもできる。これにより、組み合わせた後のモバイルホットスポットデバイスの使用時間を長くすることができ、電磁干渉を効果的に減らし、放熱が悪いという問題を改善することができ、製造コストを低くすることができる。
【0040】
以上で述べた内容は一つの実施例にすぎず、本発明を制限するものではない。本発明の主旨と範疇から外れずに行った同様の効果をもつ修正や変更は、いずれも後述する特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0041】
1、100、500 ネットワークアクセスデバイス
11 ワイヤレスアクセスポイントサービス
12 ワイヤレスWANトランシーバーユニット
13 コアプロセッサユニット
14、24 接続インターフェースユニット
15 電源管理ユニット
2、200、600 ワイヤレスサービス電源デバイス
21 電力貯蔵ユニット
22 電力補充ユニット
23 ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニット
300 ノートパソコン
400 外部デバイス
700、800、900 電子デバイス
S51〜S57 手順


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスサービス電源デバイスと、ネットワークアクセスデバイスとを有する組合せ式モバイルホットスポットデバイスであって、
前記ワイヤレスサービス電源デバイスは、
電力を供給するための電力貯蔵ユニットと、
ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えるワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットと
を有し、
前記ネットワークアクセスデバイスは、
外部ホストマシン、或いは前記ワイヤレスサービス電源デバイスに選択的に電気的に接続され、
ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力と、
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットを制御するためのワイヤレスアクセスポイントサービスと
を有し、
前記ネットワークアクセスデバイスと前記外部ホストマシンとが電気的に接続された時、前記外部ホストマシンは、前記ネットワークアクセスデバイスを介してワイドエリアネットワークに接続され、
前記ネットワークアクセスデバイスと前記ワイヤレスサービス電源デバイスとが電気的に接続された時、前記ネットワークアクセスデバイスは前記電力貯蔵ユニットが提供する電力を受け取り、前記ワイヤレスアクセスポイントサービスを起動することによって、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットを制御してモバイルホットスポットネットワークを構築し、前記モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換とワイドエリアネットワークのデータアクセスとを提供することを特徴とする、組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項2】
前記ネットワークアクセスデバイスは、ワイドエリアネットワークに接続するためのワイヤレスWANトランシーバーユニットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項3】
前記ワイヤレスアクセスポイントサービスは、ソフトウェア制御プログラムであり、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットに接続されて制御を行い、前記モバイルホットスポットネットワークを構築することを特徴とする、請求項2に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項4】
前記ネットワークアクセスデバイスは、電源管理ユニットを備え、前記外部ホストマシン、或いは前記ワイヤレスサービス電源デバイスが提供する電力を受け取ることを特徴とする、請求項1に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項5】
前記ワイヤレスサービス電源デバイスは、前記電力貯蔵ユニットに接続される電力補充ユニットをさらに有し、
前記電力補充ユニットは、電力供給器が供給する電力を受け取った後、前記電力貯蔵ユニットに貯蔵することを特徴とする、請求項1に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項6】
前記ネットワークアクセスデバイスは、接続インターフェースユニット及びコアプロセッサユニットをさらに有するとともに、前記接続インターフェースユニットを介して前記外部ホストマシン或いは前記ワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続され、
前記コアプロセッサユニットは、前記接続インターフェースユニットがダブル作動モードのホストモード(Host Mode)或いはデバイスモード(Device Mode)のいずれで作動するかを判断し、
前記ネットワークアクセスデバイスが前記外部ホストマシンに電気的に接続されている時は、前記デバイスモードで作動され、前記ネットワークアクセスデバイスが前記ワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続されている時は、前記ホストモードで作動されることを特徴とする、請求項1に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項7】
前記接続インターフェースユニットは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを含むことを特徴とする、請求項6に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項8】
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイファイ(Wi−Fi)プロトコルを含むことを特徴とする、請求項1に記載の組合せ式モバイルホットスポットデバイス。
【請求項9】
ネットワークアクセスデバイスとワイヤレスサービス電源デバイスに適用されるモバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供の方法であって、
前記ネットワークアクセスデバイスは、
ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットにアクセスする能力と、
ワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力と
を備え、
前記方法は、
前記ネットワークアクセスデバイスを、前記ワイヤレスサービス電源デバイス、或いは外部ホストマシンに選択的に電気的に接続する手順と、
前記ネットワークアクセスデバイスが前記ワイヤレスサービス電源デバイスに電気的に接続されている場合は、前記ネットワークアクセスデバイスはダブル作動モードのホストモードで作動される手順と、
前記ワイヤレスサービス電源デバイスによって、電力が前記ネットワークアクセスデバイスに供給される手順と、
前記ネットワークアクセスデバイスのコアプロセッサユニットによって、ワイヤレスアクセスポイントサービスが起動され、前記ワイヤレスアクセスポイントサービスによって前記ワイヤレスサービス電源デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットに接続されて制御を行い、モバイルホットスポットネットワークを構築し、前記モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークのデータアクセスを提供することができる手順と、
を含むことを特徴とする、モバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供の方法。
【請求項10】
前記ネットワークアクセスデバイスが前記外部ホストマシンに電気的に接続されている場合は、前記ネットワークアクセスデバイスはダブル作動モードのデバイスモードで作動される手順と、
前記外部ホストマシンによって、電力が前記ネットワークアクセスデバイスに供給される手順と、
前記外部ホストマシンは、前記ネットワークアクセスデバイスを介してワイドエリアネットワークに接続される手順と、
を更に含むことを特徴とする、請求項9に記載のモバイルホットスポットデバイスのネットワークサービス提供の方法。
【請求項11】
接続インターフェースユニットと、コアプロセッサユニットと、ワイヤレスWANトランシーバーユニットと、ワイヤレスアクセスポイントサービスとからなるネットワークアクセスデバイスであって、
前記接続インターフェースユニットは、外部デバイスに電気的に接続され、
前記コアプロセッサユニットは、前記ネットワークアクセスデバイスを制御し、前記接続インターフェースユニットがダブル作動モードのホストモードまたはデバイスモードのいずれで作動するかを判断し、
前記ワイヤレスWANトランシーバーユニットは、ワイドエリアネットワークに接続するためのモバイルインターネットアクセス能力を備え、
前記ワイヤレスアクセスポイントサービスは、ソフトウェア制御プログラムであり、ワイヤレスサービス電源デバイスと一緒に用いることで、ソフトウェア制御機能を選択的に起動し、
前記外部デバイスが前記ワイヤレスサービス電源デバイスである時、前記接続インターフェースユニットは、前記ホストモードで作動されるとともに、前記ワイヤレスアクセスポイントサービスを起動し、前記ワイヤレスサービス電源デバイスと一緒にモバイルホットスポットネットワークを構築し、前記モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークとの接続とを提供することができ、
前記接続インターフェースユニットが前記デバイスモードで作動される時、前記外部デバイスは前記ワイヤレスWANトランシーバーユニットを介してワイドエリアネットワークに接続されることを特徴とする、ネットワークアクセスデバイス。
【請求項12】
前記外部デバイスが供給する電力を受け取るための電源管理ユニットを更に備えたことを特徴とする、請求項11に記載のネットワークアクセスデバイス。
【請求項13】
前記接続インターフェースユニットは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを含むことを特徴とする、請求項11に記載のネットワークアクセスデバイス。
【請求項14】
電力貯蔵ユニットと、ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットとを有するワイヤレスサービス電源デバイスであって、
前記電力貯蔵ユニットは、外部デバイスに電力を供給、或いは外部電源が供給する電力を貯蔵し、
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク接続サービスを前記外部デバイスに提供するためのワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることにより、前記外部デバイスはワイヤレスローカルエリアネットワークアクセス能力を備えることができ、
前記外部デバイスがモバイルインターネットにアクセスする能力を備えるとともに、ワイヤレスアクセスポイントサービスを提供する場合、前記ワイヤレスサービス電源デバイスと前記外部デバイスの連結により、モバイルホットスポットネットワークが構築され、前記モバイルホットスポットネットワークによって、複数の電子デバイスのデータ交換と、ワイドエリアネットワークとの接続とを提供することができることを特徴とする、ワイヤレスサービス電源デバイス。
【請求項15】
電力供給器が供給する電力を受け取った後、前記電力貯蔵ユニットに貯蔵する電力補充ユニットを更に備えることを特徴とする、請求項14に記載のワイヤレスサービス電源デバイス。
【請求項16】
前記ワイヤレスサービス電源デバイスは、前記外部デバイスに電気的に接続するための接続インターフェースユニットを更に備え、
前記電力貯蔵ユニットは、前記接続インターフェースユニットを介して電力を前記外部デバイスに出力、或いは前記接続インターフェースユニットを介して前記外部デバイスが供給する電力を受け取ることを特徴とする、請求項14に記載のワイヤレスサービス電源デバイス。
【請求項17】
前記接続インターフェースユニットは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェース、エスディーアイオー(SDIO)インターフェース、或いはハイスピードインターチップ(HSIC)インターフェースを含むことを特徴とする、請求項16に記載のワイヤレスサービス電源デバイス。
【請求項18】
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークトランシーバーユニットは、ワイファイ(Wi−Fi)プロトコルを含むことを特徴とする、請求項14に記載のワイヤレスサービス電源デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−90321(P2013−90321A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−85114(P2012−85114)
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【出願人】(512088475)クアンタ コンピュータ インク. (1)
【氏名又は名称原語表記】Quanta Computer Inc.
【Fターム(参考)】