説明

経路案内装置、経路案内方法および経路案内プログラム

【課題】経路案内中であっても簡便な操作で目的地地図情報をユーザに提供できる経路案内装置を提供する。
【解決手段】経路案内装置は、出発地から目的地に至る経路を探索するとともに探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する。制御部は、ユーザが設定した目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタン221をユーザに提供する。目的地地図ボタン221がユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路案内装置、経路案内方法および経路案内プログラムに関する。詳しくは、経路案内中であっても簡便な操作で目的地地図情報をユーザに提供できる経路案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザを目的地まで道案内する経路案内装置が知られ、例えば車載用のカーナビゲーション装置が知られている。カーナビゲーション装置は、自車位置検出機能と、目的地までの推奨経路探索機能と、を有しており、表示画面上で自車位置を電子地図に重ねつつ、ユーザに進むべき進行方向を提示するようになっている。これにより、ユーザは自車の現在位置と周辺道路の様子を見つつ、案内経路に従って目的地まで走行することができる。
【0003】
ところで、表示画面には自車位置を中心とした地図が表示されるので、ユーザは現在位置の周辺の情報については地図で確認できる。
その一方、カーナビゲーション装置の使用時によくあることとして、目的地に向かう途中で目的地周辺の情報を知りたいという場合がある。
例えば、目的地に着く前に、目的地周辺の駐車場やコンビニエンスストア、レストランを探したいという場合がある。あるいは、目的とする施設に入るための詳細な道(例えば裏道)を知っておきたいという場合がある。
【0004】
このような場合に、ナビゲーション中に目的地周辺の詳細地図を表示画面に呼び出すにあたっては、思いのほか面倒な操作が必要になる。
例えば、目的地を設定するときと全く同じ操作手順で、検索画面で目的地の名称や住所や電話番号を入力して目的地を検索し、表示された候補リストの中から目的地を選んで、さらにその詳細地図を表示させる。
もしくは、検索履歴か登録地点リストを呼び出し、リストの中から所望地点を選んで、さらにその詳細地図を表示させる。
あるいは、表示画面上の地図をスクロールして目的地マークを探し、目的地マークを中心に地図をズームインさせる。
このような操作によって目的地周辺の詳細地図を表示させることができるが、やはり面倒であり、便利とは言い難い。
【0005】
ここで、例えば、特許文献1(特開2006-145930号公報)には、地図のスクロールやズームイン、ズームアウトを簡易な操作で実現する表示装置を提案している。
これによれば比較的少ない手数で所望の地点を拡大表示させることができる。
また、特許文献2(特開2007-121525号公報)には、自車位置からの距離に応じて表示地図の縮尺を変更するカーナビゲーション装置を提案している。
これによれば、自車位置近辺は詳細(縮尺を大きく。すなわち、縮尺を示す分数の分母を小さく)に表示するとともに、自車位置から離れたところは広域表示し(縮尺を小さく。すなわち、縮尺を示す分数の分母を大きく)、自車位置を中心とした魚眼レンズ的に地図を表示する。
これによれば、自車現在位置から離れた地点でも比較的容易に探すことができる。
【0006】
また、特許文献3(特開2005-292030号公報)では、目的地までの推奨経路を設定した後に、経由地点を設定できる車載ナビゲーション装置が開示されている。
この特許文献3では、追加する地点を名称や住所等で検索すると、候補地がリスト状に表示されるようになっている(特許文献3の段落(0017)、図2(b))。
また、追加候補地点と現在地との間、あるいは、追加候補地点と目的地との間の要約地図が表示されるようになっている。
そして、候補地リスト表示および要約地図表示の画面には、追加候補地点周辺の所定範囲地図を表示させるための「周辺地図ボタン」が配置されており、この「周辺地図ボタン」を押すことにより、追加候補地点周辺の通常地図あるいは要約地図が表示されるようになっている(特許文献3の段落(0022))。
これにより、ユーザは、追加地点を設定する前に追加候補地点の地図を簡単に呼び出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006-145930号公報
【特許文献2】特開2007-121525号公報
【特許文献3】特開2005-292030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献に開示される技術を用いたとしても、ナビゲーション中に目的地周辺の詳細地図を表示画面に呼び出すにあたって面倒な操作が要求されることに違いはない。
特許文献1や特許文献2でも、画面をスクロールさせながら目的地マークを探したり、ズームインやズームアウトを繰り返す必要がある。
また、特許文献3のように地点を追加設定する際に周辺地図を呼び出すことができたとしても、ナビゲーション中に再び目的地(あるいは経由地)の周辺地図を呼び出すにあたっては、やはり、地点を設定するときと全く同じ操作手順を繰り返すか、地図をスクロールして地点を探すしかない。
【0009】
出発前の目的地設定の際に目的地周辺に関する情報を総て調べておけば理想的であるが、ユーザとしては取り敢えず目的の方向に走り出し、目的地近辺に着くまでに具体的な施設やレストラン、駐車場を決めたいという要望がある。
このような場合に、ナビゲーション中に目的地周辺の地図情報を呼び出すのが面倒では、ユーザとしてはかなりの不便さをしばしば感じてしまう。
【0010】
本発明の目的は、経路案内中であっても簡便な操作で目的地地図情報をユーザに提供できる経路案内装置、経路案内方法および経路案内プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の経路案内装置は、
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内装置であって、
情報を表示画面に表示させる表示部と、
ユーザの入力を受け付ける入力手段と、
経路案内動作および表示部の画像表示を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供し、
前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示させる
ことを特徴とする。
【0012】
本発明では、
目的地への経路案内中に、ユーザは、ソフト的またはハード的に提供されるメニューボタンを操作可能であり、
前記メニューボタンがユーザ操作によって選択された場合、
前記制御部は、
経路案内中の画面から操作選択肢を提供するメニュー画面に移行させ、
前記メニュー画面中の一項目として前記目的地地図ボタンを提供する
ことが好ましい。
【0013】
本発明では、
前記制御部は、
前記メニュー画面の一項目として、施設を検索するための周辺検索ボタンを提供し、
ユーザ操作によって前記周辺検索ボタンが選択された場合、検索対象をリスト状に提示する検索対象リスト画面に移行させ、
ユーザ操作により、前記目的地地図の表示のあとで前記メニュー画面に移行して、このメニュー画面中の前記周辺検索ボタンが選択され、さらに、検索対象リスト画面で検索対象が選択された場合、
前記制御部は、目的地周辺で検索対象の施設を検索する
ことが好ましい。
【0014】
本発明では、
前記制御部は、
経路案内中の表示画面中に目的地に関する情報を呼び出すための目的地ボタンを表示させ、
前記目的地ボタンがユーザ操作によって選択された場合、
前記制御部は、
経路案内中の画面から目的地の情報を表示する目的地情報画面に移行させ、
前記目的地情報画面に前記目的地地図ボタンを表示させる
ことが好ましい。
【0015】
本発明では、
前記制御部は、
前記目的地地図の表示画面上に、施設または情報を検索するための一以上の情報ボタンを提供し、
ユーザ操作によって一の情報ボタンが選択された場合、
前記制御部は、前記選択された情報ボタンで特定された施設または情報を目的地の周辺で検索する
ことが好ましい。
【0016】
本発明では、
前記制御部は、
前記目的地地図の表示にあたって、現在地と目的地との間の距離に応じて前記目的地地図の縮尺を変化させる
ことが好ましい。
【0017】
本発明では、
前記制御部は、
現在地と目的地との間の距離が近くなるに従って前記目的地地図の縮尺を大きくする
ことが好ましい。
【0018】
本発明の経路案内方法は、
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内方法であって、
ユーザが設定した目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供し、
前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示する
ことを特徴とする。
【0019】
本発明の経路案内プログラムは、
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内装置に組み込まれたコンピュータを、
ユーザが設定した目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供するとともに、前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示させる制御部として機能させる
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明では、目的地への経路案内中において、目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンが提供される。
したがって、ユーザはこの目的地地図ボタンにより、目的地周辺地図を表示画面に呼び出すことができる。
本発明によれば目的地地図を表示させるのに、画面をスクロールさせたり、登録地点リストから目的地を呼び出す等の手間は必要なく、目的地地図ボタンを操作すればよいので、簡便かつ直観的操作で目的地周辺地図を呼び出すことができる。
目的地地図は、経路案内中であっても利用頻度が高いと考えられるところ、本発明によれば目的地地図を簡便かつ直観的操作で表示させることができるので経路案内装置の利便性を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1実施形態の機能ブロック図。
【図2】ナビゲーション中の表示画面の一例を示す図。
【図3】メニュー画面の一例を示す図。
【図4】目的地地図の一例を示す図。
【図5】目的地周辺検索画面の一例を示す図。
【図6】目的地周辺施設表示画面の一例を示す図。
【図7】住所表示と地図表示とを選択させる画面の一例を示す図。
【図8】住所表示によるリスト表示の一例を示す図。
【図9】目的地地図の一例を示す図。
【図10】第2実施形態におけるナビゲーション画面の一例を示す図。
【図11】目的地情報画面の一例を示す図。
【図12】第3実施形態において表示画面に表示される目的地地図の一例である。
【図13】第4実施形態において、目的地地図の縮尺の変化を表すグラフの一例を示す図。
【図14】目的地地図の一例を示す図。
【図15】目的地地図の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態について説明する。
第1実施形態としては案内経路装置として車載用カーナビゲーション装置を例に説明するが、車載用に限らず、例えば、携帯電話機等の携帯型電子機器で使用する携帯式ナビゲーション装置にも本発明は適用できる。
図1は、第1実施形態の機能ブロック図である。
ナビゲーション装置100は、自車位置検出機能と、目的地までの推奨経路探索機能と、を有しており、さらに、経路案内中に簡便かつ直観的な操作によって目的地周辺の地図情報をユーザに提供できるものである。
ナビゲーション装置100は、制御部110と、ROM111と、RAM112と、現在地検出部120と、画像データバッファ130と、表示部140と、入力手段150と、ディスクドライブ160と、を備える。
【0023】
制御部110は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路を有し、RAM112を作業エリアとしてROM111に格納された制御プログラム(経路案内プログラム)を実行することにより、各種の演算処理や制御を行う。
この制御部110により、目的地までの経路案内やユーザの操作に応じた表示画面の更新制御が行われ、ユーザの要求に応じて目的地周辺地図の提供も行うが、詳しい制御動作については後述する。
現在地検出部120は、自車両の現在地を検出する装置であり、加速度センサ121、ジャイロセンサ122、車速センサ123およびGPSセンサ124を備えている。
画像データバッファ130は、表示部140に表示するための画像データを一時的に格納する。
画像データは、DVD−ROM161に記録されている地図データに基づいて作成されるものであり、道路や施設を表示するための道路地図描画用データや各種の図形データ等からなる。
【0024】
表示部140としては液晶パネルが例として挙げられるが、その他有機ELディスプレイパネルなど各種の画像表示装置で構成されてもよい。
入力手段150は、表示部140と一体的に設けられたタッチパネルが例として挙げられるが、筐体に設けられた操作ボタン、操作レバー、操作ノブや、さらには、リモコンであってもよい。
【0025】
ディスクドライブ160には、地図データを格納したDVD−ROM161が装填される。
DVD−ROM161には、道路を表す道路データ、目的地までの推奨経路を演算するための経路計算データ、推奨経路に従って自車両を目的地まで誘導するための経路誘導データ(交差点名称や道路名称など)、道路以外の地図形状を表す背景データ(河川、鉄道、各種施設(ランドマーク))などが格納されている。
【0026】
(使用例1)
次に、制御部110による表示画面の制御例ととともに第1実施形態の使用例について説明する。
説明のための例として、ユーザは、特定のレストランをまだ決めていないものの、とりあえず横浜駅周辺のレストランに行きたい、という場合を想定する。
この場合、ユーザはとりあえず目的地を横浜駅に設定する。
目的地を設定する手順は従来よく知られた手順であり、例えば、検索画面で名称や住所等から目的地候補を絞り、候補リストから横浜駅を選択して目的地に設定すればよい。
ユーザは「横浜駅」を目的地に設定するだけであり、その他の特別なメモリ地点登録などの操作はしないものとする。
【0027】
目的地が設定されるとナビゲーション装置100は経路を求め、ナビゲーション(経路案内)を開始する。
ナビゲーション中の画面は、図2に示すように、自車位置200を中心として比較的縮尺が大きい地図(例えば100mスケール)を表示する。
【0028】
ナビゲーション中の画面には、地図の縮尺を変更するタッチボタン211、212が配置されており、ユーザはこれらのタッチボタン211、212を操作することによって地図の縮尺を変更することができる。
例えば、自車位置200の周辺をもっと詳細に知りたければ、詳細ボタン211を押してさらに縮尺が大きな地図(例えば10mスケール)を表示させればよい。あるいは、自車位置200を中心とした広域の道路の様子が知りたければ、広域ボタン212を押して縮尺が小さな地図(例えば1kmスケール)を表示させればよい。
ナビゲーション中であっても自車位置を中心としたこのような地図スケールの変更は従来の一般的カーナビゲーション装置でも可能であった。
【0029】
さて、ユーザは、図2のナビゲーションに従って横浜駅に向かって走行しつつ、横浜駅に到着する前にレストランを決めたいと考える。
この場合、例えば、ユーザは、適切な場所に一時停車して目的地(横浜駅)周辺のレストランおよびその近辺の駐車場を探すことになる。
【0030】
このときユーザはナビゲーション画面上に表示されているメニューボタン220を押す。すると、制御部110の画面制御により、図3のメニュー画面に移行する。
【0031】
ここで、第1実施形態では、目的地の周辺地図を表示させる"目的地地図ボタン221"がメニュー画面のなかのメニュー項目の一つとして配置されている。
ユーザがこの"目的地地図ボタン221"を押すと、図4に示すように、制御部110が目的地201を中心とする地図を呼び出して表示部140に表示させる。
ユーザは、この目的地地図を見てレストランおよび駐車場を探すことができる。
または、目的地地図上に配置された広域ボタン212、詳細ボタン211を操作すると目的地(横浜駅)201を中心として地図の縮尺が変更できる。したがって、ユーザは、横浜駅を中心とした広域地図または詳細地図から目的地(横浜駅)周辺のレストランおよび駐車場を探してもよい。
【0032】
目的地地図上で所望の駐車場またはレストランを見つけた場合、そこを新たに目的地や経由地に設定してもよい。
このように地図上で新たに目的地や経由地を設定する操作手順は特に限定されず、例えば、所望の施設を表示画面の中心に合わせ、中心点を新たな目的地や経由地に設定するようにしてもよい。
【0033】
このように本第1実施形態では、メニューボタン220と目的地地図ボタン221とを押す2回のタッチでナビゲーション画面から目的地地図へ移行することができる。
従来は、自車位置を中心とする地図を呼び出すことは簡単であったが、目的地を中心とした地図を呼び出したければ、画面をスクロールさせるか、もしくは、検索履歴か登録地点リストから目的地を呼び出す等の手間が必要であった。
この点、本第1実施形態では、簡便かつ直観的操作で目的地周辺地図を呼び出すことができる。
【0034】
(使用例2)
また、本第1実施形態では、図4の目的地地図においてもメニューボタン220が配置されている。
ユーザが目的地地図においてメニューボタン220を押すと、先ほどと同じように、図3に示すメニュー画面が表示される。
そして、このメニュー画面には周辺施設等を検索するための"周辺検索ボタン222"が配置されている。
ユーザが周辺検索ボタン222を押すと、図5に示す目的地周辺検索画面に移行する。
目的地周辺検索画面には、検索対象施設が予めリストとして表示されており、図5では、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、駐車場、レストランをワンタッチで検索するためのボタンがそれぞれ配置されている。
この他、渋滞状況を知るためのVICS情報ボタンや、周辺観光スポットボタンなどがあってもよく、ニーズに応じて適宜配置設計すればよい。
ユーザが、駐車場を検索するために駐車場ボタン231を押すと、図6に示すように、目的地(横浜駅)201の周辺の駐車場P(Parking Space)が検索され、表示画面に表示される。
検索する範囲としては、現在の縮尺設定で表示画面に表示できる範囲とすることが例として挙げられる。
同様に、レストランのボタン232を押せば、目的地(横浜駅)201を中心としたレストランが表示される(図示は省略する)。
【0035】
このように、第1実施形態によれば、目的地周辺の地図を簡便に呼び出し、さらに、目的地周辺の施設についても簡便な操作で検索を行って表示画面上で見ることができる。
【0036】
なお、図5の目的地周辺検索画面で駐車場ボタン231が押された場合に、ダイレクトに図6の目的地周辺地図に移行させてもよく、あるいは、図7のように住所表示と地図表示とを選択させる画面を表示させてもよい。
そして、図7において住所表示ボタン233が押された場合に、図8のように住所表示によるリストを表示し、このリストから簡易に目的地あるいは経由地を設定できるようにしてもよい。
これによれば、図6の地図表示と図8の住所表示とを見て、ユーザは所望の駐車場を選んで目的地または経由地に設定できる。
【0037】
なお、表示部140の大きさによるが、表示部140を2分割して図6の地図表示と図8の住所表示とを同時に表示させるようにしてもよい。
【0038】
また、図5の目的地周辺検索画面で駐車場ボタン231が押された場合に、目的地周辺に駐車場がない場合も考えられる。例えば、目的地の周辺数百メートル範囲に駐車場がない場合も考えられる。
この場合、検索結果として目的地周辺に検索対象施設がないことを画面または音声でユーザに告知し、図4の目的地地図に戻ってもよい。
ユーザとしては、図4の目的地地図で広域ボタンによって縮尺を小さくして、検索範囲を広げて再びメニューボタン220から駐車場検索をしてもよい。
あるいは、ユーザとしては、図2のナビゲーション画面に戻って、メニュー画面から周辺検索を行って自車位置周辺で所望の施設を検索してもよいし、ルート表示を選択して、ルート沿いで所望の施設を検索するようにしてもよい。
【0039】
(使用例3)
使用例3を説明する。
従来のカーナビゲーション装置の使用時によくあることとして、目的地周辺まで到着してナビゲーションが終了してしまったにも関わらず、実際には目的地になかなかたどり着かないということがある。地図上では目的地のすぐ近くまで来ているとしても、施設のゲートに入るための細い裏道がわかりにくかったり、実際にはもう一本隣の細い道沿いに目的の施設があるというケースがある。このような場合、ナビゲーションが終了しても目的地にたどり着けず、目的地を行き過ぎてしまうことがある。
さらに、従来の一般的なナビゲーション装置では、自車位置を中心とした地図表示が行われるので、目的地を大きく行き過ぎてしまった場合には表示画面から目的地マークが消えてしまうという事態になる。
このような場合、ユーザとしては再び目的地を設定し直して目的地に向かう経路案内を再設定するか、もしくは、表示地図をスクロールして目的地マークを探し、自車位置と目的地との位置関係や経路を考えなければならない。
いずれにしても目的地周辺まで来ているにも関わらずこのような煩雑な手間がかかってしまっては、ユーザはかなりの不便さを感じてしまう。
【0040】
この点、本第1実施形態では、目的地地図ボタン221を利用して簡便に目的地地図を呼び出すことができる。
したがって、目的地地図を表示させてどこを通りすぎたのか、または、どこを曲がればよかったのかを直ぐに確認することができる。
例えば図9のように、目的地を中心とした地図を表示させ、さらに、自車位置200が地図に表示される程度に縮尺を調整すれば自車位置200と目的地201との関係が直ぐに把握でき、目的地201に辿り着く経路240を直ぐに見つけることができる。
なお、説明上わかりやすいように横浜駅に戻るための経路240を図9上に一点鎖線で示しているが、ナビゲーション自体は終了しているのでこのような経路表示は実際には行われないものである。経路表示がなくても、目的地を中心とする地図上で自車位置を確認すれば、ルートを認識することは容易である。
【0041】
このように第1実施形態によれば、目的地を再設定したり、地図をスクロールして目的地マーク201を探したりするなどの手間に比べ、格段に直観的かつ簡便な操作で目的地地図をユーザに提供でき、利便性を格段に向上させることができる。
【0042】
なお、目的地に到着して、ユーザが車のエンジンを切った場合やナビゲーション装置のプラグを車のソケットから抜いたときに目的地の設定登録データは自動的にクリアされる。
目的地に着いてしまうとナビゲーション装置を使って目的地関連の情報を呼び出す頻度は極端に少なくなり、多くの場合、ほとんど利用しなくなる。
したがって、目的地に到着したときに目的地登録を自動削除することで、メモリの負荷を軽減できる。
従来、ナビゲーション装置には地点をメモリ登録させる機能があるので、ナビゲーション中に目的地を簡単に呼び出せるようにユーザとしては目的地をメモリ登録しておく場合がしばしばあった。
しかし、目的地に到着してしまうとこのメモリ登録を再度利用することはほとんどなく、無駄にメモリ領域を占有してしまったり、ユーザが逐一削除しなければならないなどの問題があった。
この点、第1実施形態では、目的地に到着前のナビゲーション中は簡単に目的地地図情報を呼び出せる一方、目的地に着いてしまえば自動的に目的地の設定登録がクリアされるので、メモリ利用効率およびユーザの利便性を向上させることができる。
【0043】
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態ではナビゲーション画面上に目的地情報を直接呼び出すための"目的地ボタン251"が配置されていることに特徴を有する。
図10は、第2実施形態におけるナビゲーション画面の一例である。
この図10において、ナビゲーション画面には、目的地ボタン251が表示されている。
ここでは、目的地ボタン251の中に、目的地までの距離と予想到着時間とが合わせて表示されているが、このような表示を行うか否かは適宜設計変更できることである。
そして、ナビゲーション画面においてユーザが目的地ボタン251を押すと、ダイレクトに図4の目的地周辺地図に移行するようになっている。
すなわち、ユーザが目的地に関する情報を得たい場合には、ナビゲーション画面において目的地ボタン251を押せばよく、直観的に自然な一回の操作でダイレクトに目的地地図を呼び出すことができる。
【0044】
また、第2実施形態の変形例として、次のようになっていてもよい。
すなわち、ナビゲーション画面においてユーザが目的地ボタン251を押すと、図11に示すように、目的地に関する詳細情報が表示されるようにしてもよい。ここでは、目的地の名称、住所、連絡先を表示する場合を例示している。
この目的地情報画面に、目的地地図を表示させるための目的地地図ボタン252を配置する。そして、この目的地地図ボタン252を押すと、図4の目的地周辺地図が表示部140に表示されるようにする。
これにより、ユーザが目的地に関する情報および目的地周辺の地図が得たければ、ナビゲーション画面において目的地ボタン251を押し、続いて目的地地図ボタン252を押せばよい。ユーザにとって簡便かつ直観的な操作で目的地周辺地図を呼び出して表示させることができる。
【0045】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の基本的構成は上記第1実施形態および第2実施形態と同様であるが、第3実施形態では目的地周辺地図の表示画面において、所望の施設の情報を簡便に表示させるための各種の情報ボタンが配設されている点に特徴を有する。
図12は、第3実施形態において表示画面に表示される目的地地図の一例である。
この目的地地図を呼び出す手順は、第1実施形態のようにメニュー画面(図3)の目的地地図ボタン221を押してもよい。あるいは、第2実施形態のように、図10の目的地ボタン251の後、目的地地図ボタン252を押してもよい。
【0046】
図12において、目的地周辺地図の表示画面には、画面の下部に情報ボタンが配置されている。
ここでは、情報ボタンとして、駐車場ボタン253、コンビニエンスストアボタン254、VICSボタン255、ガソリンスタンドボタン256、が配置されている。
駐車場ボタン253を押すと、図6と同様に、目的地(横浜駅)201の周辺の駐車場P(Parking Space)が検索されて表示画面に表示される。
同様に、コンビニエンスストアボタン254を押すと目的地(横浜駅)201の周辺のコンビニエンスストアが検索されて表示画面に表示される。
VICSボタン255を押すとVICS情報(Vehicle Information and Communication System)として例えば渋滞情報が重ねて表示され、ガソリンスタンドボタン256を押すと目的地周辺のガソリンスタンドが検索されて表示される。
その他、レストランを検索して表示させるためのレストランボタン257を設けてもよい。
さらに、表示させる情報ボタンの種類をユーザの好みで選べるようにしてもよい。
【0047】
このように第3実施形態では、目的地地図を表示させた後、さらに、簡便な操作で目的地周辺情報を得ることができる。
ナビゲーション中に目的地地図を呼び出したい理由としては、目的地到着前に目的地周辺の施設情報を知りたいなどが代表的であると考えられる。
そこで、目的地周辺地図からより直観的操作で所望の施設を検索できるように施設アイコンボタンを目的地周辺地図に重ねて表示するようにしている。
これにより、ナビゲーション中であっても、ユーザはより直観的操作で目的地周辺の施設情報を知ることができる。
【0048】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態の基本的構成は上記第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態と同様であるが、第4実施形態では目的地地図の縮尺を自車位置と目的地との間の距離に応じて変化させる点にある。
第4実施形態においても、上記実施形態と同様の操作でナビゲーション中に目的地地図を呼び出せる点は同じである。
ここで、図13は、自車位置と目的地との間の距離を横軸にとり、表示させる目的地地図の縮尺を縦軸にとったグラフの一例である。
【0049】
目的地と自車位置との距離が未だ遠いときにユーザが目的地地図を呼び出した場合、ナビゲーション装置100は比較的小さな縮尺で目的地地図を表示させる。ここでは、距離Y1以上のときには、縮尺5万分の1で目的地地図を表示させることとしている。
自車位置と目的地との距離が遠いときにユーザが目的地周辺地図を呼び出す目的としては、例えば、目的地周辺の幹線道路網やその幹線道路の混み具合といった比較的マクロ(俯瞰的)な視点からの情報がほしいことが代表的であると考えられる。そこで、自車位置と目的地との距離が遠いときには縮尺の小さい目的地地図を最初に提供することがユーザの目的に適合して便利であると考えられる。
【0050】
また、自車位置が目的地に近付くに従って目的地地図の縮尺を次第に大きくしていく。ここでは、距離がY1とY2との間のとき、目的地地図の縮尺を次第に大きくしていく。
自車位置と目的地との距離がある程度近づいてきたときにユーザが目的地周辺地図を呼び出す目的としては、例えば、幹線道路から市街地に入るための道の様子を知りたいなど、やや詳細な情報がほしいことが代表的であると考えられる。そこで、自車位置と目的地との距離が中程度に近付いてきたときには、次第に縮尺を大きくしながら目的地地図を提供することがユーザの目的に適合して便利であると考えられる。
【0051】
なお、目的地地図の縮尺を次第に大きくしていく際のグラフの傾きや曲率は適宜設定すればよく、図14に示すように、自車位置が目的地地図に入っていなくてもよく、あるいは、図15のように目的地地図の中に自車位置が入るような縮尺になるようにしてもよい。
【0052】
また、自車位置と目的地との距離が所定以上に近付いたときには、目的地の詳細地図を表示するようにする。ここでは、距離がY2よりも近付いたときには100分の1の地図を表示するようにする。
自車位置と目的地との距離が近距離にある場合にユーザが目的地周辺地図を呼び出す目的としては、例えば、利用可能な駐車場の位置や目的地に至る詳細な細い道を知りたいことが代表的であると考えられる。そこで、自車位置と目的地との距離が近距離に近付いてきたときには、詳細地図を提供することがユーザの目的に適合して便利であると考えられる。
【0053】
自車位置と目的地との間の距離を算出するにあたっては、経路に沿った距離(道程)を対象にすることが例として挙げられるが、自車位置と目的地との間の直線距離を算出するようにしてもよい。
【0054】
なお、本発明は上記実施形態および変形例に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
DVD-ROMに格納された地図データを用いて経路案内する場合を例示したが、通信装置を備え、無線通信によってサーバから地図データおよび経路案内データを得るようにしてもよいことはもちろんである。
また、現在地検出部120と、表示部140と、入力手段150と、をナビゲーション装置本体とは別体に設けるなど、種々の形態を採用できる。
入力手段としてはタッチパネルの場合を例示したが、その他、画面上のアイコンやボタンを操作ボタン、操作レバーまたは操作ノブで選択させるようになっていてもよい。
【0055】
メニューボタンを表示画面上にソフトウェアボタンとして表示する場合を例示したが、メニューボタンはソフト的ではなく、例えば筐体にハードウェアボタンとして設けてもよい。メニューボタンは利用頻度が高いので、いつでも押せるようにハード的にスイッチボタンとして設けておくと便利である。
【0056】
また、各ボタンの名称やデザインなどは任意であり、例えば、「メニューボタン」を「情報アイコン」と命名するなどは軽微な変更であり、発明の本質に無関係なのはもちろんである。
【0057】
経路案内プログラムは、インターネット等の通信手段や、CD-ROM、メモリカード等の記録媒体を介してナビゲーション装置にインストールし、このインストールされたプログラムでCPU(制御部)を動作させてもよい。
経路案内プログラムをインストールするにあたっては、ナビゲーション装置にメモリカードやCD-ROM等を直接差し込んで行ってもよいし、これらの記憶媒体を読み取る機器を外付けで接続してもよい。さらには、LANケーブル、電話線等を接続して通信によってプログラムを供給してもよいし、無線によってプログラムを供給してもよい。
【符号の説明】
【0058】
100…ナビゲーション装置、110…制御部、120…現在地検出部、121…加速度センサ、122…ジャイロセンサ、123…車速センサ、124…GPSセンサ、130…画像データバッファ、140…表示部、150…入力手段、160…ディスクドライブ、200…自車位置マーク、201…目的地マーク、211…詳細ボタン、212…広域ボタン、220…メニューボタン、221…目的地地図ボタン、222…周辺検索ボタン、231…駐車場ボタン、232…レストラン検索ボタン、233…住所表示ボタン、240…目的地への経路、251…目的地ボタン、252…目的地地図ボタン、253…駐車場ボタン、254…コンビニエンスストアボタン、255…VICSボタン、256…ガソリンスタンドボタン、257…レストランボタン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内装置であって、
情報を表示画面に表示させる表示部と、
ユーザの入力を受け付ける入力手段と、
経路案内動作および表示部の画像表示を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供し、
前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示させる
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項2】
請求項1に記載の経路案内装置において、
目的地への経路案内中に、ユーザは、ソフト的またはハード的に提供されるメニューボタンを操作可能であり、
前記メニューボタンがユーザ操作によって選択された場合、
前記制御部は、
経路案内中の画面から操作選択肢を提供するメニュー画面に移行させ、
前記メニュー画面中の一項目として前記目的地地図ボタンを提供する
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項3】
請求項2に記載の経路案内装置において、
前記制御部は、
前記メニュー画面の一項目として、施設を検索するための周辺検索ボタンを提供し、
ユーザ操作によって前記周辺検索ボタンが選択された場合、検索対象をリスト状に提示する検索対象リスト画面に移行させ、
ユーザ操作により、
前記目的地地図の表示のあとで前記メニュー画面に移行して、このメニュー画面中の前記周辺検索ボタンが選択され、さらに、検索対象リスト画面で検索対象が選択された場合、
前記制御部は、目的地周辺で検索対象の施設を検索する
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の経路案内装置において、
前記制御部は、
経路案内中の表示画面中に目的地に関する情報を呼び出すための目的地ボタンを表示させ、
前記目的地ボタンがユーザ操作によって選択された場合、
前記制御部は、
経路案内中の画面から目的地の情報を表示する目的地情報画面に移行させ、
前記目的地情報画面に前記目的地地図ボタンを表示させる
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の経路案内装置において、
前記制御部は、
前記目的地地図の表示画面上に、施設または情報を検索するための一以上の情報ボタンを提供し、
ユーザ操作によって一の情報ボタンが選択された場合、
前記制御部は、前記選択された情報ボタンで特定された施設または情報を目的地の周辺で検索する
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の経路案内装置において、
前記制御部は、
前記目的地地図の表示にあたって、現在地と目的地との間の距離に応じて前記目的地地図の縮尺を変化させる
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項7】
請求項6に記載の経路案内装置において、
前記制御部は、
現在地と目的地との間の距離が近くなるに従って前記目的地地図の縮尺を大きくする
ことを特徴とする経路案内装置。
【請求項8】
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内方法であって、
ユーザが設定した目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供し、
前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示する
ことを特徴とする経路案内方法。
【請求項9】
出発地から目的地に至る経路を探索するとともに前記探索した経路に従ってユーザを目的地に案内する経路案内装置に組み込まれたコンピュータを、
ユーザが設定した目的地への経路案内を実行している最中に、目的地を表示範囲内に含む目的地地図を表示画面に呼び出すための目的地地図ボタンをユーザに提供するとともに、前記目的地地図ボタンがユーザ操作によって選択された場合、前記目的地地図を表示画面に表示させる制御部として機能させる
ことを特徴とする経路案内プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−145347(P2012−145347A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−1650(P2011−1650)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】