説明

置換されたヌクレオシドアナログおよびヌクレオチドアナログ

本明細書中には、保護されたホスファートを有するヌクレオチドアナログ、保護されたホスファートを有するヌクレオチドアナログを合成する方法、ならびに、疾患および/または状態(例えば、ウイルス感染症、ガンおよび/または寄生虫疾患など)を、保護されたホスファートを有する本発明のヌクレオチドアナログにより処置する方法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の式(II)の化合物あるいはその医薬的に許容され得る塩またはプロドラッグ:
【化1】

式中、
それぞれの− − −は独立して、二重結合または単結合である;
は、C(炭素)、O(酸素)およびS(硫黄)からなる群より選択される;
は、場合により置換された複素環式塩基またはその誘導体である;
は、C=CH、CH、O(酸素)、S(硫黄)、CHFおよびCFからなる群より選択される;
19は、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたアラルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アルキル−C(=O)−、アリール−C(=O)−、アルコキシアルキル−C(=O)−、アリールオキシアルキル−C(=O)−、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、
【化2】

、−O−連結アミノ酸、ジホスファート、トリホスファートまたはそれらの誘導体からなる群より選択される;
20およびR21は独立して、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、および、場合により置換されたC1〜6ハロアルキルからなる群より選択され、ただし、R20およびR21の少なくとも1つは水素ではない;あるいは、R20およびR21は一緒になって、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルケニル、C3〜6アリールおよびC3〜6ヘテロアリールの中から選択される基を形成する;
22およびR27は独立して、水素、ハロゲン、−NH、−NHRa2、NRa2b2、−ORa2、−SRa2、−CN、−NC、−N、−NO、−N(Rc2)−NRa2b2、−N(Rc2)−ORa2、−S−SRa2、−C(=O)Ra2、−C(=O)ORa2、−C(=O)NRa2b2、−O−C(=O)ORa2、−O−C(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−C(=O)NRa2b2、−S(=O)Ra2、S(=O)a2、−O−S(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−S(=O)NRa2b2、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;
23、R24およびR25は独立して、非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−NH、−NHRa2、NRa2b2、−ORa2、−SRa2、−CN、−NC、−N、−NO、−N(Rc2)−NRa2b2、−N(Rc2)−ORa2、−S−SRa2、−C(=O)Ra2、−C(=O)ORa2、−C(=O)NRa2b2、−O−C(=O)Ra2、−O−C(=O)ORa2、−O−C(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−C(=O)NRa2b2、−S(=O)Ra2、S(=O)a2、−O−S(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−S(=O)NRa2b2、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、場合により置換されたアラルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;あるいは、R24およびR25は一緒になって−O−C(=O)−O−を形成する;
26は非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−NH、−NHRa2、NRa2b2、−ORa2、−SRa2、−CN、−NC、−N、−NO、−N(Rc2)−NRa2b2、−N(Rc2)−ORa2、−S−SRa2、−C(=O)Ra2、−C(=O)ORa2、−C(=O)NRa2b2、−O−C(=O)ORa2、−O−C(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−C(=O)NRa2b2、−S(=O)Ra2、S(=O)a2、−O−S(=O)NRa2b2、−N(Rc2)−S(=O)NRa2b2、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、場合により置換されたハロアルキル、場合により置換されたヒドロキシアルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択され、あるいは、− − −によって示されるR25に対する結合が二重結合であるときには、R25はC2〜6アルキリデンであり、かつ、R26は非存在である;
a2、Rb2およびRc2はそれぞれが独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアラルキル、および、場合により置換されたヘテロアリール(C1〜6アルキル)からなる群より選択される;
28は、O、−OH、場合により置換されたアリールオキシまたはアリール−O−、
【化3】

、アルキル−C(=O)−O−CH−O−、アルキル−C(=O)−S−CHCH−O−および−N−連結アミノ酸からなる群より選択される;
29は、O、−OH、アリールオキシまたはアリール−O−、
【化4】

、アルキル−C(=O)−O−CH−O−、アルキル−C(=O)−S−CHCH−O−および−N−連結アミノ酸からなる群より選択される;
それぞれのR30およびそれぞれのR31は独立して、−C≡Nであるか、または、C1〜8オルガニルカルボニル、C1〜8アルコキシカルボニルおよびC1〜8オルガニルアミノカルボニルからなる群より選択される、場合により置換された置換基である;
それぞれのR32は水素または場合により置換されたC1〜6アルキルである;
それぞれのnは独立して、1または2である;かつ
28およびR29の両方が
【化5】

であるならば、それぞれのR30、それぞれのR31、それぞれのR32およびそれぞれのnは同じまたは異なることができる。
【請求項2】
がC(炭素)であり、DがO(酸素)であり、かつ、− − −によって示される両方の結合が単結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
22が、水素、ハロゲン、−ORa2、−CN、−N、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される;
23が非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−ORa2、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される;
24が非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−NH、−ORa2、−N、場合により置換されたC1〜6アルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;
25が、水素、ハロゲン、−ORa2、−CN、−NC、場合により置換されたC1〜6アルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;かつ
26が、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたハロアルキル、場合により置換されたヒドロキシアルキルからなる群より選択される、請求項1〜2のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項4】
25およびR26の少なくとも1つがハロゲンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
25およびR26の両方がハロゲンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
27が、水素、ハロゲン、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
19が、水素、モノホスファート、ジホスファートおよびトリホスファートからなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
19
【化6】

である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
28およびR29の少なくとも1つが
【化7】

である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
30が−C≡Nであり、かつ、R31が、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニル、または、場合により置換されたC1〜8オルガニルアミノカルボニルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
30およびR31の両方が、場合により置換されたC1〜8オルガニルカルボニル、または、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
nが2であり、R30およびR31の両方が、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニルであり、かつ、R32が、場合により置換されたC1〜6アルキルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
下記の基:
【化8】

が、
【化9】

からなる群より選択される、請求項9〜12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
28およびR29の少なくとも1つが
【化10】

である、請求項8〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
28およびR29の少なくとも1つが−N−連結アミノ酸である、請求項8〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
前記−N−連結アミノ酸が、下記の構造:
【化11】

(式中、
33は水素または場合により置換されたC1〜4アルキルである;
34は、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたアリール(C1〜6アルキル)、および、場合により置換されたハロアルキルからなる群より選択される;
35は水素または場合により置換されたC1〜6アルキルである;かつ
36は、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたCアリール、場合により置換されたC10アリール、および、場合により置換されたC3〜6シクロアルキルからなる群より選択される)
を有する、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
33が水素であり、かつ、R36が、場合により置換されたC1〜6アルキルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
28およびR29の少なくとも1つが
【化12】

である、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
28およびR29の両方が
【化13】

であり、かつ、それぞれのR30、それぞれのR31、それぞれのR32およびそれぞれのnが同じまたは異なることができる、請求項8に記載の化合物。
【請求項20】
28およびR29がともにOである、請求項8に記載の化合物。
【請求項21】
24およびR25の少なくとも1つが−ORa2または−O−連結アミノ酸であり、かつ、Ra2が水素である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
前記−O−連結アミノ酸が、アラニン、アスパラギン、アスパルタート、システイン、グルタマート、グルタミン、グリシン、プロリン、セリン、チロシン、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファンおよびバリンからなる群より選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
前記−O−連結アミノ酸が、−O−連結α−アミノ酸、−O−連結β−アミノ酸、−O−連結γ−アミノ酸および−O−連結δ−アミノ酸からなる群より選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
が、
【化14】

(式中、
A2は水素またはハロゲンである;
B2は、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、または、場合により置換されたC3〜8シクロアルキルである;
C2は水素またはアミノである;
D2は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択される;
E2は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択される;かつ
はNまたはCRF2であり、ただし、RF2は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択することができる)
からなる群より選択される、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
20がメチルまたはCFであり、かつ、R21が水素である、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
式(II)の化合物が、
【化15】

からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
下記の式(I)の化合物あるいはその医薬的に許容され得る塩またはプロドラッグ:
【化16】

式中、
は、C(炭素)、O(酸素)およびS(硫黄)からなる群より選択される;
は、場合により置換された複素環式塩基またはその誘導体である;
は、C=CH、CH、O(酸素)、S(硫黄)、CHFおよびCFからなる群より選択される;
は、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたアラルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アルキル−C(=O)−、アリール−C(=O)−、アルコキシアルキル−C(=O)−、アリールオキシアルキル−C(=O)−、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、
【化17】

、−O−連結アミノ酸、ジホスファート、トリホスファートまたはそれらの誘導体からなる群より選択される;
およびRはそれぞれが独立して、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、および、場合により置換されたC1〜6ハロアルキルからなる群より選択され、ただし、RおよびRの少なくとも1つは水素ではない;あるいは、RおよびRは一緒になって、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルケニル、C3〜6アリールおよびC3〜6ヘテロアリールの中から選択される基を形成する;
、RおよびRは独立して、水素、ハロゲン、−NH、−NHRa1、NRa1b1、−ORa1、−SRa1、−CN、−NC、−N、−NO、−N(Rc1)−NRa1b1、−N(Rc1)−ORa1、−S−SRa1、−C(=O)Ra1、−C(=O)ORa1、−C(=O)NRa1b1、−O−(C=O)Ra1、−O−C(=O)ORa1、−O−C(=O)NRa1b1、−N(Rc1)−C(=O)NRa1b1、−S(=O)Ra1、S(=O)a1、−O−S(=O)NRa1b1、−N(Rc1)−S(=O)NRa1b1、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、場合により置換されたアラルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;
およびRは独立して、非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−NH、−NHRa1、NRa1b1、−ORa1、−SRa1、−CN、−NC、−N、−NO、−N(Rc1)−NRa1b1、−N(Rc1)−ORa1、−S−SRa1、−C(=O)Ra1、−C(=O)ORa1、−C(=O)NRa1b1、−O−C(=O)ORa1、−O−C(=O)NRa1b1、−N(Rc1)−C(=O)NRa1b1、−S(=O)Ra1、S(=O)a1、−O−S(=O)NRa1b1、−N(Rc1)−S(=O)NRa1b1、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;あるいは、RおよびRは一緒になって−O−C(=O)−O−を形成する;
は、ハロゲン、−ORa1、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、場合により置換されたC2〜6アルキニル、および、場合により置換されたC1〜6ハロアルキルである;
a1、Rb1およびRc1はそれぞれが独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアラルキル、および、場合により置換されたヘテロアリール(C1〜6アルキル)からなる群より選択される;
10は、O、−OH、場合により置換されたアリールオキシまたはアリール−O−、
【化18】

、アルキル−C(=O)−O−CH−O−、アルキル−C(=O)−S−CHCH−O−および−N−連結アミノ酸からなる群より選択される;
11は、O、−OH、アリールオキシまたはアリール−O−、
【化19】

、アルキル−C(=O)−O−CH−O−、アルキル−C(=O)−S−CHCH−O−および−N−連結アミノ酸からなる群より選択される;
それぞれのR12およびそれぞれのR13は独立して、−C≡Nであるか、または、C1〜8オルガニルカルボニル、C1〜8アルコキシカルボニルおよびC1〜8オルガニルアミノカルボニルからなる群より選択される、場合により置換された置換基である;
それぞれのR14は水素または場合により置換されたC1〜6アルキルである;
それぞれのmは独立して、1または2である;
かつ、R10およびR11の両方が
【化20】

であるならば、それぞれのR12、それぞれのR13、それぞれのR14およびそれぞれのmは同じまたは異なることができる。
【請求項28】
がC(炭素)であり、DがO(酸素)である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
が、水素、ハロゲン、−ORa1、−CN、−N、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される;
が非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−ORa1、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される;
が非存在であるか、または、水素、ハロゲン、−NH、−ORa1、−N、場合により置換されたC1〜6アルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;
が、水素、ハロゲン、−ORa1、−CN、−NC、場合により置換されたC1〜6アルキル、および、−O−連結アミノ酸からなる群より選択される;かつ
が、水素、ハロゲン、および、場合により置換されたC1〜6アルキルからなる群より選択される、請求項27〜28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
が、水素、モノホスファート、ジホスファートおよびトリホスファートからなる群より選択される、請求項27〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】

【化21】

である、請求項27〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
10およびR11の少なくとも1つが
【化22】

である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
12が−C≡Nであり、かつ、R13が、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニル、または、場合により置換されたC1〜8オルガニルアミノカルボニルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
12およびR13の両方が、場合により置換されたC1〜8オルガニルカルボニル、または、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
mが2であり、R12およびR13の両方が、場合により置換されたC1〜8アルコキシカルボニルであり、かつ、R14が、場合により置換されたC1〜6アルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項36】
下記の基:
【化23】

が、
【化24】


からなる群より選択される、請求項32〜35のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項37】
10およびR11の少なくとも1つが
【化25】

である、請求項31〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項38】
前記−N−連結アミノ酸が、下記の構造:
【化26】

(式中、
15は水素または場合により置換されたC1〜4アルキルである;
16は、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたアリール(C1〜6アルキル)、および、場合により置換されたハロアルキルからなる群より選択される;
17は水素または場合により置換されたC1〜6アルキルである;かつ
18は、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたCアリール、場合により置換されたC10アリール、および、場合により置換されたC3〜6シクロアルキルからなる群より選択される)
を有する、請求項27〜37のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項39】
15が水素であり、かつ、R18が、場合により置換されたC1〜6アルキルである、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
10およびR11の少なくとも1つが
【化27】

である、請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
10およびR11がともに
【化28】

であり、かつ、それぞれのR12、それぞれのR13、それぞれのR14およびそれぞれのmが同じまたは異なることができる、請求項31に記載の化合物。
【請求項42】
10およびR11がともにOである、請求項31に記載の化合物。
【請求項43】
およびRの少なくとも1つが−ORa1または−O−連結アミノ酸であり、かつ、Ra1が水素である、請求項27〜42のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項44】
前記−O−連結アミノ酸が、アラニン、アスパラギン、アスパルタート、システイン、グルタマート、グルタミン、グリシン、プロリン、セリン、チロシン、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファンおよびバリンからなる群より選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
前記−O−連結アミノ酸が、−O−連結α−アミノ酸、−O−連結β−アミノ酸、−O−連結γ−アミノ酸および−O−連結δ−アミノ酸からなる群より選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
が、
【化29】

(式中、
A1は水素またはハロゲンである;
B1は、水素、場合により置換されたC1〜6アルキル、または、場合により置換されたC3〜8シクロアルキルである;
C1は水素またはアミノである;
D1は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択される;
E1は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択される;かつ
はNまたはCRF1であり、ただし、RF1は、水素、ハロゲン、場合により置換されたC1〜6アルキル、場合により置換されたC2〜6アルケニル、および、場合により置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択することができる)
からなる群より選択される、請求項27〜45のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
がメチルまたはCFであり、かつ、Rが水素である、請求項27〜46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
がメチルである、請求項27〜47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
請求項1〜48のいずれか一項に記載される化合物と、医薬的に許容され得るキャリア、希釈剤、賦形剤またはそれらの組合せとを含む医薬組成物。
【請求項50】
新生物疾患、ウイルス性疾患または寄生虫疾患を処置することにおける使用のための、請求項1〜48のいずれか一項に記載される化合物または請求項49に記載される医薬組成物。
【請求項51】
前記使用がガンの処置である、請求項50に記載の化合物または組成物。
【請求項52】
前記使用が白血病の処置である、請求項50に記載の化合物または組成物。
【請求項53】
前記使用が、ウイルス感染症を処置することである、請求項50に記載の化合物または組成物。
【請求項54】
前記ウイルス感染症が、アデノウイルス、アルファウイルス科ウイルス、アルボウイルス属ウイルス、アストロウイルス属ウイルス、ブニヤウイルス科ウイルス、コロナウイルス科ウイルス、フィロウイルス科ウイルス、フラビウイルス科ウイルス、ヘパドナウイルス科ウイルス、ヘルペスウイルス科ウイルス、アルファヘルペスウイルス亜科ウイルス、ベータヘルペスウイルス亜科ウイルス、ガンマヘルペスウイルス亜科ウイルス、ノーウォークウイルス、アストロウイルス科ウイルス、カリシウイルス科ウイルス、オルトミクソウイルス科ウイルス、パラミクソウイルス科ウイルス、パラミクソウイルス属ウイルス、ルブラウイルス属ウイルス、麻疹ウイルス属ウイルス、パポバウイルス科ウイルス、パルボウイルス科ウイルス、ピコルナウイルス科ウイルス、アフトウイルス科ウイルス、カルジオウイルス科ウイルス、エンテロウイルス科ウイルス、コクサッキーウイルス、ポリオウイルス、ライノウイルス科ウイルス、フィコドナウイルス科(Phycodnaviridae)ウイルス、ポックスウイルス科ウイルス、レオウイルス科ウイルス、ロタウイルス属ウイルス、レトロウイルス科ウイルス、A型レトロウイルス属ウイルス、免疫不全ウイルス、白血病ウイルス、トリ肉腫ウイルス、ラブドウイルス属ウイルス、ルビウイルス科ウイルスおよびトガウイルス科ウイルスからなる群より選択されるウイルスによって引き起こされる、請求項53に記載の化合物または組成物。
【請求項55】
前記使用がC型肝炎ウイルス感染症またはHIVウイルス感染症の処置である、請求項53に記載の化合物または組成物。
【請求項56】
前記使用が、寄生虫疾患を処置することである、請求項50に記載の化合物または組成物。
【請求項57】
前記使用がシャーガス病の処置である、請求項56に記載の化合物または組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−521359(P2012−521359A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−501011(P2012−501011)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/028046
【国際公開番号】WO2010/108140
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(507042604)アリオス バイオファーマ インク. (4)
【Fターム(参考)】