説明

置換ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン及びそれらの治療用の使用

抗増殖剤として有用な式Iに記載の化合物及びこれらの塩;抗体複合体、医薬組成物、治療方法、並びに合成方法を提供する:


(n、A、R1、R2、及びAr1は、本明細書で定義した通りである)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、又はこれらの塩:
【化1】


ただし、
Aは、S(O)m又はNRAであり;
1は、以下の群から選ばれ:水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、(C2〜C6)アルケニル、及び(C2〜C6)アルキニル;
2は、以下の群から選ばれ:(C1〜C6)アルキル, (C3〜C7)シクロアルキル,非置換−(CH2r−(C2〜C7)ヘテロ環、置換−(CH2r−(C2〜C7)ヘテロ環、非置換(C6〜C10)アリール、置換(C6〜C10)アリール、非置換(C2〜C9)ヘテロシクリル、及び置換(C2〜C9)ヘテロシクリル;
(ここで、前記置換(C6〜C10)アリール、置換−(CH2r−(C2〜C7)ヘテロ環、及び置換(C2〜C9)ヘテロシクリル基は、以下の群から独立して選ばれる1以上の置換基で置換される:(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R3;−C(=O)OR3;−C(=O)NR32;−C(=NR3)NR32;−OR3;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR32;−NR32;−NR3C(=O)R3;−NR3C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR3C(=O)NR32;−NR3SO23;−SR3;−S(O)R3;−SO23;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR32;(C2〜C9)ヘテロシクリル;(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR3、−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2、−P(=O)(OR42;−OP(=O)(OR42、4−メチルピペラジン−1−イル、4−BOC−ピペラジン−1−イル、及び4−アセチルピペラジン−1−イル;)
mは、0、1、又は2であり;
nは、0、1、又は2であり;
rは、1、2、3、又は4であり;
Aは、以下の群から選ばれ:水素及び(C1〜C6)アルキル
(ここで、RA及びR2が同一の窒素原子に結合しているときには、RA及びR2は、ヘテロ環又は置換ヘテロ環を形成するように結合してもよく、前記置換ヘテロ環は、以下の群から選ばれる1以上の置換基で置換される:(C1〜C6)アルキル, (C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R3;−C(=O)OR3;−C(=O)NR32;−C(=NR3)NR32;−OR3;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR32;−NR32;−NR3C(=O)R3;−NR3C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR3C(=O)NR32;−NR3SO23;−SR3;−S(O)R3;−SO23;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR32;(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR3,−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2,−P(=O)(OR42;−OP(=O)(OR42;ピリジル;3−トリフルオロメチルピリジル;及び4−トリフルオロメチルピリジル;)
Ar1は、以下の群から選ばれる:非置換(C6〜C10)アリール、置換(C6〜C10)アリール、非置換(C2〜C9)ヘテロアリール、及び置換(C2〜C9)ヘテロアリール
(ここで、前記置換(C6〜C10)アリール及び置換(C2〜C9)ヘテロアリール基は、以下の群から選ばれる1〜5つの置換基で独立して置換される:(C1〜C6)アルキル,(C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R3;−C(=O)OR3;−C(=O)NR32;−C(=NR3)NR32;−OR3;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR32;−NR32;−NR3C(=O)R3;−NR3C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR3C(=O)NR32;−NR3SO23;−SR3;−S(O)R3;−SO23;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR32;(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR3,−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2,−P(=O)(OR42;及び−OP(=O)(OR42
(各R3は、以下の群から独立して選ばれ:水素及び(C1〜C6)アルキル;並びに
各R4は、以下の群から独立して選ばれる:水素及び(C1〜C6)アルキル))

【請求項2】
AがS(O)mである、請求項1に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項3】
2が(C1〜C6)アルキルである、請求項2に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項4】
1が(C1〜C6)アルキル又は(C3〜C7)シクロアルキルである、請求項3に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項5】
mが0又は1である、請求項4に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項6】
以下の群から選ばれる請求項5に記載の化合物:
2−(メチルスルファニル)−6−(フェニルスルホニル)−8−プロピルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン 8−シクロペンチル−2−(メチルスルファニル)−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
8−シクロペンチル−2−(メチルスルフィニル)−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−シクロペンチル−2−(メチルスルファニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;及び
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−シクロペンチル−2−(メチルスルフィニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
【請求項7】
以下の群から選ばれる請求項5に記載の化合物:
6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−8−メチル−2−(メチルスルファニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン
及び6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−8−メチル−2−(メチルスルフィニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン。
【請求項8】
2が非置換(C6〜C10)アリールである、請求項2に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項9】
1が(C1〜C6)アルキル又は(C3〜C7)シクロアルキルである、請求項8に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項10】
mが0又は1である、請求項9に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項11】
6−(フェニルスルホニル)−2−(フェニルスルファニル)−8−プロピルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オンである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
AがNRAである、請求項1に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項13】
1が(C3〜C7)シクロアルキルである、請求項12に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項14】
Ar1が非置換(C6〜C10)アリール又は置換(C6〜C10)アリールである、請求項13に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項15】
以下の群から選ばれる、請求項14に記載の化合物:
2−(5−(4−tert−ブトキシカルボニルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−モルホリノフェニルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(3,4,5−トリメトキシフェニルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−シクロペンチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
8−シクロペンチル−2−(4−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−メトキシフェニルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−2−(4−モルホリノフェニルアミノ)−8−シクロヘキシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−シクロヘキシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;及び
これらの塩。
【請求項16】
1が(C1〜C6)アルキルである、請求項12に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項17】
Ar1が非置換(C6〜C10)アリール又は置換(C6〜C10)アリールである、請求項16に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項18】
以下の群から選ばれる、請求項17に記載の化合物:
2−(4−クロロフェニルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−2−(4−メトキシフェニルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチル−2−(キノリン−3−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(3−モルホリノプロピルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(4−クロロフェニルスルホニル)−2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
8−メチル−2−(キノリン−8−イルアミノ)−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
8−メチル−2−(キノリン−5−イルアミノ)−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(4−メトキシフェニルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
8−メチル−6−(フェニルスルホニル)−2−(キノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−2−(2−モルホリノエチルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;及び
これらの塩。
【請求項19】
以下式IIの構造を有する請求項1の化合物又はこれらの塩;
【化2】

{ここで、
1は、以下の群から選ばれ:窒素、CR5、及びC(=O);
2は、窒素又はCR5であり;
1は、窒素又はCR5であり;
2は、窒素又はCR5であり;
3は、窒素又はCR5であり;
4は、窒素又はCR5であり;
Aは、水素及び(C1〜C6)アルキルからなる群から選ばれ;
Bは、下記の群から選ばれ:水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アシル、非置換−C(=O)−(C6〜C10)アリール、置換−C(=O)−(C6〜C10)アリール、非置換−(CH2q−(C6〜C10)アリール、置換−(CH2q−(C6〜C10)アリール、及び−C(=O)O−(C1〜C6)アルキル;
(ここで、前記置換−C(=O)−(C6〜C10)アリール及び置換−(CH2q−(C6〜C10)アリール基は、以下の群から独立して選ばれる1つ以上の置換基で置換される:(C1〜C6)アルキル,(C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R6;−C(=O)OR6;−C(=O)NR62;−C(=NR6)NR62;−OR6;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR62;−NR62;−NR6C(=O)R6;−NR6C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR6C(=O)NR62;−NR6SO26;−SR6;−S(O)R6;−SO26;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR62;(C2〜C9)ヘテロシクリル;(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR6,−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2,−P(=O)(OR72;及び−OP(=O)(OR72
qは、1、2、3又は4である;);
各R5は、独立して、下記の群から選ばれる:水素,(C1〜C6)アルキル,(C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R3;−C(=O)OR3;−C(=O)NR32;−C(=NR3)NR32;−OR3;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR32;−NR32;−NR3C(=O)R3;−NR3C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR3C(=O)NR32;−NR3SO23;−SR3;−S(O)R3;−SO23;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR32;(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR3,−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2,−P(=O)(OR42;及び−OP(=O)(OR42
各R6は、独立して、下記の群から選ばれる;水素及び(C1〜C6)アルキル;並びに
各R7は、独立して、下記の群から選ばれる;水素及び(C1〜C6)アルキル
}。
【請求項20】
1が(C1〜C6)アルキル又は(C3〜C7)シクロアルキルである請求項19に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項21】
Aが水素である請求項20に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項22】
Ar1が非置換(C6〜C10)アリール又は置換(C6〜C10)アリールである請求項21に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項23】
nが2である請求項21に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項24】
下記式IIIの構造である請求項19の化合物又はこれらの塩。
【化3】

【請求項25】
1が(C3〜C7)シクロアルキルである請求項24に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項26】
Aが水素である請求項25に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項27】
Ar1が非置換(C6〜C10)アリール又は置換(C6〜C10)アリールである請求項26に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項28】
nが2である請求項27に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項29】
下記の群から選ばれる請求項28に記載の化合物:
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−8−シクロペンチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;及び
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−シクロヘキシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン。
【請求項30】
1が(C1〜C6)アルキルである請求項24に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項31】
Aが水素である請求項30に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項32】
Ar1が非置換(C6〜C10)アリール又は置換(C6〜C10)アリールである請求項31に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項33】
nが2である請求項32に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項34】
1が窒素及びC(=O)からなる群から選ばれる請求項33に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項35】
下記の群から選ばれる請求項34に記載の化合物:
2−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−6−(4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(2−オキソインドリン−5−イルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(2−オキソインドリン−5−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;及び
6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−2−(2−オキソインドリン−5−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;並びに
これらの塩。
【請求項36】
1がCHであり、Z2がCHであり、及びハッシュ結合(−−−−)が炭素−炭素の二重結合を表す請求項33に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項37】
下記の群から選ばれる請求項36に記載の化合物:
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−6−(4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルアミノ)−6−(4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−ブロモフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−8−メチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルアミノ)−8−メチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−6−イルアミノ)−6−(4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−6−イルアミノ)−8−メチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
メチル 4−(2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−7,8−ジヒドロ−8−メチル−7−オキソピリド[2,3−d]ピリミジン−6−イルスルホニル)ベンゾエート;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−8−エチル−6−(フェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−6−イルアミノ)−8−メチル−6−トシルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−メトキシフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−6−(4−メトキシフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(フェニルスルホニル)−8−プロピルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルアミノ)−6−(4−クロロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−6−(フェニルスルホニル)−8−プロピルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−6−イルアミノ)−6−(フェニルスルホニル)−8−プロピルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−4−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン;
4−(2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−7,8−ジヒドロ−8−メチル−7−オキソピリド[2,3−d]ピリミジン−6−イルスルホニル)安息香酸;及び
これらの塩.
【請求項38】
2−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−6−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン又はこれらの塩である請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
1が水素である請求項24に記載の化合物又はこれらの塩。
【請求項40】
2−(1H−インドール−5−イルアミノ)−6−(3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)‐オン又はこれらの塩である請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
式I−L−Abの抗体複合体又はこれらの塩であって、
Iは請求項1に記載の化合物であり、
Abは抗体であり;及び
−L−は、単結合であるか、又は式Iの前記化合物を前記抗体へ共有結合的に結合させる結合基である
該複合体又はこれらの塩。
【請求項42】
前記抗体がモノクローナル抗体又は単一特異性ポリクローナル抗体である請求項41に記載の抗体複合体又はこれらの塩。
【請求項43】
前記抗体が腫瘍特異的抗体である請求項42に記載の抗体複合体又はこれらの塩。
【請求項44】
医薬的に適用可能なキャリア及び請求項1に記載の化合物又はこれらの医薬的に適用可能な塩を含む医薬組成物。
【請求項45】
医薬的に適用可能なキャリア及び請求項24に記載の化合物又はこれらの医薬的に適用可能な塩を含む医薬組成物。
【請求項46】
医薬的に適用可能なキャリア及び請求項41に記載の抗体複合体又はこれらの医薬的に適用可能な塩を含む医薬組成物。
【請求項47】
細胞増殖性異常に係る個体を治療する方法であって、少なくとも1種の請求項1に記載の化合物又はこれらの医薬的に適用可能な塩を有効量で個体に投与することを含む該方法。
【請求項48】
前記細胞増殖性異常が下記の群から選ばれる請求項47に記載の方法:
新生児の血管腫症、二次性進行型多発性硬化症、アテローム性硬化症、慢性進行性骨髄変性疾患、神経線維腫症、節神経腫症、ケロイド生成、骨ページェット病、乳腺線維嚢胞症、子宮筋腫、ペーロニー病、デュピュイトラン病、再狭窄、良性増殖性乳房疾患、良性前立腺肥大症、X連鎖性(X linked)リンパ細胞(lymphocellular)増殖性疾患、移植後リンパ細胞(lymphocellular)増殖性疾患、黄斑改質、網膜症、増殖性硝子体網膜症及び非癌性リンパ細胞(lymphocellular)増殖性疾患。
【請求項49】
前記細胞増殖性異常が癌である請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記癌が下記の群から選ばれる請求項49に記載の方法:卵巣癌;子宮頚癌;乳癌;前立腺癌;精巣癌;肺癌;腎臓癌;大腸癌;皮膚癌;脳癌;白血病(急性骨髄白血病、慢性骨髄白血病、急性リンパ球白血病、及び慢性リンパ球白血病を含む)。
【請求項51】
癌を患っている個体で癌細胞のアポトーシスを誘導させる方法であって、少なくとも1種の請求項1に記載の化合物又はこれらの医薬的に適用可能な塩を有効量で個体に投与することを含む該方法。
【請求項52】
前記癌細胞が腫瘍細胞である請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記腫瘍細胞が下記の群から選ばれる請求項52に記載の方法:卵巣、子宮頚部、子宮、膣性、乳房、前立腺、精巣、肺、腎臓、大腸、胃、副腎、口、食道、肝臓性、胆嚢、骨、リンパ、眼、皮膚及び脳の腫瘍細胞。
【請求項54】
細胞増殖性異常を患っている個体を治療する方法であって、請求項41に記載の少なくとも1種の抗体複合体、又はこれらの医薬的に適用可能な塩を有効量で前記個体に投与することを含む該方法。
【請求項55】
下記式I−aの構造を有する請求項1に記載の化合物を製造するための方法であって:
【化4】

以下のステップを含む該方法:
(1)式Ar1−SO2−CH2CO2R(ここでRは水素又は(C1−C6)アルキルである)のアリールスルホニル酢酸又はエステルで、下記式のアルデヒドを処理するステップ:
【化5】

;及び
(2)前記反応生成物から、式I−aの化合物又はこれらの化合物の塩を単離するステップ。
【請求項56】
nが2であり、R1がメチルであり、R2がメチルであり、及びAr1が2,4−ジフルオロフェニルである請求項55に記載の方法。
【請求項57】
下記式I−bの構造を有する請求項1に記載の化合物を製造するための方法であって以下のステップを含む方法:
【化6】

(1)スルフィドをスルホオキシドに酸化することができる酸化剤で、式I−aの化合物又はこれらの塩を処理するステップ
【化7】

;及び
(2)前記反応生成物から、式I−bの化合物又はこれらの化合物の塩を単離するステップ。
【請求項58】
nが2であり、R1がメチルであり、R2がメチルであり、及びAr1が2,4−ジフルオロフェニルである請求項57に記載の方法。
【請求項59】
以下式IIIの構造を有する請求項24に記載の化合物を製造するための方法であって以下のステップを含む該方法:
【化8】

(1)式I−bの化合物又はこれらの塩を、式Aのアミンで処理するステップ
【化9】

【化10】

{ここで
1は、窒素、CR5、及びC(=O)からなる群から選ばれ;
1は、窒素又はCR5であり;
2は、窒素又はCR5であり;
Bは、以下の群から選ばれ:水素,(C1〜C6)アルキル,(C1〜C6)アシル,非置換−C(=O)−(C6〜C10)アリール,置換−C(=O)−(C6〜C10)アリール,非置換−(CH2q(C6〜C10)アリール,置換−(CH2q−(C6〜C10)アリール,及びC(=O)O−(C1〜C6)アルキル;
(ここで、前記置換−C(=O)(C6〜C10)アリール及び置換−(CH2q−(C6〜C10)アリール基は、以下の群から独立して選ばれる1つ以上の置換基で置換される:(C1〜C6)アルキル,(C2〜C6)アルケニル;(C2〜C6)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO2;−C(=O)R3;−C(=O)OR3;−C(=O)NR32;−C(=NR3)NR32;−OR3;−OC(=O)(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)O(C1〜C6)アルキル;−OC(=O)NR32;−NR32;−NR3C(=O)R3;−NR3C(=O)O(C1〜C6)アルキル;−NR3C(=O)NR32;−NR3SO23;−SR3;−S(O)R3;−SO23;−OSO2(C1〜C6)アルキル;−SO2NR32;−(C2〜C9)ヘテロシクリル;−(C1〜C3)ペルフルオロアルキル;−(C2〜C6)アルキレン−OR3,−O(C2〜C6)アルキレン−N((C1〜C6)アルキル)2,−P(=O)(OR42;及び−OP(=O)(OR42);及び
qは、1、2、3、又は4;
};並びに
(2)前記反応生成物から、式IIIの化合物又はこれらの化合物の塩を単離するステップ。
【請求項60】
nが2であり、R1がメチルであり、R2がメチルであり、Z1が炭素であり、Z2が炭素であり、RAが水素であり、RBが水素であり、及びAr1が2,4−ジフルオロフェニルである請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記式Aのアミンが5−アミノインドールである請求項60に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−514983(P2013−514983A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544865(P2012−544865)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/060930
【国際公開番号】WO2011/075616
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(591135163)テンプル・ユニバーシティ−オブ・ザ・コモンウェルス・システム・オブ・ハイアー・エデュケイション (11)
【氏名又は名称原語表記】TEMPLE UNIVERSITY−OF THE COMMONWEALTH SYSTEM OF HIGHER EDUCATION
【Fターム(参考)】