説明

蓄電装置

【課題】位置決め精度が高く、積層ずれの起こりにくい蓄電装置を提供する。
【解決手段】正極12及び負極13が電解質14を介して積層された積層体6を有する蓄電装置であって、積層体6に形成された積層方向に貫通する位置決め用の穴部6aには、位置決め部材16が挿入されており、位置決め部材16の前記挿入方向両端は、端子部16a、16bを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正極及び負極が電解質を介して積層された蓄電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車などの大容量電源として、高エネルギー密度、高出力密度が達成できる二次電池が開発されている。
【0003】
この種の二次電池として、バイポーラ電極を電極として用いたバイポーラ型電池が知られている。
【0004】
バイポーラ電極は、一方の面に正電極、他方の面に負電極が形成された集電体からなり、このバイポーラ電極を電解質を介して積層することにより、バイポーラ電池は構成される。ここで、積層体の積層ずれを防止するために、電極などに位置決め用のマーキング処理を施し、このマーキングを目印として、積層する方法がある。
【0005】
また、別の従来技術として、複数枚の隣り合う正極板と負極板との間に電気絶縁性のセパレータが介在されて成る積層型電池・キャパシタの電極構造が図4に示されている。この積層型電池・キャパシタは、セパレータ122a、122bを有しており、これらのセパレータ122a、122bには、正極板100又は負極板116の各辺に当接する位置決め部124a、124b又は126a、126bが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−102050号公報(図1、段落0021等)
【特許文献2】特開平11−260325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、マーキングを目印として積層する方法では、電極の平面方向に外力を受けたときに、二次電池が積層ずれを起こすおそれがあり、寸法精度が得られない。
【0007】
また、特許文献1の方法では、正極板100や負極板116がそれらの平面方向から外力を受けて位置決め部124a、124b、126a、126bに当接したときに折れ曲がるおそれがある。特に、特許文献1の構造をバイポーラ型電池に適用した場合、集電体などの各積層構造体は、板厚が極めて薄く、強度も弱いため、上記折れ曲がりなどの不具合が顕著となる。
【0008】
そこで、本願発明は、位置決め精度が高く、積層ずれの起こりにくい蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本願発明の蓄電装置は、正極及び負極が電解質を介して積層された積層体を有する蓄電装置であって、前記積層体に形成された積層方向に貫通する位置決め用の穴部には、位置決め部材が挿入されており、前記位置決め部材の前記挿入方向の端部は、端子部を有することを特徴とする。
【0010】
ここで、前記位置決め部材は、絶縁材料により構成することができる。また、前記積層体の積層方向視において、前記穴部を、前記積層体の略中心に形成するのが好ましい。この穴部は、多角形状に構成することができる。
【0011】
また、前記端子部には、前記正極及び前記負極のうち一方に接続される導電線を設けたり、前記端子部は、前記端部を覆い、前記正極及び前記負極のうち一方に延在して面接触する導電層により構成することにより、電流の引き出しを行うことができる。
【0012】
また、前記積層体のうち少なくとも前記電解質には、バインダーを含ませるとよい。
【0013】
さらに、前記正極、前記負極及び前記電解質を、前記位置決め部材を中心として同心円状に配置するとよい。
【発明の効果】
【0014】
本願発明によれば、積層体に位置決め用の穴部を形成し、この穴部に位置決め部材を挿入しているため、積層直交方向に加わる外力によって正極、負極、電解質が位置ずれを起こすのを防止できる。さらに、この位置決め部材の両端部に端子を設けているため、電流の引き出しなどが容易となる。
【0015】
また、位置決め部材を絶縁材料で構成することにより、正極、負極及び電解質と位置決め部材との間で短絡などの不具合が発生するのを阻止できる。
【0016】
また、前記積層体の積層方向視において、前記穴部を、前記積層体の略中心に形成することにより、積層体に加わる積層直交方向の外力をバランスよく受けることができる。
【0017】
また、前記各端子部をそれぞれ、前記正極、前記負極に接触する導電層により構成することにより、正極及び負極に接触する導電層の接触面積を広げて高出力の蓄電装置を提供することができる。
【0018】
また、電解質にバインダーを含ませることにより、電解質を強化して積層体の強度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0020】
本発明の実施例1である蓄電装置としてのバイポーラ型電池(円筒型)について、図1を用いて説明する。図1は、本実施例のバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´断面図である。
【0021】
本実施例のバイポーラ型電池の概略構成は、一枚の集電体11の一方の面に正極層13を設け、他方の面に負極層12を設けたバイポーラ電極5を、固体電解質層14を介して積層した構造となっている。ただし、積層体6の上端の集電体11には正極層13のみが形成され、下端の集電体11には負極層12のみが形成されている。
【0022】
積層体6は、絶縁体樹脂15により封止されており、上端及び下端の集電体11のみが絶縁体樹脂15から露出した構造となっている。
【0023】
積層体6の中心には、積層方向に貫通する、断面が円形の位置決め穴部6aが形成されており、この位置決め穴部6aに対して円柱形状の位置決め部材16が挿入されている。
【0024】
位置決め部材16は、絶縁材料により構成されており、上端部には正極端子16aが金属コーティングされ,下端部には負極端子16bが金属コーティングされている。なお、正極端子16aは積層体6よりも上側の領域に形成され、負極端子16bは積層体6よりも下側の領域に形成されている。
【0025】
この正極端子16aには、導電線18の一端部が接続されており、導電線18の他端部は、積層体6の上端に配置される集電体11(以下、「上端集電体11」という)に接続されている。負極端子16bには、導電線18の一端部が接続されており、導電線18の他端部は、積層体6の下端に配置される集電体11(以下、「下端集電体11」という)に接続されている。
【0026】
さらに位置決め部材16には、正極端子16aの形成領域内に絶縁リング17が圧入されており、この絶縁リング17を介して電池外装19は装着される。
【0027】
図1(a)に図示するように、バイポーラ電極5、固体電解質層14、絶縁体樹脂15及び電池外装19は、位置決め部材16を中心として同心円上に配置されており、固体電解質層14はバイポーラ電極5よりも径が大きく設定され、絶縁体樹脂15は固体電解質層14よりも径が大きく設定され、電池外装19は絶縁体樹脂15よりも径が大きく設定されている。
【0028】
上述の構成によれば、積層方向に直交する方向の外力を、積層体6の中心を通る位置決め部材16で受けることができる。これにより、積層体6の各構成要素(バイポーラ電極5、固体電解質層14など)の位置決め精度が高まり、積層直交方向の位置ずれ(積層ずれ)を確実に防止できる。
【0029】
また、集電体11の中央を貫通する位置決め部材16の両端部に正極端子16a及び負極端子16bを形成しているため、導電線18の引き出しが容易となる。
【0030】
次に、本バイポーラ型電池の製造方法について詳細に説明する。
【0031】
まず、治具を用いて位置決め部材16を不図示の金属板上に支持する。位置決め部材16に挿入される下記の部材には、位置決め穴部6aが形成されているものとする。
【0032】
この位置決め穴部6aは、下記の部材に不図示のプレス金型を用いて穴部を形成し、この穴部の縁に発生したバリをエッチング液(例えば、硝酸、塩化第二鉄、塩化第二銅)によって除去した後に、純粋洗浄することにより形成することができる。また、下記の部材における位置決め穴部6aを形成する形成予定部以外の領域をマスギングし、該形成予定部をエッチング液よってエッチングした後に、マスキングを剥がし、純粋洗浄することによっても形成することができる。
【0033】
次に、負極層12のみを片面に有する集電体11(下端集電体11)を、負極層12を上に向けた状態で、位置決め部材16に挿入する。次に、固体電解質層14及びバイポーラ電極5を、位置決め部材16に対して交互に積層する。そして、正極層13のみを片面に有する集電体11(上端集電体11)を、正極層13を下に向けた状態で、位置決め部材16に挿入し、上端の固体電解質層14上に載置する。
【0034】
そして、上端集電体11と位置決め部材16の正極端子16aとを、導電線18を用いて接続する。同様に、積層体6の下端集電体11と位置決め部材16の負極端子16bとを、導電線18を用いて接続する。
【0035】
最後に、絶縁体樹脂15を用いて積層体6を封止するとともに、電池外装19を装着する。
【0036】
ここで、位置決め部材16は、絶縁材料により構成されている。これにより、位置決め部材16が積層体6に接触した際に短絡などの不具合が発生するのを阻止できる。したがって、少なくとも積層体6が接触する位置決め部材16の接触部に絶縁処理が施されていればよい。例えば、位置決め部材16を非絶縁材料で構成するとともに、位置決め部材16の外周面(積層体6との接触部分)に、絶縁処理を施したり、絶縁シートを巻き回した構成とすることもできる。この場合、位置決め部材16を構成する材料の選択枝が広がるため、コスト化及び軽量化を図ることができる。
【0037】
集電体11としては、アルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔を例示できる。
【0038】
また、集電体11の一方の面に形成される正極層13を構成する正極活物質としては、スピネルLiMn2O4、溶液系のリチウムイオン電池で使用される遷移金属とリチイウムの複合酸化物を例示できる。具体的には、LiCoO2などのLi・Co系複合酸化物、LiNiO2などのLi・Ni系複合酸化物、スピネルLiMn2O4などのLi・Mn系複合酸化物、LiFeO2などのLi・Fe系複合酸化物を例示できる。この他、LiFePO4などの遷移金属とリチウムのリン酸化合物や硫酸化合物;V2O5、MnO2、TiS2、MoS2、MoO3などの遷移金属酸化物や硫化物;PbO2、AgO、NiOOHなどを使用することもできる。
【0039】
集電体11の他方の面に形成される負極層12を構成する負極活物質としては、遷移金属酸化物、遷移金属とリチウムの複合酸化物、チタンの酸化物、チタンとリチウムとの複合酸化物を例示できる。
【0040】
正極活物質及び負極活物質は、インクジェット方式、スプレー印刷、静電噴霧、スパッタリングなどの方法により集電体11上に形成される。なお、負極層12及び正極層13中にバインダー(例えば、リチウム塩と極性基を含む高分子からなる高分子固体電解質)を含ませてもよい。
【0041】
固体電解質層14のイオン導電性物質としては、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンを例示できる。粉末状のイオン導電性物質には粘性バインダーが混合されている。この粘性バインダーとしては、ポリビニールアルコール(PVA)、メチルセルロース、ニトロセルロース、エセチルセルロース、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル、ポリスチレン及び共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリレート、小麦デンプン、アルギン酸ソーダ、ワックスエマルジョン、アクリル酸エステルエマルジョン、ポリエチレングリコールを例示できる。
【0042】
粘性バインダーを混合したイオン導電性物質を攪拌した後、この攪拌物を不図示のプレス装置でプレス成形することにより、位置決め穴部6aを有するシート状の固体電解質層14を製造することができる。
【0043】
このように、イオン導電性物質に粘性バインダーを混合することにより、固体電解質層14の強度が高まり、位置決め部材16への挿入時や挿入後に型崩れするのを防止できる。なお、真空蒸着法により固体電解質層14を形成する場合には、粘性バインダーを不要とすることができる。
【0044】
導電線18を接続する方法としては、ワイヤボンディング、溶接などの方法を例示できる。本実施例では、電流の引き出し方法として導電線18を使用しているが、図2に図示する方法で電流の引き出しを行ってもよい。
【0045】
図2は、図1とは異なるバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´の断面図である。ただし、図2(b)では位置決め部材の近傍のみを図示している。
【0046】
同図において、位置決め部材16は絶縁材料により構成されており、位置決め部材16及び上端集電体11のハッチングした領域には、正極端子としての導電層20が形成されている。
【0047】
すなわち、この導電層20は、位置決め部材16の上端部を覆うとともに、上端集電体11に延在しており、位置決め部材16の上端部外周面及び上端集電体11に金属メッキ処理を施したり、ハット形状の金属箔を載置することにより形成することができる。なお、位置決め部材16の下端部外周面及び下端集電体11にも負極端子としての導電層20が形成されている。
【0048】
このように、導電層20を用いて電流の引き出しを行うことにより、導電線18を用いた場合よりも、集電体11との接触面積を大きくできるため、高出力のバイポーラ型電池を提供することができる。
【0049】
また、導電層20としてハット形状の金属箔を用いた場合には、位置決め部材16の表面に端子用のメッキ処理を施す必要がなくなるため、製造工程が簡素化される。
【0050】
さらに、導電層20を形成した後に、積層体6及び導電層20の一部を絶縁体樹脂15で封止することにより、電池外装19を省略することもできる。これにより、製造工程を簡素化したり、バイポーラ型電池のコストを削減したりすることができる。
【0051】
本実施例は、バイポーラ型電池を例にして説明したが、バイポーラ型ではない積層型の二次電池(蓄電装置)についても本発明を適用することができる。ここで、バイポーラ型ではない積層型の二次電池では、集電体を二つの異なる金属で構成し、集電体の一方の面に正極層、他方の面に負極層を施した電極が用いられたりする。例えば、アルミニウム金属に正電極層が形成され、銅に負電極層が形成された電極を用いたリチウムイオン電池についても適用することができる。
【0052】
また、積層型の蓄電装置としての電気二重層キャパシタにも本発明は適用することができる。この電気二重層キャパシタは、複数の正極及び負極を、セパレータを介在させて交互に重ね合わせたものである。そして、この電気二重層キャパシタにおいては、例えば、集電体としてアルミ箔、正極活物質及び負極活物質として活性炭、セパレータとしてポリエチレンからなる多孔質膜を用いることができる。
【実施例2】
【0053】
図3は、本実施例のバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´断面図である。
【0054】
本実施例のバイポーラ型電池は、角型の電池である。
【0055】
位置決め部材16は、角型形状に構成され、四隅の角部は面取りされてR形状になっている。このように位置決め部材16の角部を面取りすることにより、角部が積層体6に当接して、損傷を与えるのを防止することができる。
【0056】
集電体11及び固体電解質層14は、矩形状に構成されており、矢印X方向の寸法は同じに設定され、矢印Y方向の寸法は固体電解質層14のほうが長く設定されている。
【0057】
積層体6は、絶縁体樹脂15によって封止されており、上端及び下端の集電体11のみが絶縁体樹脂15から露出した状態となっている。
【0058】
積層体6の中心には、積層方向に貫通する、断面が矩形の位置決め穴部6aが形成されている。位置決め部材16を位置決め穴部6aに挿入した状態において、位置決め穴部6aと位置決め部材16のR形状部との間には、隙間24が形成されている。なお、位置決め穴部6aの断面形状を矩形としたが、矩形以外の多角形状とすることもできる。位置決め穴部6aの断面形状を多角形状とすることにより、積層体6が回転して、位置ずれを起こすのを抑制できる。
【0059】
その他の構成は、実施例1と略同様であるため、説明を省略する。
【0060】
本実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、実施例1で説明した様々な変形例は、本実施例にも適用することができる。
【0061】
なお、上述した実施例1、2で説明した二次電池やキャパシタは、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、燃料電池車(FCV)におけるモータ駆動用の蓄電装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】実施例1のバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´断面図である。
【図2】電流の引き出し方法が図1と異なるバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´断面図である。
【図3】実施例2のバイポーラ型電池の断面図であり、(a)が集電体の平面方向の断面図であり、(b)が(a)のA−A´断面図である。
【図4】従来の積層型電池・キャパシタの斜視図
【符号の説明】
【0063】
5 バイポーラ電極
6 積層体
6a 位置決め穴部
11 集電体
12 負極層
13 正極層
14 固体電解質層
15 絶縁体樹脂
16 位置決め部材
16a 正極 端子
16b 負極端子
17 絶縁リング
18 導電線
19 電池外装
20 導電層
24 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極及び負極が電解質を介して積層された積層体を有する蓄電装置であって、
前記積層体に形成された積層方向に貫通する位置決め用の穴部には、位置決め部材が挿入されており、
前記位置決め部材の前記挿入方向の端部は、端子部を有することを特徴とする蓄電装置。
【請求項2】
前記位置決め部材は、絶縁材料からなることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記積層体の積層方向視において、
前記穴部は、前記積層体の略中心に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記穴部は、多角形状であることを特徴とする請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記端子部には、前記正極及び前記負極のうち一方に接続される導電線が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記端子部は、前記端部を覆い、前記正極及び前記負極のうち一方に延在して面接触する導電層であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記積層体のうち少なくとも前記電解質には、バインダーが含まれていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記正極、前記負極及び前記電解質は、前記位置決め部材を中心として同心円状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載の蓄電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−53102(P2008−53102A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−229357(P2006−229357)
【出願日】平成18年8月25日(2006.8.25)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】