説明

薄膜形成装置

【課題】薄膜材料の使用効率が高く、大型基板に所望形状の薄膜を形成できる技術を提供する。
【解決手段】
真空槽11内の処理台12の載置面13と対面する位置に放出装置本体311〜313を配置し、放出装置本体311〜313と載置面13との間に防熱板421〜423を配置し、防熱板421〜423に形成した孔431〜433内に放出装置本体311〜313に接続された細管331〜333を挿入させ、細管331〜333の先端を防熱板421〜423よりも載置面13に近い位置まで伸ばしておく。真空槽11内を真空排気し、細管331〜333から材料ガスを放出して載置面13上の成膜対象物表面に薄膜を形成するときに、細管331〜333先端は蒸発温度以上に加熱しておくことができ、材料ガスが凝縮して細管331〜333先端が閉塞することはなく、成膜対象物表面に、線状の薄膜を形成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄膜形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、真空槽内に、表面にマスクが固定された基板が配置され、真空雰囲気中で基板表面に向けて材料ガス放出装置から有機又は無機の薄膜材料蒸気が放出され、マスクの開口のパターン通りに成形された薄膜が基板表面に形成される薄膜形成工程が行われている。
【0003】
しかし、薄膜材料を加熱・蒸発させて材料ガスを生成するために、材料ガス放出装置は高温に昇温しており、材料ガスの到達量が減らないように、基板と材料ガス放出装置とが近接して配置されると、マスクが材料ガス放出装置によって加熱され、膨張してパターンが拡大したり、ずれてしまうという問題がある。このようなパターンは、直線状であり、RGBの各有機薄膜を平行で等間隔な直線状に形成する場合が多い。
【0004】
また、材料ガス放出装置から放出された材料ガスはマスクに付着すると、マスクの開口部分にも薄膜が形成され、開口形状が歪んでしまう場合がある。また、マスクに付着した薄膜は使用できないので、無駄が多いと言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−253088号公報
【特許文献2】特開2005−56614号公報
【特許文献3】特開2000−106278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来技術の不都合な点を解決することを目的としており、薄膜材料の使用効率が高く、大型基板に所望形状の薄膜を形成できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、真空槽と、前記真空槽内に配置され、成膜対象物が載置面上に配置される処理台と、材料ガスを前記真空槽内に放出させて前記載置面上の前記成膜対象物に到達させ、薄膜を形成する材料ガス放出装置とを有する薄膜形成装置であって、前記材料ガス放出装置は、前記載置面と対面する位置に配置された防熱板と、前記防熱板よりも、前記載置面から遠い位置に配置された放出装置本体と、前記放出装置本体に接続された細管と、前記防熱板に形成され、前記細管が挿通された孔とを有し、前記細管の先端は前記載置面に向けられ、前記放出装置本体内の材料ガスが前記孔から放出され、放出された前記材料ガスが、前記処理台に配置された成膜対象物の表面に到達して薄膜が形成される薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記細管の下端は前記防熱板よりも前記処理台に近い位置に配置された薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記細管と前記孔の内周とは離間された薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記細管と前記孔の内周との間には断熱材が配置された薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記材料ガス放出装置には、前記放出装置本体とは離間した位置に、内部に薄膜材料が配置されたガス発生装置が設けられ、前記ガス発生装置は前記放出装置本体に接続され、前記ガス発生装置内で前記薄膜材料が加熱されて蒸発して前記材料ガスが生成され、前記放出装置本体に供給されるように構成された薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記材料ガス放出装置には、前記放出装置本体の内部に、薄膜材料が配置されたガス発生装置が設けられ、前記ガス発生装置で前記薄膜材料が加熱されて蒸発して前記材料ガスが生成され、前記放出装置本体に供給される薄膜形成装置である。
本発明は薄膜形成装置であって、前記材料ガス放出装置を複数有する薄膜形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
マスクを使用せずに、所望形状の薄膜を形成できる。
また、放出した材料ガスが無駄にならない。
また、大型基板に所望形状の薄膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の薄膜形成装置の内部構成図
【図2】載置面上に成膜対象物が配置された状態を説明するための図
【図3】材料ガス放出装置の構造を説明するための図
【図4】載置面上に成膜対象物が配置された状態を説明するための図
【図5】直線状の薄膜の形成を説明するための図
【図6】放出装置本体の内部にガス発生装置が設けられた構造を説明するための図
【図7】逐行走査形状の薄膜の形成を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照し、符号10は、本発明の薄膜形成装置を示している。
この薄膜形成装置10は、真空槽11と処理台12とを有している。
この処理台12は、成膜対象物を配置する載置面13を有しており、ここでは処理台12は、載置面13を鉛直上方に向け、真空槽11の内部に配置されている。図2は、載置面13上に板状の成膜対象物20が配置された状態である。
【0011】
真空槽11には真空ポンプ14が接続されており、内部は真空排気されて真空雰囲気にされている。
また、薄膜形成装置10は、1乃至複数個の材料ガス放出装置301、302、303を有している。
【0012】
材料ガス放出装置301、302、303の構造は同じであり、図3に、一台の材料ガス放出装置301を例にして説明すると、材料ガス放出装置301は、放出装置本体311と、ガス発生装置321とを有している。
放出装置本体311は、載置面13と対面する位置に配置されており、ここでは、載置面13の上方に配置されている。
【0013】
放出装置本体311の載置面13と対面する部分には、細管331が鉛直に設けられており、細管331の先端は、載置面13に向けられている。細管331の中空部分は、放出装置本体311の内部の空間に接続されている。
ガス発生装置321は、放出装置本体311と離間した位置に配置されている。ここではガス発生装置321は真空槽11の内部に配置されているが、真空槽11の外部に配置されていてもよい。
【0014】
ガス発生装置321には、薄膜材料用の蒸発容器34a、34bを一又は複数台設けられており、この例では、蒸発容器34a、34bが二台設けられ、一方の蒸発容器34aにはホストとなる有機材料である薄膜材料35aが配置され、他方の蒸発容器34bには、ドーパントとなる有機材料である薄膜材料35bが配置されている。
【0015】
各蒸発容器34a、34bには、線状のヒータ36a、36bが巻き回されており、ヒータ36a、36bが発熱して、各蒸発容器34a、34b内の薄膜材料35a、35bが加熱され、蒸発温度以上の温度に昇温して、薄膜材料35a、35bの蒸気から成る材料ガスが生成されるようになっている。
【0016】
ガス発生装置321と放出装置本体311とは、供給管37a、37bによって接続され、ガス発生装置321内で生成された材料ガスは供給管37a、37bを通り、放出装置本体311に供給される。ここでは二本の供給管37a、37bによって、二個の蒸発容器34a、34bと放出装置本体311とが、それぞれ別々に接続され、ホスト用の有機材料ガスとドーパント用の有機材料ガスとは別々に放出装置本体311に供給され、放出装置本体311内で混合され、細管331を通って細管331の先端から真空槽11の内部に放出される。
【0017】
図4は、板状の成膜対象物20が載置面13上に配置された状態であり、処理台12上の成膜対象物20と放出装置本体311とは一の薄膜形成直線に沿った方向に相対的に移動できるように構成されており、細管331先端から放出された材料ガスによって、成膜対象物20表面には、薄膜が線状に形成される。
【0018】
本例の薄膜形成装置10は、RGB各色のドーパントがそれぞれガス発生装置321、322、323に配置された三台の材料ガス放出装置301、302、303を有しており、三台の放出装置本体311、312、313は、相対的に静止した状態で、放出装置本体311、312、313と成膜対象物20とが、上述した一の薄膜形成直線に沿った方向に相対的に直線移動して、成膜対象物20表面に、マスクを設けなくても、R色と、G色と、B色の三本の直線状の有機薄膜が形成される。
【0019】
そして、材料ガスが成膜対象物20に到達しない状態で、薄膜形成直線と交差する方向に相対的に移動し、細管331、332、333先端が、成膜対象物20上の有機薄膜の未成膜な部分と対面するようにし、薄膜形成直線に沿って相対移動させると、図5に示すように、R色と、G色と、B色の三本一組の直線状の有機薄膜21R、21G、21Bが複数組平行に形成される。
【0020】
各放出装置本体311、312、313は、加熱装置を有しており、加熱装置から供給される熱で、放出装置本体311、312、313内部に供給された材料ガスが、放出装置本体311、312、313の内壁面に析出しないようにされている。ここでは、加熱装置は線状ヒータ381、382、383で構成され、線状ヒータ381、382、383が放出装置本体311、312、313の外周に巻き回され、放出装置本体311、312、313と、細管331、332、333とが加熱されて供給された薄膜材料蒸気の蒸発温度以上の温度に昇温するようにされている。
【0021】
放出装置本体311、312、313と載置面13との間には、防熱板421、422、423が配置されている。
ここでは、各放出装置本体311、312、313は、それぞれ別々の冷却容器411、412、413内に配置されている。
【0022】
各冷却容器411、412、413は、底面部分が放出装置本体311、312、313と載置面13の間に配置されており、各冷却容器411、412、413の底面部分が、加熱された放出装置本体311、312、313や、放出装置本体311、312、313に巻き回された線状ヒータ381、382、383から放出される輻射熱を遮蔽して、輻射熱が載置面13上に配置された成膜対象物20に到達しないようにする防熱板421、422、423にされている。
【0023】
各防熱板421、422、423は、載置面13と対面し、載置面13とは離間して配置されている。各防熱板421、422、423には、それぞれ孔431、432、433が設けられ、各冷却容器411、412、413内に配置された放出装置本体311、312、313に接続された細管331、332、333は、防熱板421、422、423の孔431、432、433に挿通され、各細管331、332、333の先端は、防熱板421、422、423よりも載置面13に近い位置まで伸ばされ、細管331、332、333から放出される材料ガスが防熱板421、422、423に接触しないようにされている。
【0024】
ここでは、冷却容器411、412、413の側壁の外周には、液状の冷却媒体が流れる冷却管441、442、443が巻き回されており、輻射熱は冷却容器411、412、413で遮蔽され、真空槽11の槽壁が加熱されないようになっている。
【0025】
防熱板421、422、423の載置面13に向く面とは反対の面には輻射熱が到達するが、防熱板421、422、423は冷却容器411、412、413と接触しており、冷却管441、442、443によって冷却容器411、412、413が冷却されると、防熱板421、422、423は間接的に冷却され、高温にはならないようになっている。
【0026】
防熱板421、422、423の孔431、432、433の内周面の直径は、細管331、332、333の外径よりも大きく、放出装置本体311、312、313の幅よりも小さくされており、細管331、332、333の外周面と孔431、432、433の内周面が離間しているか、又は、細管331、332、333の外周面と内周面の間の部分に断熱材が充填されている。
【0027】
どちらの場合でも、昇温された細管331、332、333の熱は防熱板421、422、423には伝導されず、細管331、332、333先端が蒸発温度未満の温度に冷却されないようになっている。
このように、細管331、332、333先端は蒸発温度以上にされており、細管331、332、333先端で材料ガスが凝縮して閉塞されないようになっており、また、載置面13上に配置された成膜対象物20が、輻射熱によって加熱されないようになっている。
【0028】
処理台12の内部には冷却装置16が配置されており、成膜対象物20は冷却装置16によって冷却され、成膜対象物20の表面に到達した材料ガスは効率的に凝集され、材料ガスが成膜対象物20表面で反射されて真空槽11内に拡散しにくいようにされている。
【0029】
なお、図3、4に符号321で示すように、真空槽11内に膜厚センサー46a、46bを設けておき、各蒸発容器321、322、323にサンプル管47a、47bを設けて、各蒸発容器321、322、323内で生成された材料ガスが膜厚センサー46a、46bの検出面に到達して薄膜が形成されるようにしておき、同じ蒸発容器321、322、323内で生成された材料ガスによって形成される薄膜のうち、膜厚センサ46a、46bが検出する薄膜の膜厚と、成膜対象物20表面に形成される薄膜の膜厚との関係を予め求めておくと、膜厚センサ46a、46bが検出した膜厚の値によって、成膜対象物20表面の薄膜の膜厚値が分かる。
【0030】
以上は、放出装置本体311、312、313を相対的に静止させていたが、各放出装置本体311、312、313を薄膜形成直線に沿った方向に成膜対象物20との間で相対的に移動させると共に、成膜対象物20の表面とは平行に、薄膜形成直線とは垂直な方向に個別に移動させることもできる。
【0031】
図1〜4の符号511、512、513は、カメラであり、このカメラ511、512、513が成膜対象物20表面のパターンを撮影して撮影画像を制御装置521、522、523に伝送し、制御装置521、522、523が電送された撮影画像中からアラインメントマークとなるパターン認識し、アラインメントマーク位置と放出装置本体311、312、313との相対的な位置関係を認識して相対位置の誤差量を求め、移動装置531、532、533を動作させて放出装置本体311、312、313を薄膜形成直線とは垂直な方向に移動させて相対位置の誤差量をゼロに近づけ、各放出装置本体311、312、313が成膜対象物20表面の正確な位置に薄膜を形成するようにするとよい。
【0032】
上記実施例では、放出装置本体311とは離間した位置にガス発生装置321が設けられていたが、図6に示すように、放出装置本体311、312、313の内部にガス発生装置321、322、323を設けてもよい。
また、この図6に示すように、サンプル管471、472、473は、放出装置本体311、312、313に接続され、膜厚センサ461、462、463によって膜厚を測定するようにしてもよい。
【0033】
また、放出装置本体311、312、313は成膜対象物20表面に直線状の薄膜21R、21G、21Bを形成するだけではなく、図7に示すように逐行走査形状の薄膜22を形成することもでき、すなわち幅を有する線状の薄膜で長方形パターン23を埋めることもできる。符号24は細管の逐行走査跡を示している。
【0034】
有機ELディスプレイを作製する際、HIL/HTLをフレームマスクで成膜した後、本発明でR、G、B発光ドットを作製し、次いでフレームマスクでETL/EIL/電極層を作ることが可能である。
薄膜は、一層に限定されず、例えば、成膜対象物20側から、R色、G色又はB色の場合、TCO基板/HIL/HTL/EL(R)/ETL/EILの多層の薄膜、TCO基板/HIL/HTL/EL(G)/ETL/EILの多層の薄膜、又はTCO基板/HIL/HTL/EL(B)/ETL/EILの多層の薄膜を形成し、これらRGBの薄膜を、成膜対象物20上に、繰り返しこの順序で配置することができる。
【0035】
例えば、細管331、332、333の中空部分の幅は20μm程度、成膜する線の幅によって載置面13上に配置した成膜対象物20表面と細管331、332、333の先端との間の距離は0.01mm以上5cm以下の範囲で成膜することができる。成膜する線の幅は最小20μm余で形成することができる。
【0036】
薄膜からなる線の幅は細管331、332、333の中空部分の幅および成膜対象物20表面と細管331、332、333の先端との間の距離で調整できる。細管331、332、333の中空部分の幅が小さいほど、又成膜対象物20表面と細管331、332、333の先端との間の距離が短いほど、薄膜からなる線の幅は小さい。
【0037】
なお、複数の細管331、332、333は、薄膜形成直線とは垂直な方向に離間すると共に、放出装置本体311、312、313同士を離間させるために、薄膜形成直線方向にも離間されている。
【0038】
また、細管331、332、333の中心間距離は、形成する薄膜の中心間距離に等しく設定しても良いし、一本の細管331、332、333が一回の相対移動で形成する薄膜を複数本側面を接触させて成膜する場合は、細管331、332、333の中心間距離を合成薄膜の中心間距離に設定するとよい。
【0039】
なお、上記例では、各蒸発容器内に異なるドーパントを配置して、各放出装置本体311、312、313から異なる色の有機薄膜を形成するようにしたが、同じドーパントを配置して各放出装置本体311、312、313から同じ色の有機薄膜を形成してもよい。
【符号の説明】
【0040】
10……薄膜形成装置
11……真空槽
12……処理台
13……載置面
20……成膜対象物
301、302、303……材料ガス放出装置
311、312、313……放出装置本体
321、322、323……ガス発生装置
331、332、333……細管
421、422、423……防熱板
431、432、433……孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空槽と、
前記真空槽内に配置され、成膜対象物が載置面上に配置される処理台と、
材料ガスを前記真空槽内に放出させて前記載置面上の前記成膜対象物に到達させ、薄膜を形成する材料ガス放出装置とを有する薄膜形成装置であって、
前記材料ガス放出装置は、前記載置面と対面する位置に配置された防熱板と、
前記防熱板よりも、前記載置面から遠い位置に配置された放出装置本体と、
前記放出装置本体に接続された細管と、
前記防熱板に形成され、前記細管が挿通された孔とを有し、
前記細管の先端は前記載置面に向けられ、前記放出装置本体内の材料ガスが前記孔から放出され、放出された前記材料ガスが、前記処理台に配置された成膜対象物の表面に到達して薄膜が形成される薄膜形成装置。
【請求項2】
前記細管の下端は前記防熱板よりも前記処理台に近い位置に配置された請求項1記載の薄膜形成装置。
【請求項3】
前記細管と前記孔の内周とは離間された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の薄膜形成装置。
【請求項4】
前記細管と前記孔の内周との間には断熱材が配置された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の薄膜形成装置。
【請求項5】
前記材料ガス放出装置には、前記放出装置本体とは離間した位置に、内部に薄膜材料が配置されたガス発生装置が設けられ、
前記ガス発生装置は前記放出装置本体に接続され、前記ガス発生装置内で前記薄膜材料が加熱されて蒸発して前記材料ガスが生成され、前記放出装置本体に供給されるように構成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の薄膜形成装置。
【請求項6】
前記材料ガス放出装置には、前記放出装置本体の内部に、薄膜材料が配置されたガス発生装置が設けられ、
前記ガス発生装置で前記薄膜材料が加熱されて蒸発して前記材料ガスが生成され、前記放出装置本体に供給される請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の薄膜形成装置。
【請求項7】
前記材料ガス放出装置を複数有する請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の薄膜形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−26009(P2012−26009A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−167149(P2010−167149)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【出願人】(000231464)株式会社アルバック (1,740)
【Fターム(参考)】