説明

表示装置付電子機器および携帯電話機

【課題】落下等の衝撃が筐体に加わっても、その衝撃が表示装置の端面に伝わりにくい表示装置付電子機器および携帯電話機を提供する。
【解決手段】携帯電話等の電子機器の筐体(11)に設けられた収容部(30)の内壁(31)と、表示装置が支持される枠体(33)との間には、凹部を有する突起部(36)が設けられている。これにより、落下等の衝撃が筐体(11)に加わっても、内壁(31)からの衝撃は突起部(36)、特に凹部が緩和あるいは吸収することになり、表示装置(40)を衝撃から保護できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の表示装置を備えた表示装置付電子機器および携帯電話機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の表示装置付電子機器においては、表示装置を保護するために、表示装置を枠体によって保持し、枠体を筐体に設けられている収容部に収容するのが一般的である(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−296569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、表示装置付電子機器である携帯電話においては、表示装置の厚み方向に加わる衝撃等に対する対策は各種提案されていた。しかしながら、携帯電話の薄型化に伴って表示装置の薄型化が進み、その結果、携帯電話が落下した際に表示装置の端面に加わる衝撃によって表示装置が破損することが問題となっていた。
【0005】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、落下等の衝撃や外部からの押圧力があった場合でも表示装置の破損を防止する表示装置付電子機器および携帯電話機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置付電子機器は、筐体と、前記筐体の内側に配置された表示装置と、前記表示装置の端面の少なくとも一部を覆い、前記表示装置を支持する枠体と、前記枠体とは別途成型され、前記枠体よりも外側に設けられて、前記表示装置の裏面側から表面側へ向けて突出する突起部と、を備え、前記枠体と前記突起部との間に凹部が形成され、前記突起部は、前記筐体から横方向の衝撃が加わると、前記凹部の容積を減少させるよう変形する。
【0007】
前記突起部は、前記筐体の前記表示装置が配置された側の面よりも低く構成されるようにしてもよい。
【0008】
前記突起部は、前記枠体に対して斜め方向に突出するようにしてもよい。
【0009】
前記突起部は、断面が略L字状に形成されるようにしてもよい。
【0010】
前記突起部は、前記枠体の所定の一辺において、2箇所に形成されてもよい。
【0011】
前記突起部の前記表示装置の端面に沿った長さは、前記枠体の前記表示装置の端面に沿った長さより小さいことが好ましい。
【0012】
本発明の枠体付き表示装置は、表示装置と、前記表示装置の端面の少なくとも一部を覆い、前記表示装置を支持する枠体と、前記枠体とは別途成型され、前記枠体よりも外側に設けられて、前記表示装置の裏面側から表面側へ向けて突出する突起部と、を備え、前記枠体と前記突起部との間に凹部が形成され、前記突起部は、外側から横方向の衝撃が加わると、前記凹部の容積を減少させるよう変形する。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、表示装置付電子機器に落下などの衝撃や外部からの押圧力があった場合でも内部の液晶表示装置の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る第1実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話の斜視図である。
【図2】上筐体の分解斜視図である。
【図3】枠体の斜視図である。
【図4】(A)図3中IV−IV位置に対応する枠体および表示装置の断面図、(B)は衝撃が作用した場合の枠体の変形を示す断面図である。
【図5】(A)は本発明に係る第2実施形態の装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図、(B)は衝撃を受ける前の突起部を示す平面図、(C)は衝撃を受けた後の突起部を示す平面図である。
【図6】第3実施形態の表示装置付電子機器における上筐体の分解斜視図である。
【図7】図6中VII方向から見た上筐体の収容部内部の斜視図である。
【図8】本発明に係る第4実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図である。
【図9】本発明に係る第5実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図である。
【図10】本発明に係る第6実施形態の表示装置付電子機器における上筐体の分解斜視図である。
【図11】突起部の変形例を示す上筐体の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る第1実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話の斜視図、図2は上筐体の分解斜視図、図3は枠体の斜視図、図4(A)は図3中IV−IV位置に対応する枠体および表示装置の断面図、図4(B)は衝撃が作用した場合の枠体の変形を示す断面図である。
【0016】
図1に示すように、第1実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話10は、上筐体11および下筐体12と、上筐体11および下筐体12の境界線に沿って配置された回動軸13を中心として上筐体11および下筐体12を相対的に回動可能に連結する連結部14と、上筐体11および下筐体12に収容されて各機器を電気的に接続する回路基板の接続構造(図示省略)とを備えた折畳式の携帯電話である。
【0017】
上筐体11は、表面11Aの略中央に表示部16を備え、表示部16の上方に自分撮りカメラ17やレシーバ18を備え、裏面11Bに相手撮りカメラ(図示せず)を備える。
下筐体12は、表面12Aの略中央に操作部21のキー22を備え、操作部21の下方にマイクロフォン23を備える。また、連結部14は、上筐体11の下端部と下筐体12の上端部とを回動自在に支持するものである。
【0018】
図2に示すように、上筐体11の表面11A側内部には、表示部16を形成する矩形薄板状の表示装置40が収容される収容部30が凹設されている。収容部30は、四辺を内壁31で囲まれており、内部には収容部30よりも一回り小さい矩形をした枠体33が収容されるようになっている。
従って、表示装置40は、枠体33の内部に取付けられて上筐体11の収容部30に収容され、上筐体11および下筐体12を相対的に回動させて開いたときに外部露出する、いわゆる前面表示部となっている。
【0019】
図4(A)に示すように、表示部16の表示装置40は、ガラス(あるいは樹脂)により形成されたガラス基板41や導光板43が積層された液晶表示装置である。一対のガラス基板41間には液晶部(図示せず)が介装されており、この液晶部から端子42が外部に引き出されている。また、導光板43は、光源であるLED44の形状、寸法に応じて略くさび状に厚肉化された導光部45が端面に設けられている。導光部45は、導光板43の下面に対して同一平面に沿うように、各ガラス基板41に向かって隆起するように配置されている。なお、端子42は、フレキシブルケーブル46によって基板(図示省略)に接続されている。
【0020】
図3に示すように、枠体33は全体矩形枠状をしており、各辺の断面は、表示装置40の端面40aに対向する内面34aを有する枠体本体34と、表示装置40における表示面とは反対側の裏面40bに対面して支持する支持壁(底板)35とからL字形状に形成されている。収容部30の内壁31と、この内壁31に対面する枠体本体34の外面34bとの間には、内壁31または枠体33の外面34bの一方である枠体33の上辺33aの外面34bに接合されて、他方である収容部30内壁31に向かって延びる突出部36が設けられている。この突出部36は、凹部としての空間36aを有するように、枠体33から離れる方向すなわち外側(図3中、矢印参照)に向けて延出される支持部36bと、この支持部36bに連結されて表示装置40の端面40aに対して略平行に設けられる当接部36cとから、断面略L字状に形成されている。
【0021】
図3に示すように、突起部36は枠体本体34の上側(図3において左下側、図3中、矢印参照)外面34bにおいて、左右両端部に各々設けられている。枠体33と突起部36との接合部、すなわち枠体本体34の外面34bにおける突起部36の支持部36bの接合部は、枠体における支持壁(底板)35の延長上に位置している。なお、接合部は、表示装置40よりも矢印A方向(図4(A)に示す)に設けていればよい。後述する落下等の衝撃の際に、表示装置40に力を伝えないようにするためである。
これらのような突起部36は、枠体に対して一体成形されていて、レシーバ18と表示装置40との間に位置している。
【0022】
このため、図4(B)に示すように、筐体11から衝撃Fが作用して、枠体33が収容部30の内壁31に衝突すると、突起部36の当接部36aおよび支持部36bの変形によって衝撃を緩和あるいは吸収する。このとき、突起部36の支持部36bから枠体33に流れる力fは、枠体33の支持壁35に流れるので、突起部36が受けた衝撃は枠体33を介して真っ直ぐにガラス基板41に伝達されることはない。これにより、接合部から伝達された衝撃は支持壁35内部で分散し、ガラス基板41に伝達される衝撃は小さいものとなる。
【0023】
以上、説明した表示装置付電子機器である携帯電話10によれば、落下等によって上筐体11に作用した衝撃は、空間36aを有する突起部36により緩和あるいは吸収されるので、表示装置40を衝撃から保護できる。
特に、この携帯電話10によれば、各突起部36がレシーバ18と表示装置40との間に位置しているため、レシーバ18を下方にして筐体が落下した場合、確実に表示装置40を保護できる。
【0024】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。なお、すでに第1実施形態において説明した部位と共通する部位には、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図5(A)は本発明に係る第2実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図、図5(B)は衝撃を受ける前の突起部を示す平面図、図5(C)は衝撃を受けた後の突起部を示す平面図である。
【0025】
図5(B)および(C)に示すように、収容部30の内壁31と、この内壁31に対面する枠体本体34の外面34bとの間には、枠体33Bの外面34bに連結されて収容部30の内壁31に向かって延びる突起部36Bが設けられている。この突起部36Bは、凹部としての空間36aを有するように、枠体33Bから離れる方向すなわち外側に向けて延出される支持部36bと、この支持部36bの先端に連結されて表示装置40の端面40aに対して略平行に設けられる当接部36cとから、断面略L字状に形成されている。
【0026】
図5(A)に示すように、この枠体33Bでは、突起部36Bは枠体本体34の上側(図3において左下側)外面34bにおいて、左右両端部に各々設けられている。枠体33Bと突起部36Bとの接合部、すなわち枠体本体34の外面34bにおける突起部36Bの支持部36bの接合部は、図5(A)に示すように、枠体33Bにおける表示装置40の側端面に対面する側板の延長上に位置している。
【0027】
以上、説明した携帯電話10によれば、上筐体11が衝撃を受けると、図5(C)に示すように、突起部36の当接部36cが衝撃を受けて凹部である空間36aの容積を減少させるように変形して衝撃を緩和あるいは吸収する。さらに、衝撃は支持部36bから枠体33Bに伝達されるが、支持部36bは枠体33Bの枠体本体34の延長上に設けられているので、枠体本体34の内側に収容されている表示装置40には直接衝撃が伝わらず、表示装置40に伝達される衝撃を小さくすることができる。
【0028】
また、この携帯電話10においても、各突起部36Bが表示装置40の上方に位置しているため、表示装置40の上方を下方にして筐体が落下した場合、確実に表示装置40を保護できる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。なお、すでに第1実施形態において説明した部位と共通する部位には、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図6は第3実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話における上筐体の分解斜視図、図7は図6中VII方向から見た上筐体の収容部内部の斜視図である。
【0029】
図6および図7に示すように、収容部30の内壁31と、この内壁31に対面する枠体本体34Cの外面34bとの間には、内壁31または枠体33の外面34bの一方である内壁31に連結されて、他方である枠体33Cに向かって延びる突起部36Cが設けられている。この突起部36Cは、凹部としての空間36aを有するように、内壁31から離れる方向すなわち収容部30内部に向けて突出される支持部36bと、この支持部36bに連結されて収容部30に収容される表示装置40の端面40aに対して略平行に設けられる当接部36cとから、断面略L字状に形成されている。
従って、本第3実施形態においては、枠体33Cには突起部36Cは設けられないことになる。
【0030】
なお、収容部30の内壁31に設ける突起部36Cの接合部としては、突起部36Cの当接部36cが枠体33Cに当接した際に、表示装置40の端面40aに衝撃が直接伝達されない位置とするのが望ましい。例えば、枠体33Cの支持壁35に対応した位置に設けることができる。
【0031】
以上、説明した携帯電話10によれば、上筐体11が衝撃を受けた結果、収容部30の枠体33Cおよび表示装置40が移動して収容部30の内壁31に衝突した際に、内壁31に設けた突起部36が衝撃を緩和あるいは吸収するので、表示装置40に作用する衝撃を小さくして表示装置40を保護することができる。
【0032】
また、この携帯電話10においても、各突起部36Cがレシーバ18と表示装置40との間に位置しているため、レシーバ18を下方にして筐体が落下した場合、確実に表示装置40を保護できる。
【0033】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。なお、すでに第1実施形態において説明した部位と共通する部位には、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図8は本発明に係る第4実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図である。
【0034】
図8に示すように、本実施形態にかかる携帯電話に用いられる枠体33Dでは、左右の枠体本体34の延長上に突起部36Dが各々設けられており、表示装置40のガラス基板41の端面41位置に対応しない位置に設けられている。この突起部36Dでは、前述した支持部36bと当接部36cとを兼ねた1部材36eのみで構成されており、枠体33の外面34bに対して斜め方向内側に突出することにより、凹部である内部空間36aを形成している。
これらの突起部36Dの接合部は、枠体33Dにおける表示装置40の側端面に対面する側板の延長上に位置している。
【0035】
このように構成することにより、前述した実施形態と同様の作用・効果を有し、表示装置40を保護することができる。さらに、突起部36Dの構成を一層簡易なものとすることができる。
【0036】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。なお、すでに説明した部位と共通する部位には、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図9は本発明に係る第5実施形態の表示装置付電子機器である携帯電話に用いられている枠体の斜視図である。
【0037】
図9に示すように、本実施形態にかかる携帯電話に用いられる枠体33Eでは、支持壁35の延長上に突起部36Eが各々設けられており、表示装置40のガラス基板41の端面41位置に対応しない位置に設けられている。この突起部36Eでは、前述した支持部36bと当接部36cを兼ねた1部材36fのみで構成されており、枠体33の外面34bに対して斜め方向上側に突出することにより、凹部である内部空間36aを形成している。
これらの突起部36Eの接合部は、枠体33Eにおける支持壁(底板)35の延長上に位置している。
【0038】
このように構成することにより、前述した実施形態と同様の作用・効果を有し、表示装置40を保護することができる。さらに、突起部36Eの構成を一層簡易なものとすることができる。
【0039】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の表示装置付電子機器について、図面を用いて説明する。なお、すでに説明した部位と共通する部位には、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図10は本発明の第6実施形態にかかる表示装置付電子機器における上筐体の分解斜視図である。
【0040】
図10に示すように、本実施形態にかかる携帯電話に用いられる枠体33Fでは、枠体33Fの4隅における上下方向および左右方向の外面34bに各々突起部36Fが設けられていて、枠体33Fの短手方向端部にも突起部36Fが設けられている。従って、合計8個の突起部36Fが設けられることになる。なお、各突起部36Fの接合部は、枠体33Fにおける表示装置40の側端面に対面する側板の延長上や、あるいは枠体33Fにおける支持壁(底板)35の延長上に位置している。
【0041】
このように構成することにより、前述した実施形態と同様の作用・効果を有し、表示装置40を保護することができる。さらに、枠体33の四隅に突起部36Fを上下方向および左右方向に設けたので、携帯電話10を上下左右どの方向から落としても衝撃を吸収して表示装置40を保護することができる。
【0042】
なお、以上の説明では、突起部36を少なくとも枠体33の上側に設けた場合を例示したが、図11に示すように、ヒンジ部14と表示装置40との間にのみ突起部36Gを設けることも可能である。
【0043】
また、前述した各実施形態においては、表示装置付電子機器として折畳式の携帯電話を例示し、表示装置として筐体を開いたときに露出する前面表示部を例示したが、本発明はノートパソコンや携帯型音楽再生装置、携帯型テレビ、携帯型ラジオ、カメラ、液晶腕時計、液晶ストップウォッチ、携帯型GPS、携帯型ゲーム機器、ステレオ等の据置型電子機器を操作するリモコン、電子卓上計算機にも適用可能であり、その形態も折畳式に限定せず、例えばストレート型、スライド型、回転式等でもよく、表示装置の配置個所や数も任意である。
【0044】
さらに、前述した各実施形態においては、表示装置として液晶表示装置を例示したが、本発明は表示装置として有機ELディスプレイや無機ELディスプレイ等にも適用可能である。
また、前述した各実施形態においては、枠体に対して一体成型された突起部を例示したが、例えば別途成形された突起部を枠体に対して後から取り付ける形態も本発明に含まれる。
【0045】
さらに、前述した各実施形態における凹部の形状は、前述した各実施形態において示した形態以外にも、例えばU字形状、コの字状、V字形状でもよい。
そして、本発明は、前述した各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0046】
以上のように、本発明にかかる液晶表示装置付電子機器は、落下等の衝撃が筐体に加わっても、表示装置を衝撃から保護することができるという効果を有するため、筐体の収容部において、枠体により表示装置が支持されている携帯電話、ノートパソコン、携帯音楽機、携帯型テレビ、PDA、その他の電子機器に有用である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、落下などの衝撃や外部からの押圧力があった場合でも内部の液晶表示装置の破損を防止することができるため、携帯電話機等の表示装置を備えた表示装置付電子機器および携帯電話機に有用である。
【符号の説明】
【0048】
10 携帯電話(表示装置付電子機器)
11 上筐体(筐体)
16 表示部
30 収容部
31 内壁
33 枠体
34b 枠体本体外面(枠体の外側)
36 突起部
36a 空間(凹部)
36b 支持部
36c 当接部
40 表示装置
40a 端面
40b 裏面
41 ガラス基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内側に配置された表示装置と、
前記表示装置の端面の少なくとも一部を覆い、前記表示装置を支持する枠体と、
前記枠体とは別途成型され、前記枠体よりも外側に設けられて、前記表示装置の裏面側から表面側へ向けて突出する突起部と、を備え、
前記枠体と前記突起部との間に凹部が形成され、前記突起部は、前記筐体から横方向の衝撃が加わると、前記凹部の容積を減少させるよう変形することを特徴とする表示装置付電子機器。
【請求項2】
前記突起部は、前記筐体の前記表示装置が配置された側の面よりも低く構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置付電子機器。
【請求項3】
前記突起部は、前記枠体に対して斜め方向に突出することを特徴とする請求項1に記載の表示装置付電子機器。
【請求項4】
前記突起部は、断面が略L字状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置付電子機器。
【請求項5】
前記突起部は、前記枠体の所定の一辺において、2箇所に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置付電子機器。
【請求項6】
前記突起部の前記表示装置の端面に沿った長さは、前記枠体の前記表示装置の端面に沿った長さより小さいことを特徴とする請求項1に記載の表示装置付電子機器。
【請求項7】
表示装置と、
前記表示装置の端面の少なくとも一部を覆い、前記表示装置を支持する枠体と、
前記枠体とは別途成型され、前記枠体よりも外側に設けられて、前記表示装置の裏面側から表面側へ向けて突出する突起部と、を備え、
前記枠体と前記突起部との間に凹部が形成され、前記突起部は、外側から横方向の衝撃が加わると、前記凹部の容積を減少させるよう変形することを特徴とする枠体付き表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−8033(P2013−8033A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−154879(P2012−154879)
【出願日】平成24年7月10日(2012.7.10)
【分割の表示】特願2007−535736(P2007−535736)の分割
【原出願日】平成18年10月24日(2006.10.24)
【特許番号】特許第5087715号(P5087715)
【特許公報発行日】平成24年12月5日(2012.12.5)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】