説明

表示装置及びリモートコントロール装置

【課題】メニュー選択画面や番組表の選択画面においては、カーソルキーと決定キーの組み合わせにより、各メニュー項目が選定されており、カーソルキーの複数回の押圧動作と決定キーの押圧動作の組み合わせ動作が煩雑でリモコン操作が非常に煩わしいものである。
【解決手段】リモコント装置のキー操作により画面表示された項目選択を制御し、前記リモコン装置の操作部上の特定の配置関係に設置された複数の操作キーの操作により、前記項目選択を直接に制御する表示装置である。例えば、メニュー非表示時に、リモコン装置の横に並んだ複数のキーを押すことで、ダイレクトに表示画面上のメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及びリモートコントロール装置に関し、特に、リモコンのキーの並びから連想できるキーでメニュー等をショートカットする機能を備えた表示装置及びリモートコントロール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ放送もデジタル信号時代に入り、通信のインフラも従来の地上波放送、放送衛星を用いたBS・CS放送、ケーブルテレビ(CATV)放送、インターネットによる番組配信サービス放送、サーバー型放送等種々のブロードバンド型放送サービスが予定されている。また、テレビとパソコンの融合、テレビと通信の融合等も近づいている。
【0003】
映像・音声機器においては、多機能化及びサービスの多様化に対応し、映像機器に関しては、BS/CS衛星デジタル放送やCATVの普及により多チャンネル化が進んでおり、さらに今後は、地上デジタル放送サービスが本格的に開始され、インターネット経由のブロードバンド放送なども普及するため、多チャンネル化の傾向が続くものと考えられる。放送以外にも、ビデオデッキやDVDプレイヤー、ハードディスクレコーダなどの再生映像が視聴されるため、映像機器の多サービス化も進むものと考えられる。
【0004】
このため、映像・音声機器において、操作の種類やチャンネル数が増大するのに応じて、リモコン装置の操作ボタン数も増大し、操作方法も複雑なものとなってきている。リモコン装置表面の限られたスペースに多種多様な操作ボタンが配列されており、ユーザにとってはリモコン操作が非常に煩わしく難解なものとなっているのが現状である。
【0005】
また、昨今では、あらゆる電気機器や電子機器にリモコン装置が付属しており、ユーザは室内の離れた場所からこれらの機器をリモコン操作することができるようになっている。例えば、ビデオデッキ、テレビ、DVDプレイヤーなどの映像機器、CDプレイヤーやMDプレイヤーなどの音響機器、エアコンなどの空調機器には、リモコン装置が付属しているのが一般的である。リモコン装置は、複数の操作ボタン又は操作パネルを備えており、赤外線などの光通信により操作対象機器に対して制御信号を送信するものが主流である。
【0006】
家庭用・業務用の電気機器や電子機器においても、ユーザの多様なニーズに応えるべく、マイコン制御などにより多様な機能、操作モードが搭載されているが、ユーザは機器表面の操作パネルや付属のリモコン装置により多数の操作メニューから所望の操作を選択して実行しなければならず、多機能化の反面で操作が煩雑化している。
【0007】
特許文献1には、リモートコントロール信号を受信する信号受信手段と、受信装置本体に設けられたキー群の操作にてメニュー表示を行うとともに、利用者の前記キーの操作に従って処理を行う手段と、前記キーの操作によりリモコン学習モードが設定された状態でリモコン送信機の操作を利用者に求め、その際に受信した信号を当該操作の信号として記憶する手段と、前記記憶した内容にて前記リモコン送信機からのリモートコントロール信号を処理する手段と、を備えたことを特徴とするテレビジョン受信装置が記載されており、別メーカのリモコン送信機を使えるようにする技術が開示されている。
【0008】
また、特許文献2には、表示装置を含む多数の機器を遠隔制御する統合リモコンの制御方法において、前記統合リモコンの外部入力選択ボタンが選択されると、以降に選択される入力ボタンに関わる情報を格納するステップと、前記格納されている入力ボタンに関わる情報が、前記表示装置の外部入力の選択と関連する入力ボタンの情報であるか否かを判断するステップと、前記格納されている入力ボタンに関わる情報が、前記表示装置の外部入力の選択と関連する入力ボタンの情報である場合、統合リモコンの機器モードを表示装置モードに変更するステップと、前記格納されている入力ボタンに関わる情報、及び前記変更された統合リモコンの機器モードに応じてキーコードを送出するステップと、を含むことを特徴とする統合リモコンの制御方法が記載されており、統合リモコンの機器モードを複数回変更することなく、統合リモコンを用いて、テレビジョンのような表示装置の外部入力を選択できる統合リモコンの制御方法が開示されている。
【0009】
更に、特許文献3には、表示部を備えた機器と、前記機器を遠隔操作するリモコン装置とを含んだリモコンシステムであって、前記表示部において、前記リモコン装置の操作ボタンの一部又は全部と、前記機器において利用可能な機能又はサービスの一部又は全部とを表示する第1の手段と、前記リモコン装置により、前記表示部に表示された1の操作ボタンと1以上の機能又はサービスとを関連付ける操作を行わせる第2の手段と、を有するリモコンシステムが記載されており、操作対象機器の表示装置において、リモコン装置による操作に応じた表示を行うことにより、ユーザが視覚的にリモコン操作を行うのを可能にするリモコン装置及び表示装置が開示されている。
【0010】
ここで、従来の表示装置、特に、デジタルテレビジョン受信装置のリモートコントロール装置を例にして、メニュー操作及び番組表操作の典型例を図6及び図7に示す。
【0011】
図6はメニュー操作の典型例を示している。図6では、61はリモートコントロール装置、62はメニューキー、63は左右カーソルキー、64は上下カーソルキー、65は決定キーを示す。66は表示装置の各表示画面を示している。図6において、リモートコントロール装置61のメニューキー62を押して、表示画面66に、1)メニューの画面を表示する。次いで、左右カーソルキー63を操作して、例えば、左右カーソルキー63のうち、右カーソルキーを3回押して、例えば、「機能切換」のメニュー項目を選択する。
【0012】
「機能切換」には、下位の階層に、画面サイズ、オートワイド、映像入/切、ブルーバック、オフタイマー設定、オンタイマー設定、無操作電源オフ、無信号電源オフ、映像反転、ゲーム経過時間表示、チャイルドロック等のメニュー項目が下方に展開されているので、例えば、上下カーソルキー64のうち、下カーソルキーを1回押して、「オートワイド」のメニュー項目を選択する。
【0013】
この状態で、決定キー65を押すと、「オートワイド」の選択が決定され、「オートワイド」のメニュー項目の下位に、映像判別、S2対応、ID−1対応、D端子自動判別のメニュー項目が展開される。ここで、例えば、上下カーソルキー64のうち、下カーソルキーを3回押し、決定キー65を押して、「ID−1対応」の選択を決定する。「ID−1対応」には、「入」と「切」の2つの操作があるので、上下カーソルキー64のうち、上カーソルキーを1回押して、「入」を選択して、この状態で、決定キー65を押すと、「ID−1対応」機能の「入」の条件が設定される。以上のように、メニュー選択画面の各メニュー項目は、左右カーソルキー63と上下カーソルキー64と決定キー65の複数の操作の組み合わせにより、必要な項目の選択/決定が行われる。
【0014】
図7は、番組表操作の典型例を示している。図7では、71はリモートコントロール装置、72は番組表キー、73は左右カーソルキー、74は上下カーソルキー、75は表示装置の各表示画面を示している。図7において、リモートコントロール装置71の番組表キー72を押して、表示画面75に、1)番組表を表示する。次いで、例えば、上下カーソルキー74のうち、下カーソルキーを3回押して、例えば、「NNNダッシュ」の番組のメニュー項目を選択する。また、例えば、更に、左右カーソルキー73の右カーソルキーを2回押して、「アフタヌーンワイドNewsPART1」の番組のメニュー項目を選択する。以上のように、番組表の選択画面の各番組のメニュー項目は、左右カーソルキー73と上下カーソルキー74の複数の操作の組み合わせにより、必要な番組項目の選択/決定が行われる。
【特許文献1】特開2002−300420号公報
【特許文献2】特開2004−129236号公報
【特許文献3】特開2005−142675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上記の従来技術においては、メニュー選択画面や番組表の選択画面において、主として、カーソルキーと決定キーの組み合わせにより、各メニュー項目が選定されており、カーソルキーの複数回の押圧動作と決定キーの押圧動作の組み合わせ動作が煩雑でリモコン操作が非常に煩わしいものであるという問題点がある。このことは、操作の種類やチャンネル数が増大するのに応じて、各メニュー項目が増大し、番組表の番組の選択項目が増加するにつれて、益々、リモコン操作が非常に煩わしく難解なものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の表示装置は、リモートコントロール装置のキー操作により画面表示された項目選択を制御し、前記リモートコントロール装置の操作部上の特定の配置関係に設置された複数の操作キーの操作により、前記項目選択を直接に制御するように構成したことを特徴とする。
また、前記項目が、前記表示装置に備えられた機能のメニュー項目であることを特徴とする。また、前記項目が、前記表示装置に備えられた階層性のある複数の機能のメニュー項目であることを特徴とする。また、前記項目が、前記表示装置が表示する番組表の各番組データであることを特徴とする。
【0017】
本発明の表示装置は、メニュー非表示時に、横に並んだ複数のキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、メニュー表示時に、テンキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、テンキーの連続入力で深い階層のメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、上下左右の4隅に配置されたキーを押すことで、番組表をその方向にいっきにスクロールするように構成したことを特徴とする。また、一列に並んだ複数のキーを順次押すことで、番組表をその方向にスクロールするように構成したことを特徴とし、一列に並んだ複数のキーを順次押す速度に対応して、番組表のスクロール速度を変更するように構成したことを特徴とする。
【0018】
また、本発明のリモートコントロール装置は、表示装置の画面に表示された項目選択を、キー操作により制御し、操作部上の特定の配置関係に設置された複数の操作キーの操作により、前記表示装置の画面に表示された前記項目選択を直接に制御するように構成したことを特徴とする。また、前記項目が、前記表示装置に備えられた機能のメニュー項目であることを特徴とする。また、前記項目が、前記表示装置に備えられた階層性のある複数の機能のメニュー項目であることを特徴とする。また、前記項目が、前記表示装置が表示する番組表の各番組データであることを特徴とする。
【0019】
また、本発明のリモートコントロール装置は、メニュー非表示時に、横に並んだ複数のキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、メニュー表示時に、テンキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、テンキーの連続入力で深い階層のメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする。また、上下左右の4隅に配置されたキーを押すことで、番組表をその方向にいっきにスクロールするように構成したことを特徴とする。また、一列に並んだ複数のキーを順次押すことで、番組表をその方向にスクロールするように構成し、一列に並んだ複数のキーを順次押す速度に対応して、番組表のスクロール速度を変更するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、リモコンのキーの並びから連想できるキーでメニュー等をショートカットすることができ、リモコン装置の操作性を向上し、迅速かつ容易な操作とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
【実施例1】
【0022】
図1は、本発明の実施例1である表示装置及びリモートコントロール装置を示している。本発明の実施例1では、メニュー非表示時に横に並んだ4つのボタンを押すことでダイレクトに項目を選択する。
【0023】
図1において、11はリモートコントロール装置、12は並列キー群、13は青色キー、14は赤色キー、15は緑色キー、16は黄色キー、17は表示装置の表示画面を示す。青色キー13、赤色キー14、緑色キー15、黄色キー16は、通常の操作では、色相調整のメニュー画面が表示された際の各色を指定するためのキーとして用いられる。
【0024】
本発明の実施例1では、並列キー群12のこれらのキーが、メニュー選択画面のメニュー項目のダイレクトな選択に使用される。例えば、メニュー選択画面が表示されていない状態で、並列キー群12の青色キー13を押すと、メニュー選択画面の最も左に配置されている画像調整1)の項目の画面がダイレクトに選択されて、表示画面17上に表示される。また、並列キー群12の赤色キー14を押すと、メニュー選択画面の次に配置されている音声調整2)の項目の画面がダイレクトに選択されて、表示画面17上に表示される。
【0025】
また、並列キー群12の緑色キー15を押すと、メニュー選択画面の次に配置されている本体設定3)の画面がダイレクトに選択されて、表示画面17上に表示される。また、並列キー群12の黄色キー14を押すと、メニュー選択画面のその次に配置されている機能切換4)の項目の画面がダイレクトに選択されて、表示画面17上に表示される。
【0026】
更に、並列キー群12の黄色キー14を繰り返し押すことにより、その次の項目を順次選択するようにし、あるいは、並列キー群12の黄色キー14を押し続けることにより、選択項目をスクロール状に操作するように設定することもできる。以上のように、本発明の実施例1では、メニュー非表示時に横に並んだ4つのボタンを押すことでダイレクトに項目を選択し、迅速かつ容易にメニュー項目の選択を行うことができる。
【実施例2】
【0027】
図2は、本発明の実施例2である表示装置及びリモートコントロール装置を示している。本発明の実施例2では、メニュー表示時に、テンキーを押すことで、ダイレクトに項目を選択する。
【0028】
図2において、21はリモートコントロール装置、22は並列キー群、23はテンキー、24は黄色キー、25は表示装置の表示画面を示す。並列キー群22の各キーは、通常の操作では、色相調整のメニュー画面が表示された際の各色を指定するためのキーとして用いられ、黄色キー24は黄色を指定するために用いられる。また、テンキー23は通常は放送のチャンネル番号を指定する際等に用いられる。
【0029】
本発明の実施例2では、テンキー23が、メニュー表示時にダイレクトに項目を選択するために用いられる。図2において、例えば、並列キー群22の黄色キー24は押されて、機能切換1)のメニュー画面が、表示画面25上に表示されているとする。機能切換1)には、その下層のメニュー項目として、画面サイズ、オートワイド、映像入/切などの項目が展開されている。このメニュー画面が表示されている状態で、例えば、テンキー23のキー‘2’を押すと、機能切換1)の下層の2番目に展開されている「オートワイド」の項目がダイレクトに選択される。
【0030】
また、テンキー23のキー‘6’を押すと、機能切換1)の下層の6番目に展開されている「オンタイマー設定」の項目がダイレクトに選択され、テンキー23のキー‘7’を押すと、機能切換1)の下層の7番目に展開されている「無操作電源オフ」の項目がダイレクトに選択され、テンキー23のキー‘11’を押すと、機能切換1)の下層の7番目に展開されている「無操作電源オフ」の項目がダイレクトに選択される。
【0031】
以上のように、本発明の実施例2では、メニュー表示時に、テンキーを押すことで、ダイレクトに項目を選択し、メニュー項目の下層に展開されたメニュー項目についても迅速かつ容易に選択を行うことができる。なお、以上の説明では、並列キー群22の黄色キー24を押してメニュー選択画面の表示を行ったが、メニュー選択画面の表示は通常のメニューキーとカーソルキーを用いて選択・表示しても良い。
【実施例3】
【0032】
図3は、本発明の実施例3である表示装置及びリモートコントロール装置を示している。本発明の実施例3では、テンキー連続入力で深い、階層にも簡単にアクセスする。
【0033】
図3において、31はリモートコントロール装置、32はテンキー2、33はテンキー3、34はテンキー4、35はメニューキー、36は上下カーソルキー、37は決定キー、38は表示装置の各表示画面を示している。
【0034】
今、例えば、通常のメニューキー35を用いて、表示画面38上にメニュー選択画面の表示を行っているとする。この状態で、‘4’であるテンキー34を押すと、メニュー選択画面の4番目のメニュー項目である「機能切換」がダイレクトに選択され、機能切換の下層のメニュー項目が下方に展開表示される。次に‘2’であるテンキー32を押すと、下方に下層展開された2番目の項目である「オートワイド」がダイレクトに選択され、オートワイド下層のメニュー項目が下方に展開表示される。次に‘3’であるテンキー33を押すと、下層展開された3番目の項目である「ID−1対応」の機能がダイレクトに選択される。
【0035】
その後は、「ID−1対応」の機能では「入」と「切」の設定が可能であるから、例えば、上下カーソルキー36で、「入」または「切」を選択し、決定キー37で、「入」または「切」を決定する。以上のように、本発明の実施例3では、テンキーを次々に押すことにより、下層に展開されたメニュー項目を次々に多層に亘ってダイレクトに選択することが可能であり、迅速かつ容易にメニュー項目の選択を行うことができる。
【実施例4】
【0036】
図4は、本発明の実施例4である表示装置及びリモートコントロール装置を示している。本発明の実施例4では、4隅に配置された操作キーを押すことで、番組表等をその方向に一気にスクロールする。
【0037】
図4において、41はリモートコントロール装置、42は番組表キー、43は左上キー、44は左下キー、45は右上キー、46は右下キー、47は表示装置の各表示画面を示している。左上キー43、左下キー44、右上キー45、右下キー46は、カーソルキーの周囲に配置されており、通常操作では、左上キー43は番組情報キー、左下キー44は終了キー、右上キー45はメニューキー、右下キー46は終了キーとして用いられる。
【0038】
本発明の実施例4では、この左上キー43、左下キー44、右上キー45、及び右下キー46を、表示画面47に表示された番組表を4隅方向にスクロールするためのキーとして使用する。
【0039】
図4において、まず、リモートコントロール装置41の番組表キー42を押して、表示画面47上に、番組表を表示する。この状態で、左上キー43を押すと番組表の中の一番左上に位置する番組へダイレクトにスクロールされる。また、左下キー44を押すと番組表の中の一番左下に位置する番組へダイレクトにスクロールされ、右上キー45を押すと番組表の中の一番右上に位置する番組へダイレクトにスクロールされ、同様に、右下キー46を押すと番組表の中の一番右上に位置する番組へダイレクトにスクロールされる。
【0040】
以上のように、本発明の実施例4では、4隅に配置された操作キーを押すことで、番組表等をその方向に一気にスクロールすることができ、多数の番組が詳細に表示された大型の番組表についても、必要な番組にダイレクトにスクロールして、迅速かつ容易に必要な番組の選択を行うことができる。
【実施例5】
【0041】
図5は、本発明の実施例5である表示装置及びリモートコントロール装置を示している。本発明の実施例5では、横方向に並んで配置された操作キーを順次に押していくことで、番組表をスクロールすることができ、また、押していく速度に従い、スクロール速度を可変としながら、番組表等をその方向に一気にスクロールする。
【0042】
図5において、51はリモートコントロール装置、52は番組表キー、53は一列に配置されたキー群、54は表示装置の各表示画面を示している。一列に配置されたキー群53には、地上Aキー、地上Dキー、BSキー、CSキーが含まれていて、通常は、地上A放送、地上D放送、BS放送、CS放送の各放送を選択するために用いられる。本発明の実施例5では、横方向に一列に並んで配置されたキー群53の操作キーを押していくことで、番組表を横方向にスクロールする、あるいは、押していく速度に従い、スクロール速度を可変としながら、番組表等をその方向に一気にスクロールする。
【0043】
図5において、まず、番組表キー52を押して、表示画面54に番組表を表示する。この状態で、一列に配置されたキー群53のキーを順次「地上A→“地上D”→“BS”→“CS”」のように押すと、表示画面54に表示された番組表が右側にスクロールする。また、一列に配置されたキー群53のキーを順次「地上A←“地上D”←“BS”←“CS”」のように押すと、表示画面54に表示された番組表が左側にスクロールする。
【0044】
また、一列に配置されたキー群53のキーを「地上A→“地上D”→“BS”→“CS”」のようにすばやく押すと、表示画面54に表示された番組表が右側に急速にスクロールする。また、一列に配置されたキー群53のキーを「地上A←“地上D”←“BS”←“CS”」のようにすばやく押すと、表示画面54に表示された番組表が左側に急速にスクロールする。一列に配置されたキー群53のキーを順次押していく速度を変えることにより、スクロール速度を可変としながら、番組表等をその方向に一気にスクロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1は、本発明の実施例1である表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施例2である表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施例3である表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施例4である表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施例4である表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図6】図6は、従来例の表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【図7】図6は、他の従来例の表示装置及びリモートコントロール装置の操作を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
11 リモートコントロール装置
12 並列キー群
13 青色キー
14 赤色キー
15 緑色キー
16 黄色キー
17 表示装置の表示画面
21 リモートコントロール装置
22 並列キー群
23 テンキー
24 黄色キー
25 表示装置の表示画面
31 リモートコントロール装置
32 テンキー2
33 テンキー3
34 テンキー4
35 メニューキー
36 上下カーソルキー
37 決定キー
38 表示装置の表示画面
41 リモートコントロール装置
42 番組表キー
43 左上キー
44 左下キー
45 右上キー
46 右下キー
47 表示装置の表示画面
51 リモートコントロール装置
52 番組表キー
53 一列に配置されたキー群
54 表示装置の表示画面
61 リモートコントロール装置
62 メニューキー
63 左右カーソルキー
64 上下カーソルキー
65 決定キー
66 表示装置の表示画面
71 リモートコントロール装置
72 番組表キー
73 左右カーソルキー
74 上下カーソルキー
75 表示装置の表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートコントロール装置のキー操作により画面表示された項目選択を制御する表示装置において、
前記リモートコントロール装置の操作部上に特定の配置関係により設置されている複数の操作キーの操作により、前記項目選択を直接に制御するように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
前記項目が、前記表示装置に備えられた機能のメニュー項目であることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1に記載の表示装置において、
前記項目が、前記表示装置に備えられた階層性のある複数の機能のメニュー項目であることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の表示装置において、
前記項目が、前記表示装置が表示する番組表の各番組データであることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
メニュー非表示時に、前記リモートコントロール装置の操作部上に横に並んだ複数のキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
メニュー表示時に、前記リモートコントロール装置の操作部上のテンキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
前記リモートコントロール装置の操作部上のテンキーの連続入力により深い階層のメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
前記リモートコントロール装置の操作部上の上下左右の4隅に配置されたキーを押すことで、番組表をその方向にいっきにスクロールするように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
前記リモートコントロール装置の操作部上の一列に並んだ複数のキーを順次押すことで、番組表をその方向にスクロールするように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
請求項9に記載の表示装置において、
前記一列に並んだ複数のキーを順次押す速度に対応して、前記番組表のスクロール速度を変更するように構成したことを特徴とする表示装置。
【請求項11】
表示装置の画面に表示された項目選択を、キー操作により制御するリモートコントロール装置において、
操作部上の特定の配置関係に設置された複数の操作キーの操作により、前記表示装置の画面に表示された前記項目選択を直接に制御するように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項12】
請求項11に記載のリモートコントロール装置において、
前記項目が、前記表示装置に備えられた機能のメニュー項目であることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項13】
請求項11に記載のリモートコントロール装置において、
前記項目が、前記表示装置に備えられた階層性のある複数の機能のメニュー項目であることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項14】
請求項11に記載のリモートコントロール装置において、
前記項目が、前記表示装置が表示する番組表の各番組データであることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項15】
請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のリモートコントロール装置において、
前記表示装置のメニュー非表示時に、操作部上の横に並んだ複数のキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項16】
請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のリモートコントロール装置において、
前記表示装置のメニュー表示時に、操作部上のテンキーを押すことで、ダイレクトにメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項17】
請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のリモートコントロール装置において、
操作部上のテンキーの連続入力で深い階層のメニュー項目を選択するように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項18】
請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のリモートコントロール装置において、
操作部上の上下左右の4隅に配置されたキーを押すことで、番組表をその方向にいっきにスクロールするように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項19】
請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のリモートコントロール装置において、
操作部上の一列に並んだ複数のキーを順次押すことで、番組表をその方向にスクロールするように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項20】
請求項19に記載のリモートコントロール装置において、
前記一列に並んだ複数のキーを順次押す速度に対応して、前記番組表のスクロール速度を変更するように構成したことを特徴とするリモートコントロール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−217322(P2008−217322A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−52748(P2007−52748)
【出願日】平成19年3月2日(2007.3.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】