説明

複合式簡易プラグ

【課題】ネットワーク・プラグや電話プラグを仕様の異なるプラグに変換する複合式簡易プラグを、簡単な構成で、且つ携帯性を備えたものとして提供する。
【解決手段】複合式簡易プラグは、一つの絶縁キャビネット,複数個の端子,一つのコネクターと一つのネットワーク・プラグ又は一つの電話プラグを含む。絶縁キャビネットに一つの凹槽を設け、端子をそれぞれ絶縁キャビネットの中の凹槽に設け、コネクターを絶縁キャビネットの前端に設置する。ネットワーク・プラグ又は電話プラグは、凹槽11において回動自在に軸接し、当該複数個の端子と電気的に接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合式簡易プラグに関し、特にコネクターと、ネットワーク又は電話プラグを接続するように用いられる構成を指し、必要に応じて各種の異なる仕様及び用途のコネクターに変換でき、且つネットワーク・プラグ又は電話プラグに変換するように提供される。
【背景技術】
【0002】
従来の変換プラグは、必要に応じて異なる仕様の2種のプラグに変換でき、例えば電話プラグをネットワーク・プラグの仕様に変換する機能がある。
【0003】
例えば、特許文献1の「簡易変換プラグの構成」、又は特許文献2は、本発明者の出願に関連する先願の特許であるが、これが一つの絶縁本体,複数個の端子と一つの変換部材を掲示し、絶縁本体が複数個の端子槽を有し、端子がそれぞれ端子槽の内に設けられ、変換部材が絶縁本体の上に軸接して被い、必要に応じて回転を調整できる。ただ、特許文献1及び特許文献2は異なる仕様のプラグに変換する効果を達成でき、変換部材では電話プラグをネットワーク・プラグに変換するが、使用上では依然として不足な箇所を多く有する。
【0004】
ゆえに本発明者は、前述の改善可能な欠点を感じ、如何に既存の範疇を突破するかのために、特に鋭意研究をしかつ学理の運用に対応し、ついに設計が合理で且つ有効に前述の欠点を改善してより解決する本発明を提出する。
【特許文献1】中華民国出願第94217851号
【特許文献2】米国特許公開2006/0009083号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、複合式簡易プラグを提供することで、絶縁キャビネットが各種の異なる仕様のプラグに転換するように適用できる。
【0006】
本発明の他の目的は、アダプターの効果を有する絶縁キャビネットにより、ネットワーク・プラグ又は電話プラグに接続し、各種の異なるプラグ・タイプに変換し、且つ接続部を一つ利用できることにより、ネットワーク・プラグから電話プラグに変換し、或いは電話プラグからネットワーク・プラグに変換できるものである。接続部が絶縁キャビネットと電話プラグとの間に接続され、ひいては複合式簡易プラグの構成を形成し、簡単な構成,小体積,コストの有効な低減,便利な携帯性などを有し、且つ各種の異なる仕様のプラグに容易に変換して使用できる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の目的を達成するために、本発明の複合式簡易プラグは、一つの凹槽を設ける一つの絶縁キャビネットと、当該絶縁キャビネットの中にそれぞれ設けられ且つこれらの端子の一端がそれぞれ当該凹槽に現われる複数個の端子と、当該絶縁キャビネットの前端に設置され且つ当該コネクターとこれらの端子の他端との電気的な接続を達成する一つのコネクターとを含む。
【0008】
本発明の凹槽は、一つのネットワーク・プラグに回動自在に軸接し、当該ネットワーク・プラグとこれらの端子との電気的な接続を達成し、或いは延いては当該凹槽は、一つの接続部に回動自在に軸接し、当該接続部の内に一つの電話プラグに軸接し、当該電話プラグとこれらの端子との電気的な接続を達成する。
【発明の効果】
【0009】
これにより、絶縁キャビネットが各種の異なる仕様のプラグに転換するように適用でき、且つ必要に基づいて凹槽の上にネットワーク・プラグが接続でき、或いは一つの接続部に接続できることにより、異なる仕様の電話プラグに接続し、電話プラグをネットワーク・プラグの仕様に変換でき、簡易な置換の効果を提供し、より便利な複合式簡易変換プラグを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明が予定の目的を達成するために採用される技術,方法及び効果をより理解しやすくするために、以下に添付の図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の目的,特徴と特色がこれにより深く具体的に理解されると信ずるが、添付の図面はただ参考と説明のみに供され、本発明をより限定するために用いられるわけではない。
【0011】
図1ないし図4に示すように、本発明は複合式簡易プラグを提供するが、これが一つの絶縁キャビネット10,複数個の端子20と一つのコネクター30を含む。その中でも、当該絶縁キャビネット10がプラスチック等の絶縁材料により製造され、当該絶縁キャビネット10の一方に一つの凹槽11が設けられ、当該凹槽11の後端は切欠き状を呈する。ひいては当該絶縁キャビネット10の中における凹槽11の壁面に、互いに対応する係合部12と第1の軸接部13が設置され、当該二つの係合部12がそれぞれ当該凹槽11の左,右の二つの壁面上に突設し、且つ当該凹槽11の前端付近の箇所に位置し、当該二つの係合部12の端面はそれぞれ円弧状を呈する。当該二つの第1の軸接部13がそれぞれ当該凹槽11の左,右の二つの壁面に設置され、且つ当該凹槽11の後端付近の箇所に位置し、当該二つの第1の軸接部13は円孔または円柱であっても良い。
【0012】
これらの端子20は導電性を有する金属材料により製造され、その数は限定されず、それぞれ等距離の間隔にて当該絶縁キャビネット10の中に設置され、これらの端子20の一端がそれぞれ屈曲状を呈して当該凹槽11の中に現われる。当該コネクター30が当該絶縁キャビネット10の前端に設置され、且つこれらの端子20の他端との電気的な接続を達成し、当該コネクター30が一つのUSBであってもよく、雄ワーク・タイプ(例えば図1)又は雌ワーク・タイプ(例えば図2)であってもよく、或いは当該コネクター30も一つのオーディオ端子(例えば図3)であってもよい。前述の構成により、本発明の絶縁キャビネット10は、端子20とコネクター30にて、アダプター(又はアダプター・ヘッドと言う)を有する効果を形成する。
【0013】
本発明の主要な点は、絶縁キャビネット10の上に端子20とコネクター30が設置され、凹槽11が回動自在に軸接するネットワーク・プラグ40を提供でき、当該ネットワーク・プラグ40の上における端子41が当該絶縁キャビネット10の上における端子20との電気的な接続を達成できる。ひいては当該ネットワーク・プラグ40に二つの第2の軸接部42を設けることが出来、当該二つの第2の軸接部42がそれぞれ当該ネットワーク・プラグ40の両側に設置され、当該二つの第2の軸接部42が円柱または円孔であっても良い。当該ネットワーク・プラグ40の第2の軸接部42がそれぞれ当該絶縁キャビネット10の第1の軸接部13に回動自在に軸接することにより、当該ネットワーク・プラグ40が移動可能な方式にて当該絶縁キャビネット10の凹槽11の上に軸接する。当該ネットワーク・プラグ40の前端の両側がそれぞれ欠け口43を一つ有し、当該ネットワーク・プラグ40の欠け口43がそれぞれ当該凹槽11の上における係合部12に当接でき、当該ネットワーク・プラグ40が当該絶縁キャビネット10の凹槽11の上に回動自在に固定されることにより、ネットワーク・プラグ40が揺れを生成することを避ける。
【0014】
従って、本発明は、絶縁キャビネット10にてネットワーク・プラグ40とコネクター30を接続することにより、絶縁キャビネット10が2種の仕様に直接に転換でき、ネットワーク・プラグ40がコネクター30(例えばUSB)に転換することによりノート・パソコン又はデスク・パソコン等の電子情報製品に挿入してつなぐことと、電子情報製品の製造業者は需要のネットワーク・コンセントを簡略化できる必要な部材を提供することが可能で、且つひいては厚さを低減することにより、軽薄短小の度合いを追求できる。さらに、ユーザーが外出する時に、携帯が便利で空間を占用しないようにする。
【0015】
さらに、例えば図5ないし図8に示すように、ネットワーク・プラグ40と電話プラグ60について、両者の間における寸法が異なるため、ひいては本発明の絶縁キャビネット10の凹槽11が一つの接続部50に回動自在に軸接する。当該接続部50が一つのブラケット51及びそれぞれ当該ブラケット51の左と右の両側から延伸した二つの側アーム52を有し、当該二つの側アーム52の内縁後端付近に互いに対応する一つの第3の軸接部53が設けられ、当該第3の軸接部53は円孔または円柱であってもよく、当該二つの側アーム52の外縁後端付近に互いに対応する一つの第4の軸接部54が設けられ、当該第4の軸接部54は円柱または円孔であってもよい。当該二つの第3の軸接部53と当該二つの第4の軸接部54が互いに対応し、当該電話プラグ60の前端が端子61を有し、且つ両側の後端付近に互いに対応する一つの第5の軸接部62が設けられ、当該第5の軸接部62は円孔または円柱であってもよい。当該二つの側アーム52の前端にそれぞれ一つの凹口55が設けられ、ひいては当該二つの側アーム52の上方箇所にそれぞれ一つの固定部56を設けることが出来、当該二つの固定部56が円弧状を呈する。
【0016】
これにより、当該接続部50の第3の軸接部53を利用して当該電話プラグ60の第5の軸接部62に回動自在に軸接し、当該接続部50の第4の軸接部54が当該凹槽11の上における第1の軸接部13に回動自在に軸接することにより、当該接続部50及び当該電話プラグ60が移動可能な方式にて当該絶縁キャビネット10の凹槽11の上に軸接する。当該二つの側アーム52の凹口55は、それぞれ当該凹槽11の上における係合部12に当接でき、当該電話プラグ60の端子61と当該絶縁キャビネット10の端子20との電気的な接続を達成する。これにより、本発明が異なる仕様のプラグ(例えばネットワーク・プラグ40、電話プラグ60)に適用でき、電話プラグ60が当該接続部50に軸接する時に、当該二つの固定部56が当該電話プラグ60の上端を固定するように使用できることにより、電話プラグ60が揺れを生じることを避ける。
【0017】
さらに、当該接続部50が当該二つの側アーム52のみを具備し、当該二つの側アーム52が同時に当該ネットワーク・プラグ40及び当該絶縁キャビネット10に軸接することにより、前述のように等価な効果を提供する。
【0018】
さらに、図9に示すように、当該コネクター30は、一つのDCプラグであってもよく、雄ワーク又は雌ワーク(図示せず)であってもよい。或いは図10に示すように、当該コネクター30は、一つの携帯式電子製品のコネクター、例えば携帯電話またはPDAであってもよい。さらに、図11に示すように、当該コネクター30は、一つのビデオ端子であってもよい。
【0019】
さらに、図11に示すように、当該ネットワーク・プラグ40の構成も異なるものに変化させることが出来、ひいてはその後端が射出成形(Molding)などの方式により一つのゴム封止部44を形成でき、そして前述の第2の軸接部42がゴム封止部44の両側に形成できる。
【0020】
さらに、図12に示すように、本発明の電話プラグ60の形状および構成も異なるものに変化させることが出来、ひいては本実施の形態では主として一つのコネクター63を接続するように設け、それがプラスチック等の絶縁材料により製造され、当該コネクター63は、電話プラグ60のリード(図示せず)が内部を穿設するようにすることが出来る。当該コネクター63の前部に複数個の線槽64が設けられ、これらのリードが当該コネクター63の後端を経由して線槽64の内部に挿し込まれている。これらのリードは予め当該コネクター63に接続し、この後に当該コネクター63が当該電話プラグ60の後端を経由して挿し込まれ、当該コネクター63によりリードに連動する。当該電話プラグ60の内部前端箇所に入って、且つ当該コネクター63が当該電話プラグ60の内部に係合して固定されることにより、当該コネクター63が当該電話プラグ60と一体に結合し、当該電話プラグ60の端子61とこれらのリードの内部導体との電気的な接続を達成する。そして当該二つの第5の軸接部62が当該コネクター63の左,右の両側上に設けられ、当該接続部50の第3の軸接部53が当該コネクター63の第5の軸接部62と回動自在に軸接する。
【0021】
ひいては、より具体的に言えば、前述のコネクター63の後端も射出成形などの方式を利用することにより一つのゴム封止部65を形成でき、そして前述の第5の軸接部62をゴム封止部65の両側に設置することにより、前述の効果を達成する。
【0022】
さらに、ひいては当該接続部50の二つの側アーム52の固定部56の両側にそれぞれトレンチ57が開設されることにより、当該固定部56がそれぞれ弾性を有して当該電話プラグ60に係止する。さらに延いては当該絶縁キャビネット10の係合部12の両側にそれぞれ開槽121が開設されることにより、当該係合部12が弾性を有してそれぞれ当該二つの側アーム52の凹口55に係止し、或いは弾性を有してそれぞれネットワーク・プラグ40の欠け口43に係止する(図示せず)。
【0023】
さらに、図13に示すように、本発明の電話プラグ60の後端にも、一つの第2のコネクター70を接続でき、且つ当該電話プラグ60の端子(図示せず)と当該第2のコネクター70の内における端子(図示せず)との電気的な接続を達成し、当該第2のコネクター70も一つのアダプターを形成できる。当該第2のコネクター70は、一つのIEEE1394であってもよく、或いは図14に示すように、当該第2のコネクター70も、一つのHDMI(High-Definition Multimedia Interface,ハイディフィニション・マルチメディアインタフェース)であってもよい。
【0024】
さらに、図13に示すように、当該第2のコネクター70と当該電話プラグ60との間にも、射出成形などの方式を利用することにより、一つのゴム封止部71を形成できる。当該電話プラグ60が当該第2のコネクター70と結合し、ひいては前述の端子が互いに接続して電気的な導通を形成し、前述の第5の軸接部62もゴム封止部71の両側に設置することにより、同様の効果を達成する。
【0025】
図15に示すように、当該絶縁キャビネット10の外縁面が当該コネクター30に隣接する箇所では、一つの凹の結合槽14が形成され、当該結合槽14が弾性を有する掛合部15に対応して係合でき、当該掛合部15が略U字状を呈し、当該接続部50の固定部56の箇所に隣接する両側の天井面に係合でき、或いは当該ネットワーク・プラグ40の欠け口43の箇所に隣接する両側の天井面(図示せず)に係合できる。ひいては当該掛合部15と当該絶縁キャビネット10との間に、二つの弾性素子16、例えば圧縮バネまたは他の類似の弾性素子などが収容して設置でき、その一端をそれぞれ当該凹槽14の当接する壁面内に収容して設置し、他の端を当該掛合部15の当接する一方の内に収容して設置することにより、当該掛合部15が弾性を有して前後に移動できる。然しながら、弾性素子16のみを一つ設けることにより、前述の効果を達成できる。
【0026】
然しながら、当該電話プラグ60の後端にもゴム封止部65を形成でき、そして第5の軸接部62がゴム封止部65の両側の上に設置できることにより、前述の効果を達成する。
【0027】
さらに延いては当該絶縁キャビネット10の中におけるコネクター30と端子20との間に、一つの回路制御装置17を設けることが出来、当該回路制御装置17が一つの回路基板と複数個の電子素子から構成できることにより、コネクター30と端子20との電気的な導通およびネットワーク・プラグ40又は電話プラグ60の信号変換の効果を達成する。
【0028】
図16に示すように、前述の掛合部15は、複数個を設けることが出来、図面中では、二つの掛合部15を呈して前後の間隔にて当該結合槽14に係合できるように設置し、且つこれらの掛合部15の両側の間に、それぞれ弾性を有する一つの弾性部151、例えばゴム,弾性シートや他の類似の弾性部などが更に接続されることにより、これらの掛合部15が弾性を有して前後に移動できる。
【0029】
図17に示すように、ひいては前述の絶縁キャビネット10,接続部50と電話プラグ60などの外形構成等は、より変更することができる。例えば本図面中では、電話プラグ60も異なるものに変更することができる。例えば内部の端子61の数量の増加を行うことが出来、そして絶縁キャビネット10と接続部50の外形および構成等については、説明しない。
【0030】
その中でも、掛合部15の構成が前述の実施の形態と異なるのは、二つの掛合部15が逆U字状を呈し、前後の間隔にて当該結合槽14に係合するように設置し、且つ掛合部15の間にも弾性部151が接続される。そして前方のコネクター30の箇所に近い掛合部15がコネクター30と端子20と間に位置することにより、コネクター30の内部の端子(図示せず)と端子20を遮蔽して保護する。そして他の掛合部15が電話プラグ60の前端箇所(又はネットワーク・プラグ40の前端箇所)に位置し、弾性部151の効果により、当該掛合部15が弾性を有して前後に移動し、電話プラグ60と接続部50(又はネットワーク・プラグ40)の前端上方箇所に係止して固定できる。
【0031】
以上の叙述を総合し、本発明の絶縁キャビネット10は、ネットワーク・プラグ40を接続するように提供できることにより、2種の異なる仕様のプラグ・タイプに転換するように提供し、且つ巧みな構成設計により、需要に基づいて各種な異なるコネクター30に変換でき、アダプターの効果を有する。さらに接続部50を使用でき、ネットワーク・プラグ40から異なる寸法の電話プラグ60に置換でき、電話プラグ60をネットワーク・プラグ40の仕様に変換でき、置換容易な効果を提供する。接続部50を利用することにより、当該絶縁キャビネット10が同時に異なる仕様のネットワーク・プラグ40と電話プラグ60に応用でき、簡単な構成,製造の容易さ,小体積,コストの有効な低減,便利な携帯性などの効果を有し、且つ各種の異なる仕様のプラグに容易に変換して使用できる。
【0032】
ただし前述の図面,説明は、本発明の実施の形態のみについてのものであり、いかなる当該技術をよく理解する者でも、前述の説明に基づいて他の様々な改良が出来、そしてこれらの変更が依然として本発明の発明精神および特許請求の範囲中に属する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のコネクターの第1の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図2】本発明のコネクターの第2の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図3】本発明のコネクターの第3の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図4】本発明の接続ネットワーク・プラグの接合状態の模式図である。
【図5】本発明の接続接合部および電話プラグの斜視分解図である。
【図6】本発明の接合部と電話プラグとの接合状態の斜視図である。
【図7】本発明の接合部と絶縁キャビネットとの接合状態の斜視図である。
【図8】本発明の接続電話プラグと接合部との接合状態図である。
【図9】本発明のコネクターの第4の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図10】本発明のコネクターの第5の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図11】本発明のコネクターの第6の実施の形態である接続ネットワーク・プラグの斜視分解図である。
【図12】本発明の電話プラグをコネクターに接合する場合の斜視分解図である。
【図13】本発明の電話プラグを第2のコネクターに接合する場合の第1の実施の形態を示す図である。
【図14】本発明のコネクターの電話プラグを第2のコネクターに接合する場合の第2の実施の形態を示す図である。
【図15】本発明の接続掛合部および絶縁キャビネットの第1の実施の形態を示す図である。
【図16】本発明の接続掛合部および絶縁キャビネットの第2の実施の形態を示す図である。
【図17】本発明の接続掛合部および絶縁キャビネットの第3の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
10 絶縁キャビネット
11 凹槽
12 係合部
13 第1の軸接部
14 結合槽
15 掛合部
16 弾性素子
17 回路制御装置
20 端子
30 コネクター
40 ネットワーク・プラグ
41 端子
42 第2の軸接部
43 欠け口
44 ゴム封止部
50 接続部
51 ブラケット
52 側アーム
53 第3の軸接部
54 第4の軸接部
55 凹口
56 固定部
57 トレンチ
60 電話プラグ
61 端子
62 第5の軸接部
63 コネクター
64 線槽
65 ゴム封止部
70 第2のコネクター
71 ゴム封止部
121 開槽
151 弾性部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合式簡易プラグは、
一つの凹槽を設ける一つの絶縁キャビネットと、
当該絶縁キャビネットの中にそれぞれ設けられ且つこれらの端子の一端がそれぞれ当該凹槽に現われる複数個の端子と、
当該絶縁キャビネットの前端に設置され且つ当該コネクターとこれらの端子の他端との電気的な接続を達成する一つのコネクターと、
当該凹槽の中に回動自在に軸接し当該ネットワーク・プラグとこれらの端子との電気的な接続を達成する一つのネットワーク・プラグと、を含むことを特徴とする複合式簡易プラグ。
【請求項2】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成され、当該結合槽が弾性を有する掛合部に対応して係合し、当該掛合部が当該ネットワーク・プラグの両側の天井面に係合することを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項3】
当該掛合部と当該絶縁キャビネットとの間に弾性素子が設けられることにより、当該掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項2に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項4】
当該掛合部は、複数個が間隔をおいて当該結合槽に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続されることにより、これらの掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項2に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項5】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成されることにより、複数個が間隔をおいて設置された掛合部に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続され、その中でも、当該掛合部の一つが当該コネクターとこれらの端子との間に位置し、他の当該掛合部が弾性を有するように移動して当該ネットワーク・プラグの前端箇所に係止することを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項6】
当該凹槽の壁面には互いに対応する一つの第1の軸接部が設置され、当該ネットワーク・プラグに二つの第2の軸接部が設けられ、当該ネットワーク・プラグの第2の軸接部がそれぞれ当該絶縁キャビネットの第1の軸接部に回動自在に軸接することにより、当該ネットワーク・プラグが当該絶縁キャビネットの凹槽の中に移動可能に軸接することを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項7】
当該ネットワーク・プラグの後端がゴム封止部を一つ有し、これらの第2の軸接部がそれぞれ当該ゴム封止部の両側に形成されることを特徴とする請求項6に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項8】
当該絶縁キャビネットの中に互いに対応する一つの係合部が設置され、当該ネットワーク・プラグの前端の両側がそれぞれ欠け口を一つ有し、当該ネットワーク・プラグの欠け口がそれぞれこれらの係合部に当接することを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項9】
これらの係合部の両側にはそれぞれ開槽が設けられることにより、これらの係合部が弾性を有して当該ネットワーク・プラグの欠け口に係止することを特徴とする請求項8に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項10】
当該コネクターは、一つのUSB,一つのオーディオ端子,一つのDCプラグ,一つの携帯式電子製品のコネクター,一つのビデオ端子,一つのIEEE1394及び一つのHDMIのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項11】
当該コネクターとこれらの端子との間に一つの回路制御装置が設けられることにより、当該コネクターがこれらの端子と電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項12】
複合式簡易プラグは、
一つの凹槽を設ける一つの絶縁キャビネットと、
当該絶縁キャビネットの中にそれぞれ設けられ且つこれらの端子の一端がそれぞれ当該凹槽に現われる複数個の端子と、
当該絶縁キャビネットの前端に設置され且つ当該コネクターとこれらの端子の他端との電気的な接続を達成する一つのコネクターと、
当該凹槽の中に回動自在に軸接する一つの接続部と、
当該接続部の内に回動自在に軸接し当該電話プラグとこれらの端子との電気的な接続を達成する一つの電話プラグとを含むことを特徴とする複合式簡易プラグ。
【請求項13】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成され、当該結合槽が弾性を有する掛合部に対応して係合し、当該掛合部が当該接続部の両側の天井面に係合することを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項14】
当該掛合部と当該絶縁キャビネットとの間に弾性素子が設けられることにより、当該掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項13に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項15】
当該掛合部は、複数個が間隔をおいて当該結合槽に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続されることにより、これらの掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項13に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項16】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成されることにより、複数個が間隔をおいて設置された掛合部に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続され、その中でも、当該掛合部の一つが当該コネクターとこれらの端子との間に位置し、他の当該掛合部が弾性を有するように移動して当該電話プラグ及び当該接続部の前端箇所に係止することを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項17】
当該接続部は、一つのブラケット及び左と右の二つの側アームを有し、或いは当該接続部は、二つの側アームを有し、当該二つの側アームの内には当該電話プラグが軸接されることを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項18】
当該凹槽の壁面に互いに対応する一つの第1の軸接部が設置され、当該二つの側アームの内縁に互いに対応する一つの第3の軸接部が設けられ、当該二つの側アームの外縁に互いに対応する一つの第4の軸接部が設けられ、当該電話プラグの両側に互いに対応する一つの第5の軸接部が設けられ、当該接続部の第3の軸接部が当該電話プラグの第5の軸接部に回動自在に軸接し、当該接続部の第4の軸接部が当該凹槽上の第1の軸接部に回動自在に軸接することにより、当該接続部および当該電話プラグが当該絶縁キャビネットの凹槽の中に移動可能に軸接することを特徴とする請求項17に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項19】
当該電話プラグの後端がゴム封止部を一つ有し、これらの第5の軸接部がそれぞれ当該ゴム封止部の両側に形成されることを特徴とする請求項18に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項20】
当該絶縁キャビネットの中に互いに対応する一つの係合部が設置され、当該二つの側アームの前端にそれぞれ一つの欠け口が設けられ、当該二つの側アームの欠け口がそれぞれこれらの係合部に当接することを特徴とする請求項17に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項21】
これらの係合部の両側にはそれぞれ開槽が設けられることにより、これらの係合部が弾性を有して当該電話プラグの欠け口に係止することを特徴とする請求項20に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項22】
当該二つの側アームにはそれぞれ一つの固定部が設けられ、当該二つの固定部がぞれぞれ当該電話プラグに固定されることを特徴とする請求項17に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項23】
当該固定部の両側にはそれぞれトレンチが設けられることにより、当該固定部がそれぞれ弾性を有して当該電話プラグに係止することを特徴とする請求項22に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項24】
当該コネクターは、一つのUSB,一つのオーディオ端子,一つのDCプラグ,一つの携帯式電子製品のコネクター,一つのビデオ端子,一つのIEEE1394及び一つのHDMIのいずれかであることを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項25】
当該コネクターとこれらの端子との間に一つの回路制御装置が設けられることにより、当該コネクターがこれらの端子と電気的に接続することを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項26】
当該電話プラグには一つのコネクターが設けられ、当該コネクターは電話プラグのリードがその内部を穿設するように供し、当該コネクターの前部に複数個の線槽が設けられ、これらのリードが当該コネクターの後端を経由して線槽の内部に挿し込み且つ入り、当該コネクターが当該電話プラグの内部に係合して固定することにより、当該コネクターが当該電話プラグと一体に結合し、当該コネクターが当該接続部に回動自在に軸接することを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項27】
当該電話プラグの後端に一つの第2のコネクターが接続され、当該電話プラグと当該第2のコネクターとの電気的な接続を達成することを特徴とする請求項12に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項28】
当該第2のコネクターは、一つのIEEE1394または一つのHDMIであることを特徴とする請求項27に記載の複合式簡易プラグ。
【請求項29】
複合式簡易プラグのアダプターは、一つの凹槽を設ける一つの絶縁キャビネットと、当該絶縁キャビネットの中にそれぞれ設けられ且つこれらの端子の一端がそれぞれ当該凹槽に現われる複数個の端子と、当該絶縁キャビネットの前端に設置され且つ当該コネクターとこれらの端子の他端との電気的な接続を達成する一つのコネクターとを含むことを特徴とする複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項30】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成され、当該結合槽が弾性を有する掛合部に対応して係合することを特徴とする請求項29に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項31】
当該掛合部と当該絶縁キャビネットとの間に弾性素子が設けられることにより、当該掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項30に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項32】
当該掛合部は、複数個が間隔をおいて当該結合槽に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続されることにより、これらの掛合部が弾性的に移動できることを特徴とする請求項30に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項33】
当該絶縁キャビネットの外縁面に一つの結合槽が形成されることにより、複数個が間隔をおいて設置された掛合部に係合し、これらの掛合部の間には弾性を有する弾性部が接続され、その中でも、当該掛合部の一つが当該コネクターとこれらの端子との間に位置し、他の当該掛合部が弾性を有するように移動することを特徴とする請求項29に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項34】
当該コネクターとこれらの端子との間に一つの回路制御素子が設けられることにより、当該コネクターがこれらの端子と電気的に接続することを特徴とする請求項29に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項35】
当該絶縁キャビネットの中に互いに対応する一つの係合部が設置され、当該係合部の両側にはそれぞれ開槽が設けられることを特徴とする請求項29に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項36】
当該凹槽の中に回動自在に軸接する一つの接続部をさらに含むことを特徴とする請求項29に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項37】
当該接続部は、一つのブラケットと、それぞれ当該ブラケットの両側から延伸する二つの側アームとを有することを特徴とする請求項36に記載の複合式簡易プラグのアダプター。
【請求項38】
当該絶縁キャビネットの後端付近の両側にそれぞれ軸接部が設けられ、当該二つの側アームの後端付近には、それぞれ互いに対応して軸接する他の軸接部が設けられることにより、当該接続部が当該絶縁キャビネットの凹槽の中に移動可能に軸接することを特徴とする請求項37に記載の複合式簡易プラグのアダプター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−159366(P2008−159366A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−345910(P2006−345910)
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【出願人】(599150182)
【Fターム(参考)】