調理物受けシート
【課題】 鍋で煮た尾頭付きの魚や、大きな切り身の魚等を、身を崩す事無く、煮上がった時の姿や形を保ったまま、簡単に鍋から取り出し、皿に移し変える調理物受けシートを提供する。
【解決手段】 魚などの調理物Aを受けるシート1の左右を引っ張る事によって、該調理物Aが載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2を形成して皿Cに移し変えることができる事を特徴とした調理物受けシートである。
【解決手段】 魚などの調理物Aを受けるシート1の左右を引っ張る事によって、該調理物Aが載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2を形成して皿Cに移し変えることができる事を特徴とした調理物受けシートである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、尾頭付きの大きな魚や身が柔らかい魚等の調理物を鍋で加熱調理した後、煮崩れする事なく、煮上がった時の姿、形を保ったまま、簡単に鍋から取り出して、皿に移し変える事が出来る、調理物受けシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来尾頭付きの大きな魚や、身の柔らかい魚等を鍋で加熱調理した後、皿に移し
変える時、フライ返しを使用していた。その為、フライ返しからはみ出した部分の身が落ちたり、形が崩れたりして、煮上がった時の姿、形を保ったまま皿に盛り付ける事が難しかった。
【0003】
又、竹の皮を鍋底に敷いて加熱調理していたが、竹の皮は、材質が硬く鍋中で嵩張る為、一般家庭では扱いにくいものであった。
【0004】
従来、この種の技術として、特許文献1の鍋の煮魚用敷板は、ステンレス鋼等に、多数の孔を設けて形成された敷板に魚を載置して加熱調理し、調理後それをヤットコで持ち上げ、鍋から取り出し、滑らせて、皿の上に落とすというものである。
【0005】
特許文献2の料理シートや料理用具は、熱伝導部である平面部とつまみ部によって構成された、料理を傷つける事なく移動させる事が出来るという料理シートである。
【0006】
【特許文献1】特開2005−230173号公報
【特許文献2】特開2003−93239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の煮魚用敷板は、敷板から魚を皿の上に滑らせて落とすことにより、魚の身を崩したり、形を崩したりする恐れがある。又、特許文献2の料理シートや料理用具も、調理器具からシートごと調理物を取り出すものであるが、その後、皿に移し変える時、煮魚用敷板同様、滑らせて落とすか、シートから調理物をずらせて移動させるしかなく、調理物を傷つける恐れがある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解消し、尾頭付きの大きな魚や身の柔らかい魚等の調理物を身を崩さず、煮上がった時の姿、形のまま、簡単に鍋から取り出し、皿に移し変える調理物受けシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1の調理物受けシートは、シート本体の左右を引っ張る事によって、調理物が載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部を形成した事を特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2の調理物受けシートは、請求項1記載の調理物受けシートであって、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に、ミシン目や断続的な切れ目よりも大きな形状で、破断を起こし易くする為の第1の孔と、更に該破断部の両端に切り込みを設けた事を特徴とする。
【0011】
本発明の請求項3の調理物受けシートは、請求項1または請求項2記載の調理物受けシートであって、該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事を特徴とする。
【0012】
本発明の請求項4の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項3記載の何れか1項の調理物受けシートであって、該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事を特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項4記載の何れか
1項の調理物受けシートであって、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事を特徴とする。
【0014】
本発明の請求項6の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項5記載の何れか
1項の調理物受けシートであって、該シートに味付け向上材を有する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1により、該シートに載置した尾頭付きの大きな魚や、身の柔らかい魚等の調理物を鍋中で加熱調理した後、該シートごと鍋から取り出し、皿に載置する。皿の上で、該シートの左右を同時に引っ張ると、該シート中央に設けられたミシン目や断続的な切れ目から成る破断部で、該シートが左右に破断され、調理物と皿の間から該シートのみを取り外す事が出来る。このように、本発明は、調理物を魚として、これをシートごと鍋から皿に移した後で、該シートのみを取り外すので、煮あがった時の姿、形を崩す事が無い。更に、複数の魚を、一つの鍋で同時に加熱調理する時、一つずつ別々のシートに載置して、調理後、それぞれの摘み部詳しくは摘み部の摘みを持って、一つずつ別々の皿に移し変える事が出来る。
【0016】
請求項2により、該シート中央のミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に第1の孔を設けた事により、該シートを左右から引っ張った時、中央から破断し易く、更に、該破断部の両端に切り込みを設けた事により、破断が最後まで円滑に行われる。
【0017】
請求項3により、該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事により、煮汁が一層魚等の調理物に浸透し易くなる。
【0018】
請求項4により、該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事により、調理後の魚等の調理物を、鍋から引き上げ易く、又、煮上がった時の姿、形のまま、皿に簡単に移動させる事が出来る。
【0019】
請求項5により、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事により、固着された部分は、該シートを左右に破断する為の案内をすると共に、魚等の調理物を四方から支える役目をする。更に、該シートに固着した線材を、該シートの上下左右から引き出して連ねた4つの引っ張りリングが、シートを鍋から引き上げ皿に移し変える時の持ち手となる。
【0020】
請求項6により、該シートに、味付け向上材を有する事により、味付け向上材を別途に用意する必要がなく便利であるとともに、魚等の調理物を簡単に、より一層美味しく仕上げる事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、実施例1を示し、シート1は、楕円形に裁断されており、形状としては調理物Aが載置されるよう円形や長方形・正方形などの矩形の形状でも良い。該シート1の材質は、耐熱性、耐油性のある不織布、クッキングシートなどの紙、アルミ箔等であるが、耐熱性、耐油性のあるものであれば任意に選定できる。又、難燃性、不燃性のものであれば尚良い。不織布は薄くて柔らかいので一般家庭でも扱い易い。該シート1には、該調理物Aが載置された状態で、左右に破断可能にする為、ほぼ中央に、全長に沿って、ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2を形成しており、更に、該破断部2には、ほぼ中央に、破断を起こし易くする為のミシン目や断続的な切れ目より大きくほぼダイヤ形で形成された第1の孔3を設けている。
【0023】
そして、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シート1をほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなり、各等分域の隣接辺左右に固着された部分5bとシート1の外に突出した摘み5aとで摘み部5を構成する。即ち、該シート1の破断部2近傍の外周位置1aより、該破断部2に沿って中心に向い、該シート1の中心に設けられた第1の孔3の位置で、水平方向にカーブさせ、該シート1の外周1eの中間の外周位置1bまで、4本固着して、該シート1より引き出すことにより、4本のリング状の摘み5aが該シート1の外周1eより突出して形成されている。この場合、摘み部5は、耐熱性、耐油性のものであれば良い。難燃性、不燃性のものであれば尚良い。細糸やワイヤー等の線材から成る摘み部5の固着された部分5bを固着する方法として、熱融着、接着剤による固着、縫い付け、トップシートで覆って敷設もしくはテープで貼り付けなどが挙げられる。また、シート1に載置する調理物Aが魚であれば、隣り合う外周位置1aの間隔を尾びれの幅くらい空けておき、長さの長い魚の尾びれをシート1から外側に、はみ出させる事により、魚の変形や損傷を防止出来る。
【0024】
図2は、実施例2を示し、シート1上で破断部2と異なる位置に複数の第2の孔6を、規則的或いは不規則に設けて、魚等の調理物Aに一層煮汁が浸透し易くしている。さらに、該破断部2の両端に切れ込み4を設けることにより、破断が最後まで円滑に行われる。その他の構成は上記実施例1と同じであるので、摘み部5の各等分域の隣接辺左右に固着された部分5bや第1の孔3および切り込み4が、破断部2の破断を案内する効果がある。
【0025】
図3は、実施例3を示し、実施例2から派生した実施例で、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形の形状で、摘み部5は細糸やワイヤー等の線材からなり、第1の孔3の位置から外周1eの中間の外周位置1bまで左右方向へほぼ平行に伸びる固着された部分5bと、該外周位置1bからコーナ位置1cまで連ねて外周1eから突出した摘み5aとからなり、左右それぞれ2本形成している。
【0026】
図4は、実施例4を示し、実施例3から派生した実施例で、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形の形状で、摘み部5は細糸やワイヤー等の線材からなり、外周1eの中間の外周位置1bからコーナ位置1cまで突出して連ねた摘み5aを有し、左右それぞれ2本形成している。
【0027】
図5は、実施例5を示し、シート1は矩形の形状で、シート1を安定させる為に、該シート1にアルミ芯などの補強材10を敷設したものであり、その他の構成は上記実施例4と同じであるが、実施例1乃至4に適用してもよい。
【0028】
図6および図7は、実施例6を示し、上記実施例4のシート1の各コーナを二重にして袋11を形成し、味付け向上材Dを収容出来る様にしたものである。この場合、袋11の位置は、該シート1の上下或いは左右の外周付寄りが良い。例えば、味付け向上材Dを備長炭にした場合、備長炭には、ミネラルが多く含まれており、それらが煮汁に溶けて、魚等の調理物Aがとても美味しく仕上がる。又、備長炭の遠赤外線効果で、熱の通りが早くなる。更に、水道水に含まれる塩素などの化学物質や嫌な臭いを備長炭が吸収し、魚等の調理物A本来の美味しさを引き出し、煮崩れを防ぐ作用もある。味付け向上材Dを蜂蜜とした場合、魚の嫌な臭いを抑え、身を柔らかくし、コクが出て美味しく仕上げる効果があり、お茶や生姜とした場合、魚の嫌な臭いを吸収する効果がある。また、味付け向上材Dをだし等の調味料としても良い。
【0029】
図8および図9は、それぞれ実施例7および実施例8を示し、それぞれ、シート1の破断部2の外周1eの左右端寄りにおよび外周1dの上下端寄りに、細糸やワイヤー等の線材から成る摘み部5の摘み5aを固着したものでありその他の構成は実施例2と同じである。
【0030】
図10は、実施例8に関連した実施例9を示し、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形状で、細糸やワイヤー等の線材をコーナ1cから外周1dの外方に突出して連ねた摘み5aから成る摘み部5を形成したものであり、その他の構成は実施例2と同じである。
【0031】
図11は、実施例10を示す煮物受けシートの正面図である。シート1は、ほぼ円形に裁断されている。尚、楕円形、長方形、正方形などの形状でも良い。該シート1の材質は、耐熱性、耐油性のある不織布、クッキングシートなどの紙、アルミ箔等で形成されている。それ以外でも耐熱性、耐油性のあるものであれば良い。又、難燃性、不燃性のものであれば尚良い。不織布は薄くて柔らかいので一般家庭でも扱い易い。外周1eの左右端縁を摘んで引っ張ることにより左右に破断可能にする為、該シート1のほぼ中央に、全長に沿って、ミシン目や断続的な切れ目からなる破断部2が形成されている。摘み部5をシート1と兼用しかつ格別な形状加工をすることなく該左右端縁を摘み部5として利用できる。
【0032】
図12および図13は、それぞれ実施例11および実施例12を示し、それぞれ、シート1の第2の孔6から離れた外周1eの左右端縁におよび外周1dの上下端縁に、各2つの第3の孔7および各1つの第4の孔8を形成し、第3の孔7と外周1eの左右端縁との間および第4の孔8と外周1dの上下端縁との間を、該シート1を持ち上げる為の摘み5aとした摘み部5を形成したものである。この実施例では別途に細糸、ワイヤー等の線材を設ける必要がないのでコストが省ける。その他の構成は実施例2と同じである。
【0033】
図14は、実施例13を示し、実施例10から派生したもので、シート1の第2の孔6から離れた外周寄りにスリット状とした第5の孔9と外周1eの左右端縁との間を、該シート1を持ち上げる為の摘み5aとした摘み部5を形成したものである。
【0034】
次に、実施例1を引用した図15および図16に基づいて、魚等の調理物Aを載置した該シート1を、鍋Bから取り出す為の摘み部5として、調理物受けシートの使用法を説明する。
【0035】
図15において、該シート1に載置された魚等の調理物Aを鍋Bで加熱調理した後、4個所の摘み部5を持ち、鍋Bから引き上げる。
【0036】
次に、図16において、該シート1ごと皿Cの上に載せ、皿Cの上で、該シート1の左右から引き出した摘み部5の摘み5aを、左右同時に引っ張って、該シート1をミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2で破断し、魚等の調理物Aと皿Cの間から、該シート1のみを取り外して皿に移し変える。
【0037】
本発明の上記実施例1におけるシート1は、同様に他の実施例2乃至13にも適用でき、調理物Aによって数種類製作する。又、該シート1を使用する事により、魚等の調理物Aが鍋Bの底にこびり付かず、調理器具の後始末が簡単である。又、シュウマイなどの蒸し物の調理物Aも、シート1に載せて鍋Bで蒸した後、シート1の摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、鍋Bから皿Cに簡単に移し変える事が出来る。この様に、調理物受けシートは、調理器具の中から、シート1の摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、調理物Aを出来上がったそのままの状態で取り出し、皿Cの所定の位置に綺麗に載置された事を確認した後で、該シート1の摘み部5を手指Mで左右に引っ張ることにより破断させて、該シート1のみを取り外すので、調理物Aの魚などの身が崩れたり、形が崩れる事がなく皿Cに移し変えることが出来る。又、一つの鍋Bで、同時に調理物Aである複数の魚を煮て加熱調理する時など、不織布で形成された該シート1に調理物Aである魚を一つずつ載せて煮ると、該シート1が多少重なっても薄くて柔らかい為、他の魚などの他の調理物Aを傷つける事がない。又、取り出す時も、一つずつ摘み部5を手指Mで持って取り出す事によって、どの調理物Aである魚も身を崩す事がなく、別々の皿Cに綺麗に盛り付ける事が出来る。
【0038】
なお、調理物Aとしては、煮物、蒸し物などの加熱調理以外にも使用出来る。例えば、デコレーションケーキなどを作る時、調理台やテーブルの上にシート1を置き、その上にスポンジを載せて、クリームや果物、トッピング材等で飾り付ける。この時該シート1はクリームやケーキから落ちたトッピング材等で汚れてしまうが、出来上がったら、該シート1に設けられた摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、ケーキを綺麗な皿Cに載せ、該摘み5aを左右に引っ張って、汚れた該シート1のみを取り外す。よって、綺麗な皿Cの上に調理物Aである綺麗なケーキのみが載置されて移し変える。
【0039】
上記シート1に第2の孔6を設けた実施例2乃至13を用いれば、調理物Aへ煮汁などが行き渡りやすくなる。
【0040】
シート1に実施例6に示すような味付け向上材Dを収容させる代わりに味付け向上材Dを粉末状の調味料としてシート1に分布させたり、液状の調味料としてシート1に含浸させても良い。
【0041】
実施例10乃至13の場合、シート1に調理物を載せて鍋中に入れる時、図示しないが左右又は、上下の摘み部5を合わせて爪楊枝などを刺して止めておくと、調理後摘み部5が取り出し易い。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】実施例1を示す煮物受けシートの正面図である。
【図2】実施例2を示す図である。
【図3】実施例3を示す図である。
【図4】実施例4を示す図である。
【図5】実施例5を示す図である。
【図6】実施例6を示す図である。
【図7】実施例6の要部拡大の断面図である。
【図8】実施例7を示す図である。
【図9】実施例8を示す図である。
【図10】実施例9を示す図である。
【図11】実施例10を示す図である。
【図12】実施例11を示す図である。
【図13】実施例12を示す図である。
【図14】実施例13を示す図である。
【図15】本発明実施例の使用状態で調理物をシートに載置して調理する図である。
【図16】本発明実施例の使用状態で調理物をシートから取り外す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 シート
2 破断部
3 第1の孔
4 切り込み
5 摘み部
6 第2の孔
7 第3の孔
8 第4の孔
9 第5の孔
10 補強材
11 袋
A 調理物
B 鍋
C 皿
D 味付け向上材
M 手指
【技術分野】
【0001】
本発明は、尾頭付きの大きな魚や身が柔らかい魚等の調理物を鍋で加熱調理した後、煮崩れする事なく、煮上がった時の姿、形を保ったまま、簡単に鍋から取り出して、皿に移し変える事が出来る、調理物受けシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来尾頭付きの大きな魚や、身の柔らかい魚等を鍋で加熱調理した後、皿に移し
変える時、フライ返しを使用していた。その為、フライ返しからはみ出した部分の身が落ちたり、形が崩れたりして、煮上がった時の姿、形を保ったまま皿に盛り付ける事が難しかった。
【0003】
又、竹の皮を鍋底に敷いて加熱調理していたが、竹の皮は、材質が硬く鍋中で嵩張る為、一般家庭では扱いにくいものであった。
【0004】
従来、この種の技術として、特許文献1の鍋の煮魚用敷板は、ステンレス鋼等に、多数の孔を設けて形成された敷板に魚を載置して加熱調理し、調理後それをヤットコで持ち上げ、鍋から取り出し、滑らせて、皿の上に落とすというものである。
【0005】
特許文献2の料理シートや料理用具は、熱伝導部である平面部とつまみ部によって構成された、料理を傷つける事なく移動させる事が出来るという料理シートである。
【0006】
【特許文献1】特開2005−230173号公報
【特許文献2】特開2003−93239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の煮魚用敷板は、敷板から魚を皿の上に滑らせて落とすことにより、魚の身を崩したり、形を崩したりする恐れがある。又、特許文献2の料理シートや料理用具も、調理器具からシートごと調理物を取り出すものであるが、その後、皿に移し変える時、煮魚用敷板同様、滑らせて落とすか、シートから調理物をずらせて移動させるしかなく、調理物を傷つける恐れがある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解消し、尾頭付きの大きな魚や身の柔らかい魚等の調理物を身を崩さず、煮上がった時の姿、形のまま、簡単に鍋から取り出し、皿に移し変える調理物受けシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1の調理物受けシートは、シート本体の左右を引っ張る事によって、調理物が載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部を形成した事を特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2の調理物受けシートは、請求項1記載の調理物受けシートであって、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に、ミシン目や断続的な切れ目よりも大きな形状で、破断を起こし易くする為の第1の孔と、更に該破断部の両端に切り込みを設けた事を特徴とする。
【0011】
本発明の請求項3の調理物受けシートは、請求項1または請求項2記載の調理物受けシートであって、該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事を特徴とする。
【0012】
本発明の請求項4の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項3記載の何れか1項の調理物受けシートであって、該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事を特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項4記載の何れか
1項の調理物受けシートであって、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事を特徴とする。
【0014】
本発明の請求項6の調理物受けシートは、請求項1乃至請求項5記載の何れか
1項の調理物受けシートであって、該シートに味付け向上材を有する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1により、該シートに載置した尾頭付きの大きな魚や、身の柔らかい魚等の調理物を鍋中で加熱調理した後、該シートごと鍋から取り出し、皿に載置する。皿の上で、該シートの左右を同時に引っ張ると、該シート中央に設けられたミシン目や断続的な切れ目から成る破断部で、該シートが左右に破断され、調理物と皿の間から該シートのみを取り外す事が出来る。このように、本発明は、調理物を魚として、これをシートごと鍋から皿に移した後で、該シートのみを取り外すので、煮あがった時の姿、形を崩す事が無い。更に、複数の魚を、一つの鍋で同時に加熱調理する時、一つずつ別々のシートに載置して、調理後、それぞれの摘み部詳しくは摘み部の摘みを持って、一つずつ別々の皿に移し変える事が出来る。
【0016】
請求項2により、該シート中央のミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に第1の孔を設けた事により、該シートを左右から引っ張った時、中央から破断し易く、更に、該破断部の両端に切り込みを設けた事により、破断が最後まで円滑に行われる。
【0017】
請求項3により、該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事により、煮汁が一層魚等の調理物に浸透し易くなる。
【0018】
請求項4により、該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事により、調理後の魚等の調理物を、鍋から引き上げ易く、又、煮上がった時の姿、形のまま、皿に簡単に移動させる事が出来る。
【0019】
請求項5により、該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事により、固着された部分は、該シートを左右に破断する為の案内をすると共に、魚等の調理物を四方から支える役目をする。更に、該シートに固着した線材を、該シートの上下左右から引き出して連ねた4つの引っ張りリングが、シートを鍋から引き上げ皿に移し変える時の持ち手となる。
【0020】
請求項6により、該シートに、味付け向上材を有する事により、味付け向上材を別途に用意する必要がなく便利であるとともに、魚等の調理物を簡単に、より一層美味しく仕上げる事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、実施例1を示し、シート1は、楕円形に裁断されており、形状としては調理物Aが載置されるよう円形や長方形・正方形などの矩形の形状でも良い。該シート1の材質は、耐熱性、耐油性のある不織布、クッキングシートなどの紙、アルミ箔等であるが、耐熱性、耐油性のあるものであれば任意に選定できる。又、難燃性、不燃性のものであれば尚良い。不織布は薄くて柔らかいので一般家庭でも扱い易い。該シート1には、該調理物Aが載置された状態で、左右に破断可能にする為、ほぼ中央に、全長に沿って、ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2を形成しており、更に、該破断部2には、ほぼ中央に、破断を起こし易くする為のミシン目や断続的な切れ目より大きくほぼダイヤ形で形成された第1の孔3を設けている。
【0023】
そして、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シート1をほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなり、各等分域の隣接辺左右に固着された部分5bとシート1の外に突出した摘み5aとで摘み部5を構成する。即ち、該シート1の破断部2近傍の外周位置1aより、該破断部2に沿って中心に向い、該シート1の中心に設けられた第1の孔3の位置で、水平方向にカーブさせ、該シート1の外周1eの中間の外周位置1bまで、4本固着して、該シート1より引き出すことにより、4本のリング状の摘み5aが該シート1の外周1eより突出して形成されている。この場合、摘み部5は、耐熱性、耐油性のものであれば良い。難燃性、不燃性のものであれば尚良い。細糸やワイヤー等の線材から成る摘み部5の固着された部分5bを固着する方法として、熱融着、接着剤による固着、縫い付け、トップシートで覆って敷設もしくはテープで貼り付けなどが挙げられる。また、シート1に載置する調理物Aが魚であれば、隣り合う外周位置1aの間隔を尾びれの幅くらい空けておき、長さの長い魚の尾びれをシート1から外側に、はみ出させる事により、魚の変形や損傷を防止出来る。
【0024】
図2は、実施例2を示し、シート1上で破断部2と異なる位置に複数の第2の孔6を、規則的或いは不規則に設けて、魚等の調理物Aに一層煮汁が浸透し易くしている。さらに、該破断部2の両端に切れ込み4を設けることにより、破断が最後まで円滑に行われる。その他の構成は上記実施例1と同じであるので、摘み部5の各等分域の隣接辺左右に固着された部分5bや第1の孔3および切り込み4が、破断部2の破断を案内する効果がある。
【0025】
図3は、実施例3を示し、実施例2から派生した実施例で、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形の形状で、摘み部5は細糸やワイヤー等の線材からなり、第1の孔3の位置から外周1eの中間の外周位置1bまで左右方向へほぼ平行に伸びる固着された部分5bと、該外周位置1bからコーナ位置1cまで連ねて外周1eから突出した摘み5aとからなり、左右それぞれ2本形成している。
【0026】
図4は、実施例4を示し、実施例3から派生した実施例で、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形の形状で、摘み部5は細糸やワイヤー等の線材からなり、外周1eの中間の外周位置1bからコーナ位置1cまで突出して連ねた摘み5aを有し、左右それぞれ2本形成している。
【0027】
図5は、実施例5を示し、シート1は矩形の形状で、シート1を安定させる為に、該シート1にアルミ芯などの補強材10を敷設したものであり、その他の構成は上記実施例4と同じであるが、実施例1乃至4に適用してもよい。
【0028】
図6および図7は、実施例6を示し、上記実施例4のシート1の各コーナを二重にして袋11を形成し、味付け向上材Dを収容出来る様にしたものである。この場合、袋11の位置は、該シート1の上下或いは左右の外周付寄りが良い。例えば、味付け向上材Dを備長炭にした場合、備長炭には、ミネラルが多く含まれており、それらが煮汁に溶けて、魚等の調理物Aがとても美味しく仕上がる。又、備長炭の遠赤外線効果で、熱の通りが早くなる。更に、水道水に含まれる塩素などの化学物質や嫌な臭いを備長炭が吸収し、魚等の調理物A本来の美味しさを引き出し、煮崩れを防ぐ作用もある。味付け向上材Dを蜂蜜とした場合、魚の嫌な臭いを抑え、身を柔らかくし、コクが出て美味しく仕上げる効果があり、お茶や生姜とした場合、魚の嫌な臭いを吸収する効果がある。また、味付け向上材Dをだし等の調味料としても良い。
【0029】
図8および図9は、それぞれ実施例7および実施例8を示し、それぞれ、シート1の破断部2の外周1eの左右端寄りにおよび外周1dの上下端寄りに、細糸やワイヤー等の線材から成る摘み部5の摘み5aを固着したものでありその他の構成は実施例2と同じである。
【0030】
図10は、実施例8に関連した実施例9を示し、シート1は外周1dと外周1eとからなる矩形状で、細糸やワイヤー等の線材をコーナ1cから外周1dの外方に突出して連ねた摘み5aから成る摘み部5を形成したものであり、その他の構成は実施例2と同じである。
【0031】
図11は、実施例10を示す煮物受けシートの正面図である。シート1は、ほぼ円形に裁断されている。尚、楕円形、長方形、正方形などの形状でも良い。該シート1の材質は、耐熱性、耐油性のある不織布、クッキングシートなどの紙、アルミ箔等で形成されている。それ以外でも耐熱性、耐油性のあるものであれば良い。又、難燃性、不燃性のものであれば尚良い。不織布は薄くて柔らかいので一般家庭でも扱い易い。外周1eの左右端縁を摘んで引っ張ることにより左右に破断可能にする為、該シート1のほぼ中央に、全長に沿って、ミシン目や断続的な切れ目からなる破断部2が形成されている。摘み部5をシート1と兼用しかつ格別な形状加工をすることなく該左右端縁を摘み部5として利用できる。
【0032】
図12および図13は、それぞれ実施例11および実施例12を示し、それぞれ、シート1の第2の孔6から離れた外周1eの左右端縁におよび外周1dの上下端縁に、各2つの第3の孔7および各1つの第4の孔8を形成し、第3の孔7と外周1eの左右端縁との間および第4の孔8と外周1dの上下端縁との間を、該シート1を持ち上げる為の摘み5aとした摘み部5を形成したものである。この実施例では別途に細糸、ワイヤー等の線材を設ける必要がないのでコストが省ける。その他の構成は実施例2と同じである。
【0033】
図14は、実施例13を示し、実施例10から派生したもので、シート1の第2の孔6から離れた外周寄りにスリット状とした第5の孔9と外周1eの左右端縁との間を、該シート1を持ち上げる為の摘み5aとした摘み部5を形成したものである。
【0034】
次に、実施例1を引用した図15および図16に基づいて、魚等の調理物Aを載置した該シート1を、鍋Bから取り出す為の摘み部5として、調理物受けシートの使用法を説明する。
【0035】
図15において、該シート1に載置された魚等の調理物Aを鍋Bで加熱調理した後、4個所の摘み部5を持ち、鍋Bから引き上げる。
【0036】
次に、図16において、該シート1ごと皿Cの上に載せ、皿Cの上で、該シート1の左右から引き出した摘み部5の摘み5aを、左右同時に引っ張って、該シート1をミシン目や断続的な切れ目から成る破断部2で破断し、魚等の調理物Aと皿Cの間から、該シート1のみを取り外して皿に移し変える。
【0037】
本発明の上記実施例1におけるシート1は、同様に他の実施例2乃至13にも適用でき、調理物Aによって数種類製作する。又、該シート1を使用する事により、魚等の調理物Aが鍋Bの底にこびり付かず、調理器具の後始末が簡単である。又、シュウマイなどの蒸し物の調理物Aも、シート1に載せて鍋Bで蒸した後、シート1の摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、鍋Bから皿Cに簡単に移し変える事が出来る。この様に、調理物受けシートは、調理器具の中から、シート1の摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、調理物Aを出来上がったそのままの状態で取り出し、皿Cの所定の位置に綺麗に載置された事を確認した後で、該シート1の摘み部5を手指Mで左右に引っ張ることにより破断させて、該シート1のみを取り外すので、調理物Aの魚などの身が崩れたり、形が崩れる事がなく皿Cに移し変えることが出来る。又、一つの鍋Bで、同時に調理物Aである複数の魚を煮て加熱調理する時など、不織布で形成された該シート1に調理物Aである魚を一つずつ載せて煮ると、該シート1が多少重なっても薄くて柔らかい為、他の魚などの他の調理物Aを傷つける事がない。又、取り出す時も、一つずつ摘み部5を手指Mで持って取り出す事によって、どの調理物Aである魚も身を崩す事がなく、別々の皿Cに綺麗に盛り付ける事が出来る。
【0038】
なお、調理物Aとしては、煮物、蒸し物などの加熱調理以外にも使用出来る。例えば、デコレーションケーキなどを作る時、調理台やテーブルの上にシート1を置き、その上にスポンジを載せて、クリームや果物、トッピング材等で飾り付ける。この時該シート1はクリームやケーキから落ちたトッピング材等で汚れてしまうが、出来上がったら、該シート1に設けられた摘み部5の摘み5aを手指Mで持って、ケーキを綺麗な皿Cに載せ、該摘み5aを左右に引っ張って、汚れた該シート1のみを取り外す。よって、綺麗な皿Cの上に調理物Aである綺麗なケーキのみが載置されて移し変える。
【0039】
上記シート1に第2の孔6を設けた実施例2乃至13を用いれば、調理物Aへ煮汁などが行き渡りやすくなる。
【0040】
シート1に実施例6に示すような味付け向上材Dを収容させる代わりに味付け向上材Dを粉末状の調味料としてシート1に分布させたり、液状の調味料としてシート1に含浸させても良い。
【0041】
実施例10乃至13の場合、シート1に調理物を載せて鍋中に入れる時、図示しないが左右又は、上下の摘み部5を合わせて爪楊枝などを刺して止めておくと、調理後摘み部5が取り出し易い。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】実施例1を示す煮物受けシートの正面図である。
【図2】実施例2を示す図である。
【図3】実施例3を示す図である。
【図4】実施例4を示す図である。
【図5】実施例5を示す図である。
【図6】実施例6を示す図である。
【図7】実施例6の要部拡大の断面図である。
【図8】実施例7を示す図である。
【図9】実施例8を示す図である。
【図10】実施例9を示す図である。
【図11】実施例10を示す図である。
【図12】実施例11を示す図である。
【図13】実施例12を示す図である。
【図14】実施例13を示す図である。
【図15】本発明実施例の使用状態で調理物をシートに載置して調理する図である。
【図16】本発明実施例の使用状態で調理物をシートから取り外す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 シート
2 破断部
3 第1の孔
4 切り込み
5 摘み部
6 第2の孔
7 第3の孔
8 第4の孔
9 第5の孔
10 補強材
11 袋
A 調理物
B 鍋
C 皿
D 味付け向上材
M 手指
【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理物を受けるシートであって、該シートの左右を引っ張る事によって、調理物が載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部を形成した事を特徴とした調理物受けシート。
【請求項2】
該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に、ミシン目や断続的な切れ目よりも大きな形状で、破断を起こし易くする為の第1の孔と、更に該破断部の両端に切り込みを設けた事を特徴とした請求項1記載の調理物受けシート。
【請求項3】
該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事を特徴とした請求項1または請求項2記載の調理受けシート。
【請求項4】
該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事を特徴とした請求項1乃至請求項3記載の何れか1項の調理物受けシート。
【請求項5】
該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事を特徴とした請求項1乃至請求項4記載の何れか1項の調理物受けシート。
【請求項6】
該シートに味付け向上材を有する事を特徴とした請求項1乃至請求項5記載の何れか1項の調理物受けシート。
【請求項1】
調理物を受けるシートであって、該シートの左右を引っ張る事によって、調理物が載置された部分が、左右に破断するミシン目や断続的な切れ目から成る破断部を形成した事を特徴とした調理物受けシート。
【請求項2】
該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部のほぼ中央に、ミシン目や断続的な切れ目よりも大きな形状で、破断を起こし易くする為の第1の孔と、更に該破断部の両端に切り込みを設けた事を特徴とした請求項1記載の調理物受けシート。
【請求項3】
該シート上で破断部と異なる位置に複数の第2の孔を設けた事を特徴とした請求項1または請求項2記載の調理受けシート。
【請求項4】
該シートの左右端縁に、該シートを持ち上げる為の摘み部を設けた事を特徴とした請求項1乃至請求項3記載の何れか1項の調理物受けシート。
【請求項5】
該ミシン目や断続的な切れ目から成る破断部と、該破断部2の略中央で交差して上下に分割することにより、該シートをほぼ4等分し、細糸やワイヤー等の線材からなる摘み部で各等分域の隣接辺左右に固着された部分とシートの外に突出した摘みを設けた事を特徴とした請求項1乃至請求項4記載の何れか1項の調理物受けシート。
【請求項6】
該シートに味付け向上材を有する事を特徴とした請求項1乃至請求項5記載の何れか1項の調理物受けシート。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
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【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2007−289646(P2007−289646A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−316527(P2006−316527)
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(305042415)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(305042415)
【Fターム(参考)】
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