説明

車両制御装置

【課題】エネルギーの利用効率を向上できる車両制御装置を提供すること。
【解決手段】加圧された作動流体を蓄える蓄圧装置と、蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを動力に変換することができ、かつ当該動力を車両の駆動輪に対して出力することが可能な変換装置と、入力される動力を電力に変換して出力する発電機と、電力を蓄える蓄電装置と、を備え、車両が長時間停止すると予測される所定状況(S1−Y,S2−Y)において、蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを変換装置および発電機によって電力に変換して蓄電装置に蓄える(S3)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、蓄圧したエネルギーを利用する技術が提案されている。特許文献1には、液圧ポンプを電気モータにて駆動し、生成された液圧エネルギーを蓄圧手段で蓄圧し、その蓄圧された液圧エネルギーを用いて液圧モータを駆動することで発電機を駆動する液圧式発電装置の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−313547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧力エネルギーを蓄積することが可能な車両において、エネルギーの利用効率を向上できることが望まれている。例えば、蓄積した圧力エネルギーの損失を抑制できることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、圧力エネルギーを蓄積することが可能な車両において、エネルギーの利用効率を向上できる車両制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両制御装置は、加圧された作動流体を蓄える蓄圧装置と、前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを動力に変換することができ、かつ当該動力を車両の駆動輪に対して出力することが可能な変換装置と、入力される動力を電力に変換して出力する発電機と、電力を蓄える蓄電装置と、を備え、前記車両が長時間停止すると予測される所定状況において、前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを前記変換装置および前記発電機によって電力に変換して前記蓄電装置に蓄えることを特徴とする。
【0007】
上記車両制御装置において、前記所定状況において前記変換装置および前記発電機によって前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換するときに、前記変換装置および前記発電機と前記駆動輪との動力の伝達を遮断することが好ましい。
【0008】
上記車両制御装置において、前記所定状況とは、前記車両が長時間停止すると予測される位置に到着した状況であることが好ましい。
【0009】
上記車両制御装置において、前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換して前記蓄電装置に蓄える制御を前記車両の停止後に実行することが好ましい。
【0010】
上記車両制御装置において、前記変換装置は、更に、入力される動力を圧力エネルギーに変換して前記蓄圧装置に出力する機能を有するポンプモータであり、前記発電機は、更に、前記蓄電装置から供給される電力を動力に変換して前記駆動輪に対して出力する機能を有するモータジェネレータであることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる車両制御装置は、車両が長時間停止すると予測される所定状況において、蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを変換装置および発電機によって電力に変換して蓄電装置に蓄える。よって、本発明にかかる車両制御装置は、長時間の停止による蓄圧装置における圧力エネルギーのロスを抑制し、エネルギーの利用効率を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、実施形態に係る車両制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図2】図2は、実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。
【図3】図3は、油圧システムおよびM/Gの回生効率の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明の実施形態にかかる車両制御装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0014】
(実施形態)
図1から図3を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両制御装置に関する。図1は、実施形態に係る車両制御装置の動作を示すフローチャート、図2は、実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。
【0015】
本実施形態のハイブリッドシステムは、例えば、大型車両に搭載される。ハイブリッド車両100は、油圧式の力行/回生装置(油圧ポンプモータ32)と、電気式の力行/回生装置(M/G4)とを備えている。大型車両では、電気式の動力源のみで必要な出力を得ようとすると、高コストとなりやすい。このため、本実施形態では、電気式のライトなハイブリッドシステムと、油圧エネルギーによりHV走行可能なシステムとを組み合わせている。M/G4および油圧ポンプモータ32をそれぞれ高効率となる領域で動作させることで、総合的なエネルギー利用効率の向上を図る。
【0016】
具体的には、加速域では油圧エネルギーを使い油圧走行もしくはアシスト走行し、軽負荷域では電気エネルギーによりEV走行もしくはアシスト走行することで燃費を向上させる。
【0017】
回生時に油圧ポンプモータ32によって運動エネルギーから変換された油圧エネルギーは、アキュームレータ31に蓄圧される。ここで、アキュームレータ31に蓄圧したままでハイブリッド車両100を長時間停止させておくと、蓄圧した油圧の漏れによりエネルギー効率が低下する可能性がある。本実施形態の車両制御装置1−1は、目的地に到着した場合など、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される状況において、アキュームレータ31に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換してバッテリー5に蓄電する。これにより、長時間停止するときの油圧漏れによるロスを抑制してエネルギー利用効率の向上を図ることができる。
【0018】
図2に示すように、ハイブリッド車両100のハイブリッドシステム100Aは、エンジン1、トランスミッション(T/M)2、油圧システム3、モータジェネレータ(M/G)4、バッテリー5、インバータ6およびECU30を備えている。また、本実施形態の車両制御装置1−1は、ハイブリッド車両100に搭載されてハイブリッド車両100を制御するものであり、油圧システム3、M/G4、バッテリー5およびECU30を備える。
【0019】
エンジン1は、ハイブリッド車両100の動力源である。エンジン1は、燃料の燃焼エネルギーを出力軸の回転運動に変換して出力する。エンジン1の出力軸は、T/M2の入力軸と接続されている。T/M2は、例えば、自動変速機であり、エンジン1から入力される動力を変速して出力軸2aに出力する。T/M2の出力軸2aは、第一クラッチC1を介して第一ギアG1に接続されている。第一ギアG1は、第二クラッチC2を介して駆動輪7と接続されている。
【0020】
油圧システム3は、入力される動力を圧力に変換して蓄えることができると共に、蓄えた圧力を動力に変換して出力することができる。油圧システム3は、アキュームレータ31、油圧ポンプモータ32およびリザーブタンク33を有する。
【0021】
アキュームレータ31は、作動流体を加圧状態で蓄える蓄圧装置である。本実施形態の油圧システム3における作動流体としては、例えば作動油を用いることができる。アキュームレータ31は、高圧の作動油を蓄えることが可能な蓄圧容器であり、高圧油路34を介して油圧ポンプモータ32と接続されている。油圧ポンプモータ32は、低圧油路35を介してリザーブタンク33と接続されている。リザーブタンク33は、作動油を貯留する貯留タンクである。油圧ポンプモータ32の回転軸32aは、第三クラッチC3を介して第二ギアG2と接続されている。
【0022】
油圧ポンプモータ32は、油圧ポンプとしての機能を有すると共に、油圧モータとしての機能も有している変換装置である。具体的には、油圧ポンプモータ32は、油圧ポンプとして機能する場合、第三クラッチC3を介して回転軸32aに入力される動力によって駆動されることにより、低圧油路35を介してリザーブタンク33の作動油を吸引し、吸引した作動油を加圧して高圧油路34に吐出する。高圧油路34に吐出された作動油は、アキュームレータ31に蓄圧される。油圧ポンプモータ32は、ハイブリッド車両100の走行時に駆動輪7から伝達される動力を圧力に変換して出力することができる。つまり、油圧ポンプモータ32は、ハイブリッド車両100の運動エネルギーを作動流体の圧力に変換して出力する圧力回生装置としての機能を有する。
【0023】
また、油圧ポンプモータ32は、油圧モータとして機能する場合、アキュームレータ31に蓄圧された油圧によって駆動されることにより、圧力エネルギーを動力に変換して回転軸32aに出力する。第三クラッチC3が係合状態であると、油圧ポンプモータ32が出力する動力は、第三クラッチC3、第二ギアG2および第一ギアG1および第二クラッチC2を介して駆動輪7に伝達されてハイブリッド車両100を走行させることができる。つまり、油圧ポンプモータ32は、アキュームレータ31に蓄えられた圧力エネルギーをハイブリッド車両100の走行用の動力に変換して駆動輪7に対して出力することができる。油圧ポンプモータ32を駆動した作動油は、低圧油路35を介してリザーブタンク33に流入する。
【0024】
油圧ポンプモータ32は、油圧モータとして出力する動力の大きさ、および油圧ポンプとして機能するときの負荷の大きさを可変に制御することができる。油圧ポンプモータ32は、例えば、斜板ポンプや斜軸ポンプ等の可変容量式のポンプモータとすることができる。油圧ポンプモータ32は、例えば、容量0から最大容量まで無段階にポンプ容量/モータ容量を制御できるものとすることができる。油圧ポンプモータ32は、ポンプ容量を増減させることによってポンプ負荷、すなわち負荷トルクを増減させることができる。また、油圧ポンプモータ32は、モータ容量を増減させることによって回転軸32aに出力する動力、すなわち出力トルクを増減させることができる。
【0025】
M/G4は、電力の供給により駆動する電動機としての機能(力行機能)と、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。M/G4としては、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。M/G4は、インバータ6を介してバッテリー5と接続されている。バッテリー5は、電力を蓄えること、および蓄えた電力を放電することが可能な蓄電装置である。インバータ6は、直流電流と交流電流との変換を行う電力変換装置である。また、インバータ6は、M/G4の出力トルクおよび発電量を制御することができる。
【0026】
M/G4の回転軸4aは、第四クラッチC4を介して第三ギアG3と接続されている。M/G4は、電動機として機能する場合、バッテリー5からインバータ6を介して供給される電力を動力に変換して回転軸4aに出力する。第四クラッチC4が係合状態であると、M/G4が出力する動力は、第三ギアG3、第二ギアG2、第一ギアG1および第二クラッチC2を介して駆動輪7に対して出力される。つまり、M/G4は、バッテリー5に蓄えられた電力をハイブリッド車両100の走行用の動力に変換して駆動輪7に対して出力することができる。
【0027】
また、M/G4は、発電機として機能する場合、第四クラッチC4を介して回転軸4aに入力される動力によって駆動されて発電する。例えば、M/G4は、ハイブリッド車両100の走行時に駆動輪7から第二クラッチC2、第一ギアG1、第二ギアG2、第三ギアG3および第四クラッチC4を介して回転軸4aに入力される動力により駆動されて発電することができる。つまり、M/G4は、ハイブリッド車両100の運動エネルギーを電力に変換して出力する電力回生装置として機能することができる。M/G4によって発電された電力は、例えばバッテリー5に充電される。
【0028】
第一ギアG1と第二ギアG2とは常時噛み合っており、相互に動力を伝達することができる。また、第二ギアG2と第三ギアG3とは常時噛み合っており、相互に動力を伝達することができる。従って、第一ギアG1と第三ギアG3とは第二ギアG2を介して相互に動力を伝達することができる。
【0029】
ECU30は、コンピュータを有する電子制御ユニットである。ECU30は、ハイブリッド車両100の走行制御を行う走行制御装置としての機能を有している。また、本実施形態のECU30は、回生制御を行う回生制御装置としての機能を有している。ECU30には、エンジン1、T/M2、アキュームレータ31、油圧ポンプモータ32、バッテリー5、インバータ6および各クラッチC1,C2,C3,C4が接続されている。エンジン1、T/M2、油圧ポンプモータ32、インバータ6および各クラッチC1,C2,C3,C4は、ECU30によって制御される。
【0030】
バッテリー5には、バッテリー5の充放電状態や電圧等を検出するセンサが接続されている。ECU30は、このセンサによる検出結果に基づいて、バッテリー5の充電状態SOCを取得することができる。充電状態SOCは、バッテリー5の充電量を示すものである。アキュームレータ31には、アキュームレータ31内の圧力を検出する圧力センサが設けられている。ECU30は、圧力センサによる検出結果に基づいて、アキュームレータ31内の油圧を取得することができる。
【0031】
各クラッチC1,C2,C3,C4は、それぞれ開放状態と係合状態とに切替え可能である。各クラッチC1,C2,C3,C4は、油圧等によって開放状態と係合状態とを切替えるアクチュエータをそれぞれ有している。これらのアクチュエータがECU30から出力される指令に応じて作動することにより、各クラッチC1,C2,C3,C4の状態が制御される。なお、各クラッチC1,C2,C3,C4は、完全係合状態のみならず、半係合状態に制御することも可能であり、更に、半係合状態における動力の伝達度合いを制御することも可能である。
【0032】
ナビゲーション装置40は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としている。ナビゲーション装置40は、位置検出部、地図データベース、演算部等を有する公知のナビゲーションシステムとすることができる。ナビゲーション装置40は、入力された目的地に基づいて、目的地までの経路の検索や経路中の走行案内等を実行することができる。ナビゲーション装置40は、ECU30と接続されており、ECU30と双方向の通信を行うことができる。
【0033】
ECU30は、エンジン1、油圧システム3、M/G4の少なくともいずれか1つが出力する動力によってハイブリッド車両100を走行させることができる。例えば、ECU30は、少なくともエンジン1の動力によってハイブリッド車両100を走行させるエンジン走行を実行することができる。エンジン1が出力する動力を駆動輪7に出力する場合、第一クラッチC1および第二クラッチC2を係合状態とする。また、ECU30は、エンジン走行において、シフトポジションや走行状態に応じてT/M2の変速比を制御する。
【0034】
エンジン走行において、ECU30は、油圧システム3あるいはM/G4の少なくともいずれか一方が出力する動力を駆動輪7に伝達してハイブリッド車両100を走行させることができる。ECU30は、例えば、ハイブリッド車両100の加速時等にエンジン1のトルクが不足する場合に、油圧システム3あるいはM/G4の少なくとも一方にエンジン1をアシストさせる。
【0035】
例えば、油圧システム3によって動力を出力させる場合、ECU30は、第三クラッチC3を係合状態とすると共に、アキュームレータ31に蓄圧された油圧によって油圧ポンプモータ32を駆動する。アキュームレータ31内の加圧された作動油は、油圧ポンプモータ32に供給され、油圧ポンプモータ32を駆動して回転軸32aを回転させる。つまり、油圧ポンプモータ32において、油圧エネルギーが回転軸32aの回転動作に変換される。回転軸32aに出力された動力は、第三クラッチC3、第二ギアG2、第一ギアG1および第二クラッチC2を介して駆動輪7に伝達される。
【0036】
ECU30は、M/G4によって動力を出力させる場合、第四クラッチC4を係合状態とすると共に、バッテリー5に充電された電力によってM/G4を駆動する。M/G4が出力する動力は、第四クラッチC4、第三ギアG3、第二ギアG2、第一ギアG1および第二クラッチC2を介して駆動輪7に伝達される。ECU30は、油圧システム3およびM/G4にそれぞれ動力を出力させてエンジン1をアシストさせることもできる。
【0037】
また、油圧システム3およびM/G4は、それぞれエンジン1の動力によらずに単独でハイブリッド車両100を走行させることが可能である。例えば、ECU30は、エンジン1の動力によらずに油圧システム3が出力する動力によってハイブリッド車両100を走行させる油圧走行を実行することができる。また、ECU30は、エンジン1の動力によらずにM/G4が出力する動力によってハイブリッド車両100を走行させるEV走行を実行することができる。また、ECU30は、エンジン1の動力によらずに油圧システム3およびM/G4が出力する動力によってハイブリッド車両100を走行させることも可能である。
【0038】
ECU30は、車速およびアクセル開度などの条件に基づいて、駆動輪7に伝達するべき要求トルクあるいは要求駆動力を算出し、その算出結果に基づいて、エンジン1、T/M2、油圧システム3、インバータ6およびクラッチC1,C2,C3,C4を制御する。要求トルクや要求駆動力は、ハイブリッド車両100の走行負荷に対応する。
【0039】
油圧システム3は、大きなパワーを出力する場合に有利である。これは、油圧式はバッテリーを使用する電気式と比較して高いパワー密度を確保可能であることによる。バッテリー5は、エネルギー密度は高いがパワー密度は低いという特性を有する。一方、油圧式は、バッテリーと比較してパワー密度が高いという特性を有する。
【0040】
大きなパワーを得ようとする場合、ハイブリッドシステム100Aの大型化につながるが、油圧式は、電気式と比較してシステムの大型化を抑制しつつパワーアップを図ることが可能である。このため、油圧システム3は、例えば、大型車両に搭載される場合のハイブリッドシステム100Aのコンパクト化において有利である。
【0041】
ECU30は、軽負荷でトルクの小さな領域は基本的にM/G4の動力でハイブリッド車両100を走行させる。このとき、ECU30は、エンジン1を停止し、かつ第一クラッチC1および第三クラッチC3を開放状態としてEV走行モードとする。
【0042】
また、発進などの大きなトルクが必要な領域は油圧エネルギーでハイブリッド車両100を走行させる。このとき、ECU30は、エンジン1を停止し、かつ第一クラッチC1および第四クラッチC4を開放状態とし、油圧走行モードとする。なお、ECU30は、エンジン1を停止させることに代えて、第四クラッチC4のみを開放状態としてエンジン1を油圧エネルギーでアシストさせてハイブリッド車両100を走行させることもできる。
【0043】
また、ECU30は、ハイブリッド車両100の減速時に回生制御を行うことができる。回生制御は、例えば、ハイブリッド車両100において制動要求が検出されている場合になされる。本実施形態のハイブリッド車両100は、油圧システム3およびM/G4のそれぞれによって回生を行うことができる。例えば、ECU30は、M/G4に回生発電を行わせる場合、第四クラッチC4を係合状態とし、かつM/G4に発電を行わせる。また、ECU30は、油圧システム3に回生を行わせる場合、第三クラッチC3を係合状態とし、かつ油圧ポンプモータ32を油圧ポンプとして作動させる。
【0044】
回生時は、ECU30は、油圧を優先して回生を実施する。油圧での回生時は、第一クラッチC1および第四クラッチC4を開放状態とし、油圧ポンプモータ32を油圧ポンプとして作動させてアキュームレータ31に油圧を蓄圧する。油圧を優先して回生を行うことで、発進時等の大きなトルクが要求される場面に備えてアキュームレータ31に蓄圧しておくことができる。
【0045】
ECU30は、アキュームレータ31の油圧が所定の圧力以上になると、第四クラッチC4を係合状態とし第三クラッチC3を開放状態として電気側で回生を実施する。ECU30は、油圧および電気のいずれのエネルギーも一杯となると、第一クラッチC1を係合状態としかつ第三クラッチC3および第四クラッチC4を開放状態として、エンジンブレーキとブレーキ装置による機械的なブレーキで車両の運動エネルギーを消費する。なお、回生時には補機負荷などに応じてエンジン1を停止したまま回生したり、エンジン1を運転させたまま回生をしたりするなど、回生の態様を状況によって切替えてもよい。
【0046】
上記のように、走行中に油圧ポンプモータ32による回生を行ってアキュームレータ31に油圧を蓄圧しておくことで、油圧によるアシストや油圧走行が可能となり、走行性能を向上できる。しかしながら、アキュームレータ31に蓄圧したままでハイブリッド車両100が長時間停止すると、蓄圧したエネルギーが減少してしまうという問題がある。長時間アキュームレータ31に蓄圧したままにしておくと、油圧漏れによりアキュームレータ31の油圧が低下してしまい、蓄圧したエネルギーが有効利用されなくなってしまう。
【0047】
本実施形態の車両制御装置1−1は、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される状況において、アキュームレータ31に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換してバッテリー5に蓄える。これにより、車両停止中のエネルギーロスが抑制され、ハイブリッド車両100におけるエネルギーの利用効率が向上する。本実施形態では、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される状況を「所定状況」とも記載する。所定状況は、ハイブリッド車両100が駐車すると予測される状況や、ハイブリッド車両100が継続的に停止すると予測される状況、ハイブリッド車両100においてイグニッションがOFFされるなど、ハイブリッドシステム100Aが停止すると予測される状況を含むことができる。
【0048】
また、本実施形態では、アキュームレータ31に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換してバッテリー5に蓄電する制御を「エネルギー変換制御」とも記載する。エネルギー変換制御は、長時間の停止に備えて、圧力エネルギーを他のエネルギーに変換して蓄積する制御であり、当該他のエネルギーは、蓄積した状態でのロスの発生が圧力エネルギーよりも相対的に少ないものである。
【0049】
図1を参照して、本実施形態の制御について説明する。図1に示す制御フローは、例えば、ハイブリッドシステム100Aの作動中に繰り返し実行される。
【0050】
まず、ステップS1では、ECU30により、目的地に到着したか否かが判定される。ECU30は、ナビゲーション装置40において設定されている目的地と、ナビゲーション装置40から取得した現在位置とに基づいてステップS1の判定を行う。一例として、ECU30は、目的地と現在位置との距離が所定距離以内である場合にステップS1で肯定判定を行うことができる。ステップS1の判定の結果、目的地に到着したと判定された場合(ステップS1−Y)にはステップS2に進み、そうでない場合(ステップS1−N)には本制御フローは終了する。
【0051】
ステップS2では、ECU30により、車両停止したか否かが判定される。ECU30は、例えば、ハイブリッド車両100の車輪速を検出するセンサの検出結果に基づいてステップS2の判定を行うことができる。ステップS2の判定の結果、車両停止したと判定された場合(ステップS2−Y)にはステップS3に進み、そうでない場合(ステップS2−N)には本制御フローは終了する。
【0052】
ステップS3では、ECU30により、油圧から電気へのエネルギー変換が実施される。ECU30は、第一クラッチC1および第二クラッチC2を開放状態とし、かつ第三クラッチおよび第四クラッチC4を係合状態として、アキュームレータ31の圧力を解放する。これにより、油圧ポンプモータ32が油圧によって駆動されて回転軸32aに動力を出力する。油圧ポンプモータ32によって出力された動力は、第三クラッチC3、第二ギアG2、第三ギアG3および第四クラッチC4を回してM/G4の回転軸4aに入力される。M/G4は、油圧ポンプモータ32から伝達される動力によって駆動されて発電し、バッテリー5を充電する。
【0053】
ECU30は、アキュームレータ31の圧力が予め定められた所定圧力に低下するまでエネルギー変換制御を行う。この所定圧力は、例えば、システムOFFの状態においてアキュームレータ31に蓄圧しておくことが許容される最大圧力である。所定圧力は、例えば、大気圧とされてもよい。あるいは、所定圧力は、大気圧よりも高圧とされてもよい。
【0054】
このように、エネルギー変換制御では、アキュームレータ31に蓄えられた圧力エネルギーが、油圧ポンプモータ32によって動力に変換され、M/G4はその動力を電力に変換してバッテリー5に蓄える。エネルギー変換制御では、第二クラッチC2が開放状態とされていることで、油圧ポンプモータ32およびM/G4と駆動輪7との動力の伝達が遮断されている。これにより、油圧ポンプモータ32が出力する動力は、駆動輪7に伝達されることなくM/G4を駆動して発電させることができる。
【0055】
なお、エネルギー変換制御を実施しているときに、エネルギー回収実施中等の表示をしてドライバーが認知できるようにしてもよい。例えば、エネルギー変換制御が実施中であることを示すインジケータを点灯させる等により、ドライバーに情報提供することができる。また、エネルギー変換制御において、第一クラッチC1が係合状態とされてもよい。ステップS3が実行されると、本制御フローは終了する。
【0056】
エネルギー変換制御によって、アキュームレータ31の圧力が低減されることで、ハイブリッド車両100を長時間停止する間のアキュームレータ31の油圧漏れによるエネルギーロスが抑制される。バッテリー5は、アキュームレータ31と比較して、時間の経過に対して蓄えたエネルギーをロスする度合いが小さい。このため、アキュームレータ31からバッテリー5にエネルギーを移動させることで、長時間停止する間のハイブリッド車両100におけるエネルギーロスを抑制することができる。
【0057】
なお、エネルギー変換制御の実行中に、ドライバーによってシステムOFFの指令がなされた場合、エネルギー変換制御が完了するまでシステムOFFへの切替えを遅らせるようにしてもよい。また、エネルギー変換制御は、ハイブリッドシステム100AがOFFの状態から実行されてもよい。
【0058】
以上説明したように、本実施形態の車両制御装置1−1は、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される所定状況において、蓄圧された油圧エネルギーを電気エネルギーに変換して蓄電することで、ハイブリッド車両100のエネルギー利用効率を向上させることができる。ハイブリッド車両100の停止後に所定状況にあると判定し、エネルギー変換制御を行うことで、長時間停止するか否かを精度よく判定することができる。
【0059】
なお、エネルギー変換制御では、圧力エネルギーから電力への変換効率が高くなるように油圧ポンプモータ32およびM/G4を制御することが望ましい。図3は、油圧システム3およびM/G4の回生効率の一例を示す図である。図3において、横軸はトルク、縦軸は回生効率を示す。実線は、油圧システム3の回生効率、すなわち油圧システム3において動力を油圧エネルギーに変換する際の変換効率を示す。また、破線は、M/G4の回生効率、すなわちM/G4において動力を電力に変換する際の変換効率を示している。
【0060】
図3からわかるように、油圧システム3は、低トルクの領域、すなわち回生パワーが小さな領域では、回生効率が低下し、かつトルクが小さくなるほど回生効率が低下する。一方、M/G4の回生効率は、低トルクの領域であっても油圧システム3の回生効率ほどには低下しない。例えば、TQ1よりも低トルクの領域では、油圧システム3の回生効率は、M/G4の回生効率よりも低く、かつトルクが小さくなるほど油圧システム3の回生効率とM/G4の回生効率との乖離が大きくなる。
【0061】
また、高トルクの領域では、油圧システム3の回生効率が高く、かつトルクが大きくなるほど回生効率が高くなる。M/G4の回生効率は、高トルクの領域において油圧システム3の回生効率ほどには上昇しない。例えば、本実施形態では、TQ2よりも高トルクの領域において、油圧システム3の回生効率がM/G4の回生効率を上回り、かつトルクが大きくなるほど油圧システム3の回生効率とM/G4の回生効率との乖離が大きくなる。なお、油圧システム3の出力効率は、実線の回生効率と同様の傾向を示し、M/G4の出力効率は、破線の回生効率と同様の傾向を示す。
【0062】
ECU30は、例えば、エネルギー変換制御において、M/G4における回生効率が高い領域でM/G4に回生を行わせることができるように、回転数や油圧ポンプモータ32の出力トルクを制御する。一例として、M/G4に入力されるトルクがTQ1以上のトルクとなるように、油圧ポンプモータ32のモータ容量(吐出量)が制御される。更に、油圧ポンプモータ32の出力効率が考慮されてもよい。例えば、油圧ポンプモータ32の出力効率とM/G4の変換効率を含むエネルギー変換制御の総合効率が高くなるように油圧ポンプモータ32およびM/G4が制御されてもよい。
【0063】
本実施形態では、ナビゲーション装置40における目的地に基づいて所定状況にあるか否かが判定されたが、これには限定されない。例えば、長時間停止する機会が多い地点に基づいて所定状況にあるか否かが判定されてもよい。例えば、自家用車であれば、自宅や職場等において長時間停止する機会が多い。よって、自宅や職場等の長時間停止する可能性が高い地点にハイブリッド車両100が到着した場合に、所定状況にあると判定することが可能である。つまり、所定状況とは、目的地や長時間停止する機会が多い地点など、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される位置に到着した状況である。
【0064】
長時間停止する可能性が高い地点は、予めナビゲーション装置40に登録されてもよく、あるいは長時間停止する可能性が高い地点を学習制御によって学習するようにしてもよい。なお、長時間停止する可能性が高い地点は、過去に長時間停止した回数が多い地点や、停止した場合にその停止が長時間のものとなった頻度が高い地点であってもよい。
【0065】
また、バス、トラック等の輸送車両や営業車両は、営業所や駐車場等の特定の箇所において長時間停止する可能性が高い。よって、ハイブリッド車両100が営業所等に到着した場合に、所定状況にあると判定することが可能である。営業所等の長時間停止する箇所は、予め登録された箇所であっても、過去に反復して長時間停止した箇所として学習された箇所であってもよい。
【0066】
なお、ハイブリッド車両100が長時間停止すると予測される所定状況は、上記のものには限定されない。例えば、所定状況は、時刻や、ハイブリッド車両100の走行時間、走行距離等に基づくものであってもよい。
【0067】
例えば、バス、トラック等の輸送車両や営業車両は、予め定められた時間帯に走行し、所定の時刻に営業所等に戻り、その後に長時間停止するものがある。こうした車両では、予め定められた駐車時刻や運行終了時刻(以下、「駐車時刻等」と記載する。)となれば長時間の停止が開始されると予測できる。したがって、現在時刻が駐車時刻等である状況、現在時刻が駐車時刻等を過ぎている状況は、所定状況に含まれる。
【0068】
ECU30は、例えば、予め登録された駐車時刻等に基づいて、現在時刻が当該駐車時刻等である場合や駐車時刻等を過ぎている場合にエネルギー変換制御を行うことができる。また、ECU30は、ハイブリッド車両100が走行する時間帯や駐車時刻等を学習し、一定の時刻に長時間の停止を開始する車両であれば、その学習結果に基づいてエネルギー変換制御を行うようにしてもよい。
【0069】
また、バス、トラック等の輸送車両や営業車両は、予め定められたルート上の所定距離を走行して営業所等に戻り、その後に長時間停止するものがある。こうした車両では、走行開始してから現在までの走行距離が所定距離に達した状況は、所定状況に含まれる。
【0070】
また、予め定められたルートを走行する車両では、走行開始してからの経過時間に基づいて、所定状況を判定することも可能である。例えば、走行開始してから定められたルートを経由して目的地に到着するまでに時間T1を要する場合、走行開始してからの経過時間が時間T1に達した状況や、経過時間が時間T1を超えた状況は、所定状況に含まれる。
【0071】
なお、上記の条件を組み合わせて所定状況が定められてもよい。例えば、所定状況は、現在位置が営業所等であり、かつ現在時刻が予め定められた駐車時刻等以降の時刻である状況とされてもよい。複数の条件を組み合わせたものが所定状況とされることで、ハイブリッド車両100が長時間停止するか否かの予測精度が向上する。
【0072】
また、上記の各条件に加えて、あるいは上記の各条件に代えて、所定状況は、ハイブリッド車両100が停止してからの経過時間を条件として含んでもよい。例えば、ハイブリッド車両100が停止してから所定時間以上継続して停止している状況が所定状況とされてもよい。一定以上に長い時間継続して停止している場合、信号待ち等の一時的な停車ではなく、その後もハイブリッド車両100が長時間停止すると予測することができる。
【0073】
本実施形態の車両制御装置1−1は、システムOFFとされたときにアキュームレータ31の油圧を解放するハイブリッドシステム100Aにおいて特に有効である。走行中に蓄圧した油圧がシステムOFFによって解放されるハイブリッド車両100の場合、システムOFF時に解放する分の油圧が無駄となってしまう。本実施形態の車両制御装置1−1によれば、長時間停止する前にエネルギー変換制御によって油圧エネルギーが電力として回収され、アキュームレータ31の油圧が低減することで、油圧解放によるエネルギーのロスが効果的に抑制される。
【0074】
本実施形態では、ハイブリッド車両100がエンジン1を備えているが、これに限定されるものではなく、ハイブリッド車両100はエンジン1を備えていなくてもよい。また、油圧システム3は、図示したものには限定されない。油圧システム3は、蓄圧された作動流体の圧力を動力に変換して出力すること、および入力される動力を作動流体の圧力に変換して蓄圧することができるものであればよい。
【0075】
本実施形態では、エネルギー変換制御において、M/G4によって発電がなされたが、これには限定されない。エネルギー変換制御において油圧エネルギーから変換された動力によって発電する装置は、M/G4以外の発電機であってもよい。
【0076】
(実施形態の変形例)
上記実施形態では、ハイブリッド車両が停止したことが所定状況の条件とされたが、これには限定されない。所定状況は、ハイブリッド車両100が停止したことを条件として含んでいなくてもよい。例えば、目的地や自宅、職場、営業所等の長時間停止すると予測される地点に接近している状況が所定状況とされてもよい。あるいは、現在時刻が予め定められた駐車時刻等に近づいている状況が所定状況とされてもよい。あるいは、走行開始してから現在までの走行距離が所定距離に近づいた状況や、走行開始してから現在までの経過時間が所定の時間に近づいた状況が所定状況とされてもよい。
【0077】
このようにハイブリッド車両100の停止前の段階でその後に長時間停止することを予測する場合、ハイブリッド車両100の走行中にエネルギー変換制御がなされてもよい。例えば、目的地に接近している場合、目的地に到着する前にエネルギー変換制御を開始することが可能である。エネルギー変換制御は、減速時など、駆動輪7に対して動力を出力することが要求されていないときに実行されることが好ましい。
【0078】
走行中にエネルギー変換制御を行う場合、ECU30は、第一クラッチC1および第二クラッチC2を開放状態とし、第三クラッチC3および第四クラッチC4を係合状態とする。第二クラッチC2が開放状態とされることで、駆動輪7はエンジン1、油圧ポンプモータ32およびM/G4から切り離され、エンジン1、油圧ポンプモータ32およびM/G4との動力の伝達が遮断される。従って、ハイブリッド車両100は、駆動輪7に対してエンジンブレーキ等の負荷が作用しないフリーランの状態となる。ECU30は、停車中のエネルギー変換制御と同様に、アキュームレータ31に蓄えられた油圧エネルギーによって油圧ポンプモータ32を駆動して動力を出力させ、M/G4に発電を行わせてバッテリー5に蓄電する。なお、エネルギー変換制御の実行中にハイブリッド車両100が停止した場合、停止後も継続してエネルギー変換制御を実行することができる。
【0079】
ハイブリッド車両100の停止前にエネルギー変換制御を開始するようにすれば、車両停止後のエネルギー変換に要する時間を短縮することができる。
【0080】
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
【産業上の利用可能性】
【0081】
以上のように、本発明にかかる車両制御装置は、エネルギーの利用効率を向上するのに適している。
【符号の説明】
【0082】
1−1 車両制御装置
1 エンジン
3 油圧システム
4 M/G
5 バッテリー
7 駆動輪
30 ECU
31 アキュームレータ
32 油圧ポンプモータ
100 ハイブリッド車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加圧された作動流体を蓄える蓄圧装置と、
前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを動力に変換することができ、かつ当該動力を車両の駆動輪に対して出力することが可能な変換装置と、
入力される動力を電力に変換して出力する発電機と、
電力を蓄える蓄電装置と、
を備え、
前記車両が長時間停止すると予測される所定状況において、前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを前記変換装置および前記発電機によって電力に変換して前記蓄電装置に蓄える
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項2】
前記所定状況において前記変換装置および前記発電機によって前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換するときに、前記変換装置および前記発電機と前記駆動輪との動力の伝達を遮断する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記所定状況とは、前記車両が長時間停止すると予測される位置に到着した状況である
請求項1または2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記蓄圧装置に蓄えられた圧力エネルギーを電力に変換して前記蓄電装置に蓄える制御を前記車両の停止後に実行する
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記変換装置は、更に、入力される動力を圧力エネルギーに変換して前記蓄圧装置に出力する機能を有するポンプモータであり、
前記発電機は、更に、前記蓄電装置から供給される電力を動力に変換して前記駆動輪に対して出力する機能を有するモータジェネレータである
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−106631(P2012−106631A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−257298(P2010−257298)
【出願日】平成22年11月17日(2010.11.17)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】