説明

車両用外装部品

【課題】従来の車両用外装部品では、取付部品の車体への取付作業が面倒である。
【解決手段】この発明は、カバー9と、ガスケット10と、複数個の固定部材としての1個の弾性係合爪17および第1クリップ11および第2クリップ12と、を備える。弾性係合爪17は、カバー9に設けられていて、車体パネル39に車体の外側から弾性係合してカバー9およびガスケット10を車体パネル39に車体の外側から固定させる。この結果、この発明は、1個の弾性係合爪17および第1クリップ11および第2クリップ12により、カバー9およびガスケット10を車体パネル39に車体の外側から固定させることができるので、従来と比較して、カバー9およびガスケット10の車体パネル39への固定作業が容易である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車体のうちウェザーストリップを有するドアパネルとボディーパネルとフェンダパネルとにより囲まれた三角形のコーナーの外側を装飾する車両用外装部品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用外装部品は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用外装部品について説明する。従来の車両用外装部品(コーナーカバー)は、外装部品と、外装部品の内側(車体と対向する側)にボスを介して設けられている取付部材と、を備える。取付部材を車体に車体の内側から取り付けることにより、外装部品が車体に取り付けられる。外装部品は、ドアサッシュとガイドレールとウエスト部に囲まれる隅部を覆う。
【0003】
ところが、従来の車両用外装部品は、取付部材を車体に車体の内側から取り付けて外装部品を車体に取り付けるものであるから、外装部品の車体への取付作業が面倒である。
【0004】
【特許文献1】特開2005−112045号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用外装部品では、取付部品の車体への取付作業が面倒であるという点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明(請求項1にかかる発明)は、外装部材と、外装部材と車体との間に介在される介在部材と、外装部材および介在部材を車体に車体の外側から固定する複数個の固定部材と、を備え、複数個の固定部材のうち少なくとも1個の固定部材が、外装部材に設けられていて、車体に車体の外側から弾性係合して外装部材および介在部材を車体に車体の外側から固定させる弾性係合爪から構成されていて、外装部材もしくは介在部材のうち少なくともいずれか一方のドアパネルと対向する辺にはウェザーストリップの当接する立壁が設けられている、ことを特徴とする。
【0007】
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、弾性係合爪が外装部材のドアパネルと対向する辺に設けられていて、立壁が介在部材のドアパネルと対向する辺に設けられている、ことを特徴とする。
【0008】
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、外装部材のドアパネルと対向する辺には立壁を支える支え部が設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、少なくとも1個の弾性係合爪および固定部材により、外装部材および介在部材を車体に車体の外側から固定することができる。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、取付部材により外装部品を車体に車体の内側から取り付ける従来の車両用外装部品と比較して、外装部材および介在部材の車体への固定作業が簡単であり、作業性が向上する。
【0010】
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、複数個の固定部材のうち少なくとも1個の固定部材を弾性係合爪とするので、特に薄型の車両用外装部品の場合、車体の制約上やデザインの制約上や金型の成立上から、複数個の固定部材を全部設けることができない場合であっても、設けられない固定部材に代わって弾性係合爪を設けることができる。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、少なくとも1個の弾性係合爪および固定部材により、外装部材および介在部材を車体に確実に固定することができる。
【0011】
その上、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、外装部材もしくは介在部材のうち少なくともいずれか一方のドアパネルと対向する辺に立壁を設けたので、この立壁にドアパネルのウェザーストリップが当接する。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用外装部品は、風雨が立壁およびウェザーストリップより車体の内側に侵入するのを確実に防ぐことができる。
【0012】
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用外装部品は、弾性係合爪と立壁とをそれぞれ別個の部材に設けたので、弾性係合爪の弾性係合作用が十分に機能することができる。かつ、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用外装部品は、弾性係合爪が立壁を支持してウェザーストリップの圧力により立壁が変形するのを防ぐことができるので、立壁の風雨侵入防止作用が十分に機能することができる。
【0013】
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用外装部品は、支え部が立壁を支持してウェザーストリップの圧力により立壁が変形するのを防ぐことができるので、立壁の風雨侵入防止作用がさらに十分に機能することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、この発明にかかる車両用外装部品の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【実施例】
【0015】
以下、この実施例にかかる車両用外装部品の構成について説明する。図中、符号「1」は、この実施例にかかる車両用外装部品ある。前記車両用外装部品1は、図1に示すように、車体のうち、ドアパネル2とボディーパネル3とフェンダパネル4とにより囲まれた三角形のコーナーの外側を装飾するコーナーカバーである。
【0016】
前記ドアパネル2は、ドア本体とガラス枠体(図示せず)となどからなる。前記ドアパネル2には、フロントドアガラス5と、ドアミラー6が取り付けられているベース7と、前記ドア枠体および前記ベース7に設けられているウェザーストリップ8とが設けられている。
【0017】
前記ボディーパネル3は、Aピラーなどからなる。前記ボディーパネル3と前記フェンダパネル4とは、前記三角形コーナー(前記ドアパネル2の前記ベース7および前記ウェザーストリップ8とボディーパネル3のAピラーとフェンダパネル4とにより囲まれた三角形のコーナー)において、ボルトナットなどにより固定されている。前記車両用外装部品1は、車体のうち、前記ボディーパネル3と前記フェンダパネル4との固定箇所の外側を装飾するものである。
【0018】
前記車両用外装部品1は、図2に示すように、外装部材としてのカバー9と、介在部材としてのガスケット10と、複数個の固定部材としての第1クリップ11および第2クリップ12および弾性係合爪17と、を備えるものである。
【0019】
前記カバー9は、たとえば、硬質の合成樹脂からなる。前記カバー9は、前記三角形コーナーと同様の三角形をなす。すなわち、前記カバー9は、前記ドアパネル2の前記ベース7および前記ウェザーストリップ8に対向する第1の辺と、前記ボディーパネル3のAピラーに対向する第2の辺と、前記フェンダパネル4に対向する第3の辺と、からなる三角形をなす。また、前記カバー9は、中央部の内側面(前記車体と対向する側の面)が周辺部の内側面に対して内側から外側に凹んだ薄皿形状をなす。前記カバー9の外側面は、化粧面をなす。前記カバー9の内側面には、第1固定部13および第2固定部14と、2本のピン15および16と、1個の前記弾性係合爪17と、2個の支え部としての壁18および19と、がそれぞれ一体に設けられている。
【0020】
前記第1固定部13は、前記カバー9のうち、前記第2の辺と前記第3の辺とに挟まれる角部に設けられている。前記第1固定部13は、円柱部の頂上に一体に設けられた球状頭部からなる。前記円柱部には、X字もしくは十字のリブ20が一体に設けられている。
【0021】
前記第2固定部14は、前記カバー9のうち、前記第1の辺と前記第2の辺とに挟まれる角部に一体に設けられている台座部21に設けられている。前記第2固定部14は、角柱部の頂上に両側の凹み部を介して一体に設けられた半円板形状頭部からなる。前記角柱部には、リブ43が一体に設けられている。
【0022】
前記ピン15は、前記カバー9のうち、前記第3の辺の中央に設けられている。また、前記ピン16は、前記カバー9のうち、前記第2固定部14に近接して設けられている。
【0023】
前記弾性係合爪17は、複数個の固定部材のうちの1個の固定部材であって、前記カバー9に一体に設けられている固定部材である。前記弾性係合爪17は、前記カバー9のうち、前記第1の辺の中央から前記第3の辺寄りの位置に設けられている。前記弾性係合爪17は、前記カバー9に対して前記第1の辺に直交する方向に撓むことができる。前記壁18および19は、前記カバー9のうち、前記弾性係合爪17の両側の位置に設けられている。
【0024】
前記ガスケット10は、たとえば、軟質の合成樹脂からなる。前記ガスケット10は、前記三角形コーナーと同様の三角形をなす。すなわち、前記ガスケット10は、前記ドアパネル2の前記ベース7および前記ウェザーストリップ8に対向する第1の辺と、前記ボディーパネル3のAピラーに対向する第2の辺と、前記フェンダパネル4に対向する第3の辺と、からなる三角形をなす。また、前記ガスケット10の前記第2の辺および前記第3の辺が、前記カバー9の前記第2の辺および前記第3の辺よりも一回り大きい。
【0025】
前記ガスケット10のうち、前記第2の辺と前記第3の辺とに挟まれる角部には、前記第1固定部13および前記リブ20がセットされるX字もしくは十字の第1切欠22が設けられている。前記第1切欠22の周囲には、円形状の第1当接部23が設けられている。前記第1当接部23の内側面(前記車体に対向する側の面)は、前記ガスケット10の内側面(前記車体に対向する側の面)に対して内側から外側に凹んでいる。
【0026】
前記ガスケット10のうち、前記第1の辺と前記第2の辺とに挟まれる角部には、前記第2固定部14および前記台座部21がセットされる四角形の第2切欠24が設けられている。前記第2切欠24の相対向する2辺には、長方形形状の第2当接部25がそれぞれ設けられている。前記第2当接部25の内側面は、前記ガスケット10の内側面に対して内側から外側に凹んでいる。
【0027】
前記ブラケット10のうち、前記第3の辺の中央および前記第2当接部25の近傍には、前記ピン15および16がそれぞれ嵌合する小円形の嵌合孔26および27がそれぞれ設けられている。
【0028】
前記ブラケット10のうち、前記第1の辺には、前記ウェザーストリップ8が当接する立壁41が一体に設けられている。また、前記ブラケット10のうち、前記第1の辺の中央から前記第3の辺寄りの位置には、前記弾性係合爪17がセットされる四角形の開口部28が設けられている。さらに、前記ブラケット10のうち、前記開口部28の両側の位置には、前記壁18および19がそれぞれ差し込まれる溝部42が設けられている。
【0029】
前記第1クリップ11は、前記カバー9および前記ガスケット10と別個の固定部材である。前記第1クリップ11は、たとえば、合成樹脂からなる。前記第1クリップ11は、前記第1固定部13を被覆する円錐台形の第1キャップ部29と、前記第1当接部23が当接する円形の第1鍔部30と、からなる。前記第1キャップ部29の内側面には、前記第1固定部13が固定する第1固定部31が、アンダーカットにより設けられている。前記第1キャップ部29の外側面には、前記車体に前記車体の外側から固定する第1車体固定部32が、アンダーカットにより設けられている。
【0030】
前記第2クリップ12は、前記第1クリップ11と同様に、前記カバー9および前記ガスケット10と別個の固定部材である。前記第2クリップ12は、前記第1クリップ11と同様に、たとえば、合成樹脂からなる。前記第2クリップ12は、前記第2固定部14を被覆する角錐台形の第2キャップ部33と、前記第2当接部25が当接する四角形の鍔部34と、からなる。前記第2キャップ部33の内側面には、前記第2固定部14が固定する第2固定部35が、アンダーカットにより設けられている。前記第2キャップ部33の外側面には、前記車体に前記車体の外側から固定する第2車体固定部36が、アンダーカットにより設けられている。
【0031】
前記第1クリップ11の前記第1鍔部30および前記第2クリップ12の前記第2鍔部34には、独立発泡の第1クッション材37および第2クッション材38がセットされている。
【0032】
図7および図8において、符号「39」は、前記車体のパネルである。前記車体パネル39には、前記第1クリップ11および前記第2クリップ12がそれぞれ車体の外側から挿入される挿入孔40が設けられている。また、前記車体パネル39には、前記弾性係合爪17が車体の外側から挿入される係合孔44が設けられている。前記第1クリップ11の前記第1車体固定部32および前記第2クリップ12の前記第2車体固定部36は、前記車体パネル39の前記挿入孔40の縁に係合することにより、前記カバー9および前記ガスケット10を前記車体パネル39に車体の外側から固定するものである。また、前記弾性係合爪17は、前記車体パネル39の前記係合孔の縁に係合することにより、前記カバー9および前記ガスケット10を前記車体パネル39に車体の外側から固定するものである。なお、前記車体パネル39の板厚は、この例では、0.75mmである。
【0033】
この実施例における車両用外装部品1は、上記のごとき構成からなり、以下、この実施例における車両用外装部品1の車体(車体パネル39)への固定について説明する。
【0034】
まず、カバー9の内側面にガスケット10の外側面を重ねる。すなわち、カバー9の第1固定部13およびリブ20をガスケット10の第1切欠22にセットする。また、カバー9の第2固定部14および台座部21をガスケット10の第2切欠24にセットする。さらに、カバー9のピン15および16をガスケット10の嵌合孔26および27にそれぞれ嵌合させる。さらにまた、カバー9の弾性係合爪17をガスケット10の開口部28にセットする。さらにまた、カバー9の壁18および19をガスケット10の溝部42にそれぞれ差し込む。これにより、カバー9とガスケット10とは、相互に仮組み付けされる。
【0035】
つぎに、カバー9の第1固定部13に第1クリップ11を被覆させてかつカバー9の第1固定部13に第1クリップ11の第1固定部31を係合させて固定させる。かつ、ガスケット10の第1当接部23に第1クリップ11の第1鍔部30を位置させる。一方、カバー9の第2固定部14に第2クリップ12を被覆させてかつカバー9の第2固定部14に第2クリップ12の第2固定部35を係合させて固定させる。かつ、ガスケット10の第2当接部25に第2クリップ12の第2鍔部34を位置させる。これにより、ガスケット10の第1当接部23および第2当接部25が第1クリップ11の第1鍔部30および第2クリップ12の第2鍔部34にそれぞれ当接することができる。この結果、ガスケット10がカバー9から外れるのを防ぐことができる。すなわち、カバー9とガスケット10とを第1クリップ11および第2クリップ12により確実に組み付けることができる。
【0036】
それから、カバー9とガスケット10とを組み付けた第1クリップ11の第1キャップ部29および第2クリップ12の第2キャップ部33を車体パネル39の挿入孔40に車体の外側からそれぞれ挿入(圧入)させて、第1クリップ11の第1車体固定部32および第2クリップ12の第2車体固定部36を車体パネル39の挿入孔40の縁にそれぞれ係合させて固定させる。また、カバー9の弾性係合爪17を、車体パネル39の係合孔44に車体の外側から挿入(圧入)させて、車体パネル39の係合孔44の縁に弾性係合させる。これにより、カバー9およびガスケット10は、車体パネル39に車体の外側から固定される。また、ガスケット10は、カバー9と車体パネル39との間に介在される。このとき、ガスケット10の第2の辺および第3の辺は、カバー9の第2の辺および第3の辺より外側に突出している。なお、図示しないが、カバー9の第2の辺および第3の辺が弾性変形して車体パネル39に弾性当接する。
【0037】
このようにして、この実施例における車両用外装部品1すなわちコーナーカバーは、車体(車体パネル39)のうち、ドアパネル2とボディーパネル3とフェンダパネル4とにより囲まれた三角形のコーナーの外側を装飾する。また、図5および図6に示すように、ウェザーストリップ8がガスケット10の立壁41に当接して風雨がウェザーストリップ8および立壁41から車体パネル39の内側に侵入するのを防ぐことができる。
【0038】
この実施例における車両用外装部品1は、上記のごとき構成からなり、以下、この実施例における車両用外装部品1の作用効果について説明する。
【0039】
この実施例における車両用外装部品1は、1個の弾性係合爪17および第1クリップ11および第2クリップ12により、カバー9およびガスケット10を車体(車体パネル39)に車体の外側から固定することができる。この結果、この実施例における車両用外装部品1は、取付部材により外装部品を車体に車体の内側から取り付ける従来の車両用外装部品と比較して、カバー9およびガスケット10の車体への固定作業が簡単であり、作業性が向上する。
【0040】
しかも、この実施例における車両用外装部品1は、複数個の固定部材のうち1個の固定部材を弾性係合爪17とするので、特にこの実施例のコーナーカバーのように薄型の車両用外装部品の場合、車体の制約上やデザインの制約上や金型の成立上から、複数個の固定部材としてのクリップを全部(一般的には、3個)設けることができない場合であっても、設けられない固定部材としてのクリップに代わって弾性係合爪17を設けることができる。この結果、この実施例における車両用外装部品1は、1個の弾性係合爪17および固定部材としての第1クリップ11および第2クリップ12により、カバー9およびガスケット10を車体に確実に固定することができる。
【0041】
また、この実施例における車両用外装部品1は、弾性係合爪17と立壁41とをそれぞれ別個の部材に設けたので、すなわち、弾性係合爪17をカバー9に設け、かつ、立壁41をブラケット10に設けたので、弾性係合爪17の弾性係合作用が、仮に弾性係合爪17と一体に設けられた立壁により阻害されることが無く、十分に機能することができる。かつ、この実施例における車両用外装部品1は、弾性係合爪17が立壁41を支持してウェザーストリップ8の圧力により立壁41が変形するのを防ぐことができるので、立壁41の風雨侵入防止作用が十分に機能することができる。
【0042】
さらに、この実施例における車両用外装部品1は、壁18および19が立壁41を支持してウェザーストリップ8の圧力により立壁41が変形するのを防ぐことができるので、立壁41の風雨侵入防止作用がさらに十分に機能することができる。
【0043】
なお、この実施例においては、弾性係合爪17が設けられているカバー9と別個のブラケット10に立壁41を設けたものである。ところが、この発明においては、弾性係合爪17が設けられているカバー9に立壁を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】この発明にかかる車両用外装部品の実施例を示す使用状態の説明図である。
【図2】同じく、カバー、ガスケット、第1クリップおよび第2クリップの主要部品を示す分解状態の内側からの斜視図である。
【図3】同じく、カバー、ガスケット、第1クリップおよび第2クリップの主要部品を示す組付状態の内側からの斜視図である。
【図4】同じく、カバー、ガスケット、第1クリップおよび第2クリップの主要部品を示す組付状態の外側からの斜視図である。
【図5】同じく、図4におけるV−V線断面図である。
【図6】同じく、図4におけるVI−VI線断面図である。
【図7】同じく、図4におけるVII−VII線断面図である。
【図8】同じく、図4におけるVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 車両用外装部品
2 ドアパネル
3 ボディーパネル
4 フェンダパネル
5 フロントドアガラス
6 ドアミラー
7 ベース
8 ウェザーストリップ
9 カバー(外装部材)
10 ガスケット(介在部材)
11 第1クリップ(固定部材)
12 第2クリップ(固定部材)
13 第1固定部
14 第2固定部
15、16 ピン
17 弾性係合爪(固定部材)
18、19 壁(支え部)
20 リブ
21 台座部
22 第1切欠
23 第1当接部
24 第2切欠
25 第2当接部
26、27 嵌合孔
28 開口部
29 第1キャップ部
30 第1鍔部
31 第1固定部
32 第1車体固定部
33 第2キャップ部
34 第2鍔部
35 第2固定部
36 第2車体固定部
37 第1クッション材
38 第2クッション材
39 車体パネル
40 挿入孔
41 立壁
42 溝部
43 リブ
44 係合孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体のうちウェザーストリップを有するドアパネルとボディーパネルとフェンダパネルとにより囲まれた三角形のコーナーの外側を装飾する車両用外装部品において、
外装部材と、
前記外装部材と前記車体との間に介在される介在部材と、
前記外装部材および前記介在部材を前記車体に前記車体の外側から固定する複数個の固定部材と、
を備え、
前記複数個の固定部材のうち少なくとも1個の固定部材は、前記外装部材に設けられていて、前記車体に前記車体の外側から弾性係合して前記外装部材および前記介在部材を前記車体に前記車体の外側から固定させる弾性係合爪から構成されていて、
前記外装部材もしくは前記介在部材のうち少なくともいずれか一方の前記ドアパネルと対向する辺には、前記ウェザーストリップが当接する立壁が設けられている、
ことを特徴とする車両用外装部品。
【請求項2】
前記弾性係合爪は、前記外装部材の前記ドアパネルと対向する辺に設けられていて、
前記立壁は、前記介在部材の前記ドアパネルと対向する辺に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用外装部品。
【請求項3】
前記外装部材の前記ドアパネルと対向する辺には、前記立壁を支える支え部が設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用外装部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−195198(P2008−195198A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−32011(P2007−32011)
【出願日】平成19年2月13日(2007.2.13)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】