説明

車両用物体検知装置

【課題】 物体の検知頻度が低い場合でも物体検知手段の感度低下を確実に判定できるようにする。
【解決手段】 物体検知手段M1は、送信手段1,2から電磁波を所定の領域に送信し、物体により反射された電磁波を受信手段3,4で受信した結果に基づいて、距離検出手段5が少なくとも物体の距離を検出する。異常判定手段M2は、計時手段M3で計時された所定時間(例えば、3分)において、受信手段3,4により受信された電磁波の受信レベルの最大値および最小値の差が予め定められた閾値未満の場合に物体検知手段M1が異常であると判定するので、検知される物体が所々にしか存在しない砂漠の道路を走行するような場合でも的確な異常判定を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信手段から電磁波を所定の領域に送信し、物体により反射された電磁波を受信手段で受信した結果に基づいて、距離検出手段が少なくとも物体の距離を検出する物体検知手段と、受信手段により受信された電磁波の受信レベルに基づいて物体検知手段の異常を判定する異常判定手段とを備えた車両用物体検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レーダー装置のような物体検知手段に泥、雪、埃のような汚れが付着して感度が低下した異常状態を判定するために、物体からの反射波の受信レベルが測定切換レベルよりも低下すると物体検知手段を路側のガイドレールの方向や路面の方向に向け、ガイドレールや路面からの反射波の受信レベルが故障レベル以上であれば物体検知手段が正常であると判定し、受信レベルが故障レベル未満であれば物体検知手段が異常であると判定するものが下記特許文献1により公知である。
【0003】
また物体検知手段が物体を検知したときの受信レベルを所定時間に亘って平均し、その平均値が閾値以上であれば正常であると判定し、閾値未満であれば異常であると判定するものも知られている。
【特許文献1】特許第3488610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで上記特許文献1に記載されたものは、物体検知手段を側方あるいは下方に向けて異常判定を行っている間は自車前方の先行車等の物体を検知できないため、物体検知手段の出力を利用したシステムの作動が不能になるという問題があった。
【0005】
また物体検知手段が物体を検知したときの受信レベルの時間平均値を閾値と比較して異常判定を行うものには、以下のような不具合があった。
【0006】
図7は、車両が市街地を走行する場合における物体検知手段の従来の異常判定手法を示している。市街地では物体検知手段によって多数の車両や建物等が検知されるため、物体検知手段が正常で感度が低下していない場合には受信レベルが高くなり、その1分間の平均値が閾値(例えば、−28dB)以上になる。
【0007】
一方、物体検知手段の感度が泥、雪、埃の付着による汚れや故障によって低下している異常時には受信レベルが低くなり、その1分間の平均値が閾値未満になる。従って、受信レベルの1分間の平均値を閾値を比較することで、物体検知手段の感度が正常であるか異常であるかを確実に判定することができる。
【0008】
しかしながら、交通量の少ない砂漠の道路等を走行する場合には、従来の異常判定手法には以下のような不具合があった。即ち、図8に示すように、砂漠の道路では先行車や建物が殆ど検知されず、道路標識等の物体が時々検知されるだけであるため、受信レベルの高い状態は比較的に長い時間間隔で極短時間しか発生せず、従って受信レベルの1分間の平均値も閾値未満の低い値になって物体検知手段が異常であると誤判断されてしまうのである。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、物体の検知頻度が低い場合でも物体検知手段の感度低下を確実に判定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、送信手段から電磁波を所定の領域に送信し、物体により反射された電磁波を受信手段で受信した結果に基づいて、距離検出手段が少なくとも物体の距離を検出する物体検知手段と、受信手段により受信された電磁波の受信レベルに基づいて物体検知手段の異常を判定する異常判定手段とを備えた車両用物体検知装置において、前記異常判定手段は、受信手段により受信された電磁波の受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定することを特徴とする車両用物体検知装置が提案される。
【0011】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記異常判定手段は、前記受信レベルの最大値および最小値の差が予め定められた閾値未満の場合に物体検知手段が異常であると判定することを特徴とする車両用物体検知装置が提案される。
【0012】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、時間を計時可能な計時手段を備え、前記異常判定手段は、計時手段により計時された所定時間内における前記受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定することを特徴とする車両用物体検知装置が提案される。
【0013】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、自車走行距離を検出する走行距離検出手段を備え、前記異常判定手段は、走行距離検出手段により検出された所定走行距離内における前記受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定することを特徴とする車両用物体検知装置が提案される。
【0014】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、自車の車速を検出する車速検出手段を備え、前記異常判定手段は、車速検出手段により検出された車速が所定値以上のときに物体検知手段が異常であるか否かを判定することを特徴とする車両用物体検知装置が提案される。
【0015】
尚、送光部1および送光走査部2は本発明の送信手段に対応し、実施例の受光部3および受光走査部4は本発明の受信手段に対応し、実施例の距離計測処理部5は本発明の距離検出手段に対応する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の構成によれば、異常判定手段は受信手段により受信された電磁波の受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定するので、検知される物体が所々にしか存在しない砂漠の道路を走行するような場合でも的確な異常判定を行うことができる。
【0017】
請求項2の構成によれば、異常判定手段は受信レベルの最大値および最小値の差が予め定められた閾値未満の場合に物体検知手段が異常であると判定するので、物体検知手段の異常を高い精度で判定することができる。
【0018】
請求項3の構成によれば、異常判定手段は計時手段により計時された所定時間内における受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定するので、前記所定時間を道路標識のような物体が少なくとも一度は検知されるような時間に設定することで、物体検知手段の異常判定を確実に行うことができる。
【0019】
請求項4の構成によれば、異常判定手段は走行距離検出手段により検出された所定走行距離内における受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段が異常であるか否かを判定するので、前記所定走行距離を道路標識のような物体が少なくとも一度は検知されるような距離に設定することで、物体検知手段の異常判定を確実に行うことができる。
【0020】
請求項5の構成によれば、異常判定手段は車速検出手段で検出した車速が所定値以上のときに物体検知手段が異常であるか否かを判定するので、車両が停止状態や極低速状態にあるために受信レベルが殆ど変化しない状態で、精度の悪い異常判定が行われるのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0022】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1は物体検知手段のブロック図、図2は物体検知手段の斜視図、図3は本発明のクレーム対応図、図4は作用を説明するフローチャート、図5は市街地走行時の作用説明図、図6は砂漠走行時の作用説明図である。
【0023】
図1および図2に示すように、自車前方の物体の距離および方向を検知するためのレーダー装置よりなる物体検知手段M1は、送光部1と、送光走査部2と、受光部3と、受光走査部4と、距離計測処理部5とから構成される。送光部1は、送光レンズを一体に備えたレーザーダイオード11と、レーザーダイオード11を駆動するレーザーダイオード駆動回路12とを備える。送光走査部2は、レーザーダイオード11が出力したレーザーを反射させる送光ミラー13と、送光ミラー13を上下軸14回りに往復回動させるモータ15と、モータ15の駆動を制御するモータ駆動回路16とを備える。送光ミラー13から出る送光ビームは左右幅が制限されて上下方向に細長いパターンを持ち、それが所定周期で左右方向に往復移動して物体を走査する。
【0024】
受光部3は、受光レンズ17と、受光レンズ17で収束させた反射波を受けて電気信号に変換するフォトダイオード18と、フォトダイオード18の出力信号を増幅する受光アンプ回路19とを備える。受光走査部4は、物体からの反射波を反射させて前記フォトダイオード18に導く受光ミラー20と、受光ミラー20を左右軸21回りに往復回動させるモータ22と、モータ22の駆動を制御するモータ駆動回路23とを備える。上下幅が制限されて左右方向に細長いパターンを持つ受光エリアは、受光ミラー20によって所定周期で上下方向に往復移動して物体を走査する。
【0025】
距離計測処理部5は、前記レーザーダイオード駆動回路12やモータ駆動回路16,23を制御する制御回路24と、アダプティブクルーズコントロール装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行う通信回路26と、レーザーの送光から受光までの時間をカウントするカウンタ回路27と、物体までの距離および物体の方向を算出する中央演算処理装置28とを備える。
【0026】
しかして、上下方向に細長い送光ビームと左右方向に細長い受光エリアとが交わる部分が瞬間的な検知エリアになり、この検知エリアは、送光ビームの左右走査幅と等しい左右幅を持ち、受光エリアの上下走査幅と等しい上下幅を持つ検知領域の全域をジグザグに移動して物体を走査する。そして送光ビームが送光されてから、該送光ビームが物体に反射された反射波が受光されるまでの時間に基づいて物体までの距離が検知され、そのときの瞬間的な検知エリアの方向に基づいて物体の方向が検知される。
【0027】
図3から明らかなように、物体検知手段M1は、送光部1および送光走査部2で構成される送信手段と、受光部3および受光走査部4で構成される受信手段と、距離計測処理部5で構成される距離検出手段とを備える。物体検知手段M1の感度低下のような異常を判定する異常判定手段M2には、前記受信手段と、時間を計時する計時手段M3と、自車の走行距離を検出する走行距離検出手段M4と、自車の車速を検出する車速検出手段M5とが接続される。
【0028】
次に、本実施例の作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
先ずステップS1で車両が走行中でなければ、ステップS2で関連する全てのレジスタおよびカウンタをクリアし、前記ステップS1で車両が走行中であれば、ステップS3で物体検知手段M1で物体を検知する。続くステップS4で各走査毎のビームの最大受信レベルを呼び出し、ステップS5で前記最大受信レベルがMAX受信レベルレジスタに記憶されているMAX受信レベルレジスタ値よりも大きければ、ステップS6でMAX受信レベルレジスタ値を今回呼び出した最大受信レベルに置き換える。つまり最大受信レベルがMAX受信レベルレジスタ値よりも大きくなる毎に、MAX受信レベルレジスタ値をそれよりも大きい最大受信レベルで更新する。またステップS7で前記最大受信レベルがMIN受信レベルレジスタに記憶されているMIN受信レベルレジスタ値よりも小さければ、ステップS8でMIN受信レベルレジスタ値を今回呼び出した最大受信レベルに置き換える。つまり最大受信レベルがMIN受信レベルレジスタ値よりも小さくなる毎に、MIN受信レベルレジスタ値をそれよりも小さい最大受信レベルで更新する。
【0030】
そしてステップS9で定められた時間(実施例では100msec)の間に走査した全てのビームを呼び出したら、ステップS10で本発明の計時手段M3を構成する判定時間カウンタを1インクリメントし、ステップS11で判定時間カウンタが1800(3minに相当)以上になれば、ステップS12でMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値、つまりMAX受信レベルレジスタ値からMIN受信レベルレジスタ値を減算した差を所定の基準値(実施例では6dB)と比較する。その結果、
MAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値<6dB
が成立すれば、ステップS13で異常判定手段M2が物体検知手段M1の異常により感度が低下したと判定し、逆に、
MAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値≧6dB
が成立すれば、ステップS14で異常判定手段M2が物体検知手段M1が正常であって感度の低下が発生していないと判定した後、ステップS15で関連する全てのレジスタおよびカウンタをクリアする。
【0031】
尚、判定時間カウンタで計時する3minは、道路標識のような物体が少なくとも一度は検知されるような時間として設定されており、これにより物体検知手段M1の異常判定を確実に行うことができる。
【0032】
図5は車両が市街地を走行する場合の状況を示している。市街地では物体検知手段M1によって多数の車両や建物が検知されるため、物体検知手段M1が正常で感度が低下していない場合には、受信レベルが強いビームが必ず存在し、同時に受信レベルが弱いビームも存在するため、MAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値は大きな値で推移する。そのために3分間毎のMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値は、判定のための閾値である6dB以上になる。
【0033】
一方、物体検知手段M1の感度が汚れや故障によって低下している場合には、受信レベルが強いビームが存在しないのでMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値は小さい値で推移する。そのために3分間におけるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値は判定のための閾値である6dB未満になる。従って、3分間におけるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値を閾値と比較することで、物体検知手段M1の感度が正常であるか異常であるかを確実に判定することができる。
【0034】
図6は車両が砂漠を走行する場合の状況を示している。交通量の少ない砂漠の道路では、先行車や建物が殆ど検知されず、道路標識等の物体が時々検知されるだけである。しかしながら、物体検知手段M1の感度が正常であれば、道路標識等の物体が時々検知されたときにMAX受信レベルレジスタ値が瞬間的に高い値になるため、3分間におけるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値は、判定のための閾値である6dB以上になる。
【0035】
一方、物体検知手段M1の感度が汚れや故障によって低下している場合には、道路標識等の物体が時々検知されたときでもMAX受信レベルレジスタ値があまり高い値にならず、3分間におけるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値は判定のための閾値である6dB未満になる。従って、砂漠を走行する場合でも、市街地を走行する場合と同様に、3分間毎のMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値を閾値と比較することで、物体検知手段M1の感度が正常であるか異常であるかを確実に判定することができる。
【0036】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0037】
例えば、実施例では計時手段M3が計時した所定時間(3分間)におけるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値を閾値と比較して異常判定を行っているが、別実施例として、走行距離検出手段M4(図3参照)で検出した車両の所定走行距離におけるるMAX受信レベルレジスタ値−MIN受信レベルレジスタ値の最大値を閾値と比較して異常判定を行っても良い。この場合、所定走行距離を道路標識のような物体が少なくとも一度は検知されるような距離に設定することで、物体検知手段M1の異常判定を確実に行うことができる。
【0038】
また別実施例として、車速検出手段M5で検出した車速が所定車速以上のときに異常判定を行い、所定車速未満のときに異常判定を中止するようにしてもよい。なぜならば、車両が停止、あるいはほぼ停止状態にあるときにはビームの受信レベルが殆ど変化しないため、異常判定の精度が低下するからである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】物体検知手段のブロック図
【図2】物体検知手段の斜視図
【図3】本発明のクレーム対応図
【図4】作用を説明するフローチャート
【図5】市街地走行時の作用説明図
【図6】砂漠走行時の作用説明図
【図7】従来の市街地走行時の作用説明図
【図8】従来の砂漠走行時の作用説明図
【符号の説明】
【0040】
1 送光部(送信手段)
2 送光走査部(送信手段)
3 受光部(受信手段)
4 受光走査部(受信手段)
5 距離計測処理部(距離検出手段)
M1 物体検知手段
M2 異常判定手段
M3 計時手段
M4 走行距離検出手段
M5 車速検出手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信手段(1,2)から電磁波を所定の領域に送信し、物体により反射された電磁波を受信手段(3,4)で受信した結果に基づいて、距離検出手段(5)が少なくとも物体の距離を検出する物体検知手段(M1)と、
受信手段(3,4)により受信された電磁波の受信レベルに基づいて物体検知手段(M1)の異常を判定する異常判定手段(M2)と、
を備えた車両用物体検知装置において、
前記異常判定手段(M2)は、受信手段(3,4)により受信された電磁波の受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段(M1)が異常であるか否かを判定することを特徴とする車両用物体検知装置。
【請求項2】
前記異常判定手段(M2)は、前記受信レベルの最大値および最小値の差が予め定められた閾値未満の場合に物体検知手段(M1)が異常であると判定することを特徴とする、請求項1に記載の車両用物体検知装置。
【請求項3】
時間を計時可能な計時手段(M3)を備え、
前記異常判定手段(M2)は、計時手段(M3)により計時された所定時間内における前記受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段(M1)が異常であるか否かを判定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用物体検知装置。
【請求項4】
自車走行距離を検出する走行距離検出手段(M4)を備え、
前記異常判定手段(M2)は、走行距離検出手段(M4)により検出された所定走行距離内における前記受信レベルの最大値および最小値の差に基づいて物体検知手段(M1)が異常であるか否かを判定することを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用物体検知装置。
【請求項5】
自車の車速を検出する車速検出手段(M5)を備え、
前記異常判定手段(M2)は、車速検出手段(M5)により検出された車速が所定値以上のときに物体検知手段(M1)が異常であるか否かを判定することを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用物体検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−258598(P2006−258598A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−76276(P2005−76276)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】