説明

車体の前部構造

【課題】フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品を容易に位置精度良く車体前部に配設することができ、低コストにてラジエータパネル全体の軽量化及び剛性の確保を図り、外観形状の自由度を高めることのできる車体の前部構造を提供する。
【解決手段】ラジエータ30を保持するラジエータパネル10の両側が、車体の前後方向へ延出する左右一対のサイドフレーム5に固設されている車体の前部構造において、ラジエータパネル10の両側が、車幅方向に延在する補強部材1を介して連結されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジエータを保持するラジエータパネルを備える車体の前部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両、例えば自動車のエンジンルームには、車幅方向左右に一対のサイドフレームが延出されており、該両サイドフレームの先端に、ラジエータを保持するラジエータパネルの両側が固設されている。
【0003】
ラジエータパネルの内、ラジエータの上部が接続された上側のラジエータパネル(以下、ラジエータパネルアッパと称す)には、一般に、車体のフロントフードを閉位置に固定するフードロックが固着されている。尚このラジエータパネルアッパには、車体のバンパフェースが連設される場合がある。
【0004】
また、最近では、ラジエータパネルアッパを、該ラジエータパネルアッパに対向配置される、ラジエータの下部が接続された下側のラジエータパネル(以下、ラジエータパネルロアと称す)よりも車幅方向または後方に長く延出するよう形成し、該延出した部位に、車両用灯具を固定することにより、車両用灯具の外観及び組み立て性の向上を図る技術も知られており、例えば特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2003−81135号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品は、配置後外部に露呈されるため、外観上等の問題から、位置精度良くラジエータアッパに固定する必要がある。よって、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品が固定されるラジエータパネル全体を、車体の前部に位置精度良く配置する必要がある。
【0006】
しかしながら、ラジエータパネルの両側が固定される左右一対のサイドフレームを、車体の前後に位置精度良く延在させることは難しく、このサイドフレームに固設することで位置決めされるラジエータパネルも位置精度良く配置するのは難しい。
【0007】
このような背景から、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品を、ラジエータアッパに位置精度良く固定する管理を行うには、大規模な設備等を要してしまい、製造コストが高くなってしまうといった問題があった。
【0008】
また、ラジエータパネルに、補強部品を用いて、ラジエータパネルアッパを中心に全体的に補剛したり、ラジエータパネル自体を硬質の部品により形成したりすることにより、必要な車体剛性を確保することが、一般に行われている。
【0009】
しかしながら、補強部品を用いると製品コストが高くなってしまい、さらには、ラジエータパネルを硬質の部品により形成すると、該ラジエータパネル全体の重量が重くなってしまうといった問題があった。
【0010】
さらに、ラジエータパネルアッパに配設される、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等は、外装部品であることから、外観に影響しやすくなるため、ラジエータパネルに配設すると、車体前部の外観変更に対する自由度が少なくなってしまう他、様々な車種においての部品の共用化が難しくなってしまうといった問題もあった。
【0011】
本発明の目的は、上記問題に鑑みてなされたものであり、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品を容易に位置精度良く車体前部に配設することができ、低コストにてラジエータパネル全体の軽量化及び剛性の確保を図り、外観形状の自由度を高めることのできる車体の前部構造を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために本発明による車体の前部構造は、ラジエータを保持するラジエータパネルの両側が、車体の前後方向へ延出する左右一対のサイドフレームに固設されている車体の前部構造において、上記ラジエータパネルの両側が、車幅方向に延在する補強部材を介して連結されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の車体の前部構造によれば、フードロック、バンパフェース、及び車両用灯具等の外装部品を容易に位置精度良く車体前部に配設することができ、低コストにてラジエータパネル全体の軽量化及び剛性の確保を図り、外観形状の自由度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す車体の前部構造を示す斜視図、図2は、図1のラジエータパネルの一端側を後方から見た部分斜視図である。
【0015】
同図に示すように、エンジンルーム100の下部には、車体前後方向に延出する左右一対のサイドフレーム5が配設されており、該両サイドフレーム5の各先端部5sに、車幅方向に延在するラジエータパネル10が固設されている。
【0016】
ラジエータパネル10は、ラジエータ30を保持する一対の保持部材11、12と、該一対の保持部材11,12の上部に一端が接続された一対の腕部15、16と、左右一対のサイドフレーム5の各先端部5sが接続される一対の耳部13、14とにより、主要部が構成されている。
【0017】
一対の保持部材11、12は、ラジエータ30を保持出来る程度の強度を有しており、例えば樹脂材から形成されている。また、一対の保持部材11、12は、ラジエータ30の高さ方向の1辺、言い換えればラジエータ30の車幅方向の両端側に沿って延在されており、図1においては、保持部材11は、ラジエータ30の一端側(以下、右端部側と称す)が接続されることにより、ラジエータ30の右端部側を保持し、保持部材12は、ラジエータ30の他端側(以下、左端部側と称す)が接続されることにより、ラジエータ30の左端部側を保持している。
【0018】
保持部材11のラジエータ30を保持している側と反対側の側面(図1中右側面)に、例えば保持部材11と同程度の強度を有する樹脂材から形成された耳部13が固設されており、該耳部13の後端面13k(図2参照)に、図1中右側のサイドフレーム5の先端部5sが、耳部13にボルト等で締結されることにより、組み付け強度が確保されて固定されている。
【0019】
尚、耳部13は、保持部材11と一体的に形成されていても良い。また、保持部材11及び耳部13は、ラジエータ30を保持出来る程度の強度を有するものであれば、樹脂材に限定されない。
【0020】
また、保持部材11の上端部に、例えば保持部材11の後方に延出し、延出した部位が図1中車幅方向右側に湾曲する形状を有する腕部15の一端が固設されている。尚、腕部15は、保持部材11と一体的に形成されていても良い。
【0021】
腕部15は、外装部品である車両用灯具20の外周縁の一部が固定されることにより、車両用灯具20を保持するものである。腕部15は、例えば車両用灯具20を保持出来る程度の強度を有する樹脂材から形成されている。尚、腕部15は、車両用灯具20を保持出来る程度の強度を有する材料であれば、樹脂材に限定されない。
【0022】
保持部材12のラジエータ30を保持している側と反対側の側面(図1中左側面)に、例えば保持部材12と同程度の強度を有する樹脂材から形成された耳部14が固設されており、該耳部14の図示しない後端面に、図1中左側のサイドフレーム5の先端部5sが、耳部14にボルト等で締結されることにより、組み付け強度が確保されて固定されている。
【0023】
尚、耳部14は、保持部材12と一体的に形成されていても良い。また、保持部材12及び耳部14は、ラジエータ30を保持出来る程度の強度を有するものであれば、樹脂材に限定されない。
【0024】
また、保持部材12の上端部に、例えば保持部材12の後方に延出し、延出した部位が図1中車幅方向左側に湾曲する形状を有する腕部16の一端が固設されている。尚、腕部16は、保持部材12と一体的に形成されていても良い。
【0025】
腕部16は、車両用灯具20の外周縁の一部が固定されることにより、車両用灯具20を保持するものである。腕部16は、例えば車両用灯具20を保持出来る程度の強度を有する樹脂材から形成されている。尚、腕部16は、車両用灯具20を保持出来る程度の強度を有するものであれば、樹脂材に限定されない。
【0026】
一対の保持部材11、12の先端側の面11s、12sに、保持部材11、12を連結する、具体的には、左右一対のサイドフレーム5の各先端部5sがそれぞれ接続された一対の耳部13,14を連結する、一対の保持部材11、12とは別体の補強部材1が固設されている。
【0027】
尚、補強部材1は、ラジエータパネル10が、エンジンルーム100に配置された後、後付けにより、一対の保持部材11、12に固定される。補強部材1は、例えば両端部側が高さ方向図1中下側に傾斜した後、後方に延出するようそれぞれ屈曲された柱状部材により形成されている。また、補強部材1は、一対の保持部材11、12の先端面11s、12sに対し、一対の耳部13、14において左右一対のサイドフレーム5の各先端部5sが固定された高さよりも上部において、補強部材1の両端部側に形成された傾斜部が、ボルトなどにより位置精度良く固定される。
【0028】
さらに、補強部材1の両端部側の図1中後方にそれぞれ延出する各延出部の両端部1kは、一対の耳部13、14が左右一対のサイドフレーム5の各先端部5sに固定された後、端面13kと反対側の面である先端面13s、14sに、ボルトなどにより位置精度良く固定される。
【0029】
補強部材1は、相応の剛性を有する部材、例えば板金やパイプ等の部材から形成されており、両端部1kが、それぞれ左右一対のサイドフレーム5が固定された一対の耳部13、14に接続されていることにより、荷重や衝撃を左右一対のサイドフレーム5に伝達する。
【0030】
ここで、さらに剛性を向上させるため、図4に示すように、補強部材1で一対の耳部13、14を挟み込み、上側に延長されたサイドフレーム先端部5sに直接ボルトなどで締結しても良い。
【0031】
補強部材1の先端側の面1sの車幅方向略中央に、車体の図示しないフロントフードを閉位置に固定する外装部品であるフードロック40が、位置精度良く固設されている。また、補強部材1の上面1jは、上記車体の図示しない外装部品であるバンパフェースが連設される面となっている。即ち、補強部材1の上部には、取り付け位置精度が要求される外装部品であるフードロック40及びバンパフェースが集積されている。
【0032】
尚、フードロック40及びバンパフェース等の外装部材に対する取り付け位置の精度が要求されるのは、フードロック40及びバンパフェース等は、エンジンルーム100において上部に配置される部品の性格上、外部に露呈するため、外観上の見栄えに影響するからである。
【0033】
このように、本発明の一実施の形態を示す車体の前部構造においては、ラジエータパネルの先端面、具体的には、一対の保持部材11、12の先端面11s、12sに、保持部材11、12を連結する、具体的には、一対に保持部材11、12に固設され、左右一対のサイドフレーム5の各先端5sが接続された一対の耳部13、14を連結する、相応の剛性を有する部材から形成された補強部材1を固定した。
【0034】
このことにより、荷重や衝撃は、補強部材1により、左右一対のサイドフレーム5に伝達するようになっていることから、必要な剛性は、補強部材1により確保することができるため、ラジエータパネル10全体で剛性を確保する必要がない。
【0035】
即ち、ラジエータパネルにおいて、ラジエータ30を保持する機能と、車体に必要な剛性とを切り分けるようにしたことから、ラジエータ30を保持する一対の保持部材11、12を、ラジエータ30を保持出来る程度の強度を有する重量の軽い樹脂材から形成することができるため、ラジエータパネル10全体の軽量化を図ることができる。
【0036】
また、左右一対のサイドフレーム5の各先端部5sが固定された高さよりも上部において、補強部材1を、車幅方向に延在するよう一対の保持部材11、12の先端面11s、12sに固定した。
【0037】
このことにより、通常、ラジエータパネル10を構成する、左右一対の保持部材11、12の各下端部を車幅方向において連結するラジエータパネルロアと、左右一対の保持部材11、12の各上端部を車幅方向において連結する、ラジエータパネルロアの上方に離間して平行配置されるラジエータパネルアッパとが不要となる。
【0038】
よって、最低限の部材のみで、ラジエータ30を保持することができ、その結果、ラジエータパネル10全体の軽量化を図ることができ、さらには、ラジエータパネル10の低コスト化を図ることができる。
【0039】
また、通常、ラジエータパネル10のラジエータアッパに固定される、外観上の見栄えに起因し、取り付け位置の精度が要求される外装部材であるフードロック40及びバンパフェースは、ラジエータパネル10とは別体の補強部材1に固定されると示した。
【0040】
このことにより、フードロック40及びバンパフェースの取り付け位置の精度は、該フードロック40及びバンパフェースが固定される補強部材1の固定位置への取り付け精度、及び補強部材1自体の工作精度を管理するのみで高めることができるため、ラジエータパネル10全体の取り付け位置の精度を管理することが不要となる。
【0041】
よって、ラジエータパネル10全体の取り付け位置を管理する大がかりな設備が不要となるため、容易かつ低コストに車体を製造することができ、また、位置精度良く外装部材であるフードロック40及びバンパフェースを車体前部に取り付けることができる。
【0042】
さらには、補強部材1の形状を変更するのみで、車体前部の外観変更や、車種のバリエーションに対応することができるため、ラジエータパネル10を様々な種類の車種において共用化することができる。
【0043】
また、車体前部の外観を変更したり、車種を変更したりしても、フードロック40及びバンパフェース等の外装部品を、位置精度良く車体の前部に取り付けることができる。
【0044】
さらに、一対の腕部15、16の各一端を、ラジエータの取り付け点11r、12rにて保持部材11、12とともに回動自在にすれば、一対の腕部15、16をラジエータパネル10において折りたたむことができる。または腕部15、16の取り付け点15r、16rにて回動自在にしても良い。このことによれば、複数のラジエータパネル10を、部品運搬の際に、部品を運搬する際に用いるコンテナ等に複数積載することができるため、作業効率が向上する。
【0045】
尚、以下変形例を示す。図3は、図1のラジエータパネルに固定される補強部材の変形例を示す斜視図である。
本実施の形態においては、一対の腕部15、16は、一対の保持部材11、12の上部に各一端が固定されている、または一対の保持部材11、12と一体的に形成されていると示した。
【0046】
これに限らず、図3に示すように、一対の腕部15、16の各一端の下面の一部を、一対の保持部材11、12の上端に戴置した後、一対の腕部15、16の各一端の下面に、補強部材1の両端部側の各斜面部から延出した連結部1rをそれぞれ接続することにより、一対の腕部15、16を補強部材1の車幅方向の両側から延出するよう補強部材1に固定しても良い。尚、一対の腕部15、16は補強部材1と一体的に形成しても良い。
【0047】
即ち、補強部材1には、位置精度が要求される外装部品であるフードロック40及びバンパフェースに加え、外装部材である車両用灯具20を保持する一対の腕部15、16が集積されている。
【0048】
このことによれば、車両用灯具20の取り付け位置の精度は、該車両用灯具20が固定される一対の腕部15、16が接続された補強部材1の固定位置への取り付け精度、及び補強部材1自体の工作精度を管理するのみで高めることができるため、ラジエータパネル10全体の取り付け位置の精度を管理する不要となる。
【0049】
よって、ラジエータパネル10全体の取り付け位置を管理する大がかりな設備が不要となるため、容易かつ低コストに車体を製造することができ、また、位置精度良く外装部材である車両用灯具20を車体前部に取り付けることができる。
【0050】
さらに、一対の腕部15、16を補強部材1に接続することにより、車体の外観変更の際、具体的には、車両用灯具20の取り付け位置の変更に対しても、補強部材1の形状を変更すれば対応することができるため、車体前部の外観変更に対する自由度を高めることができる。
【0051】
また、一対の腕部15、16の各一端を、補強部材1から延出した各連結部1rに回動自在に接続すれば、一対の腕部15、16をラジエータパネル10において折りたたむことができる。
【0052】
このことによれば、補強部材1がそれぞれ固定された複数のラジエータパネル10を、部品運搬の際に、部品を運搬する際に用いるコンテナ等に複数積載することができるため、作業効率が向上する。
【0053】
さらに、本実施の形態においては、ラジエータ30を保持する部材は、一対の保持部材11、12であると示したが、フードロック40等の外装部材の取り付け位置の精度の向上のみを目的とし、ラジエータパネルの軽量化、低コスト化を考慮しないのであれば、ラジエータパネル10に、ラジエータアッパ及びラジエタロアを設けても良い。
【0054】
また、同様の理由で、一対の保持部材11、12、一対の耳部13、14を樹脂材からではなく、相応の剛性を有する部材、例えば板金やパイプ等の部材から形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車体の前部構造を示す斜視図。
【図2】図1のラジエータパネルの一端側を後方から見た部分斜視図。
【図3】図1のラジエータパネルに固定される補強部材の変形例を示す斜視図。
【図4】図2の補強部材を、サイドビームと接続した変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
【0056】
1…補強部材
5…サイドフレーム
5s…サイドフレームの先端
10…ラジエータパネル
11…保持部材
12…保持部材
13s…耳部の先端面
14s…耳部の先端面
30…ラジエータ
40…フードロック
代理人 弁理士 伊藤 進

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラジエータを保持するラジエータパネルの両側が、車体の前後方向へ延出する左右一対のサイドフレームに固設されている車体の前部構造において、
上記ラジエータパネルの両側が、車幅方向に延在する補強部材を介して連結されていることを特徴とする車体の前部構造。
【請求項2】
上記補強部材は、上記ラジエータパネルにおける上記サイドフレームとの当接面の少なくとも上部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車体の前部構造。
【請求項3】
上記ラジエータパネルは、上記ラジエータの両側を保持する一対の保持部材により、少なくとも構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体の前部構造。
【請求項4】
上記補強部材に、上記車体のフロントフードを閉位置に固定するフードロックが配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車体の前部構造。
【請求項5】
上記補強部材に、上記車体のバンパフェースが連設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車体の前部構造。
【請求項6】
上記一対の保持部材は、該一対の保持部材から延出する一対の腕部を有し、該一対の腕部に、車両用灯具がそれぞれ固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車体の前部構造。
【請求項7】
上記補強部材は、該補強部材の車幅方向の両側から延出する一対の腕部を有し、該一対の腕部に、車両用灯具がそれぞれ固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車体の前部構造。
【請求項8】
上記一対の腕部は、各一端が上記補強部材の車幅方向の両側に対して回動自在に連設されていることを特徴とする請求項7に記載の車体の前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−192983(P2006−192983A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−4552(P2005−4552)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】