説明

車載システム

【課題】ユーザの運転状態に関わらずに良好な操作性が確保できる「車載システム」を提供する。
【解決手段】自動車の走行中、すなわち、ユーザが自動車を運転しているときには、圧力センサ3を用いて検出したユーザのステアリングホイールの両手持ち/右手片手持ち/左手片手持ちの握持形態に応じて、ステアリングディホイール内に配置したディスプレイの左右/右側/左側に、ステアリングホイールから手を離すことなく親指のみを移動して操作できるように、円弧上にボタン201を配列したGUI画面(b、c、d)を表示する。一方、自動車が走行していないときには、ユーザが手を自由移動可能なことを前提としてボタン201配置を最適化したGUI画面を表示する(a)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のステアリングホイール内に配置したディスプレイを用いたユーザインタフェースを制御する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車の運転者用のディスプレイとして、自動車のステアリングホイールのセンターパッドに設けられたディスプレイが知られている(特許文献1)。
一方、自動車内に設けたディスプレイを用いたユーザインタフェースを制御する技術としては、ディスプレイと当該ディスプレイ上に配置したタッチパネルとを用いたユーザインタフェースを提供する装置において、自動車の走行中と停車中において、ディスプレイに表示する表示項目を切り替える技術が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-105610号公報
【特許文献2】特開2007- 40971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動車のステアリングホイール内に配置したディスプレイと当該ディスプレイ上に配置したタッチパネルとを用いたユーザインタフェースを提供する場合、運転者であるユーザの状態に応じて、ユーザにとって操作が容易なタッチパネル上の位置は異なるものとなる。すなわち、自動車が停車中であるときには、タッチパネル上の任意位置に対する操作を比較的容易に行うことができるが、自動車の運転中はステアリングホイールを握持する必要があるため、操作を容易に行うことができるタッチパネル上の位置は、ステアリングホイールの握持位置の周辺のみとなる。
【0005】
そこで、本発明は、自動車のステアリングホイール内に設けたディスプレイと当該ディスプレイ上に配置したタッチパネルとを用いたユーザインタフェースを、ユーザの状態に関わらずに良好な操作性が確保できるように提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題達成のために、本発明は、自動車に搭載される車載システムに、ステアリングホイールのセンターパッドに配置されたディスプレイと、前記ディスプレイ上に配置されたタッチパネルと、ボタンを配置した画面を前記ディスプレイに表示し、前記タッチパネルを用いた前記ボタンに対するユーザの操作を受け付けるユーザインタフェース制御手段と、前記自動車が走行中であるか否かを検出する走行状態検出手段とを設け、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出していない期間中に、前記ボタンを第1の配列形態で配置した前記画面を表示し、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間に、前記ボタンを前記第1の配列形態とは異なる第2の配列形態で配置した前記画面を表示するようにしたものである。ただし、前記ディスプレイの右側の表示領域に、前記ディスプレイよりも右方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を右側配列形態、前記ディスプレイの左側の表示領域に、前記ディスプレイよりも左方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を左側配列形態、前記ディスプレイの右側の表示領域に、前記ディスプレイよりも右方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列すると共に、前記ディスプレイの左側の表示領域に、前記ディスプレイよりも左方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を両側配列形態として、前記第2の配列形態は、前記右側配列形態と前記左側配列形態と前記両側配列形態のいずれかである。
【0007】
このような車載システムによれば、自動車の走行中、すなわち、ユーザが自動車を運転しているときには、ステアリングホイールを握持する手を、ステアリングホイールから離すことなく、当該手の親指のみを移動して操作できるように、ボタンをディスプレイの表示領域の左右のいずれかまたは双方に円弧上に配列した画面が表示されることとなる。一方、自動車が走行していないときには、ユーザが手を自由移動可能なことを前提としてボタンの配列を最適化した画面を表示することができる。
【0008】
よって、本発明によれば、ユーザの運転状態に関わらずに良好な操作性が確保できるようになる。
ここで、このような車載システムは、当該車載システムに、ユーザの前記ステアリングホイールの握持位置を検出する握持位置検出手段を設け、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中、前記握持位置検出手段が前記ステアリングホイールの右側のみに前記握持位置を検出しているときに、前記右側配列形態を前記第2の配列形態とし、前記握持位置検出手段が前記ステアリングホイールの左側のみに前記握持位置を検出しているときに、前記左側配列形態を前記第2の配列形態とするように構成してもよい。
【0009】
また、このような車載システムは、当該車載システムに、ユーザの前記ステアリングホイールの握持位置を検出する握持位置検出手段を設け、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中、前記握持位置検出手段が検出した前記ステアリングホイールの前記握持位置に応じて、前記円の中心の位置を、少なくとも、前記握持位置の上下方向位置が第1の握持位置より上方の位置である第2の握持位置である場合に、前記円の中心の位置が、前記握持位置の上下方向位置が第1の握持位置にあるときの当該円の中心の位置よりも上方となるように設定するように構成してもよい。
【0010】
また、このような車載システムは、当該車載システムに、前記ステアリングホイールにユーザの手によって加えられる圧力を検知する圧力検知手段を設け、前記ユーザインタフェース手段において、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中に、前記圧力検知手段が検知している圧力の変化よりユーザの前記タッチパネルの操作の発生を予測し、当該操作の発生が予測されたときに、前記ボタンを前記第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始するように構成してもよい。
【0011】
また、このような車載システムは、当該車載システムに、前記ステアリングホイールにユーザの手によって加えられる圧力を検知する圧力検知手段を設け、前記ユーザインタフェース手段において、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中に、前記圧力検知手段が検知している圧力の変化よりユーザの前記タッチパネルの右手による操作の発生と左手による操作の発生とを予測し、前記右手による操作の発生が予測された場合に、前記右側配列形態を前記第2の配列形態として前記ボタンを当該第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始し、前記左手による操作の発生が予測された場合に、前記左側配列形態を前記第2の配列形態として前記ボタンを当該第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始するように構成してもよい。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、自動車のステアリングホイール内に設けたディスプレイと当該ディスプレイ上に配置したタッチパネルとを用いたユーザインタフェースを、ユーザの状態に関わらずに良好な操作性が確保できるように提供することできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るGUI画面の例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るGUIモード制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るGUI画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1aに、本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは、自動車に搭載されるシステムであり、図示するように、タッチパネル1、ステアリングディスプレイ2、圧力センサ3、GUI制御部4、車両状態センサ5、車載機器6とを備えている。
ここで、ステアリングディスプレイ2は、図1bに示すようにステアリングホイールのセンターパッド内に配置されており、タッチパネル1は、このステアリングディスプレイ2の表示面上に配置されている。
また、圧力センサ3は、ステアリングホイールに沿って設けられており、ステアリングホイールにユーザによって加えられる圧力の大きさや、当該圧力が加えられた位置を検知する。
また、車両状態センサ5は、自動車の走行/駐停車状態や、操舵状態などの車両状態を検知するセンサである。なお、車両状態センサ5は、自動車のECUより車両状態を取得するものあってもよい。
そして、車載機器6は、AV装置やナビゲーション装置などのカーアクセサリ装置であり、GUI制御部4は、これらの車載機器6の、ステアリングディスプレイ2とタッチパネル1を用いたGUIを制御する。
ここで、本実施形態では、ユーザに提供するGUIのモードであるGUIモードとして、通常ボタン配列モードと、両側ボタン配列モードと、右側ボタン配列モード、左側ボタン配列モードとを設けている。
そして、GUI制御部4は、通常ボタン配列モードが設定されているときには、図2aに示すようにユーザ操作受け付け用のボタン201を通常配置した、車載機器6のGUI画面をステアリングディスプレイ2に表示し、発生したユーザのボタン操作の内容を車載機器6に入力する。ここで、ボタン201の通常配置においては、ステアリングディスプレイ2の中央の領域もボタン201の配置に用いつつ、ボタン201をX方向や、Y方向に並べて配置する。
【0015】
また、GUI制御部4は、両側ボタン配列モードが設定されているときには、図2bに示すようにユーザ操作受け付け用のボタン201を、ディスプレイの右側と左側に、円弧上に並べた車載機器6のGUI画面をステアリングディスプレイ2に表示し、発生したユーザのボタン操作の内容を車載機器6に入力する。ここで、右側のボタン201を並べる円弧は、右手でステアリングホイールを握持したときの右手親指の付け根の間接(母指CM関節)位置の標準的な位置を円の中心とする円弧とし、左側のボタン201を並べる円弧は、左手でステアリングホイールを握持したときの左手親指の付け根の間接位置の標準的な位置を円の中心とする円弧とする。
【0016】
また、GUI制御部4は、右側ボタン配列モードが設定されているときには、図2cに示すようにユーザ操作受け付け用のボタン201を、ディスプレイの右側に、円弧上に並べた車載機器6のGUI画面をステアリングディスプレイ2に表示し、発生したユーザのボタン操作の内容を車載機器6に入力する。ここで、ボタン201を並べる円弧は、右手でステアリングホイールを握持したときの右手親指の付け根の間接位置の標準的な位置を円の中心とする円弧とする。
【0017】
また、GUI制御部4は、左側ボタン配列モードが設定されているときには、図2dに示すようにユーザ操作受け付け用のボタン201を、ディスプレイの左側に、円弧上に並べた車載機器6のGUI画面をステアリングディスプレイ2に表示し、発生したユーザのボタン操作の内容を車載機器6に入力する。ここで、ボタン201を並べる円弧は、左手でステアリングホイールを握持したときの左手親指の付け根の間接位置の標準的な位置を円の中心とする円弧とする。
【0018】
なお、図2b-dのGUI画面中の三角ボタン201(a)は、図2dの三角ボタン201(a)操作時について図2eに示すように、GUI画面に表示するボタン201を切り替えるためのものである。
このような車載システムにおいてGUI制御部4は、以上のGUIモードを設定/切替のために、GUIモード制御処理を行う。
図3に、このGUIモード制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理において、GUI制御部4は、車両状態センサ5から自動車の車両状態を取得し(ステップ302)、自動車が走行中でなければ(ステップ304)、GUIモードとして、通常ボタン配列モードを設定する(ステップ306)。そして、ステップ302からの処理に戻る。
【0019】
一方、自動車が走行中であれば(ステップ304)、圧力センサ3の圧力検知状態を取得し(ステップ308)、ステアリングホイールの右側のみに圧力が加えられていれば(ステップ310)、ユーザがステアリングホイールを右手で片手持ちしているものと推定し、GUIモードとして、右側ボタン配列モードを設定し(ステップ312)、ステアリングホイールの左側のみに圧力が加えられていれば(ステップ314)、ユーザがステアリングホイールを左手で片手持ちしているものと推定し、GUIモードとして、左側ボタン配列モードを設定し(ステップ316)、その他の場合は、両側ボタン配列モードを設定する(ステップ318)。
【0020】
そして、ステップ302からの処理に戻る。
以上、GUI制御部4が行うGUIモード制御処理について説明した。
以上のようなGUIモード制御処理によれば、自動車の走行中、すなわち、ユーザが自動車を運転しているときには、図4aに右側ボタン配列モードの場合について示したように、ステアリングホイールを握持する手を、ステアリングホイールから離すことなく、当該手の親指401のみを移動して操作できるように、ボタン201を配列したGUI画面が表示されることとなる。一方、自動車が走行していないときには、図2aに示したように、ユーザが手を自由移動可能なことを前提としてボタン201配置等を最適化したGUI画面を表示することができる。
【0021】
よって、本実施形態によれば、ユーザの運転状態に関わらずに良好な操作性が確保できるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態は、種々の態様に修正して実施するようにしてもよい。
すなわち、圧力センサ3を設けずに、上述したGUIモード制御処理において、車両の駐停車中は通常ボタン配列モードをGUIモードとして設定し、車両の走行中は、両側ボタン配列モードと右側ボタン配列モードと左側ボタン配列モードとのうちの予め設定しておいた一つのモードをGUIモードとして設定するようにしてもよい。
【0022】
または、自動車の走行中に、圧力センサ3において、ステアリングホイールを握持している手の上下方向位置も検出し、検出した上下方向位置に応じて、ボタン201を配列する円弧の中心を変化させるようにしてもよい。すなわち、たとえば、圧力を検出した位置が右側のステアリングホイールの上下方向中央位置より下側であれば図2cに示したようにボタン201を配列し、圧力を検出した位置が右側のステアリングホイールの上下方向中央位置より下側であれば図4bに示したように、図2cのボタン201が配列されている円弧の中心を、ステアリングホイールに沿って上方向に移動した位置を中心とした円の円弧上にボタン201を配列したGUI画面を表示するようにしてよい。
【0023】
また、自動車の走行中に、圧力センサ3において圧力の増加を検出したときに、ユーザがタッチパネル1を操作しようとしているものと推定して、当該時点において、GUIモードを、圧力の増加を検出した位置が右側であれば右手でタッチパネル1を操作しようとしていると推測して、右側ボタン配列GUIモードに、圧力の増加を検出した位置が左側であれば左手でタッチパネル1を操作しようとしていると推測して、左側ボタン配列GUIモードに切り替えるようにしてもよい。また、この場合には、自動車の走行中は、ステアリングディスプレイ2の表示の輝度を低下させて、ステアリングディスプレイ2の明るさが運転の妨げとなったり運転者の顔を照射してしまうことを防止しつつ、圧力センサ3において圧力の増加を検出したときに、ステアリングディスプレイ2の輝度を通常の輝度に増加復帰させて、その操作を可能とするようにしてもよい。
【符号の説明】
【0024】
1…タッチパネル、2…ステアリングディスプレイ、3…圧力センサ、4…GUI制御部、5…車両状態センサ、6…車載機器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車に搭載される車載システムであって、
ステアリングホイールのセンターパッドに配置されたディスプレイと、
前記ディスプレイ上に配置されたタッチパネルと、
ボタンを配置した画面を前記ディスプレイに表示し、前記タッチパネルを用いた前記ボタンに対するユーザの操作を受け付けるユーザインタフェース制御手段と、
前記自動車が走行中であるか否かを検出する走行状態検出手段とを有し、
前記ユーザインタフェース制御手段は、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出していない期間中に、前記ボタンを第1の配列形態で配置した前記画面を表示し、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間に、前記ボタンを前記第1の配列形態とは異なる第2の配列形態で配置した前記画面を表示し、
前記ディスプレイの右側の表示領域に、前記ディスプレイよりも右方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を右側配列形態、前記ディスプレイの左側の表示領域に、前記ディスプレイよりも左方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を左側配列形態、前記ディスプレイの右側の表示領域に、前記ディスプレイよりも右方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列すると共に、前記ディスプレイの左側の表示領域に、前記ディスプレイよりも左方向の位置を中心とする円の円弧上に前記ボタンを配列した配列形態を両側配列形態として、前記第2の配列形態は、前記右側配列形態と前記左側配列形態と前記両側配列形態のいずれかであることを特徴とする車載システム。
【請求項2】
請求項1記載の車載システムであって、
ユーザの前記ステアリングホイールの握持位置を検出する握持位置検出手段を有し、
前記ユーザインタフェース制御手段は、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中、前記握持位置検出手段が前記ステアリングホイールの右側のみに前記握持位置を検出しているときに、前記右側配列形態を前記第2の配列形態とし、前記握持位置検出手段が前記ステアリングホイールの左側のみに前記握持位置を検出しているときに、前記左側配列形態を前記第2の配列形態とすることを特徴とする車載システム。
【請求項3】
請求項1記載の車載システムであって、
ユーザの前記ステアリングホイールの握持位置を検出する握持位置検出手段を有し、
前記ユーザインタフェース制御手段は、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中、前記握持位置検出手段が検出した前記ステアリングホイールの前記握持位置に応じて、前記円の中心の位置を、少なくとも、前記握持位置の上下方向位置が第1の握持位置より上方の位置である第2の握持位置である場合に、前記円の中心の位置が、前記握持位置の上下方向位置が前記第1の握持位置にあるときの当該円の中心の位置よりも上方となるように設定することを特徴とする車載システム。
【請求項4】
請求項1、2または3記載の車載システムであって、
前記ステアリングホイールにユーザの手によって加えられる圧力を検知する圧力検知手段を有し、
前記ユーザインタフェース手段は、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中に、前記圧力検知手段が検知している圧力の変化よりユーザの前記タッチパネルの操作の発生を予測し、当該操作の発生が予測されたときに、前記ボタンを前記第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始することを特徴とする車載システム。
【請求項5】
請求項1載の車載システムであって、
前記ステアリングホイールにユーザの手によって加えられる圧力を検知する圧力検知手段を有し、
前記ユーザインタフェース手段は、前記走行状態検出手段が前記自動車が走行中であることを検出している期間中に、前記圧力検知手段が検知している圧力の変化よりユーザの前記タッチパネルの右手による操作の発生と左手による操作の発生とを予測し、前記右手による操作の発生が予測された場合に、前記右側配列形態を前記第2の配列形態として前記ボタンを当該第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始し、前記左手による操作の発生が予測された場合に、前記左側配列形態を前記第2の配列形態として前記ボタンを当該第2の配列形態で配置した前記画面の表示を開始することを特徴とする車載システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−25620(P2013−25620A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160946(P2011−160946)
【出願日】平成23年7月22日(2011.7.22)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】