説明

車載装置

【課題】物理的なスイッチを追加することなく、乗員の意思による車両搭載機能の動作切り替えを可能にする車載装置を提供する。
【解決手段】車両における予め定められた第1の機能を実行させるための操作部の操作状態を検出し、その操作状態を、第1の機能に対するものであることを識別するための識別コードと関連付けて操作状態情報とし、その第1の機能に関連付けられた操作状態情報に基づいて、車両における予め定められた第2の機能の実行を許可するか否かを判定し、その判定結果に基づいて、第2の機能の実行を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載された車載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両には種々の機能を実現するための制御ユニットが搭載されている。これらの機能は車種毎に異なり、オプション扱いになっているものもある。また、ユーザのスイッチ操作を必要とする機能については、予め車内にスイッチを取り付けるためのスペースが確保されている。
【0003】
また、オプション機能が動作可能なように、予めオプション機能に対応する回路等が備えられているものもある。例えば、ロービームランプがHIDランプとハロゲンランプのいずれであるかを識別して、識別結果に応じてランプの点灯制御を行うヘッドランプ点灯装置が考案されている(特許文献1参照)。この装置では、ランプの交換のみ行えばよく、ユーザの新たな操作の追加や回路変更の必要はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−230509号公報
【特許文献2】特開2005−001576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、例えばハロゲンランプのみしか使わず、HIDランプとの交換を行わないユーザにとっては、ハロゲンランプの点灯回路に比べて複雑かつ高コストであるHIDランプの点灯回路は必要のないものとなり、必要のないものが購入費用に含まれることについて不満に思うこともありうる。
【0006】
昼間走行中に自車の存在を歩行者、先行車、あるいは対向車に容易に知らしめるために、例えばヘッドライトを減光点灯するデイタイム・ランニング・ランプ装置(DRL装置)がある(特許文献2参照)。このDRL装置をオプション設定のない車両に後付けする場合、ロービーム点灯,ハイビーム,DRL点灯のいずれかを選択するスイッチが必要となるが、元々このスイッチを取り付けるスペースが確保されていないため、計器パネルあるいはセンターコンソール付近にスイッチを後付けすることで、車内の意匠を損なうという問題が生ずる。
【0007】
上記問題点を背景として、本発明の課題は、物理的なスイッチを追加することなく、乗員の意思による車両搭載機能の動作切り替えを可能にする車載装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0008】
上記課題を解決するための車載装置は、車両における予め定められた第1の機能を実行させるために、ユーザが操作する操作部と、操作部の操作状態を検出する操作状態検出部と、検出した操作状態を、第1の機能に対するものであることを識別するための識別コードと関連付けて操作状態情報として出力する操作状態情報出力部と、操作状態情報を取得する操作状態情報取得部と、取得した第1の機能に関連付けられた操作状態情報に基づいて、車両における予め定められた第2の機能の実行を許可するか否かを判定する第2機能実行判定部と、取得した操作状態情報、あるいは判定の結果を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された判定の結果、あるいは第2機能実行判定部の判定結果に基づいて、第2の機能の実行を制御する第2機能実行制御部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記構成によって、第2の機能を追加したときに、第2の機能の実行を許可するか否かを設定するための物理的なスイッチ(すなわち、操作部)を追加することなく、乗員の意思による車両搭載機能の動作切り替えを可能にすることができる。
【0010】
また、本発明の車載装置は、車両のエンジンの始動状態を検出するエンジン始動状態検出部を備え、操作状態情報取得部は、エンジンの始動状態を検出してから予め定められた時間内に操作状態情報を取得し、第2機能実行判定部は、取得した操作状態情報に基づいて、第2の機能の実行を許可するか否かを判定する。
【0011】
上記構成によって、操作部による第1の機能の制御切り替えによって第2の機能の動作状態が乗員の意図しないものに切り換わることを防ぐことができる。
【0012】
また、本発明の車載装置における操作部は、車両の灯火装置の点灯/消灯を行うためのライトスイッチあるいは車両のドアのロック/アンロックを行うためのドアロックスイッチの少なくともいずれかを含む。
【0013】
上記構成によって、新たに物理的なスイッチを追加することなく乗員の意思による車載搭載機能の動作状態切り替えを可能にすることができる。
【0014】
また、本発明の車載装置における第2の機能は、日中走行用ライト機能である。
【0015】
上記構成によって、新たにスイッチを後付けすることなく、ロービーム点灯,ハイビーム,DRL点灯のいずれかを選択することができる。
【0016】
また、本発明の車載装置は、車両の速度を検出する車速検出部を備え、第2の機能は、車両の速度が所定値以上となった場合に、自動的にドアのロックを行う車速感応式自動ドアロック機能である。
【0017】
上記構成によって、新たにスイッチを後付けすることなく、「車速感応式自動ドアロック機能」を行うか否かを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】車載装置の構成を示すブロック図。
【図2】操作状態情報出力処理を説明するフロー図。
【図3】操作状態情報記憶処理を説明するフロー図。
【図4】動作制御処理を説明するフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の車載装置について、図面を用いて説明する。図1に、車載装置1の構成を示す。車載装置1は、第1制御ユニット10,操作状態情報記憶ユニット30,第2制御ユニット40を含んで構成される。
【0020】
第1制御ユニット10は、周知のCPU11,各種プログラム(「制御プログラム」と総称する)が格納されたROM12やRAM13,および信号入出力回路であるI/O14,フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体であるメモリ15,および車内LAN60を介して他のユニットとのデータ通信を行うLAN I/F16等がバスライン17で接続されたコンピュータとして構成される。なお、CPU11が本発明の操作状態検出部,エンジン始動状態検出部に相当する。また、LAN I/F16が本発明の操作状態情報出力部に相当する。
【0021】
また、第1制御ユニット10には、灯火装置27に含まれる前照灯等のライトの点灯/消灯操作を行うためのライトスイッチ21,車両の各ドアのロック/アンロックを行うためのドアロックスイッチ22,車両の速度を検出するための車速センサ23,エンジンを始動させるためのイグニッションスイッチ24,前照灯などのランプおよびライトコントロールリレー等を含む灯火装置27,モータなどを含み車両の各ドアのロック/アンロックを行うドアロックアクチュエータ28等が接続されている。なお、ライトスイッチ21,ドアロックスイッチ22が本発明の操作部に相当する。また、車速センサ23が本発明の車速検出部に相当する。
【0022】
上述のような構成により、第1制御ユニット10は、ライトスイッチ21の操作を検出したとき、例えばイグニッションスイッチ24の状態に基づいて、灯火装置27の各ライトの点灯/消灯の制御を行う。また、ドアロックスイッチ22の操作を検出したとき、ドアロックアクチュエータ28のロック/アンロックの動作制御を行う。これら灯火装置27の各ライトの点灯/消灯、あるいはドアロックアクチュエータ28のロック/アンロックの動作が本発明の第1の機能に相当する。
【0023】
操作状態情報記憶ユニット30は、CPU31,フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体あるいはハードディスク装置により構成された記憶装置32,およびLAN I/F33を含んで構成される。なお、CPU31が本発明の第2機能実行判定部に相当する。また、記憶装置32が本発明の記憶部に相当する。また、LAN I/F33が本発明の操作状態情報取得部に相当する。
【0024】
第2制御ユニット40は、周知のCPU41,各種プログラムが格納されたROM42やLAN I/F43等を含むコンピュータとして構成される。また、第2制御ユニット40には、上述のDRL装置51が接続され、第2制御ユニット40の制御指示により、DRL点灯/消灯が行われる。なお、CPU41が本発明の第2機能実行制御部に相当する。
【0025】
図2を用いて、第1制御ユニット10における操作状態情報出力処理について説明する。なお、本処理は、上述の制御プログラムに含まれ、該プログラムに含まれる他の処理とともに、予め定められたタイミングで繰り返し実行される。まず、エンジンが始動中であるか否かを判定する。すなわち、イグニッションスイッチ24の状態がオフ(すなわち、エンジン停止)状態からオン(すなわち、エンジン始動)状態に遷移したことを検出したとき、それ以降エンジンが始動中であると判定する。エンジンが始動中であると判定したとき(S11:Yes)、車両が停車中であるか否かを判定する。例えば、車速センサ23で検出した車両の速度が0km/hであれば、車両が停車中であると判定する。また、パーキングブレーキ(駐車ブレーキともいう,図示せず)の作動状態を検出し、パーキングブレーキが作動中であるとき、車両が停車中であると判定してもよい。
【0026】
車両が停車中であると判定したとき(S12:Yes)、エンジン始動時からの経過時間、すなわちイグニッションスイッチ24の状態がオフ状態からオン状態に遷移してからの経過時間を計測する(S13)。
【0027】
また、ステップS12をスキップして、車両が停車中であるか否かの判定を行わないようにしてもよい。
【0028】
計測した経過時間が、メモリ15に予め記憶された時間閾値(例えば30秒)を超えたとき(S14:Yes)、本処理を終了する。一方、時間閾値を超えないとき(S14:No)、ライトスイッチ21等のスイッチ情報を取得する(S15)。そして、予め定められたスイッチ(ここでは、ライトスイッチ21とする)の操作を検出したとき(S16:Yes)、その操作状態を解析し(S17)、予め定められた動作許可の対象となる装置(ここでは、DRL装置51とする)に対する動作許可判定を行う(S18)。
【0029】
また、スイッチの操作を行った後、例えば5秒のような予め定められた時間内に、該スイッチの次の操作が行われないときには、ユーザの該スイッチの操作が終了したと見なして、それまでのユーザの操作に基づいて操作状態を解析してもよい。
【0030】
例えば、スイッチの操作状態が、メモリ15に記憶されている、動作許可あるいは動作不許可に対応する予め定められた操作状態と一致するか否かに基づいて、動作許可あるいは動作不許可を判定する。
【0031】
ライトスイッチ21は、例えば、「OFF」,「Auto(自動点灯)」,「車幅灯ON」,「前照灯ON」の4つの位置があるとすると、「OFF」から「OFF」以外の位置に移動した回数をカウントし、その回数が3回(例えば、「OFF」→「Auto」→「OFF」→「Auto」→「OFF」→「Auto」)であればDRL装置51の動作を許可し、5回であればDRL装置51の動作を不許可とする。
【0032】
また、エンジン始動時のライトスイッチ21の位置(例えば「OFF」)から別の位置(例えば「前照灯ON」)へ移動して元の位置(「OFF」)へ戻った状態を1回としてもよい。こうすれば、ユーザがスイッチを元の位置に戻し忘れることを防止できる。
【0033】
最後に、その操作状態(この場合は、判定結果)を、メモリ15に予め記憶されている第1制御ユニット10を特定する識別コードとともに、LAN I/F16を介して出力する(S19)。
【0034】
上述の処理で、スイッチの操作状態を識別コードとともに出力してもよい。この場合は、ステップS17およびS18は実行されない。
【0035】
上述のステップS16で、操作を検出するスイッチをドアロックスイッチ22として、以下のうちのいずれかの方法により、ドアロックスイッチ22の状態の変化をカウントするようにしてもよい。
・ドアロックスイッチ22がアンロック状態→ロック状態に遷移した回数をカウントする。
・ドアロックスイッチ22がロック状態→アンロック状態に遷移した回数をカウントする。
・ドアロックスイッチ22がアンロック状態→ロック状態に遷移した回数と、ロック状態→アンロック状態に遷移した回数との両方をカウントする。
【0036】
上述の処理において、動作許可の対象となる装置の動作許可/不許可の設定のためにライトスイッチ21あるいはドアロックスイッチ22を操作しているとき、すなわち、エンジン始動時からの経過時間が時間閾値を超えない間は、これらのスイッチを操作しても、そのスイッチの操作に対応する動作(ライトの点灯、ドアのロック/アンロック)を行わないようにしてもよい。
【0037】
図3を用いて、操作状態情報記憶ユニット30における操作状態情報記憶処理について説明する。なお、本処理は、記憶装置32に記憶されたプログラムに含まれ、該プログラムに含まれる他の処理とともに、予め定められたタイミングで他の処理とともにCPU31により繰り返し実行される。
【0038】
まず、図2のステップS11と同様に、エンジンが始動中であるか否かを判定する。このとき、イグニッションスイッチ24の状態は、直接検出してもよいし、車内LAN60を介して他のユニット(例えば、第1制御ユニット10)から取得してもよい。エンジンが始動中であると判定したとき(S31:Yes)、図2のステップS12と同様に、車両が停車中であるか否かを判定する。車両が停車中であると判定したとき(S32:Yes)、図2のステップS13と同様に、エンジン始動時からの経過時間を計測する(S33)。
【0039】
計測した経過時間が、記憶装置32に予め記憶された時間閾値(例えば30秒)を超えたとき(S34:Yes)、本処理を終了する。一方、時間閾値を超えないとき(S34:No)、第1制御ユニット10から出力された操作状態(スイッチの操作状態と識別コード)を、LAN I/F33を介して取得する(S35)。
【0040】
なお、ステップS32をスキップして、車両が停車中であるか否かの判定を行わないようにしてもよい。また、エンジン始動時からの経過時間に関係なく、常時操作状態情報を取得できるようにしてもよい。この場合、ステップS31〜S34は実行されない。
【0041】
取得した操作状態がライトスイッチ21の操作状態を含むときは、その操作状態を解析し(S36)、記憶装置32に記憶されている、動作許可あるいは動作不許可に対応する予め定められた操作状態と一致するか否かに基づいて、動作許可あるいは動作不許可を判定する(S37)。そして、その判定結果を識別コードと関連付け、操作状態情報として記憶装置32に記憶する(S38)。
【0042】
また、取得した操作状態が動作許可を行う対象装置(ここでは、DRL装置51とする)に対する動作許可判定結果を含むときは、その判定結果を識別コードと関連付け、操作状態情報として記憶装置32に記憶する(S38)。このとき、ステップS36およびS37は実行されない。この場合、動作許可あるいは動作不許可の判定は、第2制御ユニット40で行う(後述)。
【0043】
また、取得した操作状態がライトスイッチ21の操作内容を含むとき、動作許可判定を行わず、そのまま操作状態情報として記憶装置32に記憶してもよい。このとき、ステップS36およびS37は実行されない。
【0044】
操作状態情報に動作許可を行う対象装置(例えば、DRL装置51)を特定する情報を含めてもよい。
【0045】
図4を用いて、第2制御ユニット40における動作制御処理について説明する。なお、本処理は、ROM42に記憶されたプログラムに含まれ、該プログラムに含まれる他の処理とともに、予め定められたタイミングで他の処理とともにCPU41により繰り返し実行される。
【0046】
まず、LAN I/F43を介して、操作状態情報記憶ユニット30から、DRL装置51に対応する操作状態情報を取得する(S51)。次に、以下のいずれかの方法を用いて、DRL装置51の動作許可判定を行う(S52)。
・操作状態情報が動作許可判定結果を含むときは、その判定結果を用いて動作許可判定を行う。
・操作状態情報がライトスイッチ21の操作内容を含むとき、予めROM42に記憶されている、動作許可あるいは動作不許可に対応する予め定められた操作状態と一致するか否かに基づいて、動作許可判定を行う。
【0047】
動作許可と判定したとき(S53)、動作許可を行う対象装置(ここでは、DRL装置51とする)を動作させる(S54)。つまり、DRL装置51が本発明の第2の機能に相当する。
【0048】
また、動作許可を行う対象装置をドアロックアクチュエータ28とし、操作状態情報に基づいて、車速が予め定められた値を超えたときに、車両の全ドアをロック状態にする、いわゆる、車速感応式自動ドアロックを許可/不許可とするようにしてもよい。この場合、車速感応式自動ドアロックが本発明の第2の機能に相当する。
【0049】
なお、上述の構成では、第1制御ユニット10,操作状態情報記憶ユニット30,第2制御ユニット40が別個のユニットとして構成されているが、第1制御ユニット10に操作状態情報記憶ユニット30を含む構成、第2制御ユニット40に操作状態情報記憶ユニット30を含む構成としてもよい。また、第1制御ユニット10に操作状態情報記憶ユニット30および第2制御ユニット40を含む構成としてもよい。
【0050】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0051】
1 車載装置
10 第1制御ユニット
11 CPU(操作状態検出部,エンジン始動状態検出部)
16 LAN I/F(操作状態情報出力部)
21 ライトスイッチ
22 ドアロックスイッチ(操作部)
23 車速センサ(車速検出部)
24 イグニッションスイッチ(操作部)
27 灯火装置
28 ドアロックアクチュエータ
30 操作状態情報記憶ユニット
31 CPU(第2機能実行判定部)
32 記憶装置(記憶部)
33 LAN I/F(操作状態情報取得部)
40 第2制御ユニット
41 CPU(第2機能実行制御部)
43 LAN I/F
51 DRL装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両における予め定められた第1の機能を実行させるために、ユーザが操作する操作部と、
前記操作部の操作状態を検出する操作状態検出部と、
検出した前記操作状態を、前記第1の機能に対するものであることを識別するための識別コードと関連付けて操作状態情報として出力する操作状態情報出力部と、
前記操作状態情報を取得する操作状態情報取得部と、
取得した前記第1の機能に関連付けられた操作状態情報に基づいて、前記車両における予め定められた第2の機能の実行を許可するか否かを判定する第2機能実行判定部と、
取得した前記操作状態情報、あるいは前記判定の結果を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記判定の結果、あるいは前記第2機能実行判定部の判定の結果に基づいて、前記第2の機能の実行を制御する第2機能実行制御部と、
を備えることを特徴とする車載装置。
【請求項2】
前記車両のエンジンの始動状態を検出するエンジン始動状態検出部を備え、
前記操作状態情報取得部は、前記エンジンの始動状態を検出してから予め定められた時間内に前記操作状態情報を取得し、前記第2機能実行判定部は、取得した前記操作状態情報に基づいて、前記第2の機能の実行を許可するか否かを判定する請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記操作部は、前記車両の灯火装置の点灯/消灯を行うためのライトスイッチあるいは前記車両のドアのロック/アンロックを行うためのドアロックスイッチの少なくともいずれかを含む請求項1または請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記第2の機能は、日中走行用ライト機能である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項5】
前記車両の速度を検出する車速検出部を備え、
前記第2の機能は、前記車両の速度が所定値以上となった場合に、自動的にドアのロックを行う車速感応式自動ドアロック機能である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−127162(P2012−127162A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−282129(P2010−282129)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】