説明

通信端末装置

【課題】
ステレオマイクを搭載した携帯電話機等の通信端末装置を用いて通話を行う場合、携帯電話機等の通信端末装置はあらかじめ決められたマイクロホンを用いて送話を行う。その為、例えば左のマイクロホンを集音マイクとした場合に、使用者が左耳にあてて使用すると、左のマイクロホンが口の陰に隠れてしまう虞がある。そのため音声を明瞭に補足できないという課題があった。
【解決手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数のマイクロホンを備える通信端末装置であって、通信端末装置の傾きを検知する検知手段と、検知手段によって検知された通信端末装置の傾きに基づいて、複数のマイクロホンの中から、いずれか1つのマイクロホンで集音された音声に基づく音声信号を選択する選択手段とを備える構成により、上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステレオマイクを搭載した通信端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば携帯電話機等の通信端末装置として、ビデオ録画機能やボイスレコーダ機能などの録音機能が搭載されているものがある。録音機能において、従来はモノラルで録音するものが多かったが、録音の高音質化や再生時の臨場感の向上のため、ステレオで録音する機能を有しているものもある。ステレオで録音する場合、マイクロホンは装置本体の左右の2ヶ所に備えつけられている。
【0003】
但し、ステレオで録音する機能を有している場合でも、例えば会議やインタビューなどの録音に用いる場合は、高音質での録音は必要ないが、長時間の録音を行いたいという要望もあるため、ステレオで録音する機能を有する一方で、モノラルで録音する機能も必要とされている。
【0004】
その為、マイクロホンを2つ備えて、ステレオ録音が可能な構成となっていても、集音するマイクロホンをあらかじめ1つに設定することにより、モノラルの録音を可能にしていた。
【特許文献1】特開2006−33615
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
携帯電話機等の通信端末装置においては、2つのマイクロホンを備え、ステレオ録音機能を有している場合でも、音声を送話するときはモノラルとして処理されるため、ステレオで集音する必要はなく、モノラルで集音すればよい。
【0006】
通常、2つのマイクロホンは、通信端末装置の左右離れた位置に設けられるが、特許文献1のようにモノラルで集音するマイクロホンを1つあらかじめ設定すると、携帯電話機等の通信端末装置を左右どちらかの耳にあてるかで、集音がしにくくなる虞がある。例えば、右のマイクロホンを集音マイクとした場合に右耳にあてて使用すると、右のマイクロホンが口の陰に隠れてしまう虞がある。そのため、音声を明瞭に補足できないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、複数のマイクロホンを備える通信端末装置であって、通信端末装置の傾きを検知する検知手段と、検知手段によって検知された通信端末装置の傾きに基づいて、複数のマイクロホンの中から、いずれか1つのマイクロホンで集音された音声に基づく音声信号を選択する選択手段とを備える。
【発明の効果】
【0008】
通信端末装置の使用者が通話を行う場合には、使用者の右耳にあてて通話を行うときと、使用者の左耳にあてて通話を行うときとでは通信端末装置の傾きが逆になる。すなわち、通信端末装置は、使用者の右側の耳にあてがわれている場合は右回りに、左側の耳にあてがわれている場合は左回りに傾く。従って、検知手段がこの傾きを検知する事で、通信端末装置が使用者の左右どちらかの耳にあてがわれているかを推測することができる。
【0009】
選択手段は、検知手段によって検知された通信端末装置の傾きに基づいて送話に使用するマイクロホンを選択する。そのため、通信端末装置が使用者の右側の耳にあてがわれている場合と、使用者の左側の耳にあてがわれている場合とで、声を明瞭に補足できる位置にあるマイクロホンの選択を行うことができる。
【0010】
従って、通信端末装置をあてがう耳によって、使用者の音声の集音が行いにくくなることを回避することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態について図1〜図9に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0012】
〔実施の形態1〕
実施の形態1では、傾きを検知する検知手段として、加速度センサを用いた場合の実施の形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態である携帯電話機1の外観の例を示している。携帯電話機1は、上部筐体2と下部筐体4とがヒンジ部分3で接続されている折り畳み式携帯電話機である。図1(a)は、携帯電話機1の使用状態であるオープンスタイルを正面から見た図である。図1(b)は、携帯電話機1のオープンスタイルを背面から見た図である。
【0014】
図1に示すように、上部筐体2はディスプレイ5とスピーカ6とカメラ装置9とを備えている。下部筐体4はステレオマイク8と操作部7とを備えている。ステレオマイク8は左側のマイクロホン8aと右側のマイクロホン8bとで構成されている。操作部7は、テンキー、方向キー、決定キーなどのキー群で構成されている。
【0015】
図2は本実施の形態1における携帯電話機1の構成図を示している。携帯電話機1は、操作部7と表示部5と制御部10と通信部12と記憶部13と音声制御部15と加速度センサ14とで構成されている。
【0016】
通信部12はアンテナ11を含んで構成される。通信部12はアンテナ11から受け取った受信信号を受話音声信号及び受信データ信号に復調する。次に通信部12は、復調した受話音声信号を音声制御部15に、そして受信データ信号を制御部10に出力する。また通信部12は、音声制御部15でA/D変換された送話音声信号と制御部10から与えられる送信データ信号とを変調したのちに、アンテナ11から出力する機能を有する。
【0017】
操作部7はユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容を制御部10に伝達する機能を有する。操作部7は、テンキー、オフフックキー、オンフックキー、方向キーなどのキー群を含む。
【0018】
音声制御部15は、通信部12から出力された受話音声信号をD/A変換してスピーカに出力する機能と、マイクロホン8から取得した送話音声信号をA/D変換した信号を通信部12に出力する機能とを有する。
【0019】
表示部5は、制御部10の指示による画像をディスプレイに表示する機能を有する。具体的には、表示部5は待ち受け画面、メールの文章、動画像などを表示する。表示部5はLCD(Liquid Crystal Display)などによって実現される。
【0020】
記憶部13は、携帯電話機の動作上必要な各種データやプログラムなどを記憶する機能を有する。また、記憶部13は音楽データや画像データなどを記憶する機能も有する。記憶部13はROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを含んで構成される。記憶部13は小型ハードディスクや不揮発性メモリなどを含んでいてもよい。
【0021】
加速度センサ14は、制御部10からの指示により携帯電話機1の傾きを検知する。携帯電話機1の傾きを検知するとは、加速度センサが図3に示すように携帯電話機1のオープンスタイルを正面から見たときに右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検知することを指す。
【0022】
加速度センサ14は、物体にかかる加速度を測定する機能を有している。重力による重力加速度は、常に鉛直下向きに一定である。加速度センサ14の感応軸が鉛直方向から傾いている場合に、加速度センサ14の感応軸方向に対する重力加速度は、鉛直方向からの傾いている角度に応じて変化する。その為、加速度センサ14は、重力加速度の変化分を検知することにより、物体が鉛直方向に対してどれだけ傾いているかを検知することができる。
【0023】
実施の形態1において加速度センサ14は、加速度センサ14が持つ鉛直方向に対する傾きを検知する機能を利用することにより、携帯電話機1の傾きが右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検知する。加速度センサの原理には、圧電式や半導体ピエゾ式、静電容量式によるものがあり、また、加速度センサの感応軸数は2軸、3軸のいずれでもよい。
【0024】
制御部10は、携帯電話機1の各部を制御する機能を有する。また、本発明においては、制御部10は選択部16を備えている。
【0025】
選択部16は、加速度センサ14によって検知された傾きに基づいて、マイクロホン8aとマイクロホン8bとで集音された音声に基づく音声信号の中から、送話に使用する音声信号を選択する。選択部16は、携帯電話機1の傾きが右回りの場合は8aで集音された音声に基づく音声信号を選択し、傾きが左回りの場合は8bで集音された音声に基づく音声信号を選択する。
【0026】
次に、本実施の形態における携帯電話機1の処理動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0027】
制御部10は操作部7を介して、オフフックがあるかないかを検出している(S10)。制御部10はオフフックを検出した場合は、着信に基づくオフフックか、もしくは発信に基づくオフフックかを検出する(S11)。
【0028】
制御部10は、検出したオフフックが携帯電話機1への着信に基づくオフフックの場合は、オフフックを検知してから1秒後(S12)に加速度センサ14に対して、携帯電話機1の傾きが右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検知させる(S14)。尚、実施の形態1では、オフフックを検知してから1秒後に制御部10が加速度センサ14に検知させる場合を記載するが、必ずしも1秒に限ったものではなく、何秒でもよい。
【0029】
制御部10は、検出したオフフックが携帯電話機1からの発信に基づくオフフックの場合は、相手側からの応答を受け取ると(S13)、加速度センサ14に対して携帯電話機1の傾きが右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検知させる(S14)。
【0030】
加速度センサ14は制御部10から指示があると、携帯電話機1の傾きを検知し、検知した結果を出力してもよい。また、加速度センサ14は制御部10からの指示に関係なく常に携帯電話機10の傾きを検知しており、制御部10からの指示があった場合に携帯電話機1の傾きの検知結果を出力してもよい。
【0031】
加速度センサ14が検知した携帯電話機1の傾きに基づいて、制御部10は音声制御部15に対して、右回りの場合はマイクロホン8aで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行い(S15)、左回りの場合はマイクロホン8bで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行う(S16)。
【0032】
以上の処理動作により、使用者が左右どちらの耳にあてて通話しているかの判断が可能となる。そして、使用者が左右どちらの耳にあてて通話しているかの判断結果に基づいて、送話のときに使用するマイクロホンを選択する。その為、携帯電話機1は、使用者の口の陰に隠れているマイクロホンを送話のときに使用することがなくなるので、送話の音声を明瞭に補足することができる。
【0033】
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1では傾きを検知する検知手段として加速度センサを使用する実施の形態を示した。本実施の形態においては、加速度センサを用いるのではなく、カメラ装置を用いた場合の実施の形態を説明する。
【0034】
本実施の形態における携帯電話機1の外観は図1と同一である。携帯電話1の構成は図5になる。実施の形態1と異なる構成についてのみ説明する。
【0035】
カメラ装置9は、CCDカメラ(Charge Coupled Device カメラ)、CMOSカメラ(Complementary Metal Oxide Semiconductor カメラ)などであり、画像や動画像などを撮像する機能を有する。
【0036】
制御部10は選択部16と画像解析部20を備えている。
【0037】
画像解析部20は、カメラ装置9が撮像した動画像を解析することで、携帯電話機1の傾きを検知する機能を有する。カメラ装置が撮像した動画像の中から、画像認識により特徴的な被写体の切り出しを行うことで、傾き判別の為の被写体を選択する。画像解析部は、カメラ装置9によって選択された被写体が、選択された時点の位置と比較して、どの方向に移動したかを判断することにより右回りか左回りかを検知する。
【0038】
具体的には図6のように、撮影開始時の状態Xにおいて、カメラ装置9が選択した被写体を「A」とした場合に、被写体「A」が状態Yの方向に移動した場合を右回りと検知する。被写体「A」が状態Zの方向に移動した場合は左回りと検知する。画像を連続して撮像し、連続して撮像した画像の被写体に対して同様の解析することにより傾きを検知してもよい。ただし、カメラ装置9で撮像された動画像が鏡像処理されて表示部5に表示されている場合は、被写体「A」が状態Yの方向に移動した場合を左回りと検知し被写体「A」が状態Zの方向に移動した場合は右回りと検知する。
【0039】
次に、本実施の形態における携帯電話機1の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0040】
制御部10は操作部7を介して、オフフックがあるかないかを検出している(S20)。制御部10は、オフフックを検知すると、カメラ装置9に対して動画像の撮像させる(S21)。
【0041】
カメラ装置9が撮像している動画像に対して、画像解析部20が解析を行い(S22)、携帯電話機1が右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検出する(S23)。
【0042】
画像解析部20が解析した携帯電話機1の傾きの結果に基づいて制御部10は、音声制御部15に対して、右回りの場合はマイクロホン8aで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行い(S24)、左回りの場合はマイクロホン8bで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行う(S25)。
【0043】
送話の開始が行われると、制御部10はカメラ装置9に対して動画像の撮像を終了させる(S26)。
【0044】
以上が実施の形態2に基づく動作である。以上の処理動作により、携帯電話機1は実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
【0045】
〔実施の形態3〕
傾きを検知する検知手段として、実施の形態1では加速度センサを使用する実施の形態を示し、実施の形態2ではカメラ装置を使用する実施の形態を示した。実施の形態3においては、傾きを検知する手段として、音声信号を比較する場合の実施の形態を説明する。
【0046】
実施の形態3における携帯電話1の構成は図7である。実施の形態1と実施の形態2との異なる構成についてのみ説明する。
【0047】
実施の形態3における制御部10は選択部16と音声比較部30とを備えている。
音声比較部30は、ステレオマイクロホン8で集音した音声に基づく送話音声信号を比較することにより、携帯電話機1の傾きを検知する。具体的には、音声比較部30は、マイクロホン8aとマイクロホン8bとを用いて集音した音声に基づく送話音声信号の信号強度を比較する。音声比較部30は、信号強度が高い方を送話音声信号内にノイズが少ないと推定する。
【0048】
マイクロホン8bは、使用者が携帯電話機1を右耳にあてた場合は、携帯電話機1が右回りに傾いているために、使用者の口元の陰に隠れる。そのため、マイクロホン8aで集音した音声信号はマイクロホン8bで集音した音声信号と比較してノイズが少ないと推定できる。逆に、使用者が左耳に携帯電話機1をあてた場合は、マイクロホン8bで集音した音声信号の方がノイズは少ないと推定できる。これにより、信号強度を比較することにより、携帯電話機1が右回り、もしくは左回りのどちらに傾いているかを判断することができる。音声比較部30は、推定結果がマイクロホン8aの場合は、携帯電話機1は右回りに傾いていると判断し、推定結果がマイクロホン8bの場合は、携帯電話機1は左回りに傾いていると判断する。音声信号を比較する手段は他に、音声信号の音圧を比較し、音圧の最大値の高い方を音声信号内にノイズが少ないと推定する方法や、信号対雑音比を比較し、信号対雑音比が高い方を音声信号にノイズが少ないと推定する方法などがある。
【0049】
次に、本実施の形態における携帯電話機1の動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】
制御部10は操作部7を介して、オフフックがあるかどうかを検出している(S30)。制御部10はオフフックを検出した場合は、着信に基づくオフフックか、もしくは発信に基づくオフフックかを検出する(S31)。
【0051】
制御部10は、検出したオフフックが携帯電話機1への着信に基づくオフフックの場合は、オフフックを検知してから1秒後(S32)に音声制御部15に対してマイクロホン8aとマイクロホン8bとを用いて音声を集音するように指示する(S34)。
【0052】
尚、実施の形態3では、オフフックを検知してから1秒後に制御部10が音声制御部15に対して指示を行うが、必ずしも1秒に限ったものではなく、何秒でもよい。
【0053】
制御部10は、検出したオフフックが携帯電話機1からの発信に基づくオフフックの場合は、相手側からの応答を受け取ると(S33)、音声制御部15に対してマイクロホン8aとマイクロホン8bとを用いて音声を集音するように指示する(S34)。
【0054】
音声比較部30は、マイクロホン8aを用いて集音した音声に基づく音声信号の信号強度と、マイクロホン8bを用いて集音した音声に基づく送話音声信号の信号強度を比較すること(S35)で携帯電話機1が右回り又は左回りのどちらに傾いているかを検知する(S36)。
【0055】
制御部10は音声制御部15に対して、携帯電話機1が右回り又は左回りのどちらに傾いているかに基づいて、右回りの場合はマイクロホン8aで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行い(S37)、左回りの場合はマイクロホン8bで集音された音声に基づく音声信号を使用させることで送話を行う(S38)。
【0056】
以上が、実施の形態3に基づく携帯電話機1の動作である。以上の処理動作により実施の形態1と同じ効果をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】携帯電話機の外観の一例を示した図である。また(a)は携帯電話機のオープンスタイルを正面から見た図1(b)は携帯電話機のオープンスタイルを背面から見た図である。
【図2】実施の形態1における携帯電話機の機能構成を示した機能構成図である。
【図3】右回り、左回りの傾きを示した図である。
【図4】実施の形態1における処理動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態2における携帯電話機の機能構成を示した機能ブロック図である。
【図6】被写体の動きに基づく右回り又は左回りの検知例を示した図である。
【図7】実施の形態2における処理動作を示したフローチャートである。
【図8】実施の形態3における携帯電話機の機能構成を示した機能構成図である。
【図9】実施の形態3における処理動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0058】
1 携帯電話機
2 上部筐体
3 ヒンジ部
4 下部筐体
5 表示部
6 スピーカ
7 操作部
8 マイクロホン
9 カメラ装置
10 制御部
11 アンテナ
12 通信部
13 記憶部
14 加速度センサ
15 音声制御部
16 選択部
20 画像解析部
30 音声比較部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のマイクロホンと、
通信端末装置の傾きを検知する検知手段と、
上記検知手段によって検知された通信端末装置の傾きに基づいて、上記複数のマイクロホンの中から、いずれか1つのマイクロホンで集音された音声に基づく音声信号を選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】
上記検知手段は、上記通信端末装置にかかる加速度を検知することにより、通信端末装置の傾きを検知することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
【請求項3】
撮像装置をさらに備え、
上記検知手段は、上記撮像装置が撮像した動画像を解析することにより、通信端末装置の傾きを検知することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
【請求項4】
上記検知手段は、上記複数のマイクロホンで集音された各音声信号を比較することで、通信端末装置の傾きを検知することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。

【図2】
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【図5】
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【図8】
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【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−227775(P2008−227775A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−61168(P2007−61168)
【出願日】平成19年3月12日(2007.3.12)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】