説明

通信端末

【課題】 騒音の大きい環境で電話端末を使用するとき、スピーカの音量を上げると相手側の声が聞き取りやすくなるが、スピーカから放音された音がマイクロフォンに回り込み、エコーが発生するという問題があった。そこで、かかるエコーを抑制する。
【解決手段】 電話端末(携帯電話器)に押しボタンスイッチ56を設けた。騒音が大きいときにユーザが押しボタンスイッチ56を押下すると、スピーカ34の音量が上がるとともにマイクロフォン32から入力された送話信号が減衰または遮断される。これにより相手側の声を充分な音量で放音しつつエコーの発生を抑制することができる。また、マイクロフォン32から入力された送話信号を単に減衰または遮断するのみならず、これに代えて(またはこれとミキシングして)所定の楽音信号等を送信することにより、相手側は、当該電話端末の使用者が「聞き取り状態」になったことを知ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定電話器や携帯電話器に用いて好適な通信端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より知られている一般的な電話通話の方式を図2に示す。図において72は電話端末であり、その内部に相手側から受信した音声信号を放音するスピーカ74と、電話端末72の使用者の音声を入力するマイクロフォン76とが設けられている。同様に、相手側の電話端末80にはマイクロフォン82とスピーカ84とが設けられている。両電話端末が通信網60を介して接続されると、双方向に同時に音声信号を伝送することができる。また、両通話者は必要に応じてスピーカ74,84のボリュームを調節することができる。また、このような電話端末によって相手側と通話する際に、背景音楽を相手側に送信できる技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−60993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、図2の構成において電話端末72,80が周囲の騒音の大きい環境で使用される場合には、両通話者は相手側の声を聞きやすくするためにスピーカ74,84のボリュームを操作して音量を増大させる場合が多い。しかし、音量を増大させるとエコーが発生するという問題が生じる。すなわち、自機のスピーカから放音された相手側の音声が、さらに自機のマイクロフォンを介して相手側に返信され、通話品質が著しく悪化する。上述した特許文献1は、単に背景音楽を相手側に送信するものであり、上述した問題点を解決できるわけではない。また、電話端末72,80または通信網60にエコーキャンセラを設ける技術も知られているが、エコーキャンセラの能力を高めるほどコストアップにつながるという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で高い通話品質を確保できる通信端末を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載の通信端末にあっては、複数の通話者が同時に送話できる通信網(60)に使用され、マイクロフォン(32)とスピーカ(34)とを有する通信端末(携帯電話器)であって、自機から相手方への送話のオン/オフ状態を設定する設定部(56)と、前記設定部がオフ状態に設定されると、前記マイクロフォンから相手側に送信される送話信号を減衰または消去する送話信号減衰手段(42,46)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の通信端末において、音声信号を自動的に生成する音声信号生成手段(20)を有し、前記送話信号減衰手段(42または変形例)は、前記設定部がオフ状態に設定されると、前記送話信号に代えて前記音声信号を相手方に送信し、または前記送話信号を減衰して前記音声信号とミキシングし該ミキシング結果の信号を相手方に送信するものであることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1記載の通信端末において、前記設定部は、ユーザが操作可能なスイッチ(56)であることを特徴とする。
さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項3記載の通信端末において、前記通信端末は、使用状態において一端が使用者の耳に対向し他端が該使用者の口に対向する柱体状の筐体(50)を有し、前記スイッチ(56)は前記筐体の前記一端近傍に設けられた押しボタンスイッチであることを特徴とする。
さらに、請求項5記載の構成にあっては、請求項1記載の通信端末において、前記音声信号生成手段は、着信音を生成する音源であることを特徴とする。
さらに、請求項6記載の構成にあっては、請求項1記載の通信端末において、前記設定部(変形例)は、前記マイクロフォンから入力された前記送話信号のレベルに応じて前記送話のオン/オフ状態を自動的に設定することを特徴とする。
さらに、請求項7記載の構成にあっては、請求項1記載の通信端末において、前記設定部がオフ状態に設定されると相手側から受信した受話信号の音量を大とし、前記設定部がオン状態に設定されると該受話信号の音量を小とする受話信号調整手段(41)をさらに有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
このように、本発明によれば、設定部がオフ状態にされると、自機から相手方への送話信号を減衰または消去するから、エコーの影響を簡単に除去することができ、高い通話品質を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
1.第1実施例
1.1.第1実施例の構成
次に、本発明の第1実施例の携帯電話器の外観構成を図1を参照し説明する。
図において携帯電話器の筐体50は略六面体の柱体状に形成されており、その上端付近にはスピーカ34が、また下端付近にはマイクロフォン32が埋設されている。52はディスプレイであり、ユーザに対して各種情報を表示する。54はテンキーボードであり、相手側の電話番号や文字情報等を入力する。56は押しボタンスイッチであり、筐体50の正面から見て左側面であって筐体50の上端近傍に設けられている。従って、ユーザが筐体50を裏面から左手で把持し、スピーカ34をユーザの耳元に近接させ、マイクロフォン32を口元に近接させると、押しボタンスイッチ56はユーザの左手親指付近に位置することになる。これにより、通話中であってもユーザは押しボタンスイッチ56を容易に操作することができる。
【0008】
次に、本実施例の携帯電話器のハードウエア構成を図3を参照し説明する。
図において10はCPUであり、ROM14に格納されたプログラム(詳細は後述する)に基づいて、バス18を介して他の構成要素を制御する。12はRAMであり、CPU10のワークメモリとして使用される。16はフラッシュメモリであり、電話番号やMIDI等の演奏情報、その他携帯電話器の各種設定状態が記憶される。また、上述した押しボタンスイッチ56およびテンキーボード54の操作状態はバス18を介してCPU10に入力され、ユーザに対して表示すべき各種情報はCPU10からバス18を介してディスプレイ52に出力される。20は音源であり、フラッシュメモリ16等に記憶された演奏情報に基づいて、楽音信号、その他の音データを再生する。この音データは、着信音として使用される他、通話の相手側に伝送される音声信号としても使用される。そして、周知の携帯電話器と同様に、ユーザは音データをダウンロードし、あるいは自作することによって音データの内容を自由に更新することができる。
【0009】
36はADコンバータであり、マイクロフォン32から入力されたアナログの音声信号(送話信号)をデジタルの送話信号に変換する。42は切換部であり、CPU10の制御に基づいて、ADコンバータ36から供給された送話信号または音源20から供給された音声信号のうち何れか一方の信号を選択する。44はCODECであり、切換部42において選択された音声信号を符号化し、通信網60を介して相手側に送信するとともに、通信網60を介して供給された符号化音声信号を復号化する。40はDAコンバータであり、この復号化された音声信号をアナログ信号に変換する。41は音量設定部であり、このアナログ信号を増幅し、スピーカ34を介して放音する。この音量設定部41におけるゲインはCPU10によって設定される。
【0010】
1.2.第1実施例の動作
次に、第1実施例の動作を説明する。まず、携帯電話器の電源が投入され待ち受け状態になると、携帯電話器側から相手側に対して発呼を行い、あるいは相手側からの着呼を受け付けることが可能になる。このようにして、通話が開始されると、図5に示す送話制御ルーチンが起動される。図において処理がステップSP10に進むと、RAM12内に確保されたカウンタCN(RAM12内に確保された変数)が「0」にリセットされる。次に、処理がステップSP12に進むと、押しボタンスイッチ56がオン状態に設定されているか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP24に進み、切換部42がマイクロフォン32側にセットされる。これにより、該携帯電話器のユーザの送話信号がCODEC44および通信網60を介して相手側に伝送されることになる。
【0011】
次に、処理がステップSP26に進むと、音量(音量設定部41のゲイン)が「小」に設定される。なお、「小」とは通常の通話に用いられる音量であり、具体的に「小」としてどの程度のゲインを設定するかは、ユーザが適宜決定することができる。次に、処理がステップSP22に進むと、通話が終了したか否かが判定され、通話が終了していなければ処理はステップSP12に戻る。従って、押しボタンスイッチ56がオフ状態である限り、以後はステップSP12,SP24およびSP22のループが繰り返され、通話が続行されることになる。そして、相手側から受信した音声信号(受話信号)は「小」レベルにてスピーカ34から放音され続けることになる。
【0012】
ここで、周囲の雑音が大きい場合等においてユーザが押しボタンスイッチ56を押下すると、ステップSP12において「YES」と判定され、処理はステップSP14に進む。ここでは、カウンタCNが「1」だけカウントアップされる。なお、ステップSP14においては、カウンタCNは「0」以上、所定の最大値CNmax以下の範囲内で循環的にカウントアップされるため、既にカウント結果が最大値CNmaxに達していた場合はカウンタCNは「0」に設定される。次に、処理がステップSP16に進むと、音源20に対して、カウンタCNの値に応じた音データの再生が指示される。
【0013】
ここで、「音データ」は、MIDI等の演奏情報であってもよく、PCMサンプリング音であってもよい。また、音データが演奏情報である場合にこれを「再生する」とは、演奏情報に基づいて楽音信号を生成することを意味する。これら音データは予めフラッシュメモリ16に格納されており、「0〜CNmax」の範囲の整数に対して対応付けられている。なお、通信網60内、あるいは相手側の電話端末にはボイススイッチやエコーキャンセラが設けられていることが多い。上述したように相手側への送信に使用される音データはユーザが自由に設定できるが、通信網60や相手側にボイススイッチやエコーキャンセラが設けられている場合には、このボイススイッチが誤動作せず、エコーキャンセラが安定するような音データを選択することが望ましい。
【0014】
次に、処理がステップSP17に進むと、音量(音量設定部41のゲイン)が「大」に設定される。なお、「大」とは少なくとも「小」を超える音量であって、周囲の騒音が大きい場合に用いられる音量である。具体的に「大」としてどの程度のゲインを設定するかは、ユーザが適宜決定することができる。次に、処理がステップSP18に進むと、切換部42が音源20側にセットされる。これにより、音データの再生音がCODEC44を介して相手側に送信される。次に、処理がステップSP20に進むと、押しボタンスイッチ56がオフ状態にされたか否かが判定され、オフ状態にされるまでここで処理が待機される。そして、押しボタンスイッチ56がオフ状態にされると、処理はステップSP22,SP12を順次介してステップSP24に進み、切換部42が再びマイクロフォン32側にセットされる。
【0015】
次に、押しボタンスイッチ56が再び押下されると、ステップSP14においてカウンタCNがカウントアップされ、更新されたカウンタCNに対応する音データが再生されることになる。以後同様に、押しボタンスイッチ56が押下される毎にカウンタCNが更新され、再生される音データもその都度変更される。この音データの再生音が相手側に伝送されると、相手側は本実施例の携帯電話器のユーザの「聞き取り意志」を把握することができる。これにより、周囲の騒音が大きい場合であっても会話を円滑に進めることができる。
【0016】
ここで、図4(a)〜(c)に本実施例のタイミングチャートを示す。図4(a)は、押しボタンスイッチ56の操作状態であり、オン状態またはオフ状態の何れかである。ここで、上述したカウンタCNの最大値CNmaxは、ユーザが適宜設定することができる。仮に最大値CNmaxを「0」にすると、上記ステップSP14の処理が何度実行されてもカウンタCNは「0」のまま保持される。かかる場合は、図4(b)に示すように、押しボタンスイッチ56が押下されると常に同一の音データ(0)の再生音が相手側に送信される。また、最大値CNmaxを「1」以上の値にすると、図4(c)に示すように、押しボタンスイッチ56が押下される毎に再生される音データが切り替えられる。図4(c)の態様を採用すると、携帯電話器のユーザが一度「聞き取り状態」から抜け再び「聞き取り状態」になった場合に、その旨を相手側に明確に伝えることができる。
【0017】
2.第2実施例
次に、本発明の第2実施例の携帯電話器のハードウエア構成を図6を参照し説明する。なお、図6において図2の各部に対応する部分には同一の符号を付す。図6においては、音源20からCODEC44に至る信号経路は設けられていない。これは、本実施例において音源20は着信音等の再生に使用されるが、相手側に送信される音データの再生には使用されないためである。また、本実施例においては、切換部42に代えてレベル調節部46が設けられている。このレベル調節部46は、CPU10の制御に基づいて、ADコンバータ36からCODEC44に供給される送話信号のレベルを増減するものである。
【0018】
次に、本実施例の動作を送話制御ルーチン(図7)を参照し説明する。図7においては、第1実施例の送話制御ルーチン(図5)におけるSP10,SP14およびSP16の各ステップは設けられていない。これは、上述したように、相手側に音データの再生音を送信しないためである。また、本実施例においては、第1実施例のステップSP18およびSP24に代えて、ステップSP18aおよびSP24aが各々実行される。まず、ステップSP24aにおいては、音量設定部41におけるゲインが「大」に設定される。ここで「大」とは、通常の通話時に相手側に送話信号を送信するために用いて好適なレベルである。
【0019】
また、ステップSP18aにおいては、音量設定部41におけるゲインが「小」に設定される。ここで、「小」とは、スピーカの音量が「大」になったとしても、実質的に無視できる程度にエコーを抑制できるレベルである。具体的に「大」および「小」としてどの程度のゲインを設定するかは、ユーザが適宜決定することができる。また、「小」のゲインは「0」に設定してもよく、かかる場合はステップSP18aが実行されると、相手側に送信される送話信号は完全に消音されることになる。上記構成によれば、ユーザが押しボタンスイッチ56を押下すると、送話信号は減衰または消音されるとともにスピーカ34からは大音量の受話信号が放音される。また、ユーザが押しボタンスイッチ56をリリースすると、送話信号のゲインおよび受話信号の音量は通常のレベルに設定される。これにより、周囲の騒音が大きい場合であっても、押しボタンスイッチ56を適宜操作することにより、ユーザは会話を円滑に進めることができる。
【0020】
3.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)第1実施例において、音データが演奏情報である場合には、該演奏情報に基づいて生成された楽音信号が相手側に送信された。しかし、相手側にて演奏情報を解釈して楽音信号を生成する機能を有している場合には、楽音信号を生成することなく、これに代えて演奏情報そのものを相手側に送信してもよい。また、音データが演奏情報である場合に「演奏情報そのものを相手側に送信する」という機能の有効/無効を携帯電話器にて設定できるようにしておくことが望ましい。
【0021】
(2)第1実施例においては音データを再生するための音源を、着信音等を生成する音源20と兼用したが、これに代えて音データを再生するための専用の音源を用いてもよい。
(3)第1,第2実施例においては、押しボタンスイッチ56のオン/オフ状態に基づいて送話信号の減衰または消音の有無を設定したが、これに代えてマイクロフォン32から入力された送話信号のレベルを検出するレベル検出器を設け、検出したレベルに応じて、送話信号の減衰または消音の有無を設定するようにしてもよい。すなわち、検出された音声信号のレベルが所定の閾値を超えたとき、ユーザが相手側に対して送話する意志を有したものとみなし、これを送話信号として減衰させることなく相手側に送信する一方、検出されたレベルが該閾値未満であるとき、この音声信号は雑音(またはスピーカ34から回りこんだエコー)であるとみなし、送話信号を減衰しまたは消音するとよい。
【0022】
(4)第1実施例においては、音源20から音データの再生音が相手側に伝送されるときは、切換部42において送話信号は完全に遮断されたが、送話信号を完全に遮断するのではなく、ある程度減衰させて音データの再生音とともにミキシングし、そのミキシング結果を相手側に送信するようにしてもよい。
(5)第1,第2実施例においては通信端末の一例として携帯電話器を適用した例を説明したが、本発明の通信端末は携帯電話器以外の電話端末等、種々の端末に適用できることは言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施例の携帯電話器の正面図である。
【図2】電話端末を用いた通信の概要の説明図である。
【図3】第1実施例の携帯電話器のブロック図である。
【図4】第1実施例のタイミングチャートである。
【図5】第1実施例の制御プログラムのフローチャートである。
【図6】第2実施例の携帯電話器のブロック図である。
【図7】第2実施例の制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
【0024】
10:CPU、12:RAM、14:ROM、16:フラッシュメモリ、18:バス、20:音源、32:マイクロフォン、34:スピーカ、36:ADコンバータ、40:DAコンバータ、41:音量設定部、42:切換部、44:CODEC、46:レベル調節部、50:筐体、52:ディスプレイ、54:テンキーボード、56:押しボタンスイッチ(設定部)、60:通信網、76:マイクロフォン、82:マイクロフォン、72,80:電話端末(通信端末)、74,84:スピーカ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の通話者が同時に送話できる通信網に使用され、マイクロフォンとスピーカとを有する通信端末であって、
自機から相手方への送話のオン/オフ状態を設定する設定部と、
前記設定部がオフ状態に設定されると、前記マイクロフォンから相手側に送信される送話信号を減衰または消去する送話信号減衰手段と
を有することを特徴とする通信端末。
【請求項2】
音声信号を自動的に生成する音声信号生成手段を有し、
前記送話信号減衰手段は、前記設定部がオフ状態に設定されると、前記送話信号に代えて前記音声信号を相手方に送信し、または前記送話信号を減衰して前記音声信号とミキシングし該ミキシング結果の信号を相手方に送信するものである
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項3】
前記設定部は、ユーザが操作可能なスイッチである
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項4】
前記通信端末は、使用状態において一端が使用者の耳に対向し他端が該使用者の口に対向する柱体状の筐体を有し、
前記スイッチは前記筐体の前記一端近傍に設けられた押しボタンスイッチである
ことを特徴とする請求項3記載の通信端末。
【請求項5】
前記音声信号生成手段は、着信音を生成する音源であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項6】
前記設定部は、前記マイクロフォンから入力された前記送話信号のレベルに応じて前記送話のオン/オフ状態を自動的に設定することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項7】
前記設定部がオフ状態に設定されると相手側から受信した受話信号の音量を大とし、前記設定部がオン状態に設定されると該受話信号の音量を小とする受話信号調整手段
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−100897(P2006−100897A)
【公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−281086(P2004−281086)
【出願日】平成16年9月28日(2004.9.28)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】