説明

通信装置及び測位方法

【課題】本発明の目的は、通信装置の電池の持ち時間が短くなるという課題を解決する通信装置及び通信システム及び測位方法及び測位プログラムを提供することにある。
【解決手段】本願発明の通信装置91は、基地局92から衛星93の航法データを含むアシストデータを用いて位置を測位する測位部11と、アシストデータを取得して測位部11に出力すると、測位部11が位置を測位し終わる前に基地局92との通信を終了する通信部12と、を備える。また、通信装置91はCPU部13を備え、本実施形態に係る通信装置の測位プログラムを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置及び通信システム及び測位方法及び測位プログラムに関し、特に、アシストデータを用いて位置を測位するGNSS(Global Navigation Satellite System)に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話の通信機能を利用したアシスト型GPS(Global Positioning System)方式が利用されている。アシスト型GPS方式は、基地局から航法メッセージなどの衛星情報を含むアシストデータを受け、アシストデータを用いて測位することで、高感度で高速な測位を可能とする。
【0003】
測位機能付き通信装置の一例が特許文献1及び2に記載されている。特許文献1の通信装置は、通信部と、位置演算部と、通信開始判断部を備え、以下のように動作する。通信部は、衛星情報を基地局から受信する。位置演算部は、通信部の取得する衛星情報を用いて通信装置の位置を測位する。通信開始判断部は、最新の衛星情報を取得する必要があるか否かを判断し、最新の衛星情報を取得する必要がある場合のみ通信部に通信を開始させる。
【0004】
特許文献2の通信装置は、アシスト信号受信手段と、位置検出手段と、GPSエンジンと、を備え、以下のように動作する。位置検出手段は、GPSエンジンを作動させて端末装置の位置を検出する。位置検出手段は、携帯電話機が交通機関の最寄り駅の近傍に到着するまで現在位置を検出し続け、携帯電話機が交通機関の最寄り駅の近傍に到着するとGPSエンジンの電源をOFFにする。そして、携帯電話機が交通機関の到着駅に近づいたらGPSエンジンの電源をONにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−344522号公報
【特許文献2】特開2007−187620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に記載の通信装置においては、最新の衛星情報を取得する必要がある場合には、通信装置が測位している間、通信部も位置演算部も電力を消費するため、通信装置の電池の持ち時間が短くなるという問題点があった。
【0007】
特許文献2に記載の通信装置においては、携帯電話機が交通機関の最寄り駅の近傍に到着するまでは、アシスト信号受信手段も位置検出手段もGPSエンジンも電力を消費するため、通信装置の電池の持ち時間が短くなるという問題点があった。
【0008】
本発明の目的は、上述した課題である通信装置の電池の持ち時間が短くなるという課題を解決する通信装置及び通信システム及び測位方法及び測位プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本願発明の通信装置は、基地局から衛星の航法データを含むアシストデータを用いて位置を測位する測位部と、前記アシストデータを取得して前記測位部に出力すると、前記測位部が位置を測位し終わる前に前記基地局との通信を終了する通信部と、を備える。
【0010】
上記目的を達成するために、本願発明の通信システムは、本願発明の通信装置と、基地局と、を備える。
【0011】
上記目的を達成するために、本願発明の通信装置の測位方法は、衛星の航法データを含むアシストデータを基地局から通信装置に通知するアシストデータ通知手順と、前記基地局と前記通信装置の間の通信を終了する通信終了手順と、前記基地局と前記通信装置の間の通信を再開し、前記通信装置で測位した前記通信装置の位置を、前記基地局に通知する測位結果通知手順と、を順に有する。
【0012】
上記目的を達成するために、本願発明の通信装置の測位プログラムは、衛星の航法データを含むアシストデータを基地局から前記アシストデータを取得するアシストデータ取得ステップと、前記基地局との通信を終了する通信終了ステップと、前記基地局との通信を再開し、前記アシストデータを用いて測位した前記通信装置の位置を、前記基地局に送信する測位結果送信ステップと、を順にコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、通信装置の電池の持ち時間を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施形態1及び2に係る通信システムの概略構成図である。
【図2】実施形態1及び2に係る通信装置の測位方法の一例を示す。
【図3】実施形態1及び2に係る通信装置の測位プログラムの一例を示す。
【図4】通信装置及び基地局の具体的な動作の一例を示す。
【図5】実施形態3に係る通信装置の測位方法の一例を示す。
【図6】実施形態3に係る通信装置の測位プログラムの一例を示す。
【図7】通信装置及び基地局の具体的な動作の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0016】
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成図である。本実施形態に係る通信システムは、通信装置81と、基地局92と、を備え、本実施形態に係る通信装置81の測位方法を実行する。
【0017】
図2に、本実施形態に係る通信装置の測位方法の一例を示す。本実施形態に係る通信装置の測位方法110は、アシストデータ通知手順S113と、通信終了手順S115と、測位結果通知手順S124と、を順に有する。アシストデータ通知手順S113では、衛星93の航法データを含むアシストデータを基地局92から通信装置81に通知する。通信終了手順S115では、基地局92と通信装置81の間の通信を終了する。その後、通信装置81の測位が終了する。そして、測位結果通知手順S124では、基地局92と通信装置81の間の通信を再開し、通信装置81で測位した通信装置81の位置を、基地局92に通知する。
【0018】
例えば、図1に示す通信装置81は、測位部11と、通信部12と、を備え、以下のように動作する。通信部12は、基地局92からアシストデータを取得して測位部11に出力すると、測位部11が位置を測位し終わる前に基地局92との通信を終了する。測位部11は、基地局92から衛星93の航法データを含むアシストデータを用いて位置を測位する。測位部11は、例えば、アシスト型GPS方式を用いて通信装置81の位置を測位する。その後、通信部12は、測位部11が通信装置81の位置を測位し終わると、基地局92との通信を再開し、測位部11の測位結果を基地局92に送信する。
【0019】
なお、通信装置81が図1に示すCPU部13をさらに備える場合、通信装置81は、CPU部13に通信装置の測位プログラムを実行させてもよい。図3に、本実施形態に係る通信装置の測位プログラムの一例を示す。通信装置の測位プログラム210は、衛星93の航法データを含むアシストデータを基地局92からアシストデータを取得するアシストデータ取得ステップS213と、基地局92との通信を終了する通信終了ステップS215と、基地局92との通信を再開し、アシストデータを用いて測位した通信装置81の位置を、基地局92に送信する測位結果送信ステップS224と、を順にコンピュータに実行させる。通信装置の測位プログラムを実行することで、通信装置81と同様の効果を得ることができる。
【0020】
通信装置81が上記構成を備え、本実施形態に係る通信装置の測位方法を実行することで、通信装置81の位置を測位することができる。ここで、通信部12がアシストデータを取得すると、できるだけ早いタイミングで通信セッションを開放する。通信装置81は基地局92との通信時間を短縮し、測位部11での測位中の通信部12の消費電力を削減することができるため、通信装置の電池の持ち時間を延ばすことができる。
(実施形態2)
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成図である。本実施形態に係る通信システムは、通信装置91と、基地局92と、を備え、本実施形態に係る通信装置91の測位方法を実行する。
【0021】
図2に、本実施形態に係る通信装置の測位方法の一例を示す。本実施形態に係る通信装置の測位方法は、アシストデータ通知手順S113と、通信終了手順S115と、測位結果通知手順S124と、を順に有する。アシストデータ通知手順S113では、衛星93の航法データを含むアシストデータを基地局92から通信装置91に通知する。通信終了手順S115では、基地局92と通信装置91の間の通信を終了する。その後、通信装置91の測位が終了する。そして、測位結果通知手順S124では、基地局92と通信装置91の間の通信を再開し、通信装置91で測位した通信装置91の位置を、基地局92に通知する。
【0022】
例えば、図1に示す通信装置91は、測位部11と、通信部12と、を備え、以下のように動作する。通信部12は、基地局92からアシストデータを取得して測位部11に出力すると、測位部11が位置を測位し終わる前に基地局92との通信を終了する。測位部11は、基地局92から衛星93の航法データを含むアシストデータを用いて位置を測位する。測位部11は、例えば、アシスト型GPS方式を用いて通信装置91の位置を測位する。その後、通信部12は、測位部11が通信装置91の位置を測位し終わると、基地局92との通信を再開し、測位部11の測位結果を基地局92に送信する。
【0023】
図2に示す本実施形態に係る通信装置の測位方法では、通信終了手順S115と測位結果通知手順S124の間に、アシストデータを用いた測位を通信装置91で開始する算出開始手順S136をさらに有する。この場合、図1に示す測位部11は、通信部12が基地局92との通信を終了した後に、通信部12の取得したアシストデータを用いて通信装置91の位置の測位を開始する。
【0024】
なお、通信装置91は、図1に示すCPU部13を備え、CPU部13に通信装置の測位プログラムを実行させてもよい。図3に、本実施形態に係る通信装置の測位プログラムの一例を示す。通信装置の測位プログラムは、衛星93の航法データを含むアシストデータを基地局92からアシストデータを取得するアシストデータ取得ステップS213と、基地局92との通信を終了する通信終了ステップS215と、基地局92との通信を再開し、アシストデータを用いて測位した通信装置91の位置を、基地局92に送信する測位結果送信ステップS224と、を順にコンピュータに実行させる。通信装置の測位プログラムを実行することで、通信装置91が上記構成を備えた場合と同様の効果を得ることができる。本実施形態では、通信終了ステップS215と測位結果送信ステップS224の間に、アシストデータを用いて通信装置91の位置の測位を開始する算出開始ステップS236をさらにコンピュータに実行させる。
【0025】
通信装置91が上記構成を備え、本実施形態に係る通信装置の測位方法を実行することで、通信装置91の位置を測位することができる。ここで、通信部12がアシストデータを取得すると、できるだけ早いタイミングで通信セッションを開放する。通信装置91は基地局92との通信時間を短縮し、測位部11での測位中の通信部12の消費電力を削減することができるため、通信装置の電池の持ち時間を延ばすことができる。
【0026】
図4に、通信装置及び基地局の具体的な動作の一例を示す。
ステップS110では、通信装置91は、測位を開始する。
ステップS111では、通信装置91と基地局92は、通信セッションを確立し、通信を開始する。
ステップS112では、通信装置91は、アシストデータの要求を行なう。
ステップS113では、基地局92は、通信装置91にアシストデータを通知する。
【0027】
ステップS114では、通信装置91の測位部は、通信部12の取得したアシストデータを用いて通信装置91の概略位置を算出する。そして、通信装置91の通信部は、測位部の算出する概略位置を基地局92に送信する。これにより、通信装置91と基地局92との通信セッションの開放が可能となる。
ステップS115では、基地局92との通信を終了する。
【0028】
ここで、概略位置は、通信セッションを開放できる情報である。例えば、アシストデータに含まれている通信装置91の初期位置、又は、通信装置91が予め格納している擬似的な位置、又は、アシストデータから算出される概算位置である。
【0029】
概略位置がアシストデータに含まれている初期位置であることで、アシストデータを取得後に速やかに通信を終了することができる。概略位置が通信装置91の予め格納している擬似的な位置であることで、アシストデータから初期位置を抽出することなく、速やかに通信を終了することができる。概略位置がアシストデータから算出される概算位置であることで、実際の通信装置91の位置により近い位置情報を、基地局92に通知することができる。
【0030】
ステップS116では、次に、通信装置91の測位部は、通信部が基地局92との通信を終了した後に、通信部12の取得したアシストデータを用いて通信装置91の位置の測位を開始する。例えば、複数の衛星93から取得したデータと、基地局92から取得したアシストデータと、に基づき、アシスト型GPS方式を用いて測位する。
ステップS117では、測位が完了したら、測位を終了する。
【0031】
ステップS120では、通信装置91は、測位を再度開始する。
ステップS121では、通信装置91と基地局92は、通信セッションを確立し、通信を開始する。
ステップS122では、通信装置91は、アシストデータの要求を行なう。
ステップS123では、基地局92は、通信装置91にアシストデータを通知する。
【0032】
ステップS124では、通信装置91は、ステップS116での測位結果を、基地局92に通知する。
ステップS125では、通信装置91は、基地局92との通信を終了する。
【0033】
通信装置91は、上記の動作を行なうことで、通信装置91の位置を測位することができる。なお、本実施形態では理解の容易のため、通信装置91と基地局92との詳細なメッセージのやり取りについては省略した。
【0034】
(実施形態3)
本実施形態に係る通信システムは、図2に示す算出開始手順S136を、アシストデータ通知手順S113と通信終了手順S115の間に行なう。
【0035】
図5に、本実施形態に係る通信装置の測位方法の一例を示す。本実施形態に係る通信装置の測位方法は、アシストデータ通知手順S113と、算出開始手順S136と、通信終了手順S115と、測位結果通知手順S124と、を順に有する。
【0036】
例えば、図1に示す通信装置91は、測位部11と、通信部12と、を備え、測位部11は、通信部12が基地局92との通信を終了する前に、通信部12の取得したアシストデータを用いて通信装置91の位置の測位を開始する。
【0037】
なお、通信装置91は、図1に示すCPU部13を備え、CPU部13に通信装置の測位プログラムを実行させてもよい。図6に、通信装置の測位プログラムの一例を示す。通信装置の測位プログラムは、アシストデータ取得ステップS213と通信終了ステップS215の間に、アシストデータを用いた位置の算出を開始する算出開始ステップS236をさらにコンピュータに実行させる。すなわち、通信装置の測位プログラムは、アシストデータ取得ステップS213と、算出開始ステップS236と、通信終了ステップS215と、測位結果送信ステップS224と、を順にコンピュータに実行させる。通信装置の測位プログラムを実行することで、通信装置91が上記構成を備えた場合と同様の効果を得ることができる。
【0038】
アシストデータ通知手順S113と通信終了手順S115の間に、算出開始手順S136を有することで、実施形態に係る通信装置の測位方法は、通信の終了を待たずに測位を開始するため、図1に示す測位部11の動作時間を短縮することができる。測位部11での消費電力を削減することができるため、通信装置の電池の持ち時間を延ばすことができる。
【0039】
図7に、通信装置及び基地局の具体的な動作の一例を示す。
本実施形態では、図4に示すステップS116を、ステップS115の前に実行する。そして、ステップS114及びステップS115と平行して、ステップS116及びステップS117を実行する。その他の手順は実施形態2と同様である。
【0040】
例えば、通信装置91がアシストデータを取得すると、その後、GPSによる測位時間を短縮するために、アシストデータを取得後にすぐにGPS測位を開始し、それと平行して測位結果を基地局92へ通知し、通信セッションを開放する。
【0041】
実施形態2と同様に、本実施形態においても、基地局92に通知する概略位置については、ダミーの測位結果でもよいし、基地局92から取得したアシストデータに含まれる初期位置であってもよい。すなわち、正常に通信セッションを開放することができる通知手段であれば、どのようなデータであってもよい。
【0042】
このような動作によって、アシストデータ取得後にできるだけ早く通信セッションを開放することで、通信時間を短縮し、測位中での通信時電流を削減することができる。なお、本実施形態では理解の容易のため、通信装置91と基地局92との詳細なメッセージのやり取りについては省略した。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は情報通信産業に利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
11:測位部
12:通信部
13:CPU部
81、91:通信装置
92:基地局
93:衛星

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局から衛星の航法データを含むアシストデータを用いて位置を測位する測位部と、
前記アシストデータを取得して前記測位部に出力すると、前記測位部が位置を測位し終わる前に前記基地局との通信を終了する通信部と、
を備える通信装置。
【請求項2】
前記通信部は、前記測位部が前記通信装置の位置を測位し終わると、前記基地局との通信を再開し、前記測位部の測位結果を前記基地局に送信する請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記測位部は、前記通信部が前記基地局との通信を終了する前に、前記通信部の取得したアシストデータを用いて前記通信装置の位置の測位を開始する請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記測位部は、前記通信部が前記基地局との通信を終了した後に、前記通信部の取得したアシストデータを用いて前記通信装置の位置の測位を開始する請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記測位部は、前記通信部の取得したアシストデータを用いて前記通信装置の概略位置を算出し、
前記通信部は、前記測位部の算出する前記概略位置を前記基地局に送信することで、前記基地局との通信を終了する請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
【請求項6】
前記概略位置は、前記アシストデータに含まれている初期位置である請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記概略位置は、前記通信装置が予め格納している擬似的な位置である請求項5に記載の通信装置。
【請求項8】
前記概略位置は、前記アシストデータから算出される概算位置である請求項5に記載の通信装置。
【請求項9】
請求項1から8に記載のいずれかの通信装置と、
前記通信装置の基地局と、
を備える通信システム。
【請求項10】
衛星の航法データを含むアシストデータを基地局から通信装置に通知するアシストデータ通知手順と、
前記基地局と前記通信装置の間の通信を終了する通信終了手順と、
前記基地局と前記通信装置の間の通信を再開し、前記通信装置で測位した前記通信装置の位置を、前記基地局に通知する測位結果通知手順と、
を順に有する通信装置の測位方法。
【請求項11】
前記アシストデータ通知手順と前記通信終了手順の間に、前記アシストデータを用いた位置の算出を前記通信装置で開始する算出開始手順をさらに有する請求項10に記載の通信装置の測位方法。
【請求項12】
前記通信終了手順と前記測位結果通知手順の間に、前記アシストデータを用いた測位を前記通信装置で開始する位置算出手順をさらに有する請求項10に記載の通信装置の測位方法。
【請求項13】
前記アシストデータ通知手順において、取得したアシストデータを用いて前記通信装置の概略位置を算出し、
前記通信終了手順において、前記アシストデータ通知手順で算出した前記概略位置を前記基地局に送信することで、前記基地局との通信を終了する請求項10から12のいずれかに記載の通信装置の測位方法。
【請求項14】
前記概略位置は、前記アシストデータに含まれている初期位置である請求項13に記載の通信装置の測位方法。
【請求項15】
前記概略位置は、前記通信装置が予め格納している擬似的な位置情報である請求項13に記載の通信装置の測位方法。
【請求項16】
前記概略位置は、前記アシストデータから算出される概算位置である請求項13に記載の通信装置の測位方法。
【請求項17】
衛星の航法データを含むアシストデータを基地局から前記アシストデータを取得するアシストデータ取得ステップと、
前記基地局との通信を終了する通信終了ステップと、
前記基地局との通信を再開し、前記アシストデータを用いて測位した前記通信装置の位置を、前記基地局に送信する測位結果送信ステップと、
を順にコンピュータに実行させる通信装置の測位プログラム。
【請求項18】
前記アシストデータ取得ステップと前記通信終了ステップの間に、前記アシストデータを用いた位置の算出を開始する算出開始ステップをさらにコンピュータに実行させる請求項17に記載の通信装置の測位プログラム。
【請求項19】
前記通信終了ステップと前記測位結果送信ステップの間に、前記アシストデータを用いて前記通信装置の位置の測位を開始する算出開始ステップをさらにコンピュータに実行させる請求項17に記載の通信装置の測位プログラム。
【請求項20】
前記アシストデータ取得ステップにおいて、取得したアシストデータを用いて前記通信装置の概略位置を算出し、
前記通信終了ステップにおいて、前記アシストデータ取得手順で算出した前記概略位置を前記基地局に送信することで、前記基地局との通信を終了する請求項17から19のいずれかに記載の通信装置の測位プログラム。
【請求項21】
前記概略位置は、前記アシストデータに含まれている初期位置である請求項20に記載の通信装置の測位プログラム。
【請求項22】
前記概略位置は、前記通信装置が予め格納している擬似的な位置情報である請求項20に記載の通信装置の測位プログラム。
【請求項23】
前記概略位置は、前記アシストデータから算出される概算位置である請求項20に記載の通信装置の測位プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−47776(P2011−47776A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−196043(P2009−196043)
【出願日】平成21年8月26日(2009.8.26)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】