説明

遊技媒体貸出機及び遊技システム

【課題】遊技媒体貸出機(玉貸出機2)に、該遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者の顔画像を撮影するカメラ8を設ける場合に、カメラ8に対して正面を向いた顔画像を高い確率で撮影できるようにする。
【解決手段】遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作(貨幣又はカードの挿入や、操作部の操作)を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技ホールに設置されたパチンコ機やパチスロ機等の遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機、及び、該遊技媒体貸出機を含む遊技システムに関する技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
例えばパチンコホールでは、複数の遊技島のそれぞれに複数のパチンコ機が並んで設置されている。この各遊技島には、遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出す玉貸出機が複数のパチンコ機にそれぞれ対応して設けられている。すなわち、通常、各パチンコ機の一方の側方に、玉貸出機が配設されている。この玉貸出機には、紙幣や、金額情報等が記録されたプリペイドカード又は会員カード等が挿入可能になっており、その挿入によりパチンコ玉の貸し出しが行われる。遊技者は、この貸し出しを受けることにより、遊技機において遊技を行うことができる。
【0003】
前記パチンコホール等の遊技ホールでは、通常、遊技者による不正行為を防止したり発見したりするために、遊技者を監視するシステムが採用されている。この種のシステムとしては、例えば、各遊技台毎に、その遊技者のリアルタイム映像を撮影するカメラを設け、この各カメラで撮影したリアルタイム映像を管理装置に送信して、該管理装置に録画する。
【0004】
ところが、前記のように遊技者のリアルタイム映像を撮影して管理装置に記憶する場合には、非常に高価なシステムとなるとともに、管理者等が絶えず遊技者を監視する必要がある。
【0005】
そこで、各遊技機に対応して設けられた遊技媒体貸出機に、遊技者の顔画像を撮影するカメラを設置して、そのカメラにより撮影された顔画像データを管理装置(サーバ)に送信して記憶するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−333882号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記提案例のシステムでは、カメラが遊技機の側方に配設されているため、遊技者(被写体)に対して斜めから撮影することとなり、遊技者の顔の向きがカメラに対して正面になった状態で撮影することが困難であり、この結果、顔認証時に誤認識を招く可能性が高くなる。ここで、所定時間毎に何度も撮影すれば、遊技者の顔の向きがカメラに対して正面となったときに顔画像が撮影されることもあるが、この場合には、多数の遊技機を備える遊技ホールでは、遊技ホール全体で膨大な顔画像データが管理装置へ送信されることになって、通信や記憶の容量の点で問題が生じる。
【0007】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技媒体貸出機に、該遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者の顔画像を撮影するカメラを設ける場合に、カメラに対して正面を向いた顔画像を高い確率で撮影できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明では、遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対し所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影するようにした。
【0009】
具体的には、請求項1の発明では、遊技ホールの複数の遊技機にそれぞれ対応して設けられ、該遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機を対象とする。
【0010】
そして、前記遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影するカメラを備えているものとする。
【0011】
上記の構成により、遊技者が、遊技媒体貸出機に対して貨幣又はカードの挿入や操作部の操作等といった所定の動作を行ったときには、遊技者の顔の向きがカメラに対して正面になる可能性が高くなり、この動作時に撮影を行うことで、カメラに対して正面を向いた顔画像を高い確率で撮影することができるようになり、遊技者の顔画像を何度も撮影する必要はない。この結果、撮影した顔画像データを管理装置に送信して記憶させる場合に、通信負荷を軽減することができるとともに、管理装置における顔画像データの記憶容量を減らすことができる。また、その撮影した顔画像データを用いて顔認証を行う場合に、適切にかつ迅速に行うことができるようになる。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記カメラにより遊技者の顔画像が正常に撮影されたか否かを判定する画像判定手段を更に備え、前記画像判定手段により顔画像が正常に撮影されたと判定された場合にのみ、前記カメラにより撮影された顔画像データを、前記遊技媒体貸出機と通信可能に接続された管理装置へ送信するように構成されているものとする。
【0013】
このことにより、顔認証を適切に行うことができないような顔画像データを管理装置へ送信して記憶させるといった無駄をなくすことができるとともに、通信負荷をより一層軽減することができる。
【0014】
請求項3の発明は、遊技ホールの複数の遊技機にそれぞれ対応して設けられ、該遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機と、該遊技機で遊技した遊技者が前記遊技媒体を景品に交換する景品交換場所に配設された景品管理機と、前記遊技媒体貸出機及び景品管理機とそれぞれ通信可能に接続された管理装置とを含む遊技システムを対象とする。
【0015】
そして、前記遊技媒体貸出機は、該遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影する貸出機カメラを備えていて、該貸出機カメラにより撮影された顔画像データを、該遊技者が遊技する遊技機を特定する情報と関連付けて前記管理装置へ送信するように構成され、前記景品管理機は、前記景品交換場所に来た遊技者の顔画像を撮影する景品管理機カメラを備えていて、該景品管理機カメラにより撮影された顔画像データを前記管理装置へ送信するように構成され、前記管理装置は、前記遊技媒体貸出機より送信された、前記遊技機を特定する情報と関連付けられた顔画像データを記憶する記憶手段を備えていて、前記景品管理機より送信された顔画像データを受信したときには、前記記憶手段に記憶されている顔画像データの中から、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出して、該抽出した顔画像データと関連付けられた、前記遊技機を特定する情報を、前記景品管理機へ送信するように構成されているものとする。
【0016】
すなわち、遊技者は、遊技機で遊技して得た遊技媒体を景品に交換する際に景品交換場所に行く。そして、予め遊技媒体の数を計数機に計数させて発行させた、遊技媒体の数を記録したバーコードを含むレシートを景品交換場所に居る係員に渡し、その係員が、景品管理機に設けられたバーコードリーダにより、そのレシートのバーコードを読み取って、その読取結果(遊技媒体の数)に応じて、遊技者に景品を渡す。このとき、景品管理機に設けられた景品管理機カメラにより、その遊技者の顔画像が撮影され、この顔画像データが管理装置へ送信される。この管理装置は、景品管理機からの顔画像データを受信して、記憶手段に記憶されている顔画像データの中から、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出して、該顔画像データと関連付けられた、前記遊技者が遊技していた遊技機を特定する情報を景品管理機へ送信する。そして、その情報を景品管理機のディスプレイに表示するようにしておけば、係員がその表示を見て不正をチェックすることが可能になる。例えば、係員は、前記バーコードリーダによる読取結果の遊技媒体の数が、遊技者が遊技していた遊技機で実際に払い出された遊技媒体数とかなり異なっていると判断した場合には、レシートが偽造されたものである等と判断することができる。
【0017】
ここで、前記実際に払い出された遊技媒体数については、遊技機及び遊技媒体貸出機の稼働状況情報(売上情報、遊技機に投入された遊技媒体数情報、遊技機から払い出された遊技媒体数情報等)を収集するホールコンピュータから該稼働状況情報を入手して景品管理機のディスプレイに表示することで、前記係員が把握することが可能であり、例えば管理装置がその稼働状況情報をホールコンピュータから入手して、遊技機を特定する情報と共に景品管理機に送信するようにすればよい。或いは、管理装置自体が各遊技機の稼働状況情報を取得するようにして、その稼働状況情報を遊技機を特定する情報と共に景品管理機へ送信するようにしてもよい。或いは、ホールコンピュータから景品管理機へ、全遊技機又は前記係員により指定された遊技機(係員が、管理装置から送信された、遊技機を特定する情報を見てその遊技機を指定する)の稼働状況情報が直接送信されるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明の遊技媒体貸出機によると、遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影するカメラを備えたことにより、カメラに対して正面を向いた顔画像を高い確率で撮影できるようになる。
【0019】
また、前記の遊技媒体貸出機と、景品交換場所に配設された景品管理機と、前記遊技媒体貸出機及び景品管理機とそれぞれ通信可能に接続された管理装置とを含む本発明の遊技システムによると、前記遊技媒体貸出機が、前記撮影された顔画像データを、前記遊技者が遊技する遊技機を特定する情報と関連付けて管理装置へ送信し、前記景品管理機が、景品交換場所に来た遊技者の顔画像を撮影して、該撮影された顔画像データを管理装置へ送信し、前記管理装置が、遊技媒体貸出機より送信された、遊技機を特定する情報と関連付けられた顔画像データを記憶する記憶手段を備えていて、景品管理機より送信された顔画像データを受信したときには、前記記憶手段に記憶されている顔画像データの中から、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出して、該顔画像データと関連付けられた、前記遊技機を特定する情報を、前記景品管理機へ送信するように構成したことにより、景品交換場所に来た遊技者が不正を行った者であるか否かを、景品交換場所に居る係員が判断することができるようになり、不正の監視、延いては不正の抑制を効果的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る遊技システム全体の構成を示し、この遊技システムは遊技ホール(本実施形態では、パチンコホールとして説明するが、これに限るものでない)に適用されたものである。
【0022】
前記遊技ホールには、複数の遊技島のそれぞれに複数の遊技機1(本実施形態では、パチンコ機)が並んで設置されている。この各遊技島には、遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出す玉貸出機2(遊技媒体貸出機)が複数の遊技機1にそれぞれ対応して設けられている。すなわち、図3に示すように、各遊技機1の左側に、縦長状の玉貸出機2が配設されていてる。各遊技機1と遊技機1に対応する玉貸出機2とは、互いに通信可能に接続されている。
【0023】
本実施形態では、図3に示すように、前記玉貸出機2正面の上部に、貨幣を挿入(本実施形態では、紙幣のみ挿入可能であるが、硬貨を挿入できるようにしてもよい)するための貨幣挿入口3が設けられ、玉貸出機2正面の下部に、金額情報等が記録されたプリペイドカード(磁気カード)又は遊技ホールがその会員に渡す会員カード(ICカード)を挿入するカード挿入口4が設けられている。また、玉貸出機2正面の上下方向中央部には、遊技者がプリペイドカード又は会員カードを挿入したときに操作する操作ボタンと、プリペイドカード又は会員カードに記録された残額や、会員カードに記録された貯玉数(前回遊技時の出玉を景品に交換しないで会員カードに関連付けて貯めておこくとができ、その玉数を貯玉数という)を表示する表示パネルとを有する操作・表示部5が設けられている。前記操作ボタンとしては、前記表示パネルの表示内容を切り換える表示切換ボタンや、前回遊技時に貯めておいた出玉で再遊技するための貯玉再プレイボタン、カード挿入口より挿入したプリペイドカード又は会員カードを、残額を記憶させて返却するための返却ボタン、1回の操作により例えば1000円分の玉を貸し出す貸出ボタン等である。
【0024】
そして、遊技者が、遊技しようとする遊技機1に対応する玉貸出機2の貨幣挿入口3に貨幣を挿入するか、又は、カード挿入口4にプリペイドカード又は会員カードを挿入して前記操作ボタン(貸出ボタン等)を操作すると、当該遊技機1に対して玉の貸し出しが行われ、遊技者は、この遊技機1において遊技を行うことができるようになる。
【0025】
このように玉貸出機2は、プリペイドカード又は会員カードの挿入が可能になっていて、その挿入時に前記操作に対応する処理を行うことからカード処理ユニットともいう。尚、会員カードは、非接触ICタグを埋め込んだものであってもよく、この場合には、会員カードを挿入する必要はなく、所定部分に接触させるようにする。
【0026】
前記玉貸出機2には、図2に示すように、該玉貸出機2に対応する遊技機1で遊技する遊技者の顔画像を撮影する玉貸出機カメラ8と、この玉貸出機カメラ8の制御を行うとともに、前述の如く操作・表示部5の操作ボタンの操作に応じて表示パネルに残額や貯玉数を表示したり貨幣の挿入(貨幣挿入口3に配設された検知センサ11により検出する)や操作ボタンの操作に応じて玉を貸し出したりする制御を行う制御部9と、当該玉貸出機2に対応する遊技機1及び後述の島コントローラ15と通信を行うための通信制御インターフェース部10とが設けられている。
【0027】
図3に示すように、前記玉貸出機カメラ8の撮影レンズ8aが、玉貸出機2正面における前記貨幣挿入口3と操作・表示部5との間(貨幣挿入口3の近傍でありかつ操作・表示部5の近傍でもある位置)に位置している。
【0028】
前記玉貸出機2の制御部9は、通信制御インターフェース部10を介して、当該玉貸出機2が属する遊技島に設けられた島コントローラ15と通信可能に接続されている。この島コントローラ15は各遊技島に1つずつ設けられていて、全ての島コントローラ15は、管理サーバ21と通信可能に接続されている。この管理サーバ21は、図1に示すように、通信制御インターフェース部21a(図2参照)を介して、前記島コントローラ15を初め、前記プリペイドカードを発行するカード発行機22、プリペイドカードの精算を行うカード精算機23、景品管理機24及び玉計数機26とそれぞれ通信可能に接続され、遊技ホール内における遊技機1及び玉貸出機2を含む全機器の状態が、管理サーバ21によって管理されている。この管理サーバ21は、本発明の管理装置に相当するものである。
【0029】
前記玉計数機26は、遊技者が遊技機1で遊技して得た玉の数を計数するものであって、遊技者が玉計数機26に玉を投入すると、玉計数機26が、その投入された玉の数を計数して、該計数値を記録したバーコードを含むレシートを出力する。そして、遊技者は、そのレシートを持って、遊技ホール内に設けられた景品交換カウンター(景品交換場所)に行き、景品交換カウンターの係員に前記レシートを渡す。
【0030】
前記景品交換カウンターには、バーコードリーダ24a(図2参照)を備えた前記景品管理機24と、該景品管理機24と通信可能に接続されかつ予め特殊景品を収容した景品払出機25とが設置されており、景品交換カウンターの係員が、遊技者から渡された前記レシートのバーコードに記録された情報(前記計数値)を、前記バーコードリーダ24aに読み取らせる。そして、前記係員により「特殊景品への交換」が選択されると、景品管理機24は、景品払出機25に対し、前記読み取った計数値に応じて特殊景品を払い出すように指示する。景品払出機25は、景品管理機24からの指示を受けて特殊景品を払い出す。この特殊景品が、景品交換カウンターの係員から遊技者に渡される。また、景品管理機24は、前記バーコードリーダ24aにより読み取った前記計数値を表示するディスプレイ24bを備えており、前記遊技者が一般景品への交換を希望する場合には、前記係員が、その表示された計数値を見て、その計数値に応じて一般景品に交換する。
【0031】
さらに、前記景品管理機24は、図2に示すように、前記景品交換カウンターに来た遊技者の顔画像を撮影する景品管理機カメラ24cと、この景品管理機カメラ24cの作動を制御するとともに、前記バーコードリーダ24aの読取結果に応じて、景品払出機25に前記指示を行ったり、読み取った計数値をディスプレイ24bに表示させたりする制御部24dと、前記管理サーバ21と通信を行うための通信制御インターフェース部24eとを更に備えている。景品管理機24の制御部24dは、景品交換カウンターの係員の入力操作を受けて、又は、遊技者が、景品管理機カメラ24cに対して正面を向いた顔画像が撮影可能な位置に来たことを検出するセンサからの情報を受けて、前記景品管理機カメラ24cを作動させて、該遊技者の顔画像を撮影する。そして、景品管理機24の制御部24dは、この景品管理機カメラ24cにより撮影された顔画像データを、通信制御インターフェース部24eを通じて前記管理サーバ21へ送信する。
【0032】
本実施形態の遊技ホールには、図4に示すように、ホールコンピュータ31を用いた、遊技機1及び玉貸出機2の稼働状況情報(売上情報、遊技機1に投入された球数情報、遊技機1から払い出された球数情報等)を収集する稼働状況情報収集システムが構築されている。すなわち、遊技機1及び玉貸出機2は共に台ユニット41に通信可能に接続されている。この台ユニット41には、複数組(例えば4組)の遊技機1及び玉貸出機2が接続されており、各遊技島には、複数の台ユニット41が設けられている。各台ユニット41は、当該台ユニット41が属する遊技島に設けられた島コントローラ42(本実施形態では、前記島コントローラ15と同じもの)に通信可能に接続され、この島コントローラ42は各遊技島に1つずつ設けられていて、全ての島コントローラ42が、ホールコンピュータ31の制御部33に通信制御インターフェース部32を介して接続されている。この制御部33には、遊技機1及び玉貸出機2より、これらの稼働状況情報を収集して、該稼働状況情報を所定のデータベース(後述の売上データベース34、受入数量データベース35及び投出数量データベース36)に登録する収集情報登録部33aと、遊技機1に投入された球数及び遊技機から払い出された球数を管理する遊技媒体管理部33bとが設けられている。
【0033】
前記収集情報登録部33aは、売上データベース34に、玉貸出機2の貨幣挿入口3に挿入された貨幣の額等の売上情報を、該玉貸出機2と対応する遊技機1の台番号情報(台番号は遊技機1毎に異なる番号であり、台番号情報は遊技機1を特定する情報に相当する)と関連付けて記憶し、受入数量データベース35に、遊技機1に投入された球数情報を該遊技機1の台番号情報と関連付けて記憶し、投出数量データベース36に、遊技機1から払い出された球数情報を該遊技機1の台番号情報と関連付けて記憶する。
【0034】
また、前記ホールコンピュータ31には、各種の情報を入力操作するためのキーボード等からなる入力部37と、各種の情報を出力表示するディスプレイからなる出力部38とが設けられており、前記入力部37の所定操作により、前記売上データベース34、受入数量データベース35及び投出数量データベース36にそれぞれ記憶された情報の閲覧要求を行うことができる。そして、前記遊技媒体管理部33bは、その閲覧要求に応じて、各データベース34〜36に記憶された情報を前記出力部38に表示させる。これにより、売上管理や遊技ホールの経営上の各種分析を行うことができる。
【0035】
本実施形態では、前記管理サーバ21と前記ホールコンピュータ31とが互いに通信可能に接続されており、後述の如く、ホールコンピュータ31は、管理サーバ21からの要求に応じて、通信制御インターフェース部32を通じて、その要求に係る遊技機1の稼働状況情報を管理サーバ21へ送信するようになっている。
【0036】
前記玉貸出機2の玉貸出機カメラ8は、該玉貸出機2に対応する遊技機1で遊技する遊技者が、該玉貸出機2に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影するようになっている。前記所定の動作としては、本実施形態では、遊技者が貨幣挿入口3に貨幣を挿入する動作、及び、遊技者が操作・表示部5の操作ボタンを操作する動作である。
【0037】
具体的には、前記玉貸出機2の制御部9には、玉貸出機カメラ8の制御を行うカメラ制御部9aが設けられており、このカメラ制御部9aには、貨幣が貨幣挿入口3に挿入されたときに前記検知センサ11から送信される入金信号、及び、操作・表示部5の操作ボタンが操作されたときに該操作ボタンのスイッチから送信される操作信号が入力されるようになっている。そして、カメラ制御部9aは、前記入金信号又は操作信号を入力したときに、玉貸出機カメラ8を作動させて遊技者の顔画像を撮影する。このように遊技者が、貨幣挿入口3に貨幣を挿入する際や、操作・表示部5の操作ボタンを操作する際には、遊技者の顔は貨幣挿入口3又は操作・表示部5の方向を向くことになる。この貨幣挿入口3や操作・表示部5の近傍には、玉貸出機カメラ8の撮影レンズ8aが設けられているので、遊技者の顔は、玉貸出機カメラ8(撮影レンズ8a)に対して正面を向くことになる。このときに顔画像を撮影するようにすれば、玉貸出機カメラ8に対して正面を向いた顔画像が撮影されることになる。また、遊技者は、遊技に際して、貨幣挿入口3に貨幣を挿入するか、又は、プリペイドカード又は会員カードを挿入した後に操作・表示部5の操作ボタンを操作するので、遊技者の顔画像が必ず撮影されることになる。
【0038】
また、玉貸出機2の制御部9には画像判定部9bが設けられており、この画像判定部9bに、前記玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データが入力されるようになっている。そして、画像判定部9bは、その入力された顔画像データに基づいて、遊技者の顔画像が正常に撮影されたか否かを判定する。すなわち、画像判定部9bは、前記撮影された顔画像データから、一般的な画像処理手法を用いて目及び鼻を抽出し、その目及び鼻の位置に基づいて、顔の上下及び左右方向の傾き(玉貸出機カメラ8に対して正面を向いた状態からの傾き)を算出して、その顔の上下及び左右方向の傾きが所定以下である場合、つまり顔認証が可能な程度に玉貸出機カメラ8に対して正面を向いていると見なせる顔画像である場合には、正常に撮影されたと判定する。したがって、画像判定部9bは、玉貸出機カメラ8により遊技者の顔画像が正常に撮影されたか否かを判定する画像判定手段を構成することになる。
【0039】
そして、玉貸出機2の制御部9は、前記画像判定部9bにより顔画像が正常に撮影されたと判定された場合にのみ、前記玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データを、前記遊技者が遊技する遊技機1の台番号情報と関連付けて、前記通信制御インターフェース部10及び島コントローラ15を介して管理サーバ21へ送信する。一方、前記画像判定部9bにより顔画像が正常に撮影されていないと判定された場合には、前記顔画像データは、管理サーバ21へは送信されず、該判定後に消去される。
【0040】
前記管理サーバ21は、図2に示すように、前記玉貸出機2より送信された、前記台番号情報と関連付けられた顔画像データを記憶する記憶手段としての画像記憶部21bと、前記景品管理機24より送信された顔画像データを、管理サーバ21が通信制御インターフェース部21aにて受信したときに該顔画像データが入力される顔認証部21cとを備えている。この顔認証部21cは、前記画像記憶部21bに記憶されている顔画像データの中から、顔認証を行って、前記入力された顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出する。この顔認証は、顔画像データの特徴量に基づいて一般的な手法で行う。
【0041】
そして、管理サーバ21は、前記抽出した顔画像データと関連付けられた台番号情報を、前記通信制御インターフェース部21aを通じてホールコンピュータ31に送信して、当該台番号の稼働状況情報の送信要求を行う。ホールコンピュータ31は、この送信要求に応じて、その送信要求に係る台番号の稼働状況情報を管理サーバ31へ送信する。
【0042】
前記稼働状況情報を受信した管理サーバ21は、前記台番号情報及び顔画像データと該稼働状況情報とを、前記通信制御インターフェース部21aを通じて前記景品管理機24へ送信する。
【0043】
景品管理機24の制御部24dは、通信制御インターフェース部24eを介して、管理サーバ21からの台番号情報、顔画像データ及び稼働状況情報を受信して、これらの情報を、バーコードリーダ24aにより読み取った情報(玉計数機26による計数値)と共にディスプレイ24bに表示させる。尚、前記管理サーバ21の顔認証部21cが顔画像データを抽出できなかったときには、その旨の情報が管理サーバ21から景品管理機24へ送信されて、景品管理機24のディスプレイ24bには、エラー表示がなされる。
【0044】
したがって、本実施形態では、遊技者が遊技機1で遊技する際に、玉貸出機2の貨幣挿入口3に貨幣を挿入するか、又は、カード挿入口4にプリペイドカード若しくは会員カードを挿入した後に操作・表示部5の操作ボタンの操作を行ったときに、玉貸出機カメラ8により、その遊技者の顔画像が撮影される。この撮影された顔画像データについて、画像判定部9bにより、顔画像が正常に撮影されたか否か、つまり玉貸出機カメラ8(撮影レンズ8a)に対して正面を向いた顔画像であるるか否かが判定される。
【0045】
ここで、前記玉貸出機カメラ8による撮影時には、通常、遊技者の顔は貨幣挿入口3又は操作・表示部5の方向を向いているので、前記撮影された顔画像は、玉貸出機カメラ8に対して正面を向いており、画像判定部9bにより、正常に撮影されたと判定される可能性が高い。
【0046】
そして、前記画像判定部9bにより顔画像が正常に撮影されたと判定された場合には、玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データが、前記遊技者が遊技する遊技機1の台番号情報と関連付けられて、通信制御インターフェース部10を通じて、島コントローラ15を介して管理サーバ21へ送信される。
【0047】
前記管理サーバ21は、前記玉貸出機2より送信された、前記台番号情報と関連付けられた顔画像データを画像記憶部21bに記憶する。これにより、画像記憶部21bには、各遊技機1で遊技している遊技者の顔画像データが、その遊技機の台番号情報と関連付けられて記憶される。
【0048】
遊技者は、遊技機1での遊技が終了すると、遊技により得た玉を景品に交換するべく、先ず、その玉を玉計数機26に投入し、この玉計数機26より発行されるレシートを受け取る。そして、その遊技者は、そのレシートを持って景品交換カウンターに行き、景品交換カウンターの係員にそのレシートを渡す。このとき、景品管理機カメラ24cにより、その遊技者の顔画像が撮影され、この撮影された顔画像データが景品管理機24から管理サーバ21へ送信される。
【0049】
前記景品管理機24からの顔画像データを受信した管理サーバ21は、顔認証部21cにて、前記画像記憶部21bに記憶されている顔画像データの中から、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出し、この抽出した顔画像データと関連付けられた台番号情報をホールコンピュータ31に送信して、当該台番号の稼働状況情報の要求を行う。そして、管理サーバ21は、ホールコンピュータ31からの稼働状況情報を受信すると、前記台番号情報及び顔画像データと該稼働状況情報とを、前記景品管理機24へ送信する。
【0050】
一方、景品交換カウンターの係員は、遊技者から受け取ったレシートを景品管理機24のバーコードリーダ24aに読み取らせ、これにより、景品管理機24のディスプレイ24bには、玉計数機26による計数値が表示される。また、そのディスプレイ24bには、前記管理サーバ21から送信された台番号情報、顔画像データ及び稼働状況情報が表示される。
【0051】
そして、前記係員は、前記計数値と稼働状況情報(特に遊技機から払い出された球数情報)とを比較して、問題がなければ、特殊景品又は一般景品を前記遊技者に渡す。一方、前記計数値と払い出された球数との間に大きな差がある等して係員が不審に思った場合には、景品を遊技者に渡さずに詳細な調査を行う。このようにして不正のチェックを行うことができる。
【0052】
尚、本実施形態では、前記管理サーバ21の画像記憶部21bに記憶されている顔画像データは、遊技ホールの1日の営業が終了した時点で消去される。
【0053】
以上のように、本実施形態では、玉貸出機2に設けた玉貸出機カメラ8により、該玉貸出機2に対応する遊技機1で遊技する遊技者が貨幣挿入口3に貨幣を挿入するか、又は、操作・表示部5の操作ボタンを操作したときに、当該遊技者の顔画像を撮影するようにしたので、玉貸出機カメラ8(撮影レンズ8a)に対して正面を向いた顔画像を高い確率で撮影することができるようになり、遊技者の顔画像を何度も撮影しなくても済む。この結果、玉貸出機2と管理サーバ21との間の通信負荷を軽減することができるとともに、管理サーバ21での顔画像データの記憶容量を減らすことができる。しかも、画像判定部9bにより顔画像が正常に撮影されたか否かを判定して、正常に撮影されたと判定された場合にのみ、玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データを管理サーバ21へ送信するので、顔認証を適切に行うことができないような顔画像データを管理サーバ21へ送信して記憶させるといった無駄をなくすことができるとともに、通信負荷をより一層軽減することができる。
【0054】
また、前記玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データを管理サーバ21の画像記憶部21bに記憶しておくとともに、景品管理機24に設けた景品管理機カメラ24cにより、景品交換カウンターに来た遊技者の顔画像を撮影し、この撮影された顔画像データを管理サーバ21が景品管理機24から受信して、前記画像記憶部21bに記憶されている顔画像データの中から、顔認証によって、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出し、この抽出した顔画像データと関連付けられた台番号の稼働状況情報をホールコンピュータ31から取得し、その台番号情報、顔画像データ及び稼働状況情報を管理サーバ21から景品管理機24へ送信するようにしたので、景品管理機24のディスプレイ24bに、それらの情報を表示することで、景品交換カウンターに来た遊技者が不正を行った者であるか否かを、景品交換カウンターの係員が判断することができ、不正の監視、延いては不正の抑制を効果的に行うことができる。また、前記顔認証の際、画像記憶部21bに記憶されている顔画像データは、玉貸出機カメラ8に対して正面を向いている顔画像であるので、顔認証を適切に行うことができる。
【0055】
本発明の構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。
【0056】
例えば、前記実施形態では、遊技者の所定の動作として、遊技者が玉貸出機2の貨幣挿入口3に貨幣を挿入するか、又は、操作・表示部5の操作ボタンを操作したときに、玉貸出機カメラ8を作動させて、当該遊技者の顔画像を撮影するようにしたが、これには限られない。貨幣挿入口がないカード専用機である場合には、遊技者がカード挿入口4にプリペイドカード又は会員カードを挿入したときに、玉貸出機カメラ8を作動させるようにしてもよい。この場合、玉貸出機カメラ8の撮影レンズ8aを、カード挿入口4の近傍に配設することが好ましい。要するに、玉貸出機カメラ8(撮影レンズ8a)は、玉貸出機2において前記所定の動作の対象となる部分の近傍に配設すればよい。
【0057】
また、前記実施形態では、画像判定部9bにより顔画像が正常に撮影されたか否かを判定して、正常に撮影されたと判定された場合にのみ、玉貸出機カメラ8により撮影された顔画像データを管理サーバ21へ送信するようにしたが、顔画像が正常に撮影されたか否かを判定しないで全ての顔画像データを管理サーバ21へ送信するようにしてもよい。
【0058】
さらに、玉貸出機2から管理サーバ21への顔画像データの送信は、管理サーバ21からの送信要求があったときに行うようにしてもよい。こうすれば、複数の玉貸出機2から顔画像データが同時に管理サーバ21へ送信されて通信負荷が増大するようなことはなくなる。
【0059】
また、前記実施形態では、管理サーバ21が、画像記憶部21b及び顔認証部21cを有しているが、画像記憶部21b及び顔認証部21cの少なくとも一方と同じ機能を有する1つのサーバを別途に設けてもよく、画像記憶部21b及び顔認証部21cとそれぞれ同じ機能を有する2つのサーバを別途に設けてもよい。
【0060】
さらに、前記実施形態では、管理サーバ21が、ホールコンピュータ31から稼働状況情報を取得して、台番号情報、顔画像データ及び稼働状況情報を景品管理機24へ送信したが、管理サーバ21が景品管理機24へ送信する情報は、台番号情報のみ、又は台番号情報及び顔画像データであってもよい。この場合、例えば、ホールコンピュータ31から景品管理機24へ、全遊技機1又は景品交換カウンターの係員により指定された遊技機1(係員が、管理サーバ21から送信された台番号情報を見てその台番号情報の遊技機1を指定する)の稼働状況情報が直接送信されるようにすればよい。
【0061】
また、管理サーバ21が稼働状況情報を景品管理機24へ送信する場合、管理サーバ21がホールコンピュータ31と同じ機能を有して、管理サーバ21自体が遊技機1及び玉貸出機2の稼働状況情報を収集するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明は、遊技ホールに設置されたパチンコ機やパチスロ機等の遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機、及び、該遊技媒体貸出機と、遊技者が遊技媒体を景品に交換する景品交換場所に配設された景品管理機と、これらとそれぞれ通信可能に接続された管理装置とを含む遊技システムに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技システム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】玉貸出機、景品管理機及び管理サーバの詳細を示すブロック図である。
【図3】遊技機及び玉貸出機の正面図である。
【図4】ホールコンピュータを用いた稼働状況情報収集システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
【0064】
1 遊技機
2 玉貸出機(遊技媒体貸出機)
3 貨幣挿入口
4 カード挿入口
5 操作・表示部
8 玉貸出機カメラ
9 制御部
9a カメラ制御部
9b 画像判定部(画像判定手段)
21 管理サーバ(管理装置)
21b 画像記憶部(記憶手段)
21c 顔認証部
24 景品管理機
24c 景品管理機カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技ホールの複数の遊技機にそれぞれ対応して設けられ、該遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機であって、
前記遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影するカメラを備えていることを特徴とする遊技媒体貸出機。
【請求項2】
請求項1記載の遊技媒体貸出機において、
前記カメラにより遊技者の顔画像が正常に撮影されたか否かを判定する画像判定手段を更に備え、
前記画像判定手段により顔画像が正常に撮影されたと判定された場合にのみ、前記カメラにより撮影された顔画像データを、前記遊技媒体貸出機と通信可能に接続された管理装置へ送信するように構成されていることを特徴とする遊技媒体貸出機。
【請求項3】
遊技ホールの複数の遊技機にそれぞれ対応して設けられ、該遊技機において使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機と、該遊技機で遊技した遊技者が前記遊技媒体を景品に交換する景品交換場所に配設された景品管理機と、前記遊技媒体貸出機及び景品管理機とそれぞれ通信可能に接続された管理装置とを含む遊技システムであって、
前記遊技媒体貸出機は、該遊技媒体貸出機に対応する遊技機で遊技する遊技者が、該遊技媒体貸出機に対して所定の動作を行ったときに、当該遊技者の顔画像を撮影する貸出機カメラを備えていて、該貸出機カメラにより撮影された顔画像データを、該遊技者が遊技する遊技機を特定する情報と関連付けて前記管理装置へ送信するように構成され、
前記景品管理機は、前記景品交換場所に来た遊技者の顔画像を撮影する景品管理機カメラを備えていて、該景品管理機カメラにより撮影された顔画像データを前記管理装置へ送信するように構成され、
前記管理装置は、前記遊技媒体貸出機より送信された、前記遊技機を特定する情報と関連付けられた顔画像データを記憶する記憶手段を備えていて、前記景品管理機より送信された顔画像データを受信したときには、前記記憶手段に記憶されている顔画像データの中から、該受信した顔画像データと同じ遊技者の顔画像データを抽出して、該抽出した顔画像データと関連付けられた、前記遊技機を特定する情報を、前記景品管理機へ送信するように構成されていることを特徴とする遊技システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−261783(P2009−261783A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−117470(P2008−117470)
【出願日】平成20年4月28日(2008.4.28)
【出願人】(000001432)グローリー株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】