説明

選択されたジメチコン界面活性剤を有する発泡アルコール組成物

選択されたジメチコン界面活性剤を有する発泡アルコール組成物が開示されている。本ジメチコン界面活性剤は、PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤、特に、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤である。本組成物は、抗菌製品、特にハンドケア又はスキンケア用品として有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野
選択されたジメチコン界面活性剤を有する発泡アルコール組成物が開示されている。本ジメチコン界面活性剤は、ポリエチレングリコール(PEG)−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤、特に、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤である。本組成物は、抗菌製品、特にハンドケア又はスキンケア用品として有用である。
【背景技術】
【0002】
背景
アルコール組成物は、好ましいハンド及びスキンケア用品である。それらは、グラム陽性及びグラム陰性菌及び菌類などの幅広い微生物に対して有効である。また、それらは、他の抗菌製品より速く微生物を殺菌できる。アルコール抗菌製品は、水低濃度液体、ゲル、エマルション、及びエアロゾル発泡体として入手できる。イーコラブ(Ecolab)社(ミネソタ州、セントポール)から市販されているクリックケアー(QUIKCARE(登録商標))などの市販のエアロゾルアルコール発泡体は、泡を発生させるために推進剤(propellant)に依存している。アルコールの表面張力は、大半の界面活性剤が泡を発生させ、かつ大気圧でそれを維持するためには低すぎるので、推進剤が必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、容器中の製品含有量を目視で監視できないこと、追加の包装の複雑性、及び費用というエアロゾル製品の固有の欠点のために、エアロゾル製品は概ね好ましくない。発泡製品の審美的な利点を維持しながら、顧客に容器中の製品含有量を確認させる複雑な包装及び化学的性質を減らすために、エアロゾル缶及びエアロゾル推進剤から離れることが好ましい。この背景に対して本発明が行なわれた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
驚くべきことに、PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤(特に、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤)が、透明又は半透明な非エアロゾル包装中において大気圧でアルコール製品中に泡を発生させるのに特に有効であることが発見された。PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤は、同一のPEG鎖長を有するが、異なるポリマー構造を有するジメチコン界面活性剤よりも有効である。
【0005】
幾つかの実施形態では、本発明は、PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤、アルコール及び水を有する非エアロゾル抗菌剤組成物であって、前記ジメチコンは、5%を超える追加の界面活性剤を必要とすることなく20mmを超える平均泡高を発生させることができる非エアロゾル抗菌剤組成物に関する。幾つかの実施形態では、本発明は、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤、アルコール及び水を有する非エアロゾル抗菌剤組成物であって、前記ジメチコンは、5%を超える追加の界面活性剤を必要とすることなく20mmを超える平均泡高を発生させることができる非エアロゾル抗菌剤組成物に関する。幾つかの実施形態では、前記組成物は、皮膚コンディショナー、テルペノイド、キレート剤、及び防腐剤などの追加の材料を含むこともできる。
【0006】
これら及び他の実施形態は、当業者にとって明白であり、また幾つかの実施形態の下記詳細な説明を考慮することにより他者にとっても明白であろう。しかし、本概要及び詳細な説明は、様々な実施形態の幾つかの例を説明するものにすぎず、本発明を特許請求の範囲のように限定することを目的とするものではないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0007】
幾つかの実施形態の詳細な説明
上記の通り、一般に、本発明は、PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤、特にPEG−10線状ジメチコン界面活性剤を有する発泡アルコール組成物に関する。本組成物は、抗菌製品、特にハンドケア又はスキンケア用品として有用である。
【0008】
PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤
驚くべきことに、PEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤(特に、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤)は、同一のPEG鎖長を有するが、異なるポリマー構造を有するジメチコン界面活性剤よりもアルコール組成物中で泡を発生させ、そして泡を安定化するのに有効であることが発見された。
【0009】
より詳細には、ポリジメチルシロキサンを有するPEG(具体的には、PEG−8ジメチコン、PEG−10ジメチコン、及びPEG−12ジメチコンのINCI名を有する)の線状ブロックコポリマーは、非エアロゾル発泡アルコール組成物の主発泡成分として使用されるのに十分な泡高を形成できるが、それは同一INCI名を有するが、異なるポリマー構造を有するコポリマーの場合ではないことが発見された。例えば、ペンダントPEG基又は他の高分岐ポリマー構造を有するポリマーは、主発泡界面活性剤として使用されるのに十分な泡を形成できないであろう。PEGジメチコンコポリマーの場合には、線状ブロックコポリマーとは、ポリエチレングリコール鎖単位が下記線状ポリジメチルシロキサン骨格:
【化1】

{式中、R=CH又はCHCHであり、m=平均4〜20であり、y=1〜5であり、そしてn=平均8〜12である。}
の末端に結合している場合をいう。
【0010】
ペンダントコポリマーとは、「ポリジメチルシロキサン骨格に沿って結合しているが、ポリジメチルシロキサンの末端鎖に結合しているかどうかは分からないPEG基を有する線状ポリジメチルシロキサンポリマー」をいう。そのようなペンダントコポリマーとは、主に下記:
【化2】

{式中、R=独立して、CH、CHCH、又はシリコーン末端基に直接結合しているエトキシ化アルキル鎖(例えば、CHCHCHO(CHCHO)H)であり、そしてa=繰り返しシリコーン基}
のような櫛又は櫛状構造を有するものをいう。
【0011】
市販のPEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤の幾つかの例としては、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ(Momentive Performance Materials)社製Silsoft810(PEG−8)及びSilsoft870(PEG−12)、並びにシルテック(Siltech)社製Silsurf DI−1010(PEG−10)が挙げられる。幾つかの実施形態では、ジメチコン界面活性剤は、好ましくは、PEG−10線状ジメチコン界面活性剤である。
【0012】
ジメチコン界面活性剤は、アルコール組成物中に約0.5〜約10質量%、約1.0〜約7質量%、及び約2〜約5質量%で存在することができる。
【0013】
アルコール
水に加えて、本組成物はアルコールを含む。好ましくは、アルコールは、C−Cアルコールなどの低級鎖アルコールである。適切なアルコールの例としては、エタノール、イソプロパノール及びn−プロパノールなどのプロパノール、並びにブタノールが挙げられる。好ましくは、アルコールはエタノールである。
【0014】
本組成物は、1種のアルコール、又は2種以上のアルコールの混合物を含んでよい。好ましくは、アルコールは、本組成物中に約50〜約90質量%、約54〜約85質量%、及び約60〜約80質量%の活性アルコールの量で存在する。
【0015】
皮膚コンディショナー
所望により、本組成物は、皮膚軟化剤、保湿剤、密封剤(occlusive agent)、又は湿潤、皮膚軟化、皮膚保護修復、抗刺激、若しくは他の皮膚健康効果を提供する他の湿潤剤などの少なくとも1つの皮膚コンディショナーを含んでよい。
【0016】
皮膚軟化剤の幾つかの非限定的な例としては、安息香酸アルキル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、二オレイン酸グリセリル、ラウリン酸メチル、PPG−9ラウレート、ラウリル・ラシレート(lacylate)・アラントイン、パルミチン酸オクチル、ラノリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、脂肪酸、天然油(例えば、アーモンド油、鉱油、キャノーラ油、ゴマ油、ダイズ油、コムギ胚芽、トウモロコシ油、ピーナッツ油及びオリーブ油など)、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチルアルコール、アロエ、加水分解絹タンパク質、ビタミンE、ステアリルアルコール、パルミチン酸イソプロピル、ソルビトール、アミノ酸複合体、加水分解植物タンパク質、及びポリエチレングリコールが挙げられる。
【0017】
保湿剤の幾つかの非限定的な例としては、ヒドロキシエチル尿素、アガロース、尿素、ナトリウム−ピロリドンカルボン酸(PCA)、アルギニンPCA、フルクトース、グルコース、グルタミン酸、グリセリン、ハチミツ、ラクトース、マルトース、ポリエチレングリコール、ソルビトール及びそれらの混合物が挙げられる。
【0018】
密封剤の幾つかの非限定的な例としては、ワセリン、シアバター、アボガド油、バームミント油、タラ肝油、鉱油、トリミリスチン、ステアリン酸ステアリル、合成ワックス、又はそれらの混合物が挙げられる。
【0019】
他の湿潤剤の幾つかの非限定的な例としては、エチルヘキシルグリセリン、コレステロール、シスチン、ヒアルロン酸、ケラチン、レシチン、卵黄、グリシン、ポリプロピレングリコール(PPG)−12、ポリクオタニウム−11などのポリクオタニウムポリマー、ベネントリモニウム(benentrimonium)クロリド、ジヒドロキシプロピルPEG−5リノールアンモニウムクロリド、グリセロールオレエート、PEG−7グリセリルココエート、ココグルコシド、PEG−200水素化グリセリルパームエート、パンテノール、レチノール、サリチル酸、植物油、メチルグルセス−10、メチルグルセス−20、皮膚コンディショナーのエトキシ化誘導体(例えば、グリセレス−26及びエトキシ化シアバターなど)、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0020】
最後に、抗刺激剤の幾つかの非限定的な例としては、ビザボロール及びパンテノールが挙げられる。
【0021】
当業者であれば、様々な皮膚コンディショナーの異なる強さを理解して、それに応じて配合するであろう。幾つかの実施形態では、好ましくは、皮膚コンディショナーは、組成物中に約0.01〜約20質量%、約0.05〜約15質量%、及び約0.1〜約10質量%の量で存在する。
【0022】
テルペノイド
所望により、本組成物は、テルペノイドを含んでよい。テルペノイドは、イソプレン(2−メチルブタ−1,3−ジエン)単位から構成されている炭素骨格を含む分子構造を有する材料として定義される。イソプレンは、5個の炭素原子を含みので、それ故に任意のテルペノイド中の炭素原子の数は、5の倍数である。テルペノイドは、細菌及び菌類の細胞による抗菌剤化合物及び防腐剤の摂取を促進することによって、抗菌剤化合物又は防腐剤の有効性を向上させるために役立つことを理解されたい(米国特許第6,319,958号明細書及び独国第19523320号明細書を参照されたい。これらは、参照により全体で援用される)。
【0023】
テルペノイドの幾つかの非限定的な例としては、α−テルピネン、シネオール、シトラール、シトロネラル、シトロネロール、ファルネソール、ゲラニオール、リモネン、リナロール、メトン(methone)、ネロリドール、テルピネオール、カンフェン、メントン、ミルセン、ネロール、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、アプリトーン(apritone)、及びビザボロールが挙げられる。好ましくは、テルペノイドは、下記のファルネソール、ネロリドール、ビザボロール、又はアプリトーン:
【化3】

である。
【0024】
好ましくは、テルペノイドは、本組成物中に約0.005〜約5質量%、約0.05〜約2.5質量%、及び約0.1〜約1.5質量%の量で存在する。
【0025】
キレート剤
所望により、本組成物はキレート剤を含んでよい。キレート剤の例としては、ホスホン酸及びホスホネート、ホスフェート、アミノカルボキシレート及びそれらの誘導体、ピロホスフェート、エチレンジアミン及びエチレントリアミン誘導体、ヒドロキシ酸、並びにモノ−、ジ−及びトリ−カルボキシレート及びそれらの対応する酸が挙げられる。他のキレート剤としては、ニトロロアセテート(nitroloacetate)及びそれらの誘導体、並びにそれらの混合物が挙げられる。アミノカルボキシレートの例としては、アミノアセテート及びそれらの塩が挙げられる。
【0026】
適切なアミノアセテートとしては:N−ヒドロキシエチルアミノジアセテート;ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸;ニトリロ三酢酸(NTA);エチレンジアミン四酢酸(EDTA);N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA);テトラナトリウムエチレンジアミン四酢酸(EDTA);ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA);及びアラニン−N,N−ジアセテート;n−ヒドロキシエチルイミノジアセテートなど;それらのアルカリ金属塩;並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0027】
適切なアミノホスフェートとしては、ニトリロトリスメチレンホスフェート及び8個未満の炭素原子を有するアルキル又はアルカリ性基を有する基を有する他のアミノホスフェートが挙げられる。
【0028】
典型的なポリカルボキシレートとしては、イミノジコハク酸(IDS)、ナトリウムポリアクリレート、クエン酸、グルコン酸、シュウ酸、それらの塩、それらの混合物などが挙げられる。追加のポリカルボキシレートとしては、クエン酸又はクエン酸塩系キレート剤、高分子ポリカルボキシレート、及びアクリル酸又はポリアクリル酸系キレート剤が挙げられる。追加のキレート剤としては、ポリアスパラギン酸、又はアスパラギン酸と他のアミノ酸、C−C25モノ−若しくはジ−カルボン酸及びC−C25モノ−若しくはジ−アミンとの共濃縮物が挙げられる。
【0029】
典型的な高分子ポリカルボキシレートとしては、ポリアクリル酸、マレイン酸/オレフィンコポリマー、アクリル酸/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、加水分解されたポリアクリルアミド、加水分解されたポリメタクリルアミド、加水分解されたポリアミド−メタクリルアミドコポリマー、加水分解されたポリアクリロニトリル、加水分解されたポリメタクリロニトリル、加水分解されたアクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマーなどが挙げられる。
【0030】
キレート剤は、約0.01〜約5質量%、約0.05〜約3質量%、及び約0.1〜約1.5質量%の量で存在してよい。
【0031】
防腐剤
所望により、本組成物は防腐剤を含んでよい。一般に、防腐剤は、フェノール類、ハロゲン化合物、四級アンモニウム化合物、金属誘導体、アミン、アルカノールアミン、ニトロ誘導体、ビグアニド、アナリド(analide)、有機硫黄及び硫黄−窒素化合物、アルキルパラベン、及び様々な化合物を含む特定の種類に属する。
【0032】
フェノール性抗菌剤の幾つかの非限定的な例としては、ペンタクロロフェノール、オルト−フェニルフェノール、クロロキシレノール、p−クロロ−m−クレゾール、p−クロロフェノール、クロロチモール、m−クレゾール、o−クレゾール、p−クレゾール、イソプロピルクレゾール、混合クレゾール、フェノキシエタノール、フェノキシエチルパラベン、フェノキシイソプロパノール、フェニルパラベン、レゾルシノール、及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0033】
ハロゲン化合物の幾つかの非限定的な例としては、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ヨウ素−ポリ(ビニルピロリジン−オネン)複合体、及び臭素化合物(例えば、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオールなど)、並びにそれらの誘導体が挙げられる。四級アンモニウム化合物の幾つかの非限定的な例としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベヘントリモニウム、塩化セトリモニウム、及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0034】
アミン及びニトロ含有化合物の幾つかの非限定的な例としては、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、ジチオカルバメート(例えば、ナトリウムジメチルジチオカルバメートなど)、及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0035】
ビグアニドの幾つかの非限定的な例としては、ポリアミノプロピルビグアニド及びクロルヘキシジングルコネートが挙げられる。アルキルパラベンの幾つかの非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル及びブチルパラベンが挙げられる。好ましくは、防腐剤は、本組成物中に約0〜約3質量%、約0.1〜約2質量%、及び約0.2〜約1質量%の量で存在する。
【0036】
増粘剤
所望により、本組成物は増粘剤を含んでよい。典型的な増粘剤としては、(1)セルロース系増粘剤及びそれらの誘導体、(2)天然ゴム、(3)デンプン、(4)ステアレート、及び(5)脂肪酸アルコールが挙げられる。
【0037】
セルロース系増粘剤の幾つかの非限定的な例としては、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、微晶質セルロース、ナトリウムセルローススルフェートなどが挙げられる。
【0038】
天然ゴムの幾つかの非限定的な例としては、アカシア、カルシウムカラギーナン、グアー、ゼラチン、グアーゴム、ヒドロキシプロピルグアー、カラヤゴム、コンブ、イナゴマメゴム、ペクチン、ナトリウムカラギーナン、トラガカントゴム、キサンタンゴムなどが挙げられる。
【0039】
デンプンの幾つかの非限定的な例としては、エンバク粉、ジャガイモデンプン、小麦粉、コムギデンプンなどが挙げられる。ステアレートの幾つかの非限定的な例としては、PEG−150ジステアレート、メトキシPEG−22/ドデシルグリコールコポリマーなどが挙げられる。脂肪酸アルコールの幾つかの非限定的な例としては、カプリルアルコール、セテアリールアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、パーム核アルコールなどが挙げられる。
【0040】
本組成物中の増粘剤の量は、本組成物の所望の粘度に応じて決まる。好ましくは、本組成物は、エアスプレーフォーマー(Airspray former)などのフォーマーにポンプで通して、発泡を可能にするために十分な低い粘度を有する。
【0041】
追加の機能性含有物
追加の機能性含有物が、本組成物の有効性を向上させるために使用されることができる。そのような追加の機能性含有物の幾つかの非限定的な例としては、皮膚感触改良剤、酸化防止剤、香料、染料、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0042】
皮膚感触改良剤
所望により、本組成物は、使用者の皮膚又は手における本組成物の感触を向上させるための皮膚感触改良剤を含んでよい。例えば、使用者の皮膚へ適用されたとき、又は本組成物の複数回の適用後に、組成物がウロコ状又はザラザラした質感を有することは、好ましくないであろう。
【0043】
皮膚感触改良剤の幾つかの非限定的な例としては、シリコーンコポリマー(例えば、アモジメチコン、シクロメチコン、ビス−PEG/PPG−20/20ジメチコン、及びステアロキシトリメチルシランなど)、天然又は合成脂肪酸エステル又はエーテル、並びにポリアルキレングリコールが挙げられる。
【0044】
皮膚感触改良剤が含まれるならば、好ましくは、それは、本組成物中に約0.001〜約5質量%、約0.01〜約3質量%、及び約0.1〜約2質量%の量で存在する。
【0045】
酸化防止剤
所望により、本組成物は、フリーラジカルの除去による改良された皮膚状態、及び改良された製品安定性のために酸化防止剤を含んでよい。酸化防止剤の幾つかの非限定的な例としては、レチノール及びレチノール誘導体、アスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、βカロチン、システイン、エリソルビン酸、ヒドロキノン、トコフェロール及びトコフェロール誘導体などが挙げられる。
【0046】
酸化防止剤が含まれるならば、好ましくは、それは本組成物中に約0.001〜約2質量%、約0.01〜約1質量%、及び約0.05〜約0.5質量%の量で存在する。
【0047】
香料
所望により、本組成物は香料を含んでよい。考えられる香料の例としては、天然油又は天然由来の材料、及び合成香料(例えば、炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、ラクトン、エーテル、ニトリル、及び多官能性物質など)が挙げられる。
【0048】
天然油の非限定的な例としては、下記:バジル(Ocimum basilicum)油、ベイ{Pimento acris)油、セイヨウヤマハッカ(Monarda didyma)油、ベルガモット(Citrus aurantium bergamia)油、ショウズク(Elettaria cardamomum)油、セダー(Cedrus atlantica)油、カモミール(Anthemis nobilis)油、シナモン(Cinnamomum cassia)油、シトロネラ(Cymbopogon nardus)油、サルビア(Salvia sclarea)油、クローブ(Eugenia caryophyllus)油、クローブリーフ(Eufenia caryophyllus)油、ショクヨウガヤツリ(Cyperus esculentus)油、イトスギ(Cupressus sempervirens)油、レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora)油、ワイルドゼラニウム(geranium maculatum)油、ショウガ(Zingiber officinale)油、グレープフルーツ(Citrus grandis)油、ハシバミ(Corylus avellana)の実油、ジャスミン(Jasminum officinale)油、セイヨウネズ(Juniperus communis)油、ケードネズ(Juniperus oxycedrus)タール、エンピツジャクシ(Juniperus virginiana)油、キウイ(Actinidia chinensis)水、ラバンディン(Lavandula hybrida)油、ラベンダー(Lavandula angustifolia)油、ラベンダー(Lavandula angustifolia)水、レモン(Citrus medica limonum)油、レモングラス(Cymbopogon schoenanthus)油、ライム(Citrus aurantifolia)油、シナノキ(Tilia cordata)油、シナノキ(Tilia cordata)水、マンダリンオレンジ(Citrus nobilis)油、ナツメグ(Myristica fragrans)油、オレンジ(Citrus aurantium dulcis)花油、オレンジ(Citrus aurantium dulcis)油、オレンジ(Citrus aurantium dulcis)水、パチョリ(Pogostemon cablin)油、ペパーミント(Menthe piperita)油、ペパーミント(Menthe peperita)水、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)油、バラ油、バラ(Rosa damascena)抽出物、バラ(Rosa multiflora)抽出物、シタン(Aniba rosaeodora)抽出物、セージ(Salvia officinalis)油、センダルウッド(Santalum album)油、スペアミント(Menthe viridis)油、ティー・ツリー(Melaleuca alternifolia)油、及びイランイラン(Cananga odorata)油が挙げられる。
【0049】
合成炭化水素香料の幾つかの非限定的な例としては、カリオレフィン、β−ファルネセン、リモネン、α−ピネン、及びβ−ピネンが挙げられる。合成アルコール香料の幾つかの非限定的な例としては、バクダノール(bacdanol)、シトロネロール、リナロール、フェネチルアルコール、及びα−テルピネオール(R=H)が挙げられる。合成アルデヒド香料の幾つかの非限定的な例としては、2−メチルウンデカナール、シトラール、ヘキシル桂皮アルデヒド、イソシクロシトラール、リリアル、及び10−ウンデセナールが挙げられる。合成ケトン香料の幾つかの非限定的な例としては、カシュメラン(cashmeran)、α−イオノン、イソシクレモンE、コアボン(koavone)、ムスコン、及びトナリドが挙げられる。
【0050】
合成エステル香料の幾つかの非限定的な例としては、ベンジルアセテート、4−t−ブチルシクロヘキシルアセテート(cis及びtrans)、セドリルアセテート、シクラセット(cyclacet)、イソボルニルアセテート、及びα−テルピニルアセテート(R=アセチル)が挙げられる。
【0051】
合成ラクトン香料の幾つかの非限定的な例としては、クマリン、ジャスミンラクトン、ムスカラクトン、及びγ−ウンデカノラクトン(peach aldehyde)が挙げられる。合成エーテル香料の幾つかの非限定的な例としては、アンブロキサン、アンテラ(anther)、及びガラクソライドが挙げられる。合成ニトリル香料の幾つかの非限定的な例としては、シナモニトリル及びゲルノニトリル(gernonitrile)が挙げられる。最後に、合成多官能性香料の幾つかの非限定的な例としては、アミルサリチレート、イソオイゲノール、ヘジオン、ヘリオトロピン、ライラル(lyral)、及びバニリンが挙げられる。
【0052】
本組成物は、天然及び合成香料の混合物を含む香料の混合物を含んでよい。香料は、組成物中に約5質量%以下、好ましくは、約0.01〜約3質量%、約0.05〜約1質量%、及び約0.1〜約0.2質量%の量で存在することができる。
【0053】
染料
所望により、本組成物は染料を含んでよい。染料の例としては、任意の水溶性又は製品可溶性染料、FD&C又はD&Cが承認した任意の染料が挙げられる。染料は、約0.5質量%以下、好ましくは、約0.00001〜約0.1質量%、約0.0001〜約0.01質量%、及び約0.0001〜約0.0005質量%の量で存在することができる。
【0054】
組成物
非エアロゾルアルコール組成物は、対象表面上の微生物を減少させるためのハンド及びスキンケア用品組成物として特に有用である。
【0055】
幾つかの実施形態では、本組成物は、約10%未満、約5%未満又は約1%未満の任意の追加の界面活性剤を含む。選択されたジメチコン界面活性剤は、追加の界面活性剤からの援助を必要とせずに泡を形成して維持することができるので、追加の界面活性剤の使用は制限されることがある。
【0056】
幾つかの実施形態では、本組成物は、PEG−8、PEG−10又はPEG−12線状ジメチコン界面活性剤に加えて、約10%未満、約5%未満又は約1%未満の任意の追加のシリコーン材料を含む。
【0057】
幾つかの実施形態では、本組成物は、約10%未満、約5%未満又は約1%未満の任意の泡安定剤を含む。
【0058】
幾つかの実施形態では、本組成物は、追加の界面活性剤、追加のシリコーン材料、若しくは泡安定剤を含まないか、又はそれらを実質的に含まなくてよい。幾つかの実施形態では、本組成物は、フッ素系界面活性剤を含まないか、又はそれを実質的に含まなくてよい。
【0059】
本組成物は、水で薄められた液体、構造化液体(structured liquid)又はエマルションとして提供されることができる。好ましくは、本組成物は、使用準備完了組成物(本組成物が、それを最初に希釈する必要なく適用されることができる方法で提供されることを意味する)として提供される。
【0060】
包装及び分配機
本組成物は、様々な包装の寸法で提供されることができる。包装の寸法の例としては、1.5オンス(oz)、500mL及び1Lの瓶が挙げられる。好ましくは、選択された包装は、ポンプヘッドフォーマー(pump head foamer)を有する。市販のポンプヘッドフォーマーの例としては、レクサム社(Rexam PLC)(英国、ロンドン、旧エアスプレー(Airspray)社)製F2フォーマー、及びリーク・コーポレーション(Rieke Corporation)社(インディアナ州、オーバーン)製RF−17パームフォーマー(Palm Foamer)が挙げられる。
【0061】
定義
下記の定義については、異なる定義が特許請求の範囲又は本明細書の他の部分で示されない限り、これらの定義を適用されたい。
【0062】
全ての数値は、本明細書では、明示されているかどうかによらず、用語「約」によって修飾されているものと見なされる。一般に、用語「約」とは、当業者が記述された値と等しいと見なすであろう(すなわち、同じ機能又は結果を有する)範囲の数をいう。多くの場合、用語「約」は、最も近い有効数字に四捨五入される数を含んでよい。
【0063】
質量パーセント、質量百分率、%(質量)、質量%などは、物質の濃度を、本組成物の質量により割られた後に100を乗じた物質の質量というための類義語である。
【0064】
端点による数値範囲の記述は、その範囲に含まれる全ての数を含む(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4及び5を含む)。
【0065】
本明細書及び特許請求の範囲に使用されるとき、内容が明らかに別の意味を示さない限り、単数形は複数形を含む。したがって、例えば、「化合物」を含む組成物に対する言及は、2種以上の化合物の混合物を含む。本明細書及び特許請求の範囲に使用されるとき、一般に、用語「又は」は、内容が明らかに別の意味を示さない限り、「及び/又は」を含む意味で利用される。
【実施例】
【0066】
本発明をより詳細に理解するために、幾つかの実施形態を説明するために下記の実施例が示される。これらの実施例及び実験は、説明として理解されるものであり、限定を目的とするものではない。特に示されない限り、全ての「部」は、質量を基準とする。
【0067】
実施例
実施例1−シリコーン界面活性剤スクリーニング
実施例1では、様々なシリコーン界面活性剤及びそれらの安定な泡を発生させる能力を示す。下記の泡高スクリーニング手順を用いて、シリコーン界面活性剤の発泡能力を評価した。
【0068】
原液調製:75.6%のエタノールSDA40B(190アルコール度数、99.5%活性)及び24.4%の水から成る溶液を調製した。
【0069】
試料調製:20mLバイアルに、約0.35gのシリコーン界面活性剤及び9.65gの原液を秤量した。次に、その溶液を均質溶液になるまで混合した。
【0070】
泡高スクリーニング:各溶液の泡高をスクリーニングするために、少量(約1mL)の調製溶液をエアスプレー発泡ポンプヘッドを備えた2オンス(oz)瓶中に入れて、濯ぎ洗いして、そして廃棄した。その瓶の濯ぎ洗い後、次に試料調製物の残分をエアスプレー発泡ポンプヘッドを備えた2オンス瓶中に移した。液体又は泡が発泡ヘッドを通じて発生するまで、発泡ポンプヘッドを用意した。3個以下の追加のポンプを稼動させて、初期溶液がポンプを介して抜かれているようにした。ポンプを稼動させた後、3個の追加のポンプを稼動させ、20mLガラスバイアル中に本材料を直接注いだ。定規を用いて、液線より上の泡の高さをミリメートル単位で直ぐに測定した。本プロセスをさらに1回繰り返して、2つの泡高測定値の平均値を得た。結果を表1に示す。
【0071】
【表1】

【0072】
【表2】

【0073】
【表3】

【0074】
表1によって、線状ジメチコンのみが、20mmを超える泡高を形成できることが示される。表1において20mmを超える泡高を有する典型的なジメチコン界面活性剤としては、シルテック(Siltech)社製Silsurf DI−1010、GE シリコーン(GE Silicone)社製Silsoft810、及びモメンティブ(Momentive)社製Silsoft870が挙げられる。
【0075】
実施例2−泡高対シリコーン界面活性剤濃度
実施例2によって、泡高におけるジメチコン界面活性剤濃度の影響を決定した。本実施例では、下記の試験を用いて、泡高を測定した:
原液調製:下記処方によって溶液を調製した:
【0076】
【表4】

【0077】
下記の量を60mL広口瓶に加えた。使用したシリコーン界面活性剤は、Silsurf DI−1010、Silsoft810、及びSilsoft870であった。
【0078】
試料調製:60mL広口瓶に加えた。
【0079】
【表5】

【0080】
泡高スクリーニング:各溶液の泡高をスクリーニングするために、少量(約1mL)の調製溶液を使用して、エアスプレー発泡ポンプヘッドを備えた2オンス瓶を濯ぎ洗いし、そして廃棄した。その瓶を濯ぎ洗いした後、次に試料調製物の残分を、エアスプレー発泡ポンプヘッドを備えた2オンス瓶中に移した。液体又は泡が発泡ヘッドを通じて発生するまで、発泡ポンプヘッドを用意した。3個以下の追加のポンプを稼動させて、濯ぎ溶液がポンプから抜かれているようにした。ポンプを稼動させた後、3個の追加のポンプを稼動させ、20mLガラスバイアル中に本材料を直接注いだ。定規を用いて、液線より上の泡の高さをミリメートル単位で直ぐに測定した。本プロセスを繰り返して、2つの泡高測定値の平均値を得た。結果を表2に示す。
【0081】
【表6】

【0082】
表2では、0.5〜1gのシリコーン界面活性剤(試料2及び3)が、20mmの泡を発生させるために好ましいことが示される。
【0083】
前述の概要、詳細な説明、及び実施例によって、本発明、並びに本発明の幾つかの特定の実施例及び実施形態を理解するための信頼に足る根拠が提供される。本発明は、様々な実施形態を含むことができるので、上記の情報は、限定することを目的とするものではない。本発明は特許請求の範囲に属する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)20mmを超える平均泡高を有するPEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤を含む発泡剤;
b)約50〜約90質量%のC−Cアルコール;及び
c)水
を含む非エアロゾル発泡抗菌剤組成物であって、約5質量%未満の追加の界面活性剤が存在する非エアロゾル発泡抗菌剤組成物。
【請求項2】
約0.01〜約20質量%の皮膚コンディショナーをさらに含む請求項1に記載の抗菌剤組成物。
【請求項3】
前記皮膚コンディショナーは、エチルヘキシルグリセリン、ヒドロキシエチル尿素、尿素、パンテノール、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、プロピレングリコール、酢酸トコフェロール、ポリクオタニウム−11及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項2に記載の抗菌剤組成物。
【請求項4】
皮膚感触改良剤、酸化防止剤、香料、染料及びそれらの混合物からなる群から選択される追加の成分をさらに含む請求項1に記載の抗菌剤組成物。
【請求項5】
前記発泡剤はPEG−10線状ジメチコン界面活性剤である、請求項1に記載の抗菌剤組成物。
【請求項6】
追加の界面活性剤を含まない請求項1に記載の抗菌剤組成物。
【請求項7】
a)20mmを超える平均泡高を有するPEG−10線状シリコーン界面活性剤を含む発泡剤;
b)約50〜約90質量%のC−Cアルコール;及び
c)水
を含む発泡抗菌剤組成物であって、約5質量%未満の追加の界面活性剤が存在する発泡抗菌剤組成物。
【請求項8】
約0.005〜約5質量%のテルペノイドをさらに含む請求項7に記載の抗菌剤組成物。
【請求項9】
皮膚感触改良剤、酸化防止剤、香料、染料及びそれらの混合物からなる群から選択される追加の成分をさらに含む請求項7に記載の抗菌剤組成物。
【請求項10】
泡安定剤を実質的に含まない請求項7に記載の抗菌剤組成物。
【請求項11】
追加のシリコーン材料を実質的に含まない請求項7に記載の抗菌剤組成物。
【請求項12】
エチルヘキシルグリセリン、ヒドロキシエチル尿素、尿素、パンテノール、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、プロピレングリコール、酢酸トコフェロール、ポリクオタニウム−11及びそれらの混合物からなる群から選択される皮膚コンディショナーをさらに含む請求項7に記載の抗菌剤組成物。
【請求項13】
a)20mmを超える平均泡高を有するPEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤を含む発泡剤;
b)約60〜約80質量%のC−Cアルコール;
c)約0.1〜約10質量%の、グリセリン、エチルヘキシルグリセリン、ヒドロキシエチル尿素、尿素、パンテノール、及びそれらの混合物からなる群から選択される皮膚コンディショナー;並びに
d)水
を含む発泡抗菌剤組成物。
【請求項14】
約0.005〜約5質量%のテルペノイドをさらに含む請求項13に記載の抗菌剤組成物。
【請求項15】
皮膚感触改良剤、酸化防止剤、香料、染料、及びそれらの混合物から成る群から選択される追加の成分をさらに含む請求項13に記載の抗菌剤組成物。
【請求項16】
泡安定剤を実質的に含まない請求項13に記載の抗菌剤組成物。
【請求項17】
追加のシリコーン材料を実質的に含まない請求項13に記載の抗菌剤組成物。
【請求項18】
前記発泡剤はPEG−10線状ジメチコンである、請求項13に記載の抗菌剤組成物。
【請求項19】
基本的に:
a)20mmを超える平均泡高を有するPEG−8〜PEG−12線状ジメチコン界面活性剤を含む発泡剤;
b)約54〜約85質量%の少なくとも2種類のC−Cアルコール;
c)約0.01〜約20質量%のキレート剤;
d)約0.01〜約20質量%の、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、プロピレングリコール、酢酸トコフェロール、ポリクオタニウム−11及びそれらの混合物から成る群から選択される皮膚コンディショナー;
f)約0〜約3質量%のパラベン;並びに
g)水
から成る発泡抗菌剤組成物。
【請求項20】
皮膚感触改良剤、酸化防止剤、香料、染料及びそれらの混合物から成る群から選択される追加の成分をさらに含む請求項19に記載の抗菌剤組成物。
【請求項21】
前記発泡剤はPEG−10線状ジメチコン界面活性剤である、請求項19に記載の抗菌剤組成物。

【公表番号】特表2011−529040(P2011−529040A)
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−519257(P2011−519257)
【出願日】平成21年7月1日(2009.7.1)
【国際出願番号】PCT/IB2009/052871
【国際公開番号】WO2010/010475
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(500320453)イーコラブ インコーポレイティド (120)
【Fターム(参考)】