説明

鉄骨軸組架構の接合部構造およびワンサイドボルトシステム

【課題】 使用するワンサイドボルトの部品点数を減らすとともに、締結作業に用いる工具の種類を減らして、作業性および信頼性を高める。
【解決手段】 ワンサイドボルト10a,10bのスリーブは、後端部の内周面にボルト120の軸部に螺合可能な雌ねじ部が形成され、軸方向力により外側へ鍔状に拡開変形可な複数本のスリットが設けられている。このスリーブは所定の内径に対して肉厚が複数種類形成されることにより複数種類の外径を有する。また、この複数種類のスリーブの頭径とボルト120の頭径および軸径は、所定の寸法で統一されている。そして、接合部に形成された径の異なるボルト孔8,9に対応しうる外径のスリーブが挿入され、各スリーブにそれぞれ同一軸径のボルト120が螺合されて、部材同士が接合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワンサイドボルトを用いた鉄骨軸組架構の接合部構造およびワンサイドボルトシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、住宅を増改築するケースが増えているが、増改築時に新旧の構造躯体同士を接合する際に、旧躯体が内装材の内側に隠蔽されている場合には、内装材やその周辺部材を解体して旧躯体を露出させ、ボルト・ナットにより接合するか、現場溶接を行うことによって対応している。ところが、旧躯体の納まり上、躯体の片面側しか露出せず、躯体の両側から施工することができないこともあった。
【0003】
そこで、接合部の片側からの施工だけで部材同士の接合を行うために、ワンサイドボルトを使用することが考えられる。従来のワンサイドボルトとして、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この種のワンサイドボルトは、ピンに外嵌されるスリーブとを有し、ピンの後端部にはシェア座金や受け座金、ナット等が外嵌されており、角形鋼管柱と鉄骨梁との接合部など、閉鎖断面からなる接合部に用いられている。
【特許文献1】特許第2821095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のように、部材同士をワンサイドボルトを用いて接合すれば、高力ボルト等で接合する場合とは異なり、接合部に雌ねじを切ったり、裏ナット溶接を行ったりする必要がないので、作業性の向上や構造の簡易化を図ることができると考えられる。しかし、前記従来のワンサイドボルトでは、ボルト孔の孔径や接合部の必要強度ごとに、使用するワンサイドボルトのボルトおよびスリーブのサイズを変えなければならなかったため、ボルト頭部の径に応じた工具を用いて締め付け作業を行わなければならず、接合部ごとに工具を使い分けなければならなかった。また、孔径の異なるボルト孔の種類分だけ、ワンサイドボルトも複数種類用意しなければならず、結果的に、ワンサイドボルトが複数種類混在する現場で、それぞれに対応する複数種類の工具を使い分けて施工作業を行うことになり、非常に煩雑で作業性を欠く原因になっていた。
【0005】
加えて、近年では作業者の減少や高齢化が進んでおり、できるだけ少ない作業工程により、効率よく施工作業を進められることも求められている。
【0006】
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、一端側からの操作で他端に頭部を締め付けることのできるワンサイドボルトを用いて接合部を施工するだけでなく、使用するワンサイドボルトの部品点数を減らすとともに、締結作業に用いる工具の種類を減らして、作業性および信頼性を高めることのできるワンサイドボルトシステム、および、かかるワンサイドボルトシステムを採用した鉄骨軸組架構の接合部構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するため、本発明は、鉄骨軸組架構における部材同士の接合部を複数本のワンサイドボルトで接合する接合部構造であって、ワンサイドボルトは、スリーブと、スリーブ内に螺合されるボルトとを備え、スリーブは、後端部の内周面にボルト軸部に螺合可能な雌ねじ部が形成されるとともに、軸方向に複数本のスリットが形成されて軸方向力により外側へ鍔状に拡開変形可能とされ、このスリーブは所定の内径に対して肉厚が複数種類形成されることにより、複数種類の外径を有するものとなされる一方、それら複数種類のスリーブの頭径と、ボルトの頭径および軸径が所定の寸法で統一され、接合部に形成された径の異なるボルト孔に、各孔径に対応しうる外径のスリーブが挿入され、各スリーブにはそれぞれ同一軸径のボルトが螺合されて、部材同士が接合されることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、接合部の片側からの施工が可能になるだけでなく、径の異なるボルト孔が形成された接合部ごとに、複数種類のボルトを用意する必要がなく、ワンサイドボルトの部品点数を減らすことができる。また、複数種類の外径からなるスリーブの各頭径と、ボルトの頭径および軸径が所定の寸法で統一されているので、同一の締結工具でワンサイドボルトの締め付けを行うことができ、接合部ごとに締結工具を持ち替える必要がなくなる。ここで、ボルトの頭径、およびスリーブの頭径とは、各頭部における対向する二面幅を言うものとする。
【0009】
また、前記接合部構造において、水平方向部材同士からなる接合部と、水平方向部材と垂直方向部材からなる接合部とで、各接合部に形成されたボルト孔および該ボルト孔に挿入されるスリーブの外径が異なることが好ましい。
【0010】
これによると、水平方向部材同士からなる接合部と、水平方向部材と垂直方向部材からなる接合部とでは、必要強度が異なるため、同一軸径のボルトに対してスリーブの外径を変化させ、所定の肉厚を確保することにより、必要強度を担保することができる。
【0011】
また、本発明のワンサイドボルトシステムにおいては、頭径が統一されて外径が異なる複数種類のスリーブと、頭径および軸径が統一されたボルトからなり、一種類のボルトで異なる径のボルト孔に対応するスリーブを使用可能とされたことを特徴とする。これにより、使用するワンサイドボルトの部品点数や、ワンサイドボルトの締結作業に用いる工具の種類を減らすことができ、上記の接合部構造を実現することができる。
【発明の効果】
【0012】
上述のように構成される本発明の鉄骨軸組架構の接合部構造によれば、一端側からの操作で他端に頭部を締め付けることのできるワンサイドボルトを用いて接合部を施工するだけでなく、使用するワンサイドボルトの部品点数を減らすとともに、締結作業に用いる工具の種類を減らして、作業性および信頼性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明に係る鉄骨軸組架構の接合部構造を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の接合部構造に用いられるワンサイドボルトの一例を示す部分断面図、図2は前記ワンサイドボルトの部材接合状態を示す部分断面図である。
【0014】
本発明は、鉄骨軸組架構における部材同士の接合部を複数本のワンサイドボルト10で接合する接合部構造である。使用されるワンサイドボルト10は、スリーブ110と、スリーブ110内に螺合されるボルト120とを備えている。スリーブ110は、ボルト120の軸部121に螺合可能な雌ねじ部112が、後端部の内周面に形成されている。そして、この雌ねじ部112とスリーブ110の先端部の間には、軸方向に複数本のスリット111が形成されており、締め付け時の軸方向力によって、図2に示すように外側へ鍔状に拡開変形するように形成されている。
【0015】
また、このワンサイドボルト10は、スリーブ110が所定の内径を有するのに対して、その肉厚が複数種類形成されて、複数種類の外径Φで構成されている。また、図1に示すように、スリーブ110の内周面には段加工が施されて、拡開変形しやすいように形成されている。一方、ボルト120はスリーブ110の内径に対応した所定の軸径で形成されている。
【0016】
さらに、ワンサイドボルト10においては、外径Φが複数種類で形成されたスリーブ110の頭径と、ボルト120の頭径が所定の寸法で統一されている。これにより、ワンサイドボルト10を締め付ける際、スリーブ110の外径Φが複数種類であっても、それらを同一の工具で締め付けることが可能になる。
【0017】
かかるワンサイドボルト10により接合される接合部は、梁などの水平方向部材同士からなる接合部と、梁と柱または梁と軸組部材など、水平方向部材と垂直方向部材からなる接合部とで、形成されるボルト孔およびそのボルト孔に挿入されるスリーブの外径が異なっている。すなわち、本発明では、接合部ごとに径の異なるボルト孔8に、その孔径に対応しうる外径のスリーブ110が挿入されるようになっている。そして、それらの外径の異なる各スリーブ110に対して、統一された軸径を有する同一種類のボルト120が螺合されて、部材同士が接合される。
【0018】
このような鉄骨軸組架構の接合部構造は、前記したワンサイドボルト10が本発明のワンサイドボルトシステムを備えることによって成立している。すなわち、ワンサイドボルト10は、頭径が統一されて外径Φが異なる複数種類のスリーブ110と、頭径および軸径が統一されたボルト120とからなり、一種類のボルト120で異なる径のボルト孔8に対応するスリーブ11を使用可能としたシステムを備えた構成である。
【0019】
これにより、使用するワンサイドボルトの部品点数や、ワンサイドボルトの締結作業に用いる工具の種類を、かかる頭径に対応しうるものだけに限定することができ、作業性を格段に高めることができる。
【実施例1】
【0020】
次に、本発明の鉄骨軸組架構の接合部構造について実施例を挙げて説明する。図3は本発明の実施例1におけるワンサイドボルトの側面図であり、図4は本発明の実施例1における接合部構造を示す斜視図である。
【0021】
この実施例において、ワンサイドボルト10a、10bは、ボルト120の軸径がともに8mmであるのに対して、2種類のスリーブが形成されており、スリーブ110aの外径Φ1が12mmで、スリーブ110bの外径Φ2が14mmとされている。
【0022】
また、このように複数種類の外径を有するスリーブ110aおよびスリーブ11bの各頭径と、ボルト120の頭径とは所定の寸法で統一されており、例示の形態では、スリーブ110a,110bの頭径がともに19mmとされ、ボルト120の頭径はすべて13mmとされている。
【0023】
接合部のボルト孔の異なる孔径への対応は、スリーブ110a,110bの肉厚および外径によってなされている。例示の形態では、スリーブ110a,110bの肉厚は、ワンサイドボルト10aでは1.4mm以上の肉厚が確保され、ワンサイドボルト10bでは1.95mm以上の肉厚が確保されている。また、スリーブ110a,110bの長さは、接合する部材の板厚に応じて複数種類形成されている。
【0024】
また、これらのスリーブ110a,110bには、それぞれ軸方向に4本のスリット1111が均等に配置されている。さらに、ワンサイドボルト10bのスリーブ110bには、外周面のほぼ中央に段部113が設けられて、前記の肉厚を確保しても軸方向力によって拡開変形しうるように構成されている。このスリーブ110bの外周面の段加工は、例えば、段部113にかえて溝加工を施すことによっても同様の効果が期待できる。
【0025】
かかるワンサイドボルト10a,10bを用いて構成される接合部には、例えば図4に示すように、既存の梁1に対して新規の梁2が接合されるような場合に好適である。
【0026】
この場合、梁1のウェブ11、および梁1,2に介在されるスプリットティ7には、互いに整合する13mmの孔径のボルト孔8が複数箇所に形成されている。そして、これらの梁1,2の接合部には、前記ワンサイドボルト10aが使用され、外径12mmのスリーブ110aに軸径8mmのボルト120が螺合されている。
【0027】
また、梁1の上下フランジ12,13には、それぞれ上下階の軸組部材5が接合され、これらの接合部には15mmの孔径のボルト孔9が複数箇所に形成されている。かかる接合部には、孔径15mmのボルト孔9に対応しうるワンサイドボルト10bが使用され、挿入されるスリーブ110bは外径14mmであるが、ボルト120は前記と同様の軸径8mmのものを螺合させて接合することができる。
【0028】
このように、水平方向と垂直方向とで接合される部材およびボルト孔径が異なる場合であっても、ワンサイドボルト10a、10bのスリーブ110a,110bにそれぞれ挿入するボルト120は、軸径8mmのもの一種類で対応することができる。また、水平方向と垂直方向とで、使用するスリーブ110a,110bの外径および肉厚を変え、接合部ごとに必要な締め付け力を確保することができるようになる。
【0029】
また、かかる接合部においてワンサイドボルト10a,10bの締結作業は、前記のように統一されたボルト120およびスリーブ110a,110bの各頭径に対応した締付工具があれば足りるので、接合部ごとに締付工具を持ち替える必要がなくなる。そして、締付工具により締結作業を行うことで、ワンサイドボルト10a,10bのスリーブ110a,110bはボルト120に螺合するとともに外側へ鍔状に拡開変形し、バルビングを生じるので、接合部の片側からの作業だけで容易に締結作業を完了させることができる。
【実施例2】
【0030】
図5は本発明の実施例2における接合部構造を示す斜視図である。この接合部構造は、既存の梁3,4の接合部に対して新規の梁つなぎ6を前記実施例1と同様のワンサイドボルト10a、10bを使用して接合する例である。
【0031】
この場合、水平方向に接合される梁3のウェブ31および梁つなぎ6には、互いに整合する13mmの孔径のボルト孔8が形成され、梁3の上下フランジ32,33と軸組部材5との接合部には、それぞれ15mmの孔径のボルト孔9が形成されている。そして、梁3と梁つなぎ6との接合部には、外径12mmのスリーブ110a(ワンサイドボルト10a)が挿入されて、軸径8mmのボルト120が螺合される。一方、梁3と軸組部材5との接合部には、外径14mmのスリーブ110b(ワンサイドボルト10b)が挿入されるが、このスリーブ110bにも軸径8mmのボルト120を螺合させることができる。したがって、かかる実施例2においても、異なる径のボルト孔8,9に対してボルト120は一種類だけ用意すればよく、その締結作業は、8mmのボルト頭部に対応した締付工具があれば足りるので、接合部ごとに締付工具を持ち替える必要がなくてすみ、作業性が高められる。
【実施例3】
【0032】
図6および図7は本発明の実施例3における接合部構造をそれぞれ示す正面図である。住宅の増改築工事に際しては、住宅の構造上、既存の非耐力壁を耐力壁に入れ替える必要が出てくることがある。例示した形態では、枠形状に配設されたスタッド51とランナー52からなる軸組に壁パネル50…50が固定されており、中央の軸組(非耐力壁)部分を耐力壁となるように変更した場合について示す。
【0033】
これらの接合部構造では、耐力壁50aと、これに隣接する既存の壁パネル50とを支持しているスタッド51,51には、互いに整合する13mmの孔径のボルト孔(図示省略)が形成されており、かかる接合部には外径12mmのスリーブ110aを備えたワンサイドボルト10aを用いて接合することができる。
【0034】
また、耐力壁50aを支持しているランナー52と、梁3の下フランジ33との接合部には、それぞれ15mmの孔径のボルト孔(図示省略)が形成されており、かかる接合部には外径14mmのスリーブ110bを備えたワンサイドボルト10bを用いて接合することができる。
【0035】
通常、このような場合には、入れ替え対象となる壁パネル50および軸組を取り外すだけでなく、この壁パネル50の両側に設けられている入れ替え対象外の壁パネル50についても、外装材もしくは内装材、および下地材等の面材を取り外す作業が必要であり、これによって現れたスタッド51,51の両側からボルト及びナットで締結して新規の耐力壁50aを固定しなければならない。しかし、本発明に係るワンサイドボルト10a,10bを利用すれば、接合部の片側からの施工が可能であるので、図6に示すように、入れ替え対象外の壁パネル50を取り外す必要はなく、入れ替え対象である壁パネル50や軸組を交換するだけですみ、耐力壁50aを設けるための施工工数を大幅に削減することができる。また、図7に示すように、耐力壁50aを設ける部分の既存軸組を残したまま、新規の耐力ブレース53を組み込むことで耐力壁50aを設置する場合にも、前記と同様に入れ替え対象外の壁パネル50を取り外すことなく施工することができ、工期の短縮化を図ることができる。
【0036】
さらに、かかる接合部構造においても、軸組に形成されている異なった径のボルト孔に対して、ボルト120を一種類だけ用意すればよく、各接合部の締結作業も、8mmのボルト頭部に対応した締付工具があれば足りるので、スタッド51同士の接合部と、ランナー52と梁3との接合部との双方で締付工具を持ち替える必要がなくてすみ、作業性も高められる。
【0037】
なお、ワンサイドボルト10a,10bのスリーブ110a,110bに設けられるスリット111は、前記各実施例においてはそれぞれ4本であったが、これに限らず、例えば6本のスリットが均等に配置されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0038】
この発明は、鉄骨軸組架構からなる接合部を片側からしか施工できないような増改築を伴う施工現場において有効であり、かかる施工現場においても信頼性の高い接合部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の接合部構造に用いられるワンサイドボルトの一例を示す部分断面図である。
【図2】前記ワンサイドボルトによって接合された部材の接合状態を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施例1の接合部構造に用いられるワンサイドボルトの側面図である。
【図4】本発明の実施例1に係る軸組架構の接合部構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例2に係る軸組架構の接合部構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例3に係る軸組架構の接合部構造を示す正面図である。
【図7】本発明の実施例3に係る軸組架構の接合部構造の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0040】
1〜4 梁
5 軸組架構
6 梁つなぎ
7 スプリットティ
8,9 ボルト孔
10,10a,10b ワンサイドボルト
110,110a,110b スリーブ
111 スリット
112 雌ねじ部
113 段部
120 ボルト
121 軸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄骨軸組架構における部材同士の接合部を複数本のワンサイドボルトで接合する接合部構造であって、
ワンサイドボルトは、スリーブと、スリーブ内に螺合されるボルトとを備え、
スリーブは、後端部の内周面にボルト軸部に螺合可能な雌ねじ部が形成されるとともに、軸方向に複数本のスリットが形成されて軸方向力により外側へ鍔状に拡開変形可能とされ、
このスリーブは所定の内径に対して肉厚が複数種類形成されることにより、複数種類の外径を有するものとなされる一方、それら複数種類のスリーブの頭径と、ボルトの頭径および軸径が所定の寸法で統一され、
接合部に形成された径の異なるボルト孔に、各孔径に対応しうる外径のスリーブが挿入され、各スリーブにはそれぞれ同一軸径のボルトが螺合されて、部材同士が接合されることを特徴とする鉄骨軸組架構の接合部構造。
【請求項2】
水平方向部材同士からなる接合部と、水平方向部材と垂直方向部材からなる接合部とで、各接合部に形成されたボルト孔および該ボルト孔に挿入されるスリーブの外径が異なることを特徴とする請求項1に記載の鉄骨軸組架構の接合部構造。
【請求項3】
頭径が統一されて外径が異なる複数種類のスリーブと、頭径および軸径が統一されたボルトからなり、一種類のボルトで異なる径のボルト孔に対応するスリーブを使用可能とされたことを特徴とするワンサイドボルトシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−45901(P2006−45901A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−228113(P2004−228113)
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【出願人】(000198787)積水ハウス株式会社 (748)
【出願人】(390022389)サンコーテクノ株式会社 (52)
【Fターム(参考)】