説明

防振装置

【課題】防振部材が所期の機能を発揮できるように取り付けることのできる防振装置を提供する。
【解決手段】第1取付部材21と、この第1取付部材21と対向する第2取付部材31と、第1取付部材21の上面に下端が取り付けられ、第2取付部材31の下面に上端が取り付けられた柱状のゴム部材41とを備え、第1取付部材21と第2取付部材31との平面視外形を、六角形にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、振動を減衰させる、例えば、防振ゴムと称されている防振装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記した防振装置として、図24に示すように、第1取付部材111と、この第1取付部材111と対向する第2取付部材121と、第1取付部材111の上面に一端(下端)が接着によって取り付けられ、第2取付部材121の下面に他端(上端)が接着によって取り付けられた円柱状のゴム部材(防振部材)131とからなる防振装置101が提案されている。
【0003】
上記した第1取付部材111は、平面視円形で、扁平な板状部112と、この板状部112の一方の面(下面)の中心に一体的に設けられた雄ねじ部113とで構成されている。
また、第2取付部材121は、平面視円形で、扁平な板状部122と、この板状部122の一方の面(上面)の中心に一体的に設けられた雄ねじ部123とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この防振装置101を使用(利用)する場合、図25に示すように、第1取付部材111の雄ねじ部113を、例えば、振動発生源側の被取付部材151に形成された被取付孔151aに挿通し、板状部112を被取付部材151に当接させる。
そして、被取付部材151の下側へ突出した雄ねじ部113をスプリングワッシャ153に挿通した後、雄ねじ部113にナット154を螺合させることにより、第1取付部材111を被取付部材151に取り付ける。
【0005】
そして、第2取付部材121の雄ねじ部123を、取付部材161に形成された取付孔161aに挿通し、板状部122を取付部材161に当接させる。
そして、取付部材161の上側へ突出した雄ねじ部123をスプリングワッシャ163に挿通した後、雄ねじ部123にナット164を螺合させることにより、取付部材161を、防振装置101を介して被取付部材151に取り付ける。
【0006】
このように、取付部材161を、防振装置101を介して被取付部材151に取り付けることにより、被取付部材151側の振動が防振装置101によって減衰されるので、被取付部材151側の振動が、取付部材161側に伝達されなくなったり、取付部材161側に減衰されて伝達される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平10−299806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のようにして防振装置101を取り付ける場合、ナット154,164を工具、例えば、スパナまたはトルクレンチで回転させるので、第1取付部材111の板状部112と、第2取付部材121の板状部122とが回転することにより、ゴム部材131が捩れたり、ゴム部材131が板状部112,122から剥離したり、ゴム部材131に亀裂が入る恐れがある。
このように、ゴム部材131が捩れたり、ゴム部材131が板状部112,122から剥離したり、ゴム部材131に亀裂が入ると、ゴム部材131の本来の機能が発揮できなくなり、防振装置101として機能しなくなる。
【0009】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、防振部材が所期の機能を発揮できるように取り付けることのできる防振装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の防振装置は、第1取付部材と、該第1取付部材と対向する第2取付部材と、前記第1取付部材に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の防振部材とを備え、前記第1取付部材と前記第2取付部材との平面視外形が、少なくとも一対の平行線を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の防振装置は、第1取付部材と、該第1取付部材と対向する第2取付部材と、前記第1取付部材に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の防振部材とを備え、前記第1取付部材と前記第2取付部材との平面視外形が、2n対(ただし、2≦n≦10)の平行線を有する2n角形であることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の防振装置は、請求項2に記載の防振装置において、前記2n角形が六角形であることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の防振装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防振装置において、前記第1取付部材と前記第2取付部材とが、同じ形状で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相に配置され、前記防振部材が、前記第1取付部材の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、前記第2取付部材の平面視輪郭の内側に位置していることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の防振装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防振装置において、前記防振部材が、前記第1取付部材に一端が取り付けられた柱状の第1弾性部材と、該第1弾性部材の他端に一端が取り付けられた隔壁部材と、該隔壁部材の他端に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の第2弾性部材とで構成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の防振装置は、請求項5に記載の防振装置において、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材との剛性が異なることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の防振装置は、請求項5または請求項6に記載の防振装置において、前記第1取付部材と前記第2取付部材と前記隔壁部材とが、同じ形状で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相に配置され、前記第1弾性部材および前記第2弾性部材が、前記第1取付部材の平面視輪郭の内側に位置し、前記第2取付部材の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、前記隔壁部材の平面視輪郭の内側に位置していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
この発明の防振装置によれば、第1取付部材を工具(例えば、スパナ)で回転しないように固定して取付部材に取り付けることができるとともに、第2取付部材を工具(例えば、スパナ)で回転しないように固定して取付部材に取り付けることができる。
したがって、防振部材を変形させないで防振装置を取付部材に取り付けることができるので、防振部材が所期の機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明の防振装置の第1実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示した第1取付部材の底面図である。
【図3】図1に示した第2取付部材の平面図である。
【図4】図1に示した防振装置の第1使用例を示す説明図である。
【図5】図1に示した防振装置の第2使用例を示す説明図である。
【図6】図1に示した防振装置の第3使用例を示す説明図である。
【図7】この発明の防振装置の第2実施例を示す図で、(a)は正面図、(b)は図7(a)の7b−7b線による断面図である。
【図8】図7に示した第1取付部材の底面図である。
【図9】図7に示した第2取付部材の平面図である。
【図10】図7に示した防振装置の第1使用例を示す説明図である。
【図11】図7に示した防振装置の第2使用例を示す説明図である。
【図12】図7に示した防振装置の第3使用例を示す説明図である。
【図13】この発明の防振装置の第3実施例を示す図で、(a)は正面図、(b)は図13(a)の13b−13b線による断面図である。
【図14】図13に示した第1取付部材の底面図である。
【図15】図13に示した第2取付部材の平面図である。
【図16】図13に示した防振装置の使用例を示す説明図である。
【図17】この発明の防振装置の第4実施例を示す正面図である。
【図18】この発明の防振装置の第5実施例を示す正面図である。
【図19】この発明の防振装置の第6実施例を示す正面図である。
【図20】第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形の他の例を示す説明図である。
【図21】第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形のさらに他の例を示す説明図である。
【図22】第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形のさらに他の例を示す説明図である。
【図23】第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形のさらに他の例を示す説明図である。
【図24】従来の防振装置の一例を示す正面図である。
【図25】図24に示した防振装置の使用例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。
【0020】
図1はこの発明の防振装置の第1実施例を示す正面図、図2は図1に示した第1取付部材の底面図、図3は図1に示した第2取付部材の平面図である。
【0021】
この発明の第1実施例の防振装置11は、図1に示すように、第1取付部材21と、この第1取付部材21と対向する第2取付部材31と、第1取付部材21の上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31の下面に他端(上端)が、例えば、接着によって取り付けられた防振部材としての円柱状のゴム部材41とで構成されている。
【0022】
上記した第1取付部材21は、剛性を備えた材料、例えば、金属で構成されている。
そして、第1取付部材21は、図1または図2に示すように、平面視外形が正六角形(または角を丸めた正六角形)で、扁平な板状部22と、この板状部22の一方の面(下面)の中心に一体的に設けられた雄ねじ部23とで構成されている。
【0023】
上記した第2取付部材31は、剛性を備えた材料、例えば、金属製で構成されている。
そして、第2取付部材31は、図1または図3に示すように、平面視外形が正六角形(または角を丸めた正六角形)で、扁平な板状部32と、この板状部32の一方の面(上面)の中心に一体的に設けられた雄ねじ部33とで構成されている。
【0024】
なお、第1取付部材21と第2取付部材31とは、同じ形状(正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、ゴム部材41は、第1取付部材21(板状部22)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、第2取付部材31(板状部32)の平面視輪郭の内側に位置している。
【0025】
次に、防振装置11の第1使用例を、図4を参照して説明する。
【0026】
図4に示すように、例えば、振動発生源側の被取付部材61に形成された被取付孔61aに、第1取付部材21の雄ねじ部23を挿通し、板状部22を被取付部材61に当接させる。
そして、板状部22の外周に工具、例えば、スパナを係合させ、板状部22を回転しないように固定し(または、板状部22,32の外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させて板状部22,32を回転しないように固定し)、被取付部材61の下側へ突出した雄ねじ部23をスプリングワッシャ63に挿通する。
そして、雄ねじ部23にナット64を螺合させ、このナット64を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、第1取付部材21を被取付部材61に取り付ける。
【0027】
そして、第2取付部材31の雄ねじ部33を、取付部材71に形成された取付孔71aに挿通し、板状部32を取付部材71に当接させる。
そして、取付部材71の上側へ突出した雄ねじ部33をスプリングワッシャ73に挿通した後、板状部32の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32を回転しないように固定する(または、板状部22,32の外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32を回転しないように固定する)。
そして、雄ねじ部33にナット74を螺合させ、このナット74を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図4に示すように、取付部材71を、防振装置11を介して被取付部材61に取り付ける。
【0028】
次に、防振装置11の第2使用例を、図5を参照して説明する。
【0029】
図5に示すように、第1取付部材21の雄ねじ部23を、例えば、振動発生源側の被取付部材61Aに形成された被取付ねじ穴(または被取付ねじ孔)61cに螺合させる。
そして、板状部22の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部22を回転させることにより(または、板状部22,32の外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32を回転させることにより)、第1取付部材21を被取付部材61Aに取り付ける。
【0030】
そして、第2取付部材31の雄ねじ部33を、取付部材71に形成された取付孔71aに挿通し、板状部32を取付部材71に当接させる。
そして、取付部材71の上側へ突出した雄ねじ部33をスプリングワッシャ73に挿通した後、板状部32の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32を回転しないように固定する(または、板状部22,32の外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32を回転しないように固定する)。
そして、雄ねじ部33にナット74を螺合させ、このナット74を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図5に示すように、取付部材71を、防振装置11を介して被取付部材61Aに取り付ける。
【0031】
上記した防振装置11の第2使用例の場合、板状部22と被取付部材61Aとの間に、スプリングワッシャを介在させてもよい。
【0032】
次に、防振装置11の第3使用例を、図6を参照して説明する。
【0033】
まず、第2取付部材31、ゴム部材41および板状部22を、例えば、六角ソケットレンチ内に収容させ、雄ねじ部23を六角ソケットレンチから突出させた状態にする。
そして、図6に示すように、例えば、振動発生源側の被取付部材61Bに形成された凹部61bの底に設けられた被取付ねじ穴(または被取付ねじ孔)61cに、雄ねじ部23を螺合させるように六角ソケットレンチの先端側を凹部61b内へ挿入するとともに、六角ソケットレンチを回転させることにより、第1板状部材21を被取付部材61Bに取り付ける。
【0034】
そして、第2取付部材31の雄ねじ部33を、取付部材71に形成された取付孔71aに挿通し、板状部32を取付部材71に当接させる。
そして、取付部材71の上側へ突出した雄ねじ部33をスプリングワッシャ73に挿通した後、板状部32の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32を回転しないように固定する。
そして、雄ねじ部33にナット74を螺合させ、このナット74を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図6に示すように、取付部材71を、防振装置11を介して被取付部材61Bに取り付ける。
【0035】
上記した防振装置11の第3使用例の場合、板状部22と被取付部材61Bとの間に、スプリングワッシャを介在させてもよい。
【0036】
この発明の第1実施例の防振装置11によれば、第1取付部材21を工具(例えば、スパナ)で回転しないように固定して被取付部材61,61Aに取り付けることができるとともに、第2取付部材31を工具(例えば、スパナ)で回転しないように固定して取付部材71に取り付けることができる。
したがって、ゴム部材(防振部材)41を変形させないで防振装置11を被取付部材61,61Aと取付部材71との間に取り付けることができるので、ゴム部材41に所期の機能を発揮させることができる。
【0037】
また、第1取付部材21と第2取付部材31とが、同じ形状(正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相に配置され、ゴム部材(防振部材)41が、第1取付部材21(板状部22)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、第2取付部材31(板状部32)の平面視輪郭の内側に位置しているので、第1使用例〜第3使用例のようにして防振装置11を被取付部材61,61A,61Bに取り付ける場合、エアー式または電動式の汎用インパクトレンチなどを使用することができることにより、防振装置11の取付作業時間を短縮することができるとともに、締付トルクの管理が容易になる。
また、第1使用例または第2使用例のように防振装置11を取り付ける場合、第1取付部材21と第2取付部材31とを同時に固定し、ナット64,74を取り付けることができる。
この場合、工具、例えば、スパナの厚さを第1取付部材21と第2取付部材31の間隔とすることにより、一旦取り外したスパナを第1取付部材21と第2取付部材31との間へ再度挿入できるか否かを確認することにより、ゴム部材(防振部材)41に捩れが発生しているか否かを確認することができる。
また、従来では防振装置11を取り付けることが困難であった、例えば、第3使用例のように、被取付部材61Bに形成された凹部61bの底部分にも、工具(例えば、六角ソケットレンチなど)を使用することにより、防振装置11を短い取付時間で取り付けることができる。
【0038】
図7はこの発明の防振装置の第2実施例を示す図で、図7(a)は正面図、図7(b)は図7(a)の7b−7b線による断面図、図8は図7に示した第1取付部材の底面図、図9は図7に示した第2取付部材の平面図であり、図1〜図6と同一部分または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0039】
この発明の第2実施例の防振装置12は、図7に示すように、第1取付部材21と、この第1取付部材21と対向する第2取付部材31Aと、第1取付部材21の上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31Aの下面に他端(上端)が、例えば、接着によって取り付けられた防振部材としての円柱状のゴム部材41Aとで構成されている。
【0040】
上記した第2取付部材31Aは、剛性を備えた材料、例えば、金属で構成されている。
そして、第2取付部材31Aは、図7または図9に示すように、平面視外形が正六角形(または角を丸めた正六角形)で、扁平な板状部32Aと、この板状部32Aの中心に一方の面(下面)へ突出させて一体的に設けられ、内周に雌ねじ部34aが形成されているねじ筒部34と、このねじ筒部34の下端を閉塞するように、ねじ筒部34の下端に、例えば、接着によって取り付けられた蓋部35とで構成されている。
このように、ねじ筒部34を蓋体35で閉塞する構成とすることにより、雌ねじ部34aの有効長を長くとることができ、長さの短いねじ筒部34で強固に取り付けることができる。
【0041】
なお、第1取付部材21と第2取付部材31Aとは、同じ形状(正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、ゴム部材41Aには、ねじ筒部34と蓋部35とに対応する部分に、ねじ筒部34と蓋部35とを収容する凹部41bが設けられている。
そして、ゴム部材41Aは、第1取付部材21(板状部22)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、第2取付部材31A(板状部32A)の平面視輪郭の内側に位置している。
【0042】
次に、防振装置12の第1使用例を、図10を参照して説明する。
【0043】
図10に示すように、被取付部材61に形成された被取付孔61aに、第1取付部材21の雄ねじ部23を挿通し、板状部22を被取付部材61に当接させる。
そして、板状部22の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部22を回転しないように固定し(または、板状部22,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させて板状部22,32Aを回転しないように固定し)、被取付部材61の下側へ突出した雄ねじ部23をスプリングワッシャ63に挿通する。
そして、雄ねじ部23にナット64を螺合させ、このナット64を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、第1取付部材21を被取付部材61に取り付ける。
【0044】
そして、第2取付部材31Aの上に取付部材71を載せてねじ筒部34の上に取付孔71aを位置させる。
そして、スプリングワッシャ73に挿通したボルト75の雄ねじ部を取付孔71aへ挿入してねじ筒部34の雌ねじ部34aに螺合させた後、板状部32Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32Aを回転しないように固定する(または、板状部22,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32Aを回転しないように固定する)。
そして、ボルト75の頭部を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図10に示すように、取付部材71を、防振装置12を介して被取付部材61に取り付けることができる。
【0045】
次に、防振装置12の第2使用例を、図11を参照して説明する。
【0046】
図11に示すように、第1取付部材21の雄ねじ部23を、被取付部材61Aに形成された被取付ねじ穴(または被取付ねじ孔)61cに螺合させる。
そして、板状部22の外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部22を回転させることにより(または、板状部22,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32Aを回転させることにより)、第1取付部材21を被取付部材61Aに取り付ける。
【0047】
そして、第2取付部材31Aの上に取付部材71を載せてねじ筒部34の上に取付孔71aを位置させる。
そして、スプリングワッシャ73に挿通したボルト75の雄ねじ部を取付孔71aへ挿入してねじ筒部34の雌ねじ部34aに螺合させた後、板状部32Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32Aを回転しないように固定する(または、板状部22,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32Aを回転しないように固定する)。
そして、ボルト75の頭部を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図11に示すように、取付部材71を、防振装置12を介して被取付部材61に取り付けることができる。
【0048】
次に、防振装置12の第3使用例を、図12を参照して説明する。
【0049】
まず、第2取付部材31A、ゴム部材41および板状部22を六角ソケットレンチ内に収容させ、雄ねじ部23を六角ソケットレンチから突出させた状態にする。
そして、図12に示すように、被取付部材61Bに形成された凹部61bの底に設けられた被取付ねじ穴(または被取付ねじ孔)61cに、雄ねじ部23を螺合させるように六角ソケットレンチの先端側を凹部61b内へ挿入するとともに、六角ソケットレンチを回転させることにより、第1板状部材21を被取付部材61Bに取り付ける。
【0050】
そして、第2取付部材31Aの上に取付部材71を載せてねじ筒部34の上に取付孔71aを位置させる。
そして、スプリングワッシャ73に挿通したボルト75の雄ねじ部を取付孔71aへ挿入してねじ筒部34の雌ねじ部34aに螺合させた後、板状部32Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32Aを回転しないように固定する(または、板状部22,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22,32Aを回転しないように固定する)。
そして、ボルト75の頭部を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図12に示すように、取付部材71を、防振装置12を介して被取付部材61に取り付けることができる。
【0051】
この発明の第2実施例の防振装置12によれば、第1実施例の防振装置11と同様な効果を得ることができる。
【0052】
図13はこの発明の防振装置の第3実施例を示す図で、図13(a)は正面図、図13(b)は図13(a)の13b−13b線による断面図、図14は図13に示した第1取付部材の底面図、図15は図13に示した第2取付部材の平面図であり、図1〜図12と同一部分または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0053】
この発明の第3実施例の防振装置13は、図13に示すように、第1取付部材21Aと、この第1取付部材21Aと対向する第2取付部材31Aと、第1取付部材21Aの上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31Aの下面に他端(上端)が、例えば、接着によって取り付けられた防振部材としての円柱状のゴム部材41Bとで構成されている。
【0054】
上記した第1取付部材21Aは、剛性を備えた材料、例えば、金属で構成されている。
そして、第1取付部材21Aは、図13または図14に示すように、平面視外形が正六角形(または角を丸めた正六角形)で、扁平な板状部22Aと、この板状部22Aの中心に一方の面(上面)へ突出させて一体的に設けられ、内周に雌ねじ部24aが形成されているねじ筒部24と、このねじ筒部24の上端を閉塞するように、ねじ筒部24の上端に、例えば、接着によって取り付けられた蓋部25とで構成されている。
このように、ねじ筒部24を蓋体25で閉塞する構成とすることにより、雌ねじ部24aの有効長を長くとることができ、長さの短いねじ筒部24で強固に取り付けることができる。
【0055】
なお、第1取付部材21Aと第2取付部材31Aとは、同じ形状(正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、ゴム部材41Bには、ねじ筒部24と蓋部25とに対応する部分に、ねじ筒部24と蓋部25とを収容する凹部41aが設けられ、ねじ筒部34と蓋部35とに対応する部分に、ねじ筒部34と蓋部35とを収容する凹部41bが設けられている。
そして、ゴム部材41Bは、第1取付部材21A(板状部22A)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、第2取付部材31A(板状部32A)の平面視輪郭の内側に位置している。
【0056】
次に、防振装置13の使用例を、図16を参照して説明する。
【0057】
図16に示すように、被取付部材61の上に第1取付部材21Aを載せて被取付孔61aの上にねじ筒部24を位置させる。
そして、板状部22Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部22Aを回転しないように固定する(または、板状部22A,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させて板状部22A,32Aを回転しないように固定する)。
そして、スプリングワッシャ63に挿通したボルト65の雄ねじ部を被取付孔61aへ挿入してねじ筒部24の雌ねじ部24aに螺合させた後、板状部22Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部22Aを回転しないように固定する(または、板状部22A,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22A,32Aを回転しないように固定する)。
そして、ボルト65の頭部を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、第1取付部材21Aを被取付部材61に取り付ける。
【0058】
そして、第2取付部材31Aの上に取付部材71を載せてねじ筒部34の上に取付孔71aを位置させる。
そして、スプリングワッシャ73に挿通したボルト75の雄ねじ部を取付孔71aへ挿入してねじ筒部34の雌ねじ部34aに螺合させた後、板状部32Aの外周に工具(例えば、スパナ)を係合させ、板状部32Aを回転しないように固定する(または、板状部22A,32Aの外周に工具、例えば、所定の厚さを有するスパナを係合させ、板状部22A,32Aを回転しないように固定する)。
そして、ボルト75の頭部を工具(例えば、スパナ)で回転させることにより、図16に示すように、被取付部材71を、防振装置13を介して被取付部材61に取り付けることができる。
【0059】
この発明の第3実施例の防振装置13によれば、第1実施例の防振装置11と同様な効果を得ることができる。
【0060】
図17はこの発明の防振装置の第4実施例を示す正面図であり、図1〜図16と同一部分または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0061】
この発明の第4実施例の防振装置14は、図17に示すように、第1取付部材21と、この第1取付部材21と対向する第2取付部材31と、第1取付部材21の上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31の下面に他端(上端)が、例えば、接着によって取り付けられた防振部材41Cとで構成されている。
【0062】
上記した防振部材41Cは、第1取付部材21(板状部22)の上面に一端(下端)が接着によって取り付けられた円柱状の第1ゴム部材(第1弾性部材)42と、この第1ゴム部材42の他端(上端)に一端(下端または下面)が、例えば、接着によって取り付けられた隔壁部材としての隔壁板状部材43と、この隔壁板状部材43の他端(上端または上面)に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31(板状部32)の下面に他端(上端)が接着によって取り付けられた第2ゴム部材(第2弾性部材)44とで構成されている。
【0063】
なお、第1ゴム部材42と、第2ゴム部材44とは、剛性の異なるものである。
そして、隔壁板状部材43は、剛性を備えた材料、例えば、金属で構成されている。
そして、第1取付部材21と第2取付部材31と隔壁板状部材43とは、同じ形状(正六角形または角を丸めた正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、第1ゴム部材42および第2ゴム部材44は、第1取付部材21(板状部22)の平面視輪郭の内側に位置し、第2取付部材31(板状部32)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、隔壁板状部材43の平面視輪郭の内側に位置している。
【0064】
この第4実施例の防振装置14の使用は、図4〜図6に示した使用例と同様にして使用することができる。
そして、この発明の第4実施例の防振装置14によれば、第1実施例の防振装置11と同様な効果を得ることができる。
さらに、第1ゴム部材42と、第2ゴム部材44との剛性を異ならせたので、単一のゴム部材の場合よりも防振特性を幅広く変更することが可能になる。
そして、第1ゴム部材42と第2ゴム部材44との間に隔壁板状部材43を設けたので、同一断面積で単一の防振部材よりも耐荷重性能を向上させることができる。
【0065】
図18はこの発明の防振装置の第5実施例を示す正面図であり、図1〜図17と同一部分または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0066】
この発明の第5実施例の防振装置15は、図18に示すように、第1取付部材21と、この第1取付部材21と対向する第2取付部材31Aと、第1取付部材21の上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31Aの下面に他端(上端)が、例えば、接着によって取り付けられた防振部材41Dとで構成されている。
【0067】
上記した第2取付部材31Aは、扁平な板状部32Aと、この板状部32Aの中心に一方の面(下面)へ突出させて設けられ、内周に雌ねじ部34aが形成されているねじ筒部34と、このねじ筒部34の下端を閉塞する蓋部35とで構成されている。
【0068】
上記した防振部材41Dは、第1取付部材21(板状部22)の上面に一端(下端)が接着によって取り付けられた円柱状の第1ゴム部材(第1弾性部材)42と、この第1ゴム部材42の他端(上端)に一端(下端または下面)が接着によって取り付けられた隔壁板状部材43と、この隔壁板状部材43の他端(上端または上面)に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31A(板状部32A)の下面に他端(上端)が接着によって取り付けられた第2ゴム部材(第2弾性部材)44Aとで構成されている。
【0069】
なお、第1ゴム部材42と、第2ゴム部材44Aとは、剛性の異なるものである。
そして、第1取付部材21と第2取付部材31Aと隔壁板状部材43とは、同じ形状(正六角形または角を丸めた正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、第1ゴム部材42および第2ゴム部材44Aは、第1取付部材21(板状部22)の平面視輪郭の内側に位置し、第2取付部材31A(板状部32A)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、隔壁板状部材43の平面視輪郭の内側に位置している。
そして、第2ゴム部材44Aには、ねじ筒部34と蓋部35とに対応する部分に、ねじ筒部34と蓋部35とを収容する凹部44aが設けられている。
【0070】
この第5実施例の防振装置15の使用は、図10〜図12に示した使用例と同様にして使用することができる。
そして、この発明の第5実施例の防振装置15によれば、第4実施例の防振装置14と同様な効果を得ることができる。
【0071】
図19はこの発明の防振装置の第6実施例を示す正面図であり、図1〜図18と同一部分または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0072】
この発明の第6実施例の防振装置16は、図19に示すように、第1取付部材21Aと、この第1取付部材21Aと対向する第2取付部材31Aと、第1取付部材21Aの上面に一端(下端)が接着によって取り付けられ、第2取付部材31Aの下面に他端(上端)が接着によって取り付けられた防振部材41Eとで構成されている。
【0073】
上記した第1取付部材21Aは、扁平な板状部22Aと、この板状部22Aの中心に一方の面(上面)へ突出させて設けられ、内周に雌ねじ部24aが形成されているねじ筒部24と、このねじ筒部24の下端を閉塞する蓋部25とで構成されている。
【0074】
上記した防振部材41Eは、第1取付部材21A(板状部22A)の上面に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられた円柱状の第1ゴム部材(第1弾性部材)42Aと、この第1ゴム部材42Aの他端(上端)に一端(下端または下面)が、例えば、接着によって取り付けられた隔壁板状部材43と、この隔壁板状部材43の他端(上端または上面)に一端(下端)が、例えば、接着によって取り付けられ、第2取付部材31A(板状部32A)の下面に他端(上端)が接着によって取り付けられた第2ゴム部材(第2弾性部材)44Aとで構成されている。
【0075】
なお、第1ゴム部材42Aと、第2ゴム部材44Aとの剛性は、異なるものである。
そして、第1取付部材21Aと第2取付部材31Aと隔壁板状部材43とは、同じ形状(正六角形または角を丸めた正六角形)で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相、すなわち、平面視で重なる状態に配置されている。
そして、第1ゴム部材42Aには、ねじ筒部24と蓋部材25とに対応する部分に、ねじ筒部24と蓋部25とを収容する凹部42aが設けられている。
そして、第1ゴム部材42Aおよび第2ゴム部材44Aは、第1取付部材21A(板状部22A)の平面視輪郭の内側に位置し、第2取付部材31A(板状部32A)の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、隔壁板状部材43の平面視輪郭の内側に位置している。
【0076】
この第6実施例の防振装置16の使用は、図16に示した使用例と同様にして使用することができる。
そして、この発明の第6実施例の防振装置16によれば、第4実施例の防振装置14と同様な効果を得ることができる。
【0077】
上記した各実施例における第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形は、例えば、図20に示すように、一対の平行線を有する平面視外形であっても、同様な効果を得ことができる。
【0078】
また、各実施例における第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形は、例えば、図21に示すように、正四角形(または角を丸めた正四角形)であっても、または、図22に示すように、正八角形(または角を丸めた正八角形)であっても、または、図23に示すように、正十角形(または角を丸めた正十角形)であっても、同様な効果を得ことができる。
【0079】
上記した実施例において、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視外形を、2n対(1≦n≦5)の平行線を有する形状とした例を示したが、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材は、平面視外形の対向する線が平行であれば、例えば、スパナで回転しないように固定できるので、2n角形であればよい。
また、2n角形を十角形までとした例を示したが、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の大きさに応じて、十角形または正十角形以上の2n角形、例えば、二十角形または正二十角形であってもよい。
また、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材を平面視同位相に配置した例を示したが、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材の平面視位相が異なっていてもよい。
また、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材を同じ正六角形にした例を示したが、第1取付部材、第2取付部材、隔壁板状部材が、例えば、スパナで回転しないように固定できれば、それぞれ異なる2n角形であってもよい。
また、隔壁板状部材を、第1取付部材、第2取付部材と同じ平面視形状にした例を示したが、隔壁板状部材を回転しないように固定しなくとも、第1弾性部材および第2弾性部材を変形させないように防振部材を取り付けることができるので、隔壁板状部材の平面視形状を2n角形以外の形状、例えば、円形としてもよい。
また、各ゴム部材を第1取付部材および第2取付部材の平面視輪郭の内側に位置させた例を示したが、工具で第1取付部材および第2取付部材を回転しないように固定できれば、各ゴム部材が第1取付部材、第2取付部材の平面視輪郭の外側に位置していてもよい。
また、防振部材を構成する第1ゴム部材と第2ゴム部材との剛性を異ならせた例を示したが、第1ゴム部材と第2ゴム部材との剛性は、同じであってもよい。
【符号の説明】
【0080】
11〜16 防振装置
21,21A 第1取付部材
22,22A 板状部
23 雄ねじ部
24 ねじ筒部
24a 雌ねじ部
25 蓋部
31,31A 第2取付部材
32,32A 板状部
33 雄ねじ部
34 ねじ筒部
34a 雌ねじ部
35 蓋部
41,41A,41B ゴム部材(防振部材)
41C〜41E 防振部材
41a,41b 凹部
42,42A 第1ゴム部材(第1弾性部材)
42a 凹部
43 隔壁板状部材
44,44A 第2ゴム部材(第2弾性部材)
44a 凹部
61,61A,61B 被取付部材
61a 被取付孔
61b 凹部
61c 被取付ねじ穴(または被取付ねじ孔)
63 スプリングワッシャ
64 ナット
65 ボルト
71 取付部材
71a 取付孔
73 スプリングワッシャ
74 ナット
75 ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1取付部材と、
該第1取付部材と対向する第2取付部材と、
前記第1取付部材に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の防振部材とを備え、
前記第1取付部材と前記第2取付部材との平面視外形が、少なくとも一対の平行線を有する、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項2】
第1取付部材と、
該第1取付部材と対向する第2取付部材と、
前記第1取付部材に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の防振部材とを備え、
前記第1取付部材と前記第2取付部材との平面視外形が、2n対(ただし、2≦n≦10)の平行線を有する2n角形である、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項3】
請求項2に記載の防振装置において、
前記2n角形が六角形である、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防振装置において、
前記第1取付部材と前記第2取付部材とが、同じ形状で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相に配置され、
前記防振部材が、前記第1取付部材の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、前記第2取付部材の平面視輪郭の内側に位置している、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防振装置において、
前記防振部材が、前記第1取付部材に一端が取り付けられた柱状の第1弾性部材と、該第1弾性部材の他端に一端が取り付けられた隔壁部材と、該隔壁部材の他端に一端が取り付けられ、前記第2取付部材に他端が取り付けられた柱状の第2弾性部材とで構成されている、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項6】
請求項5に記載の防振装置において、
前記第1弾性部材と前記第2弾性部材との剛性が異なる、
ことを特徴とする防振装置。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載の防振装置において、
前記第1取付部材と前記第2取付部材と前記隔壁部材とが、同じ形状で、かつ、同じ大きさで、平面視同位相に配置され、
前記第1弾性部材および前記第2弾性部材が、前記第1取付部材の平面視輪郭の内側に位置し、前記第2取付部材の平面視輪郭の内側に位置しているとともに、前記隔壁部材の平面視輪郭の内側に位置している、
ことを特徴とする防振装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2011−231838(P2011−231838A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−102029(P2010−102029)
【出願日】平成22年4月27日(2010.4.27)
【出願人】(599020863)大野ゴム工業株式会社 (5)
【Fターム(参考)】