説明

防犯装置

【課題】一般住宅等の建造物において、不審者・侵入者に対しては大きな不安や脅威を抱くような形態で威嚇しつつ、屋内や周囲の者に対してもその不審者等の存在を知らしめることによって高い防犯機能を発揮すると共に、来訪者に対しては周囲を照らす照明灯としての機能をも果たすことができるコストパフォーマンスの優れた防犯装置を提供する。
【解決手段】防犯装置10の作動設定を外灯システムと防犯システムとに切り換え可能とする。外灯システムが作動中の場合は、人体(来訪者)の存在を検知したときに照明灯12から照明光を発生させる。防犯システムが作動中の場合は、人体(不審者)の存在を検知したときに防犯灯14から警告光を発生させると共にスピーカー16からアラーム音を発生させ、カメラ18により人体等の撮影を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅等の建造物に設置することができる防犯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、周囲の明るさを検出する光センサと人体の存在を検知する人感センサとを備えた自動照明装置が考案されている(特許文献1、特許文献2)。これらの自動照明装置は、暗い場所や夜等の暗い時間帯に、人が近付くとそれを感知して自動点灯し、人が離れると自動消灯する等して節電及び利便性の向上を図っているものであり、例えば、一般住宅の玄関先や庭等に設置されているポーチライト等の照明装置として利用されている。また、このような自動照明装置は、一般住宅の玄関先等に設置することによって防犯灯としての効果を期待され、利用されることもある。防犯灯としての利用方法においては、設置した玄関先等に不審者・侵入者が近寄るとそれを認識し、自動的に点灯や点滅してその不審者等を威嚇することになるので、それなりに防犯上効果的な面を有している。
【0003】
【特許文献1】実開平1−158697号公報
【特許文献2】実開平4−24219号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような自動照明装置の普及率は高く、最近では一般住宅の玄関先や庭等でよく見かけられるようになってきた。しかし、この反面、従来既存の自動照明装置を一般住宅等における防犯灯として利用した場合、不審者等もこの光による警告には慣れてきてしまっており、威嚇効果が低減してきていることも否めない。これでは、従来既存の自動照明装置を防犯灯として転用しても十分な効果が期待できない。一方、防犯機能に重点を置き、人体を感知したときに威圧的・刺激的な光を発生させることとすると、不審者等に対しては確かに効果的かもしれないが、訪問してきた知人等にも反応してしまい、来訪者に対して不快感を与えてしまうことがあり得る。また、従来既存の自動照明装置を防犯灯として設置しただけでは、不審者等を感知して光を発生したとしても室内にいる者は気が付かない場合が多く、結果的に不審者や侵入者の発見ができなかったり、遅れてしまう。このように、従来既存の自動照明装置を防犯灯として一般住宅等に利用するだけでは不十分な面が多々あり、満足できる効果を得ることができない。
【0005】
また、危機管理意識の高い人の中には、自宅の警備を民間の警備会社に依頼していることもある。これらの警備会社が提供する警備システムにおいては、不審者や侵入者を発見すると警備会社に自動的に通報が行われ、警備会社の警備員が駆け付けるという仕組みになっている。しかし、このような警備システムにおいては、異常発生から警備員が到着するまでには時間的なずれが生じることがあるうえ、警備会社と契約しているので費用も永続的に掛かっており、コストパフォーマンスの面からも優れているとは言い難い。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消するために為されたものであり、例えば一般住宅等の建造物において、不審者・侵入者に対しては大きな不安や脅威を抱くような形態で威嚇しつつ、屋内や周囲の者に対してもその不審者等の存在を知らしめることによって高い防犯機能を発揮すると共に、来訪者に対してはその周辺を照らす照明灯としての機能をも果たすことができるコストパフォーマンスの優れた防犯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る防犯装置は、照明光を発生させる照明光発光手段と警告光を発生させる警告光発光手段と、音発生手段と、撮影手段と、所定距離の範囲内における人体の存在を検知する人体検知手段と、前記発光手段と前記音発生手段と前記撮影手段と前記人体検知手段との作動を制御する制御手段とを有し、その作動設定を、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に前記照明光発光手段から前記照明光を発生させる照明用途設定と、前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に前記警告光発光手段から前記警告光を発生させると共に前記音発生手段から音を発生させ及び/又は前記撮影手段によってその人体を撮影する防犯用途設定とに切り換え可能としたことを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記防犯用途設定が作動中のとき、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に、前記警告光発光手段から前記警告光を発生させると共に前記照明光発光手段から前記照明光を発生させることを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記照明用途設定が作動中のとき、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に、前記撮影手段によりその人体を撮影することを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記撮影手段によって撮影した映像又は画像を記憶するための記憶手段を有することを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記防犯用途設定と前記照明用途設定とを切り換える切換手段を備えた切換装置を前記防犯装置外に設置し、その切換装置を操作することにより遠隔操作を可能としたことを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記切換装置に表示手段を備え、前記撮影手段によって撮影した映像又は画像を前記切換装置に伝送してその表示手段によって表示することを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、計時手段を有し、その計時手段によって時間が所定の値を示した場合に前記照明用途設定と前記防犯用途設定とを切り換えることを特徴とするものである。
本発明に係る防犯装置は、前記計時手段によって時間が所定の値を示した場合に前記発光手段、前記音発生手段、前記撮影手段又は前記人体検知手段を作動させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る防犯装置によれば、手動又は自動でその作動設定を防犯用途設定と照明用途設定とに必要に応じて自在に切り換えることができるので、一台の防犯装置で防犯灯としての役割と照明灯としての役割の二役を担うことができる。即ち、防犯用途設定が作動中のときには不審者等に対して効果的な威嚇をして建造物内等への不法侵入を未然に防ぐことができる一方で、照明用途設定が作動中のときには来訪者等に対して上記のような不要な警告を発することもなく、照明としての役割を果たすことができる。なお、防犯用途設定が作動中のときは、光と音による警告によって視覚と聴覚による相乗効果が期待できるので、不審者等へ対して与える心理的圧迫感が格段に向上すると共に、警告音によって屋内にいる者や近隣者等の周囲にいる者にその不審者等の存在を通報することができる。そのうえ、部品点数を少なくした簡易な構成としているので、安い費用で高い効果が期待できる。
発光手段を、照明光を発光する照明用発光手段と警告光を発光する防犯用発光手段とに光源を分けてそれぞれ別途構成することにより、全く異なる種類の光を簡単に発生させることができる。例えば、照明光としては蛍光灯により優しい白い光を発生させ、警告光としては散光式警告灯や回転灯等により威圧的・刺激的な赤い光を発生させることができる。また、警告光と照明光とを同時に発生させることも可能となる。例えば、防犯用途設定のとき、不審者等を検知した場合に警告光を発生させると共に照明光によってその不審者等を照らすこととすれば、屋内や他の場所からもその不審者等を発見し易くなるうえ、撮影手段でその不審者等を撮影する際には鮮明に撮影することができる。
防犯用途設定において、不審者等を検知した際にその不審者等を撮影することにより、不審者等の情報を確認し易くなる。また、その撮影した映像や画像を記憶しておくことにより、後から何度でも確認できるので、不審者等を特定し易くなると共に、証拠として残すこともできる。さらに、防犯用途設定のときに限らず、照明用途設定のときも撮影可能とすれば、汎用性が向上する。
切換手段を備えた切換装置を別途設置して防犯装置の遠隔操作を可能とすることにより、わざわざ防犯装置の設置場所まで行って作動設定を変更する等の操作をする必要がない。また、その切換装置にテレビモニター画面等の表示手段を備え、撮影した映像や画像をそのテレビモニター画面に表示することもできる。例えば、切換装置を屋内に設置すれば、屋内にいる者でも屋外の防犯装置を操作することや、テレビモニター画面を通して屋外の状況を把握することもできる。
タイマー等の計時手段で時間を計測し、所定の時間になると防犯用途設定と照明用途設定とが自動的に切り換わるように予め設定しておくこととすれば、その都度設定する手間を省くことができるうえ、設定を切り換え忘れるようなこともない。例えば、18時〜22時までは照明用途設定とし、22時〜6時までは防犯用途設定というように予め設定しておくこともできる。また、タイマー等で発光手段や人体検知手段を制御して所定の時間になったときに発光手段や人体検知手段等を作動させることとし、昼間等には人体を検知しても照明光や警告光が発生しないようにすることとすれば、節電効果が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づき、本発明に係る防犯装置の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る防犯装置10の正面図である。防犯装置10は、照明用発光手段である照明灯12、防犯用発光手段である防犯灯14、音発生手段であるスピーカー16、撮影手段であるカメラ18、人体検知手段である人感センサ20及びハウジング22とから構成されている。ハウジング22内部にはそれらを制御する制御回路24を有している。
この防犯装置10は、防犯灯としてだけでなく照明灯(外灯)としても利用することができ、後述する操作装置30を操作することによって、その設定(作動状態)を自在に変更することができる構成となっている。即ち、照明灯として利用するときは外灯システム(照明用途設定)に設定し、防犯灯として利用するときは防犯システム(防犯用途設定)に設定して作動させる。なお、防犯装置10自体にその設定を切り換えるスイッチ等の切換手段を設けておいても良い。
【0010】
照明灯12は、周囲を照らす光(照明光)を発生させるものである。照明光はあくまでも周囲を明るく照らすための光であり、訪問者等を吃驚させたり威嚇したりしないものとする。この理由から、照明灯12としては、本実施例のように蛍光灯が好ましいが、他にも例えば電球等を利用することもできる。照明灯12は、外灯システム作動時及び/又は防犯システム作動時に後述する人感センサ20によって所定距離内で人体を検知したときに発光(例えば点灯)する構成とする。本実施例では人感センサ20が所定距離内で人体を検知している間は点灯し続けることとするが、例えば人体を検知してから30秒経過後に消灯する等、照明灯12が点灯している時間は任意に設定することもできる。また、照明灯12の点灯パターンを任意に調整できるようにしても良い。例えば、10秒間強い光(明るい光)で点灯した後に10秒間弱い光で点灯するように設定することもできるし、人感センサ20が所定距離内に人体を検知している間は強い光で点灯し、人感センサ20が所定距離内から人体が離れたことを検知したときはその後暫く弱い光で点灯するように設定しても良い。また、防犯システム作動時は照明灯12を常時点灯させている構成としても良い。
【0011】
防犯灯14は、不審者や侵入者を威嚇する光(警告光)を発生させるものである。警告光は照明光とは異なり、不審者等を威嚇するためのものであるので、例えば赤い光を点滅させる等の威圧的かつ刺激的な光とする方が効果的である。本実施例のように、防犯灯14は照明灯12とは異なる光源として別途構成することが好ましい。防犯灯14としては、例えば、散光式警告灯、回転灯、発光ダイオード等が利用できる。また、防犯灯14は、照明灯12よりも目立つ個所に配置することが好ましい。例えば、本実施例のように防犯装置10本体上部の最も目に付く個所に配置する。防犯灯14は、防犯システム作動時のみ、後述する人感センサ20によって所定距離内で人体を検知したときに発光(例えば点灯又は点滅)する構成とする。本実施例では人感センサ20が所定距離内で人体を検知している間は発光し続けることとするが、例えば人体を検知してから30秒経過後に自動的に終了する等、防犯灯14が発光している時間を任意に設定することもできる。また、防犯灯14の発光パターンを任意に調整できるようにしても良い。例えば、10秒間強い光(明るい光)を発光した後に10秒間弱い光を発光するように設定することもできるし、人感センサ20が所定距離内に人体を検知している間は強い光を発光し、人感センサ20が所定距離内から人体が離れたことを検知したときはその後暫く弱い光を発光するように設定しても良い。防犯灯14として回転灯等を用いている場合は、経過時間や人体の検知状況に合わせて回転速度を変更させることもできる。
【0012】
スピーカー16は、防犯システム作動時のみ、後述する人感センサ20で人体を感知したときにアラーム音(警告音)を所定時間発する構成とする。アラーム音は、音量(ボリューム)を任意に調整することができると共に、鳴らないよう(OFF)に設定することもできる。音量調節等は防犯装置10毎に行うこととしても良いし、後述する操作装置30にて操作するようにしても良い。アラーム音は、防犯灯14から発光される警告光と同時に鳴らすようにしても良いし、警告光より先や後に少しずらして鳴らすようにしても良い。防犯灯14から警告光が発光されている間、鳴り続けていても良いし、警告光より先や後に鳴り終わるようにしても良い。また、アラーム音のパターンを任意に切り換えることができるようにし、防犯灯14から発せられる警告光と連動させてアラーム音のパターンを変更させても良い。例えば、強い光を発光しているときはアラーム音Aとし、弱い光を発光しているときはアラーム音Bとすることができる。また、スピーカー16は相対的に大きい音と相対的に小さい音等の音量の異なる2種類の音を切り換えて発生させるものとしても良い。例えば、人感センサ20が所定距離内に人体を検知している間はスピーカー16から相対的に大きい音を発生し、人感センサ20が所定距離内から人体が離れたことを検知した場合にスピーカー16から相対的に小さい音を発生することができる。なお、スピーカー16を通じて屋内と通話可能な構成として、屋内の監視者の音声で直接言語による警告等ができるようにしても良い。
【0013】
カメラ18は、外灯システム作動時及び/又は防犯システム作動時に後述する人感センサ20によって所定距離内で人体を検知したときに作動する構成とする。カメラ18は、取得した映像又は画像を処理及び伝送すると共に、防犯装置10や後述する操作装置30に備えたハードディスクやフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶できるようにしておくことが好ましい。また、防犯装置10にマイク等の集音器(図示略)を備えることとすれば、カメラ18によって映像や画像を撮影するだけでなくそのマイクによって防犯装置10の周辺の音までも拾うことができる。
【0014】
人感センサ20は、温度等で防犯装置10に近付く人体を検知するものであり、例えば、人が動くことにより発生する熱量の変化を感知するもの等があるが、これに限るものではない。検知角度は水平広がり角約200度〜約270度が好ましく、例えば、約220度位が好ましい。また、検知距離は、5m先まで検知可能であるが、敢えて狭い範囲とし誤作動を減らすようにすることが好ましい。例えば、1m前後としても良い。なお、検知範囲(検知角度・検知距離)は、その都度任意に調整し設定できるようにしても良い。人感センサ20の検知感度は任意に調整することができる。即ち、どの程度の温度変化から認識するようにするか精度を調整することができる。なお、人感センサ20は、ペットや小動物等に反応しないように比較的高い位置に取付けることが好ましい。
【0015】
図2は、防犯装置10を操作する操作装置30の正面図である。操作装置30は、主電源ボタン32、外灯システム作動ボタン34、防犯システム作動ボタン36、リセットボタン38、スピーカー40、マイク42、テレビモニター画面44、及びその他適宜配置された各種ボタン(動作停止ボタン46、モニター画面ON/OFFボタン48、モニター画面切換ボタン50、スピーカーON/OFFボタン52、マイクON/OFFボタン54)等とから構成されている。
【0016】
防犯装置10は、この操作装置30と有線又は無線により電気的に接続されており、この操作装置30を操作することにより防犯装置10を遠隔操作することができる。即ち、この操作装置30を操作することによって、防犯装置10の作動設定を外灯システムと防犯システムとに切り換えることができる。
具体的には、まず、主電源ボタン32を押すことによって防犯装置10及び操作装置30の電源を入れる。そして、防犯装置10の照明機能を利用するときは、外灯システム作動ボタン34を押す(ONにする)ことにより外灯システムを作動させる。一方、防犯装置10の防犯機能を利用するときは、防犯システム作動ボタン36を押す(ONにする)ことにより防犯システムを作動させる。外灯システムから防犯システムに切り換えたときは、外灯システム作動ボタン34は自動的にOFFになる。同様に、防犯システム作動中に外灯システム作動ボタン34を押すと、防犯システム作動ボタン36はOFFになる。また、リセットボタン38を押して作動設定をリセットすれば、外灯システム作動ボタン34及び防犯システム作動ボタン36は共にOFFとなり、防犯装置10は待機状態となる。
また、防犯システム作動中の異常発生時(不審者等を発見した場合等)に防犯装置10から不審者等に対して発せられた警告光や警告音は、この操作装置30に備えられた動作停止ボタン46を押すことにより、任意のタイミングで終了させることができる。
なお、防犯装置10が外灯システム又は防犯システムのいずれの状態で作動しているかについて、操作装置30を見れば利用者が把握できるようにしておくことが好ましい。例えば、外灯システム作動ボタン34又は防犯システム作動ボタン36のうち、作動中のボタンを発光させても良いし、別途LED等を設けていずれの状態で現在作動しているかを区別できるようにしても良い。
【0017】
スピーカー40は、防犯装置10によって不審者等を検知したときに警報を発するものである。この警報により、例えば、屋内に操作装置30を設置しているときは、屋外(防犯装置10の設置場所)で発生した異常を屋内の者(居住者)に気付かせることができる。この警報は、スピーカー40の近傍に配置したスピーカーON/OFFボタン52を押すことにより停止させることができる。また、そのスピーカーON/OFFボタン52を回転させることにより音量を調整することもできる。なお、防犯装置10にマイク等の集音器を取付けている場合は、その集音器によって取得した屋外の音をこのスピーカー40から屋内に流すこともできる。これにより、屋外の状態がより把握し易くなる。
マイク42からは、屋内の音声を防犯装置10のスピーカー16を通じて外部に伝達することができる。本実施例では、マイクON/OFFボタン54を押しているとき通話可能状態とする。例えば、外灯システム作動時には来訪者等と会話でき、また、防犯システム作動時には不審者等に対して音声で直接言語による警告をすることもできる。
【0018】
本実施例においては、操作装置30はモニター一体型であり、中央の目立つ位置に表示手段であるテレビモニター画面44を備えている。テレビモニター画面44は、例えば液晶ディスプレイ等から成り、防犯装置10のカメラ18によって取得した映像又は画像を表示することができる。テレビモニター画面44は、外部(防犯装置10の設置場所)で異常が発生したときに映像等を自動的に表示すると共に、モニター画面ON/OFFボタン48を操作することにより、任意のタイミングで見たいとき(外部の状況を確認したいとき)にも自由に見ることができる。防犯装置10を複数設置している場合には、モニター画面切換ボタン50を操作することにより、どの防犯装置10によって取得された映像等を見るか選択できるようにする。このとき、テレビモニター画面44には、一の防犯装置10で取得した映像等を画面全体に表示しても良いし、画面を分割して複数の防犯装置10で取得した映像をそれぞれ同時に見ることができるような構成にしても良い。
また、テレビモニター画面44上に防犯装置10の現在の設定状況(外灯システム作動中か防犯システム作動中か)を確認できるようにしても良いし、ヘルプ画面として防犯装置10の操作説明等を表示しても良い。さらに、テレビモニター画面44自体を操作画面(タッチパネル)にもなる構成とし、その画面上で防犯装置10の設定変更等を可能とすることもできる。
【0019】
なお、防犯装置10や操作装置30には、計時手段であるタイマーを内蔵させることもできる。例えば、タイマーで時間を計測し、所定の時間になると防犯システムと外灯システムとが自動的に切り換わるように予め設定しても良いし、タイマーにより照明灯12や防犯灯14又は人感センサ20等の作動を制御して所定の時間になったときにそれらを作動させることとしても良い。例えば、タイマー等で制御することにより、昼間等の明るい時間帯には人体を検知しても照明光や警告光が発生しないようにすることができる。
【0020】
上記の通り構成された本実施例における防犯装置10の動作の一例を以下に示す。図3乃至図5は、防犯装置10の動作の一例を示すフローチャートであり、特に、図4は外灯システム作動時の防犯装置10の動作の一例を示すものであり、図5は防犯システム作動時の防犯装置10の動作の一例を示すものである。
前述の通り、防犯装置10は照明機能と防犯機能を備えている。電源が入れられた防犯装置10は、操作装置30によって、その作動状態が、照明機能を利用する外灯システム、防犯機能を利用する防犯システム、又はそのどちらのシステムも作動していない待機状態のいずれかに設定される。具体的には、図3に示す通り、防犯装置10は、制御回路24により自身の現在の設定(外灯システム作動中か防犯システム作動中か)を確認する。即ち、外灯システムが作動中か否かを判断し(ステップ1)、外灯システムが作動していないときは防犯システムが作動中か否かを判断する(ステップ2)。なお、外灯システム、防犯システムのどちらも作動していないときは、待機状態として処理を終了する。
【0021】
外灯システムが作動中の場合、図4に示す通り、防犯装置10は、まず、人感センサ20により人体(例えば来訪者)の存在の有無を判断する(ステップ101)。人感センサ20によって人体の存在を検知した場合は、照明灯12を点灯して照明光を発生させる(ステップ102)。このとき、カメラ18のON/OFFの設定を判断し(ステップ103)、カメラ18の設定がONの場合はその検知した人体等の撮影を開始する(ステップ104)。そして、人体反応が消えるまで撮影を継続し、人体反応が消えたことを確認したとき(ステップ105)、照明灯12を消灯すると共にカメラ18での撮影を終了する(ステップ106)。
【0022】
防犯システムが作動中の場合は、図5に示す通り、防犯装置10は、まず、照明灯12を常時点灯させる設定になっているか否かを判断する(ステップ201)。照明灯12を常時点灯させる設定になっている場合は、人体反応に関係なく予め照明灯12を点灯して照明光を発生させておく(ステップ202)。そして、人感センサ20によって人体(例えば不審者)の存在の有無を判断し(ステップ203)、人体の存在を検知した場合は、防犯灯14を点滅させ警告光を発生させる(ステップ204)。一方、照明灯12を常時点灯させない設定になっている場合は、人感センサ20によって人体(例えば不審者)の存在の有無を判断し(ステップ205)、人体の存在を検知した場合に照明灯12を点灯して照明光を発生させると共に(ステップ206)、防犯灯14を点滅させて警告光を発生させる(ステップ204)。このとき、スピーカー16のON/OFFの設定を判断し(ステップ207)、スピーカーの設定がONの場合はスピーカー16からアラーム音を発生させる(ステップ208)。また、カメラ18のON/OFFの設定を判断し(ステップ209)、カメラ18の設定がONの場合はその検知した人体等の撮影を開始する(ステップ210)。そして、人体反応が消えるまでその光と音による警告と撮影とを継続し、人体反応が消えたことを確認したとき(ステップ211)、照明灯12及び防犯灯14を消灯すると共に、アラーム音を終了し、カメラ18での撮影を終了する(ステップ212)。なお、本実施例では、防犯システム作動時においても、照明灯12を点灯させることにより照明光と警告光を共に発生させる構成となっているが、防犯システム作動時には、照明灯12は点灯させずに防犯灯14のみ点灯又は点滅させ、その防犯灯14から警告光のみを発生させる構成であっても良い。
【0023】
上記処理の流れは本実施例における防犯装置10の動作の一例である。従って、他の処理順や処理パターンにより防犯装置10を動作させることも可能である。例えば、防犯灯14による警告光とスピーカー16によるアラーム音は同時に発生させたり、ずらしたりすることができるので、その処理順は適宜変更することができる。また、照明灯12及び防犯灯14の点灯(点滅)時間、スピーカー16によるアラーム音の鳴動時間、カメラ18による撮影時間等は各々変更することができるので、それらの終了のタイミングが異なるときはステップ106及びステップ212の処理を別々に分けることもできる。また、照明灯12による照明光、防犯灯14による警告光、スピーカー16によるアラーム音及びカメラ18による撮影は、上述の操作装置30に備えられた動作停止ボタン46を押すことにより、任意のタイミングで終了させることもできるし、人感センサ20により人体反応を検知してから所定時間経過後に自動的に終了させることもできる。なお、特に、防犯システム作動時においては、不審者等がどのくらいの時間その場所に留まっているかは予測不能なので、本実施例のように、不審者等が居る間は継続して作動させておき、人体反応が消えたときに終了させる方が好ましい。
【0024】
次に、上記構成及び上記動作をする防犯装置10を利用した具体的な防犯システムについて説明する。
図6は、防犯装置10の配置構造の一例を示す略構成図である。
ここでは、防犯システムとして一般住宅等の建造物60に防犯装置10を複数設置して警備する場合の好適な配置例を示す。図6に示す通り、防犯装置10は、建造物60の外壁62に外側に向けて照明灯12及び防犯灯14が発光可能な状態で設置されている。本実施例においては、防犯装置10は、その建造物60の建設の際にその外壁62(コンクリート等)に予め埋設して固定しておくこととする。このように、防犯装置10を建造物60の建築時にその外壁62等に予め埋設しておくことにより、別途後から取付けるよりも施工費が安くなると共に、外観を損ねることもない。特に、屋内に操作装置30(切換手段や表示手段)を設置する場合には、後から防犯装置10を取付けるとすると面倒な配線作業等が伴うが、建造物60の建築時に予め防犯装置10を取付けておくこととすれば、簡易かつ安価に設置できる。また、建造物60の完成前に防犯装置10をその外壁62に固定しておくことにより、不審者等によって簡単に取り外されてしまうこともない。また、防犯装置10は、建造物の周囲に所定間隔を空けて複数(本実施例では八箇所)設置されているが、このように複数設置することにより、死角を無くすことができ、防犯性が向上する。なお、防犯装置10は、コンセント等を介してその建造物60から電源を得ることとするが、ハウジング22内部に電池等を収容する構成とし、その電池等を電源として動作させても良い。
【0025】
建造物60内(屋内)には操作装置30が設置されている。操作装置30は、各防犯装置10と接続されており、その操作装置30を操作することにより、外壁62に設置した防犯装置10の作動設定を外灯システムと防犯システムとに切り換えることができる。即ち、屋内に居る者は、わざわざ各防犯装置10の設置場所まで行って設定を切り換える必要はなく、屋内に設置した一つの操作装置30によって、建造物60外(屋外)に設置した全ての防犯装置10の操作をすることができる。また、操作装置30には上述したようにテレビモニター画面44を備えているので、屋内に居る者は屋外の防犯装置10を遠隔操作できるうえ、屋内に居ながら屋外を監視することができる。即ち、そのテレビモニター画面44を通して防犯装置10が取得した映像や画像を屋内に居ながら確認することができる。なお、防犯装置10と操作装置30を有線で接続している場合は、配線設備はその建造物60の壁内に収容しておけば、煩雑にならない。
【0026】
上記構成の防犯システムにおいては、各防犯装置10の作動設定を、操作装置30を操作することにより任意に切り換えるものとする。即ち、建造物60の居住者が必要に応じて外灯システムと防犯システムとを手動で切り換える。例えば、外出前や就寝前には防犯システムに設定しておき、夕方薄暗くなってきた頃には外灯システムに設定することが想定される。以下、外灯システムが作動中のときと防犯システムが作動中のときとに分けてそれぞれ具体的な作動状況を例示する。
【0027】
まず、外灯システム作動中は、例えば、夕方に玄関64に来訪者66が訪れると、その来訪者66は防犯装置10(A)の人感センサ20によって検知される。人感センサ20によって人体が検知されると、その防犯装置10(A)の照明灯12からは照明光を発生させるので、玄関64付近を明るく照らした状態で来訪者66を迎えることができる。また、カメラ18によってその来訪者66の映像を取得して、屋内に設置してある操作装置30のテレビモニター画面44に映す。これにより、屋内の者(居住者)はわざわざ玄関64先まで出向くことなく来訪者66の確認ができる。
【0028】
一方、防犯システム作動中は、例えば、夜中に建造物60の裏口付近に不審者68が近付くと、その不審者68は防犯装置10(B)の人感センサ20によって検知される。人感センサ20によって人体が検知されると、その防犯装置10(B)の照明灯12からは照明光を発生させると共に、防犯灯14からは警告光を発生させる。このとき、スピーカー16からもアラーム音を発生する。このように、本実施例の防犯システムにおいては、この人感センサ20によって不審者68の存在を検知したときに警告光とアラーム音を発生させるため、不審者68に対して威嚇すると共に、周囲(外部の不特定多数の者、例えば、近隣住民や付近を通りかかった通行人等の第三者等)に対してもその不審者68の存在を通知(通報)することができる。即ち、この警告光とアラーム音の両方による警告により、視覚と聴覚による相乗効果が期待できるので、不審者68へ対して与える心理的圧迫感が大きい。また、屋内の者や周囲の第三者等にとっても、音により異常を認識すると共に光を視認することができるので、不審者68の位置情報を素早く認知でき、異常発生から直ぐに対応することができる。
【0029】
また、本実施例の防犯システムにおいては、照明光により照らされた不審者68をカメラ18によって撮影する。このように取得した映像又は画像は、屋内に設置してある操作装置30に伝送してそのテレビモニター画面44に映すので、居住者は屋内に居たまま屋外を監視でき、不審者68の情報を得ることができる。さらに、その映像又は画像を記憶しておくこととすれば、後から何度でも確認できるし、証拠として後日警察等に提出することもできる。
【0030】
上記のように光と音により警告された不審者68は、通常はそこに立ち止まることなく、逃走又はさらに別の場所から侵入しようと試みるため発見された現在位置から移動することが想定される。しかし、本実施例の防犯システムでは複数の防犯装置10を設置しているので、このように不審者68が移動した場合であっても、その移動先の防犯装置10により警告することができる。このとき、例えば、移動元の防犯装置10は弱い光とし、移動先の防犯装置10は強い光とすることによって、隣接する防犯装置10同士の連携により、不審者68を追跡するように各防犯装置10が順次作動するようにしても良い。このような構成にすれば、不審者68の移動に伴って光(警告光及び照明光)とアラーム音も追跡可能となり、不審者68にとってはどこに逃げても光と音に追いかけられているかのような感覚を受け、心理的圧迫感がさらに増大する。また、周囲の第三者等にとっても、不審者68の移動に伴う光の軌跡と、強い光と例えば大きな音とによって不審者の現在位置を直ちに認識することができる。
【0031】
また、本実施例における防犯システムにおいて、タイマーを設置することとすれば、時間の経過と共に外灯システムと防犯システムとを自動的に切り換えることもできる。例えば、普段、日中外出して常に留守にしているような家庭の場合は、防犯装置10の設定を、朝6時〜夕方17時までの間は防犯システム(照明灯OFF、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF→ON)とし、夕方17時〜夜22時の間は外灯システム(照明灯OFF→ON、カメラOFF→ON)とし、夜22時〜深夜0時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF→ON)とし、深夜0時〜翌朝6時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF)と設定することができる。ここで、「OFF→ON」等の表記は、平常時はOFFであり人感センサ20によって人体の存在を感知したときにONになるということを示す。なお、このようにタイマーで予め設定している場合でも、状況に応じて操作装置30を操作することにより手動で任意に設定変更できるようにしておくことが好ましい。
【0032】
また、防犯装置10は、設置場所毎にその設定を各々に変更しておいても良い。例えば、防犯装置10を設置場所によって、A群(玄関先等の来訪者の訪問が想定される個所)とB群(裏口や窓側等の一般には来訪者の訪問が想定なれない個所)とに区別する。そして、A群の防犯装置10は、朝6時〜夕方17時の間はOFFとし、夕方17時〜夜22時の間は外灯システム(照明灯OFF→ON、カメラOFF→ON)とし、夜22時〜深夜0時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF→ON)とし、深夜0時〜翌朝6時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF)とする。一方、B群の防犯装置10は、朝6時〜夕方17時の間は防犯システム(照明灯OFF、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF→ON)とし、夕方17時〜深夜0時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF→ON)とし、深夜0時〜翌朝6時までの間は防犯システム(照明灯OFF→ON、防犯灯OFF→ON、カメラOFF→ON、スピーカーOFF)とする。このように、設置場所によって設定を区別できるようにすれば、善良な来訪者に対して誤って警告を発することがないうえ、防犯性も向上する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る防犯装置によれば、一般住宅等の建造物に設置した場合、不審者や侵入者が大きな不安や脅威を抱くような形態で威嚇すると共に周囲に対してもその不審者等の存在を知らしめることができるので、不法侵入者の侵入を未然に防ぐことができる。
また、本発明に係る防犯装置は、警備会社が提供する警備システムに代替するものであり、防犯性及びコストパフォーマンスの面からも優れている。従って、本発明に係る防犯装置を導入すれば、別途警備会社の提供する警備システムに加入する必要もない。
また、建設会社や住宅メーカーが一般住宅等の建造物を建築や販売する際のオプションとしても本発明に係る防犯装置を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る防犯装置の正面図である。
【図2】本発明に係る防犯装置を操作する操作装置の正面図である。
【図3】本発明に係る防犯装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】外灯システム作動時の防犯装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】防犯システム作動時の防犯装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る防犯装置の配置構造の一例を示す略構成図である。
【符号の説明】
【0035】
10 防犯装置
12 照明灯
14 防犯灯
16 スピーカー
18 カメラ
20 人感センサ
22 ハウジング
24 制御回路
30 操作装置
34 外灯システム作動ボタン
36 防犯システム作動ボタン
44 テレビモニター画面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明光を発生させる照明光発光手段と警告光を発生させる警告光発光手段と、音発生手段と、撮影手段と、所定距離の範囲内における人体の存在を検知する人体検知手段と、前記発光手段と前記音発生手段と前記撮影手段と前記人体検知手段との作動を制御する制御手段とを有し、
その作動設定を、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に前記照明光発光手段から前記照明光を発生させる照明用途設定と、前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に前記警告光発光手段から前記警告光を発生させると共に前記音発生手段から音を発生させ及び/又は前記撮影手段によってその人体を撮影する防犯用途設定とに切り換え可能としたことを特徴とする防犯装置。
【請求項2】
前記防犯用途設定が作動中のとき、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に、前記警告光発光手段から前記警告光を発生させると共に前記照明光発光手段から前記照明光を発生させることを特徴とする請求項1に記載の防犯装置。
【請求項3】
前記照明用途設定が作動中のとき、常時又は前記人体検知手段によって所定距離の範囲内で人体の存在を検知した場合に、前記撮影手段によりその人体を撮影することを特徴とする請求項1又は2に記載の防犯装置。
【請求項4】
前記撮影手段によって撮影した映像又は画像を記憶するための記憶手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項5】
前記防犯用途設定と前記照明用途設定とを切り換える切換手段を備えた切換装置を前記防犯装置外に設置し、その切換装置を操作することにより遠隔操作を可能としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項6】
前記切換装置に表示手段を備え、前記撮影手段によって撮影した映像又は画像を前記切換装置に伝送してその表示手段によって表示することを特徴とする請求項5記載の防犯装置。
【請求項7】
計時手段を有し、その計時手段によって時間が所定の値を示した場合に前記照明用途設定と前記防犯用途設定とを切り換えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項8】
前記計時手段によって時間が所定の値を示した場合に前記発光手段、前記音発生手段、前記撮影手段又は前記人体検知手段を作動させることを特徴とする請求項7に記載の防犯装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−80524(P2009−80524A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−247213(P2007−247213)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【出願人】(507062473)
【Fターム(参考)】