説明

防眩性フィルム、防眩性反射防止フィルム、偏光板および画像表示装置

【課題】表面の膜強度(耐擦傷性、鉛筆硬度)が十分にあり、長期に使用しても膜強度の低下が抑制された防眩性フィルム、防眩性反射防止フィルム、偏光板および画像表示装置を提供すること。
【解決手段】防眩性フィルムの防眩層の内部散乱に起因するヘイズ値が、50〜70%であり、且つ、表面散乱に起因するヘイズ値が、7〜20%である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明フィルム基材上に少なくとも防眩層を有する防眩性フィルムであって、前記防眩層の内部散乱に起因するヘイズ値が、50〜70%であり、且つ、表面散乱に起因するヘイズ値が、7〜20%であることを特徴とする防眩性フィルム。
【請求項2】
前記防眩層の内部散乱に起因するヘイズ値が、60〜70%であることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルム。
【請求項3】
前記防眩層が透光性微粒子を含有し、かつ該透光性微粒子がフッ素含有アクリル樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の防眩性フィルム。
【請求項4】
前記透光性微粒子が平均粒子径の異なる2種類から構成され、第1の透光性微粒子の平均粒径が0.01〜1μm、第2の透光性微粒子の平均粒径が2〜6μmの透光性微粒子であって、且つ、前記第1の透光性微粒子と前記第2の透光性微粒子との含有比率が、1.0:1.0〜3.0:1.0であることを特徴とする請求項3に記載の防眩性フィルム。
【請求項5】
前記透明フィルム基材が、セルロースエステルフィルムであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の防眩性フィルム。
【請求項6】
前記セルロースエステルフィルムが下記一般式(Z)で表されるアクリロイル基を有する化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項5に記載の防眩性フィルム。
【化1】

(式中、R31〜R35は、互いに同一または相異なり、水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、R36は水素原子またはメチル基である。)
【請求項7】
前記防眩性がアルカリ鹸化処理されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の防眩性フィルム。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の防眩性フィルムの前記防眩層上に内部が多孔質または空洞である少なくとも1種の中空シリカ微粒子を含有する低屈折率層が積層されていることを特徴とする防眩性反射防止フィルム。
【請求項9】
前記防眩層と前記低屈折率層との間に、高屈折率層が介在させられていることを特徴とする請求項8に記載の防眩性反射防止フィルム。
【請求項10】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の防眩性フィルムを一方の面に用いることを特徴とする偏光板。
【請求項11】
請求項8又は9に記載の防眩性反射防止フィルムを一方の面に用いることを特徴とする偏光板。
【請求項12】
請求項10又は11に記載の偏光板を有することを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【公開番号】特開2009−36818(P2009−36818A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−198717(P2007−198717)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】