説明

集積回路

【課題】集積回路において、入力保護回路セルとクランプ回路を含む電源セル間の寄生抵抗を小さくし、ESD強度の低下を補うためにダイオードサイズをダイオード単体のESD強度以上に大きくすることを抑え、入力保護回路のダイオードによる大きい入力容量成分、および直列抵抗の寄生抵抗成分により高周波信号電力が減衰するのを防ぐことを目的とする。
【解決手段】入力保護回路セルは、信号ピンに接続される入力端子7、高周波回路に接続されるとともに、入力端子7とノード60により接続される出力端子8、ノード60とVDD間に設けられ、ノード60からVDDへ電流を流すダイオード1、ノード60とGND間に設けられ、GNDからノード60へ電流を流すダイオード2を備える。また、VDDとGND間において、ダイオード1およびダイオード2と並列に接続されるクランプ回路4を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力保護回路セルを含む集積回路に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来技術における入力保護回路セル70および電源セル71を示す図である。従来技術として、入力保護回路セル70ではESD強度を保つため、VDD(電源電圧)−信号入力ライン間、信号入力ライン−GND(グランド)間に、容量数pFの逆方向のダイオード1,2が接続され、また信号入力ラインに直列に直列抵抗40が接続されている。電源セル51については、図1に示すようにVDD−GND間に入力回路43およびクランプ回路4が並列に接続されている。
【0003】
図2は、従来技術の入力回路43およびクランプ回路4について、さらに内部を詳細に示したものである。入力回路43の入出力間にはダイオード44が接続される。クランプ回路4はVDD−GND間に抵抗11、容量12が直列に接続され、ソース端子を電源電圧、ドレイン端子をグランドとするNMOSトランジスタ10を備える。また、抵抗11−容量12間のノードと接続される入力部、NMOSトランジスタ10のゲート端子と接続される出力部を有するインバータ13を備える。
【0004】
図3は、入力保護回路セル70および電源セル71のレイアウトの一例を示す図である。
【0005】
図4は、従来技術における入力保護回路セルおよび電源セルが搭載された集積回路80のチップレイアウトを示す図である。レイアウト上は、それぞれ図4のように、入力保護回路セル50,51(各々前記入力保護回路セル70に相当)および電源セル26,29(各々前記電源セル71に相当)が構成されている。電源セル26,29はクランプ回路26a,29aを含む。全体のチップ構成としては、図4のように、入力保護回路セル50,51はRF入力パッドに隣接して配置され、クランプ回路4を含む電源セル26,29は、VDDパッド20またはGNDパッド25に隣接して配置されている。
【0006】
また、特許文献1,2において、ESD保護回路について寄生容量を小さくする方法が示されている。
【0007】
【特許文献1】特開2007−311813号公報
【特許文献2】特開2003−137754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、RF入力パッドに高周波信号を入力する場合は、数pFのダイオード1,2による大きい入力容量と、直列抵抗40による寄生抵抗成分により高周波信号電力が減衰する問題があった。
【0009】
ダイオードの容量が大きくなる要因について説明する。図4に示す各放電経路100,101のように、入力保護回路セル50,51と電源セル26,29のセル間は配線金属で経由される。(図1における放電経路9)放電経路100ではパルス入力からGNDに至る放電経路は最短距離を取るが、放電経路101ではVDDパッドに隣接する電源セル26のクランプ回路26aがRF入力パッドとGNDパッドに対して遠い位置にあるため、図1に示す寄生抵抗41の低インピーダンスが保てず、ESD強度が不足してしまう。
【0010】
この十分な低インピーダンスを保てないことを補うため、ダイオードはESD印加時の動作電圧を下げるために、規定のESD強度を保つ以上のダイオードサイズを使用せざるをえなかった。そのため、ダイオードの容量は大きくなってしまう。
【0011】
例えば、図1の回路について、人体モデル静電破壊試験(HBM/ESD)で、RF入力パッドにGND基準で正サージ2000V印可する場合、ピーク電流は1.33A程度になる。このときクランプ回路4がVc(V)で動作、ダイオード1は単体でHBM耐圧2000V以上を満たすサイズのダイオードでありVd(V)で動作するとし、寄生抵抗41がRp(Ω)のとき約1.33Rp(V)の電圧ドロップとなる。これらを合計すると、RF入力パッドには(Vc+Vd+1.33Rp)(V)がかかることになる。
【0012】
被保護回路の劣化開始電圧は、Vic=11Vとする。Vc=5V、Vd=2.3V、Rp=3Ωのとき、Vic(=11V)<Vc+Vd+1.33Rp(=5+2.3+4=11.3V)となり、被保護回路に劣化開始電圧以上の電圧が印加されることになるため、HBM耐圧2000V以上の条件を満たすことができない。ダイオード1は、上記のサイズにおいて単体でHBM耐圧2000V以上の強度を有していたとしても、動作電圧Vdを(Vic−Vc−1.33Rp)=11−5−4=2V以下に保つ条件を満たすために、ダイオード面積を大きくせざるを得なかった。また、放電経路の抵抗が高いため、内部回路を保護するために直列抵抗40も必要であった。
【0013】
特許文献1,2に示されている方法は、ESD保護回路について寄生容量を小さくするものであるが、上述した放電経路の抵抗を低くするものではなく、該抵抗が高いことによる不具合を解決するものではない。
【0014】
本発明は上述のような問題を解決するためになされたものであり、集積回路において入力保護回路セルとクランプ回路間の寄生抵抗を小さくし、ESD強度の低下を補うためにダイオードサイズをダイオード単体のESD強度以上に大きくすることを抑え、入力保護回路のダイオードによる入力容量成分、および直列抵抗の寄生抵抗成分により高周波信号電力が減衰するのを防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の一実施形態に係る集積回路は、信号ピン、高周波回路を含む内部回路、信号ピンと内部回路との間に配置され、信号ピンの信号を高周波回路に与える際の保護動作を行う入力保護回路セルを備える。入力保護回路セルは、信号ピンに接続される入力端子、高周波回路に接続されるとともに、入力端子と接続ノードにより接続される出力端子と、接続ノードと高電位電源間に設けられ、接続ノードから高電位電源へ電流を流す第1のダイオード、接続ノードと低電位電源間に設けられ、低電位電源から接続ノードへ電流を流す第2のダイオードを備える。また、高電位電源と低電位電源間において、第1のダイオードおよび第2のダイオードと並列に接続されるクランプ回路を備える。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一実施形態に係る集積回路は、クランプ回路を入力保護回路セル内に構成することにより、ESDパルス電流放電経路を従来より多く設けることができ、低インピーダンスを維持できる。放電経路の低インピーダンス化により、入力保護回路のダイオードについて、ESD強度を保つ最低限のサイズを選択することができ、ESD強度を確保しつつ高周波信号のロスを低減できる。また、放電経路の低インピーダンス化により、直列に接続する抵抗素子を削除することができ、高周波信号のロスを低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0018】
(構成)
本実施の形態に係る入力保護回路セルの回路図を図5に示す。
【0019】
入力保護回路セル70は、搭載される集積回路の信号ピンと高周波回路を含む内部回路の間に配置される回路であって、信号ピンに接続される入力端子7、高周波回路に接続されるとともに、入力端子7とノード(接続ノード)60により接続される出力端子8を備える。また、ノード60とVDD(高電位電源)5間に設けられ、ノード60からVDD5へ電流を流すダイオード(第1のダイオード)1、ノード60とGND(低電位電源)6間に設けられ、GND6からノード60へ電流を流すダイオード(第2のダイオード)2を備える。さらにVDD5とGND6間において、ダイオード1およびダイオード2と並列に接続されるクランプ回路4を備える。なお、3は放電経路9における寄生抵抗を示す。
【0020】
図6は、クランプ回路4の内部まで記載された入力保護回路セル70の回路図を示す。クランプ回路4は、VDD5に接続されるソース端子、GND6に接続されるゲート端子およびドレイン端子を有するNMOSトランジスタ10を備える。
【0021】
図7は、図6に示す入力保護回路セル70のレイアウトの一例を示す図である。VDDを供給するVDDリング(第1の配線)30、VDDリング30と略平行に配置されGNDを供給するGNDリング(第2の配線)5bを備える。また、VDDリング30とGNDリング5b間においてVDDリング30寄りに配置されるダイオード1、VDDリング30とGNDリング5b間においてGNDリング5b寄りに配置されるダイオード2を備える。さらに、GNDリング5bの外側に配置されるNMOSトランジスタ10、VDDリング30の外側に配置される出力端子8a、NMOSトランジスタ10の外側に配置される入力端子7aを備える。
【0022】
本実施の形態において、後述する放電経路の低インピーダンス化によりダイオード1およびダイオード2のサイズを従来技術に比べて小さくできる。さらに、NMOSトランジスタ10をクランプ回路として用いることにより、従来の技術で示した図2のクランプ回路4に対してレイアウト面積が縮小可能であり、クランプ回路4を入力保護回路セル70に納めることができる。また、従来の技術で接続されていた直列抵抗40は削除されている。
【0023】
図8は、別の態様におけるクランプ回路4を含む入力保護回路セル70の回路図を示す。クランプ回路4は、VDD5とノード(第1のノード)61間に接続される抵抗11、ノード61とGND6間に接続される容量12を備える。また、ノード61とノード62(第2のノード)間に接続され、ノード61側を入力、ノード62側を出力とするインバータ13、ノード62に接続されるゲート端子、VDD5に接続されるソース端子、GND6に接続されるドレイン端子を有するNMOSトランジスタ10を備える。
【0024】
図9は、図8に示す入力保護回路セル70のレイアウトの一例を示す図である。VDDを供給するVDDリング30、VDDリング30と略平行に配置されGNDを供給するGNDリング31、VDDリング30の下に配置されるダイオード(第1のダイオード)1、VDDリング30およびGNDリング31間においてダイオード1の横に配置されるダイオード(第2のダイオード)2を備える。また、VDDリング30およびGNDリング31間においてダイオード2の横に配置される抵抗11、VDDリング30およびGNDリング31間において抵抗11の横に配置される容量12、GNDリング31の下に配置されるインバータ13、GNDリング31の外側に配置されるNMOSトランジスタ10、VDDリング30の外側に配置される出力端子8a、NMOSトランジスタ10の外側に配置される入力端子7aを備える。
【0025】
本実施の形態において、後述する放電経路の低インピーダンス化によりダイオード1およびダイオード2のサイズを従来技術に比べて小さくできる。また、図8に示す入力保護回路セル70は、従来の技術で示した図2のクランプ回路4と同様のクランプ回路を使用しているが、容量12を1/2倍に、抵抗11を2倍にする等の設計変更を行い、CR時定数を一致させるとともにレイアウト面積を縮小させることにより、クランプ回路4を入力保護回路セル70内に納めることができる。従来の技術で接続されていた直列抵抗40は削除されている。
【0026】
図10は、本実施の形態に係る集積回路80のチップレイアウト図である。内部には高周波回路81および低周波回路82を備える。高周波回路81側において、VDDパッド20、制御信号パッド21、RF入力パッド22、RF入力パッド23、制御信号パッド24、GNDパッド25を備える。VDDパッド20およびGNDパッド25の内部においてクランプ回路26a,29aを備える電源セル26,29(例えば各々図1,2の電源セル71に相当)を備え、RF入力パッド22,23の内部において入力保護回路セル27,28(各々前記入力保護回路セル70に相当)を備える。
【0027】
すなわち、入力保護回路セル27,28は、集積回路80の信号ピンに接続されるRF入力パッド22,23と高周波回路81を含む内部回路の間に配置され、図5に示す入力端子7はRF入力パッド22,23に接続され、出力端子8は高周波回路81に接続される。
【0028】
チップ全体において共通のVDDリング30、GNDリング31が配線される。図11は、図10のセル部を拡大した図である。
【0029】
(動作)
次に動作について説明する。まず、クランプ回路の動作について説明する。
【0030】
図6,7に示すクランプ回路4について、NMOSトランジスタは通常動作範囲を超えると寄生バイポーラ動作を行うため、その特性を利用したものである。つまり、NMOSトランジスタ10は、通常動作時においては、ドレインに所定の電圧が印加されるため電流をほとんど流さない。一方、サージ印加時においては、ドレインに大きな電圧が印加されるため、NMOSトランジスタ10は寄生バイポーラ動作を行い、放電経路9により電流が流れる。
【0031】
一方、図8,9に示すクランプ回路については、通常動作時はインバータ13にHレベルの電圧が入力されることによりLレベルの電圧が出力され、NMOSトランジスタ10はOFFの状態になる。一方、サージが印加されたときは、サージ印加直後インバータ13のPMOSトランジスタ(図示せず)のソースはサージ印加電圧となり、インバータ13のPMOSトランジスタのゲートは、サージ印加前の電圧となる。ソースとゲートの電位差により、インバータ13のPMOSトランジスタがONする。PMOSトランジスタがONすることによりNMOSトランジスタ10のゲート電位は上昇するためONし、サージ印加による電流は放電経路9によりGNDへ流れる。その後、抵抗11と容量12からなる遅延回路により、サージ印加電圧が伝搬し、インバータ13のPMOSトランジスタはOFFし、NMOSトランジスタ10はOFFし、放電終了となる。
【0032】
クランプ回路4としては図6,7,8,9に示した構成に限定されず、通常動作時に放電経路9に電流を流さず、サージ印加時に放電経路9に電流を流すような構成であれば適用可能である。
【0033】
図11は、集積回路80における放電経路を示す図である。RF入力パッド22にサージが印加されたとき、従来の技術においては放電経路100,101のみであったが、本実施の形態においては入力保護回路セル27,28がクランプ回路を含んでおり、放電経路101に対して経路の短い放電経路200,201を有する。
【0034】
従来の技術と同様に、図5の回路において人体モデル静電破壊試験(HBM/ESD)で、RF入力パッドより入力端子7にGND基準で正サージ2000V印加する場合について検討する。チップ全体における放電経路の寄生抵抗は、従来のクランプ回路が電源セルのみに含まれる場合と比べて、経路が増加することにより減少される。寄生抵抗は、従来の技術において記した3Ωから0.3Ωになったとする。
【0035】
ピーク電流は1.33A程度になるため、クランプ回路4がVc(V)で動作、ダイオード1は単体でHBM耐圧2000V以上を満たすサイズのダイオードでありVd(V)で動作するとし、寄生抵抗3がRpp(Ω)のとき、1.33Rpp(V)の電圧ドロップとなる。これらを合計すると、RF入力パッドには(Vc+Vd+1.33Rpp)(V)がかかることになる。
【0036】
被保護回路の劣化開始電圧をVic=11Vとする。Vc=5V、Vd=2.3V、Rpp=0.3Ωとなったとき、Vic(=11V)>Vc+Vd+0.133Rp(=5+2.3+0.4=7.7V)となり、これらのネットワークは、被保護回路の劣化開始電圧に至ることなく、HBM試験によるESDパルス電流を放電することができる。
【0037】
(効果)
クランプ回路4を入力保護回路セル70内に構成することにより、図11に示すように放電経路を増加することができる。また、常に入力パッドに隣接してクランプ回路が存在するため、放電経路200のようにいつでもGNDに対し最短距離を保つことができる。他の入力保護回路内のクランプ回路による放電経路201も放電経路として利用でき、従来の放電経路100,101も利用できる。すなわち、ESDパルス電流放電経路を増加させ、低インピーダンスを維持でき、チップ内に必要なクランプ回路数を保持できる。放電経路の低インピーダンス化により、入力保護回路セル70のダイオード1,2について、ESD強度を保つ最低限のサイズを選択することができ、ESD強度を確保しつつ高周波信号のロスを低減できる。また、放電経路の低インピーダンス化により、直列に接続する直列抵抗4を削除することができ、高周波信号のロスを低減できる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
無線LAN用RFICや、その他高周波IC全般に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】従来の技術に係る入力保護回路セルおよび電源セルの回路を示す図である。
【図2】従来の技術に係る入力保護回路セルおよび電源セルの回路を示す図である。
【図3】従来の技術に係る入力保護回路セルおよび電源セルのレイアウトを示す図である。
【図4】従来の技術に係るチップレイアウトを示す図である。
【図5】本発明に係る入力保護回路セルの回路を示す図である。
【図6】本発明に係る入力保護回路セルの回路を示す図である。
【図7】本発明に係る入力保護回路セルのレイアウトを示す図である。
【図8】本発明に係る入力保護回路セルの回路を示す図である。
【図9】本発明に係る入力保護回路セルのレイアウトを示す図である。
【図10】本発明に係るチップレイアウトを示す図である。
【図11】本発明に係るチップレイアウトの一部を拡大した図である。
【符号の説明】
【0040】
1,2 ダイオード、3,41 寄生抵抗、4,26a,29a クランプ回路、5 VDD、6 GND、7,7a 入力端子、8,8a 出力端子、9 放電経路、10 NMOSトランジスタ、11 抵抗、12 容量、13 インバータ、20 VDDパッド、21,24 制御信号パッド、22,23 RF入力パッド、25 GNDパッド、26,29,71 電源セル、27,28,50,51,70 入力保護回路セル、30 VDDリング、31 GNDリング、40 直列抵抗、43 入力回路、60,61,62 ノード、80 集積回路、81 高周波回路、82 低周波回路、100,101,200,201 放電経路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号ピンと、
高周波回路を含む内部回路と、
前記信号ピンと前記内部回路との間に配置され、前記信号ピンの信号を前記高周波回路に与える際の保護動作を行う入力保護回路セルと、を備え、
前記入力保護回路セルは、
前記信号ピンに接続される入力端子と、
前記高周波回路に接続されるとともに、前記入力端子と接続ノードにより接続される出力端子と、
前記接続ノードと高電位電源間に設けられ、前記接続ノードから高電位電源へ電流を流す第1のダイオードと、
前記接続ノードと低電位電源間に設けられ、前記低電位電源から前記接続ノードへ電流を流す第2のダイオードと、
前記高電位電源と前記低電位電源間において、前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードと並列に接続されるクランプ回路と、を備える、
集積回路。
【請求項2】
前記クランプ回路は、
前記高電位電源に接続されるソース端子、前記低電位電源に接続されるゲート端子およびドレイン端子を有するNMOSトランジスタを備える、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項3】
前記高電位電源を供給する第1の配線と、
前記第1の配線と略平行に配置され前記低電位電源を供給する第2の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線間において前記第1の配線寄りに配置される前記第1のダイオードと、
前記第1の配線と前記第2の配線間において前記第2の配線寄りに配置される前記第2のダイオードと、
前記第2の配線の外側に配置される前記NMOSトランジスタと、
前記第1の配線の外側に配置される前記出力端子と、
前記NMOSトランジスタの外側に配置される前記入力端子と、を備える、
請求項2に記載の集積回路。
【請求項4】
前記クランプ回路は、
前記高電位電源と第1のノード間に接続される抵抗と、
前記第1のノードと前記低電位電源間に接続される容量と、
前記第1のノードと第2のノード間に接続され、前記第1のノード側を入力、前記第2のノード側を出力とするインバータと、
前記第2のノードに接続されるゲート端子、前記高電位電源に接続されるソース端子、前記低電位電源に接続されるドレイン端子を有するNMOSトランジスタと、を備える、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項5】
前記高電位電源を供給する第1の配線と、
前記第1の配線と略平行に配置され前記低電位電源を供給する第2の配線と、
前記第1の配線の下に配置される前記第1のダイオードと、
前記第1の配線および前記第2の配線間において前記第1のダイオードの横に配置される前記第2のダイオードと、
前記第1の配線および前記第2の配線間において前記第2のダイオードの横に配置される前記抵抗と、
前記第1の配線および前記第2の配線間において前記抵抗の横に配置される前記容量と、
前記第2の配線の下に配置される前記インバータと、
前記第2の配線の外側に配置される前記NMOSトランジスタと、
前記第1の配線の外側に配置される前記出力端子と、
前記NMOSトランジスタの外側に配置される前記入力端子と、を備える、
請求項4に記載の集積回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−295855(P2009−295855A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−149200(P2008−149200)
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【出願人】(503121103)株式会社ルネサステクノロジ (4,790)
【Fターム(参考)】